地を這うは百の脚

作者:小茄


「あーもう最悪最悪最悪! だから都会から離れたくなかったのよ……ムカデが家の中に居るとか、ほんと信じられない!」
 深夜とも早朝とも言える時間。ヒステリックな独り言と共に、シャワーを浴びる女性。
「しかもなんでパジャマの中に入ってくるの?! 有り得ない有り得ない有り得ない!」
 どうやら、寝ている間にムカデが服の中に入り込んで来たと言う事だろうか。
 自然が多く残る地方では度々聞く話だが、都会育ちの彼女には到底受け入れがたい出来事だった様だ。
 シャボンの泡を流しても、ムカデに対する嫌悪感は強く残ったまま。
 そして、女性がシャワーの蛇口を閉めた瞬間――。
「あはは、私のモザイクは晴れないけど、あなたの『嫌悪』する気持ちもわからなくはないな」
「えっ?!」
 居るはずの無い何者かの声に振り向くが早いか、声の主が手にしていた「鍵」が女性の心臓を貫く。
 ――キシャァァァァーッ!
 外傷も出血も無く、その場に崩れ落ちた彼女と入れ替わる様に出現したのは、無数の脚を持つ節足動物。
 女性が強く嫌悪していたムカデを更に巨大化した様な、禍々しい姿の怪物であった。


「一口に虫と言っても、カブトムシとかクワガタなんかは好きな方が多い一方、ゴキブリやムカデとなると苦手な方が多いですよね」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)によると、第六の魔女・ステュムパロスはムカデを苦手とする一般人からその「嫌悪」を奪い、怪物型ドリームイーターを出現させたと言う。
「ドリームイーターによって被害が出る前に、撃破して頂きたいのです。倒す事が出来れば、『嫌悪』を奪われてしまった被害者も意識を取り戻すでしょう」

「このドリームイーターは被害者宅を出て、近くにある小さな学校……分校を目指している様です。ですが今のタイミングなら、校舎に侵入する前に校庭で迎撃出来るはずです」
 本来ムカデは物陰を好むが、このドリームイーターは校門から堂々と校庭を突っ切り、校舎へ向かうと予想される。
「獰猛で退く事を知らない、そんなムカデの習性は戦国武将達には好まれたと言いますが……」
 この異形の怪物に、罪無き子供や一般人を襲わせる様な事があってはならない。
 幸い敵はこの1体のみだ。
 校庭は視界を遮る物や障害物なども無く、足場も良好と戦うには適している。また降下のタイミングを見計らえば、前後左右からの挟撃や包囲で戦端を切ることも可能だろう。

「戦うにしても余り気持ちの良い敵では無いと思いますが……皆さんの実力であれば、十分に対応可能だと思います。学校や村の人々を守って上げてください!」
 ブリーフィングを終えたケルベロス達は、現地へと飛ぶのだった。


参加者
暁星・輝凛(獅子座の斬翔騎士・e00443)
小山内・真奈(おばちゃんドワーフ・e02080)
笹ヶ根・鐐(白壁の護熊・e10049)
ウルストラ・ルールルゥ(闇這う翼・e10755)
フリードリッヒ・ミュンヒハウゼン(ほら吹き男爵・e15511)
ヴァルカン・ソル(龍侠・e22558)
天乃原・周(出来損ないの魔法使い・e35675)
エレス・ビルゴドレアム(ヴァルキュリアのガンスリンガー・e36308)

