鎌倉ハロウィンパーティー~愚者のお祭り

作者:絲上ゆいこ

 薄暗い部屋でスマートフォンの灯りだけが、布団に寝転がった少年を照らしだしている。
 クラスの仲間が集まるハロウィンパーティは明日だと、教室でリア充のクラスメイトたちが楽しそうに話しているのを聞いた。しかし、少年に誘いは未だに届いてはいない。
 何度、メール受信を行っても誘いの新着メールは届かない。ため息と共に、祈るようにもう一度メールアプリの更新を行う。
 ピロン。
 短い、しかし待ち望んだ着信音に高鳴る胸。
 慌てて画面を覗きこむと、『ハロウィン大セール開催中!』と銘打たれた広告メールが一件届いていた。添付された画像の中で、魔女の格好をした女の子が笑っている。
「……クソッタレ」
 少年はまさに、最悪で最低な気分だった。苛立たしげに寝返りを打つ。
 知らぬ間に、枕元に赤い頭巾を被った少女が立っていた。
 少年が瞳を見開き、驚きの声を上げる間もなく。赤い頭巾の少女は、少年の胸を手にした鍵で貫いた。
 確かに胸を貫かれたというのに、少年には痛みも無く、血も流れていない。
 鍵が引き抜かれると、そのまま意識を失う少年。
 いつの間にか、枕元に彼女と少年以外のもう一つの人影が生まれていた。
「ふぅん……、ハロウィンパーティーに参加したい……ですか。その夢、かなえてあげましょう。世界で一番楽しいパーティーに参加して、その心の欠損を埋めるのです」
 人影に話しかけ、微笑んだ赤い頭巾の少女はその場から姿を消す。
 後には、意識を失った少年だけが残されていた。
 
「トリック・オア・トリートです!」
 笹島・ねむ(ウェアライダーのヘリオライダー・en0003)が、お菓子の詰まった南瓜ランタン型バスケットを手にケルベロスたちを出迎える。
「藤咲・うるる(サニーガール・e00086)ちゃんが調査してくれたのですが、日本各地でドリームイーターが暗躍しているようなのですー」
 ケルベロスたちがお菓子をくれないかを、慎重に見渡すねむ。
 パンダの耳がぴこぴこしている。
「現れたドリームイーターは、ハロウィンのお祭りに劣等感を持っていた人たちみたいです。そして、世界で最も盛り上がるハロウィンパーティー……。つまり、鎌倉のハロウィンパーティ会場で、パーティ当日に一斉に動き出そうとしているみたいなのです!」
 ぐぐっと拳に力が入るねむ。ケロベロスたちに訴えかける瞳は真剣そのものだ。
「みんなにはパーティーが始まる前までに、ハロウィンドリームイーターを撃破してほしいのですよ!」
 ねむの見た予知では、このハロウィンドリームイーターはピエロの格好をした全身モザイク人間の姿をしている。そして、ハロウィンパーティーが始まると同時に現れるようだ。
「そこで、みんなにはハロウィンパーティーが始まる時間よりも早くに、ハロウィンパーティーが始まったみたいに、楽しそうにふるまって欲しいのです! そうすれば、ハロウィンパーティが始まったと勘違いしたハロウィンドリームイーターを誘い出せるはずです!」
 南瓜ランタンを揺らし、ケロベロスたちにねむは頭をぺこりと下げた。
「折角あまーいお菓子も楽しめる、素敵なパーティなのに……。邪魔をするなんて許せないのです! みんな、ぜーったいにパーティを守ってきてくださいね!」


参加者
楠・牡丹(スプリングバンク・e00060)
雲上・静(ことづての・e00525)
ラックス・ノウン(マスクドニンジャ・e01361)
姫百合・ロビネッタ(自給自足型トラブルメーカー・e01974)
朔望・月(欠けた月・e03199)
暮葉・守人(領域の双銃・e12145)
弓塚・潤月(潤み月・e12187)
志場・空(シュリケンオオカミ・e13991)

