五月病事件~仕事しないんじゃない、できないんだよ

作者:久澄零太

 春。就職が決定して、装い新たに社会への第一歩を踏み出した。志望した仕事には就けなかったけど、きっとここも良い職場だ。そう信じて……けれど、現実は違った。
「仕事……いかなきゃ……」
 言葉とは裏腹に、体が動かない。怠くて仕方がないのだ。着替えようとスーツに手を伸ばすたびに、職場がフラッシュバックする。
『どうしてこんなこともできないんだ!!』
『小学校からやり直してこい……』
『まだ終わんないの!?』
「……」
 伸ばした手は、そっと降りた。もう、うんざりだ。やりたい仕事には就けず、滑り止めの職場はブラック企業……きっと自分は社会に必要とされていなかったのだろう。自分の居場所が世界に無いのなら、このままひっそりと最期を迎えてもいいんじゃないかな……。
「もう、いいや」
 全てがどうでもいい。仕事も、体も、思考も放棄して静かに目蓋を降ろした……。

「皆大変だよ!」
 大神・ユキ(元気印のヘリオライダー・en0168)はコロコロと地図を広げて、とある家を示した。
「ゴールデンウイークが終わった頃から五月病が流行ってるみたいなんだけど、たくさんの番犬が調べたらそういう病魔がいるって分かったの。この家の人も病魔に取りつかれて心を病んでるみたい」
 続いて家の間取りを示し、家族に協力してもらって侵入経路は確保できることを伝えてからユキは敵の姿を描いて見せる。
「病魔は魔導医の支援があるから、心配しなくても引っ張り出せるよ。敵は皆のやる気を吸い取ったり、疲れさせたり、寝かせちゃったり……大雑把にいうと、酷い五月病にしちゃうの」
 ある意味存在そのものが武器、という厄介な敵かもしれない。真っ当な戦術では堕落させられるのがオチだろう。
「五月病ってやる気がなくなっちゃうように見えてるけど、本当は心も体も疲れ切ってる事もあるの。被害者の人も、初めてのお仕事で酷い目にあってトラウマになってるみたいで……なんとしても、病魔をやっつけてあげて」
 こっちはやる気を出さなきゃね。ヘリオライダーは拳を握り、番犬達を送り出すのだった。


参加者
ディディエ・ジケル(緋の誓約・e00121)
ペテス・アイティオ(ぺてぺて・e01194)
霧島・カイト(凍護機人と甘味な仔竜・e01725)
セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)
フェイト・テトラ(ごくふつーの美少年高校生・e17946)
藤堂・水蓮(運否天賦・e25858)
岩櫃・風太郎(盾穿つ閃光螺旋の猿忍・e29164)
霧島・トウマ(暴流破天の凍魔機人・e35882)

■リプレイ


「今回の敵って、やっぱりグラビティを封じたりしてくるんですかね?」
「それは拙者が死ぬ、やめてほしいでござるな……」
 フェイト・テトラ(ごくふつーの美少年高校生・e17946)……欲しいのかい? 彼の疑問に岩櫃・風太郎(盾穿つ閃光螺旋の猿忍・e29164)が遠い目で応えつつ、何かグイッと一飲み。
「皆の者も持っておくでござるよ」
「なんですかコ……ふぁっ!?」
 受け取ったフェイトがカァ、少し赤面する。
「えっちぃお薬……」
「違うでござるよ!?」
「二人で何してんだ……」
 呆れ顔の霧島・カイト(凍護機人と甘味な仔竜・e01725)の後ろ、セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)がストレッチャーに被害者を乗せて運んでくるのだが……どう見ても一発殴られた跡がある。ついでに、カイトが引きずってる霧島・トウマ(暴流破天の凍魔機人・e35882)にも。
「中で何があったのです?」
 ペテス・アイティオ(実はオラトリオではない・e01194)の訝し気な目に、トウマはむすぅ。
「動こうとしねぇから大人しくさせただけだ」
「だからって殴るか普通?」
「効率的でいいだろ?」
「倫理的に問題あるっつぅの!」
 兄弟喧嘩が始まったところで……ん、ぺて公どしたの?
「私の称号が違うんですけど?」
 失礼。ペテス・アイティオ(風評被害のオラトリオ・e01194)さんですね?
「よーし、後でお話しするですよ」
 すみません調子に海苔ました、ペテス・アイティオ(ぺてぺて・e01194)さんですね?
「誤字です!?」
 うるせぇなお前もそういうIC持ってんだろ?
「残念枠が僕からぺテスさんに……はっ、つまり僕が常識的普通の高校生になれるチャンス……?」
「私だって常識人ですよ!? オーラとか出てますし!!」
 フェイトとぺてちゃんはほっといて先に進むよ。


