屋根より高い鯉のぼり!

作者:波多蜜花

「鯉のぼりは屋根より高い物のみが鯉のぼりである!!」
 潰れたビルの屋上で、ビルシャナが叫ぶ。
「歌にもあるだろう! なのに昨今の鯉のぼりときたらミニチュアだの部屋に飾れるだの、鯉のぼりへの冒涜も甚だしい!」
「その通りです、ビルシャナ様!」
「屋根より高くない鯉のぼりは、鯉のぼりとは認めぬ!」
「認めない!」
 ビルシャナの高らかな声に、信者の声が追従する。
 春だなと、その現場を見るものがいたら思った事だろう。空は高く、青かった。


「春やねぇ……」
「春っすね……」
 溜息混じりに呟いた信濃・撫子(撫子繚乱のヘリオライダー・en0223)に、ほんのりと遠い目をした妹島・宴(交じり合う咎と無垢・e16219)が頷いて答える。
「いやー、まさか出るとは思わなかったんですけどね」
「出てしもたねぇ」
 乾いた笑いが響いた後、撫子が何事かと集まったケルベロス達に向き直る。
「宴の調査によってな、鯉のぼりは屋根より高いもんしか認めへんっていうビルシャナが出たんが判明したんよ」
 またその手のビルシャナか、とケルベロス達も青い空を仰ぐ。けれど、そんなビルシャナと言えど放って置けば信者を更に増やし、人々に危害を加えだすだろう。改めて撫子が手帳を開いた。
「このビルシャナは7名の信者と一緒に、潰れたビルの屋上におるんよ。屋上やし、立ち入り禁止ってなっとるよって一般人は訪れへんのが救いやね」
 信者は男性ばかりで、鯉のぼりは庭に飾る大きなものだと幼少から思って育ってきたようだ。この信者達は、戦闘になればビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、ディフェンダーとしてケルベロス達に向かってくる事になる。一般人である為、非常に弱いけれど厄介な敵になるのは間違いない。
「それを避ける為にも、皆にはインパクトのある説得で目を覚まさせたって欲しいんや」
 もし、説得しきれなかった場合は手加減攻撃で気絶させるのが好ましいだろう。
「大変かもしれへんけど、皆に任せたよってな! あっそや、ビルシャナを倒したら屋上から下の方を眺めてみるんもええかもしれへんよ。散り掛けかもしれへんけど、桜が見えるよってな!」
 そう言って笑うと、撫子は手帳を閉じたのだった。


参加者
ティセ・ルミエル(猫まっぷたつ・e00611)
マサムネ・ディケンズ(乙女座ラプソディ・e02729)
天音・迅(無銘の拳士・e11143)
妹島・宴(交じり合う咎と無垢・e16219)
愛沢・瑠璃(メロコア系地下アイドル・e19468)
シャルフィン・レヴェルス(モノフォビア・e27856)
霧鷹・ユーリ(鬼天竺鼠のウィッチドクター・e30284)
二階堂・燐(鬼火振るい・e33243)

■リプレイ

●春ですね
「ああ……春だなぁ……こういう妙な手合いが出てくると、より一層春を感じるよね……」
 ぽかぽか陽気の中、廃ビル前に立つ二階堂・燐(鬼火振るい・e33243)が思わず、といった風に漏らす。それはビルの屋上の方から聞こえてくる、ビルシャナ達の声によるものだろう。
「鯉のぼりはー!?」
「屋根より高くないと認めないー!」
 イェーイ! みたいな歓声も聞こえてくる。
「なんとかと煙は高いところがお好きと言いますけれど……うーん、春ですねえ」
 薄手のジャケットに袖を通した妹島・宴(交じり合う咎と無垢・e16219)も、屋上を見上げて目を細めた。
「宴はまたヘンテコなの調査してきたよね!? 何がどうなってそういうアレなの!? オレはどこからツッコめばいいかな!!」
 春の野原のような髪を揺らしマサムネ・ディケンズ(乙女座ラプソディ・e02729)が言えば、天音・迅(無銘の拳士・e11143)も同意するかのように頷く。
「鯉のぼりのルーツを考えりゃあ、言いたいコトでわかる部分もある。でも、時代は移り変わる。変わっていくもんだからな? それにしても宴すげえな」
 たまたまだと宴が首を振ると、今日の気分は春だからとピンク色のヘッドフォンを着けたティセ・ルミエル(猫まっぷたつ・e00611)が、
「そうやね~、屋根よりも高くないとダメだなんて、やーねー。早く倒してお花見をするです!」
 と、零した。
「そうね、時代遅れなビルシャナをさっさと倒しちゃいましょう」
 ウイングキャットのプロデューサーさんを連れた愛沢・瑠璃(メロコア系地下アイドル・e19468)の言葉に頷いたケルベロス達は、廃ビルの屋上を目指す。
「わあ、本当に春を感じちゃいますね」
 階段を上るにつれ、大きく聞こえてくるビルシャナとその信者達の声に霧鷹・ユーリ(鬼天竺鼠のウィッチドクター・e30284)がのんびりとした口調で言えば、こんな事で春を感じたくはなかったよ! とマサムネが零す。その横で、彼の恋人であるシャルフィン・レヴェルス(モノフォビア・e27856)が、
「屋根より高い鯉のぼりか、見上げ続けると首が痛いな」
 と、天然さを炸裂させていた。そうこうする内に、屋上の扉が目の前に迫る。
「開けるわよ」
 ドアノブを握った瑠璃が仲間に確認を取ると、一気に扉を開く。そこで目に飛び込んできたものとは――! 五月人形みたいな格好をしたビルシャナと、その教義に賛同する男性信者達だった。

