暗闇の中、一人の女性が多くの男性へ指示を出している。
「螺旋帝の一族が、東京都心部に現れた。お前たちは中央区を捜索しろ」
端的に語る女性の背中には蝙蝠の羽根を模した機構が付けられていた。
「良いか、他の忍軍に後れを取ってはならない。螺旋帝の一族を救うのは我ら月華衆だ」
「はっ!」
答え、消えていく男達。彼らの佩いた日本刀には月下美人の花が彫り込まれていた。
暗闇の中、一人の少女が多くの男性へ指示を出している。
「みんなぁ、今日も私のお願い、聞いてくれるぅ?」
甘ったるい声でしなをつくる少女は、長い金髪を黒いリボンで二つに留め、ツインテールにしていた。
「螺旋帝の一族って人が都内に隠れてるんだって。とっても偉い人だから、他の忍軍を出し抜いて確保したいんだけどぉ……みんなは中央区を探してほしいなぁ?」
「おーっ!」
答え、盛り上がる男達。彼らのかざしたペンライント型棒手裏剣には河ちゃん命の文字が彫り込まれていた。
●
「チャイナ忍法の出番なのです!」
螺旋忍軍と聞いて黙っていられない様子のホンフェイ・リン(ほんほんふぇいん・en0201)を横目に、星友・瞬(ウェアライダーのヘリオライダー・en0065)は説明を始めた。
「東京都心部で、螺旋忍軍の活動が活発化している。中央区では、2つの勢力がぶつかるようだな」
「どんな勢力なのです?」
「ひとつは蝙蝠の女性を頭目とする忍者集団だ、予知では月華衆と言っていたな。もうひとつは……アイドルとそのファンといった感じだったが……」
「それ、忍者なのですか? 忍者の風上にも置けないのです!」
「向こうもおまえには言われたくないと思うが……」
チャイナ忍法なる奇妙な忍法を使うホンフェイを見て瞬は思わずただでさえ細い目を更に細くする。
「どうも螺旋帝の一族なる人物が東京都心のどこかへ落ち延びたことで、一族を巡って螺旋忍軍同士の抗争が激化しているらしい。デウスエクス同士で潰し合ってくれるのはこちらとしては助かるのだが……」
瞬は苦笑し、見逃せない理由をつまびらかにした。
「やつらは東京に被害が出ることなど考えもしていない。そのままにしておけば、住民も施設も、大きな被害が出てしまうだろう」
「みんなの力で東京を守るのですよ!」
「で、その守り方だが……大まかにわけて2つの方法が考えられる。ひとつは冒頭から両者の戦いに乱入し、敵を連携させないように片方の忍軍を撃破。返す刀でもう片方の忍軍を撃破するというものだ。一時的にだが、どちらかの忍軍に肩入れして共闘することになるだろう」
「えっと、月華衆か、アイドルグループのどっちかと手を組むってことですね?」
ホンフェイの問いかけに、瞬は小さく頷いた。
「グループかは知らないが、まあそういうことだ。注意すべき点は、漁夫の利狙いで双方を消耗させるような行動を取ると目論見を看過されてしまう可能性がある点だ」
「肩入れすると決めたら、全力で味方したほうがいいのかな……」
「もうひとつはしばらくは戦いを見守り、双方が疲弊したところで割って入り、両軍を同時に撃破するというものだ。こちらは武力介入するタイミング次第では楽に掃討できるだろうが、長引けば長引くほど周囲の建物や市民に被害が出るだろう」
どちらの作戦を選んでも一長一短のメリットとデメリットがあるようだ。
「うーん……どっちにするかはみんなと考えるのですよ。考えるためにも詳しいデータが欲しいのです。螺旋忍軍たちが戦っているのは中央区のどこらへんになるのですか?」
ホンフェイの疑問ももっともだとばかりに頷き、瞬は説明を続ける。
