「ようやく咲いたなあ……」
「今年はちょっと寒かったら、遅くなったみたいやね」
ここは京都市左京区にある平安神宮。様々な種類の桜が咲き、参拝を兼ねた大勢の観光客がライトアップされた夜桜を楽しんでいる。日は暮れ、照らし出された桜と社が湖面に反射し、幻想的な風景が冷え込む身体を心から暖かくする。
平安神宮といえばヤエベニシダレザクラが有名だ。垂れ下がった何本もの細い枝に、薄紅色の花を咲かせる。
パチパチパチ……。
池を中心に緩やかな音楽が流れる。どうやら、催し物が行われているようだ。
だが、その穏やかな空気を一片させる悲鳴が突然上がる。
「キャー!」
「なんやコイツ!」
「刃物もってるで! 逃げろ!」
現れたのは身長が3メートル程の、女性であった。左右で長さの違う何の飾り気も無い剣を抜いている。
ドゴン!
彼女はその二対の無骨な刀を集まっていた観光客に振り下ろし、わずかなグラビティ・チェインを吸収する。
「……私は力を求める。唯、それだけだ」
彼女はそう言って、人々を殺戮していったのだった。
「エインヘリアルが虐殺事件を起こしてきているということは、知ってる人は知ってるかな?」
宮元・絹(レプリカントのヘリオライダー・en0084)が集まったケルベロス達に依頼の説明を開始していた。後ろにはリコス・レマルゴス(ヴァルキュリアの降魔拳士・en0175)も控えている。
「今回の依頼は、そのエインヘリアルの一人が平安神宮で虐殺事件を起こすっていう事が予知できた。
このエインヘリアルの名前はエーティス。過去にアスガルドで重罪を犯した凶悪犯罪者らしいんやけど、何したかはわからん。でも、放置すれば多くの人々殺されて、さらには地球で活動するエインヘリアルの定命化を遅らせるっちゅう可能性もある。
平安神宮は、桜も有名やねんけど、今はちょうどお花見のお客さんでいっぱいや。せやから急いで現場に行って、倒して欲しいねん」
花見客はほんのひと時の安らぎを求める為に、はるばる遠方から来ている人もいるだろう。ケルベロス達は事の重要性を認識する。
「エーティスは二本のゾディアックソードで武装してる。特に十字斬りに関しては、かなりの力を持ってるらしいから気をつけてな。
敵はこの彼女だけや。理性はほとんど無いみたいで、兎に角力を欲しているみたいやし、撤退することもないやろ。でも、死に物狂いで来るのはどうやら間違い無い。気を抜いたらやられるで」
絹が説明を終えると、リコスが前に進み出た。
「リコスだ。同行することになったので、宜しく頼む。
花見といえば、騒ぐものと思っていたが、ここではゆったりとした花見が行われているらしい。そんな時に殺戮事件など言語道断だ。皆、必ず倒すぞ」
リコスがそう言うと、絹はああ、せやと言い、その後に続いて言う。
「事件解決できたら、花見する時間くらいはあるやろ。時間はちょうど夜になるみたいやし、楽しんできてもええで」
絹の言葉に、ケルベロス達は力強く頷くのだった。
参加者 | |
---|---|
篁・悠(暁光の騎士・e00141) |
楡金・澄華(氷刃・e01056) |
シィ・ブラントネール(誰より何より美しく輝いて・e03575) |
帰月・蓮(水花の焔・e04564) |
ヴィンセント・ヴォルフ(銀灰の隠者・e11266) |
鏑木・郁(傷だらけのヒーロー・e15512) |
八神・鎮紅(紫閃月華・e22875) |
四方堂・幽梨(義狂剣鬼・e25168) |
●桜の咲く境内
「綺麗だな」
しなやかに垂れ下がった枝に、幾つもの花が咲き誇っている。ヴィンセント・ヴォルフ(銀灰の隠者・e11266)はその花の見事さと、景色の妙に思わず見とれていた。
