五月病事件~自主休講の魔力

作者:小茄


「今日はゼミと必修が2つ……でもまぁ良いかぁ。メイクも面倒だし、服……は選ぶ程持ってないし」
 ベッドに仰向けになったまま、スマホを弄るジャージ姿の若い女。
 今年の春から志望していた大学に入学し、漠然と憧れていた首都圏での独り暮らしを始めた彼女だが、登校すべき時間が来てもネットサーフィンやゲームに興じ続けている。
「決めた決めた。今日は自主休講! ……まぁ今日も、か」
 彼女は今月に入ってから、まだ1日も学校に行っていない。それも、正当な理由があっての欠席ではない。
 いわゆる、五月病である。
「サボるって決めた瞬間のこの開放感……もしかしたらアタシはこれを味わう為に進学したのかも知れないなぁ」
 結局彼女がこの日、学校に行く事はおろか、何らかの生産的な活動をする事は無かったのである。


「ジゼル・クラウンさんを初めとするケルベロスの皆さんの調査によって、五月病の病魔が大量発生している事が解りました。世間での大流行も頷けます。ただちに死に至る類のものではありませんが、長引けば罹患者が深刻な事態に陥る事は否めません」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は、その五月病の病魔を速やかに撃破して欲しいと言う。
「あなた達に今回担当して頂くのは、自宅アパートに閉じこもっている女性です。アキ・ルリカさんと言う、大学一年生ですね」
 重度の五月病患者ではあるが、意識などはあって話をする事は可能だと言う。
「ただ、尋ねても居留守を使うと思われますので、鍵を破壊して踏み込んで構いません。接触後はウィッチドクターによって病魔を引き離し、戦闘で駆除して頂く流れです」
 戦う場所は、アパート裏にある空き地が良いだろう。足場や見通しも良好で一般人が乱入する危険も無い。
 まずは彼女を空き地に引っ張り出し、チーム内にウィッチドクターが居ればその者が、居なければ臨時に同行したウィッチドクターが病魔を引き離す事になるだろう。
「病魔はパジャマ姿に枕を抱えた少女の様な外見で……子守歌を歌う、枕を投げる、相手を抱き枕にすると言った攻撃方法を採ります。緊張感は余り有りませんが、人を廃人化してしまいかねない病魔には違い有りません」
 その病魔を討伐する所までが、今回の作戦の主目的となる。
 と、そこまで説明を終えたセリカは、やや表情を緩めて補足を加える。
「五月病の病魔を撃破しても、当人が五月病を打破しようと思わなければ、完治する事は望めません。なので、戦闘を終えたら彼女を励ますとか、叱咤激励するとか……何らかのフォローをして頂けると助かります」
 せっかくケルベロスが病魔を倒しても、彼女が五月病に罹ったままでは助けた甲斐が無い。
 正論で諭す。優しくたしなめる。変化球、ショック療法、どの様な手段をとるかは各人に任せるとのこと。


参加者
藤咲・うるる(メリーヴィヴィッド・e00086)
花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)
ジエロ・アクアリオ(星導・e03190)
長船・影光(英雄惨禍・e14306)
バフォメット・アイベックス(山羊座の守護の下・e14843)
ルソラ・フトゥーロ(下弦イデオロギー・e29361)
草薙・ひかり(闇を切り裂く伝説の光・e34295)
八点鐘・あこ(ウェアライダーのミュージックファイター・e36004)

