●魅惑のパイナップルガール
汗ばむような陽気に恵まれた、五月末の大阪市。涼しげにざわめく雑木林近くの道を、一人のサラリーマンがハンカチで額を拭いながら歩いていた。
仕事が一段落付いた後なのか、それともただのサボリーマンか。にじみ出る汗とは裏腹に曇りのない笑顔を浮かべている。時には木陰で立ち止まり、自然の音に身を委ねる余裕さえ見せていた。
目を閉じれば聞こえてくる、木々のざわめき小鳥のさえずり。
「……ん?」
押しのけるように聞こえてきた、女性の声。
サラリーマンは耳を澄まし、女性の声を探っていく。
程なくして、悩ましげな吐息と共に自分を誘っているかのような言葉が聞こえてきた。
隙なく左右を見回したサラリーマンは、小さく頷くと共に雑木林の中へと向かっていく。
程なくして、声の主を発見した。
一本の木を背に佇む、瑞々しい肉体をこれでもかと見せつけている妖艶な女性だった。
サラリーマンは女性に手招きされ、ごくりと生唾を飲みながら近づいていく。手の届く距離までたどり着いた時、その両腕に抱かれ頭に柔らかな果実を押し付けられた。
否応なく力が抜けたサラリーマンは、女性の腕の中に身を委ね……。
――仮にサラリーマンが気づいていたとしたら。逃げ出したかもしれない。
女性が背にしている木と、パイナップルの木と一体化している事に。
しかし、サラリーマンは気づくことなく女性に身を委ね続けた。結果、ズボンもパンツの脱がされ、全てを吸い尽くされて地に落ちる。
動かぬ男性は程なくして地面に埋もれ、女性の……新たな攻性植物の養分となり果てて……。
●バナナイーター討伐作戦
ケルベロスたちを出迎えた黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)は、メンバーが揃ったことを確認した上で説明を開始した。
「爆殖核爆砕戦後、大阪城に残った攻性植物達の調査を行っていたミルラ・コンミフォラさん達から、新たな情報が入ってきたっす」
調査によると、大阪城付近の雑木林などで、男性を魅了するたわわに実った果実的な攻性植物、バナナイーターが出現しているようだ。
「バナナイーターは十五歳以上の男性が近寄ると出現し、その果実の魅力で魅了し、絞り尽くして殺害することでグラビティ・チェインを奪い尽くしてしまうみたいっす」
攻性植物は、こうして奪ったグラビティ・チェインを用いて新たな作戦を行おうとするつもりなのかもしれない。
「ですから、皆さんにはこのバナナイーターを撃破して、誘惑されてしまう犠牲者を救ってきて欲しいっす」
ダンテは地図を取り出し、雑木林に面した道路に丸をつけた。
「午前十一時頃。被害者はこの道路を歩いている時、このあたりでバナナイーターに誘惑されて雑木林の中へと入っていき……この辺りで遭遇するみたいっす」
幸い、その場所に先回りすることはできる。しかし……。
「バナナイーターを出現させるためには、そのまま一般人を誘惑させるか、一般人を避難させた上でケルベロスの男性が囮になる必要があるっすよ」
バナナイーターは攻性植物の拠点となる大阪城から地下茎を通じて送られているようで、囮となった人数に応じた数のバナナイーターが出現する様子。もっとも、出現するバナナイーターは一体目を除いて戦闘力が低いようなので、ある程度の数を出して一気に叩くことも可能となっている。
「ただし、バナナイーターは出現後三分以内に攻撃を受けると、出現した地下茎を通ってすぐに撤退してしまうみたいっす。つまり、囮となった方は三分間、バナナイーターと戦闘せずに接触し続ける必要があるっすね」
幸い、バナナイーターもその三分間は攻撃せず、対象の男性を誘惑し続ける。そのため、囮が一般人であってもすぐに死んでしまうといったことはない。
また、バナナイーターはケルベロスであっても、男性ならば獲物として扱う様子。その誘惑はケルベロスには効果がないが、囮となる場合は誘惑されているふりをする必要もあるかもしれない。
「最後に、今回戦うバナナイーターについて説明するっすね」
一体目も二体目以降も、パイナップルの木を元にしているらしく、一体目が強く二体目以降は戦闘能力がいちじるしく劣っている、と言った点以外に差異はない。
総員妨害特化。
相手に体の一部を押し付けパイナップルジュースを飲ませる事で魅了する、逆に相手に吸い付き生気を吸収する、敵陣の中心でパイナップルを爆発させ飛び散る飛沫によって防具を溶かし破壊する……といった行動を取ってくる。
「以上で説明を終了するっす」
ダンテは資料をまとめ、締めくくった。
「大阪城の攻性植物の調査を行ってくれた皆の苦労に報いるためにも、どうか攻性植物の活動を阻止してきて欲しいっす!」
参加者 | |
---|---|
リリア・カサブランカ(グロリオサの花嫁・e00241) |
