少年は夢を見た。
宝石の一つとして数えられる『琥珀』。その名前を冠する菓子の夢を。
以前、琥珀に閉ざされた化石の話を聞いた。琥珀が覆う恐竜の一部。
彼の母が昨日買ってきたと言っていた琥珀羹は白や桃色や水色といった、とても綺麗な色をした宝石のようで。
口にすれば甘く美味で、もし、この菓子に閉じ込められる化石があったならどんなものか、と思った。
そして少年は夢を見る。
鮮やかなこの琥珀羹に、閉じ込められて二度と出られぬ夢。
永遠を一人で琥珀羹の中で過ごす夢。
「っう、わっ……!? って……夢……かぁ……」
真夜中、誰もが寝静まっている筈の時間に起きた少年は、ベッドから上半身を起こすと安堵半分落胆半分の複雑な表情を浮かべた。
夢の中の琥珀羹の中は孤独で悲しかったが、非日常の世界がそこにあった。永遠に琥珀羹の中にいるのでずっと琥珀羹を食べていられた。食べても食べても外には出られなかったけれど。
夢の余韻に浸っている少年に、音もなく近付く影があった。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『驚き』はとても新鮮で楽しかったわ」
その影――魔女ケリュネイア――は、少年の胸を手にしていた鍵で抉った。
そして少年は、ケルベロスの介入なしに目覚めぬ眠りに就くことになる。
●
「琥珀羹って、見た目も綺麗で美味しいよねー」
熊谷・まりる(地獄の墓守・e04843)はのんびりした声で、指で摘まんだ琥珀羹を眺めている。呼び出された部屋の机の上に用意されていたものだ。
「綺麗……ええ、そうですね」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)はそんなまりるの言葉に相槌を打ちながら、どこか浮かない顔をしていた。
「その琥珀羹に閉じ込められる夢を見た男の子が、その夢を見たことによる『驚き』を奪われています」
まりるは琥珀羹を口に入れ、大層ご満悦な様子。この琥珀羹は、ケルベロス達への資料として配布されたものだ。味は勿論一級品。
「『驚き』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようですが、奪われた『驚き』を元にして現実化したドリームイーターが事件を起こそうとしています。今回は琥珀羹の姿を取っているようですね」
既に琥珀羹を飲み下したまりるが、その言葉を聞いて顔色を変えて咳き込んだ。
「その男の子はドリームイーターを撃破するまで、決して目覚めぬ眠りに就いています。現れたドリームイーターによる被害も出るでしょう。その前に、このドリームイーターを撃破して下さい」
ケルベロス達に状況説明をするセリカの姿は事務的で淡々としている。
「今回のドリームイーターは六体。大きさはそれぞれ違いますが、おおむね成人女性の腰ほどの高さの四角形です。厄介なのは、二体がターゲットとした方を挟み込むようにして合体し、その際にターゲットを自らの中へ取り込みます。取り込まれたら、ドリームイーターはそのターゲットに幻覚を見せるようです」
「幻覚?」
まりるの問いに、セリカが頷いて答える。
「『自分の記憶の中で、最も『そう』しそうな人物が、自分の口の中にお菓子を詰め込んでくる』幻覚です」
「……」
「その幻覚は味覚をも支配します。気を付けてください」
セリカの表情はよく見れば固い。
つまり、好意にしろ悪意にしろ、口に菓子を詰め込んで来る知人の幻覚を見る。そんな人物に思い当たる節があるケルベロスもいるようだ。セリカも恐らくそうなのだろう。
「取り込まれてしまっても外部からの攻撃で助かる余地はあります。取り込まれる前に撃退するのが良いでしょう」
ケルベロス達は机の上の琥珀羹を見た。
琥珀に閉じ込められた化石になる訳にはいかない。少年の為にも、ドリームイーターを撃退せねば。
参加者 | |
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熊谷・まりる(地獄の墓守・e04843) |
ノーザンライト・ゴーストセイン(ヤンデレ魔女・e05320) |
マイア・ヴェルナテッド(咲き乱れる結晶華・e14079) |
虹・藍(蒼穹の刃・e14133) |
音無・凪(片端のキツツキ・e16182) |
レテ・ナイアド(善悪の彼岸・e26787) |
