樹ドンの罠、毛虫ギャー!

作者:秋津透

「ったくもー! バカケンタめ、いくらドンに嵌ったからって、もーすこし場所考えてやれってーの!」
 日はとうに暮れているが、深夜というには、まだ少し間のある時間。千葉県千葉市郊外の古アパートの一室で、気の強そうな若い女性が、服にブラシをかけながら腹立たしげに毒づく。
 彼女は、この近くにある大学の学生で、同じゼミに中学時代から腐れ縁の男友達ケンタがいる。そのケンタが、しばらく前からテレビドラマで見た壁ドン……女性を壁際に置き、ドンと壁を突いて強引に迫り気味に口説くという行為にハマり、事あるごとに彼女に行っている。彼女も正直、ケンタの奴、あたしに気があるならあるで、もーすこし積極的に出てこいよとか思ってたので、壁ドン迫りはイヤではなかった。
 ところが、今日。デートというには日常的すぎる散歩の途中で、ケンタは何を思ったか、公園の樹を壁に見立てて、その前に立っていた彼女にいきなりドンをした。そして、彼が樹を強く突いた瞬間、ものすごい数の毛虫が、樹全体から糸を引いて落ちてきたのである。彼女が絶叫し、髪や肩に降り注ぐ毛虫を全力で振り払ったのは言うまでもない。
「うううう……思い出しても身の毛がよだつわ。もう、絶対あの樹には近寄らない!」
 嫌悪に顔をしかめて、彼女が言い放った時。
 不意に彼女の背後から胸へと、大きな鍵が突き通された。
「……え?」
 驚愕する間もなく、心臓を貫かれた彼女は意識を失って崩れ倒れる。
 その背後に立つ、鍵を手にした怪しい女……結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)の宿敵、12人のドリームイーターの魔女の集団「パッチワーク」の魔女の一人、第六の魔女・ステュムパロスが乾いた笑い声をあげる。
「あはは、私のモザイクは晴れないけど、あなたの『嫌悪』する気持ちもわからなくはないな」
 そして、倒れた彼女の傍らに、樹木の姿をしたドリームイーターが出現する。枝葉の部分が大部分モザイクに覆われ、不自然に幹から突き出た一本の枝を手のように使って大きな鍵を所持している。更に、根の部分が蛸の足のように動いて歩き回る、いわゆる樹怪のような姿だ。
 しかし、このドリームイーターの真の恐ろしさは、モザイクに覆われた枝葉の中にある。目をこらせば、そこに無数の何かが蠢いて、ちょっとでも衝撃を与えれば落ちてこようとしているのがわかるだろう。あー、やだやだ。
「ドーン! 樹ドーン!」
 どこから声を出しているのかよくわからないが、毛虫の樹型ドリームイーターは、重々しい声を発しながら、鍵を振るってアパートの外壁を破り、のっそりとした動きで庭へと出ていく。
 ステュムパロスの姿は、既にどこにも見当たらなかった。

「毛虫の樹ね……そんなもの、近づく方が悪いと言えばそれまでだけど、知らずに近づいて毛虫の雨を頭から浴びてしまったら、それはまあ確かに災難ね」
 アイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)が、例によって冷静そのものの口調で呟く。
 そしてヘリオライダーの高御倉・康が、困惑気味に告げる。
「えー、千葉県千葉市の郊外にある、主として学生が入居しているアパートで、毛虫が降ってくる樹を嫌悪する女性が、その『嫌悪』を結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)さんの宿敵、12人のドリームイーターの魔女の集団「パッチワーク」の魔女の一人、第六の魔女・ステュムパロスに奪われ、新たな毛虫の樹型ドリームイーターが生まれてしまう事件が起きます。今から急行してもステュムパロスを捕捉することはできませんが、新たなドリームイーターが人に危害を加える前に撃破していただくようお願いします。これまでの例からして、新たなドリームイーターの撃破に成功すれば、昏倒している被害者も意識を取り戻すと思われます」
