思えばツイていない一日だった。
スイートポテト食べ損ねた夢見て寝坊、学校帰りに買おうと近道したら段差で足踏み外しうっかり骨にヒビ。
全治ン週間。当然、今度のハロウィンパーティーは欠席。
「行きたかったな……」
包帯で固定された脚を見て溜息が出る。真夜中になっても、眠れやしない。
「パーティーに参加したい?」
突然の声に顔を上げると、そこに居たのは赤い頭巾を被った少女。
「その夢、かなえてあげましょう。世界で一番楽しいパーティーに参加して、その心の欠損を埋めるのです」
事態の理解も返事する事も出来ず女の子は胸を鍵で貫かれ。
意識を失い倒れるその傍らに現れたのは、包帯で彩られた独りのお姫様。
否、包帯の隙間からモザイクが見え隠れする……ドリームイーターが誕生した。
同じドリームイーターの赤頭巾がいってらっしゃいと囁けば、夢のようにそれらは消えて女の子と静寂だけが後に残された。
「皆さん、お祭り級の事件っす!」
スイートポテト片手に黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)が力説した。
「日本各地でドリームイーターが暗躍しているようっすよ! あ、これは藤咲・うるる(サニーガール・e00086)さんが調査してくれたっす!」
なんでもハロウィンに対して劣等感を持っているドリームイーターが、パーティー当日に一斉に動き出すらしい。
しかもハロウィンドリームイーターが現れるのは世界で最も盛り上がるハロウィンパーティー会場。つまり。
「鎌倉のハロウィンパーティーの会場っすよ!」
スイートポテトを握り潰さんばかりにダンテが叫ぶ。それから慌ててポテトが無事かを確認した。
「そこで、皆さんに実際のパーティーが開始する前にハロウィンドリームイーターを倒して欲しいっすよ!」
今回ケルベロス達が戦うハロウィンドリームイーターは、女の子の形をした包帯お化け。
「お化けと言うよりかは……お姫様っすね! 包帯で出来たドレスが凄く綺麗だったっす!」
着飾りたい願望が強かったのか、一見ミイラのようなその姿は頭に包帯コサージュの花が咲きプリンセスラインのドレスは何重にもフリルをつけた白いミニスカート。
片脚だけモザイクが露出しているのですぐにドリームイーターと気付くだろう。
「ハロウィンドリームイーターはパーティー開始と同時に出現するっす」
なのでパーティー開始前より早く、あたかもハロウィンパーティーが始まったように振る舞えば包帯お姫様を誘い出すことが出来るとダンテは続けた。
「飛んで火に入る秋のドリームイーターって奴っすね! 皆さんならさっくり倒してハロウィンパーティーをばっちり楽しめるように出来るって信じてるっす!」
尊敬の眼差しでケルベロス達を見渡した後、頑張ってくださいっす!と締め括ったダンテ。
なおスイートポテトは本人が後で美味しく頂きました。
参加者 | |
---|---|
ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813) |
清水・冬(白狐の刀使い・e01356) |
天之空・ティーザ(白狼剣士・e02181) |
キール・ラトシエ(古き知識を読み求める者・e03849) |
ファブル・エフェメラル(ひよこ様お世話用レプリメイド・e04136) |
ユラン・ニエーバ(ドラゴニアンのブレイズキャリバー・e06983) |
丸口・真澄(丸の内のすみマル・e08277) |
丸口・二夜(黄衣の王女・e17322) |
●開演前のクリエイト
かつて悪魔を追い出す祭りと謂われた日に、ケルベロス達は着飾り夢喰いを招き入れる。