ヒスイ・エレスチャル(新月スコーピオン・e00604) |
流星・清和(汎用箱型決戦兵器・e00984) |
ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045) |
小鳥遊・優雨(優しい雨・e01598) |
難駄芭・ナナコ(爛熟バナナマイスター・e02032) |
葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830) |
ハル・エーヴィヒカイト(ブレードライザー・e11231) |
●甘い誘惑
歩いているだけでも薄っすらと汗がにじみ出る、五月も終わりの大阪市。ざわめきが涼しやかな風を運んでくれる雑木林近くの道路にて、ヒスイ・エレスチャル(新月スコーピオン・e00604)はサラリーマンを呼び止めた。
「呼び止めてしまい申し訳ありません。実は……」
自分がケルベロスであること、デウスエクスが発生したことを伝えていく。
サラリーマンは真剣味を帯びた表情を浮かべつつ、頷いた。
「わかりました。よろしくお願いします」
頭を下げた後、雑木林から離れていくサラリーマン。
背中を見送り、ヒスイは仲間たちと合流するために雑木林へと舞い戻る……。
人払いを含めた全ての準備を終えた後、ケルベロスたちは雑木林の中へと突入した。
有志の男性陣三名を囮として、残りのメンバーは隠れて後ろをついていく。
少し進んだ後、パイナップルの香りと共に囮役を呼ぶ声が聞こえてきた。たどるように進んだなら、少しだけ木々が開けた場所へと到達し……。
「なに、このような場所に女性だと……?」
ハル・エーヴィヒカイト(ブレードライザー・e11231)が視線を向ける先、瑞々しい肉体をこれでもかというほど見せつけてきている女性がいた。
各々一本の木に背を預けながら、自分を含む三人を手招きしている。
「この声は……私を誘っているとでもいうのか? だがそのような手に……」
言葉とは裏腹に、ハルは右へ、左へとよろめくかのように黒髪の女性へと歩みよっていった。
一方、流星・清和(汎用箱型決戦兵器・e00984)はどしどしと金髪の女性に突撃していく。
「さぁ逃げも隠れもしない! どんとかかってこーい!」
金属的なボディを輝かせているけれど、恐らく女性には関係ないのだろう。
二人に葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830)を含めた囮たちは、首尾よく女性の領域内。短い逢瀬を交わし始めていく。
もちろん、その内心には戦いへの熱意を秘めたまま……。
一方、木の陰に隠れている女性陣。
見守る必要もないだろうと、小鳥遊・優雨(優しい雨・e01598)はボクスドラゴンのイチイとバナナのやり取りをしながら戯れていた。
「イチイ、美味しいですか? お茶もありますよ」
頷き、お茶を求めていくイチイ。
傍らではリリア・カサブランカ(グロリオサの花嫁・e00241)が開けた場所に広がる光景を……その中心となる女性たちの姿を見つめ、ため息一つ。
「……男の人ってやっぱり大きい方が好きなのかしら……?」
ぺたりと触り、視線を落とす。
「わ、わたしだって……これぐらい普通よね……?」
返答はない。
適切な言葉が思い浮かばなかったのか、はたまた別のことに集中していたからか。
ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045)は女性たちを見つめながら、しきりに首を傾げていた。
「まさイーター系の派生が出るとは……しかし、なぜパイナップルなのでしょう? あまりバナナと関係のないような気もしますが……? まさか、言葉遊び? いや、まさかそんな」
「ほんと、バナナイーターなのにパイナップルって、これもうわからねぇな!」
難駄芭・ナナコ(爛熟バナナマイスター・e02032)も肩をすくめた後、ともあれ……と囮たちに敬礼し始めた。
「頼もしい男性陣諸君に敬礼だ! 無茶しやがって……!」
だからせめて、活躍をたたえ……その光景をしっかりと胸に焼き付けておこう。
息遣いが聞こえるたび、魅惑的に震える二つの果実。
もぎ取るために伸ばした手は、半ばにて震え手元に戻る。
「せ、拙者には忠誠を誓った者が……!」
影二は何度も、何度も迷う素振りを見せていた。
時には亜麻色の髪を持つ女性が手を伸ばしてきたけれど、さり気なくかわして腕を伸ばす。
「くっ、心まで屈すると思うな……!」
表情を歪めながら再び戻し……そんなことをして過ごしていた。
常に気を張り、演じていなければならない時間。一秒が十秒にも感じられる、引き伸ばされた時の流れ。
三分経過の方がもたらされた時、影二の心に去来した感情は果たしてどのようなものだっただろう?