楠木・晴翔(もふりたいならもふらせろ・e33150) |
巫峡山・月雲(遣らずの氷雨・e40158) |
●
キープアウトテープが道を塞ぐ。
今回戦闘場所になるであろう深夜の丁字路、その侵入経路三点にテープを張り終えたケルベロス達が集合し溜息を吐いた。ここまでで一般人の侵入もなく、ハンズフリーライトの準備も万全だ。事前準備は整っている。
「しかし、なんだ……」
音無・凪(片端のキツツキ・e16182)が念入りに周囲を見渡しながら口を開く。まだ件のドリームイーターは姿を見せておらず、準備後の束の間の休息時間だ。
「夢喰いって何でもありだよなぁ」
素直な感想を述べた凪に、他の仲間が苦笑する。
「……琥珀羹ねえ。私は食べたこと無いわね。かと言ってドリームイーターの琥珀羹とかごめんだけど」
マイア・ヴェルナテッド(咲き乱れる結晶華・e14079)は今回の敵の姿を思い浮かべながら、その滅茶苦茶さに呆れていた。
「幼少時、プール一杯のプリンで泳ぐ夢を見た身には他人事とは思えない事案ですなー」
熊谷・まりる(地獄の墓守・e04843)は朗らかな笑顔。しかし、その笑顔には強い思いがある事を仲間は知っている。
「親近感覚える少年のため、頑張りますか」
まりるの言葉に頷くケルベロス達。
「怖ぇ思いしてたら励ましてやりてぇな」
優しい心遣いを見せるのは剣気解放を行い一般人を避難させていた楠木・晴翔(もふりたいならもふらせろ・e33150)。ドリームイーターを倒さない限り、目覚めぬ眠りに就いた少年。少年が目覚めるかどうかは自分達に掛かっているのだ。
「琥珀羹、綺麗できらきらしていて僕は好きですよ」
レテ・ナイアド(善悪の彼岸・e26787)が薄く笑みを浮かべて丁字路の敵出現予測地を見た。同時、ケルベロス達の耳に何かの音が届く。
「……元気良く跳ねていなければの話ですが」
ばいん、ばいん、ばいんばいん。
それはゴム鞠が跳ねる音に近いかも知れない。しかし、その音の元凶は四角形をしていた。自身のみの力で跳ねまわる――それは、琥珀羹だった。
●
「琥珀羹、綺麗だよね」
虹・藍(蒼穹の刃・e14133)はその光景を眺めながら苦笑いを浮かべる。
「でも今、とてもシュールな絵面を見ている気がする」
丁字路の横直線側、その両端からばいんばいん跳ねて登場する透明・水色・ピンク色の琥珀羹型ドリームイーター。前情報が無ければこれを琥珀羹と即座に見抜けるかどうかも怪しい。
「またけったいなのが、出てきた……」
ノーザンライト・ゴーストセイン(ヤンデレ魔女・e05320)は深夜故の眠気を噛み殺しながら、持っていた懐中電灯を足元に置いた。愛用している弓のミルキーウェイを構え、遠距離からの撃破を狙う。
「何であろうと修行の糧だ、切り伏せる」
巫峡山・月雲(遣らずの氷雨・e40158)の行う事は立ち塞がる敵が何であれ変わらない。ただ目の前の敵を倒すのみ。それは他の面々も同じ事で、それぞれが愛用の武器を構えながらドリームイーターと対峙する。大きな動きが取り辛い狭い路地ではあるが、それは向こうも同じ。
ばいん、ばいん。
先に仕掛けてきたのは琥珀羹の方だった。先制攻撃を仕掛けてきた一体の琥珀羹は、跳ねながらおよそ見た目とは思いつかない速度で体当たりを仕掛けてくる。
「避けろ!」
その声は凪のものだ。今回のドリームイーターは事前情報で『ターゲットを取り込み合体する』と伝えられている。不用意に受けるよりは避けた方が安全だ。凪の声でケルベロス達が出来る範囲で散開する。同時に、自分達のポジションを保ちながら動きを取りやすい位置に移動した。
「敵の見た目はアレだけど、油断なく行きましょう!」
藍がライトニングウォールを展開しながら声をあげる。見た目もそうだが、能力が厄介な敵だ。おまけに四角形なのでどちらを向いているのか、そもそも『正面』という概念があるかも分からないドリームイーター。マイアも即座にスターサンクチュアリを使用する。
「深夜に一寸騒がしくしてしまいます。住宅街の皆さんすみませんねー」
まりるのその言葉が、近隣住民に届いたかは分からない。しかし、深夜にただならぬ空気を感じているのは間違いないだろう。……跳ね回る琥珀羹達は、飛ぶ音を一際大きくしたかと思った瞬間、ケルベロス達に向かって攻撃を繰り出してきた。