たった独りのお姫様を饗す為に、8人の仮装者は準備を進めていた。
「せっかく来てくれるんだから、目一杯楽しまないとねー」
それは敵も味方もと想いながらウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)が奥に寄せたテーブルに色鮮やかなお菓子達を並べる。
お姫様が来るならば、彼が成るのは黒基調の王子様。
薄い緑の長髪がさらりと流れるだけで、絵になる仕立て。
「そうじゃのう。一曲踊ったりできたらいいのじゃが」
「しかし折角の祭りだというのに、厄介な奴らもいたものだ……」
手伝うのは白い狐耳の傍に向日葵の髪飾りを付けた清水・冬(白狐の刀使い・e01356)と、白い犬耳が揺れる頭に紫陽花を飾る天之空・ティーザ(白狼剣士・e02181)。
天使と見立てた白い装いに未だ慣れず、戸惑うティーザに黄色いドレスで彩る冬が手を引き寄り添うと可憐な華が二輪場に咲き誇る。
「ダミーとはいえパーティー。これは敵をおびき寄せるために仕方なく……そう、仕方なく楽しむんですよぉ」
ファブル・エフェメラル(ひよこ様お世話用レプリメイド・e04136)は本日メイドを休んで、青いとんがり帽子にエプロンが似合う魔女に変身。
箒を振りながらトリック・オア・トリートッッッ!と気合を入れなおし、事前に用意した飾りで会場を豪華にしていく。
「警備員さんにお願いしたら快くパーティの飾り分けて貰えたので、これでばっちりですぅ!」
そう、これから行うパーティは本番が始まる前の一仕事。
攻め入るドリームイーターの姫君を倒す為、仮の舞台を設える。
念のため一般人が来るスペースを予め奥へ区切り、特設ステージを手前に用意した。
つまり此処は舞踏会のち、舞闘を行う場所と成る。
「まだパーティ開始前ですし人払いも必要ないでしょう。後は仕上げて待ち構えるだけですね」
既に警備員も退避済みで場にはケルベロスがいるのみ。その一人白き怪盗、正体キール・ラトシエ(古き知識を読み求める者・e03849)は全て純白のタキシードにマントを難なく着こなしていて。
「まぁこれで十分華やかだと思いますけどねぇ……」
シルクハットの合間から覗くモノクル越しの青い瞳がほぼ出来上がる会場を見渡しぼやけば、不意に胸元へ一輪の水色薔薇が添えられた。
「あら、もっと華やかにしましょうキールさん! とっておきのステージ作らないとね、ハロウィンで包帯ちゃんと乾杯よー♪」
これでばっちりと片目を閉じたユラン・ニエーバ(ドラゴニアンのブレイズキャリバー・e06983)が次に大きな白い布を予定地に広げる。
口調こそ女性らしさ漂うが、白布を敷き重ねる度ダイナマイトモードの逞しい身に纏う赤いフリンジが炎の様に舞い散らばっている雄姿は正しく巨躯の竜人。
近くで白い花を飾り終えたユランの相棒ボクスドラゴンのアルタイルに指示を出せばアルはキールのウイングキャット、ナナと共に奥のテーブルへ。
途中丸口・二夜(黄衣の王女・e17322)と『すみマル』こと丸口・真澄(丸の内のすみマル・e08277)の合間を抜けるとテーブルクロスの中へと身を潜めた。
「猫さん可愛いねぇ。おっとそうだまるちゃん、もうすぐ始まっちゃうけどダンス教えてくれるかい?」
嬉しそうに赤いドレスと金の尻尾を揺らす狐の娘は初めての依頼だからかそわそわと緊張も交えつつ楽しそう。
そんな相手の様子を無表情で見つめたすみマルは緑色ドレスの裾をひらり、翻してパートナーに片手を差し出した。
「任せな。……まぁ依頼のため、やし。着慣れへんドレスでもがんばらんとなぁ」
暫し、赤と緑の鮮やかな舞手達がくるりくるり。手作りの舞台で予行練習を行って。
