●ヘリオライダーの予知
「ヒャッハー! これでお前達も終わりだ」
ドクロの服で格好を統一させた不良達(黒頭蓋)が、金属バットを握り締め、いやらしい笑みを浮かべた。
「クソッ! アイツさえいれば……」
鬼の服で恰好を統一させた不良達(鬼龍隊)が、悔しそうに唇を噛む。
数だけであれば鬼龍隊の方が勝っていた。
圧倒的に有利……なはずだった。
だが、黒頭蓋は札付きの悪揃い。
喧嘩慣れしている上に、怖いもの知らず。
あっという間に形勢を逆転され、地面に顔を鎮める結果になった。
それでも、鬼龍隊の不良達は諦めていないらしく、スマホで仲間に助けを求めていた。
「誰が来たって、同じ事っ! 俺達は無敵! 不死身の存在だからなっ!」
黒頭蓋の不良が隠し持っていたサバイバルナイフをペロリと舐める。
「そう言っていられるのも、今のうちだっ!」
鬼龍隊のリーダーと思しき男が、恨みを込めて吐き捨てた。
「な、なんだ、ありゃ!?」
その途端、黒頭蓋の下っ端が驚いた様子で悲鳴を上げる。
視線の先に立っていたのは、異形の存在。
人であり、植物であり、そのどちらでもあるモノだった。
「ヒィ、化け物だァ!」
黒頭蓋の不良達があっという間に戦意を喪失させて、無防備な背中を見せて逃げていく。
それとは対照的に鬼龍隊の不良達は歓迎ムード。
『イヤッホー!』と叫んで飛び上がっている。
「……当たり前だ。俺は人間を捨てたのだからな」
次の瞬間、異形の存在と化した男が唸り声を響かせ、黒頭蓋の不良達を殺していった。
「どうやら、皆さん集まったようですね」
ヘリオライダー、セリカ・リュミエールは、教室ほどの大きさがある場所にケルベロス達を集め、ほんわかとした表情を浮かべて説明し始めた。
茨城県かすみがうら市。
この場所に不良グループが集結しており、のどかだったこの街の風紀は一変。
しかも、何者かの資本流入により、広大な空き地に次々とビルが建設されているらしい。
もちろん、それだけではケルベロスが関与する必要はないのだが、アウトロー集団の中に、全身を植物モンスターと化した『攻性植物(デウスエクス・ユグドラシル)』が混ざっていた事が問題だった。
セリカが予知したのは、不良グループ同士が抗争をしているシーン。
それだけならば、ケルベロス達が関わるような事ではない。
だが、そこに攻性植物となった人間が現れ、敵対グループを皆殺しにしてしまうという未来。
もちろん、あくまで予知であって、確定した未来ではない。
だが、このまま放っておけば、現実になるのは確実だろう。
「攻性植物は他の生物を滅ぼし、全ての世界を自分達のものとするために活動している恐ろしい存在。しかも、肉体の一部を変化させ、植物の特徴を生かしたグラビティを使うのが特徴です。今回の攻性植物が使うグラビディは、3つ。1つめは身体の一部をハエトリグサの如き『捕食形態』に変形させ、敵を喰らい毒を注入するグラビティ。それと身体の一部をツルクサの茂みの如き『蔓触手形態』に変形させ、敵に絡みつき締め上げるグラビティ。そして、最期が身体の一部を光を集める「光花形態」に変形し、破壊光線を放つグラビティ……。この攻性植物が不良のひとりと融合し、敵対グループを血祭りにあげようとしています。しかも、不良の本性が邪悪なので救う事は出来ず、殺すしか方法がありません。
ケルベロスの目的はこの攻性植物を倒す事なので、不良グループを放っておいても問題はありませんが、不良グループが邪魔をするようであれば、それなりの対応をする必要があるでしょう」
そう言ってセリカが説明を終えた。
「まあ、とりあえず、向かってくる相手は、全部ぶっ飛ばしちゃえばいいよね!」
降魔拳士、朝倉・皐月が細かい事を考えず、ニコッと笑う。
おそらく、戦っている最中に考えながら、行動する事など不可能に近いだろう。
ならば、とりあえず殴ってから、考える。
ただ、それだけ。
それに攻性植物以外はただの人間なので、まったく脅威にならないので、戦いが始まれば、勝手に逃げていく事だろう。
参加者 | |
---|---|
双星・雹(流星天使・e00152) |
フィア・フェアリア(花を護る剣士・e00201) |
アシュリー・ウィルクス(モドキ・e00224) |
紅風・紫縁(笑顔の裏で血桜染・e01400) |
レオン・ランパント(三千世界の鴉を鏖す獅子・e01446) |
ミラン・アレイ(蒼竜・e01993) |
ユヴィ・ミランジェ(柔らかな風巫女・e04661) |
ソフィア・フォーチュン(ウィッチクラフト・e09629) |
