●潰れた店で
はぁ、と中年女性が店のソファで溜息を吐く。路地裏のその店の内装は一般家庭的で、茶色いどこの家にでもありそうなローテーブルと、これまたどの家にでもありそうなソファと一人用の背もたれ付きの椅子が並んだ店内は、よく言えば家庭的、悪く言えばチープと言った感じ。
「なんでウケなかったのかしら……。時に親戚のおばちゃんのように親身になり、時に近所のおばちゃんのように笑顔で挨拶し……おばちゃんとの交流を楽しめるっていうコンセプトは絶対に間違ってなかったと思うのよ。大阪のおばちゃん、東京のおばちゃんってバリエーションも出したし……、もしかして大阪のおばちゃんらしさが足らなかったのかしら? それともストレートヘアーのおばちゃんとパーマのおばちゃん、パープルヘアーのおばちゃんみたいな髪型のバリエーションが良かったかしら」
夢にまで見た自分の店だが、残念なことに昨日閉店してしまった。客が来なかったのだ。店主であった彼女は、頭を抱えてソファに踞る。
その時、彼女の心臓を鍵が貫いた。そして、鍵の主人である第十の魔女・ゲリュオンがソファに倒れた女性店主に微笑みかける。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』は奪わせてもらいましょう」
倒れた女性店主の隣に現れたのは、ヒョウ柄の真ん中がモザイクになっている、おばちゃん型ドリームイーターだった。
●彼女の後悔
「自分の店を持つ事を夢にしている人は多いと思う。その夢を叶えたのに、店が潰れてしまって後悔している人が、ドリームイーターに襲われ、その『後悔』を奪われてしまう事件が起こってしまったらしい」
ヘリポートに集まったケルベロス達に、雪村・葵(ウェアライダーのヘリオライダー・en0249)が事件の概要を説明し始める。
「『後悔」を奪ったドリームイーターは既に現場から姿を消しているが、奪われた『後悔』を元にして作られたドリームイーターはその場にとどまり、事件を起こそうとしているらしい。このドリームイーターによる被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して来て欲しい。また、このドリームイーターを倒せば、『後悔』を奪われた被害者も目を覚ましてくれるだろう」
ドリームイーターは一体のみで、配下などはいない。戦闘場所は、ドリームイーターの力で営業を再開した潰れたお店の中だ。
店長型のドリームイーターは、あめちゃんを飛ばしてきたり、手に持った鍵で攻撃してきたり、勝手に持ってきたお見合い写真で殴りつけてきたりするので、注意が必要だ。
「店に乗り込んでいきなり戦闘を仕掛ける事もできるが、客として店に入りサービスを受け、そのサービスを心から楽しんであげるとドリームイーターは満足して弱体化する。その特性をうまく利用してくれると良いと思う」
また、満足させてから倒した場合、意識を取り戻した被害者も前向きに頑張ろうと思えるようになる特性があるようなので、参考にして欲しい。葵は、そう付け加え、そこで一度言葉を区切る。
「後悔を奪われた被害者のためにも、ドリームイーターを倒して事件を解決させてあげて欲しい」
最後にそう言って、葵はケルベロス達を送り出した。
参加者 | |
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ノア・ノワール(黒から黒へ・e00225) |
筒路・茜(赤から黒へ・e00679) |
セフィ・フロウセル(誘いの灰・e01220) |
リオル・アイオンハート(天狼疾駆・e02015) |
浦戸・希里笑(黒蓮花・e13064) |
