喫茶店でデッド・オア・アライブを

作者:雨音瑛

●どうぞお気軽に運試しを
 カジノの趣すらある、喫茶店。テーブルやカウンターにはルーレットやダイスが置かれ、壁面にはリボルバーのモデルガンが飾られている。その隣に張られた紙には『注意』という文字に続き、こう書かれていた。
 『当店のメニューは、全てロシアンルーレット制となっております。運に身を任せ、お楽しみください』
 店のマスターは、大きなため息をついた。
「流石に全てのメニューというのはやり過ぎだったか……全然人が来ない……。無念だが、店を畳まねばなるまい」
 立ち上がり、カウンターから出る。『閉店しました』の張り紙を手に、マスターは入り口へと向かう。いざドアを引こうとした彼の背を、鍵が貫いた。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』を奪わせてもらいましょう」
 第十の魔女・ゲリュオンが微笑み、鍵を抜く。マスターは倒れ、新たなドリームイーターが生まれ出る。まるで、カジノディーラーのような格好をしたドリームイーターが。

●ヘリポートにて
「あるんだ……メニュー全部ロシアンルーレット要素有の、ギャンブルな喫茶店」
 いっそ感心するように、小早川・里桜(焔獄桜鬼・e02138)がウィズ・ホライズン(レプリカントのヘリオライダー・en0158)を見た。
「そのようなコンセプトで開いたものの、やはり、というか何というか……潰れてしまったようだ」
 店が潰れて後悔しているマスターがドリームイーターに襲われ、『後悔を』奪われた。それが今回の事件の始まりだという。
「『後悔』を奪ったドリームイーター、第十の魔女・ゲリュオンは既に姿を消している。しかし、奪った『後悔』を元に生み出されたドリームイーターが事件を起こそうとしている。一般人に被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して欲しい。こいつを倒せば、『後悔』を奪われたマスターも目を覚ますだろうからな」
 では現場の情報を、と、ウィズがタブレット端末を切り替える。
「戦闘となるドリームイーターは1体で、カジノディーラーのような格好をしている。ルーレットやダイス、トランプを使った攻撃方法を仕掛けてくるようだ。どの攻撃も精度が高いため、気をつけてほしい」
 しかし、とウィズは続ける。
「敵を弱体化する方法がある。客として入店し、ロシアンルーレットメニュー……まあ、全部がそうなんだが……を注文。アタリハズレを心から楽しめば、ドリームイーターが満足して戦闘力が減少するようなのだ」
 また、満足させてから倒した場合、目を覚ました喫茶店のマスターが『前向きに頑張ろう』という気持ちになれる、という効果もあるらしい。
「戦場は店内だ。他の客もいないため、人払いの必要もない。気にせず戦闘に集中してくれ。——私からは、以上だ」
「なるほどね……マスターの目が覚めたら色々アドバイスしてあげたいところだけど、まずはドリームイーターを撃破しないとね」
 協力を頼むね、と、里桜はヘリポートのケルベロスたちを見渡した。


参加者
水守・蒼月(四ツ辻ノ黒猫・e00393)
エルナ・トゥエンド(主を得た失敗作・e01670)
灰野・余白(空白・e02087)
小早川・里桜(焔獄桜鬼・e02138)
デフェール・グラッジ(ペネトレイトバレット・e02355)
デスマーチ・ラビット(くるくるくる・e02467)
ドールィ・ガモウ(焦脚の業・e03847)
ソフィーヤ・クレフツォフ(お忍び旅のお嬢様・e36239)