琥珀羹がそれぞれ跳ね回り、ケルベロス達を狙う。攻撃の速度は速いが、避けられ着地した後の復帰は比較的遅い。形が崩れるのでは、と思うほどにひしゃげた琥珀羹の姿は、直撃していたら……という想像を恐ろしいものにする。
「冷凍羊羹にしてくれる……」
狙う列に三体ほど琥珀羹が並んだのを見て、ノーザンライトがアイスエイジを放つ。しかしばいん、と一跳ねした琥珀羹は一体を残して前後に躱した。残された一体は氷塊の中で凍り付いている……のかも分からない変わらぬ表情の四角形。
「楠木!」
「ああ!!」
スナイパーの二人が先程のアイスエイジを避けた一匹に向かってグラビティを放つ。晴翔は轟竜砲、月雲は熾炎業炎砲。攻撃を躱された事により狙いやすくなり、見事命中。一匹は音もなく塵になった。
「駆けろ羽撃け 展望を想起せよ 中枢を志せ!」
氷漬けにされていた琥珀羹はまりるが繰り出す疾駆企鵞によって砕かれる。氷塊とともに粉々になった琥珀羹は、その欠片一つ一つが全て塵に変わる。
「……やっぱり今回のヤツは食えないのか……」
凪は琥珀羹が塵と化すその光景を見ながら不満そうだ。塵は流石に食すに値しないらしい。
「ま、それはそれだ。……ちょいと邪魔させてもらうぜ?」
言いながら琥珀羹への視界妨害の為の五界・陽炎を使用する。凪の右腕から放たれる地獄炎は琥珀羹にも効いたようで、二体の琥珀羹が明後日の方向に飛び跳ねては硬直していた。その一体にマイアのエンプレストランプルが炸裂する。
「……頭が高いわ。ひれ伏しなさい」
流れるような足技の後足蹴にされた琥珀羹は、マイアの踏台であるかのようにその場で中央をへこませて動けずにいた。その姿はさながら女王様。逃げられない琥珀羹が震えて無駄な抵抗を試みる。
追撃とばかりにレテのウイングキャットであるせんせいがその琥珀羹に噛り付いていた。
「せんせい、お腹は壊さないようにしてくださいね」
やんわりとレテが注意を飛ばしながら、ゾディアックミラージュでその琥珀羹を仕留める。塵になる琥珀羹にせんせいが前足キックをお見舞いして、おしまい。
「女の子なら甘いものは嬉しいでしょうけど」
残るはあと半数。塵を踏みしめながら、予想より早めに終わりそうな戦況にマイアが口を開いた。
「男の子ならこっちのばいんばいんの方が嬉しいんじゃないかしら?」
胸の下で腕を組んで巨乳を揺らし、笑みを深める。その姿は蠱惑的で挑発的で、普通の男ならばいけない妄想を抱くようなものだが。
「!! ヴェルナテッド!」
「え、――――」
そのばいんばいんに寄ってきたのは、別のばいんばいんだった。
これまでより一際高い跳躍で、ケルベロス達を飛び越えてマイアの背後に着地した琥珀羹。それに一番早く反応したのは月雲だ。
繰り出したのは二刀斬霊波。咄嗟にマイアがそれを避け、琥珀羹に命中。
しかし琥珀羹はダメージを負いながらも、体勢を整えながら大きく弾んだ。その素早い跳躍が狙ったのは。
「―――っ、あ」
別の琥珀羹と対峙していた、ノーザンライトだった。
●
不意打ちの体当たり。倒れこんだ先に、何やら柔らかい感触。彼女の意識は直ぐに奪われることになる。
運悪く、前後を挟まれ、その琥珀羹は直後に合体を始めた。
「く、ぁ……」
全身を這いずるのは、ピンク色の琥珀羹。広がり動きを封じ身体全部を、その顔までも包み込んで。
ノーザンライトの意識が途切れる前に見たのは、『彼女』と同じ色の……。
「……ン……。ノーン?」
彼女の意識は浮上する。耳に馴染んだ、愛しい人が自分を呼ぶ声で。
「……フィー?」
ここがどこかも分からぬ内に、視界一杯に見える最愛の恋人の顔。しかしなんだかそれがぼやけてる、気がする。
恋人は自分が倒れていた、と言った。愛しい人から上半身を抱き起こされた体勢で、なんだか体がふわふわしている、気もする。
「ノーン、心配ですわ。貴女に何かあったら、私……」
「フィー……」
恋人が悲しげな表情を浮かべた直後、ノーザンライトの口中に何かが押し込まれた。
「むがっ……」
「ですのでノーンの為に沢山琥珀羹を作って来ましたわ! これで栄養をつけてください!」
「むご、むぐ、んぐぅー……」
それはあまりに惨たらしい行為だった。笑顔の恋人が口の中に、喉奥まで詰め込んでくる感覚。吐き出すことも許されない強制摂食。そして何より、その味は。
(「美味シイナー…琥珀羹ナノニコンガリじゅーしー」)
本当にそれは、琥珀羹なのだろうか?