「珍しいな。ヴィンスがそんな事を思うなんて……」
その隣で、鏑木・郁(傷だらけのヒーロー・e15512)が相棒の表情を見て、尋ねる。
「うん。……なんだかね。よく分からないけど。そんな事を思うよ」
「ふふっ。後でゆっくりと花見が出来るように、しっかりやろう」
二人はそう言って、敵が出現した際の避難経路を確認しに、観光客で賑わう場所へと歩いていった。
時刻は昼を回っている頃であろうか。冬の気配がほぼ無くなってきたとは言え、完全に暖かくなったわけではない。日の傾きと共に、ひんやりとした空気が風によって運ばれてきていた。
「リコス殿。こう言った手筈で行こうと思うのだが、宜しくお願いできるだろうか?」
帰月・蓮(水花の焔・e04564)がリコス・レマルゴス(ヴァルキュリアの降魔拳士・en0175)に、立てていた計画を話している。
「分かった。勿論全力で仕事をしよう」
リコスは任せろと頷く。そこへ足音も立てず、楡金・澄華(氷刃・e01056)がすっと近づき、声をかける。
「では、私がこちら側を。リコス殿はあちら側を頼む」
澄華は境内図を手にリコスに説明を始める。
「手筈では、帰月殿を含めたシャドウエルフの方々が、殺界形成を仕掛ける事になっている」
「成る程。殺界形成だと離れようとはしてくれるが、統率が取れているわけではないからな。そこを素早く誘導しようという事だな」
蓮と澄華の説明に頷くリコス。
「僕もサポートします。リコスさんと誘導に力を入れますので、みなさんは敵をお願いします」
隣にいるアシュリー・ハービンジャーはにっこりと笑い、力強く頷いた。
観光客の数は、ケルベロスの思った以上であった。ただ、ここ平安神宮の花見は、ヘリポートで話していたリコスが言ったように、所謂賑やかな花見とは違う。社と花、そして風景を楽しむ静かな花見である。感嘆の声は上がるが、騒がしくはない。人々はゆっくりとした時間を過ごす。
白猫のウェアライダー、篁・悠(暁光の騎士・e00141)は少しうねりの入った木へ登り、猫の姿で待機していた。悠は西の方角に沈む日を見ながら呟いた。
「そろそろかな……」
絹の話では日没後すぐに、エインヘリアルが現れるという情報だった為だ。
釣瓶落としとは秋の言葉だが、日が傾いたと思ってから日没までの時間は、早く感じられた。それは、緊張感からなのか。シィ・ブラントネール(誰より何より美しく輝いて・e03575)は、そう思った。
その時、絹の予測と寸分たがわぬ位置で、グラビティの収束が感じられた。
「来たわね……!」
シィは少し乾いた唇をぺろっと舐め、翼をふわりと膨らませた。
「ユーリ。頼んだわ!」
シィは隣で既に集中を開始している四方堂・幽梨(義狂剣鬼・e25168)に向かい、そう呼びかけると翼を広げて舞い上がった。
幽梨はその場で目を瞑り、無差別に殺気を放ち始めた。
「キャー!」
「なんやコイツ!」
「刃物もってるで! 逃げろ!」
グラビティの収束が人の形を成し、身の丈3メートルの女性のエインヘリアルが目を瞑りながら現れた。両手に長さの異なる無骨な剣を抜き身で持っている。そして、その剣をそのまま目の前の観光客に向かって振り下ろした。
ガゴン!!
しかし、その剣は郁のバトルオーラを纏った拳で弾かれた。
「……ほう」
「悪いけど、人の命を奪うなんて絶対させられないからな」
郁はそのまま、エインヘリアル、エーティスと対峙する。そしてその影から、きらりと光を煌かせ、八神・鎮紅(紫閃月華・e22875)が日本刀『緋鴉』の切っ先で弧を描き、切りつける。
ギイン!
