●死なばもろとも
やや唐突にヴォルヴァ・ヴォルドン(ドワーフのヘリオライダー・en0093)はケルベロス達に語り始めた。
「おおいくさの甲斐があったというものだ。皆もシヴィルと麻代たちの快挙は聞き及んでいることと思う」
ヴォルヴァはすこぶる機嫌が良いようだ。
「あの者たちが手にした『螺旋忍法帖』とは一発逆転のチートアイテムだ。それに書かれたクエストをコンプリートすれば、その忍軍はニートから高級官僚になれるってぐらいの破格の待遇が約束される……らしい」
しかし、ランクアップされるのは『螺旋忍法帖』を持った1つの忍軍だけであり、そこに壮絶な暗躍が生まれる余地がある。
「螺旋忍軍ならば『螺旋忍法帖』の在りかがわかるようで、狙われるのは当然だ。そこでこの状況を逆手に取る。そう、狙ってやってきた螺旋忍軍を返り討ちにする」
ヴォルヴァはニヤリと笑う。加賀百万石の金沢城にはシヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)が向かい、嶋田・麻代(レッサーデーモン・e28437)は北海道の五稜郭を本陣とすることになっている。
「こんな美味しい餌に飛びつかないほど無欲な忍軍はいないだろう。存分に戦い、奴らにケルベロスと戦う愚を叩き込んでやってくれ」
さらにヴォルヴァは忍軍のデータを開示する。
「戦場は五稜郭。将は漆黒の髪と和洋折衷の装束を着た不思議な感性のを持つ優男、フィリップ・ロークだ」
他人のファッションに口を出せる立場にいるとも思えないが、ヴォルヴァはそう断じる。
「フィリップの武器は忍軍にしては珍しい花札のような小型の手札だ」
魔法攻撃に分類される遠距離単体の四光は理力、近接単体攻撃は頑健、雨の札は敏捷系でドレインの効果がある。さらには3人も配下を従えており、黒に牡丹、萩、紅葉の文様の戦装束を着けている。得物は全員が螺旋手裏剣で牡丹だけが退き気味に位置し、残る2人は直接攻撃を得意とする。
「こやつら如きに後れをとるとは思わないが、もしも突破されれば忍法帖を持つ本陣が……やばい。全体で2つも3つも敗北しようものなら本陣は総崩れで忍法帖は守り切れん。そうはならんよう、敵はすべてここで倒す、そう心得ていてほしい。もちろん、敵を倒し自分たちが生き残ってこその勝利だ。くれぐれも死にたがりの根性なしに死出の道連れになどされないようにな」
ヴォルヴァは実は重要な注意点を何でもないことの様にいう。
「二度とケルベロスから忍法帖を奪おうなどと考えたりせぬよう、我らの力を存分に見せつけてやってくれ! というわけだ」
ちょいちょい時代劇のような大袈裟ないいまわしでの説明を終わらせ、ヴォルヴァは再度よろしく頼むと言って締めくくった。
参加者 | |
---|---|
ディルティーノ・ラヴィヴィス(ブリキの王冠・e00046) |
ヒスイ・エレスチャル(新月スコーピオン・e00604) |
ミチェーリ・ノルシュテイン(青氷壁の盾・e02708) |
ジャン・クロード(神の祝福を騙る者・e10340) |
マロン・ビネガー(六花流転・e17169) |
白弾・萠(花星の箱・e20021) |
巽・清士朗(町長・e22683) |
服部・無明丸(オラトリオの鎧装騎兵・e30027) |
●最後にもう一度
動きのない水を超えあがってきた螺旋忍者たちはケルベロス達の一群と遭遇し、そのまま戦闘になる。押し通ろうとする螺旋忍軍と本陣へは誰も通すまいとするケルベロス達が遭遇すれば、戦闘になるのは火を見るよりも明らかだった。ただ……敵の中に彼がいる。