「大変! ノーザンライトさんが白目剥いてるよ!!」
藍がノーザンライトにウィッチオペレーションを掛けながら叫んだ。
「一体どんな幻覚を見ているんでしょうねー……」
ケルベロスの面々は琥珀羹に取り込まれたノーザンライト救出に集中していた。二体合体し、彼女を包むように長方形になった琥珀羹は防御が固く、その間にも様子は危うくなっている。ピンク色の琥珀羹に包まれていなければきっと蒼白の顔色も全員によく見えただろう。同時に全員、取り込まれたのが自分でなくてよかったと思っている。まりるは半笑いで冷汗を流していた。
「……私だったら誰だったのかなぁ、お菓子詰め込んでくる人」
藍も苦笑しながら呟いた。今回の敵であるこの琥珀羹は『取り込んだターゲットに、知人が菓子を口に詰め込んでくる幻覚を見せる』という事前情報も受け取っていた。ケルベロス達は今のノーザンライトの幻覚を見ることは出来ないが、悲惨なものであることは想像に難くない。
「囲まれると取り込まれちまうのは面倒だな……!」
晴翔がその面々の背後を狙うもう一体の琥珀羹にアイスエイジインパクトを放つも、寸での所でばいんと一跳ねされて掠っただけで終わる。姑息な時間稼ぎをしているようだった。
「……少し、動かないでください」
レテが仲間に声を掛けた直後、ジュデッカの刃を放った。それは残っている琥珀羹大小二体に向けて。合体した琥珀羹には見事命中、ぱりぱりと音を立てて表面が凍り始める。逃げ回っていた琥珀羹も、体半分が凍り付いてべしょっとその場に落ちていた。
「今度こそ……仕留める!」
月雲の絶空斬。
「潰す!」
まりるの獣撃拳。そのどちらもが、合体した琥珀羹に直撃した。
ぱきん、と表面にヒビが入った直後、まるでガラスのように砕け散る琥珀羹。ノーザンライトが咳き込みながら出てきたところで、琥珀羹はそのまま塵に変わっていった。
「…………」
蒼白だった顔色は呼吸が出来るようになって真っ赤に変わっていた。勿論、それは怒りに震えているせいもあるだろうが。
ふらりと立ち上がったノーザンライト。ふらふらとした足取りで向かう先は、最後に残った半分凍り付いた琥珀羹。
「……」
無言のまま、マジギレハウリングフィスト。音速を超える拳がめり込み、ひしゃげながら吹っ飛ぶ琥珀羹。深夜に似つかわしくない轟音を立て、民家の塀に穴を開けた。穴が開いたその向こうでは、琥珀羹がさらさらと塵に還っている。
「……私の中の……フィーを汚すな……」
幻覚を見せられた事に対して。何より大事な愛しい人を、自分を苦しめる手段に使われたことへの怒り。地を這うような腹の底からの声は大きくはないものの、異様な凄みを帯びていた。
尤も、塵と化した琥珀羹にはもう届くことはないのだが。
●
崩れた塀にはヒール、散らかった塵は隅に掃き固め、後片付けは終了した。塀は少しばかり前衛的な形になってしまったが、凪は満足そうにしている。
「夢だけに、歯応えの無い敵でした……ってね」
「ツメが甘いな、琥珀羹だけに」
凪の言葉に乗っかったまりるだが、ノーザンライトの機嫌がよろしくないことを感じ取り二人とも黙り込む。
「終わったんだし、さっさと撤収よ」
マイアがひらりと手を振って、一足先にその場を離れた。深夜だからこれ以上騒がしくしてはいけないという彼女なりの配慮だろう。
「僕達も行きましょうか、せんせい」
レテも続く。せんせいもそれに倣い後を追いかけた。
「……少年の事が気がかりだな」
ぽつりと漏らしたのは晴翔。
「……ドリームイーターは倒した。大丈夫だ」
彼を安心させるような言葉で話す月雲の言葉に、まりるが頷いて歩き出す。声は静かに、けれど仲間には聞こえるように。
「ドリームイーターに邪魔されることなく、自由に夢を堪能してくださいねー」
そう呟く視線の先には、ケリュネイアに狙われた少年が眠る自宅。少年が今見ている夢が良い夢にしろ悪夢にしろ、もう目覚めぬ眠りではない。
「口にお菓子を詰め込みそうな人、幸いなことに全く思い当たらない。私の周囲、優しいからなぁ」
「自宅周辺、割と田舎なもんで、ご近所のおじさんおばさんが収穫物をアレもコレもって勧めてくれるけど……そんな感じなのかね、幻覚って」
藍とまりるがのんびりと話しながら、ぞろぞろと皆で帰路に着いている途中、ノーザンライトが星空を見上げる。
「……ケリュネイアか」
今回のドリームイーターの元凶。酷い目にあった、その事を差し引いても。
「同じ魔女として会ってみたいな」
その時こそ、きっちり今回の『お返し』をしよう。
その前に、ちゃんと実物の恋人に逢いたい。今回の幻覚を上塗りするように、彼女を刻み付けておきたい。ノーザンライトが歩みの速度を上げた。
作者:藤森燭 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年9月28日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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