「中央区の銀座だ。かつてはその名の通り銀貨を鋳造していた土地だな。日本でも有数の繁華街で、最近新しい商業施設がオープンしたとかで話題になっている付近だ」
銀座六丁目付近、幅の広い道路とビルが立ち並ぶ近代的なエリアだ。そんな白昼のコンクリートジャングルで忍者たちがしのぎを削る戦いが繰り広げられるという。
「それは、一般人にも被害が出ちゃいそうですね……」
「一応、避難指示は出ているはずだが、螺旋忍軍はおかまいなしに戦うだろうからな……」
被害が出さぬよう迅速に倒すか、それとも被害が拡大しないようギリギリまで疲弊を待ち確実に倒すか。どちらにせよ、タフな戦いになりそうだった。
「月華衆は日本刀を主に使っているようだ。対するアイドルのファンは手裏剣だな。なぜかわからないが様々な色に発光する棒手裏剣だ」
「指の間にいっぱい挟んで持ったりするアレですね! 楽しそうなのです!」
「楽しそうじゃない……すまんが、こいつの世話もよろしく頼む」
瞬はホンフェイの後頭部を抑えると、無理やりに頭を下げさせるのだった。
参加者 | |
---|---|
大神・凛(剣客・e01645) |
モモ・ライジング(鎧竜騎兵・e01721) |
松永・桃李(紅孔雀・e04056) |
螺堂・セイヤ(螺旋竜・e05343) |
風音・和奈(固定制圧砲台・e13744) |
流・朱里(陽光の守り手・e13809) |
月詠・宝(サキュバスのウィッチドクター・e16953) |
小柳・瑠奈(暴龍・e31095) |
●戦場と化す街
昼の銀座六丁目には、人の姿が減りつつあった。
「ケルベロスです! 避難誘導を行いますので、指示に従って下さい!」
重武装なモモ・ライジング(鎧竜騎兵・e01721)が人々を励まし、避難誘導に当たっている。
「ホンフェイ、そっちはどうだ?」
同じく避難誘導に当たっている月詠・宝(サキュバスのウィッチドクター・e16953)がホンフェイ・リン(ほんほんふぇいん・en0201)に確認を取る。
「だいぶ終わったのですよ。事前避難の通告もあったから、この人数でもなんとか捌けて助かったのです」
「こっちもあらかた片付いたかな。こんな都会でニンジャと遭遇……ってのは興味の注がれるシチュエーションだけどね。どんな忍術を見せてくれるかな」
小柳・瑠奈(暴龍・e31095)は冷静に誘導を行いながらも、そのサファイアのような瞳はニンジャに会える期待感で煌いていた。
「忍術……というか、前に戦った月華衆は敵の技をコピーしてくる厄介な相手だったな」
月華衆と切り結んだ経験があるのだろう、大神・凛(剣客・e01645)が語って聞かせてやる。
「戦ったことがあるなら、月華衆への本格的な応対は凛へ任せたほうがいいか」
螺堂・セイヤ(螺旋竜・e05343)が呟く。ケルベロスたちはアイドルのファン忍者側に付き、先に月華衆を倒す方針のようだ。
「他に因縁のある方はいるかしら?」
松永・桃李(紅孔雀・e04056)が水を向ける。
「アタシはないなー。だからファン忍者を褒めるほうに回るよ」
風音・和奈(固定制圧砲台・e13744)が首を振る。
「……私の初依頼、そういえば月華衆だったのです」
おずおずと手を上げたのはホンフェイだった。
「……因縁を語るのは無理そうだな」
ぴしゃりと言い切る流・朱里(陽光の守り手・e13809)。
「そんな、ひどいのです……」
涙目で宝のナノナノを抱きしめるホンフェイ。見かねて朱里がフォローする。
「誰かを騙すのに向いていないということだ。そういう汚れ役は、私がやろう」
そのとき、ビルの向こうがにわかに騒がしくなった。剣撃だろうか、金属同士のぶつかり合う音が聞こえる。