「こんなとこで会うなんて奇遇だね、ジャン。それとも運命かな?」
暗色の忍装束に西洋風のコートを羽織った黒髪の螺旋忍者は驚いたような表情を収め、嬉しくて仕方がないような笑みを顔に張り付かせる。
「フィリップ、どうしても会いたくて待っていたんだ。君に聞きたいことがあるから」
オラトリオらしい優美な顔に今は微笑みのかけらもなくジャン・クロード(神の祝福を騙る者・e10340)は尋ねる。記憶の彼方にあるのは真っ赤にそまった目の前の男の優しい微笑み。
「残念だけど、今はちょっと立て込んでいてね。ゆっくり昔話をしている暇がないんだ。また今度ね」
フィリップの小さな合図で背後に控えていた3人の配下が走り出す。
「一人も逃がしませんよ?」
一番突進の素早かった『萩』の前にヒスイ・エレスチャル(新月スコーピオン・e00604)が立ちはだかる。
「千載一遇の好機、逃せるものか!」
「ならば……アンタが身をもって受けてみるといい」
ゆったりと広がる泡沫の烈風が走る『萩』の横腹へと襲い掛かり、鮮やかなライムグリーンの爪痕を刻む。
「なに?」
よろめく『萩』。しかしケルベロスからの攻撃はまだ終わらない。
「ともあれここより先は通行止めぞ。ケルベロス忍軍――……お相手致す」
エンチャントを使う暇はない。巽・清士朗(町長・e22683)は心の中で少々残念に思いながらも躊躇ない素早い動きで電光石火の蹴りを放つ。高く上げた長い脚が『萩』の首の後ろを蹴り上げた。
「よくぞ参った! だがここより先へは一歩たりとも進ませぬ! 一歩たりとも退かせもせぬ! ここが終点と心得い!! ぬぁああああああああああーーーーーッ!!!」
思いっきり溜めて、思いっきりダッシュして接近して振りかぶって……そしてピカピカと輝く拳で思いっきりぶん殴る。ケレン味も小細工もないまっすぐでバカ正直で一途な服部・無明丸(オラトリオの鎧装騎兵・e30027)の攻撃が『萩』の顔面を狙って炸裂する。その拳圧に押し戻されるように後退する『萩』。
その間にマロン・ビネガー(六花流転・e17169)の装甲からはオウガ粒子が優しい光を放ちながら最前線で戦う者たちの感覚を目覚めさせてゆく。
「そういえば、フィリップさんの配下さんたちにはお名前はないんですか?」
蒼にも近い碧の瞳を見開いて小首をかしげるマロン。
「今聞くことか!」
即座に『紅葉』から毒手裏剣を投げつけながらのツッコミが飛ぶ。同時に『萩』からも螺旋を描いて手裏剣が飛ぶ。2つの手裏剣が狙う先にいるのは――白弾・萠(花星の箱・e20021)。
「えええ? 僕?」
敵の初手に狙われた後衛の萠は驚きながらも『紅葉』の手裏剣を避ける……だが手傷を負ってどこか軌跡の定まらない『萩』の手裏剣に大事な銃を落としてしまう。
「……頼みます」
ミチェーリ・ノルシュテイン(青氷壁の盾・e02708)は自らの力で創り出した小型治療無人機たちにそう小さくつぶやくと、味方の頭上へと放つ。そして振り返ってその硬質の美貌に困惑がにじむ。ほんの一瞬でジャンとフィリップが遠くに離れてしまっていた。
「我らもフィリップ様に続くのだ」
そう言う『牡丹』がゆらめく分身を『萩』へと創る。
「あー、ぎょりん……かくよく……? なんかそういうの!」
味方の立ち位置から古今東西、何かの陣形を見出すところまではうまくいくが、いつもその名前がすらっと出ない。ディルティーノ・ラヴィヴィス(ブリキの王冠・e00046)は苦労しつつも前に出た者たちの攻撃にもう1つの力を付与する。
「まぁ、おまけみたいなものだけどね。その通りすがりの忍者さんにサービスしとくよ!」
