「あっついなーもう夏だよー。後で泳ぎにいこっかなー」
強い日差しの中、ランドセルを背負った少年がパタパタと下敷きを団扇にしてあおぐ。
「んーっと、ここかなー?」
少年が立ち止まったのは海辺の近く、民家が並ぶ場所の一角に出来た更地だった。
「噂だと、おっっきなスイカが家を潰して通った跡だって話しだけどー……んーそれっぽく見えるかなー?」
少年が更地の端から端までを手を広げて横に移動する。
「確かに、こんなおっきなのに踏まれたら家だってぺしゃんこにつぶれちゃうよなー」
家くらいの大きさのスイカが転がって家を潰していく姿を想像して少年は笑う。
「そんなおっきなスイカなら何人前になるのかな、一度見てみたいなぁ」
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
その少年の胸にふっと現れた魔女が鍵を突き刺し、引き抜くと少年は意識を失い倒れ込む。魔女の姿は現れた時と同じように消え去る。
『ゴロゴロゴロゴロ』
そして入れ替わるように現れたのは丸い巨体。緑に黒の縞模様、全長6mにもなる巨大なスイカの姿だった。
「夏ですよぅ。夏といえばスイカですねぇ」
のんびりとした口調でワーブ・シートン(とんでも田舎系灰色熊・e14774)がスイカの話題を振る。
「どうやら少年から『興味』を奪った第五の魔女・アウゲイアスが、スイカの形をしたドリームイーターを生み出し人々を襲わせる事件が起きるようです」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が事件の詳しい説明を始める。
「ドリームイーターが被害を出す前に、敵を撃破しそして少年を目覚めさせてほしいのです」
今なら敵が動き出す前に現場に到着でき、ドリームイーターを倒せば少年は眠りから目覚める。
「敵は巨大な丸々のスイカの形をしています。全長6mほどで、その巨体を活かし転がって全てを押し潰してしまうようです」
動きはそれほど速くはないが、その質量は圧倒的パワーとなる。
「現れるのは千葉県にある海辺の近くです。海水浴客なども居ますが、到着時には避難が始まっています。それと攻撃すると反撃しようとするようです。上手くすれば敵を誘導できるかもしれません」
民家付近で戦えば、人は避難していても建物に大きな被害が出るだろう。
「夏といえばスイカは風物詩ですが、大きすぎるのも問題です。被害が出てしまう前に退治してください」
よろしくお願いしますとセリカが頭を下げ、出発の準備に取り掛かる。
「巨大なスイカですよぅ。みんなで美味しくいただくんですよぅ!」
ワーブは涎を垂らしそうな勢いで口を開け、巨大なスイカに齧りつく想像をする。その様子に釣られたようにケルベロス達もスイカの味を思い浮かべ、喉を乾かせて準備に動き出した。
参加者 | |
---|---|
カロン・カロン(フォーリング・e00628) |
ワーブ・シートン(とんでも田舎系灰色熊・e14774) |
ヨエル・ラトヴァラ(白き極光・e15162) |
イングヴァル・ヴィクセル(鎧装機兵・e15811) |
音無・凪(片端のキツツキ・e16182) |
セデル・ヴァルフリート(秩序の護り手・e24407) |
ルソラ・フトゥーロ(下弦イデオロギー・e29361) |
浜本・英世(ドクター風・e34862) |
●暑い夏
焼けるような炎天下の中、ケルベロス達は汗を流しながら道を行く。視線を逸らせば潮の香と共に涼しそうな青い海が見える。
「今回も、おいしそうなスイカ、じゃない、ドリームイーターが出てくるんですよねぇ」