 そう言って、康はプロジェクターに地図と画像を出す。
「現場はここです。既にドリームイーターはアパートの壁を破って庭に出ており、家にいて事件に気が付いた他の入居者は、一目散に逃げだしています。既に警察が出動し、アパートの敷地を包囲していますが、幸い、このドリームイーターはあまり活発に動き回るタイプではないらしく、今のところ、アパートの庭でじっと佇んでいます」
 いつまで動かずにいるかはわかりませんが、一刻も早く行って対処する必要があります、と、康は告げる。
「ドリームイーターの能力やポジションは不明ですが、鍵を持っていてモザイクがあるので、普通のドリームイーターが行う攻撃や治癒はできると思われます。更に、奪われた嫌悪の性質から考えて、モザイクに覆われた部分から無数の毛虫を落としてくる……あるいは飛ばしてくるという攻撃が考えられます」
 毛虫といっても当然グラビティですから、毒攻撃か、あるいは麻痺か、爆発するか、そこまではわかりませんが、厄介な攻撃のような気がします、と康は首を横に振った。
「ステュムパロスに届かないのは歯がゆいですし、少し予知が遅れ気味なのも気になりますが、ますは確実にドリームイーターを倒してください。よろしくお願いいたします」
 そう言って、康は深々と頭を下げた。


参加者
叢雲・蓮(無常迅速・e00144)
雨之・いちる(月白一縷・e06146)
坂口・獅郎(烈焔獅・e09062)
アイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)
篶屋・もよぎ(遊桜・e13855)
天照・葵依(蒼天の剣・e15383)
エフイー・ロスト(もふもふを抱いて唄歌う機人・e16281)
ジジ・グロット(ドワーフの鎧装騎兵・e33109)

■リプレイ

●やっててよかった、救出行動
(「被害者は、アパートの室内で倒れているのね。……敢えて救出する必要、あるのかしら?」)
 言葉にこそ出さなかったものの、現場に到着し状況を一瞥したアイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)は軽く眉を寄せ首を傾げた。
 毛虫の樹型のドリームイーターは、アパートの壁を壊して庭に出て、そのまま動きを止めている。おそらく単純に、室内ではサイズ的に窮屈だから庭に出たのだろう。
 パッチワークの魔女が生み出すドリームイーターは、感情を奪われ昏倒している被害者に危害を加えたり、人質に取ったりすることはない。ならば、ケルベロス側が強引に誘導でもしない限り、わざわざ狭い室内に戻って被害者を巻き添えにすることはないだろう。
 とはいえ、距離的にドリームイーターと被害者が近いのは確かだし、室内に戻る意図がなくても、戦闘で暴れているうちに、はずみでアパート側に突っ込んで壁をぶち壊して被害者を巻き添えにする危険性も、ないとは言えない。
(「往々にして、まさかあるまいと思って手を抜いた時に限って、そのまさかが起きて後悔するっていうのは、お約束よね」)
 声には出さずに呟くと、アイオーニオンは、ケルベロスの仲間と、現場を包囲する警官隊に告げる。
「怪物が出てきた部屋で昏倒している住民を救助する。怪物を刺激しないように、だが、もしも怪物が私に気付くようなら、引き付けを頼む」
「了解だ」
 参加メンバー中、唯一アイオーニオンより年長の天照・葵依(蒼天の剣・e15383)が、真面目な表情で応じる。