■リプレイ


「見たところ、校庭周辺に人影は無い様だ」
 先に降下した一行に少し遅れて、地面へ降り立つエレス・ビルゴドレアム(ヴァルキュリアのガンスリンガー・e36308)。
 事前のブリーフィング通り、オオムカデは間もなくこの学校へやって来る。
 学校と言っても、生徒数10人弱の分校で、校舎自体も平屋建ての小さな物だ。
「えーと……君達は?」
 校庭の8人に気付き、教室の窓を開けるのは、老齢の教諭と思しき男性。
 教室内に居た子供達も、何事かと顔を出す。見知らぬ若者がこの集落を訪れる事自体、珍しい事なのかも知れない。
「私達はケルベロス。間もなくここに……敵が来るわ」
 詳しい説明をしている余裕は無いと判断して、端的に告げるウルストラ・ルールルゥ(闇這う翼・e10755)。
「何!? こ、子供達の避難を」
「校舎から出ないで! だいじょーぶ、守るよ僕が……僕達が!」
 慌てふためいた様子の先生を制止して、力強く言い切るのは暁星・輝凛(獅子座の斬翔騎士・e00443)。
 彼らが校舎内に居る限りは、ケルベロスが盾となる事も出来る。下手に屋外に出るよりも安全だろう。
「……」
「飴ちゃんいるか?」
 不安げに顔を見合わせる子供達に、懐から取り出したあめ玉を差し出す小山内・真奈(おばちゃんドワーフ・e02080)。
 小学生の低学年から高学年くらいだろうか、年齢もバラバラの子供達は少し間を置いてからおずおずとその飴を受け取る。
「が、頑張って」
「おばちゃん達に任しとき」
 飴のお礼代わりにエールを贈る少年に、真奈は笑ってそう答える。
 ケルベロスの戦いは、往々にして人命を背負っての物になるが、今回もこの学校、そして集落全体の人命が懸かっている。撤退も含め敗北は許されない。
「どうやら来たみたいだよ。いやあ、大物だねぇ」
 そんな危機感は感じさせず、飄々と報せるのはフリードリッヒ・ミュンヒハウゼン(ほら吹き男爵・e15511)。
 しかし彼の指差す先には、おぞましい怪物の姿があった。
「大百足退治とは、俵藤太にでもなった気分だな」
 山を七巻き半する程の大百足を討ったと言う武将になぞらえつつ、こちらに這い来るドリームイーターを見遣る、ヴァルカン・ソル(龍侠・e22558)。
 その伝説と比べれば遥かに小さいとは言え、体長10メートル弱はあろうか。アナコンダ並だ。
 足音と言うには余りに連続的かつ耳障りな音を立てながら、かなりの速度で校庭へと侵入して来る。
「あの大きさなら、服に入るって事は無いだろうけど……」
 天乃原・周(出来損ないの魔法使い・e35675)は、軽く身震いしつつ呟く。
 彼女もまた、余り虫が得意では無いタイプの様だが、これを退治出来るのはケルベロスのみ。背後の一般人達を想い、すぐさま気合を入れ直す。
「百足か。祖母の家にはよくいたな。何かに当たるとまず噛んで確かめる癖があるから困る。……まぁ、危ないと思えば私の盾に隠れればいいさ! この図体は役に立つのだぞ?」
 苦手意識を持つ者も多い中、耐性があるらしい笹ヶ根・鐐(白壁の護熊・e10049)。
 白熊のウェアライダーである彼は、その堂々たる体躯に違わず頼りがいのある言葉で皆を鼓舞する。
「では皆、行くとしようか」
 エレスが校庭に描いた守護星座が眩い光を放ち、前衛の耐性を高める。
 これを合図に、学校と、そして集落を守る戦いの幕は切って落とされた。


「人の嫌悪が作りだした怪物か……成程、確かにこれは恐怖を煽るな。しかし、そこで臆していては番犬稼業など務まらぬ」
 先陣を切るのは、鉄塊剣を最上段に振り上げて真っ向から斬りかかるヴァルカン。
 義侠心厚い彼にとって、子供達を守る為の戦いは、嫌が応にも心が奮い立つ部分があるのだろう。
「虫は虫らしく冬眠したまえよ」
 一方、義侠心とは余り縁が無いように見えて、やはりケルベロスとしての正義感を秘めるフリードリッヒ。螺旋状の氷波を放ってこれを援護する。
「……往くぞ、我が剣にて貴様を斬る」
 渾身の力を籠めて、振り下ろされる剣。ムカデの頭部を強かに打ち据えれば、鈍い金属音が鳴り響き、火花が散る。
 ――キシャアアァァ!
 次いで氷結の螺旋が、その長い体を縛める様に凍て付かせる。
 さしものオオムカデも、その進軍速度を緩めざるを得ず、鳴声の様な怪音を響かせる。
 本来ムカデに声帯は無いが、これは女性の嫌悪が具現化したドリームイーター。元々の生態からは判断出来ない行動も有り得るのだろう。
「本物の百足は僕も苦手だけど、大きいんならただの怪獣だよ……!」
 怯んだムカデに対し、愛用のエアシューズ「AL009 エアレイダー」を叩き込んだのは輝凛。流れ星の如き跳び蹴りが、続けざまに敵の頭部を捉える。
「行くよ、シラユキ」
 周はシャーマンズゴーストのシラユキに近接攻撃を仕掛けさせつつ、自身も跳躍。
「完全に止めるわ」
 ウルストラの手から放たれた2本のケルベロスチェインが、ムカデの胴へ絡みつくと同時、周のスターゲイザーがやはり胴体を強かに打つ。
 ――ギギ……ギシャアァァッ!
 口が有ると思しき付近から緑色の液体を噴き出しつつ、尚もその巨体を引き摺り前進しようとするムカデ。
「こんなどアップでムカデ見ることなんて、まずないよな」
 鐐がイケメンと評するムカデの顔を見据えつつ、エクスカリバールを振りかぶる真奈。
「ほらよっと」
 小柄な体格に幼い外見ではあるが、彼女は頑強な肉体を持つドワーフ。鋭利な釘がムカデの頭部にグサリと突き刺さる。
 手応えとしては浅い感覚だったが、ムカデはついに校舎への進撃を止める。
「このまま一気に……いや、来る!」
 周が声を上げるが早いか、瞬時身を縮めるような動きの後、ムカデはその巨体に似合わぬ跳躍を見せる。
「任せろ!」
 文字通り、身を挺する様にして立ち塞がるのは鐐。
 食らい付こうとするムカデの顎を、闘気纏う腕で受け止める。
「つっ……大百足は害虫を駆除してくれる益虫でもある。人に害を為す以上、貴様は本物に遥か遠く及ばぬよ! 行くぞ明燦!」
 怯むこと無く、ボクスドラゴンの明燦がタックルを仕掛けると同時に、ムカデの腹の部分へと拳を叩き込む。
 高速演算によって看破した弱点を狙ったのだ。
 ――シャアァァッ!
 吹き飛ばされたムカデは仰向けに落下するも、ぐねぐねと身体を捩らせてすぐさま起き上がる。
「さすがにしぶといな」
 不快害虫として生命力の高さで知られるGと比べても、その耐久性は勝るとも劣らないムカデ。巨大なドリームイーターとなってもその部分はしっかり反映されている様だ。
「が、頑張れー!」
「頑張ってー!」
 巨大ムカデと対峙するケルベロスに掛けられるのは、教室の子供達からの声援。
「見物客が居る以上、余り格好悪い所は見せられないね」
「あぁ、動きは止まった。包囲して叩こう」
 軽く肩を竦めるフリードリッヒに、頷きつつ提案するエレス。
 ――ギギギ……。
 ケルベロスは校庭の丁度中央付近で、ムカデを取り囲む。
 しかし窮鼠や手負いの虎に評される様に、生き物は追い込まれてからがその本領を発揮するとも言う。ガチガチと牙をならすムカデに表情は無いが、ケルベロスに対する殺意は否応無く感じ取れた。