●鯉のぼり論争
 説得の口火を切ったのは迅だ。
「大きな鯉が好きっていったよな?」
「小さいよりは大きい方がいいに決まってるだろ!」
 きっぱりとした声で信者の青年が答えると、へえ? と迅が笑う。
「なら、屋根より高ければポールより長い鯉でもいいかい? 風がなくなると地面についちまうけどさ?」
 それは困る、と信者が困惑した表情を見せた。そこを畳み掛けるように、迅が唇の端を持ち上げる。
「絡まったり、踏まれたりしちまうかもしれねえなあ。そうなっちまったら、どんなにでかくて屋根より高い鯉のぼりでもみすぼらしく見えるよな?」
 それくらいなら、まだ小さい物の方が上品で落ち着いて見えるのではないかと迅が諭せば、瑠璃が更に高さに対してのデメリットを語りだす。
「屋根より高いって言うけど、具体的にはどれくらい高いのかしらね?」
「そ、そんなのは屋根より高ければいいだろ!」
 ふう、と溜息を吐いた瑠璃が、信者に向かって甘い! と言い放ち、屋上から見えるビル群の中でも一番高い物を指で示した。
「なら、あのでっかいビルより高いのよね?」
「えっ」
 信者がビルと彼女の顔を交互に見遣る。
「そうなのよね? でもあんまり高いと鯉のぼりが風に煽られてポールが揺れまくって最悪ボキって折れかねないわよ? それに立てるのもすごい大変だけど、そのへんどーなのよ!」
 そもそも、鯉のぼりを建てられるような庭付きの家は一軒家が多い。ビルが増えて土地が狭い代わりに上へと伸びていった今となっては、時代遅れもいいところだと瑠璃が言い放てば、信者の彼も黙るしかない。
「そもそもですね~、屋根より高くないとダメって言ってるですけど、このビルの屋上より高い鯉のぼりなんて、1つもないじゃないですか」
 屋根より高い鯉のぼりがいいと主張するならば、このビルより高い鯉のぼりくらい設置しておくべきだとティセが言う。言われてみれば……みたいな顔をした信者に向かって、ティセが首を傾げる。
「もしかして鯉のぼりの存在を全否定なのですか?」
「そんな事はない!! 鯉のぼりは屋根より高くあるべきだよ!」
 なら、とティセが微笑んでハッキリと告げる。
「違うのなら、このビルよりも高い鯉のぼりを作ってくださいです。……もしかして出来ないこと言ってたです?」
 あれー? と声を上げる彼女に、信者も挙動不審になるしかない。それを見逃さなかったのは青い髪を三つ編みにしたユーリだ。邪気のない笑顔で、信者達に向かって感嘆の声を上げたのだ。
「皆さん、すごいんですね! とってもお金持ちで、贅沢で羨ましい限りです!」
「え? いや、お金持ちとかじゃないけど……」
 何故そんな事を言われているのかわからない、と信者が問い掛ける。
「え? 屋根より高い鯉のぼりしか認めないんですよね?」
 ユーリがどこからともなく取り出したのは鯉のぼりのカタログで、ぺらりとページを捲ると信者達に向けて差し出した。
「凄いですよね。10mサイズで5匹家族だと、0が多くて~、十、百、千~……100万円もします!」
 ひゅっと息を呑む音が生々しく響く。更にユーリは屋根のリフォームカタログを見せる。
「20坪の家の屋根が日本瓦だと、大体平均で70万円らしいので、これなら皆さんもにっこりですね!」
「屋根のリフォームは必要ないんじゃ……?」
「……? だって、屋根より高い、鯉のぼりですよね?」
 それは値段の話だろうと信者が突っ込めば、ユーリは心外だという顔をして言った。
「……信者の皆さん、高い、高いというばかりで、標高のことを具体的に示していないですよぅ!」
 日本語は正しく使って下さい! とユーリが言えば、信者達は頷くしかなかった。そして、屋根より高い鯉のぼりのデメリットな部分を突きつけられた信者の数名が、身の丈に合った鯉のぼりでいいとビルシャナの元を去っていく。
「ぬぬぬ、軟弱者めが! 鯉のぼりといえば屋根より高いのが常識だろう!」
 鎧をガシャリと揺らし悔しそうにするビルシャナに、じゃぱにーずヨロイムシャ……いいな、カッコいいと秘かに思っていたシャルフィンが残った信者達に視線を移すと説得を試みる。
「知っているか、鯉のぼりは武家の家庭が鯉を模した吹き流しを飾ったのが始まりなんだそうだ」
 このビルに来る前に調べた知識を、さらっと知っていたかのように話す。その横顔を眺めるマサムネは、なんて物知りなんだろう……さすがオレのシャルフィン! でも何でちょっとダサい鯉のぼりの帽子を被っているのだろうかと、ときめきと現実の狭間で揺れていた。そんなマサムネを知ってか知らずか、シャルフィンの話は続く。
「調べてみると鯉のぼりの逸話は数多くあって、どれも面白いものばかりだった。例えば鯉のぼりのせいで敵に居場所がばれてしまった武将がいる、とかな。高くて目立つのは良いが、目立ちすぎるのも難点という話だ」
「この現代、それで困った話は聞いたことがないぞ!」
 信者が反論すれば、ふっと微笑んだ宴が前に出る。
「時代が変われば、と言うのは迅さんの言葉ですが、本当に困らないとでも思ってるんっすか?」
 一瞬たじろいだ信者に、宴が鋭い言葉で切り込む。
「このご時世、変質者に可愛いショタがここにいると教える事になりますけど、いいんすね?」
「その発想はなかった」
 間髪入れずに飛んだ言葉はマサムネのものだったが、信者達も同じような顔をしている。
「世の中には、年齢も性別も気にしない……むしろ大好物な変態だっているんですよ」
 宴の手がわきわきと動いている、言い知れぬ恐怖を感じてか、ビルシャナの元から信者の1人が逃げ出した。宴ってば守備範囲が広かったんだね、と言うような表情を浮かべつつ、次はオレの番とばかりにマサムネが動揺を浮かべる信者達に言葉を向ける。
「はっはーん、屋根より高い鯉のぼり? 今時そんなに大きな鯉のぼり飾れる家あるぅ~? 特に都心なんてさぁ?」
 語尾が上がっていて、これぞ正に煽りスタイルと言わんばかりにマサムネが問い掛ける。
「そりゃ、土地に余裕のある地方ならまだしもだよ? 普通の一般人さんは、ほぼ少子化でマンションアパート住まいが多いからそんな場所取っちゃう、お高いの買えないよ?」
 100万とかお金があるならば、もっと違う……子どもが喜ぶ事に使うものじゃないのかと言えば、一理あるとばかりに信者が揺れる。
「あっ、おもちゃの家なら超ミニチュアじゃない? それならば、ほーら! 屋根より高いなんて簡単☆ これなら今時の一人っ子家庭にもおすすめだ!」
「あ、あれあたしも持ってるです。うさぎさん可愛いのです! あ、このミニチュアの鯉のぼりをここに置けば、これも屋根より高い鯉のぼりになる、ですよね?」
 ねー? とティセがマサムネと顔を見合わせて頷く。屁理屈ではあったけれど、確かに屋根の上に置いてしまえば屋根より高くはなる。
「そんなものは詭弁だ!!」
「詭弁だろうとなんだろうと、事実だろう?」
 ビルシャナが喚くと、燐がピシャリと言って、お互いの顔を見合す信者達を諭すように声を掛けた。
「確かに、鯉のぼりは風流でいいものだ。春という素晴らしい季節の、いわゆるひとつの象徴……。しかし、本当に大事なものは『象徴』なんかじゃない、ましてやその高さや大きさなんかでは、断じてない!」
 残った信者達の目を見て燐が唇を開く。
「子どもたちの、健やかな健康と成長を願う『心』あってこその鯉のぼりなんだ! あんたらは、何に囚われている?  本質を見落としちゃあダメだぜ」
 元来、子どもの健やかな成長を願って親や祖父母が飾るもの。それは祈りにも似て、値段で推し量れるようなものではない。どこか憑き物が落ちたような面持ちで、残った信者達がビルの屋上から去っていく。