■リプレイ


 駅から徒歩10~15分程の場所に、その女子大学生が住んでいると言うアパートは有った。
 アキ・ルリカは五月病の病魔に冒され、部屋に籠もりきりの状態だと言う。
 ただちに命を損なう様な状況では無いにせよ、この状況が続けば大学生活に重大な支障を来し、ひいては社会的に復帰が困難な状況にもなりかねない。
「部屋でうるさくする訳でも無いし、礼儀正しい良い子だと思っていたけど……確かに最近は見てなかったわねぇ」
 いかにも話好きそうな中年女性の大家を尋ねると、彼女の部屋の前まで案内してくれると言う。
「ここ数日、連絡も取れず……心配だったので」
「うん、せめてお見舞いだけでもと。ゼミの教授から渡す様に頼まれた物もあるし」
 気遣わしげな様子で、調子を合わせる藤咲・うるる(メリーヴィヴィッド・e00086)と花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)。
 彼女を心配して来たのは事実で、同じ大学に通う知人と名乗ったケルベロスに対し、大家さんも特に疑う様子は無かったが……。
「あら、アナタ……もしかしてプロレスの」
「はい、草薙ひかりです!」
「旦那がプロレス好きでね、見たことあるわよ。そうなの、アキちゃんと同じ学校に通ってたのね」
「は、はい!」
 いざとなったらドアをぶち破る事も考えて居た草薙・ひかり(闇を切り裂く伝説の光・e34295)だが、大家さんが都合の良い様に解釈してくれたので、その手間も省けそうだ。
「アキちゃん、学校のお友達が来てるわよ」
 ドンドンと彼女の部屋の扉をノックするが、やはり応答は無い。
「……アキちゃーん、開けるわよ」
「い、居ません」
「居るじゃない」
 部屋の中からの返答に構わず、ガチャリと鍵を外した大家さんは「ごゆっくり」と言い残して去って行った。
「……えぇ、っていうか……誰?」
 ベッドの上、頭から布団を被って隠れながらこちらを覗う女。
「アキさん、こんにちはなのです!」
「余所様のお宅に強行突入するのは、なんだかワクワクするでありますな! しかしルソラ達が来たからには、もう安心であります!」
「いや、え……なに……?」
 いかにも低いテンションで聞いてくるルリカとは対照的に、元気いっぱいの八点鐘・あこ(ウェアライダーのミュージックファイター・e36004)とルソラ・フトゥーロ(下弦イデオロギー・e29361)。
 ドタドタと部屋の中に乱入すると、ベッド上の五月病患者から布団を剥ぎ取る。
「ちょ、ちょっとぉ」
「や、失礼するよ。少々強引になるが事情が事情でね、ケルベロスだ。一緒についてきてもらうよ」
「いやアタシはケルベロスのお世話になる様な事は……って言うか外なんか出たくないんだけど……ひゃあっ?!」
「ちょっと裏の空き地まで付き合ってね! 歩かなくていいから!」
 有無を言わさず、マットレスごとルリカを抱え上げるジエロ・アクアリオ(星導・e03190)とひかり。
「そっちは大丈夫そうかい?」
「えぇ、こちら問題ありません」
 窓の外、先に空き地の確保を行っていたバフォメット・アイベックス(山羊座の守護の下・e14843)と長船・影光(英雄惨禍・e14306)が、OKサインを出す。
「たまにはお外で昼寝するのも気持ちいいのですよ!」
「いーやー」
 なだめるあこの言葉にも、嫌々と被りを振るルリカだが、構わず窓から空き地に運び出す。
 この広場が病魔を取り除く為の、いわばオペ室代わりだ。


「かの者に巣食いし悪鬼、汝名を五月病、直ぐに姿を現しなさい」
 簡易な祭壇に聖書、聖水を手にしたバフォメットが悪魔払いの様に命じ、彼女に取り憑いた病魔を切り離す。
 すると、気だるそうなジャージ姿のルリカと良い勝負をしそうな、これまで気だるそうなパジャマ姿の少女が姿を現す。
「えぇー……なにするのー、せっかくこの子の中でダラダラしてたのにー」
「彼女には毎日を大切にして欲しいから、それを妨げるあなたを見過ごせないわ」
 やや神経を逆撫でする様なスローペースで言う病魔に対し、うるるは毅然とした口調で言い放つ。
「なにあの子……? わ、私の中って?」
「少し下がっていてくれ」
「あこ達がやっつけるのです!」
 影光とあこがルリカの手を取って立たせ、病魔から遠ざけたのを合図に、ケルベロスは一斉に動き出す。
「獣・身・変!」
 バイクを駆る特撮ヒーローの如く、伸ばした右腕をグルリと半回転させるバフォメット。黒ヤギの獣人姿へと変身する。
「行こう、ロゼ」
 相棒のボクスドラゴン、ロゼに声を掛けつつ、地面を蹴る颯音。
 うるるはこれに合わせ、掌に集中した闘気を放つ。
 ロゼの噴くブレスと相俟って、いたいけな少女の外見をした病魔にはオーバーキルとも思える集中攻撃が次々に命中する。
「す、凄い……やっつけたの?」
 寝ながらスマホの生活から一変、目の前で始まる戦いに思わず驚嘆の声を上げるルリカ。
「いや、まだだよ。そこに居て」
「いったいなー。何するのー」
 ジエロが彼女の問いに応えるが早いか、砂埃の中から病魔の不機嫌そうな声。
「寝ちゃいなよー!」
 そして猛然と投げつけられる物体。一瞬ルリカに注意を向けていたジエロは、とっさに左腕でこれを受け止める。
 ばふっ、と命中したのは枕だった。
「……柔らかい」
 適度な反発力の真っ白い枕は、それで寝たらさぞかし良い夢が見られそうな逸品。
「寝ちゃだめなのです!」
 すかさず、自らのオーラを放って彼の眠気を払うあこ。
「そっちが枕でくるのなら……歌え踊れ花咲きほこれ!」
 藍色のツインテをなびかせて、踊る様に間合いを詰めるルソラ。色とりどりの無数の花が周囲に咲き誇る。
「お薬の時間です!」
 これにタイミングを合わせ、バフォメットが投げつけるのはウイルスを閉じ込めたカプセル。
「ううーっ……」
 病魔に対し、連続的に命中するこれらの攻撃だったが、相手もさるもの。先ほど投げつけたのとはまた別の枕を盾にクリーンヒットを防いでいる。
「クリュ、私達も行こうか。長船くん、草薙くん」
 相棒のクリュスタルス、それからアタッカーの2人に目で合図をするジエロ。
「解った」
「私のラリアットで眠らせてあげるわ!」
 短く応える影光と、ゼブラ模様のリングコスチューム姿になったひかりは、側背を突く位置取り。
 ジエロは愛用のロッド「ludere a missa」に魔力を集め、クリュスタルスが氷のブレスを吐くと同時に魔法の矢を放つ。
 先ほど同様に、病魔が枕を盾にこれを防ごうとした刹那――。
「そこだ」
 音も無く流れる流星の如く、影光は病魔の背中に蹴りを叩き込む。
「あうっ!」
「さぁ、行くよ!」
 数歩よろめいた相手に、真横から猛然と突進するひかり。
 ボディビルダーの様にあからさまな太さは無いが、過酷な戦いの中で鍛え上げられたその業物の如き腕が病魔の首を捉える。
「ぐえぇっ」
 踏まれたカエルの様な声を上げて、転倒する病魔。さすがに集中攻撃でダメージが蓄積されているのだろう。
「もー……怒った」
「っ?!」
 俊敏に身体を起こした病魔は、不機嫌そうに低い声で呟くと、目にも留まらぬ速度でひかりに飛び掛かる。
「ほらほらぁ、寝ちゃおうよー……天気も良いし、気持ち良いよー? 戦っても疲れるだけだしさぁー」
「うっ……この子の攻撃は……」
 もふっと抱きつくと、耳元で眠りへと誘う囁き。
 あらゆる打撃技や投げ技を耐え、無類のタフネスを誇るひかりだったが、この変則的な攻撃には思わず脱力。
「さぁほらぁー、アナタ達も一緒に寝よー? 子守歌唄って上げようかー」
 のみならず、微妙に調子っ外れの鼻歌を唄い始める。
「やる気がなくなる……」
「確かに、余り動いてないのに謎の疲労感がありますね」
 意外な難敵っぷりに、やや攻めあぐねるケルベロス。だが、病魔を罹患者から切り離した時点でこちらが有利には違いない。
「が、がんばれー」
 布団の上から応援するルリカの声援にも背中を押され、再び陣形を立て直す。


