地中を泳ぐ人食い鮫!

作者:柊暮葉


 地中をどこでも泳いで人を食う鮫が出没する--。
 伊藤幸太は中学校でそんな噂を聞きつけた。そんな馬鹿なと思うが、実在するなら一度見てみたい。強い興味に駆られた幸太は、放課後は地中鮫が出没しそうな場所を探して歩くようになった。
 そんなある日、クラスメイトの渡辺が、開発途中の市内の山の剥き出しになった崖の岩肌から鮫が飛び出たのを確かに見たと言った。
 早速、幸太はその日のうちにその開発途中の山に向かった。小雨が降っていたためか、業者の姿はなく、土砂の詰まった袋ばかりが積み重ねられていた。
 幸太は立ち入り禁止のロープを乗り越え、剥き出しの崖の方へとどんどん歩いて行った。
「鮫……鮫……来い! 人食い地中鮫!」
 そう呟いてスマホのカメラを構えながら崖の岩肌に向かう幸太。
 その幸太の心臓が鍵で一突きにされた。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
 小雨の中に現れた第五の魔女・アウゲイアスはそう言って、ひとたまりもなく倒れ伏し、眠りについた幸太を見下ろした。
 そして幸太の横に次第に浮かび上がったのは--鋭い歯を備えた顎を剥き出しにした、体長14メートルもある巨大な鮫であった。鮫は獰猛な獣のように吠えると、岩肌の地中へと飛び込み、それから戻って来て覗くように幸太を見下ろした。


 セリカ・リュミエールが集めたケルベロス達に説明を開始した。
「不思議な物事に強い『興味』をもって、実際に自分で調査を行おうとしている人が、ドリームイーターに襲われ、その『興味』を奪われてしまう事件が起こってしまったようです。『興味』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようですが、奪われた『興味』を元にして現実化した怪物型のドリームイーターにより、事件を起こそうとしているようです。怪物型のドリームイーターによる被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して下さい。このドリームイーターを倒す事ができれば、『興味』を奪われてしまった被害者も、目を覚ましてくれるでしょう」
 ユーディット・アルニム(装甲砲士・e29597)は神妙な顔をしてセリカの説明を聞いている。
「今回の被害者は三重県の中学生、伊藤幸太くん。学校で噂になっていた地中を泳ぐ人食い鮫の調査をしていたところ、開発途中の山の岩肌のそばでドリームイーターに襲われてしまいました」


 セリカは説明を続ける。
「周辺は工事中であるため危険と思われ、人が滅多に近づいてきません。また、小雨が降っているため工事が休みになっており、業者は立ち入り禁止のロープを引いて帰ってしまています。大丈夫だと思われますが、気になるようならば殺界形成などを使うといいでしょう。工事現場は重機があったり土砂の袋が積まれていますがかなり広く、戦うスペースには困らないと思われます」
 セリカは資料をめくった。
「ドリームイーターは自分の事を信じていたり、噂話をしている人間の方へと引き寄せられる性質があります。うまく使えば誘き出せるでしょう。また、人間を見つけると『自分が何者か問う』という行動を取り、正しく答えられない人間を殺してしまいます。例えば人魚の怪物が現れて、「私は誰?」と聞いていた時に「人魚」と答えれば立ち去りますが、「魚人」や「ブス」と答えたりすると、怒って殺してしまうのです」
 そう言ってセリカは資料をケルベロス達へ配り始めた。


 最後のセリカはこう締めくくった。
「なんに興味を持つかは人の自由です。知的好奇心を持つのは良い事でしょう。それを利用して化け物を作り上げるとは許せません。必ず任務を遂行してください!」


参加者
十夜・泉(地球人のミュージックファイター・e00031)
水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)
レクシア・クーン(咲き誇る姫紫君子蘭・e00448)
シェナ・ユークリッド(ダンボール箱の中・e01867)
浦葉・響花(未完の歌姫・e03196)
沙更・瀬乃亜(炯苑・e05247)
望見・かなえ(レティクルの天使・e05677)
チェシャ・シュレディンガー(凸凹不偏な能芯套・e27314)

