●三味線猫の鎮魂曲
満月が美しく輝く深夜、荒れ果てた小さな道を懐中電灯で照らしながら巧巳は進んでいく。
「この先に古寺がある。かなり荒れ果てているらしいけど……そんな場所だからこそ相応しいかもしれないな」
一応用意しているレコーダーを確認してから、更に進んでいく。
「深夜の古寺に三味線を奏でる猫がいるって話だ。三味線と言えば猫の皮を使った楽器。仲間を弔っているのだろうか……。だけど、人間を恨んでいるだろうな。どんなに良い音色の楽器が生まれても……仲間の皮を使っているんだ。でも、聞いてみたい。その猫が奏でる音色を……」
そんな巧巳の前に、第五の魔女・アウゲイアスが現れる。そして、彼の心臓を持っている鍵で一突きにした。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
崩れ落ちていく巧巳。そして、その傍からは法衣を纏った猫が現れたのだった。
●ヘリオライダーより
「和楽器に三味線ってあるよね?」
そう言ってから、デュアル・サーペント(陽だまり猫のヘリオライダー・en0190)は、ケルベロス達に話を始めた。
「不思議な物事に強い『興味』を持って、実際に自分で調べようとしている人がドリームイーターに襲われて、その『興味』を奪われてしまう事件が起きてしまったみたいなんだ。『興味』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているみたいなんだけど、この奪われた『興味』を基にしたドリームイーターが事件を起こそうとしている。みんなには被害が出る前に、このドリームイーターを倒してほしいんだ。倒すことが出来れば被害者の人も目を覚ましてくれるんじゃないかな」
デュアルは状況についての説明を始める。
「場所は郊外にある荒れ果てた古寺。時間帯は深夜で、満月が綺麗に見えている。ドリームイーターは法衣を着た猫で三味線を持っていて、この音色で攻撃を行うみたいだ。それで、このドリームイーターは『自分が何者?』みたいな問いをしてくる。そして、正しく対応できないと殺してしまうんだ。だけど、このドリームイーターは、自分の事を信じていたり、噂をしている人がいると、その人の方に引き寄せられる性質があるみたい。だから、それを上手く利用すれば有利に戦えるんじゃないかな」
デュアルの話を聞いていたミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)は、少し目を潤ませている。
「お友達の為に……お友達を慰めるために曲を奏でている猫さん……。なんだかとっても切ないの。本当はきっと優しい猫さんなのよ。だから、悪い事をさせる訳にはいかないの。みんな、力を貸してほしいの!」
参加者 | |
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呂・花琳(鉄鍋のファリン・e04546) |
アルベルト・アリスメンディ(ソウルスクレイパー・e06154) |
イアニス・ユーグ(ディオメデイア・e18749) |
シャルローネ・オーテンロッゼ(訪れし暖かき季節・e21876) |
灰縞・沙慈(小さな光・e24024) |
シェネ・リリアック(迷える子悪魔・e30306) |
西城・静馬(創象者・e31364) |
八点鐘・あこ(ウェアライダーのミュージックファイター・e36004) |
●三味線猫の鎮魂曲
場所は、古寺。どこか、不気味は雰囲気が漂っている。しかし、空を仰げば満月が輝き、その古寺の不気味な雰囲気に優しく柔らかい光が相まって、どこか不思議で哀しみも感じさせる……とても独特な場所だった。
夜という事で、ランプ等の灯りを用意する。また、念のために人が近寄らないよう、シャルローネ・オーテンロッゼ(訪れし暖かき季節・e21876)は、殺界形成を使った。
(「人間への怨嗟と同族の憐憫を奏でる化け猫。不死たるデウスエクスが死を悼む……というのも中々に興味深い状況ですね」)
西城・静馬(創象者・e31364)は、そう思う。そして、同時にこの舞台は妖怪退治にはおあつらえ向きだ、そんな思いもあった。ここはそんな雰囲気がある。
「荒れ果てた寺で、仲間の皮で出来た楽器で弾く鎮魂歌。どんな光景なんだろうか。早く出てきて欲しいもんだな」
そう切り出すのはイアニス・ユーグ(ディオメデイア・e18749)。実は、イアニスは重度のもふもふマニアだったりする。メンバーにウェアライダー・ドラゴニアン・ウイングキャット・シャーマンズゴーストが居る上に、敵対象が猫なので心底とてもわくわくしているのだ。勿論、三味線猫の写真を撮る為にスマホもしっかり持参している。そういう意味では、存在を期待していると言えるだろう。