リュリュ・リュリュ(リタリ・e24445) |
アーニャ・クロエ(ルネッタ・e24974) |
ウエン・ローレンス(日向に咲く・e32716) |
●いざ、おばちゃん喫茶
とある路地裏の喫茶店。見た目は至って普通。木製の扉、平凡な店構え。集まったケルベロス達は、互いに顔を見合わせて、そして肯き合う。
「気休めだけど、無いより良いと思う」
路地裏の道の左右に、立ち入り禁止の張り紙をしてから、浦戸・希里笑(黒蓮花・e13064)はぱたぱたと仲間達の元へ駆けてきた。
さて、誰が最初に扉を開けるか、微妙な空気が流れかけた、その時。
「ごめんくださーい!」
元気に明るい笑顔でドアノブに手をかけたウエン・ローレンス(日向に咲く・e32716)は、一瞬も躊躇わずに扉を開いた。
「あぁはいはいお客さん? ちょっと待ってねぇあら、大人数ねぇどうしようかしら、席くっつければ何とかなるかしらねえ」
店の奥から出てきたのは、真ん中がモザイクになっているヒョウ柄の服を着たドリームイーター。
「あぁ、悪いな。手伝おう」
バタバタと忙しなく動き回るドリームイーターに、リオル・アイオンハート(天狼疾駆・e02015)が声をかけながら、手近な四人席をくっつける。
「では私はそこの狼……いや、リオルの隣に」
セフィ・フロウセル(誘いの灰・e01220)は元々の予定通り、同旅団に所属しているリオルの横に座ろうと申し出る。
「そうだね。ボクはこの席に。コーヒーを貰えるか?」
リオルとセフィの座った向かい側に、ノア・ノワール(黒から黒へ・e00225)。ついでに、コーヒーを注文するのも忘れない。
「へぇ、良い喫茶店じゃない? 私としてはこんな隠れ家的な場所、好きなんだよね」
極々自然にノアの隣に座るのは、筒路・茜(赤から黒へ・e00679)。
「ーー、あ、私もノアと一緒がいい!」
勢いよく手を上げて、ノアと同じものを頼んだが、正直ノアが何を頼んだのかは良くわかっていなかった。
「えっと……お姉、ちゃん? どうする?」
リュリュ・リュリュ(リタリ・e24445)は戸惑いがちに手を繋いだアーニャ・クロエ(ルネッタ・e24974)に尋ねる。世事に疎いリュリュは事前の打ち合わせで、ハウスメイトであるアーニャと姉妹という設定で行動する事にしていた。
「うーんと……取り敢えず座りましょうか」
頭の上にウイングキャットのティナを乗っけたアーニャは、リュリュの手をしっかり握って、みんなの座る席に並んで座る。
「…………ちょっと、恥ずかしいね」
ぽつり、とリュリュがアーニャにだけ聞こえるくらいの小声で呟く。ちょっと呼び方を変えただけなのに、なんでこんなに恥ずかしいんだろう。
「これ、メニューだって」
席に着いた二人に、茜がメニューを手渡した。
忙しなく動くドリームイーターの背を見つめながら、リュリュが一言。
「おばちゃんとかそういうのはよくわからないんだけど、とりあえず何かと世話を焼きたがるってことは、うちの寮長みたいなもの、なのかな?」
言った瞬間、なぜかリュリュは悪寒が走り、ぶるっと身体を震わせた。
「じゃあ、僕は……そうですねぇ」
扉の前で待っていたウエンは、ざっとあたりを見渡して、端の席に座る。
「はいはい、お水ね」
そう言って、水を持ってきたドリームイーターに笑顔を向け、コップを受け取る。
「ありがとうございます。わあ看板娘はあなただったのですね!」
柔らかな笑顔で言うウエンに、ドリームイーターはあらやだ、と頬に手を当てる。
「んもうっ、そんな上手い事言っても何も出ないんだからぁっ……!! おばちゃんだからって、からかっちゃダメよぉ?」
「いえ、からかってなんか無いですよ」
首を横に降るウエンの向かいに、希里笑が座る。