●かすみがうら市内廃工場
「ここだね、問題の場所は……」
アシュリー・ウィルクス(モドキ・e00224)は仲間達と共に、 茨城県かすみがうら市にある廃工場にやってきた。
この廃工場には2組の不良グループが集まっており、両グループの睨み合いが続いていた。
そのため、何人たりとも近づく事が出来ないほど、ピリピリとした空気に包まれていた。
「さて、元気が余ってる不良どもからエネルギーをいただいとこうかね?」
レオン・ランパント(三千世界の鴉を鏖す獅子・e01446)が、含みのある笑みを浮かべる。
「なんだ、コラァ!」
それに気づいた黒頭蓋の不良が金属バットを肩に担ぎ、他の不良達を引き連れ、オラオラスタイルで迫ってきた。
「ここ、危ないから、どこか行く」
すぐさま、ミリアム・ドッペルバウアーが、不良達の行く手を阻む。
「つーか、お前らが消えろ! 今がどういう状況なのか、分かってんのか、コラァ!」
不良達がイラついた様子で、ミリアムの胸倉を掴み上げた。
さすがに殴るつもりはないようだが、全身から溢れんばかりの殺気が漂っていた。
「茨城のヤンキー……って、ほんとにこんな感じなんだね……。なんというかこう、あんまりいい人たちじゃないんだろうけど……」
ソフィア・フォーチュン(ウィッチクラフト・e09629)が、覚悟を決めた様子で深呼吸をする。
「ケルベロスよ! 死にたくないなら、早くここから離れて!」
それはある意味、警告。
ここが戦場になるというサイン。
「だから、どうしたっ! ケルベロスだろうが、何だろうが、俺達の争いに指図出来るヤツなんていねぇ!」
いかにも下っ端風の不良が、自分をアピールするため、調子に乗って前に出た。
思わせぶりにサバイバルナイフをチラつかせているものの、あまりにも奇麗過ぎるので、実践には使っていない事が丸わかりである。
「ごめんね、危ないから離れててくれるかしらぁ?」
ペトラ・クライシュテルスが、ラブフェロモンを使う。
「し、仕方がねぇな!」
その影響で不良達が恥ずかしそうに頬を染め、グループから離れようとした。
「……って、テメエら、まさかこのままトンズラか!? だったら、このシマは俺達のモンでいいよなァ!」
対立グループ・鬼龍隊の不良がいやらしい笑みを浮かべる。
「ンなワケねーだろっ! 畜生っ! 不本意だが、こいつをぶっ殺してからじゃねーと出ていけねぇ」
黒頭蓋の不良がイラついた様子で、金属バットを振り回す。
「なんだと、コラッ! やるんか、コラ!」
鬼龍隊の不良も鉄パイプを握り締め、色々な意味でヤル気満々。
今にも襲い掛かっていきそうな勢いで殺気立っているようだった。
「……そこまでです」
紅風・紫縁(笑顔の裏で血桜染・e01400)が鬼龍隊の不良に爽やかな笑みを浮かべ、その鳩尾めがけて素手で一撃を放った後に殺界形成を使う。
その影響でまわりにいた不良達も、『なんだかコイツら、ヤベえぞ、マジで!』と叫んで、蜘蛛の子を散らすようにして逃げていく。
「これは一体、どういう事だっ!」
次の瞬間、荒々しく息を吐きながら廃工場にやってきた攻性植物と化した不良が、納得の行かない様子で叫び声を響かせる。
これではすべてが台無し。
何もかも捨てて、この戦いに備えていた自分の苦労が、すべて無駄。
まわりの奴らに自らの力を見せつけ、グループのトップに立つ野望が泡と消えた。
「うわっ……、予想以上にウネウネ……。正直、近づきたくないわね」
その姿を目の当たりにしたセルジュ・ラクルテルが、ドン引きした様子で後ろに下がっていく。
攻性植物と化した不良は触手を蛇の如くウネウネさせ、粘着質の身体がネバッと糸を引いていた。
「た、確かに……あんなのに触れたら、全身ベトベトになっちゃいそう……」
朝倉・皐月(地球人の降魔拳士・en0018)も、気まずい様子で汗を流す。
状況的に考えて、戦わなければいけない事は分かっているが、身体が拒絶反応を越している。
その状態で攻性植物と化した不良と戦ったとしても、致命的なダメージを与える事は難しいだろう。
「おいおい、どうした? ひょっとして、この姿がコエェのか? だったら、安心しやがれ。みんな、纏めて地獄に送ってやるからさ。これ以上の恐怖をその身に刻み込んでやらぁ」
攻性植物と化した不良が、壊れ気味に笑い声を響かせる。
この様子では、自らの力に酔いしれ、それを使ってみたくなったのだろう。
人間をやめた事で理性の留め金が外れ、罪悪感の欠片もないようだった。
「テメェの相手は俺だ」
それと同時に神地・滄臥が、攻性植物と化した不良に先制攻撃っ!