巨大なスイカを思い浮かべて、灰色熊の姿をしたワーブ・シートン(とんでも田舎系灰色熊・e14774)はゴクリと唾を飲み込む。
「でも、ちょっとした事で住宅街に出てくるのはちょっとばかし危なっかしいですよぅ。という訳で、なんとかするんですよぅ」
ふんっと鼻から息を吐いて気合を入れる。
「スイカ割りでしょ。知ってるわ。日本の夏って感じねぇ」
スイカというと海辺での遊びを想像し、カラカルの獣人であるカロン・カロン(フォーリング・e00628)は海の匂いのする方へと視線を向けた。
「日本のスイカは甘くて美味しいんですよね。ドリームイーターだし食べていいのか不安はありますけど……まるで噂に聞くスイカ割りみたいですね」
ネットで見たことのあるスイカ割りをイメージして、ヨエル・ラトヴァラ(白き極光・e15162)は敵と会うのが少し楽しみになる。
「ドリームイーターのスイカ割りか……」
無表情に頷いたイングヴァル・ヴィクセル(鎧装機兵・e15811)が、不意打ちを受けないよう周囲を警戒して進む。
「大きなスイカとは、また少年らしくて微笑ましい。それを人を襲う凶器にさせられないね」
浜本・英世(ドクター風・e34862)は楽しい夢のままにする為にも、確実にスイカを撃破しようと周囲の地形を確認した。
「……ところで、巨大スイカを食べるのを楽しみにしている者も居るが、倒したら消えてしまわないかな……?」
どうするつもりだろうと首を傾げながらも、すぐに作戦に集中し始めた。
「たしか、ここらへんだったかなぁ?」
曲がり角から顔を出したワーブがきょろきょろと周囲を窺うと、空き地に6mもある巨大なスイカが鎮座していた。
「大きなスイカでありますね!! さぞや美味しい……スイカのために頑張るでありますよ!」
思わずスイカに吸い寄せられそうになったルソラ・フトゥーロ(下弦イデオロギー・e29361)は、ブンブンツインテールを振って思い留まり海側へと移動する。
「巨大スイカ、ねぇ……ホント、ドリームイーターは何でもありだよな。大玉スイカは大味だったり皮が無駄に厚かったりするけど、コイツはどうなんだろね?」
離れていても圧倒的存在感を誇るスイカを、音無・凪(片端のキツツキ・e16182)は呆れたように眺めた。
「スイカは夏の風物詩。それを破壊の道具にするとは許せませんね。人々の営みを護る為にも、絶対に破壊は防がなくては」
ドリームイーターの好きにはさせないと、セデル・ヴァルフリート(秩序の護り手・e24407)は真剣な表情で戦闘に向け意識を集中して、空き地の端に倒れている少年の元へ向かった。
●巨大スイカ
ケルベロス達がスイカを視界に入れると、スイカもまた認識して動き出す。
『ゴロゴロゴロゴロ』
ゆっくりと転がり出すが、その大きさで遅く見えても転がる距離は長く、一気に間合いを縮められた。
「あ、出てきたですよぅ! ……ていっ!」
有無を言わせずにその熊の手に伸びる鋭い爪を叩きつけた。するとスイカはワープに向けて動き出す。
「こっちに来たですよぅ。では、あっちに向かうですよぅ」
敵の注意を引き付けるようにワーブは道路の真ん中を進み海辺へと向かう。
「目標を戦闘区域へ誘導する」
ガトリングを構えたイングヴァルは、雨のように弾丸を撃ち込みながら後じさった。
「ふふ、私ねスイカ割りってしたことないの。初よ初! ……にしてもこんな大きいのボーナスゲーム過ぎない?」
巨大なスイカを目の前にしてテンションの上がったカロンは棍を手に立ち塞がる。
「今日のために素敵な棒を持ってきたわ。これを、大きく! 振りかぶって! ぱかーーーん! と!!」