■リプレイ

●喫茶店という名の賭博場
「ロシアンルーレット料理……ええやん! 同じ物でもずっと食べ続けると飽きが来る、そこにぶち込まれる変化球……ああ楽しみじゃのう」
 喫茶『デッド・オア・アライブ』の看板を見つめ、灰野・余白(空白・e02087)はまくしたてる。そのまま喫茶店のドアを開けると、ちりん、と小気味よいベルの音が響いた。
 仲間たちが入店した後、デフェール・グラッジ(ペネトレイトバレット・e02355)は、入り口にキープアウトテープを貼る。
「一応、な。火事場泥棒とかが来たら困るし」
 ドアを閉め、デフェールは小早川・里桜(焔獄桜鬼・e02138)の隣に座った。
「いらっしゃいませ。メニューをどうぞ」
 いつの間にカウンターの中に現れたのか、カジノディーラーのような格好をしたマスターがメニューを差し出す。
「ロシアンルーレットメニュー、ソフィーヤは初めてなの。実弾を込めた拳銃なんて、いったいどういう風に料理に使うの?」
 ソフィーヤ・クレフツォフ(お忍び旅のお嬢様・e36239)が、怯えながらメニューを開く。一口サイズのサンドイッチ、たこ焼き、シュークリーム。そして各種飲み物が文字だけで並ぶ。
「写真はないのね……ロシアンルーレットメニュー、ますます怖くなってきたよ」
 かたわらのナノナノと視線を交わし、ソフィーヤは息を呑んだ。
「サンドイッチと、コーヒーを注文します!」
 元気よくマスターに告げるのは、デスマーチ・ラビット(くるくるくる・e02467)。
「折角だからサンドイッチは人数分頼む。ああ、たこ焼きとシュークリームもな」
 ドールィ・ガモウ(焦脚の業・e03847)の注文に、マスターは無言で伝票に書き付けてゆく。噂の店を見渡せば、カウンターの上に置かれたルーレットやダイスが目に入る。噂通りの店に、ドールィは思わずほほええんだ。
「うちには、メニューから適当に持ってきてくれん?」
 余白の言葉に、マスターは黙って頷く。それぞれがドリンクを注文し終えると、マスターは軽く頭を下げて厨房へと入って行った。
「全部がロシアンだなんておもしれーな!」
「ねー! まさか全部がハズレなんてことはないと思うけど、どれくらいの確率なんだろうね?」
 デフェールが里桜に笑いかけ、里桜も笑顔で応える。
 こうしているとドリームイーターを倒しに来たことなど忘れそうになる。が、デフェール自身、里桜と食事する良い機会だなどと思ってはいない。ちっとも。これはケルベロスとしての仕事、それがたまたま食事絡みであっただけだ。
 心のうちで言い訳をし、デフェールは里桜との会話を弾ませる。
 水守・蒼月(四ツ辻ノ黒猫・e00393)は、厨房を気にしながらお冷やを口に含んだ。
「ハズレってどういう決め方するのかな〜? 何種類かあるのかな? あっ、ハズレが出ても恨みっこなしだからね!」
 自分含めロシアンルーレットメニューを楽しみにしている仲間たちを見て、蒼月は再び厨房を見た。
 やがて厨房からマスターが現れる。まずは8人分のドリンクを並べ、続けて人数分のサンドイッチ、たこ焼き、シュークリームを置く。
「これが……ロシアンルーレットメニュー……」
 提供されたドリンクやフードをじっと見ながら、エルナ・トゥエンド(主を得た失敗作・e01670)が呟く。ロシアンルーレットメニューに興味はあるものの、それ以上に食べ物そのものに目が行っているようだ。

●グッドラック
 全員の前にドリンクとフードが行き渡ったのを確認して、ドールィはにやりと笑った。
「いいか、恨みっこ無しだぜ?」
 と、一息にサンドイッチを口に放り込む。
「ほう……美味いな」
 ケルベロスたちは、それぞれ警戒しながらもドリンクやフードに口をつけてゆく。
「ナノ! ナノ!」
「ありがとう! ソフィーヤも挑戦するよ!」
 ナノナノの声援を受け、ソフィーヤはシュークリームを手に取った。慎重に、少しずつ食べてゆく。シュー生地は甘くもなく辛くもなく、むしろふんわりしていて美味しい。
 問題は、カスタードクリーム。目をつむり、ソフィーヤは恐る恐るぱくりと口にした。
 沈黙。そして、目を見開き。
「おいしいー! マスター、おかわり!」
「たこやきも……おいしい……エルナにも、おかわり……」
 マスターを見て挙手をする、ソフィーヤとエルナ。そんな仲間の様子を見ながら、蒼月はチェリーフレーバーのコーラを美味しそうにいただく。人を選ぶ風味ではあるが、ハズレではない。
「こういう賭けゴトみたいな感じの、デフェとやりたかったんだ! はいデフェ、あーん」
「おっ、それじゃ里桜にも。あーん」
 お互いにたこやきを食べさせ合い、数秒の沈黙。
「ぶへぇ! 里桜……コレまじやべぇ……!」
「アハハッ、デフェ変な顔……ゲホッ、か、から、水……!」
 オーバーな動作で顔をしかめるデフェールを見て笑う里桜であったが、自身の口に入ったものもハズレだったようで。慌ててお冷やを手に取り、一気に飲み干す。
「ふー、びっくりした……あ、そういえばドリンク飲んでなか――〜〜っ、かっ、から……っ!?」
「はは、里桜だって変な顔じゃねぇか! ……う、さっきの痛いのが喉に入っ……」
 コンボを決める里桜を、今度はデフェールが笑ってからかう。一緒に馬鹿をやれる友でありかけがえのない存在だからこそ、こんな風にからかい合ったりできる。
 まだ手を着けていないフードある。それにおかわりを注文した仲間もいることで、もはやハズレが1個だけという状況ではなくなってきている。
「悪くねェ趣向だ。クヨクヨすんなよ、次でまた当てりゃいいじゃねェか。さて次は……」
 どれを食べようか迷っているドールィに、エルナがシュークリームを差し出した。
「ドールィ……エルナのシュークリームと……たこやき……交換しよう……」
「おお、いいぜ」
 ドールィはシュークリームを受け取り、たこやきを差し出す。もぐもぐ食べきるエルナのたこ焼きはハズレではなかったようだ。味も気に入ったようで、マスターにおかわりを注文している。
「ほう、ツイてるな。さて、俺の運はどうだろうな」
 今のところハズレは引いていないが、はたして。ドールィは一口でシュークリームを食べきった。そのまま無言になり、ただでさえ怖い顔がさらに険しくなる。
「ぐ……お……」
 バニラの風味が罠だった。カスタードクリームを詰めた後に、バニラエッセンスを直接振りかけたのだろう。その苦さが舌の上に留まり、なんとも言えない風味になっている。一言で言えば『すこぶる不味い』。
「嫌な予感……したから……」
 そう言うエルナに返答するのすら辛い苦さ。ドールィは追加でオレンジジュースを頼み、目の前に置かれるが早いかぐびっと飲む。しかしそれも罠、オレンジジュースにしては酸味が強すぎるのだ。
「クエン酸でございます」
 聞かれてもいないのに淡々と述べるマスターの無情さ、そして自らの運の無さに、ドールィはカウンターに突っ伏した。