ディルティーノは朗らかに言い、『牡丹』はぬけぬけと……と、小声でつぶやく。
「僕は本気だよ?」
ニコッと笑うディルティーノ。
「さ、頑張ろうね彦星」
敵の前衛であるのだろう『萩』や『紅葉』に立ち向かい斬撃を放つ『彦星』を新緑の瞳で見つめながら、萠は美しい舞踊で降る花びらのオーラが自らの傷を塞いでゆく。
フィリップも、そして彼の配下である3人の螺旋忍者も狙いは本陣へと向かい、そこにある忍法帖を奪取することであった。五稜郭の中心部へと向かう敵を押しとどめながらケルベロス達は戦うが、フィリップと配下とではその強さも対峙するケルベロス達の数も違い、すぐに刻一刻と2つは距離が離れてゆき、ディフェンダーであるミチェーリもジャンを庇うことが出来なくなる。
「……」
どうすべきなのか、ほんのわずかなためらい動きが鈍らせる。
3人の螺旋忍軍に攻撃を仕掛けながら、フィリップから放たれるジャンへの攻撃を庇うことは出来ない。両立出来ないのならば何を望むのか。たった一人のジャンを守る。しかし、2人きりだからこそ交わされる言葉もあるかもしれない。聞かれたくないこともあるかもしれない。クールで近寄り難い雰囲気があるかもしれなくても、ミチェーリは優しく気遣う心を持っている。
「……ここは任せた。私はジャンの元へ行く」
決断を下したミチェーリは仲間の返事も待たず全力で走り出した。
走るフィリップと追うジャン。振り向きざまに放ったフィリップの花札が5枚、それをジャンはぎりぎりで回避し更に間合いを広げてしまう。
「知りたいんだ。何故、君が僕の家族を手に掛けたのか!」
片手を地面に添えた不自然な姿勢から短距離選手の様にフィリップへ走る。
「それはお互い暇な時にしようよ。僕は今、本当に正念場なんだよ」
一族の未来がかかっているんだとフィリップは笑う。
「僕の、僕の家族の未来を奪った君がいうのか?!」
とうとうジャンは叫んだ。これは仲間たちがフィリップの配下を撃破するための時間稼ぎでもあるのだから、冷静に話をして足止めをするつもりだった。それなのにフィリップはぜんぜん止まらないし、自分の感情も制御できない。
しかし、その叫びに前ばかり見て走っていたフィリップは……やっと振り向きその姿が消えた、と、思うほどの素早さでジャンの間合いに飛び込む。
「がっかりだよ、ジャン。あれほどのことをしてあげたのに、君って僕よりずっと弱い」
フィリップの指と指に挟まれた桐の札がカミソリの様にジャンの喉をざっくりと切り裂いた。コフォっと異音がして、大きく開いた傷口から大量の血が飛沫き、すぐに豪雨が地面を打ち付けるような水音が響く。
「僕を殺せるほど強くなったら、楽しく殺し合ってみたかったけど……」
両手で傷を押さえても止まらない血は失われゆく命。朧に浮かぶ御技の鎧がジャンの身体を覆ってゆくが、フィリップの次なる一手には対処出来ない。
「さようなら、ジャン」
軽い別れの言葉を紡いで放たれた雨の札がジャンの命を食らおうと襲いかかる。しかし青白い彗星が暗い宇宙を流れるように、雪国を閉じこめる一陣の吹雪の様にミチェーリが強引に札とジャンとの間に入る。無骨だが頑強なミチェーリの敵の攻撃を阻んだガントレットがジャンに替わって食われてゆく。
「これ以上、ジャンを傷つけることは私が許しません」
空高く舞い上がり、最高到達点から急降下するミチェーリの姿に虹がかかる。
「しょうがないな。じゃあ見逃すから今度はもっと強くなっててよ。僕を殺せるくらいに……ね」