メインデザートにスイートポテトもばっちりご用意。さぁ、開演は目前だ。
●戦場へのエスコート
用意した甘い香りに伴って、予めセットした賑やかな音楽が流れてくる。
配られた硝子南瓜のワイングラスに好みのジュースを注いで円陣を組めば、キールが乾杯の音頭はこれでしょうと軽く掲げた。
「TRICK or TREAT!」
八色の掛け声と澄んだ音が響き、少しだけ気の早いパーティが始まった。甘い雫を飲み干して、早速其々が宴を楽しむ。
「二夜、練習の成果見せる時やね」
「今度はもっと素敵なダンスで早々に盛り上がっちゃうかもねぇ!」
本番はすみマルの手を引いて、逆に二夜がリードする。表情は対照的でも雰囲気は楽しげに、金狐の尻尾迄も嬉しそうに揺れていた。
2人の手探りダンスに手拍子で喝采を送ったウォーレンは、次に白いウェアライダーのレディ達の前へ。
「お姫様、僕と踊ってくれますか?」
お手をどうぞと一礼も礼儀正しく。冬は少し考えた後、驚くティーザの手を取って。
「3人で踊るのはどうかえ?」
「冬!?」
楽しい提案に王子様も笑顔で快諾。両手に向日葵と紫陽花を咲かせて始まる優美な舞いを青い魔女ファブルがお菓子片手に見つめてうっとり。
「ああっ素敵……わたしも踊りたいですぅ」
「だったらファブルちゃん、私と……」
ユランが言いかけたタイミングで、白い怪盗紳士が入口を見て表情を変え口を開いた。
「皆さん、来ましたよ!」
ゆらりゆらり、敷かれたレッドカーペットを道標にやってきた独りのお客様。
白いプリンセスは何処も彼処も包帯製。片足だけ、パーティに来れない理由を示す心のモザイクを散りばめて。
「あいつかー……怪我もして、ドリームイーターにも狙われて。散々やったなぁ」
すみマルが告げた、今回のターゲット。とりあえずこのお姫様は倒して、助けてあげなねとぼやけば二夜も力強く頷いて前へと向き直る。
「他に人も居ないみたいですし、存分に戦えますねっ」
ファブルが辺りを確認した後エプロンの端を摘み、まるで踊るように揺らせば何かを会場にばら撒き始めた。
繃帯姫君はそれに目もくれず、まっすぐふわりと夢舞台へ近寄って。まずは並んだ沢山のお菓子達をじっと見ている。
勿論手を伸ばしたのはスイートポテト。ユランがくすりと笑って、一歩姫君に近付いた。
「包帯のお姫様、パーティを楽しみましょう♪」
存分に堪能して良いと告げる言葉の意味は甘く華やかな宴も、これからの事も含ませて。
頑強な炎の精霊は既に2丁のガトリングガンを携えていた。
「待ってたよ、お姫様ー」
優しい微笑みで出迎えるウォーレンの両手にもチェーンソー剣。凶器が在っても王子様の雰囲気は損なわれない。
振り向いた姫君が思わず2人を凝視してそわそわ。笑顔のユランに対して、ウォーレンは少しだけ羨望の眼差しで姫を見つめ返した。
「そこの御嬢さん、一緒に踊りませんかえ?」
テンポの良い音楽が流れ続ける。心躍る言葉を受け姫君がスイートポテト片手に近寄れば冬はフリルを揺らしバックステップでステージへと誘い込む。
ほんのひと時、優しい時間。これが白い姫君の『本体』であれば幸せな御噺で終わったのに。
「実に楽しい時間じゃった。では、こちらの方でもどうかえ?」
言葉を合図にティーザも敵の背後を取る。共に向日葵と紫陽花の娘がドレスから取り出した刀で繃帯姫を突き上げ雷の刃が交差した瞬間、舞い上がるように飛び上がった姫君が空中で一回転。舞台の中央に着地した。
「では……イッツショウタイム。ですかね」
キールが告げる、第二幕開始の合図。魔導書片手にテーブルクロスを捲り上げると待機していたサーヴァント達がびっくり箱のように飛び出し位置に付く。
ドリームイーターの姫君は何処か楽しそうにその様子を眺めていた。