●屋根より高く飛んでいけ
 信者がいなくなり、慌てたビルシャナへ最初の一撃を仕掛けたのはティセで、さっさと倒してお花見を! という意気込みのままに『オブジェクトボイス』を放つ。
「まごいはおとうさん!」
 声に出したその言葉は、まるで漫画の書き文字のように具現化してビルシャナの鎧で守られた身体を打ちのめす。
「君に災厄を逃れる術はない! 弾け飛べ!」
 マサムネの拳に星の瞬きが集う。渾身の力でそれを放てば、煌めき流れる流星『Quae nocent docent(キズツケルモノハオシエテクレル)』がビルシャナをずたずたに引き裂いた。
「あなたにとっての悪夢はさしずめ屋根より低い鯉のぼりってとこですか」
 掌に黒色の魔力弾を作り出した宴がそれを撃ち放てば、瑠璃が派手な装飾が施された対物銃『ハートブレイカー』をビルシャナに向け、敵のグラビティを中和し弱体させる光弾を放った。その反動に笑みを浮かべる瑠璃の横で、プロデューサーさんが尻尾の輪を投げ飛ばす。
「野生パワー全開! わに! わに!」
 両手を合わせワニの口のようにパクパクと動かして、ユーリが巨大ワニの力を具現化すると瑠璃と燐に向けて野生の力を送り込んだ。
「うおお! 鯉のぼりの力を見るがいいわ!!」
 ビルシャナが叫ぶと、氷の鯉のぼりが迅とシャルフィンを襲う。咄嗟に燐が迅を庇い、プロデューサーさんが翼を広げてシャルフィンを守る。
「助かったぜ、燐」
「お安い御用だよ」
 迅を庇ったまま、燐が青白く美しくも妖しい閃きを放つ『鬼門大通天』を握り締めて駆けた。ビルシャナを踏み台にして飛び上がり、天にも届く程の巨大な鬼火の刃を形成する。
「あなたに僕の心は変えられない。――この世界を壊すというのなら、この一太刀を凌いで、やってみればいい! ……なんつってみたり」
 ふっと笑って真下にいるビルシャナに向けてその刃『アクロス・ザ・ユニヴァース』を振り下ろした。
「おら、癒すぜ!」
 迅の放つオーロラのような光が燐とプロデューサーさんを包んで瞬く間に癒していく。
「この一撃を受けてみろ」
 シャルフィンのよっこいしょ、という声が聞こえた気がする。表情を変えないまま、重たい腰を上げる時に使う気合とやる気を渾身の一撃に変えて、シャルフィンがビルシャナへと放つ。使った後は暫くやる気が抜けてしまうという恐ろしいグラビティ『よっこらショット』だ。既にシャルフィンのやる気が見受けられないのは気のせいではないだろう。
「あわわ、早くやっつけないとです!」
 ティセが如意棒を慌てて伸ばすと、そのまま真っ直ぐに貫く。苦しげな声を上げた敵に向かって、マサムネが電光石火の如き蹴りを急所に向けて放った。
「宴!」
「任せて」
 持ち主のグラビティに呼応し放電する刀『紫電』に力を込める。パチパチと刀に紫の雷が帯びると、宴は迷わずビルシャナに向かってそれを飛ばした。
「もう一手、っすね。迅さん!」
 名を呼ばれた迅が即座に反応し、動く。
「ここまでやりゃあ十分かね? さあ、終わらせようぜ」
 オラトリオとしての「時空停滞」の概念を相手に叩き付けた上で、自らの鍛え上げた肉体から拳と蹴りの連撃『刹那の悠久(セツナノユウキュウ)』をビルシャナへと放ち、鳥人の身体を地に伏せさせたのだった。