「……演技は終いだ」
表情に出すことなく、影二は二本の刀を構えていく。
女性が……バナナイーターが目を見開く中、仲間たちと視線を送り合っていく。
もう、戯れの時間は終わりを告げた。
後は互いに刃を交わし、どちらが先に倒れるかを探るだけ……!
●誘惑されたのは
「うまく誘い出せたと錯覚したか? 誘い出したのはこちらのほうだ」
黒髪のバナナイーターの懐へと踏み込み、ハルは自らの領域を創り出す。
虚空に舞う刃が黒髪のバナナイーターへと降り注ぐ。
内一本が立ち止まり刃を閃かせるも、木の部分に弾かれた。
その動きの力強さは、一人では相手しきれないと思えるほどの勢いを持っていた。
ならば、残る二体が力量的には低い別個体なのだろう。
清和は金髪のバナナイーターへと視線を戻し、高く高く飛び上がる。
「まずはこいつから……!」
急角度からの蹴りを放ち、身をかがめたバナナイーターが背にする木の幹を激しく震わせた。
さなかにはヒスイが視線を向け、不機嫌そうな表情を浮かべながら影の弾丸をぶっ放す。
「わかりました。早々に片付けて、本体に攻撃を集中させましょう」
幹を撃ち抜かれた黒髪のバナナイーターが、肩で息をし始める。
一方、金髪のバナナイーターが落ちてきたパイナップルを受け止めて、前衛陣の中心へと放り投げてきた。
ナナコが身構える中、パイナップルは地面に落ちる。
爆発し、パイナップルジュースを飛び散らせてきた。
身にまとうバナナのきぐるみに侵食してくるのを感じながら、ナナコは叫ぶ。
「やっぱりパイナップルじゃねーか!」
お前もバナナになるべきだと言わんばかりに、バナナの愛を込めた一撃を。
よろめく金髪なバナナイーターに狙いを定め、リリアは飛ぶ高く、高く。
翼を広げ、木々よりも高い場所へと至った後、金髪のバナナイーターに狙いを定め降下。
急角度からの蹴りを放っていく。
バナナイーターが背負う木を切り裂き、右肩へと突き刺しながら、細めた瞳で激しく揺れる果実を見つめていく。
フィアンセの彼は今のままが好きと言ってくれているけれど、やっぱり大きくて柔らかそうな体型は同性からみても魅力的。
考えれば考えるほど、ため息が出てしまう。最近、成長を感じることがないのだから。
「……」
ともあれとリリアは肩を足場に跳躍し、両手で鎌を握りしめた。
「とりあえず、今は戦いに集中しよう」
自分に言い聞かせるように滑空し、鎌で金髪のバナナイーターを一刀両断。
視線を外し、次の対象となるだろう亜麻色の髪を持つバナナイーターへと向き直った。
亜麻色の髪のバナナイーターは、ウォーグとの距離を詰めていた。
回避しようと膝をたたんだウォーグににじり寄り、口に突っ込んできた。
「うぐっ!?」
重ねるように立てた、二本の指を。
ウォーグは指先からにじみ出てくる液体を飲まされて、瞳を見開いていく。
対象的に頬を赤らめ呼吸を乱していたバナナイーターは、満足げな表情を浮かべながらウォーグの唇から指を引き抜いた。
「くっ!? こんなにも美味なパイナップルジュースがあるとは……!?」
一歩、二歩とよろめいた後、とろんと瞳をうるませていく。
「鼻を抜けていく南国の香り、舌の上で踊るフラダンスが如き甘さと酸味……体中を巡る熱も浜風と混じればいっそ心地よく、瞳を閉ざせば波の音が……」
気づけば、草むらに寝転んでいた。
仲間たちの治療を受け、我を取り戻す。
「って、あ……」
そんな時、黒髪のバナナイーターがパイナップルを放り投げてきた。
再び爆発し四散していくパイナップルジュースを浴びながら、ウォーグは叫ぶ。
「手榴弾のことをパイナップルと呼ぶとは聞きましたがこれはなんか違いますよね!?」
「いずれにせよ、治療が必要なことに違いはないみたいですね」
後方にて、木陰に隠れるような位置に立つ優雨が、前衛陣のパイナップルジュースを洗い流す……もとい治療するために薬液の雨を降り注がせた。
さらにイチイがウォーグへの治療へ向かう中、優雨は安堵の息を吐いていく。
幸い、バナナイーターたちは前衛陣にのみ意識を向けている。後衛に立つ、更に隠れるように動いている自分が対象となることは、何かがない限りはないだろう。
「……いえ、バナナイーターに関わりたくないとかそんなことはないはずです」
誰にともなくうそぶきながら、再び爆発したパイナップルを前に薬液の雨を降り注がせた。
薬液の雨だけを浴びながら、影二は亜麻色髪バナナイーターの背後へと忍び寄る。
