ディア・マザー

作者:東間

●死と、偽りの再生
 目の前を横切った何かを避けようとして、『相棒』と一緒に森の上を飛んでから、どれくらい経ったろう。ひどくぼやけていた視界が僅かに晴れ、朧気ながら見えたのは、茂みからぐしゃぐしゃになった顔を覗かせる『相棒』の姿だった。
(「……やべえ」)
 言えていなかった。
 体の力がどんどん抜けていく中、ゆっくり動いた目が、紙袋から覗く小さな箱を見つける。真っ白な包み紙、ミントグリーンのリボン。手書きのメッセージカード。
「……ぅ……あ、れを……」
 渡しに、行かないと。青年は喉から掠れた声を出し続ける。
「おば、さん」
 明日そっち帰るからって。おばさん、気を付けてって、待ってるねって。
 これじゃあ、遅くなる。おばさん、心配する。
 おばさん。やさしいおばさん。ガキだった俺を、助けてくれた。
「いか、ねえと……」
 誕生日おめでとう。育ててくれて、ありがとう。
 これからもよろしくお願いします。それから、それから。
「……いう……呼ぶ……」
 ずっと言いたかった。
 本当は、もっともっと前から、呼びたかった。
「かあ、さん」

 人魚めいた死神が現れたのは、プレゼントを映す青年の目から光が消えてすぐの事。女は数匹の深海魚型死神と共に青年の周囲を泳いでから、死体に歪な肉の塊を埋め込み、囁いた。
「あなたが今、一番会いたい人の場所に向かいなさい。会いたい人をバラバラに出来たら、あなたと同じ屍隷兵に変えてあげましょう」
 そうすれば、ケルベロスが2人を分かつまで、一緒にいられる。
 貼り付いた微笑から零れる声に、元の姿形から大きく変わってしまった青年が、うう、と呻いた。それは返事だったのかもしれない。歓喜の声だったのかもしれない。
 異形となった青年は、女が残していった死神を連れて崖に向かう。
 幽かに浮かぶあたたかな記憶を頼りに、逢いたい人へ――遭う為に。

●ディア・マザー
 重い表情を浮かべたラシード・ファルカ(赫月のヘリオライダー・en0118)が告げたのは、近日その行動が見られるようになってきた、死神『エピリア』による新たな事件。
 尾崎・高次という青年がバイクで伯母のもとへ向かう道中、何かを避けようとしてガードレールを突き破り、死んでしまった。
 その後、エピリアによって屍隷兵へと変えられ知性を無くした高次は、伯母が住まう家へ向かい――『これ』が間違っていると、悲劇の上塗りでしかないのだと、これっぽっちも気付かないまま伯母を殺そうとする。
「それを、止めてほしいんだ」
 現場は、森の中を行く二車線。見通しの良いそこを利用する車は少なめだが、皆無ではない為、巻き込まないよう工夫は必要だろう。
 倒すべき相手は、道路をのろのろとやってきた高次と、彼に寄り添う3体の深海魚型死神だ。屍隷兵となった高次の体はひどく膨れ上がっており、生前の名残は一切無い。戦闘能力については、高次も深海魚型死神も、そう高くなさそうだという。
「君達が手こずる事は無いと思うよ。ただ、ひとによっては戦い辛い、かな」
 幼少時、家族旅行へ出かけた尾崎家を乗せた車は、その帰路で操作を誤った対向車に追突された。その事故で高次は怪我を負い、両親を失い――父方の伯母・時子に引き取られたという。
 成人するまで女手一つで自分を育ててくれた時子への誕生日プレゼントを、郵送ではなく手渡ししようとしていた事。そして彼女を『母さん』と呼ぼうとしていた所を見ると、2人の仲は良好なのだろう。
 ラシードはそこで一度言葉を止めると、一呼吸おいてから『これはさ、』と言った。
「『悲しい』っていうには、あまりにも酷い話だ。彼の死は覆せない。彼は、元に戻れない」
 それでも頼めるのは――止められるのはケルベロス達しかいない。
 男はどこか堪えるような眼差しで、だから頼んだよ、と微笑んだ。


参加者
椏古鵺・笙月(蒼キ黄昏ノ銀晶麗龍・e00768)
ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)
六条・深々見(喪失アポトーシス・e02781)
サイガ・クロガネ(唯我裁断・e04394)
フィー・フリューア(赤い救急箱・e05301)
グレッグ・ロックハート(泡沫夢幻・e23784)
セレンフィール・セイツェマン(デュナミスの残照・e29009)