「ンだ、コラ! 誰だ、テメエらはっ!」
攻性植物と化した不良が蔓状の触手を無数にウネウネさせながら、イラ立った様子で滄臥達にジリジリと迫っていく。
こうなれば、すべての怒りをコイツらにぶつけるまで……。
せっかくの晴れ舞台を台無しにされてしまったのだから、責任を取ってもらう必要があるだろう。
「ユヴィは樹好きなのに……。歩くのは良いけど、今やってる事はダメ」
ユヴィ・ミランジェ(柔らかな風巫女・e04661)が、今にも消え去りそうな声で呟いた。
「オレに指図するんじゃねえっ! リーダーは このオレ! オレ様だァ!」
攻性植物と化した不良がイラついた様子で、ユヴィに攻撃を仕掛けていく。
それと同時に身体の一部がハエトリグサの如き『捕食形態』に変形し、ユヴィに食らいつく勢いで迫ってきた。
「相手は攻性植物。ツルを避けられる機動力が肝心、かな?」
すぐさま、双星・雹(流星天使・e00152)がマインドソードを使い、捕食形態に変形した触手を切り払う。
「援護しますっ!」
それに合わせて、クロユリ・マヨが少しずつ距離を取りつつ、仲間達を援護!
その間も攻性植物と化した不良がイライラとした様子で、身体の一部をハエトリグサの如き『捕食形態』に変形させていく。
「他所への侵食も、他者への寄生も、植物としては不思議じゃないんだけど……規模が異常ですよね。大好きな草花を相手にするのは嫌だけど、共生できる手段が見つかるまでは、地球の人々、自然を護るためにも戦わないと……」
フィア・フェアリア(花を護る剣士・e00201)が、自分自身に言い聞かせるようにしながら、機敏な動きで攻性植物と化した不良の攻撃を避ける。
「不良植物は消毒なんだよー! なーんて!」
その隙をつくようにしてミラン・アレイ(蒼竜・e01993)が、攻性植物と化した不良に攻撃を仕掛けていった。
●攻性植物
「さて、開始しましょうか」
紫縁が髪を簪でひとまとめに纏めると、攻性植物と化した不良の前に陣取った。
「ははっ! 面白れぇじゃねえか! そんなに死にてぇんだったら、望み通りにしてやるよっ!」
攻性植物と化した不良がいやらしい笑みを浮かべて、今度は身体の一部をツルクサの茂みの如き『蔓触手形態』に変化させ、フィアの自由を奪っていく。
「お願い、やめて……」
その途端、フィアが恥らい泣き叫びながらも、攻性植物と化した不良に懇願する。
「嫌だねっ! ……お断りだっ! おい、こら、テメェらっ! こいつがどうなってもイイのか? なんならここで剥いちまってもいいんだぜ。それに、テメェらも盛り上がるだろっ!? ちっとギャラリーが少ねぇのは残念だが、一緒に盛り上がろうじゃねえかァ!」
攻性植物と化した不良が史上最悪のクズ的な笑みを浮かべ、思わせぶりに舌を伸ばしていく。
「まさか、その程度でぼくらが動揺するとでも……?」
そんな中、アシュリーが躊躇う事なく、攻性植物と化した不良にテイルスイングを仕掛ける。
「テメェ! オレは本気だぞ! それとも、何かテメェらもお楽しみが望みって訳か? だったら、オレも容赦はしねえ。おい、そこの女っ! 恨むんだったら、テメェの仲間を恨むんだなァ!」
攻性植物と化した不良がキレ気味に、本能と欲望の赴くままに、フィアの服を引き千切ろうとした。
「不良さん、ごめんね! さすがにそれは見過ごせないんだよ」
すぐさま、ミランがドラゴンブレスを吐きかけ、『蔓触手形態』と化した部分を燃やす。
「うぎゃあああああああああああああああああああ! よくもやりやがったなァ!」
これには攻性植物と化した不良も悲鳴を響かせ、激しい怒りを爆発させた。
「はあはあ……」
その間にフィアが胸元を隠しながら、攻性植物と化した不良から離れていく。
それに気づいたナノナノのリリリリが心配した様子で、フィアの傍に寄り添った。
幸いフィアに怪我はなく、服も破られていないようである。
それでも、かなりショックを受けているらしく、小刻みに体が震えていた。
「畜生ッ! 畜生ッ! 畜生ッ! みんな、殺すッ! 殺してやるゥ!」
攻性植物と化した不良が傷ついた身体を庇いながら、恨めしそうにフィア達を睨む。
こんなはずではなかった。こんなはずでは……。
思い描いていた未来は、こんなものではなかったはず。
それなのに……何故……!?