●生まれたてのラストワルツ
「早速やけど、あんたはそこで止まってて!」
先ずはすみマルがテーブルに置いてあった飾りのジャック・オ・ランタンを感電させ姫君の頭上に投げつける。
帯電したお化け南瓜は空中で粉々になった後、強力な重力と共に破片を降り注がせた。
驚き足を止めるドリームイーターの隙を狙って仲間達が皆ポジションに付いて行く。
「そのドレス、素敵だねー。凄く勿体無いけど……君を倒さなきゃー」
言葉の割に、ウォーレンの表情は何処か愉し気。武器を振り上げる仕草すら努めて優雅に、魂喰らいの一撃を叩き込む。
千切れた包帯が花弁のように舞い飛んで、衝撃で制圧投擲を抜け出し動き出そうとする姫君の足元で今度は何かが爆発した。
「動いちゃ駄目ですっ!」
青い魔女が手にかけたのは、箒ではなく爆破スイッチ。先程ばら撒いていた不可視の地雷をファブルは次々と起爆させ動きを制限する。
「それじゃ、あたしはBS耐性付けようかねぇ」
少しの緊張も勇気に変えて、二夜が霊力を帯びた紙兵を空中に放り投げる。それは紙吹雪のように味方へと、御霊の加護がまるちゃんもいる後衛に降り注いだ。
煙が晴れ繃帯姫君が顔を上げると目の前には翻された白いマント。一瞬の後、それをナナが咥えて回収すれば開けた視界の奥に魔導書を構えるキールの姿。
「タネも仕掛けもありません、もちろんマジックですよ?」
奇術に驚くお姫様へ、古代詠唱の魔術光線が撃ち放たれる。白い包帯の一部が石化し、ナナが猫手を鋭く伸ばして引っ掻けば乾いた音を立て砕け散った。
「イイ夢、見れた? それじゃ……剥がすわね?」
アルを肩に乗せて、ユランが距離を詰める。封印箱に入ったアルが先に特攻仕掛けると続けて巨大なガトリングガンを軽々振り上げ、紅き竜人は地獄の炎を宿して一気に振り下ろした。
確かなダメージと共に、白いコサージュが砕けて散らばる。一瞬の蹌踉めきの後姫君が千切れた一端を掴むと花は形を変えて包帯の鍵と化す。
ステップで体制を立て直し鍵先をユランに向けるも、受け止めたのは間に入った黒い王子様。
「僕とも踊って欲しいなー……?」
鍵がウォーレンのトラウマを呼び覚ました瞬間、瞬きした後彼は静かに微笑んだ。具現化した心の傷はとても切なく――僅かに甘い思い出だったから。
「大丈夫か?」
手助けに舞い降りた白狼の天使、ティーザの左手刀が空の霊力を伴い包帯ドレスの裂け目を広げて。
その間にウォーレン自身が快楽エネルギーを放出し自らを癒やすと、彼の淡い幻影は一時の夢のように消えていった。
冬からの追撃の一刀をターンで交わす様も、傍から見ると黄と白の舞姫が踊るようで。
「すばしっこいわね……でも。なんだか楽しそう♪」
連携してユランが炎の魔法、否撃ち放ったガトリングガンの雨嵐すら軽やかに舞い跳ねては白い包帯ドレスが一際目立ち輝いていた。
「……あなたはきっとハロウィンに参加できない事情があった人からうまれたんですね。じゃないとそんな着飾ったりしてないはずでしょう?」
今この舞闘すら、楽しんでいるお姫様を想ってファブルが呟く。きっと姫君の元になった人はハロウィンを台無しにしたいとは願っていないはずだから。
だからこそ、あの子を止めなきゃ。強い想いを抱えて駆け出せば姫君の腕を捕らえて抱きしめる。彼女が抱き、彼女が触れた包帯の腕は溶断され……手折られた。
片腕を失ったお姫様が脚と同じようにモザイクで修復を行うと、今度は目一杯元気な『レッツ!』と叫ぶ声と沢山の足音が聞こえて小首を傾げる。
「フェスティバーーーーールッタイム! だねぇ!」
気付けばステージの周りに集まった大小様々なオーディエンスもとい狐達。若干数匹、うさぎや猫にドラゴンも混じっていた。