ミチェーリの攻撃を食らいながらも、その衝撃をも利用して大きく背後に跳躍したフィリップがくるりと背を向け猛然とダッシュする。その先にあるのは、螺旋忍法帳のある本陣だ。
「我らも続くぞ!」
「応よ!」
ようやく追いついてきたフィリップ配下の『萩』『紅葉』『牡丹』もはるか先をゆくフィリップを追って加速する。
「ジャン!」
優しい翠色の瞳を見開きヒスイの動きが止まる。真っ赤な血の海に沈むジャンの蒼白な顔、なんとか傷は塞がっていても今はもう戦えないとハッキリわかる。それほどの深いダメージを負った友の姿に好んで身に備えた枷の全てが一気に取り外されてゆく。
「させません!」
思うよりも早くヒスイの身体が動く。伸ばした如意棒がまっすぐに『紅葉』の腹を突く。それはそこに『紅葉』がいたからだ。手傷の深い『萩』から叩くのが常套だろうが遠かった。ヒスイが『紅葉』を狙った理由はそれだけだが、『萩』よりは油断していた『紅葉』は痛打を浴びて吹っ飛び転がる。
「逃げた上司の罪はここにいる不幸な部下に払って貰いましょうか」
ヒスイの瞳、その奥に狂乱の光が瞬く。
「や、八つ当たりだろう?!」
控えめに『牡丹』が言うが、それが何になろう。
「どちらにせよ敵味方だ。上司の身代わりに咎が一つ増えたところで今更だろう」
清士朗は霊気を帯びた銘なき名刀を薪を割る斧でもあるかのように無造作に振り、まだ動けずにいる『紅葉』の腹に叩きつける。
「カハッああ」
どす黒い血が転がる螺旋忍者の傷口と口から周りに飛ぶ。
「なんじゃ! あっちではなくこっちか! 委細承知じゃ! 猫はジャンを手当せい!」
わははははっと高笑いし敵の指先確認をした無明丸は満を持してパイルバンカーから物の時間を凍結する弾丸が発射する。これも当然の帰結とばかりに『紅葉』に命中し、予想以上のダメージを与えてゆく。
「……!」
牡丹柄の戦装束をまとった螺旋忍者が声を発する。聞き取りにくいその音はもしかしたら紅葉の柄を血に染め倒れ、そしてもう動かない仲間の名前だったのか。
「しまった!」
一歩先んじていた『萩』が半身をひるがえす。そしてそれはマロンにとってはまたとない好機となった。遥か彼方の高みより喚びだされた無数の刀が四方八方から『萩』の身体へと突き進む。全てを避けきることなど出来ない斬撃の雨あられ。
「ちょうど止まってくれて助かりました。おかげでたくさん命中したでしょう?」
刀を喚んだマロンは嬉しそうににっこりと微笑む。一瞬で切り刻まれた『萩』がぐらりとバランスを崩して倒れ掛かる。
「助けろ!」
すかさず手裏剣をマロンへと放った『萩』が倒れて動かかない『紅葉』のそばにいた『牡丹』へと叫ぶ。すると、『牡丹』は『萩』へと駆け寄りその勢いのまま痛烈なキックを仲間の背に叩きつけた。思わぬ味方の攻撃に『萩』の身体がケルベロス達へ向かって飛ぶ。その反動と隙をついて『牡丹』が五稜郭の中心へと走ってゆく。そう……『牡丹』はあっさり『萩』を見限りフィリップとの合流を果たそう遁走しているのだ。
「き、貴様!」
棄てられた『萩』には、だが恨み言をいう暇はない。傷ついた自分の目の前にはケルベロス達がいるのだ。
「おハロー、忍者さん! それじゃあ僕が歌のお手本、見せてやるよ。しっかり耳塞ぎな!」
ディルティーノの声と同時に巨大なスピーカーが顕現し、大音量の唄、そのエネルギーが『萩』めがけ暴力的なまでに響き渡る。
「これはヘドバンじゃ済まないよ。しっかり耳塞ぎな!」
「ぎゃあああぁぁぁ!」
ディルティーノの快音(?)は敵の耳も心も破壊してゆく滅びの唄。それが螺旋忍者の命までも砕いてゆく。
「赦したまえよ。赦したまえ。慈悲はなく、毒の呪いを受けるがいい」