「……何とも厄介な病魔が発見されたものだな……五月病は怠惰の友、しっかりと気を引き締めてかからねばなるまい」
 すっげー気怠そうなディディエ・ジケル(緋の誓約・e00121)。どうみてもお前が言うな状態なんだけど気にしたら負けなのかな?
「地球人は倦怠の病に侵されるのですか……男性が男性を犯したくなる病とかないですかね?」
 藤堂・水蓮(運否天賦・e25858)、自重しろ。
「やはり組み合わせは男性同士ですよね?」
「アイティオさん、もしや……」
 見つめ合う水蓮とぺて公。こんなところで腐の連鎖が……。
「さてと」
 そんな薔薇な連中に背を向けたトウマが身構える。
「お前の知る怠惰とはなんだ。その者に潜み続けることか。ならば、晒し、陽の光を当てよう」
 低い声音は氷点の如く、言の葉に殺意を乗せて。手を翳し、重力鎖を集中、被害者の内部に打ち込み、ヒット。内なる異形を釣り上げ……。
「……明日から本気で出る」
 戻っていった。
「待て待て待て待て」
 しれっと体内に戻ろうとした病魔を強引に引きずり出したトウマが虚ろ目。
「こいつ病魔でいいんだよな? ただの出不精じゃねぇよな?」
「ユキ殿からの情報に一致するでござる。こやつこそ五月病の病魔……」
 風太郎が両手を合わせ、腰を九十度に深々とお辞儀。
「ドーモ、五月病=サン。エイプニンジャでござるセンリュウを読め」
 そこから顔を上げるなり手の中には太陽の如き輝き。
「人から活気を奪う輩など言語道断、慈悲など欠片もないでござる! 食らえ!」
 形無き輝きはやがて球体を生み、天体の如く円を描く。
「サンライトォッ!」
 病魔は眠たそうにそちらを見ると、眩し気に元々瞑っていたような目を細める。避けようという気配すらない獲物に、風太郎が踏み込んだ。
「フレイムゥッ!」
 光の円が刃に姿を変えて、高速回転する手裏剣に。腕を体に逆向きで巻きつけるようにして振りかぶり、狙うは敵の首。
「ニンジャヒュージシュリケェーンッ!」
 大きく外周から刃を回して、弧を描く軌道で飛び立つ光の刃は病魔の首に食らいつき、周囲を閃光で包み込んだ。
「南無!」
 パンッ! 風太郎の柏手と共に大爆発。爆ぜた手裏剣は火柱に姿を変え、蒼穹を赤く染める業火が周囲ごと病魔を焼き払う。
「やりましたか!?」
「否、衝撃を殺されたでござる……!」
 身を乗り出すフェイトに対して、風太郎は次の手裏剣を手中に生みつつ、腰を落とした。やがて風に吹き流された爆煙の中、病魔は健在。
「……なるほど、対応を放棄して脱力し、いなしたか」
 敵の戦闘スタイルに見当をつけたディディエは鳥の翼を象った大鎌を振りかぶる。
「……火力には自信が有るのでな。そちらが耐えるつもりなら、こちらはゴリ押しさせてもらおう」
 ゆっくりと歩み寄り、顔を上げる病魔の首に青銅を鎌を添える。
「……お前が動くのが先か、俺たちが動かなくなるのが先か、意地の張り合いと行こうじゃないか」
 一気に引き抜き、深々と切り裂いた傷口から重力鎖を絡めとり、喰らい、病魔が手を挙げるのを見てすぐさま飛び退くも、狙いは前衛。
「こ、これは……」
 それは直接的な攻撃というよりも、過去の映像を直接脳に投射されているようだった。恐らくは被害者の記憶なのだろう。仕事をしている最中に出来が悪いと怒られて、仕事を押し付けておいて何をしていたのかと怒られて、やるべきことがどんどん後回しにされた挙句に遅いと怒られて……。
「そうか、分かったっす。この病魔はあの人の心の澱みが重力鎖で変質したものっすね……!」
 グッと、胸を押さえるセット。実際に自分がそのような目に遭ったかのように心が委縮し、重力鎖が乱れている。帯電した浮遊機を飛ばし、目標を捕捉。
「だとしたら、余計負けられないっす! こういうのをほっとくと精神疾患になるっすからね!!」
 指を突きつけると同時に浮遊機からの支援砲撃。病魔を取り囲むようにして雷が駆け、水蓮が光翼を広げる。
「彼はきっと、まだ労働の楽しみを知らないのでしょう……これから人生が楽しくなる所だというのに、それを邪魔するなんてとんでもない。日本文化は己を殺して社会に尽くすのが常と聞いております……あなたもまた、世界の為に散るのです……!」
 蒼水晶をあしらった大槍を構え、軽い跳躍と共に低空を滑空。急加速した運動エネルギーを乗せて、弾き飛ばすように薙いだ。駆け抜けた先で両脚をつき、急制動をかける水蓮を見たフェイトは一先ず胸を撫で下ろす。
「一撃で気力がなくなる事はないみたいですね……五月病になんか負けません! みんなもそ……う……ですよ……ね?」
 バッと振り返ったフェイトきゅんが見たのは、黒いぺて公。
「別に頑張って生きてなくてもいいですよね……わざわざ死のうとは思わなくても。今までいいことなんてなかったし、これからもないんだろうし。頑張ったって人に親切にしたって、馬鹿にされて終わるだけです。もう報われない努力するのも疲れましたし、わたしの人生台無しにしてきた人たちは誰も責任とったりしないし」
「ふぇえええ!? やっぱりダメだったです!?」
「やっぱり? ……ふふ、私って周りからいかにもダメな人に見えてたんですね。病魔に気づかされるなんて、皮肉だなぁ……そっか、だから風評被害に真面目に対応しようとしたのに皆ゲームしてたんだね。人の心って分からないなぁ……」