●ハズレでもアタリでも
 最初に頼んだものはセーフでも、追加で頼んだものがハズレになることがある。
「来た来た! 好きなんだよね、これ」
 嬉しそうに炭酸入りコーヒーを口にした蒼月は、すぐに口元を抑えた。炭酸入りコーヒーの味にではない、むしろそれは美味しくいただける方だ。
 顔色をさまざまに変え、 蒼月の動きが停止する。口に入れた分を何とか飲み干し、一息ついた。
 そんな蒼月をはじめとした仲間の様子を見て、余白も最後まで食べきろうとシュークリームを口にした。
「タバスコ! この辛み! その奥にあるうんぬんかんぬん……」
 余白は辛さの奥にある甘みを、嬉しそうに述べ始める。
「辛いもん食べた後にはアイス食べたくなるの」
 ぺろりと食べきり、余白は壁に貼られた『夜メニュー』を見た。
 笑顔でサンドイッチを頬張るのは、デスマーチ。経験上、どんなものでも食えるだけ上等と思っているだけあって、まるで物怖じしない。とはいえ、馬鹿舌の気もあるのだが。
 頬張った直後、デスマーチの素敵な笑顔は瞬時に消え失せた。
「わさび……私わさびはダメ……ッ!」
 わさび特有の『ツーンとくる感じ』はダメだったらしい。しばらくしてから珈琲を飲み、一息入れる。涙目になりながらも、デスマーチはハズレのサンドイッチを食べきった。
「私がんばった……! 皆は大丈夫?」
 楽しみながら、仲間の様子をうかがう。笑ったり涙目になったりしながらも、それぞれが楽しんでいるようだ。くすりと笑ってマスターを見れば、満足そうに銀食器を拭いていた。
「さあて腹ごなしじゃ」
 そう言って立ち上がるのは、余白。炭酸入りセンブリ茶コーヒーから回復した蒼月も続けて立ち上がり、仲間を見渡す。
「戦闘開始するよ! 全力でがんばろー!」
「ははあ、ケルベロス……というわけですか。良いでしょう、相手になりますよ」
 銀食器を置くマスターを、デフェールは眉根を寄せて見遣った。
「おう、里桜。あいつ見てると先日カジノで負けたこと思い出すから思いっきりぶん殴ってイイよな?」
「殴っていいと思う、寧ろ一緒にボコボコにしよ!」
 デフェールの拳に、里桜は自身の拳を軽くぶつける。
 戦闘、開始だ。
「何なんだよ、あの本当酷いハズレ感!」
 螺旋を描く氷を放ち、蒼月は声を張り上げる。命中率を重視したグラビティの選択は、確実にマスターの体力を削る。
「ドリームイーター……の、考えは……よく分からない……後悔……なんて……奪っても……いい事なさそう」
 首を傾げながらも、エルナはマスターの正面に回りこんだ。
「……オマエの相手は……エルナだ!!」
 エルナの瞳が赤く発光し、店内にわずかばかりの金切音が響く。直後、里桜の蹴りがマスターの腹部に叩きつけられた。
「くっ、ならば……カモン・ダイス!」
 マスターが指を鳴らすと、ダイスが転がって巨大化する。跳ねるようにダイスが浮けば、前衛の真上からまっすぐに落ちてくる。
「動きが単調だぜ!」
 ダイスを回避し、デフェールはリボルバー銃に地獄の炎を纏わせた。接近してマスターを殴りつければ、ドールィも指ぬきグローブに地獄の炎を纏わせ、マスターの背後から打撃を与える。
「あァハハははハハはハ!!」
 食事中の雰囲気はどこへやら、奇矯な笑い声を上げるのはデスマーチだ。戦闘とそれに追随する自身や他者の感情。これらから快楽を得て快楽エネルギーに変換し、耐性を高める。
 先ほどのダイス攻撃に対応しようと、ソフィーヤは攻性植物に果実を実らせた。輝く果実を前衛に照射して、ナノナノへと指示を出す。
「ナノナノは回復に専念してね。帰ったらマヨネーズあげるよ!」
 うなずき、ナノナノが目を輝かせる。
「ナノナノ!」
 ハート型のバリアをエルナの前に展開し、心なしかきりっとした表情で鳴いた。