「神様だっていらっしゃるんです……演奏する猫さんが居ても不思議じゃないかなって……」
シェネ・リリアック(迷える子悪魔・e30306)は、そう相槌を打つ。神の存在を信じているから、それを重ねた答えだ。
(「お友達の為に演奏する猫さん……なんだか優しい子な気がします……」)
同時に、心の中でそう思う。どこか優しさを感じさせる存在だと感じるのだ。
「正直なところ、三味線に猫さんの皮が使われてたなんて知りませんでした……」
シャルローネは三味線の事に触れる。それに、八点鐘・あこ(ウェアライダーのミュージックファイター・e36004)は頷いた。
「ネットで調べたところ、三味線には若くて恋人のいたことがない雌のにゃんこの革がいいという説が……」
あこの言う通り、三味線に使われる猫の皮はそういうものが好まれる。今は高価なものなので、猫の皮を使ったものは少ないのだけれど。
三味線について語るあこだが、あこ自身は三味線猫を信じている。にゃんこ仲間を想う化けにゃんこ自体は居て欲しいと思うからだ。
「なるほど、つまり二胡みたいなもんじゃな。昔姉様が時々弾いておった……。あれは確か蛇の皮だったと思うが、日本では猫を使うのか……」
呂・花琳(鉄鍋のファリン・e04546)は、三味線を知らないので、似たような楽器を思い浮かべつつ頷いた。
「悲しいお話ですけど、でもなんだか温かいですよね。妖怪になってまで悼むだなんて」
シャルローネもそう思う。しかし、シャルローネにとって人々を守る事は何よりも大切な事。だから、このドリームイーターに事件を起こさせる訳にはいかないのだ。
話には加わっていないけれど、アルベルト・アリスメンディ(ソウルスクレイパー・e06154)と、灰縞・沙慈(小さな光・e24024)も複雑な気持ちを抱いている。
アルベルトは大事な友達と……後、4匹のお猫様と暮らしている。もし誰かに殺されたら、とか想像したら……気持ちが分かるのだ。
(「三味線が猫の皮で出来てるの初めて知った……。猫さんは怒ってるのかな。悲しいのかな……。痛かったよね、きっと」)
そう思うと、沙慈の胸は痛くなるのだ。言葉にできないこの想い。出来たら尋ねてみたい。……ここに現れる三味線猫の本当の気持ちを。
古寺のどこかから三味線の音色が聞こえる。和楽器独特の神聖な音が物悲しい音色を奏で不思議な気持ちになる、そんな音楽。夜の古寺に奏でられると、怖いと言うより哀しさが上乗せされる感じだ。
しばらくそんな聞いていると物悲しくなる音色が終わると、人影が現れた。
……僧侶の法衣を着た白い猫だった。抱えているのは三味線。明らかにこの猫が奏でていたのだろう。
「皆様、こんばんは。こんな月夜の夜にお会いするとは不思議なご縁。……何やら三味線についてのお話をされていた模様ですが……三味線に興味をお持ちですか?」
「思ったよりもでかい……が中々のもふもふ……」
「もふもふ?」
法衣の猫を見て、イアニスはとても嬉しそうな顔をしている。猫の大きさではないが、イアニスの気に入るもふもふ具合の猫だ。用意していたスマホを構えると、その姿を嬉々として次々と撮っていく。その姿が三味線猫には不思議だったらしい。
「……三味線だけでなく、私にも興味がおありで?」
「ううん、三味線じゃなくて君にだよ?」
不思議そうに首を傾げる三味線猫に、アルベルトが頷く。話題が三味線を弾く猫から三味線の話が主体になったので、三味線への興味として現れたのかもしれない。恐らく、この猫にとっては三味線も自身の存在と同様のものなのだろうから。
「私に興味を持っていただけたのですか。それは光栄です。……では、皆様、私は何者だと思われますか?」
「あなたは友達思いの猫さん……優しい優しい猫さんですよ~……」
「にゃんこなのです!」
シェネが優しく伝え、あこが元気よく答えた。
「僕は、君は大切な仲間の為に唄ってるって聞いたんだけど、どうなのかな? 唄になったら聞いた人が覚えててくれるんだよねえ。誰かの記憶の中でずっと生きていけるって、素敵だよね」
アルベルトも優しくそう言葉をかける。
「……そう、でしょうか? そう言って頂ける事は嬉しいのですが……でも……一番聞いてほしいのは……私の亡き友達なのです」
三味線猫は哀しい笑顔を浮かべると、手にした三味線を奏で始めた。
●三味線猫型ドリームイーター
三味線猫が奏で始めたのは、最初に聞いた旋律よりもより哀しい音だった。哀しい哀しい音色。そして、合わせるように紡がれる唄は……仲間への鎮魂の唄。届かない仲間達へと贈る唄。