「寝ちゃだめなのです! 寝たら死んじゃうのです!」
 あこが紡ぐのは、病魔の鼻歌とは対照的にアグレッシブなサウンド。それは怠惰に時を過ごすよりも、罪深き生を全うする為の応援歌。
「やる気が出てきたのであります! ルソラの剣技をお見せするであります!」
 両手にナイフを握ったルソラは、舞う様に回転しながら無数の斬撃を繰り出す。
「うえっ……?!」
「我が獣の力、受けてみなさい!」
 ようやくひかりから剥がされた病魔に、バフォメットの体重を乗せた重い拳が直撃する。
 再び2、3歩よろめく病魔。
「それにしても……確かに病とつくが、五月病の病魔が出るとはね」
「えぇ。とは言え、そこにクランケがいるのなら、どの様な病であれ助けるのが我々の務めでしょうね」
 病魔を挟撃する様に、同時攻撃を仕掛けるのはウィッチドクターであるジエロと颯音。
 加えて、ロゼとクリュスタルスもこれを援護する。
「うわぁぁー」
 龍の吐息が烈風の如く吹き荒れ、網状の霊力が病魔の身体に巻き付き行動を封じる。
 若干間の抜けた悲鳴を上げながらくるくると回転する病魔。
「忘れていいわ、私が覚えていてあげる」
 その小振りな拳に、これまでに喰らってきた無数の病魔達の力を集めるうるる。彼女もまた、病魔と切っても切れぬ縁を持つウィッチドクターなのだ。
「世に満ち充ちる影に立ち。人に仇なす悪を断つ。骨には枯木を、肉には塵を、濁る血潮は溝鼠。擬い物の手にて、散れ。偽・管理者権限実行」
 時を同じくして、世界の意識に眠る英雄の記憶を自らにダウンロードする影光。愛刀の晦冥之門を上段に構える。
「お、落ち着こ? みんなで寝転がってさぁ?」
 気だるげな表情をやや強張らせて、時間稼ぎでもするかの様に呼びかける病魔。
「問答無用! 私が架ける七色の虹の橋、あなたは最後まで渡り切れるかな!」
「ふぇっ?」
 しかしばっちり目を醒ましたひかりは、先ほどのお返しとばかりに正面から抱きつき、腕を背中へ回す。
 そして軽々と相手を持ち上げるや、そのままブリッジして後方へ投げ落とす。お手本の様なフロントスープレックスである。
「うぎゃっ」
「まだまだ、おねんねには早いから!」
 しかし息つく暇すら与えず、今度は敵のサイドから胴をクラッチし、サイドスープレックスを見舞う。
「ぎゃふっ」
「さぁ、行くよ!」
 フラついてすぐには起き上がれなくなった病魔を強引に立ち上がらせると、そのまま羊毛の様にもふもふした頭部を脇で捕まえる。
「ちょっ……は、はーなーせー」
「では、この辺で」
「終わりにしよう」
 うるると影光も、合図を受けて動き出す。
 片足を取ると、みたび後方へ投げるが、今度は投げっぱなしではない。フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドだ。
「ぎゃあぁー!」
 避けることも防ぐ事も出来ない病魔に、うるるの放つ降魔の一撃と、影光によって再現された英雄の一太刀を耐える術は無かった。