■リプレイ

●茜空の下で
(「なんだろ……」)
 椏古鵺・笙月(蒼キ黄昏ノ銀晶麗龍・e00768)はざわつく胸へ手を添えるが、心の片隅でざわざわ蠢くナニカは一向に拭えない。これは――。
「済んだみたいだな」
 グレッグ・ロックハート(泡沫夢幻・e23784)の声が意識を内から外へ、すべき事をするのだという場所へ向かわせた。
 ぱたぱたと駆けてきたフィー・フリューア(赤い救急箱・e05301)と、彼女からやや遅れて来た六条・深々見(喪失アポトーシス・e02781)。道路の上り下りは、2人がキープアウトテープを張り巡らせてきたから、大丈夫だろう。
 それから間を置かずして、上空から周辺を見ていたセレンフィール・セイツェマン(デュナミスの残照・e29009)が、ふわりと着地した。
「見えました。あちら側から来ます」
 『誰』が。『彼』が。
 ふう、と息を吐いた深々見の両目が長い前髪の下に隠れた。『こういうの』はゲームだけで十分なのに。
(「やめてよ……本当に、そういうの、いいんだって……」)
 『彼』が会いにいこうとしていたのは、確か、『母親』だ。そういえば――。
(「しばらく、会ってない、なぁ……」)
「――来たぞ」
 道路の向こう、大きな影の先端が覗いた瞬間を捉えたグレッグが構える。アスファルトを踏み締めれば、ざり、と音がした。
 宙を泳ぐ深海魚達と、それを従える屍隷兵が1体。『彼』が大きく膨れ上がる前の姿は誰も知らない。だが、こうじゃなかったという事だけはわかる。
「これじゃあ、あんまりだ」
 僅かに表情を歪ませたロストーク・ヴィスナー(庇翼・e02023)の肩から、箱竜プラーミァが飛び立つ。赤龍の体が夕日を受けて煌めいた。
「……せめて、彼の手を汚す前に、止めるよ」
「うん。止めないと」
 ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)は、もう一度周囲の地形を思い浮かべる。ここから先へ行かせなければ『彼の伯母』は、『彼』の願いは、大丈夫。
 アスファルトを蹴ったグレッグの後、サイガ・クロガネ(唯我裁断・e04394)は殺気を広げながらも、表情ひとつ変えず大鎌を放った。内で波立つ苛立ちは、刃と共に飛んでいく。
(「ああ聞き飽きた、んな話」)
 ひとは数多を思い描く癖して、死ぬ時は簡単に逝く。少年を残した両親――伯母の家へ向かっていた青年――皆、そうだ。脆く、容易く擦り抜けて消える。
(「だから人は、――」)
 グレッグの一撃が死神を蹴り、衝撃が身を貫くと同時、大鎌の刃が冷然と斬り裂く。痛みに死神は牙を剥くが、フィーの放ったミサイル群にのみ込まれ再度悲鳴を上げさせられた。
「交戦を始めます。支援は御任せ下さい」
 セレンフィールからの賦活を受け、笙月の『ティンクルシオ』が勢い良くその形を変えていく。威力を増した剛鬼の拳は、死神の体が砕ける音を全員に聞かせ――。
「お、おぉ……!」
 屍隷兵の声が歪に、低く響いた。