長きに渡り力を蓄えし呪いの文字が萠の詠唱によって浮かび上がる。禍々しい穢れをはらんだ文字の衝撃が逃げる『牡丹』の背を打った。走る背に強引に力を加えられ前傾で走る『牡丹』がもんどりうって転がってゆく。それでも立ち上がろうとする『牡丹』の前に立ちはだかるのは萠のビハインドである『彦星』だ。
「行かせませんよ」
振り向く『牡丹』の視線の先には、術を放ったばかりの萠の見たことがないほどの厳しい顔がある。
「……生きていますか?」
彦星に邪魔され、足止めされた『牡丹』にウイルスカプセルを投げつつ、ヒスイは視線を敵に向けたまま倒れているジャンへと聞く。
「これ以上の突破は断じて許せん。お前もここで逝け」
刀の柄頭から魂を喰らう一撃が放たれる。
「清士朗さん」
その清士朗の攻撃に重なるようにミチェーリの迅速果敢、電光石火の蹴り技が無防備にさらけ出された『牡丹』の首の後ろに炸裂する。僅かな腱と皮膚だけでつながった頭部が前に垂れさがり、そして体も頭に続くようにして前のめりに崩れる。
「終わったね。どうにもまだ歌い足りない気分だけど、さすがにもう追いつけないね」
ディルティーノは少しばかり残念そうにこの場と、そしてもう1人の敵が消えていった方を見る。派手に始めたライブ感はまだこの身に残っている。もう2、3曲は歌わなければディルティーノの身内にくすぶる炎は消えない。
「わははははっ! 諦めるのはまだ早い! ケルベロスに不可能はないのじゃ! わしに続けぇえええ~い!」
同じく戦場の高揚感に支配されまくっているのか、無明丸は武器を構えたまま走ってゆく。
「あ~無明丸さん! 危ないですよ。他にも敵がたくさんいたら倒されちゃって、打ち上げとか戦勝パーティとか参加できないですよ」
マロンの声が聞こえたのか、音速に近づくほどの速さで走りだした無明丸はそれよりも速いぐらいの体感で戻ってくる。
「それもそうじゃな。いくさには引き際も肝心じゃな」
カッカッカと無明丸は笑う。
「私も本当は、あんな可愛くない敵は放っておきたくないんですけど……」
マロンはそっとジャン、そしてヒスイと萠を見る。
「私のせいです。私の判断が甘かったのです。それでジャンにあのような傷を負わせてしまいました」
ややうつむきながらミチェーリが言う。しかし、今ここでジャンに言えばきっと彼はミチェーリのせいではないと言うだろう。
「誰ののせいでもない。責めを負うのは人の星に来て忍法合戦なんぞする螺旋忍者よ」
清士朗は当たり前のように言う。
ジャンは半身を起こしたまま、まだ立てずにいた。手には拾い集めた花札がある。顔を伏せたままのジャンの頭に暗色のジャケットが降る。
「……あ」
「まだ、休んでいてください」
ヒスイは誰の目からもジャンを隠すかのようにその傍に立つ。
「全部、吐き出せたかな?」
暖かい萠の言葉に、でもジャンは首を横に振るしかできない。
「そうか。残念だったね」
ジャケット越しに萠の暖かい手のぬくもりが伝わってくる。
戦いは終わった。3人の螺旋忍者達はフィリップに追いつくことなくこの場で死に、しかしケルベロス達もフィリップ・ロークの突破を許してしまったのだった。
作者:神南深紅 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年6月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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