「ほらみんな、あめちゃんあげるわ! まぁおばちゃん、出身は東京なんだけどね、おばちゃんって言ったら大阪だとあめちゃんじゃない? そういうのもいいと思うのよね、はい、仲良く分けてね。えっと、ご注文は?」
そう言って、希里笑の手にあめをざっと乗せた。
「私は……おすすめのもの、ある?」
全員にあめを分けながら、希里笑は尋ねる。
「じゃあコーヒー、と……」
ドリームイーターは返事を聞く前に注文票にコーヒーと記入しながら、顔を上げる。
「そっちのお兄ちゃんはどうするのかしら?」
尋ねられたウエンは、目を瞬いた。
「注文ですか? では僕に似合うドリンクを……ですかね」
笑顔でそう言うウエンに、希里笑はそれはちょっと違うと思いながらも、果たしてどう訂正すべきか悩んでいたら、彼女より先にドリームイーターが口を開いた。
「そうねえ、じゃあホットミルクね!! わかったわ〜」
チョイスは多分、適当だろう。
二人の注文を聞くと、キッチンの方へと引っ込んだ。
●ご注文の品になります
「はいはい、こちらがご注文のコーヒーね。あなた達、コーヒー飲むなんて大人ねぇ、お砂糖とかミルクとかはそっちにあるからね、いくらでも使っていいわよ」
そう言いながら、二人の前にコーヒーを置いていくドリームイーター。ノアはふっと少し表情を和らげ、運ばれてきたコーヒーに手を伸ばす。
「ああ……うん、いいコーヒーだ。美味しいけれど、自己主張が強すぎない、落ち着いた味」
それを聞いた茜も、コーヒーに口をつけた。
「ーー、美味しい! ノアと一緒のコーヒーだから、すごい美味しいよ」
そう言う茜に、ノアは笑顔を返す。
「家庭的な--というのは、こういうものの事を言うのかな?」
ノアの感想に、茜は嬉しそうに頷いた。
「はいはいあなた達もコーヒーねぇ。アイスコーヒーで良かったかしら? でも、あなた達も大人ねぇ、お隣のお姉さん達はわかるけれど、あなた達大丈夫?」
そう言いながらアイスコーヒーを二つトレーに乗せて運んでくるドリームイーターに、リュリュが思わず腰を浮かせる。
「リュリュがやるよ」
そんなリュリュの服を、アーニャが軽く引っ張った。
「リュリュくん、ここ喫茶店ですよ」
あ、そっか。リュリュはぱちぱちと目を瞬いて、すとんと腰を下ろす。
「じゃあ、貰いますね」
そう言って、アーニャはドリームイーターから二つのアイスコーヒーを受け取って、机に並べる。
「あらぁ、良い子ねぇ! おばちゃん、嬉しくなっちゃうわ〜孫みたい! あらやだ、孫だって。うふふ」
小さい子見てると、ついねぇ。ドリームイーターはそんな事を言う。
「これが、コーヒー……」
飲んだ事ないけれど。普段寮長の紅茶ばっかりで、コーヒーを飲んだ事がないリュリュは、取り敢えずそのままチャレンジしてみようと、ストローに口をつけ、一口。
「にがっ……」
「リュリュくん、これ、私もシロップとミルク入れないと飲めないから……」
顔を歪めるリュリュに、シロップとミルクを入れたコーヒーをストローでかき混ぜながら、アーニャは一言。
「…………そうみたい」
そう言うリュリュに、アーニャはシロップとミルクを取り敢えず二つずつ手渡した。
「おかわり頂けるのかしら?」
その時、隣の席のノアがぽつりと。
「ーー、じゃあ私も!」
コーヒーを四つ置いて、残りの品を一度取りに帰るドリームイーターに、アーニャが手を上げる。
「すいません、コーヒー二つだそうです」
若干大きく出した声に、ドリームイーターはキッチンの柱の陰から顔をのぞかせて、頷く。それから直ぐに、残りの品とおかわりのコーヒーを乗せたトレーを持って来た。
「はいお兄さんとお姉さんにはこれね、このアイス……お兄さんが食べるの?」