思い切り振り下ろした棍がスイカにぶつかり、分厚い緑の皮が砕け中の赤いスイカが汁を飛び散らせた。
『ゴロゴロ―』
ゴロリゴロリと巨大スイカが攻撃したケルベロスを追いかけてゆく。
「これは……目にすると聞いていたより大きく感じますね」
僅かに目を見開いて見上げたヨエルはすぐに気を取り直して、周囲に気を配り進路上に人が居ないか注意して移動を始める。
「まずは一般人を避難させないとな、ふざけたスイカ野郎だけど、念には念を……ね」
凪は大きな声で周囲に呼び掛け、こちらに近づかないようにと人々に警告する。
「大きなスイカ……危険でありますので海辺から離れてくださーい!」
ルソラも海への道を先行し、人を見かけては避難するように指示する。
「ここなら安全です、すぐに目覚めさせてあげますから」
抱き上げ運んだ少年を日陰に寝かせたセデルは、すぐに仲間と合流し自らもスイカに飛び蹴りを浴びせる。同時にビハインドのイヤーサイレントもそこらの石を浮かせて弾丸のようにスイカにぶつけた。
「巨大スイカは我らが引き受ける。慌てず落ち着いて、転ばないようにね」
派手にアルティメットモードで人目を引いた英世が、近くの子供に優しく声を掛け避難させた。
『ゴロゴロ、ポンッ』
段差に軽く跳ねたスイカが、ワーブに追いつき吹っ飛ばす。宙に浮いた体が砂浜に埋まるように突っ込んだ。
見渡せば民家から離れ、開けた砂浜へと到着していた。
「砂浜なら壊せるものは無いでしょう、この場で倒します」
セデルは手にしたスイッチを押す。するとカラフルな爆発が起こり仲間の闘争本能を高める。
「わぷっここまでくれば、あとは戦うだけですよぅ」
砂だらけの顔を上げたワーブは、砂浜を蹴って接近し拳を叩き込んだ。
「目標ポイントに到達。標的を破壊する」
イングヴァルは体に幾つもミサイルポッドを展開し、大量のミサイルを発射した。誘導されたミサイルがスイカにぶつかり爆発して表面を砕いていく。
「では破壊してしまいましょうか」
ヨエルはライフルを構え冷凍光線を放ってスイカの表面を凍らせていく。
『ゴロゴロ―』
攻撃を受けながらも平然とその巨体を転がしてスイカが迫る。
「じっとしてなさいな。夏のスイカは割られるものよ。日本ではそう決まってるわ」
棍で地面を突いて飛びあげると、カロンは押し戻すように蹴りを叩き込んだ。
「ここからどこにも行かせねぇ、そこらをぐるぐる回ってろ」
凪は黒の地獄炎を周囲に放ち、高熱による揺らぎで敵からの視界を歪ませてしまう。
「さて、一先ずスイカくんは冷やしておこうかな?」
英世はライフルを構え、光線を撃ち込んで命中箇所を凍結させてしまう。
「スイカ割りを始めるでありますよ!」
ルソラがふわっふわっと花を溢れ出し、舞う花がスイカを覆いその身を侵食していく。
『プププププッ』
スイカの割れた皮から黒く大きな種が砲弾のように発射される。それをテレビウムのスキルニルは敵の攻撃を受け止め、画面が割れた。
次々と大量の種がガトリングのように連続で吐き出され、砂に穴が空いて砂塵が巻き起こる。
「これだけ大きいと種が砲弾みたいですよぅ」
飛んできた種をワーブは爪で弾いていくが、それだけで手一杯になる。
「どんなに大きくてもスイカはスイカでしょぅ? 棒で叩いたらね……ぱかーんと割れるものよ。ね?」
その間に背後に回ったカロンはブンブンと棍を振り回し、その勢いを乗せてスイカに叩きつけた。
「あ、目隠し必要なんだっけ? ……ま、いっか」
そのままもう一度横振りにスイングしてスイカを砕く。衝撃に種の放出が止まった。
「これだけ大きいと攻撃し放題ですね」
駆けて跳躍したヨエルは回し蹴りを浴びせてスイカの皮を砕く。
「装甲を剥がす」