その音色を聞いてしまうと、とても哀しい気持ちに誘われて……。相手はドリームイーター。本物ではない。分かっていても、気持ちが分かってしまうアルベルトはそれに聞き入ってしまう。
「……あなたは有り体に言えば、人の興味より生まれ人に仇なす存在。……しかし、人生の先輩から言わして頂ければ、己が何者か決めるのは自分自身ですよ」
自らがダモクレスからレプリカントになった事を重ね合わせながら、静馬はそう言うと戦闘モードへと自らを切り替える。そして、三味線を奏でる事に集中しているドリームイーターへ急所を狙う一撃を与えた。
「ごめんなさい。貴方が猫さんを想うように、私も人々を守りたいんです。ですから、全力で行かせていきます……!」
シャルローネも心を鬼にして、三味線猫に炎を乗せた御業を放つ。その攻撃に合わせて、沙慈はオウガメタルを纏わせた拳で殴りつけた。
(「相手はドリームイーターとは言え、トパーズと同じ猫さん……。ううん、騙されないよ。三味線お上手な猫さんは皆で一緒に倒すよ」)
沙慈はそう心の中で反芻する。彼女の相方のウイングキャットのトパーズを思うと更に心は痛いのだけれど。
「トパーズ、宜しくね」
そう、声をかける。それにトパーズは頷くと、三味線猫を思いっきり引っ掻いた。
「弔いの最中すまんな。狩らせて貰おう」
イアニスもスマホを仕舞い、代わりにエクスカリバールを構える。そして、容赦なく三味線猫を殴りつけた。
「これ以上、聞いちゃ駄目だ。聞いちゃ駄目だ」
三味線猫の奏でる音色と戦っているアルベルト。その音色は、彼の心を深く突き刺してくる。苦しい気持ちだからこそ、止めてあげないといけない。分かってはいるのだけれど……。
でも、取ってしまった行動は。
「……あれ?」
気が付けば無意識に傷ついた三味線猫を癒していた。
「気にするな。次は我がお主を守る」
「どんまいです!」
花琳とあこがアルベルトに励ましの声をかけてくる。惑わされている彼を誰も責めたりなどしないから。
「六道隔てる地獄の風じゃ。容易く貫けると思うなよ?」
花琳は全てを吹き飛ばすという地獄に渦巻く風【僧去】を召喚し、アルベルト達の守りを固める。花琳のシャーマンズゴーストの梵天丸はアルベルトの傍へと向かい、祈りを捧げてその傷を癒していった。
「アルベルトさんの目を覚ますのです!」
あこは鮪缶を召還して、アルベルトの意識を回復させる。その間に、あこのウイングキャットであるベルはシャルローネ達に清らかな風を送って護りを固めた。
「痛いのないない……しましょうね……」
「アルベルトちゃん、頑張るの!」
シェネの放つ桃色のエネルギーでアルベルトを重ねて回復していく。そして、ミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)は、雷の力を利用して傷を癒しつつ力の底上げも図り、ウイングキャットのシフォンは沙慈達へと清らかなる風を送って護りを固めていった。
アルベルトが自らを回復したからだろうか。三味線猫の奏でる調べは哀しさと優しさのどこか入り混じったような音色に代わる。その音色は三味線猫を包み込み、癒していくように見えた。もしかしたら、人間達の中には、少しは自分達の事を分かってくれる人がいるのかもしれない、そんな気持ちになったのかもしれない。……それは、三味線猫にしか分からない事だけれど。
しかし、それはケルベロス達にとっては好機。連携しながらドリームイーターへと次々と攻撃を叩き込んでいく。まず初めに、静馬が雷を纏った一撃を放ち、続くシャルローネが御業で縛り上げると、沙慈の竜の爪が貫いた。更に、バールは投げるもの。そういう心情を持つイアニスのエクスカリバールが三味線猫に投げつけられる。
絶え間なく奏でられていた三味線の音色が少し途切れる。連続攻撃が堪えたのだろう。
「どちらが先に沈むか……勝負しようか!」
心に秘めている『殺し合い』の想いを解き放ったアルベルトの銃弾が三味線猫に次々と撃ち込んだ。今度こそ、あの猫を止める為に。
花琳のオーラを纏った渾身の一撃が三味線猫を吹き飛ばす。その上に、あこは『黒太陽』を具現化し、黒き光を降り注がせた。そこにトパーズのリングが放たれる。
シェネはアルベルトを重ねて回復し、梵天丸はイアニスに祈りを捧げる。シフォン、ベルはそれぞれシェネ、静馬達へと清らかな風を送り、ミーミアは雷の力を使ってシャルローネの力の底上げを図った。
集中攻撃を受けた三味線猫の奏でる音色は、突如変わる。その旋律は激しいものになり、紡ぐ言葉は怨念すら感じさせるものになる。三味線猫は怒っていた。やはり、目の前のケルベロス達も仲間を殺す者達と変わらないと判断して。