辺りに大きな金属音が響く。
「コレで、漸く最後の独り……。永かった闘いも、呆気無く終わるもの」
鎮紅は弾かれた刀の勢いを殺さず、そのまま一歩踏み込めば切りつける事ができる位置で構える。
「良い想い出なんて何一つ有りませんが、最期まで、付き合いましょう」
●二刀の剣士
「ここは我々が引き受ける! 皆さんは直ちに避難を!」
悠が人の姿に戻り、避難誘導を開始する。
「悠殿! こちらはOKだ。上手く行っているようなので、私達は本陣へ!」
澄華と共に避難誘導をしていた蓮が声をかける。
ケルベロス達の避難誘導は的確なものであった。殺界形成を伴った誘導であった為、四方へと散らばる様に逃げ惑う一般人をリコスとアシュリー、それに真田・結城が一般人を細やかに指示をしていく。
程なくして、現場にはケルベロスとエーティスのみとなったのであった。
鎮紅が深紅のダガーナイフ『Euphoria』を振るい、エーティスに飛び上がりながら切り上げる。その切り口からは氷が発生する。鎮紅は一気呵成に攻め入る体勢をとっていた。出来るだけ、注意を惹く様に。時間を稼ぐ為に。
静かな境内に、刀が合わさる音だけが響く。
だが、ヴィンセントが合流した時、鎮紅と郁の傷はかなり深かった。
「力を求めるなら、それ以上の力で潰すまで、だろう。 オレはその一手を助く。郁は絶対倒れさせない」
ヴィンセントがすぐにマインドリングから浮遊する光の盾を郁に纏わせ、傷を塞ぐ。
「ヴィンス、有難う」
郁が礼を言い、すぐさまヒールドローンを展開する。最初のヒールドローンは、エーティスによって叩き落された。だが、まだまだ防御の力は発揮できるのだ。何度も、何度でも。
「力……ある、者か。良いぞ、さあ、来い!」
エーティスはそう言って、再びその剣を振り下ろす。
ギィン! ガギン!!
「力を求めて、か……似たモン同士、ちょっと力比べしてみないかい?」
幽梨がその剣を受けるが、勢いのまま地面に片膝を付く。その力は強大な力そのものであった。幽梨は押しつぶされる力にたまらず、真横に力を逃がす。エーティスの剣が地面を叩くと、その衝撃で幽梨は吹き飛ばされた。ジャージが破れ、その下に装備していた武者鎧が見える。
「レトラ!」
そこへ、援護をすべくシィがリボルバー銃『La Lune et le Soleil』から圧縮させた気咬弾を飛ばし、レトラが爪を立てて攻撃する。
ドドドォ……。
シィの攻撃がモロにヒットし、辺りに衝撃を伝える。
「避けない……のね!」
シィが思わず尋ねる。それ程に、避けようという動作が無かったためだ。
「必要が、無い」
「余裕という訳!?」
「私は、この剣を振るう事に全力を注いでいる。ただ、それだけだ」
エーティスはそう言って、それぞれの剣を左右に開き、そして構えた。
●力を唯、求める
ケルベロス達は自分たちを見下ろす視線の中で、狂気に近い何かを感じていた。気を抜けばこちらが震え上がってしまう程であった。それほどまでの迫力と威圧感に、怯みそうになる。だが、それでも鎮紅は下がらない。
『刀たちよ、 私に力を…!』
そこへ、暗闇から澄華の声と共に空間ごと切るような斬撃がエーティスの腕を襲った。
「強いな。……ふむ。そこだ!」
エーティスがその剣を暗闇に向けて振り下ろす。しかし、その剣は地面の土を跳ね上げただけであった。
「力任せでは、私を捉えるのは難しいぞ」
澄華が素早く、前衛を張っていた鎮紅と郁、それに幽梨と合流する。
「ピスケスよ輝け! 勇者の戦いに勝利を!」