接近したイングヴァルは近距離からガトリングを突き付け、発砲してスイカの皮を砕いて大きく果肉を露わにさせた。
「さぁて、食い物は粗末にしちゃいけない、それが食べ物だって言うなら、ドリームイーターだって食ってやるよ」
凪は真白い鳥の様な刀を抜き放ち、刃を滑らせるように敵を斬り裂いてついでに小さくカットしたスイカを一切れ手に取った。
「これは……うめぇ」
口にしたスイカは瑞々しく甘い果汁がたっぷり含まれていた。
「本物のスイカ同様、中身は柔らかいのであります!」
接近したルソラは腕を回転させて突き出し、ドリルのようにスイカを削り取る。
『ゴロゴロゴロゴロ』
体が傷つきながらもその巨体は変わらず動き出す。近くのケルベロス達を踏み潰さんとスイカが転がる。
「なんて質量……! ですが、防衛手の私にとってはこれを防ぎきる事こそ本懐! 絶対に後ろには通しません!」
その前に立ち塞がったセデルが、ドローンを周辺に展開しながら槍を横にして敵の突進を受け止める。その巨体の圧力に足が砂を削ってどんどんと押される。やがてバランスを崩して片膝を突き踏み潰されそうになる。
「どうやって食べるのかと思っていましたが……生きたまま食べてしまうのですね……」
仲間の食にかける熱意に唖然としながらも、英世は横から跳躍して蹴りを浴びせた。ゴロリとスイカが横に回転し、その間にセデルは飛び退いた。
●ゴロゴロ
「もう食べ頃かなぁ。いただきまぁす」
ワーブが皮に爪を突き刺し、引っぺがすと中の果実に齧りつく。
「お味はどう? 味の薄いスイカは嫌よ? じゃ、私も味見を……っと!」
カロンは割れ目に腕を突っ込み、大きな果肉を千切り取って口に含む。シャリッと爽やかな食感とたっぷりの果汁が口に広がる。
「……美味しいわね!」
『ピュッピュピュー』
スイカの割れた箇所から放水のように赤い果汁が噴き出すと、取りついていたワーブとカロンが撥ね飛ばされる。オーラを纏ったセデルは噴き出る果汁を前に出て受け止める。するとその口に押し入りスイカの味が浸透する。
「口の中に入ってしまいました。とても甘くて美味しいスイカですね、皆さんが夢中で食べてしまう気持ちが解ります」
並んで攻撃をその身で受けたイヤーサイレントも、スイカ塗れになって喜んでいるように口元を緩めていた。
「……甘いな」
顔をスイカの果汁で赤くしたイングヴァルは、ペロリと唇を舐めて敵に向かいミサイルを一斉射した。爆風にスイカの体が揺れる。
「美味しそうに食べてますね……でもこれ、お腹壊さないでしょうか……」
心配そうに食べる仲間を見ながら、ヨエルは翼から放つ聖なる光を鎌鼬のように変えスイカを包み込み動きを止めた。
『ゴロゴロー』
「っと、砂つけちまったら食うに食えない、気を付けなきゃねぇ?」
転がろうとするスイカに、凪が正面から地獄の炎弾を撃ち込んで初速を潰し押し留める。
そこへ両手にナイフを手にしたルソラが飛び込み、舞うようにスイカの表面を斬り刻んでいく。
『プププッ』
スイカが種を飛ばすと、一緒に飛び散った果肉がルソラの口に飛び込み、思わず咀嚼して甘い果実を味わってしまう。
「んーー……甘くておいしいであります……!」
その味わいに思わず戦いを忘れてスイカを楽しんでしまう。そこへ種を当てようとするが、発射前に果肉ごと凍りついた。
「スイカは冷えていた方が美味しいでしょう」
ライフルの銃口を向け、英世は引き金を引いてもう一度光線を当てキンキンに冷やし凍らせる。
『ピュピュピュー!』
傷だらけのスイカは全方位に向かって果汁を飛ばす。
「悪足掻きをするな」