「確かに身体が軽くなった様な気はする……かも?」
「今日の夜はたくさん眠って、明日の朝起きたら、カーテンを開けて、テレビを付けて。朝ごはんもしっかり食べて。気付いたらもう、学校に行っているはずよ!」
「そ、そうかな……うん、そうだよね」
 空き地から再びルリカの部屋に戻った一行。五月病が治った実感の無さそうな彼女に、うるるが励ましの言葉を掛ける。
「ちゃんと学校に行って勉強したほうが、よりネットやゲームが楽しめるのです! あこもゲームを攻略するために分数と確率を一年生で覚えたのです! きっとニュースサイトの難しい言葉も大学で教えて貰えるのです……!」
「んん……それは、確かにそうかも……ある程度知識が無いと、理解出来ない事って多いもんね。ゲームに出てくるキャラの元ネタとか、歴史なんかも」
 自慢げに胸を張るあこの言葉に、ふーむと納得しつつ頷く。
「まぁ、大学入試で勉強して、また大学で一から勉強って思うと、少しサボりたい気持ちはあるよね。でも、時間は有限だよ」
「で、ですよね……」
「大学に行かないとしても、何かを生み出そうよ。それがルリカちゃんにとっての一生ものになるかもよ!」
「一生ものかぁ。見つかるかなぁ」
 にこりと笑って、自信なさげなルリカを激励するひかり。
「成程、確かに全てを投げ出してしまうのは時には必要だろう。だけれど、そればかりでは喪うものもあるのは分かっているんじゃないかな? 上京した理由を、描いた未来をもう一度思い出して。きっとそこに答えがある筈だよ」
「……うん、自分で来たいって言ったんだもんね。夢に向かって頑張って見る!」
 颯音の言葉に、暫し目を瞑ってからはっきりと答えるルリカ。
「たまに自分を褒める事も、休む事も大事だけれど、君のこれからの為にも頑張って。まただらけて来た時には呼んでくれたら」
「あはは……何度もお世話になっちゃ申し訳ないし、気をつけます」
 カウンセリングは専門外というジエロだが、医者らしく鷹揚に告げてからお大事にと付け加える。
「……アキ、だったか。お前にはまだ、掴む事の出来る未来がある。見つけられていないなら、探せばいい。分からない時には、人に訊いてもいい。兎に角、前に歩むだけ歩んでみて欲しい。何かを求め、手を伸ばす事。それが大切なのだと……俺は、思う」
「うん……自分で選んだ道だしね。ゆっくりでも前に進まないとね」
 自分の過去を顧みる様に、静かに告げる影光。ただならぬ重みを感じてか、ルリカも神妙に頷いてそう答える。
「それにしても……メイクして無くても、十分に素敵ですよ。選ぶ服が無い? では、今から買いに行きませんか? 私でよければ、ご一緒しますよ?」
「ふぇ!? そ、そうだった! 見ないで! ……でも、服は嬉しいかも。田舎から出てきたから、お洒落とか良く解らなくて……」
 再び人の姿に戻ったバフォメットの言葉に、ルリカは慌てて顔を隠す。
「さぁそろそろ焼けたでありますよ! 美味しいものを食べたら心晴れ晴れでありますから! ではこれを食べたら、お買い物に行きまするか。五月病なんてふっとばせーでありますよ!」
 小型コンロで調理をしていたルソラが、食べ頃に焼けた肉を差し出す。
「じゃあ私が異性を魅了する、セクシーなコーディネートを……」
「……学生だし程々に。やっぱりカワイイ感じでどうかしら?」
 早速あれこれ案を出し始めるひかりとうるる。

 ともかくも、五月病の病魔を無事討伐する事に成功した一行。
 行きがけの駄賃とばかり、彼女を外へ連れ出す事にも成功し、どうやら病は完治出来た様だ。

作者:小茄 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年5月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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