 一方、ジジ・グロット(ドワーフの鎧装騎兵・e33109)は、さすがに抑えた声音ではあるが、どうにも緊張感のない口調で、雨之・いちる(月白一縷・e06146)に訊ねる。
「あの樹から、シュニーユ(毛虫)落ちてきますか? 毒のある毛虫はジツはそないに多くないンけど、アレは食べれるかナー?」
「た、食べる、んですか? 毛虫を?」
 傍らにいた篶屋・もよぎ(遊桜・e13855)が、ジジの言葉を耳に挟んで、ぎょっとした表情になる。
 しかしいちるは驚きもせず、殺界を形成しながら平然と答える。
「毒があるかどうかは知らないけど、あれは樹の形をしたドリームイーターで、宿ってる毛虫も、生物じゃなくてグラビティの塊らしいよ。だから、食べられないんじゃないかな」
「ムー、ソレは残念ですネ」
 ジャポンに桜の香りするカニみたいな超おいしい毛虫あると聞きマシて、いっぺん食べてみたァ~い、て思てタデスが、アレは外れデスか、と、ジジは本気で残念そうな表情になる。
 そして、そんな会話を聞いていたのかいなかったのか、よくわからないが、アイオーニオンは隠密気流をまとって見えにくい状態となり、アパートの庭を回って破れた壁の方へ進む。
 すると、その時。
「みちるー! みちるはどこだ! 逃げたのか、まだ中にいるのか!」
 必死の声で叫びながら、一人の青年がアパートに駆け込もうとする。もちろん警官隊が見逃すわけもなく、すぐさまがっしと捕まえられる。
「危険だ! 近づいてはいかん!」
「離してくれ! みちるは中にいるんだろ? 助けなきゃ!」
 叫ぶ青年に、坂口・獅郎(烈焔獅・e09062)が力の籠った声で告げる。
「落ち着け。あんた、あの壁の破れた部屋に住んでる女の子の彼氏か?」
「そ、そうだけど……あんたたちは?」
 見るからにタダモノではない赤鬣の獅子獣人を見やって、青年は当惑した声を出す。獅郎は可能な限り落ち着いた、威厳のある口調で応じる。
「俺たちはケルベロス。今、俺たちの仲間の一人が、怪物……デウスエクスの目をかすめて、女の子を救助に行ってる」
 そう言って、獅郎は毛虫の樹型ドリームイーターを見やって続けた。
「下手に騒ぐと、奴を刺激しちまうからな。落ち着いて待つんだ」
「は、はい……」
 固唾を飲んで、青年は押し黙る。その間にも、アイオーニオンは毛虫の樹型ドリームイーターを避けて壁沿いに進みながら、壁の破れ目を目指す。
(「……やれやれ。彼氏が乱入とかいうややこしい事態にならなくて、助かったわ」)
 結果的に、先手を打っておいて正解だったわね、と呟きながら、アイオーニオンは注意深く進む。
(「……なんか肉食獣に気付かれないようにするのとは違った緊張感あるわね」)
 どこが顔だか目だかわからないと、挙動が探りにくいったらないわ、とアイオーニオンが声には出さずぼやいた時。
「ドーン! 樹ドーン!」
 いきなり毛虫の樹型ドリームイーターが、重々しい声で咆哮する。気付かれたか、と、アイオーニオンは動きを止め身構えたが、次の瞬間、もよぎが叫ぶ。
「自来也さん、ゴーです!」
「グゲゲゲッ!」
 もよぎのサーヴァント、ボクスドラゴンの『自来也さん』が、ぴょんぴょんと跳ねて毛虫の樹型ドリームイーターの前に跳び出す。
 ……この『自来也さん』は、お化けガエルではない。ボクスドラゴンである。ゴースト型とか蝶型とか鋼鉄型とか綿毛型のボクスドラゴンがいるのだから、両棲類型がいたっていいじゃないか。
「ドーン! 樹ドーン!」
 毛虫の樹型ドリームイーターは咆哮をあげながら、根を蛸足のように動かし『自来也さん』の方へと突進する。
 好機、とばかりにアイオーニオンは一気に疾走し、壁の破れ目から室内へと飛び込む。