●狩る
 ――『彼』へ心を寄せれば戦えなくなる。
 ――『屍隷兵』を倒すしかない。
 長髪が踊るその下で、瞳に苦悶を浮かべたのはほんの一瞬。太い指から成る手が動くより早く、ウォーレンは刃の如き蹴撃を喰らわせる。
「……僕はケルベロス……戦おう」
 押し止めてでも『先』へは進ませない。
 決意を見せた青年へ死神が牙を向けるが、後方から飛来した流星――深々見が息の根を完全に蹴り潰す。びくびく跳ねた死神の体は空気と融けるように消え、横目で見送った深々見の目に屍隷兵が映れば、その目に落ちるのは振り上げられた拳の影と、翳り。
「駄目だ……!」
 ロストークは寸前で割り込み、岩のような拳に撃たれながらもすぐさまルーンを発動させる。眩い光を放つ斧がもう1体の盾――死神を斬り裂き、プラーミァの噴いた炎がごうごうと音を立て包み込んだ。
『――!』
 死神達が鳥とも獣とも形容しがたい声を上げる。
 1体が後衛へ向け怨みに満ちた弾丸を放った瞬間、サイガとロストークが後ろへ跳べば、雨霰と降り注ぐそれはセレンフィールと深々見を傷付けるに至らない。もう1体の死神も、針山のような牙で噛み付いたのは間に飛び込んだウォーレンの腕だった。
「平気か」
 一言だけだが、グレッグからのそれに不器用な気遣いを感じ、ウォーレンは死神を振り払って『うん』と笑む。互いに視線を交え――それぞれの相手を捉えて即、仕掛けた。
(「――エピリア」)
 死に瀕した命だけでなく、家族を思う純粋な心さえ歪めた形で利用した黒幕。ぶつけようのない憤り全てを込め、電光石火の蹴撃を死神に見舞えば、屍隷兵には涙を見せる雨に紛れての一撃が。
 地面へ叩き付けられた死神がバウンドし、体勢を整えようと宙を舞うが、笙月の振るう剛鬼の拳が再び地面へとめり込ませた。それでも宙へ向かう死神に、サイガの指がひた、と触れる。
「――ウゼェ」
 すっこんでろ。
 瞬間、弾けるように溢れた凍炎が死神の全身を灼き焦がし、つんざくような悲鳴が響くがフィーは同情しない。死神は、物語を生む人の生き様を穢した。
「しっかり受け取ってよね」
 縛霊手から撃ち出した巨大光弾が屍隷兵と共に死神をのみ込み、光と轟音が響く中、セレンフィールは『Valo』を指揮棒のように振るい、それに合わせて光の奔流が描かれていく。
「祝福あれ」
 声と共に温かな癒しが前衛を包み込んだ。――と、屍隷兵がアスファルトを踏み抜く勢いで前に出る。
「う、うううぅウ! おば、ざん、かあざん……!」
 呻いて、呼んで。そして轟かせたのはケダモノのような声。それは前衛全てを喰らおうとしていたが、ヘリポートで聞いていた通り、怖れる程の威力では無かった。それでも。
「――っ、」
 ロストークは血を吐きそうな顔で柄を握り締め、ルーンの輝きと共に死神の体を深く抉る。
 実親と離れ離れになり、義理の家族からの愛を受けて育った『彼』と自分。実親との別離、その経緯に若干の違いはあれど、血の絆によらない愛を『彼』も強く感じていただろう。
 だからこそ――『かあさん』が、重い。
 2体目が動かなくなれば次は3体目。プラーミァが真っ赤なブレスを噴出すれば、死神が陸に揚げられた魚のように跳ね回り、弧を描いて宙でくるりと舞いケルベロス達を見る。そこから薄れぬ殺意が感じ取れた――が。
「あー、もう……ほんと……」
 ダウナーな声と共に作られた深闇の揺り籠が、いつの間にか死神をすっぽりと包んでいた。それはどこまでも心地良く、安らかで、満たされる夢。深々見は深闇へとけていく敵から目を外し、前髪の隙間から最後の敵を見つめた。
「早くクリア……終わりに、しよう」
 今動いているのは、聳え立つ小山のような屍隷兵だけだ。

●葬送
 知性を無くしても、現状を何となく理解するくらいの本能はあるのだろう。ふううう、と唸った屍隷兵が道の『先』を見た。
 ぶくぶくになった足がそちらを向くが、抑えに徹していたウォーレンが壁となって立ちはだかる。それでも、この『先』に望むものがいると、そう朧気に理解しているからか。足を止める様子はない。
「そっちには行かせないざんしよ」
 笙月の振るう、美しい装飾纏った刃が閃き屍隷兵を斬る。その刀身に映り、具現化したのは車だ。ぐしゃぐしゃになった運転席と助手席、その形に屍隷兵が両手で顔を覆う。
「ああー、あああぁー! どうざん! かあざん!」
 ――おばさん。おばさん。
 ――かあさん。
 大きな両腕で宙を掻き、道の『先』を求める巨体。ウォーレンは片手に唸り声轟かせるチェーンソーを、もう片方の手で巨体を押し返すように触れる。見た目は大きく変わってしまったが、それでもほんの少しだけ。僅かにある人の名残に、一瞬指が跳ねた。
(「助けられなくて、ごめん」)
 そ、と撫で、轟音響かす刃で斬り上げる。
 胸は痛む。だが、止める事が今の自分に出来る事。
(「だから、戦うよ」)
 僅かに下がった巨体を、決意に満ちた蹴りが捉えた。
「あんたが大切に思っていた家族を、手にかけさせたりしない」
 屍隷兵のごろりとした目がグレッグを見る。
 どれだけ願おうと喪われた命は戻らない。不条理に与えられた歪な生を終わらせる事が、己に出来る弔いであり――救いになる筈だと、刃の如き蹴りを叩き込む。
 急所を捉えて貫いた一撃は圧倒的な重さで、ぐらりと傾いたそこに飛来した刃がスパンと肉を斬り裂いた。
「うううぅウ!!」
「黙れ」
 サイガは、痛みよりも憤りが勝ってるような声を一蹴する。屍隷兵の声はもう、誰にも届かない。死した肉体から成る声だ、たとえ響いたとしても『先』にいく事は無い。
(「今日、終わらせるっつう約束だ」)
 ――謡え、詠え、慈悲なき凍れる冬のうた。
 そっと響いた詠唱と共に、ロストークの手にする斧が氷霧を纏っていく。大きな弧を描くその間も、ルーンは絶対の冬となって広がって――星々の囁きじみた音が響いた後に降り注ぐのは、プラーミァの放った対照的な赤。
 紅蓮の炎に屍隷兵が弱々しく唸る。片手を突き、勢いに任せて立ち上がって振り上げた腕は、何もなければ前衛の誰かを叩き潰そうとしただろう。しかしケルベロス達が与え続けた呪が、その邪魔をする。
 セレンフィールは武器をぎゅっと握り、その姿を見た。
「御辛い災難であったことは充分に解ります。ですが今の姿で御母上の下へ向かえば悲劇が起きます。御願いです。どうか、安らかに眠って下さい!」
 御免なさい。響いた声も、繰り出した雷撃も、屍隷兵をしっかりと見据えて逸らさない。流星の煌めきと圧を共にした深々見の蹴撃も、屍隷兵を鋭く貫けば、敵の喉から漏れる声は途切れ途切れ。
「高次さんの人としての生は、哀しい終わり方だったかもしれない、けど――」
 フィーの手が大きく動く。手にした薬瓶から、ぱしゃんと中身が溢れる。赤い空の下に流れた星空色は、屍隷兵の足元で魔法陣へと変じていった。
「その終わりを、その最期の想いを、こんな形で穢させはしないよ」
 完成した陣が屍隷兵をしっかりと捉え、刻み付けていた呪の効力を痛みと共に容赦なく重ねていく。その煌めきが消えるのと同時、屍隷兵の体がどしゃりと崩れ落ちた。