■リプレイ


 ドリームイーターの出現の予知を聞いて、ケルベロス達は行動を開始した。
 開発途中の工事現場に向かうと、小雨もあるためか、あたりには人影が見当たらなかった。工事現場は広く、視界も悪いためはっきりしないが、どこかに被害者の伊藤幸太も倒れている事だろう。
 シェナ・ユークリッド(ダンボール箱の中・e01867)は、立ち入り禁止のテープにキープアウトテープをくっつけるとダメ押しをした。
 十夜・泉(地球人のミュージックファイター・e00031)は念のために足場が悪いところがないか探し始めた。足下を地ならしするためである。また、怪力無双を利用し、戦闘の邪魔になりそうな荷物を片付け始めた。
 レクシア・クーン(咲き誇る姫紫君子蘭・e00448)はタオルや折りたたみ傘を準備して持って来ていた。
 泉は片付けを終えると、靴のかかとをこん、こんと踏みならした。無事に帰れるようにおまじないである。今回はいつもの靴ではないため、多少気落ちしているが、どのような時にでも全力を出せるように頑張るためのいい機会だと思っている。
「なぁ、よく考えたら、なんで鮫なんだ? ほかにもそれっぽいのいるだろうによ」
 水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)が誰にともなく言った。
「人食い地中鮫? そんな映画に登場するような鮫ね。まあ現実に現れたら困るけど」
 浦葉・響花(未完の歌姫・e03196)は辺りを見回している。
「へぇー地底に居るのは大ミミズぐらいだと思ってたんだけど鮫なんかもいるのねぇロマン溢れる話だわぁ♪」
 チェシャ・シュレディンガー(凸凹不偏な能芯套・e27314)は逆にわくわくしているようだ。
「14メートル……巨体も良い所ですね。工事現場の広さは相手にとっても都合が良さそうです、注意しないと」
 レクシアは工事現場を見回し、不安要素を気に掛けている。
(「鮫! 鮫!」)
 望見・かなえ(レティクルの天使・e05677)は無言のまま、既にテカテカと興奮していた。
 工事現場の中に入り、ケルベロス達は集まって噂話を開始した。
「ここは映画”恐怖地中鮫”の舞台だった場所に少し似てるわね」
 響花がそう切り出した。
(「こんな感じで本当に来るのかしら?」)
 多少不安である。
「意味不明な生き物はパニックホラーの基本だが…。別に鮫でなくても蛇…じゃありきたりか。蝶とか…は空から襲ってくるのが基本か。うん?そうすると、あり得ない所であり得ない生物に襲われるって意味じゃあってるのか…」
 鬼人がそれに乗った。
「鮫って自身ではブレーキを掛けられないとか、泳ぎ続けないと沈んでしまうといった特徴があるそうですが地中鮫もそうなのでしょうか」
 レクシアが首を傾げた。
「地面の中に住んでらっしゃるならミミズとか食べるんでしょうか。地中鮫はロマンなんです?」
 シェナは気になる事を言った。
「地上を泳ぐ鮫なんて夢がありますね」
 沙更・瀬乃亜(炯苑・e05247)は仲間の話に相づちを打ちながら、自分も興味深そうに語る。
 そしてかなえがテンションマックスで語り続ける。
「地中を泳ぐ鮫の話ってのはいろんなパターンがあるの。国立公園で人を襲う、雪山で雪原を泳ぐ、ビーチの砂浜を泳ぐ……砂浜泳ぐなら横の海泳げよって話よね。空飛んだり宇宙にいったりする鮫もいるけど地面から襲われるってのも怖くていいわよね。伊藤君だっけ? あの子もセンスあるわよね。なかなか有望だわ」
 かなえがマシンガントークを続けるうちに、次第に辺りの空気がかわってきた。工事現場の平らな地面の上に何かが現れる。それは鮫のひれだった。
 14メートルの巨体が地中から浮かび上がってくる。
 ぎょっとするケルベロス達。しかしかなえはマシンガントークをやめない。熱意を持って笑いながら語り続ける。
 鮫が宙を浮かんで泳いできた。
「私は……何者か……」
 明らかに地中鮫は、人間の言葉で話しかけてきた。
「貴方は名前は知らないけど、皆は貴方の事を地中を潜る鮫だと言ってるわよ」
 響花はそう答えた。
「あまり容姿に恵まれないものでしょうか」
 瀬乃亜があえて前線として挑発を行った。
「思うんだけど地中鮫って美学が必要なの。背びれが陸から出てきたときの違和感恐怖。それでみんなを震え上がらせてこそだって。それなのに、なに、こんな人もいないとこででかい図体さらして。あなたトド? 豚?」
 かなえはさらに酷かった。