■リプレイ

●Welcome to 星夢魔術団
「It's Show Time! だね! さー、盛り上げるよ。ブローラもしっかりね!」
 ぴょこぴょことテレビウムのブローラが跳ねると、モニターの画面が移り変わった。
 流れだす華やかな映像と音楽。
 あわせて、猫又の仮装を纏った楠・牡丹(スプリングバンク・e00060)と、ミイラのように包帯を纏い、ジャック・オ・ランタンのピンバッチをつけた狼……。志場・空(シュリケンオオカミ・e13991)が巨大な玉の上に乗り現れる。
「おー、意外と難しいねこれ。ちゃんと練習したはずなのに!」
「わうっ!」
 牡丹は揺れる玉の上でバランスを取り、前へと進む。しかし、左右に揺れ動く玉にバランスを崩しかけ、こっそり翼を広げて方向修正。茶目っ気たっぷりに誤魔化すようにウィンクをして見せた。
 空はさすがと言うべき動物の体幹能力だ。ゆらゆらと玉を転がし、燕尾服にシルクハットでキメた暮葉・守人(領域の双銃・e12145)の持つ火の輪へと、勇ましく飛び込みストンと守人の横に座り込んだ。
「さあさ、お立ち会いお立ち会い、ようこそ皆様、星夢魔術団へ!」
 守人が朗々と宣言すると、スンと鼻を鳴らした空が守人の腰からナイフを引き抜いて、鼻先でトスを行う。
 投げられたナイフを受け取り、そのままジャグリングを行い始める守人。
 机の上に置かれた南瓜に投げると、スコンと吸い込まれるようにナイフが刺さった。
 仲間たちに向かって守人がシルクハットを脱ぎ、恭しく頭を下げると。バネが軋む音が彼の頭上を飛び越えた。
「ホホホホホホ! 今宵はハロウィン! 年に一度の恐ろしくも楽しき死霊のパーティ! 魑魅魍魎が歩く夜!」
 守人の台詞を継ぐ様に、甲高い笑い声が響き渡る。
 お菓子がばらばらと地にばら撒かれ、バネ足男は空中でぐるりと回って着地をした。
 高く高く跳びはねるバネ足ピエロ。
 ラックス・ノウン(マスクドニンジャ・e01361)だ。
「我ら、今宵はあなた方を夢のごとき世界へいざ導かん。老若男女、坊っちゃん、嬢ちゃん、どうか暫しのお付き合いを! ――それではどうぞご覧あれ。Its Show Time!」
 バネ足が軋み、再び高く高く飛び上がるピエロ。
 彼のばら撒いた菓子を空中でキャッチし、小さな南瓜とお菓子を空中で遊ばせる少女。
 姫百合・ロビネッタ(自給自足型トラブルメーカー・e01974)のジャグリングショーの始まりだ。
「さあ、見てて、手品もできるんだからっ!」
 文字通り何もない平坦な胸元から、ペットボトルが現れジャグリングに組み込まれる。
 これは、タネも仕掛けもある手品。防具特徴のドリンクバーで生み出されたドリンクだ。
「……っとと、中身が入ってるとちょっと難しいね」
 ペポカボチャとお菓子、ペットボトルが掌の上で跳ねては踊っていたが、ふとロビネッタはジャグリングを止める。
「戦いの前に一本いっとく?」
 にーっと笑みを浮かべて、ペットボトルを勧めた。

●Circus Party
 羽根の生えた魔法使い姿の雲上・静(ことづての・e00525)は、微睡んでいるかのような微笑を浮かべたまま、ロビネッタに差し出されたペットボトルを受け取った。
「私、も、手品……、いえ、魔法、ができます、よ」
 ――初めてのハロウィン。自分自身も楽しめるように。
 くるん、とステップ、音を刻んで。ウィンクを一つ。片目を閉じると掌の上にサーカスの映像が浮かび上がり、見事な演目を映し出す。
「これが魔法、です」
 なんて嘯いてみせた。悪戯げに瞳を細める静の掌の上で、奏でられるアイズフォンの音楽。柔らかな横笛の音が交じる。
 笛を奏でるピエロは、顔半分を仮面で覆った南瓜を模した衣装を纏った朔望・月(欠けた月・e03199)だ。
 桜色の童女ビハインドの櫻は、風船の沢山ついた虹色のドレスを揺らし、戯けるように月と一緒に踊る。
「皆さんすごく綺麗で賑やかです、……パーティって楽しいんですね」
 仮面の奥で瞳を細め、楽しそうに笑みを浮かべる月。
「そうね、みんなとーっても似合ってるわ、素敵よ!」
 弓塚・潤月(潤み月・e12187)が星飾りの付いたハロウィンカラーのチュチュを揺らしながらくるんと側転をしてみせる。今日の彼女は雑技士なのだ。
「素敵と言えば、素敵なお菓子もたくさんあるわよー」
 ハロウィンは収穫祭。色々な野菜や果物を使っているの、と潤月がふわふわのマカロンを取り出す。
「わ。美味しそう、です、ね」
 静がへにゃりと笑みを浮かべて、マカロンを一口。かぼちゃの優しい甘みが広がる。
 月は受け取ったマカロンを、櫻に手渡して顔を見合わせる。
「戦いだけじゃ、本当に勿体無いですね。……皆で楽しさも、賑やかさも、沢山共有できたら素敵です」
 櫻と手をつなぐと、再びくるくると踊り出す月。
「あたしも一緒にー!」
 月たちにつられて飛び込むように、ロビネッタが輪になって踊りに加わる。
「ねぇ、パッシングっていう2人以上でするジャグリングもあるんだよ! 後で一緒にやってみない?」
「お、いいね! やってみたいやってみたい、教えてよ!」
 ロビネッタの言葉に頷いた牡丹が、ブローラを肩に載せて踊りに加わる。
 お菓子も南瓜も。そしてブローラさえも宙を飛ぶパッシングの始まりだ。
 傍らをぴょこぴょこと歩く狼。
 狼変身したままの空がペンをくわえ、守人に頭を擦り付ける。
「お、何かな、空。包帯に何か書いて欲しいのか?」
 こくこくと頷く空。
「わーうっ」
 守人が『ハッピーハロウィン♪』と包帯に描くと、空は嬉しそうに飛びつく。
「あーあー、本当ごちそうさまねえ」
 潤月が微笑み、――そして背後に感じる気配に振り向きもせずに話しかける。
「あらあら、いらっしゃい。あなたが来るのを待っていたわ。だって、サーカスにはピエロが必要なんですもの」
 戯けた、どこか滑稽さを感じる衣装。
 そこに描かれているであろう、涙のメイクすら全てモザイクに覆い隠されたピエロ……、ドリームイーターが入り口に立っていた。