 ――グアァーッ!
 まるでつむじ風の如く、実際、旋風を巻き起こす程の高速回転を始めるムカデ。
 自在に動く無数の脚が可能とする機動だろう。
「気をつけて、風の中から来る!」
「おっと」
 旋風の中から噴き出された毒液を、すんでの所で回避するフリードリッヒ。
 包囲によって移動こそ封じたが、敵もまた奇想天外な戦法によって死角を消して来る。
「はぁっ!」
 ヴァルカンはお返しとばかりに、雷を帯びた刀を旋風の中のムカデに突立てる。
 が、高速で回転する硬質の体を貫く事はやはり容易では無い。
「ほんなら、燃やしたるで」
「明燦、ブレスだ」
 真奈の手から龍の幻影が出現し業火を放つのに呼応して、明燦もブレスを放射。
「浅い……か?」
 しかしこれらの遠距離攻撃も、正確に急所を狙えない為功を奏さない。
「離れれば毒液、近づけば牙と言う訳ね」
 巨大魚を釣る漁師の様に、チェインを制しようとするウルストラ。ムカデの胴体を捕縛し移動を封じた鎖も、無数の脚全てを止める事は出来ない。
「どうにか動きを止められれば……」
 周は一旦攻め手を止め、天ツ光ノ漣(アマツヒカリノサザナミ)によって前衛の受けた不浄の気を振り払い、活力を増進させる。
「足が多いからって何だ! 足技なら負けないっ!」
 膠着しかける戦況を打開する様に、意を決して突進する輝凛。勢いもそのままに、鋭利な刃の如き蹴りを見舞う。
 返ってくるのはガツッと硬い感触。ノーダメージとはいかないまでも、やはりクリーンヒットには程遠い。
 ――ギシャアァッ!
 それどころか、獲物が間合いに近づいたと見るや、鋭い牙で食らい付かんと迫る。
「っ! 攻撃、捌き切れない……」
 回転しながらの噛み付き。加えてその尾部も遠心力を帯び、鞭状に撓って間断無い連続攻撃を繰り出す。
 如意棒と、闘気を纏わせた腕でどうにかこれを防ぐ輝凛だが、全てを防ぎきる事は出来ない。
「僕一人なら、だけどね!」
「ヴァルカン殿!」
「承知した!」
 輝凛の狙いを理解した鐐、そしてヴァルカンが左右からムカデの体を抑えに掛かる。
「凍て付け!」
 これに呼応する様に、ウルストラはチェイン先端から直接氷を発生させ、脚を一本、また一本と凍り付かせてゆく。
「回転が鈍ってきた、もう一息だ!」
 再び守護星座の煌めきによって仲間の体力を回復しつつ、激励するエレス。
「タネも仕掛けもございますってね!」
 ふうっと大きく紫煙を吐き出すフリードリッヒ。
「来い、ゴルディオーンカイザー!」
 煙の中から召喚されたのは、金色に輝く巨大ロボット。子供達の目を意識しての、彼からのファンサービスだったのかも知れない。
「必殺、カイザーブレイドォ!」
 必殺技の絶叫はスーパーロボットのお約束。太陽光に輝いた巨大な剣が、回転を緩めたムカデへと振り下ろされる。
 ズンッ、と地を震わせる衝撃。
 緑色の液体が散って、ムカデの体は二つに切断された。
「やった?!」
「いや、まだ!」
 ムカデは切断しても再生する……などと言う事は無いが、真っ二つに切断されても丸一日やそこら死なない程の生命力を持つ。
 このドリームイーターもその例に漏れず、体の半分近くを失って尚激しく暴れ続ける。
「こりゃ厄介やな」
 呆れたトーンで呟く真奈。
「頭を狙おう、今ならいけるよ」
 体と同時に多くの脚も失ったムカデ。動きは当初と比べ遥かに鈍っている。周の言葉に頷くと、ケルベロスは一斉に攻撃を仕掛ける。
「動きは止める! 舞い集え――其れは闇夜を斬り裂く光!」
 小型の光剣、無数のフォトンビットを作り出す輝凛。
 一斉に襲い懸かる光は、まるでムカデを削る様にその硬質を傷つけ、脚を切断してゆく。
「任せろ!」
 攻撃に転じるエレスもまた、闘気纏う如意棒によって数本の脚を纏めてへし折る。
「ここまでやで。刃の錆は刃より出でて刃を腐らす」
 全てを清算するかの如く、喰らったグラビティを燃えさかる炎に変え、渾身の力で殴りつける真奈。
 蓄積したダメージによって、ついにグシャリとムカデの頭部が砕け、そのまま全身を炎が包み込む。
 ――ギシャアァァァ!
「今だ!」
「トドメよ」
 鐐の手から伸びる攻性植物の蔓、そしてウルストラのチェインが、今度は身動ぎすら難しい程、雁字搦めに封じ込める。
「煉獄より昇りし龍の牙――その身に受けてみるがいい!」
 ここぞとばかり、内なる地獄を解き放ったヴァルカン。
 巨大な炎龍と化した彼は、瀕死のムカデに食らい付いて宙へと舞う。
 空を灼かんばかりの業火が燃えさかり、やがてそれが収った時、既に巨大ムカデの姿は跡形も無くなっていた。