「がっつくなって。焦る早漏は嫌われるぜ?」
レオンがサキュバスの翼を大きく広げ、ラスボスちっくな笑みを浮かべる。
「そこまで言うんだったら、試してみるかッ! オレは男でも女でも関係なく食っちまうぜ!」
攻性植物と化した不良が、意味ありげに吐き捨てた。
「そこまで言うんだったら、俺様を黙らせてみろ。そうしたら、何でもやってやるよ。お前にそれが出来るのなら、な」
それでも、レオンは怯む事無く、上から目線で攻性植物と化した不良を挑発!
「調子に乗るなよ、ザコがっ! オレが本気を出せば、テメェらなんぞ、あっという間に倒しちまうんだからなァ!」
攻性植物と化した不良が殺気立った様子で、身体の一部をハエトリグサの如き『捕食形態』に変形させ、見せしめとばかりに雹を食らう。
「確かに、あっという間だね」
雹が皮肉混じりに呟きながら、マインドインフィニティを使って巨人化すると、そのまま外に飛び出した。
「ぎゃあああああああああああああああああああ! 何故だっ! 何故っ、オレがこんな目に……!」
攻性植物と化した不良が、信じられない様子で叫ぶ。
このままでは勝ち目がない。いや、最初から勝ち目などなかった。
そもそも、相手にした事が間違いなのだ。
「五月蠅いとぉぶっとばしちゃうよぉ?」
次の瞬間、ユヴィが一気に間合いを詰めて、攻性植物と化した不良に攻撃を仕掛けていく。
「助けられないって、わかってるのは辛いけど……これ以上の犠牲は出さないよ。私達が灰にしてあげる!」
それに合わせて、ソフィアが攻性植物と化した不良めがけて、達人の一撃を放つ。
「ふ、ふざけるなァ! 灰になるのは、テメェらだァ!」
攻性植物と化した不良が殺気立った様子で、蔓状の触手を伸ばしていく。
「わたしもそう簡単にやられるつもりはないから」
ミランが蔓状の触手をかいくぐりながら、攻性植物と化した不良に轟雷竜吼を放つ。
「ほらほら、ボク達を血祭りにあげるんだろ? 一体、雑魚相手にいつまで苦戦しているんだい?」
続いてアシュリーが攻性植物と化した不良に嫌味を言いつつ、ドラゴニックミラージュを仕掛ける。
「畜生ゥ! 殺してやる! 殺してやるゥ!」
それでも、攻性植物と化した不良は諦める事無く、蔓状の触手を伸ばしていく。
「喧嘩は素手で行うものですよ。……人間を辞めて、得るものなどないというのに……。愚かな話です。愚か者の良く先は一つ……地獄ですよ」
だが、紫縁はまったく怯まず、攻性植物と化した不良にハウリングフィスト!
「随分と、好き放題してくれたけど……」
それと同時に雹が地面を蹴って、勢いよく飛び上がり、光の巨鳥と化す。
「これで、終わりだよっ!」
次の瞬間、雹が流星の如く勢いで落下すると、そのまま嘴で地面ごと攻性植物と化した不良の身体を貫いた。
「ぐがああああああああああああああ」
攻性植物と化した不良は断末魔を響かせ、ブクブクと泡立ちながら地面に吸い込まれていく。
「死体は残らず、か」
レオンが複雑な気持ちになりつつ、寂しそうに地面を眺める。
おそらく、力を使い尽くした結果が、これなのだろう。
もちろん、死体が残っていたところで、あそこまで姿形が変わっていたのでは、身内であっても判別する事は不可能である可能性が高いのだが……。
「……心が悪に染まっていると、やっぱりつけこまれて、……助けられないんだね。どうしてこうなってしまったのかわからないけど……、この人にも帰りを待つ人は居たのかな」
その横でソフィアが、深い溜息をもらす。
もしかすると、失うモノが何もなかったのかも知れない。
それ故に、あそこまで間違った方向に突き進む事が出来たのかも知れなかった。
「……嫌なものを相手にするのは、何時まで経っても嫌なものです。……何か甘いものでも食べて帰りましょうか……」
紫縁が苦笑いを浮かべて、仲間達に対して声をかける。
「うん、そうだね。……行こうか」
そう言って雹が何者かの資本流入によって乱立したビルを眺めるのであった。
作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2015年9月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 8/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 1
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