 一方、もはや戦端が開かれたと判断し、物陰に隠れていたエフイー・ロスト(もふもふを抱いて唄歌う機人・e16281)と叢雲・蓮(無常迅速・e00144)が同時に飛び出し、毛虫の樹型ドリームイーターへと攻撃を仕掛ける。
「先手必勝っ!」
 鋭い叫びとともに、エフイーがドラゴニックハンマーを叩きつける。衝撃とともに、モザイクに覆われた小さな塊……おそらくグラビティの毛虫が無数に樹から飛び出るが、そんなものを待っていて浴びるほど、エフイーは鈍重ではない。
(「やっぱりカウンターで毛虫が来るのだね。ならば、足を止めずに攻撃だね!」)
 注意深く戦況を観ながら、蓮が重力蹴りを打ち込む。再び毛虫が飛び散るが、蓮は素早く避ける。そして『自来也さん』は、クワッと口を開いてブレスを吐きつける。
「ドーン! 樹ドーン!」
 苦痛を感じているのかいないのか、ドリームイーターは咆哮とともに『自来也さん』に突っ込み、更に多くの毛虫を飛び散らせる。さすがに、これは避けきれず、毛虫を浴びた『自来也さん』の体表で無数の小爆発が起きる。
(「背後は、既に激戦になっているようだな」)
 室内に飛び込んだアイオーニオンは、すぐに気絶している被害者を発見し、両腕で抱え上げる。そして、躊躇なく部屋の入口ドアを蹴破り、戦場になっている庭とは反対側、無人の廊下からアパートの玄関に回り出てくる。
「みちる!」
「気を失ってるだけよ。救急車の手配は?」
 駆けよる青年を制し、アイオーニオンは警官に訊ねる。すぐに救急隊員が駆け付け、被害者を担架に乗せて救急車に運び込む。
「キミが付き添って。自然に目覚めるまで無理に起こそうとしないように、ケルベロスの医者が言っていたと伝えて」
「は、はいっ!」
 アイオーニオンに告げられ、青年はあたふたと担架に走り寄り、救急車に乗り込む。
 こっちはとりあえず落着ね、と呟くと、アイオーニオンは戦場の方へ目を向けた。

●夢食いの樹、滅す
「彼女、みちるさんかぁ……」
 ちょっと名前が似ていて親近感、などと呟きながら、いちるは毛虫の樹型ドリームイーターに重力蹴りを叩き込む。毎度毛虫が飛び散るが、素早い一撃離脱か、あるいは遠距離攻撃に徹するケルベロスたちにダメージを与えることはできない。
 そして、唯一ドリームイーター側からの攻撃でダメージを受けた『自来也さん』に、もよぎが治癒を行う。
「まだまだ倒れさせませんよ!」
 自来也さん、頑張って、と、もよぎが気力を送り、続いて葵依が前衛全体に霊力を帯びた紙兵を大量散布し、治癒と状態異常耐性の付与を行う。
 葵依のサーヴァント、ボクスドラゴンの『月詠』はブレスを放って攻撃。ジジは虹をまとう急降下蹴りを叩きつけ、素早く離脱する。
 獅郎はオウガメタル装甲から光輝くオウガ粒子を放出、前衛を治癒しつつ攻撃命中率を上げる。
「ドーン! 樹ドーン!」
 ドリームイーターは咆哮をあげ、モザイクに覆われた毛虫を一斉放出……したかと思いきや、自分自身に降らせて炸裂させる。
 すると、ケルベロスの攻撃で、樹のあちこちにできていた裂け目や折れ口が修復される。
「自己治癒……つまり、長く苦しみたいのね」
 樹型のドリームイーターに痛覚があるのかどうか知らないけど、と呟き、エフイーはオリジナルグラビティ『交響曲「消失」 ~第一楽章-序~(ロスト・オブ・シンフォニア ハジマリノヲト)』を発動する。
「憧れた《幻想 ビジョン》を目の前に。さぁ、《現実 リアル》を始めましょう」
 彼女がこの世界に創めて造り出した《音 ノイズ》が、ドリームイーターを包み込んで炸裂する。枝葉やモザイクが大量に飛び散り、治癒したばかりの幹が深々と抉られる。