●おくる
 ふー、ふー、と上下していた巨体が徐々に動かなくなっていく。その端々が砂になり始めているのに気付き、深々見はまだあるうちにと傍へ寄った。
「……お休み。まだきっと、眠たくないだろうけどさ」
 これから迎えるのは本当の眠りだ。覚める事のない、永遠の。起きかけていた未来は変えられたが、こればかりはどう足掻いても変えられない。だから。
「……ごめんね」
 最期に聞こえた、ふう、という音が心なしか穏やかに聞こえた。
 巨体はどんどん砂に変わっていき、真っ白になった名残が、時折夕風に吹かれてさらさらと流れていく。
 その間、周囲をじっと見ていたウォーレンの目に映るのは、茜空に染まる木々と戦いの痕跡残る道路だけ。この戦いを生んだ元凶は、自分達の手が届かないデスバレスに帰っているのかもしれない。
「ここ、ヒールで治さないとね……それから……彼の相棒の、バイクと。ガードレールは……」
「事故現場は、ここから下り方面に行ったとこだったよ」
 フィーが指した方角を見て、グレッグは事故現場はそのままにしないかと提案した。痛々しい現場ではあるが、それは彼が人として生き、そして死んだのだと言う現実の形跡だから。
 ウォーレンは静かに微笑んで同意し、深々見は手伝うと言って小さく挙手する。
「あと、張ったテープも片付けとかなきゃね。あとは、あとは……」
 何か。何かしていないと、心がざわざわしてくる。
 落ち着かない様子で髪を弄り始めるのを見たグレッグは、そこには触れず、周囲へ視線を戻した。
「手分けすればいい。何かあれば言ってくれ」
「……うん。どーも」
「じゃあ俺は、事情説明すっかね」
 そう言ったサイガの見つめる先では、屍隷兵の骸は完全に砂の小山になっていた。
 ケルベロス達は手早くヒールを済ませ、道路の外側へ向かって折れ曲がったガードレールから崖を下りていく。目当てのものはすぐに見つかった。
 前が滅茶苦茶になっているバイク。飛び散っている破片、パーツ。
 落下時に折れ、落ちたのだろう無数の枝と葉。
 それから――尾崎・高次がここで死んだとわかる真新しい赤い染みと、そこから崖へと向かう赤い筋。
 ロストークは、ぐ、と堪える表情を浮かべた後、そこから少し離れた場所に転がっていた紙袋を大事に拾い上げる。ミントグリーンのリボンが、かすかに揺れた。
「届けたいな。きっと高次さんの……おかあさんも、待っているだろうから」
「そうですね。せめて、生前に望んだものだけは全うできますよう、御母上に渡してあげたいです」
 セレンフィールがそう言えば、笙月も手伝うと意志を示し、まずはバイクざんしねと茂みに向かう。引っ掛かっている枝を外して、数人で持ち上げればバイクの救助はすぐに済んだ。
「……何してんだ」
「ん? お供え」
 フィーはサイガにそう返し、血溜まりの傍にピンクのカーネーションを置く。高次が『母』に想っていた『感謝』が、お盆で『帰ってきた』時に返せるように。
(「プレゼントは一足先に届けておくね」)
 ケルベロス達は尾崎・高次が遺したものを抱え、彼の母が待つ家へ向かう。
 過ぎた時間は変えられない。
 消えた命も戻せない。
 それでも――何かひとかけらあれば、残された者には僅かでも優しい慰めになる。

作者:東間 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年9月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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