 地中鮫はかっと口を開いて牙を剥き出しにした。

 途端に、ケルベロスの足下の大地に激震が走る。地面にヒビが入る勢いで地震が起こり、何人かが足下のバランスを崩して転んだ。
 地中鮫のアースクエイクである。
「ドリームイーターって本当にどんな形にでもなるわよねぇ」
 チェシャは地面にケルベロスチェインを展開し、仲間を守護する魔方陣を描き、ヒールを行った。
 瀬乃亜は何倍もある巨大な敵に向かい、弱点を見抜くとそこに痛烈な一打をお見舞いする。瀬乃亜の動きに合わせてテレビウムの赤薔薇が凶器攻撃。
 響花は電光石火の蹴りを抜き放ち、麻痺攻撃を行った。
 かなえはやればできるという心によって地中鮫に攻撃。どちらかというと触りたいだけかもしれないという雰囲気。
 泉は掌に「ドラゴンの幻影」を召喚して地中鮫を炎で燃え上がらせる。
「B級ホラーは好きなんだが、お前、いまいちなんだよ」
 鬼人はそれらの傷を刀身でなぞりあげ、傷口を切り開いた。
『追い縋る者には燃え立ち諌め、振り離す者には燃え上り戒めよ。 彼の者を喰らい縛れ―――迦楼羅の炎』
 レクシアがオリジナルグラビティを使用する。
 フレイムグリードを性質変化させた蒼く小さな地獄の炎弾。それらが無数に地中鮫に食いついていく。炎弾は地中鮫に当たると微量の生命力を喰らいながらそれを燃料に鮫の皮膚で静かに燃え続けている。生命力を喰い続ける限り敵の身体能力を低下させるのだ。
 地中鮫の動きが鈍った事を見て取ったシェナもオリジナルグラビティを構える。
『みつけました、そこですね』
 闇穿つ光条(クロスファイア)。空中にプリズム光を放つ小さな光弾を浮かべて射出。
 着弾するとそこから火花を放ち、地中鮫の行動を阻害していく。

「グ……ガ……」
 地中鮫は大きく口を開けて呻くと、巨体をよじって苦痛を現す。
 そしてたちまちまるで波間に対するように地中に飛び込んでしまった。
 地面の中でアースヒールを行うつもりだろう。
 地中までは追いかけていけず、ケルベロス達は戸惑う。
 そしてそこに、先程の何倍もの激震が襲いかかってきた。
 地面に走る亀裂。膝から崩れ落ちていく震え。飛び交う砂利、砂。
 壊アップを受けたアースクエイクがケルベロス達を飲み込んでいく。
 鬼人、シェナ、響花、瀬乃亜、かなえが亀裂の間に挟まって手足を妙な方に曲げ、苦痛の声を上げる。
「キャー!」
 わざとらしい絶叫を上げて、かなえは相当楽しそうだ。
「鮫映画で襲われる人みたい!」
 テンション上がりまくっている。
「おい、舞い上がりすぎだろ」
 苦笑する鬼人。

『一握の希望…見出す活路。彼等を癒し再び立ち上がる力を』
 チェシャが匣底ニ在ル物(ハコノソコニアルモノ)で、禍々しい雰囲気を帯びた匣を開ける。その底にあるものを癒やしの力に変えて仲間達を回復していく。立ち上がる者には希望を。
 それを受けた瀬乃亜は、詠唱を開始。
『A red rose is not a rose red flo』
 赤い薔薇の飴と夢(ローズレスキャンディー)により、回復と状態異常回復を受け、ケルベロス達は立ち上がる。赤薔薇はテレビフラッシュ。
 かなえは優しい世界を投稿して仲間を癒やしている。
 シェナは妖精弓で祝福の矢を放ち、泉とレクシアの力を増す。
 その頃、地中鮫は地面の上に浮かび上がってきて、牙を剥きだしにした。
 響花は宙に浮く地中鮫に対して、突進すると、音速を超える拳を叩きこみ、敵の力を剥いでいく。
 レクシアはチェーンソー刃を掲げ、地中鮫に接近。
「--打ち砕きます!」
 背から地獄の翼を噴き上げ推力にしエアシューズで滑走する高機動戦形態だ。移動の度蒼い光の尾を引いて走る。
 凄まじいモーター音を放ちながら、攻撃と同時に地中鮫の呪的守護を破り去った。
「さて、こっからはホラー映画じゃなくて、アクション映画ってな。命がけなのには変わりないが。さて、地中鮫の生け作りを作るかな」
 鬼人は緩やかな弧を描きながら刀身で地中鮫を攻撃、捕まえていく。
 泉は簒奪者の鎌を回転させながら投げつけた。鎌は大きく円を描きながら地中鮫の皮と肉を斬りつけ、防御力を下げる。そして回転しながら泉の手に戻った。

「人間……め……!」
 地中鮫はうなり声を上げると、また地中の中に飛び込んで行く。
 そこで癒やしの力を得るのだろう。
 鬼人は不用意には動かずどこから現れても対処できる様、気を張り詰めている。
 自分の周囲に現れたらカウンターを与える気だ。
「危ないっ、紗更!」
 波間から跳ね上がるように地中から砂を飛ばして飛び上がってくる地中鮫。
 そのまま大きく背びれで弧を描くと大口を開け、瀬乃亜に向かって噛みついてきた。
 しかし瀬乃亜を突き飛ばして、巨大な口に噛まれたのはかなえであった。