●Fight
「よっしゃ、行くでぇ!」
 バネ足を外したラックスが一気に距離を詰める。
 ピエロ衣装の下から這い出た黒い液体が、ドリームイーターを頭から喰らわんと膨れ上がった。
 ドリームイーターは腕を交差させて防御体勢を取り、そのまま丸呑みされた。しかし、ぶつんと音を立てて黒い液体が弾ける。
 弾けたブラックスライムはすぐさまにラックスへと這い戻り始めるが、ドリームイーターは止まらない。
「ずーいーぶーん! 楽しそうじゃねえか! お前ら全部全部ぜえぇんぶ! ぶっ潰してやるぶっ潰してやるぶっ潰してやる!」
 狂気じみた咆哮。ドリームイーターは虚空から生み出された一輪車に跨がり、床を裂きながら潤月へと駆けた。
「おーおー、なんやなんや、いじけとる割にはめちゃめちゃ元気やん」
「世間がお祭りなのに一人でいるのは寂しいよね」
 その射線へと牡丹が滑り込み、縛霊手を構える。
 勢いを付けた一輪車と縛霊手が激しくぶつかり合う。受け身を取ったとはいえ、真っ向からぶつかり合った反動が彼女の体を激しく壁へと叩きつけた。
「君に同情しないこともないけど、皆を傷つけさせるわけにはいかないの。ごめんね。でも、少しだけ一緒に遊ぼうよ」
 それでも、そのあとは退場してもらわないといけないけれど。
 牡丹に絡みついた攻性植物は、根を張り萌え急激に成長を始めた。枝をしならせ黄金の果実を実らせ、聖なる光を放つ。その光は彼女の傷を癒し、前衛の皆へ不調に対抗する力を与える。
「みんながみんな、ハロウィンを心待ちにしているんじゃないのは解るわ、……でもだからといって人の楽しみを邪魔しちゃいけないわ」
 牡丹とドリームイーターを引き剥がすように、庇われた潤月が電光石火の蹴りを放った。バトルガントレット『金月』を、ぐいと引くと低い体勢で構える。
「それに、彼にだってまだお誘いが来るかもしれないじゃない、……いいえ、きっと来るわ!」
 月が縛霊手を撫でると、紙兵が大量に飛び出し仲間達を包む。
「楽しそうだからきちゃったんですよね、ちょっと一緒に遊んでいきませんか? ……戦いだけじゃなくて、楽しさも、一緒に共有しましょうよ」
 月がダンスのステップを踏む。櫻が合わせて風船を揺らして踊り、両腕を広げ金縛りを放つ。びくんと動きを止めたドリームイーター。ロビネッタが、身軽に飛び跳ね、重力と体重を載せた旋刃脚を振り下ろす。
「ハロウィンパーティって、仮装のおかげで知らない人同士でも気軽に話し掛けられるのがいいと思うんだー。誰かに誘われる必要なんてないよ! ね、飛び込もうよ!」
 攻性植物に輝く果実を実らせながら、ロビネッタの言葉に静も小さく頷いた。
「飛び込んだ先で、とっておきの出会いのあるような……、それもまた、お祭りの楽しみ、なのだと思います、よ」
 包帯ミイラ狼から、人の姿に戻った空はメイド服を纏い、生成された毒を纏った、螺旋風魔手裏剣『影縫』を放つ。
「手裏剣でザクザクだっ!」
 一直線に放たれた手裏剣をモザイクで弾き、ドリームイーターは巨大なモザイクのライオンを生み出し空を睨めつける。
 空によってドリームイーターが誘導されたのか。
 いつのまにか、ドリームイーターの後ろにポジショニングしていた守人。
「俺の彼女に何してくれようとしてんだ、――魔を払う不可視の凶弾!! 受けてみな!!」
 リボルバー銃……ウォセカムイ『炎狼』から、空薬莢が吐き出される。『不可視の凶弾』が跳弾となりドリームイーターの魂を貫き、喰らう一撃。
「っるせえなああああ!! できる奴は黙ってろ!」
 見えぬ物は防御が出来ぬ。刻み込まれた確かな痛みに吠えるモザイクのライオン。ドリームイーターは苛立ちを噛み潰すように叫んだ。