「みんなーっ! もー、だいじょーぶだよーっ!」
 窓際でおっかなびっくり観戦していた子供達へ、輝凛が報せる。
 校庭の修復も終え、この集落にも平穏が戻ったと言えるだろう。
「お兄ちゃん、またあのロボット見せてよ!」
「さっきのドラゴンももう一度ー! グオーって奴やってよ!」
「あれ乗れないの? ねぇねぇ」
「あぁ、またそのうちにね」
「うむ……そのうち」
 フリードリッヒとヴァルカンに、窓から身を乗り出しながら言う男の子達。
 その余りの元気さに、さすがの2人も苦笑しつつ応える。
 幸い、巨大ムカデの襲来も彼らのトラウマになると言う事はなさそうだ。
「お姉さん、なんで手袋してるの? 暑くないの?」
「えっと……ぼく達はそろそろ行かないと」
「うむ、では我々はこれで失礼する。皆元気でな」
 こちらも質問攻めから逃れる様に、慌てて切り出す周。エレスもこれを受けて、子供達へ別れの挨拶。
「ありがとー!」
「飴ありがとねー!」
「ほなな」
 大きく手を振って礼を言う子供達に、真奈もひらひらと手を振り返す。
「ある意味ドリームイーターより厄介だが、我々の力の源だからな」
 戦闘よりも子供達の応対で疲れた様子の仲間を見て、笑いつつ言う鐐。
「本当だね。しっかり守れて良かったよ。あ、ウルストラちゃん、そっちはどうだった?」
「……えぇ。まぁ裸で倒れてたんだから風邪くらい引いたかも知れないけど、大丈夫そうよ」
 一行が校門から出た所で、戻って来たウルストラと合流する。
 嫌悪の持ち主である女性の様子を確認して来たが、そちらも特に問題なかった様だ。相変わらずのムカデ嫌いでは有るのだろうけれど。

 かくして、とにもかくにも、突如して山間の集落を襲った巨大ムカデの怪物は、ケルベロスの活躍により無事撃退されたのだった。

作者:小茄 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年4月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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