●ロシアンルーレット継続への道
 マスターが満足したことにより、戦闘はケルベロスたち優位に進んでいた。
「さて、そろそろ終わってくれるといいんだが」
「小腹もすいたしの」
 ドールィが蹴り抜き、余白が凍てつく螺旋を放つ。二人の動作は、至って余裕だ。本来ならばかなりの精度を持っていたマスターの攻撃は、今や半分。たまにダメージを受けることがあっても、当初のそれよりは威力が弱くなっている。
 エルナが無表情に旋刃脚を叩きつけて距離を取るや否や、デスマーチはエクスカリバールを振りかぶった。
「アハハはは!」
 マスターに直撃した後、手元に戻ったエクスカリバールを手に楽しそうに笑う。
 また、ソフィーヤとナノナノの癒やし手コンビも懸命にヒールを施していた。デスマーチに対してナノナノがバリアを展開し、ソフィーヤが自らの分身を分け与える。
「まだ終わりじゃありませんよ! ルーレット・スタート!」
 マスターが指を鳴らすと、前衛の眼前にルーレットが現れた。しかし、エルナの前に里桜が、デフェールの前にドールィが立ち塞がる。受ける攻撃を肩代わりし、エルナとドールィは攻撃を促すよう仲間に視線を送る。
「いいよ、出てきて一緒に遊ぼうよ」
 蒼月の影から猫が這い出て、敵へと駆け出してゆく。
「ま・しぇりみたいに上手くないケド……下手な鉄砲、数撃ちゃ当たるってね!」
 里桜がばらまいた緋色の符がマスケット銃となり、周囲に突き刺さった。ひとつを手にとっては炎弾を打ち、マスターを炎の雨で包み込む。
「よーするに全部ぶっ壊せばいいんだろ? じゃあやるしかネェな!」
 デフェールは、リボルバー銃に地獄の炎で強化した弾丸を素早く込めた。撃鉄を起こし引き金を絞り、連続射撃。
 胴体に6つの風穴を開けられ、マスターはどさりと倒れ込んだ。そのまま燃え尽き、消えてゆく。
「よっし、それじゃ……本物のおじさん! 起きてるー!?」
 厨房に駆け込み、蒼月が本物のマスターの様子をうかがう。その間にドールィは落ちたルーレットやダイスを拾い上げ、元の場所へと置き直してゆく。
 破損して箇所は、デスマーチが分身の術でヒールを施す。ひととおり片付いたところで掃除も忘れずと、ケルベロスたちは実に丁寧な修復作業を行った。
 厨房から出てきたマスターに、すかさずソフィーヤが声をかける。
「ロシアンルーレット楽しかったよ!」
「料理……は、美味しかった……普通……の、喫茶店やれば……いいと……エルナは思う。ロシアンメニュー……は、程ほどに」
 エルナの言葉に、蒼月がうなずく。
「流石に全メニューがロシアンルーレットなのは怖いし近寄りがたい物あると思うよ? 普通のメニューも置いて、ロシアンルーレットは目玉として置けばいいんじゃないかな。お店の雰囲気作りは最高なんだからもったいないよ!」
 隣人力を使いながら、里桜もマスターへと近寄って声をかける。
「うんうん、ロシアンってワクワクドキドキですっごく楽しいよね! ただ、ドキドキし過ぎて途中で怖くなっちゃうヤツもいるかもだから休憩がてら、普通のメニューもあるともっと楽しめるかも?」
「そんな店になったら、私もまた来てみたいかも」
 デスマーチが同意してマスターに微笑みかければ、ドールィがケルベロスカードをマスターへと差し出した。
「皆の意見に俺も賛成だ。また店をやるようなら連絡くれよ、一度遊びに行ってやるぜ」
 ケルベロスカードを受け取り、マスターは店内を見渡す。
「ありがとうございます。……ここで潰してしまうのも、勿体ないですね」
「それじゃ応援の気持ちを込めて――あのメニューの端から端まで頼もうかの」
 余白が指差す『夜メニュー』をじっと見て、マスターはうなずいた。
「……おっと、ロシアンルーレットでなくていいんですよね?」
 と、悪戯っぽく笑いながら。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年5月25日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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