「実は虚であり、虚は実……我が刃は影を舞う」
認識させる暇を与えず、抜き放たれた二つの刃で……一閃。
かすみ掛かる刃が直刀を引き連れ再び気流の中に紛れた時、亜麻色髪バナナイーターもまた倒れ伏す。
残るは本体たる、黒髪のバナナイーターを倒すだけ。
ケルベロスたちはさらなる勢いを持って、バナナイーターに挑んでいく……。
●バナナイーターのパイナポー
戦いの中でさえ、惜しげもなく晒され続けているその肉体。あるいは、惹かれてしまう者もいるのかもしれないが……。
「……ええ、やはりありませんね。男性を救うために、仕方のなかったことですが……」
ヒスイは不機嫌そうに眉根を寄せ、可能な限り背後の木だけを視線に収めながら肉薄。
手甲で固めた拳を叩きつけ、霊力を開放するとともにバックステップ。
「それも今しばらくの辛抱。続いて下さい」
「わかりました!」
ウォーグがボクスドラゴンのメルゥガと共に踏み込んで、ブレスに合わせて竜の爪撃を放っていく。
木に突き立てた爪がブレスをバナナイーター内部へと運ぶ道標となる中、清和が正面へ踏み込んでいく。
呼応するかのように、バナナイーターがにじり寄ってきた。
身構える清和の指先にぱくついて、チュウチュウと何かを吸い始める。
「……いや、うん。金属の味しかしないと思うんだが……」
特に何かを感じた様子もなく、清和はバナナイーターを引き剥がした。
さなかに何か柔らかな感触を覚えたが、きっとそれは不可抗力。
葉っぱが剥がれ落ちた気がするのも不可抗力。
「んじゃ、全力で行くぜ! 全パーツ射出っ 超合金合体!」
しっかりとメモリーに焼き付けながら、清和は何処かより飛んできた巨大ロボットのパーツと合体。
周囲をローラーを用いて駆け回りながら大きな剣を横に構えた。
「いくぞ必殺、フォートレススラーッシュ!」
半ばにて横に薙ぎ、バナナイーターの木の部分を削いでいく。
さなかには、優雨が清和めがけて薬品の入った瓶を投擲した。
「きっと、もうすぐ倒せます。けれど、最後まで油断せず……」
「そうね、それにしても……」
ナナコは瞳を細め、バナナイーターを睨みつけた。
「匂いまでパイナップルだコレ。バナナの香りしろよ!」
バナナイーターなのに、パイナップルの香り。
それが、とても許せない。
「コイツでテメェもバナナだ!」
改めてバナナへの愛を込めた一撃を叩き込み、バナナイーターを揺さぶっていく。
されどパイナップルの香りは変わらない。
ならば、それはパイナポーイーターなのではないだろうか?
……答えの出ない問いが巡る中、影二は粛々とバナナイーターの背後を取る。
言葉の代わりに三日月を描くかのような斬撃で、刃を木の部分を半ばまで食い込ませた。
再び影二が気流に紛れる中、ハルが再び自らの領域を展開しながら告げていく。
「造形は大したものだ、だが哀しいかなその色彩は植物の域を出ていない」
肩をすくめ、締めくくる。
「そして何より……好みではないな」
視線を外すとともに無数の刃が飛んでいき、木の部分を貫いた。
最後に残された一本の刃は、木の部分を縦横無尽に切り裂いていく。
されどまだ、抗う気配を見せているバナナイーター。
どしどしとナナコが歩み寄り、鎌を横に構えていく。
「……」
言葉紡がぬまま一刀両断。
気配の失せていくバナナイーターを感じながら、懐からバナナを取り出していく。
空を仰ぎ口にし、一言。
「やはりバナナは美味しいな!」
パイナップルに勝利したのだと、笑顔で仲間たちへと伝えていき……。
ナナコが渡してくれたバナナを食べながら、ケルベロスたちは事後処理へと移行した。
各人が作業へと移る中、リリアは囮を担っていた三人を重点的に手当を行っていく。
「あなたたちが頑張ってくれたから、成功したんだもの。感謝しなくちゃね。ありがとう」
感謝の言葉を響かせながら、受け取る言葉が広がる中、少しずつ雑木林はあるべき姿を取り戻していく。たとえ、それがつかの間だったとしても……構わない。
いずれ長き平和となるように、今はただ……然るべき時まで、休息を……。
作者:飛翔優 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年5月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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