「なんだ、こっちにも五月病か?」
 面倒くさそうにソリッドビジョンを生み、前衛を治療させるトウマ。ぺテスにだけ気つけを行うが、重力鎖の乱れは治ってもメンタルに変化がない。
「どうなってんだコレ?」
「恐らくは鬱病でござる」
 未だ人の心が分からないトウマに代わり、風太郎が舌打ち。
「五月病の別名は適応障害と鬱病だが、よもや病魔が具現化するとは……恋の病事件といい、なにやらキナ臭いでござる」
「で、鬱病だとどうなんだよ?」
「分からぬでござるか? 鬱病になると気分が下がり、全てがネガティブに見えるようになってしまうのでござるよ」
「つまりやる気がねぇんだろ?」
 鼻で笑うトウマに、忍は首を振った。
「鬱は放っておけば自殺もあり得る深刻な病……個人差が激しく、大抵は軽度である故、誤解されやすいでござるが非常に危険な状態なのでござるよ」
「ハッ、人間ってのは脆いねぇ……」
「そうさ、すごく脆い」
 病魔が、口角を上げた。
「だから簡単に壊れてしまう。それが速いか遅いかの違いさ……世の中の成功した人なんてほんの一握り。価値のないその他大勢は死んだってだぁれも気にしないって。会社はどこもブラック、社員なんていくらでも代わりがいるんだ、もう楽になろうよ」
「あぁん!?」
 風太郎が、キレた。
「ケルベロスも文字通り命を懸けたブラック業務でござる! 会社が酷いかどうかはさておき、そんなブラック会社が世を回している事もまた事実! 社員に代わりがいても、その誰かという個人に代わりはいないのでござる!!」
「猿なのに番犬……一人で犬猿の仲?」
「やかましいでござるッ!!」
「「せーのっ」」
 風太郎と病魔の言い合いの隙に、ぺテスとフェイトがバケツのセメントを病魔にぶっかけた。
「ふふふ……皆で石になればいいと思うんです……そうすればただ転がってるだけでいい……もう淫魔とかウーロン茶とか言われなくていいんですよ……」
「美少女だろうが美少年だろうがどうでもいいです……僕は可愛い、それが世界の選択……ふふふ、綺麗なモノは形を残さなくちゃいけませんよね。まずは病魔さんを石像にして、次に僕を彫刻にするのです……」
 戦闘の余波でどんよりしたフェイトにアデルがあわあわ、しかし発声できない彼は狼狽え、混乱してフェイトを手伝い始めた。
「どんどん悪化してる!?」
「まずい……グラビティで治せない以上、速く終わらせないと全滅するっす!」
「く、ただでさえ硬いのに鎧まで……って二人とも、やめよう!?」
 鎧っていうか、セメントで塗り固められてる病魔にカイトがツッコミ。フェイトとぺテスは声も届かないのか、ヌリヌリペタペタ。
「駄目だ、ぺてぺてして話も聞いてくれない。こうなったら速攻で片を付ける!」
 氷に似た装甲が冷気を発し、握りしめた拳の表面に霜が降りて、腕全体が白く染まる。
「ダメージを稼ぐ、もう防御とか言ってる余裕はないぞ!」
 まだ固まってない上半身を殴りつけ、拳を基点に凍てつき、広がる氷がその身を蝕み少しずつ氷柱へ姿を変えていく傍ら、たいやきがそっとフェイトに鯛焼きを差し出しヒールを試みるが。
「わぁ、美味しそうなのです……でも、食べたらなくなっちゃいますね……そうだ、これも置物にすればいいんです……」
 セメントに鯛焼きが沈み、たいやきのテンションも沈んだ。