「どうやら、やつらが出会ったようだな……行くぞ、白いの」
宝が声を掛けるとホンフェイに抱かれていたナノナノがするりと抜け出て、宝と共に走りだす。
「ライト、私たちも行こう」
ライドキャリバーに乗り込む凛。火を噴くエンジン。
銀座を巡る攻防が、始まろうとしていた。
●挟撃
揃いの忍び装束に揃いの仮面、姿かたちがそっくりな6人の忍者がビルの合間をすり抜けるように疾走する。
彼らが通ったアスファルトに、何かが突き刺さる。蛍光色を発するそれは、『河ちゃん命』と掘られたペンライト型棒手裏剣だ。日本刀で手裏剣を弾き落とす。澄んだ金属音が辺りに響いた。
太った男にやせ細った男、姿かたちがバラバラな4人の忍者が正統派な忍者たちを追い回す。
「待て待て待てでござる!」
「物販ダッシュで培った脚力を舐めないでもらいたい!」
6人の忍者のうち数人は後方を確認していたが、前を見ていた連中がその足を止める。進行方向を塞ぐようにバイクとケルベロスたちが立ちふさがっていた。
「盗みを働いたり、嗅ぎ回ったりしてくれた御礼に来たわよ」
桃李の口元に浮かぶ氷の微笑。全身からはバトルオーラが発せられ、隠し切れない殺意が滲み出ている。
「貴様ら、月華衆だな。ここで果ててもらおうか」
朱里が1歩前に出る。気圧されて、月華衆は1歩後ろに下がる。
「むむっ、新たな勢力でござるか!」
「河ちゃんの邪魔はさせぬぞー!」
しかし、背後にはファン忍者たちが追いかけてきていた。月華衆を挟撃する格好になる。
好機と見てセイヤがファン忍者たちへと呼びかける。
「月華衆を倒すのであれば俺達も参加させて貰う……!」
「敵の敵は味方ってことだ。君たちにとっても悪い話じゃないと思うけどね?」
更に畳みかける瑠奈の言葉にファン忍者たちが色めきたつ。
「どうする?」
「あの姉ちゃんスタイルいいよな……」
「こら、河ちゃんへの忠誠を忘れたのか!」
その様子を、ホンフェイは呆れた様子で眺めていた。
「……なんか、緊張感が無い人たちなのです」
「本当、螺旋忍軍にロクな奴はいないわね。宿敵のレイがまともに見える程だよ」
苦笑しつつも、モモはどこか楽しげだった。
「数ではそっちの分が悪いわ。私たちに賭けたほうが有利だと思うけど?」
それは自身が戦場へ出向き、賭けにでることへの高揚感。避難誘導をしていたときは人が変わったように、ギャンブルで養った口八丁に手八丁、ブラフを交えてファン忍者たちを説得する。
「わ、わかった! ひとまず手を組もう!」
ファン忍者がそう答えるのを聞き、月華衆は舌打ちする。即座に3人が背中合わせになり挟撃への対策を講じた。
「一段と太陽が似合わないわね。早急に沈めて差し上げましょう」
桃李が斬霊刀を抜く。途端、辺りに季節外れの桜吹雪が舞い踊る。
「――貴方達自身を、ね」
一閃。前列の月華衆をまとめて切り払う。幻想的な桜の花弁に酔いしれて、足取りがおぼつかなくなる月華衆。
「さて……月華衆。再び俺達の前で暗躍を始めるとはな……」
太陽を背にしてセイヤが跳躍する。強い因縁は無い。だが、月華衆に恨みがあるとファン忍者たちに誤解を与えるべく、吠えた。
「貴様等は生かして返さん……!」
星の力を秘めた飛び蹴りが、月華衆の足元、アスファルトを抉る。めくれ上がったアスファルトをジャンプ台にして、ライドキャリバーに跨った凛が跳んだ。
「はっ!」
ライドキャリバーの後輪が月華衆の顔面を轢く。空中でライドキャリバーから飛び降りた凛は落ちながらも白と黒、二刀を振るい月華衆を撫で斬りにする。
「!!」