その激しい旋律に攻撃の要の一人であるシャルローネに降りかかるが、あことベルがそれを庇った。
「にゃんこの事、お任せするのです」
「ありがとうございます、任せてください」
庇われたシャルローネは、あこの言葉に強く頷いた。
「終らせる、悪夢となる前に……心優しき主の元へ還れ」
静馬は、確実に三味線猫の演奏を止めるべく、腕を狙い止めにかかる。
「この子達はちょっと乱暴者、ですよ」
シャルローネの呼びだした、とんがり帽子の三人の小人は各々の得物で次々と三味線猫へと攻撃を繰り出した。
「猫さんはどう思っているのかな……?」
心に秘めていた言葉を、沙慈は投げかける。やっぱり尋ねてみたかった。例え問いかけに答えてくれなくとも、言いたかった。その言葉に三味線猫は……哀しさを湛えた複雑な表情をする。言葉を返す事は無かったが、その表情が十分、答えに値するものだった。
「ゴメンね……」
それでも倒さなくてはならないから。沙慈は心を決めて、炎を宿す御業を三味線猫に放つ。追撃するようにトパーズが引っ掻いた。
イアニスのエクスカリバールが激しく三味線猫を叩きつける。そこにアルベルトの赤金剛鸚哥色の翼から聖なる光が放たれた。
花琳は八獄顕正【分陀利】僧去の外套をつかって、再度、あこ達の守りを固め、あこも鮪缶を使って自らを癒した。
あこの回復にはシェネと梵天丸、ベル、そしてシフォンも加わる。ミーミアは雷の力を使って静馬の力を高めた。
「衣を纏い、音を奏で何を繕う獣よ。今宵は月夜……貴様の心の音、曝け出せ」
静馬の狙い定め、研ぎ澄まされた一撃が三味線猫に入る。その攻撃を受けた三味線猫は……綺麗な音色を奏でてその姿を消していく。
「私、貴方の奏でる音はとっても好きです」
「きっと……お友達は天国であなたを待ってます……。またいつか、神様の御許でお会いしましょう…」
最後に沙慈はずっと思っていた言葉を投げかけ、シェネは祈りを捧げ、アルベルトは軽く手を合わせる。仲間を思い三味線を奏でた猫の為に。
それに応えるような三味線の音が響くと、深夜の古寺は元の静けさを取り戻していったのだった。
●月夜の下で
周囲をヒールしている時に、巧巳を見つける事が出来た。シェネ達を中心にして、ヒールをかけると無事に目を覚ましてくれた。
「アルベルトちゃんは、お茶はいらないの?」
「うん、早く帰って、家の子たちを撫でてあげたいんだ」
皆にお茶を配っていたミーミアに、帰宅しようとしていたアルベルトは声をかけられ、そう返事を返す。出来る限り早く大事な子達を撫でてあげたいと思うから。
「その気持ち、とっても分かるの。ええと……」
ミーミアは持っていたバスケットを探って、煮干しの袋を取り出してアルベルトに渡す。
「これ、アルベルトちゃんのお友達にどうぞなの」
「ありがとう」
ミーミアから煮干しの袋を受け取ったアルベルトは足早に帰途に着く。彼の大切な友達に会う為に。
「シェネちゃんはミーミアちゃんのおすすめの紅茶が飲んでみたいです」
紅茶を淹れるミーミアに、シェネが尻尾をぱたぱたさせている。それに、ミーミアはにっこりと笑った。
「えっとね、オレンジペコにしてみたの。アールグレイとかも好きだけど、ストレートだとこっちの方が美味しいかなって思ったの」
「あこも紅茶欲しいのです!」
「巧巳もどうだ? 寒かっただろう?」
「あ、はい。ありがとうございます」
紅茶を前にシェネ、あこ、ミーミア、イアニス、巧巳の間でほんのりと温かい空気が流れる。あの猫は巧巳の中で優しい存在であり続けてくれるのだろう、そんな気持ちにもなれた。何より彼が微笑んでくれるから。
「沙慈ちゃん、元気出して欲しいの。沙慈ちゃんの気持ち、きっと猫さんに届いたと思うの」
そう言って紅茶を渡すミーミアに、沙慈は頷く。そうであって欲しい。そんな気持ちを読み取ったのか、トパーズが甘えるように沙慈にくっついてきた。そうなんだよ、と肯定しているように。
「……月、綺麗ですね」
「うむ、そうじゃな」
飲み物で温まりながら花琳とシャルローネは月を見上げる。
「愛するが故に、死後もその身の一部を手元に置く……そんな話もあるかのもしれませんね」
美しい月を見ながら静馬はそう呟くと、冷酒と共にそれを飲み込む。
……哀しくて、でも、どこか優しい……不思議な月夜の出来事だった――。
作者:白鳥美鳥 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年5月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 0
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