「……体力はあろうとも、気力を失い動けなくなるとはな」
 ディディエが状況を見回し、眉根を寄せる。ぺテスとフェイトは虚ろな眼差しで延々と病魔を石像化しようとし、接近戦に持ち込んで侵食されたカイトは膝を抱えて虚空を見つめ、たいやきは食べられなくなった鯛焼きをがじがじ。風太郎は気力がマムシドリンクを一気飲みして耐えてはいるが、目が血走り違う意味で危ない。
「皆の衆、マムシドリンクを飲むのだ! えげつないほど色々と元気が出るぞ! 拙者は先程飲んでからギラッギラでござるよ! 今や無気力とは無縁ッ! イヤーッ!」
 錯乱したのか、風太郎が番犬達にドリンクを無理やり飲ませ始めた。瓶が空になるたびに発狂? する有様を見て、ディディエは冷や汗。
「……これは、早急に片付けないと俺たちも危ないな」
「むしろ手遅れな気もするっす!!」
 追い詰められすぎて、一周回って清々しい笑顔をするセット。まぁ、そうね。半分くらい戦闘どころじゃないもんね。
「つっても、向こうも死にかけだろ? だったらトドメ刺しゃいーじゃん」
 雑!? トウマ、もう飽きてない!? 無数の小さな氷刃を生み、それを一直線に浮遊させて重力鎖で繋ぐ。細長い大剣にも似たそれを、ぶん回して病魔を斬り捨て……ない。
「手こずらせやがって、楽には殺さねぇ」
 サクッ、体に刃が食い込み、そこで止まるが武器は止まらない。鞭のようにしなるそれは幾重にも病魔の体に巻き付いて、その度に氷の刃が食い込んでいく。
「動かねぇ豚はただの挽肉だ!」
 一気に、引き戻す。食い込んだ無数の氷は病魔の体をズタズタに引き千切りながら駆けずり回り、傷を抉り火傷を広げてはセメントから出ている部分の肉を裂き、動きを完封する。ほぼ動かなくなった獲物の首に、ディディエが鎌を添えて。
「……失せろ」
 トン、軽く引くようにしてその首を落とし、消滅させてしまった。

「ポテトォオオオ!!」
「ちょ、待て落ち着け!!」
 謎の叫びを残したカイトがどこかへ走り去り、トウマが慌ててそれを追いかけていき、セットはドラム缶に香味野菜と水を入れる。
「あぁ、蓋までして水責めですか? ふふ、暗くて冷たくて落ち着く……来世は深海魚とかダンゴムシとかになって、光とか当たらないところでのんびり暮らしたいなぁ……」
 ぺテスも加えて蓋をして煮込み、風太郎はうどんをこね始めた。水蓮は被害者の肩を掴んで。
「折角地球の人間として生まれたですのに、働かないだなんて勿体ない。自分の働いた金で食べるご飯ほどおいしいものはありませんよ!?」
「あれは……いいんでしょうか?」
 めっさ迫る水蓮にフェイトが首を傾げ、セットが頭をかいた。
「鬱の人に一番やっちゃいけないのは、頑張れって応援することっすからね。そこを避けてる辺りいいような悪いような……」
「そっか、じゃあ頑張れって言おうとしてた僕は悪い子ですね……どうぞ、お仕置きしてく」
 バッシャー! 服をはだけそうになったフェイトにアデルが水をぶっかけ、美少フェイトが停止。
「風太郎さーん、マムシ抜けてないっすよー!?」
「ふぇ……僕は何を……危うくごく普通の美少年高校生から危ない美少年高校生になるところでした……!」
 冷静になったフェイトは紅潮し、水蓮がガシッと被害者の肩を掴み直して額を突き合わせる。
「自分で働いて稼いだお金で、ああいう男の娘が出てくる薄い本を買っておかずにご飯を食べるのって美味しいと思いませんかッ!?」
「え……」
 こいつは何を言ってるんだ、と言わんばかりの被害者の肩をディディエがぽむ。
「……速く立ち直らないと、こういう深淵に飲み込まれるぞ」
 ビクゥ!? 背筋が粟立つ被害者に風太郎がうどんをさしだした。
「さぁ、まずは腹ごしらえでござる。特製ぽんこつうどんでござるよ!」
 戸惑いながらも、被害者はうどんを受け取り、事件は幕を降ろした……。
「待ってください、私だって声掛けとか考えてきたんですよ? カッコいい言葉用意してきたんですよ!? 最後のオチが鍋の中なんて嫌ですぅうう!!」
 煮こまれてアクが抜けたぺテスの叫びは鍋の中、スープに溶けて消えていった。

作者:久澄零太 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年5月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 10
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