手甲で刀を一撃を受け流した1人の月華衆。着地の足元を刈るべく脛斬りの一撃を放つ。月光斬。地面スレスレを飛ぶ燕のような一撃は、地に刺した刀の峰ではじき返された。
「アタシが足を止めるから、今のうちにやっちゃって!」
和奈は言葉にグラビティを乗せ、一気に爆発させる。ビルシャナとの戦いの経験で得た経験、ストレス、感情、あらゆるものを含んだそれは指向性の手ごたえのある波となり、月華衆を襲っていく。
「我が戦友に幸運を、我が戦友に勇気あれ!」
モモもファン忍者たちを後押しするべく、指先から生み出したグラビティをリボルバー銃に詰め、上空に向けて発砲する。
打ち上げられた黄金の弾丸が、4つに割れてファン忍者たちを祝福していく。
「これなら、いけるでござるよ!」
身体中に沸く活力。ファン忍者はペンライト型棒手裏剣を投げつけていく。
研ぎ澄まされた一撃が月下美人の掘られた日本刀を折り砕き、塗られたDNAを破壊する毒で月華衆を昏倒させる。
「あの手裏剣、構造的に興味があるが……」
「宝さん、ファン忍者の人も回復して良かったんでしたっけ」
メディックのホンフェイと宝は回復と補助で大わらわだった。いずれ敵になる味方を癒すという行動に慣れていないホンフェイに宝が指示を出す。
「ああ、手を貸しているように思いこませるんだ。分身の術でもかけといてやれ」
「耐性つけちゃっていいんでしょうか……」
「俺もライトニングウォール使ってる。ああそうだ、あとでブレイクを前衛に頼む」
「なるほど、了解なのです!」
「白いの、お前もブレイク狙いだから準備しとけよ」
「!!」
(「……なんか、ナノナノが2匹いるみたいだな」)
振り回されながら、宝はそんなことを思うのだった。
●三途の河
「Hasta la vista!!」
最後の月華衆がファン忍者へ日本刀を振り上げたところで、瑠奈が抜き撃ちを放つ。別れを意味するスペイン語と共に、銃弾が月華衆の手から日本刀を引き離していく。
隙だらけのその背に、月の光が映るような一撃を決めるセイヤ。
「…………」
無手で背中を向けた相手へ斬りかかる。セイヤはそのような行為を、正直に言えばあまり好ましく思っていなかった。
「……ようやく、本気が出せるな」
戦術のためと割り切っていたが、三つ巴から敵勢力が残り1つとなった今、正々堂々と正面から叩き潰すことができる。
「助かったから戦いたく、ないんだけど……僕らにとって河ちゃんの命令は絶対だからね」
今まで月華衆へと向けていたペンライト型棒手裏剣をケルベロスたちへと向けるファン忍者たち。
投げつけられるペンライト型棒手裏剣を、モモが銃とナイフの二刀流で撃ち落としていく。
「次はおまえらだ!」
同様に刀ではじき返していく凛。かわし切れなかった棒手裏剣が肩に刺さるのも構わず、二刀を振るう。
刃に宿っていた破剣の力が、ファン忍者を纏っていた電気の壁を切り裂いていく。
「掌返しなんて慣れっこでしょう?」
桃李が振るったナイフの刀身を、ファン忍者は手にした棒手裏剣で受けとめる。
「移り気は性なのよ、御免遊ばせ」
刀身に映るのは自らのトラウマ。不良に殴られ、金を巻き上げられ、アイドルオタクは気持ち悪いと蔑まれたあの日の記憶。
「や、やめるでござる……河ちゃんに出会う前の拙者を見せるなでござる!!」
トラウマが蘇り、てんでばらばらな方向に手裏剣を投げ始めるファン忍者。
「どうも、君たちは私の想像していたニンジャとは違うようだね」
瑠奈は思い描いていたスーパーヒーローな忍者とはまた違うファン忍者たちに、憐れみの視線を向ける。
「もう、現実を見なくても済むよう、私が夢を見せてあげるよ。永遠に覚めない夢を、ね」