リオルとセフィの席に運ばれて来たのは、コーヒーとアイス、それから烏龍茶。
「ああ」
「甘いもの、お好きなのかしら? 似合わないって言ったら失礼になるかしらねぇ……」
失礼もクソも、もう口に出した時点でダメな場合はダメだが、リオルは気にしなかった。
「まぁ、肉類も好きだが……玉葱は苦手だ」
「あらそうなの。そっちのお姉さんは?」
話を振られ、セフィは口をつけていた烏龍茶をごくりと飲み込んでから、口を開く。
「ああ、甘いものか? 甘いものは好きだな。因みに、嫌いなものは納豆だ」
その答えに、ドリームイーターは笑顔で大きく頷いた。
「あらそうなの、実は私も納豆苦手なのよねぇ、臭いと食感がちょっとねぇ」
そう言いながら、トレーの上にのったままだったアイスコーヒーとホットミルクを、希里笑とウエンの前に置く。
「あぁ、忘れてたわ。はいどうぞ、お待たせしたわね」
給仕の途中で話し込めば、それはまぁ待たせることにもなるだろう。希里笑の前に置かれたアイスコーヒーは氷がだいぶ溶けていて、逆にウエンのホットミルクは冷めていた。
「お気になさらず」
もしかしてこういう所が潰れた原因なのかもしれない、と考えながら、ウエンはホットミルクを受け取る。
「おばちゃんがお話しながら接客するから、おばちゃん喫茶なの?」
アイスコーヒーを受け取りながら、希里笑が尋ねる。
「ええそうなのよぉ、おばちゃんがおばちゃんらしく、楽しくお話ししながら接客するからおばちゃん喫茶。ね、楽しいでしょ?」
「そう、なんだ」
頷く希里笑は、コーヒーを一口。確かに先程から、ドリームイーターはキッチンに引っ込んだ時以外は延々と間断なく話をしている。
「でも……もしかして私、話が長いかしら?」
そう言うドリームイーターに、ウエンは笑顔で一言。
「僕は全然構いませんよ!」
●ご馳走様でした
「ほらあなた、この写真の女の子すごく可愛いでしょう? 良いと思わない?」
男性二人に、おばちゃんはどこからか取り出したお見合い写真を見せる。
「俺にはお相手は必要ないし、恋の予定も無い。そもそも、自身にそう言ったものは似合わないと決めている」
きっぱり断るリオル、それからぽやんぽやんとゆるい表情を浮かべるウエンも、口を開く。
「お見合い写真ですか。僕はもう少し先で考えたいですかねー」
そんな彼らの机の上も、かれこれ大分片付いていた。誰ともなく頃合いか、と判断し、肯き合う。
「じゃあ、そろそろかな」
「--、ご馳走様」
ノアと茜はそう言って立ち上がり、そして。
「コレール!」
ノアの呼びかけに、サーヴァントのコレールが、援護のために仲間たちの間を飛び回る。
「あら帰っちゃうの? まだお話ししましょうよ、あなたたちの恋のお話とか、おばちゃんまだまだお話聞きたいわ」
そう言って、ドリームイーターは鍵を取り出し、大きく振るう。机は薙ぎ払われ、椅子の脚が折れた。
「ボクはもう満足なんだよね」
飛び退ってドリームイーターから距離を取るノア。
「--、そう言うことだから、おばちゃんはもう十分だよ」
そう告げて、茜は龍夢を鞘から抜き、勢いそのままに左右に一閃。
「ハリー・エスケープ……行こう」
希里笑は辺りを見て、被害者のおばちゃんが近くにいない事を確認してから、サーヴァントのハリー・エスケープに跨った。炎を纏ったハリー・エスケープがドリームイーターに突撃し、すれ違いざまに希里笑がスパイラルアームを当てて行く。
「ティナ、よろしくね」
アーニャは頭の上でくつろいでいたティナに声をかけると、ティナは一声鳴いてから清浄の翼を味方にかけていく。
「今日は、楽しかったです」
そう礼を言いながら、アーニャは雷の壁を構築していく。
「はぁっ!!」