●Welcome to Hallowe'en!
「月往きて、空音降り落つ、暁の、紫雲指差す――」
 静が祈るように瞳を閉じ、夢路雪原を放つ。
 幾つも重ねられたバッドステータスはドリームイーターの動きを確実に奪い始めている。それに比べて、ケルベロス達の行ったしっかりとしたバッドステータス対策は目に見えて効果を表していた。吐露するかのようにドリームイーターは吠え狂う。
「お前たちの楽しさが憎いんだよ! 俺は、俺を、俺が楽しいパーティを寄越せ! ソレが出来ないならパーティなんて壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ!」
 ジャグリングから、空を切り裂き飛ぶモザイクを叩き落とすロビネッタ。
「さっすがピエロ、ジャグリングは上手だけどっ! 自分だけ楽しいっていうのは楽しくないと思うよー? 周りの皆が笑顔だから、あたしも楽しいの! 皆に迷惑をかけるような楽しみ方はダメだよ!」
 ――ここにサインを印そう!
 ロビネッタはシェリンフォード改を構えた。幾度も吐き出される弾丸。実はイニシャルを刻もうとしている事は仲間の誰一人気づいていないであろう。
 連射された銃弾はドリームイーターに深く深く突き刺さり。間を開けずに潤月が踏み込み、ゴツめのガントレットから放たれた地を抉り裂くような一撃をお見舞いする。
「そろそろ、効いてきただろ! 我は牙、突き立て抉り、喰らい尽くす!」
 両腕に螺旋の力で構成された巨大な爪のオーラを纏う空。背後からのぶちかましは、確実に体力を奪い、ダメージを叩き込む。
「よっしゃ、トドメはまかしときぃ」
 ラックスがクナイを駆け構え、一直線に投げつける。
「一撃一殺狙い撃ち。俺の忍術とくと見よ!」
 小型爆弾を括りつけられたクナイがモザイクへと刺さる。
「ドカン、や」
 ラックスがパチンと指を鳴らした。
 爆音。
 最後の一撃に膨れ上がったモザイクが、弾けてばらばらと溢れ落ちた。
 そのモザイクは、床や壁に触れた途端に南瓜やコウモリ。黒猫の飾りへとぽんぽんと音を立てて変化を繰り返す。
 ドリームイーターを覆っていたモザイクが、ハロウィン飾りとなってパーティ会場を彩りはじめたのだ。
「わ、これは…?」
 月が驚いたように周りを見渡す。
「なんや、ハロウィン飾りやな?」
「おー、すごいね、素敵だね!」
 ラックスが南瓜を拾い上げると、その横で牡丹がコウモリのリボン飾りを拾って、ブローラにつけてやる。
 ぴょんぴょんと飛び跳ね、ジャック・オ・ランタンに抱きつき喜びを表すブローラ。
 つられた様に櫻がぴょんぴょんと飛び跳ね、ブローラとくるくると踊り出す。
「……ふふ、楽しそう、です、ね」
「ええ、そうですね」
 静が壊れてしまった床や壁にヒールを掛けると、更に飾りにあわせたように、ファンタジックに会場が変化をする。月も静も、思わず瞳を細めて笑った。
 ――我は人なり。呟き、戦闘モードを解除する空。
「あー、つかれたー、守人ー」
「うん、お疲れ様」
 もたれかかってきた空の頬にキスをし、笑む守人。
「本当にごちそうさまねえ……オバチャンには目の毒だわ」
 潤月は苦笑を浮かべ、ハロウィン一色に染まった会場を改めて眺めた。
 ドリームイーターの元になった彼は今頃目覚めている頃だろうか。
「彼もパーティに来てくれると、良いわね」
「ちょっとでも気軽になって、飛び込んで来てくれるといいねっ!」
 ロビネッタが満面の笑みを浮かべ、潤月も頷く。
 彼らケルベロスの活躍により、ハロウィンパーティーは無事守られた。
 おばけと怪物達。楽しい悪戯とお菓子に染まった一晩の宴の始まりはもうすぐであった。

作者:絲上ゆいこ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 1
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