バスターライフルから放たれる一条の光線。狙い過たず、取り乱していたファン忍者の眉間を貫く。
「Que suenes con angelitos」
天使と共に夢を、そう告げた瑠奈の言葉を聞き終えるよりも早く、ファン忍者は仰向けに倒れ込んでいた。
「く、くそっ!」
やぶれかぶれだとばかりに手裏剣を投げてくる1人のファン忍者を見て、朱里は手袋型の爆破スイッチでその手裏剣を掴んだ。
「足元注意だ」
掴んだ衝撃が起点となって、ファン忍者の足元で爆発が巻き起こる。
「相変わらず卑怯なやり口だな」
サポートのばら撒いた紙兵のひとつが、朱里の手に負った傷を癒していく。
「揺さぶりを掛けると言ってくれ」
朱里はサポートに向けて微笑むと、右手を左腕に添える。
「斬り捨てる」
刹那、朱里の姿が掻き消えた。自らの右手刀身を弾体として放つ電磁抜刀術が、爆発で足止めされていたファン忍者の一人を腰から上下に真っ二つにする。
焦げた人体の臭いと弾ける稲光。
「俺の剣から逃れられると思うな……」
その速さに、匹敵する剣がもう一振りあった。セイヤは体内に溜めこんだオーラを瞬間的に解放する。
押さえつけられていた発条が伸びきるようにセイヤの姿が引き延ばされ、霞の如く掻き消える。
「え――」
壱之秘剣・神薙。その剣技を受けたファン忍者は、最期まで自分の死因を理解できなかった。
「こ、ここまでなのか……そんなの、嫌、だっ!」
「いくぜ降魔捷拳!」
残された1人は、サポートが己の敏捷性を活かした一撃を受け、いなすように自分から後ろへ吹き飛んでいく。度重なる爆破や攻撃で目はかすんでいるはずだが、1分1秒でも長く生き延びたい、そんな生存本能がファン忍者を突き動かす。
ならば、とモモはナパームミサイルでファン忍者周辺をまとめて焼き払う。足を焼かれて両ひざから崩れ落ちるファン忍者。
「悪いけれど、一般市民に迷惑をかけるようなのは、ファンとして失格だよ。アンタ達も覚悟しな!」
トドメに、和奈が再び溜め込んだ感情を放出する。
「河ちゃん……ごめん……っ!」
それが、感情の奔流に飲まれたファン忍者の最後の言葉だった。
●銀の世界
「たいした忠誠心だったな」
最後のファン忍者、その顛末を思い出して呟く凛。
「こんなコトが続かないよう、早く終わらせたいわね」
周辺をヒールしながら、桃李は今回の騒動について思いを馳せていた。
「とりあえず衝突は防いだ。調査はこれからか」
「ファングッズから、何かわかったりしないかしら」
和奈はセイヤと共に遺留品を探していた。挟撃になったため間近で見ることができなかったファン忍者の持ち物が気がかりのようだ。
「そうなるといいんだけどね」
ひび割れたアスファルトを直しながら瑠奈も同意する。出来たばかりの銀座の商業施設にも僅かに被害が出てしまった。
「せっかくの銀座ですし、直しおわったら散策してみようかしら」
桃李の呟きを聞いて、朱里はそれもいいなと心のうちで思う。
ケルベロスのカップルが大手を振って歩いていれば、安全のアピールにもなるはずだ。
ヒールが終わったら恋人を散歩に誘おう。そんなことを考えながら天を仰ぐ。
ビルの窓に陽光が反射し、銀色に光り輝いて見えた。
作者:蘇我真 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年5月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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