イングヴァルはガトリングを構え、銃身が回転しながら火を噴く。連続で撃ち出される弾丸はスイカの皮を撃ち砕き、果肉を穴だらけにして抉り汁を飛び散らせ果汁の放出を止めた。
「最後に一口だけ、食べてみましょうか」
その隙に飛び込んだヨエルが拳を打ち込み、果実を手に取ると口に運ぶ。甘い果汁が口いっぱいに広がり思わず笑みを浮かべた。
『ププッ!』
スイカは凍った表皮を種で吹き飛ばし、種弾を放ってくる。
「このままでは海水浴で遊ぶ人に迷惑が掛かります、決着としましょう」
空に跳んで回避したセデルは突き刺すように蹴りを放ってスイカの皮を砕き、そこに槍を深く突き刺した。
「スイカらしく切り分けてしまいましょうか」
英世が三枚の歯車状の刃を投射し、皮の傷ついた部分を狙い傷口を広げるように抉り切り裂く。
「モッタイナイから、残さず食べちまわないとな」
凪は割れ目に刀を当て大きく斬り裂き、更に幾重にも刃を走らせて細々と切り分けた。そして商品のように綺麗にカットしたスイカを齧る。
『ゴロゴロー』
轢き潰そうとスイカがゴロンと動き出す。
「満足したのであります! なのでごちそうさまをするのでありますよ!」
ルソラはスイカを無数の花で包み込むと、回転するスイカに花が食い込んで動きを止めた。
「スイカ割りならやっぱり綺麗にスイカを割らないとね」
スイカを駆け上ったカロンは大きく跳躍し、頭上から棍を振り下ろした。するとひびが入りパカッとスイカが二つに割れる。
「ふふ、どうかしら? 真っ二つって感じ?」
『ゴロ……ゴロ……』
半分になったスイカは上手く転がれずに揺り篭のように揺れる。
「美味しいんですよぅ、もっともっと食べるんですよぅ」
スイカの中心に組み付くとワーブは歯を突き立て、爪で抉り、果肉を取り出して夢中になってむさぼり食う。やがてスイカは中に大きな空洞を作って動きを止め、幻のように消え去った。
●夏の名物
「少年は、スイカ好きかい?」
「うん! 好き!」
英世は用意しておいたスイカを切り分け、目覚め元気なのを確認した少年にお裾分けする。それを受け取った少年はありがとうと満面の笑顔でスイカに齧りついた。
その様子にケルベロス達は無事に事件が終わったと緊張を解いた。
「任務完了です。どこにも被害は出なかったようですね」
セデルは念のため周囲を確認し、建物への被害が無いか調べた。
「スイカ割りって楽しいわね」
スイカの汁を拭い、カロンは笑みを浮かべた。
「スイカを見ると、夏本番という感じがしますね。今年はあんまり暑くないといいです……」
そう言いながらヨエルは砂浜を焼き付けるような眩い太陽を見上げた。
「残念だが、暑くなりそうだな」
イングヴァルも同じように焼けるような日差しを見上げて答えた。
「あれ? 敵が消えたらお腹がスッキリすると思ったのに……!?」
お腹が空くと思っていた凪は動揺し、満腹感が続く理由に首を捻った。
「美味しかったのであります!」
美味しいものを食べて満足したルソラは朗らかに笑う。
「これで何とかなったですよぅ。あ、そうだぁ。暑いからぁ、かき氷買ってくるですよぅ」
口どころか顔を果汁でベタベタにしたワーブは、腕で拭いながら海の家に向かって歩き出す。
砂浜に水着姿の海水浴客が戻り始め、熱気を追い払うようにジュースやかき氷、そしてスイカを食べていた。
作者:天木一 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年7月25日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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