リュリュは、アーニャの構築した壁の内側から駆け出して、ドリームイーターにスターゲイザーを叩き込む。
「っ……お土産に、あめちゃんはいるかしらねっ!!」
身体を傾けるドリームイーターは、懐に手を突っ込み大量のあめちゃんを取り出して、ケルベロスたちに投げつける。
「もうあめは貰ったから」
あめと味方の間に走り込んだセフィは、あめを切り落とすように日本刀を振るう。べちゃ、とその刀身とセフィの肩にあめがへばりついた。
「シルト、今だ!」
あめを投げ終わった頃を見計らい、セフィはサーヴァントのシルトに叫ぶ。シルトは主人の目を見て肯き、あめを探して服をぱたぱた叩いているドリームイーターにボクスタックルを食らわせた。
「回復は任せてくれ」
ふらつくセフィに、ノアはウィッチオペレーションで回復を施していく。
シルトがボクスタックルを食らわせると、ドリームイーターはふらりと体勢を崩した。そこへ、リオルが走りこむ。
「魔女の目論見は、潰させてもらう!」
そして、元の店主の女性を助け出す。リオルは、構えたパイルバンカーから凍気を帯びたパイルを打ち出し、ドリームイーターを突き刺した。
「すいません、あなたの事嫌いではありませんが、本物のおばさまに僕は会いたいんです。頑張って欲しいんです!!」
ウエンが放った地獄の炎弾は、ドリームイーターに直撃し、炎上する。
「まだ、まだぁ……話、足りないわぁ……」
炎の消えた後に、ぐらりと傾きながらもまだ立っているドリームイーターに、茜が目を細め、呟く。
「--、ソレ、痛そうだね?」
「ソレ……? ぎゃっっ!!!!」
茜の使用した時空干渉『刻』魔術による「見得ざる攻撃」はドリームイーターを打ち抜き、そのままドリームイーターは空気中に溶けて消えた。
●そろそろお暇します
ケルベロスたちは、店の中の破損個所を丁寧にヒールで直していく。
「ね、ノア! 私、頑張ったよ!」
折れた椅子の足を直しながら、ノアに擦り寄っていく茜に、ノアは唇を寄せてご褒美のキスをした。
「ちゃんと見てたよ」
その横で、壁の穴を埋めているのはリュリュとアーニャ。
「……このくらいで、大丈夫かな?」
壁の様子を見ながらリュリュが言う。
「はい、大丈夫だと思いますよ。壁はもう完璧ですね」
周りを見れば、他のケルベロスたちも修復を綺麗に終えた所で。
「店主のおばちゃんの様子、見にいくこう」
そう言う希里笑にそれぞれ頷きながら、店の奥へと歩みを進める。
「う、うーん……」
唸るおばちゃんに駆け寄り、セフィが助け起す。
「大丈夫か?」
「あら、あなた達は……もしかして、お客さんかしら」
まだぼんやりしているおばちゃんは、数回目を瞬いてから首を振る。
「いいえ、違うわね。お店は潰れてしまったんだもの……でも何故かしら、なんだか、またやり直したいって思ってるのよ。もう嫌だ、って思ってた気もするのに……私、また失敗するかしらね?」
そう言うおばちゃんに駆け寄り、ウエンがその手をぎゅっと握った。
「大丈夫です、まだやってみようと思って下さるのなら、僕たちも全力で応援させて頂きます!」
曇りない瞳でおばちゃんを見つめ、それから他のケルベロス達にも視線を向ける。
「ああ、そうだな。内装や案内についてはさておき、俺はまた此処でお茶をしたい」
そう言うリオルに、おばちゃんは嬉しそうに頷いた。
作者:あかつき |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年6月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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