「イギャァ-----!!」
 かなえが悲鳴を上げる。それはシャウトでもあった。重傷を負うかなえ。
「仲間をかばって噛まれるとか最高じゃない? ああ夢のよう」
 しかし、どこか嬉々とした表情で早口で喋りまくる。
「古い夢は、古い夢におかえり下さい」
 瀬乃亜が再び赤い薔薇の飴と夢(ローズレスキャンディー)を使ってかなえを回復させる。赤薔薇は地中鮫に凶器攻撃。
 かなえは恍惚とした表情でスプラッタ映画の場面を語り続けていた。そんなかなえに彼女のテレビウムは鮫映画を映し出して回復していた。
「貴方のが『噛み砕く』ならこれはさしずめ『噛み斬る』といったところでしょうか」
 レクシアは2本のチェーンソー剣を水平の構えから横薙ぎし、摩擦炎を伴いながら、横向きに噛み付く顎の様に、左右から挟む斬撃を与えた。
 足止めを受ける地中鮫。
 再び地中に舞い戻ろうとする。
「そうはさせないわよ……ケルベロス鮫の一本釣り!」
 そこでチェシャがケルベロスチェインを精神操作で操り、地中鮫の首の辺りに絡みつける。
 そのまま一気に一本釣りを行おうとするが、長さも力も足りない。
「お手伝いします! ケルベロス巻き網漁!」
 そこでシェナもケルベロスチェインを取り出すと精神操作で地中鮫を締め上げた。一本釣りかケルベロス巻き網漁か、地中に逃げようとする地中鮫を鎖で締め上げ大きく引き上げる。
「シェナちゃんナイス♪」
 14メートルもある鮫がケルベロスチェインで釣り上げられる光景。
『制御できる自信はありませんが、ヒトツメ、行きますよ?』
 そこで泉がGenau und Geschwind eins(セイカクニハヤクヒトツメ)。
 正確無比、重厚無比。最小限、無駄を省いた動きで狙った場所を確実に攻撃し、地中鮫に大ダメージ。
「サメにかける葬送曲は知りませんが、あなたの悲鳴で終幕です」
 小雨でしっとり髪を濡らしながら言い切る泉。
『躊躇わず…討つ』
 響花は恩師に教わった凍撃を地中鮫に行う。
 理力の力で手足の体温を超低温にした上での攻撃は、地中鮫に大きな凍傷を残す。
『我流剣術「鬼砕き」、食らいやがれ!』
 鬼人が鬼砕きを行った。
 刹那の間に、左切り上げ・右薙ぎ・袈裟の順に斬り、その三撃の刃筋が重なる中心を刺突でぶち抜く。14メートルという巨体、それに相応しい分厚い皮膚と肉を持っていた地中鮫であったが、斬撃の重なりで弱くなった一点を撃ち抜かれ、トドメを刺された。
 地中鮫は地面の上に落下し、最後の激震を起こすと、そのまま動かなくなった。


 戦闘後、ケルベロス達は響花を中心に破損した箇所をヒールした。
 鬼人が少し離れたところに人数分のタオルと傘を用意していたため、みんな助かった。
 小雨の中を探すと、工事現場の片隅に男子中学生が倒れている事が分かった。伊藤幸太であろう。
 響花達ケルベロスが話しかけると、幸太はすぐに目を覚ました。
「あ……俺は……鮫は……?」
 気がついた幸太に、響花と泉が何が起こったのか説明した。
「ケルベロス!?」
 彼女達の正体に気づいた幸太は興奮気味である。男の子らしく、ケルベロスは憧れの存在であるらしい。
「ここは遊び場じゃないのよ。もし危険な事になったらどうするの?」
 実際に危ない事が起こったのだが。響花はそう注意する。
「危ない事に近づいたらダメですよ」
 泉も同じく注意を促した。
「今回の事を生かして注意が出来る方になってください。中学生も大人ですよね?」
 憧れのケルベロスに叱られて、幸太はうなだれている。
「はい……」
 しょんぼりした様子から言って、理解出来たようだ。
(「こういう話に詳しそうな子が居たらもっと教えてもらおうかしら。面白そうだし♪」)
 一段落した事を見て取ったチェシャは、重傷を負いながらも熱のこもった視線で語り続けるかなえに近づいて行った。
 かなえは語り足りないため、酷い怪我を負ったまま、延々と鮫映画について話し続けていた。
「しかし、ああいったB級展開、嫌いじゃないな。惜しむらくは、もう少しオリジナリティがほしいって処だぜ」
 鬼人もそんなことを言っている。
(「憧れの……ケルベロス…………??」)
 反省した幸太だったが、かなえや鬼人達の酷い姿を見てしまい、首を傾げている。
「早く帰りなさい」
 レクシアがタオルと折りたたみ傘を渡してそう促したが、幸太はかなえの様子に集中。……ダメオタクとして通じ合うものを感じ取ったのであろうか。
 その後、幸太がB級映画マニアとして成長したか、それともまともな一般人として成長したか--知る者はいないのであった。

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年6月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。