「ウチのうさぎは空飛ぶで!」
二夜とすみマルの元気な声を皮切りに狐と兎が飛びつきナナが尻尾の輪を飛ばしアルもブレスを吐いて、実に賑やかな攻撃がステージ中央を彩る。
やがて金色きつねと白うさぎ消え去り取り残されたふらつくお姫様へ、懐に飛び込んだ怪盗紳士が縛霊手の一撃で霊力の網に捉えた。
「今です!」
勝機を確信しキールが叫ぶ。ワンステップで場を抜けると入れ替わりに最後のステージへ飛び込んだ、2色の華。
「手は抜かぬ……全力の一撃、受けてみよ!」
「花蝶風月は1つ。風にたなびくは刀身に纏う一筋の炎! 秘刀、風炎」
狐火を灯す冬の刃と、雷の闘気を纏うティーザの一閃が今度は違わず姫君を中心に交差する。
舞い上がる風に雷炎が伴い、包帯ごとドリームイーターを包んで……焼き尽くした。
●繃帯仕立てのカーテンコール
ゆっくり炎が消えていく。
武器を仕舞うウォーレンが、ふと姫君が居た場所に湧き出る淡く白い光に気付いた。
「あれー……?」
何だろうと言う前に、白い光はポップコーンのように弾けて飛んで。
小さい光が流れ星みたいに会場へ降り注いだ瞬間、あちこちに白いリボンやレースが飾られ包帯で作られた白い花も咲いていた。
「凄い、凄いねぇぇええっ!」
「これは……お姫様からのプレゼントやろか」
ふさふさの尻尾を揺らして燥ぐ二夜と、無表情なりにも感心して見渡していたすみマルが今度は視線を下へ。
皆で作った舞台も白いフリルがあしらわれ、より可愛らしいデザインに変わっている。
足元に出来た包帯の花束を拾い上げ、お疲れ様と金色狐に差し出すと漸く緊張の取れた笑顔を見ることが出来た。
「更に華やかになりましたねぇ。後は戦闘で壊れた所も直しましょうか」
ナナが持ってきた白いマントでジャック・オ・ランタンの残骸を覆うと怪盗ヒールマジック1・2・3であっという間に元通り。
他も思い思いにヒールを始め、戦場を限定した事もあってか時間もかからず修復完了。
何だか最初よりも一等豪華になった会場を眺めた後、冬はティーザに手を差し出した。
「全て終わったし、一曲踊ってくれないかえ?」
向日葵の君が何だか眩しく見えた気がしたが、今度はちゃんと自分で手を伸ばし握り返す。
「たまには、こういうのも悪くはないからな……共に祭りを楽しもうか」
紫陽花の天使が再度舞台で舞い踊れば、終いに優しい包容と『ありがとう』の言葉が告げられた。
「やっぱり……華やかですぅ」
勝利のおやつを齧り夢見心地でステージを見つめるファブルへ今度こそ差し伸べられた大きな手。
「ダンス、踊ってみない?」
それは同じお菓子を食べていたユランからの笑顔の提案。王子様でなくたって、凛々しい炎の精霊姿が似合う彼は立派な紳士様。
食べかけスイートポテトを確り完食してからエスコートをお受けして、魔女も箒を片手にダンスホールへ。
「皆仲良しさんでいいなぁ」
微笑ましそうに見守るウォーレンには、アルがお菓子の籠を持ってやってきて。
「パーティはこれからですからもっと楽しみましょう。そう言えば、ハロウィンと言うのは元々秋の収穫を祝って……」
キールが語り出す知識に微笑んで相槌打つのも宴の一幕に。
もう少しだけ、ケルベロス達だけのハロウィンパーティは賑やかに続いていた。
作者:天満銀灰 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2015年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 1
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