 続いて『自来也さん』がタックルを仕掛け、素早く離脱して毛虫を避ける。
 そして被害者の救出を終えたアイオーニオンが戦列に加わり、殺神ウイルスを投擲する。
「毛虫は、薬品で駆除ってね」
 まあ、単なる毛虫の駆除とかだったら業者に任せたいところだけど、病は元から断つように、これを生み出してる魔女も捕まえないとね、とアイオーニオンは冷静に呟く。
「でないと、延々と気持ち悪い敵見る羽目になりそうで、と・て・も困るわ」
 ……もしかすると、見かけほどは冷静ではないのかもしれない。
 そしていちるが魔導書『虚喰』を開いて、ごく無雑作に自分の血を垂らす。オリジナルグラビティ『虚喰召還(ウロバミショウカン)』の発動だ。
「封じられし邪神、私に力を貸して。『虚喰』、全てを喰らい尽くして」
 言葉の内容の禍々しさとは不釣り合いな淡々とした口調で、いちるは言い放つ。終焉を詠う邪竜の咆哮はドリームイーターの動きを止め、その身を喰らい尽くさんとする。
 そして、無限とも刹那ともつかない時間を経て邪竜神『虚喰』が去るが早いか、今度はもよぎがオリジナルグラビティ『いざゆけ自来也さん!(イザユケジライヤサン!)』による召喚を行う。
「自来也さん出番です!」
 いや『自来也さん』はさっきから活躍してるじゃないか、と、突っ込みが入るより早く、巨大で丸っこくてすごくムニュムニュしたカエルが空から降ってくる。そう、ボクスドラゴンではない。巨大カエルだ。
 ちなみに、ボクスドラゴンの『自来也さん』と巨大カエルの自来也さんの関係は謎である。親子かもしれないし同族かもしれないし本体と分身かもしれないし、何の関係もないのかもしれない。
 そして巨大カエルの自来也さんが、驚きのホーミング性能(詳細不明)を見せつけて去っていくと、蓮がすかさず絶空斬を放ち、ドリームイーターの大枝をばっさりと落とす。
 続く『月詠』はタックルを仕掛けて素早く離脱。葵依は戦場全体を見渡し、中衛に紙兵を散布する。
 ジジはオリジナルグラビティ『エキュロイユ・エキュロイユ』を発動、リスのように敵の周りをちょこまかと走り回り、細かく攻撃を入れては離れ、怒りを付与して狙いを引きつけようとする。
「うちのこと、捕まえられるっ?」
「ドーン! 樹ドーン!」
 ドリームイーターは咆哮をあげるが、怒っているかどうかはよくわからない。
 そして獅郎は、いちるにルナティックヒールを飛ばし、破壊力を上げる。本当は、自分で重力蹴りを放つつもりだったが、見込みで得られた命中率が半分にも満たないので支援に切り替えたのは内緒である。
(「……まず当たらんことには、状態異常も起こせねぇ」)
 ポジションの選択ミスったかもな、と言葉には出さずに獅郎は呟く。
 その間にも、エフイーが稲妻の力を帯びた連続突きを放ち、複数の大枝を斬り飛ばす。『自来也さん』がブレスを放つと、メリメリと音を立てて、樹の幹そのものが裂けそうになる。
「焼却が一番だわ」
 言い放つと、アイオーニオンは幻影のドラゴンを召喚、炎のブレスを放射させる。そして、火だるまになったドリームイーターに、いちるがケルベロスチェイン『玻璃止綸』を飛ばし、巻きつけて締め上げる。
 ばきっ、と破壊音があがり、毛虫の樹型ドリームイーターは燃え上がりながら真っ二つに折れ、そして無数のモザイクと化して虚空に消え失せた。

作者:秋津透 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年9月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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