●春うらら
「柏餅パーティです~」
「柏餅美味しいです! 桜餅ではないので葉っぱは食べられないので注意ですね!」
 屋上の柵の手前にシートを敷いて、座ったティセとユーリが柏餅に舌鼓を打ちながら幸せそうに微笑んでいる。
「うむ、柏餅の葉っぱが食べられないのは前に食べてみてわかった」
「シャルフィン、食べちゃったの?」
「とても美味しくなかった」
 天然なシャルフィンも可愛いと、マサムネがこっそり笑みを浮かべながらお茶を渡す。そんな様子を微笑ましく見ていた宴が、眼下に咲く桜を見て顔を綻ばせた。
「上からの眺めもよいですね……見上げることはありますが、逆ってなかなか無いですから」
「ほんとだね、あ、その柏餅、僕にもひとつくれ!」
 同じ様に眺めていた燐が柏餅に手を伸ばせば、迅もお代わりとばかりに手を伸ばす。
「こういう花見も悪くないわね」
 プロデューサーさんに柏餅の葉っぱを剥いていた瑠璃が言えば、誰ともなく頷いた。気が付けばユーリは春の陽気に誘われて動物変身によって鬼天竺鼠の姿で昼寝をしている。
 季節は正しく春絢爛、ひと時の休息を手に入れたケルベロス達は思い思いにお花見を楽しむのだった。

作者:波多蜜花 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年4月28日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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