双魚宮の紋章を背に受けた悠の声が響き、その前を行く4人とレトラへと光が降り注いだ。
「生憎だが、貴様の好きにさせはしない。その行い、我らケルベロスある限り、ただの無謀であると知るがいい! ……人それを『暴虎馮河』と言う!」
悠がその場に降り立ち、ポーズを決める。
「強敵が、8人……。良いだろう。その力、私に見せてみよ」
そう言って、エーティスは力を解放するかの様に、二本の剣を持った両腕をだらりと下げ、獲物を狙う動物のごとく体勢を屈ませる。
「備えろ!」
蓮がそう叫んだ時、エーティスが目の前の鎮紅に向けて突進する。
「ここは、行く所だろ!」
郁がその剣の行方を見切り、振り上げられた一本の剣を受け止める。だが、もう一本の剣が郁の胴を薙ぐ。
「ぐ……!」
郁は切り裂かれた胴を庇いながら、後ろに飛び退く。
「郁!」
「ヴィンセント殿! 手当てを!」
蓮が全てを言う前に、ヴィンセントは郁に駆け寄り、郁の傷を見る。
「大丈夫……じゃあ、なさそうだな。ヴィンス、頼むな」
ヴィンセントがコクリと頷くと、マインドリングから光の力を注いでいく。
「力を求める事を、悪いとは言わぬ。……我々も同じだからな」
蓮が郁の様子を確認しながら、ゲシュタルトグレイブを薙刀の如く構え、稲妻を帯びさせる。
「そうだ、御身は何のために力を求める? 得た力で何を成す?」
澄華も合わせて尋ねる。だが、彼女は答えない。
「……其れを何に使う? 他者を不幸にする様な力は……災厄でしかないぞ!」
蓮はそう言うと、エーティスに向かって飛び上がり、その勢いのまま突く。
バリバリバリ……!
派手な音を立てて、エーティスの顔面に雷光が走る。
エーティスはその攻撃を受けて思わずのけぞる。そして、幽梨はそれを見逃さなかった。
日本刀『黒鈴蘭』を、抜刀しながら切っ先で弧を描く。その曲線は美しく、まるで一つの芸術作品を思わせる。
「幽梨さん、流石です!」
その攻撃にあわせ、鎮紅が『Euphoria』でその傷を広げ、シィが跳弾で追撃した。
すると、エーティスの足腰を中心に、大きな傷がひび割れのように広がり、更に氷の刃が彼女自身を傷つけた。
●桜と雨とお団子と
「……災厄。そなたは先ほどそう言ったな」
エーティスは再び剣を握り締めて、口を開く。
「私は唯、力そのものを求めている。その事柄に理由など要らぬ。生も死も意味を為さない。故に無垢、故に無為。始まりは失われ、終わりは知らず。唯、此処に在る。さあ、参るぞ!」
その剣を再びだらりと下げるエーティス。
少しの風が吹き、桜の花びらが舞う。
全く無駄な力の無い動作で、鎮紅を切り上げる。
ガッ! ギィン!
「生憎、アンタの剣はもう、見切った」
幽梨が剣を鞘で二本とも受け流した。
『抜き打つ……受けてみろ……!』
ふうっと息を吐き、練り上げた剣気と共に抜刀する。
『一瞬……だけど、閃光の様に!』
シィが自らの翼を、光の翼へと変換し、一気にエーティスの前面から背後へと駆け抜ける。
『あまり動き回られると厄介だからな…ここで足止めさせてもらう』
『その身に呼び醒ませ、原始の畏怖』
回復した郁が具現化したライフル銃を構え、ヴィンセントが漆黒の雷槌を練り上げる。
その二つの雷のグラビティがエーティスの行動を阻害し、押し殺す。
「澄華殿。行こうか」
蓮はマインドリングを日本刀の形に変形させ駆け、それに澄華が合わせと、二人の刀が、エーティスの左腕にある剣を打ち落とした。
『雷よ、疾走せよ 風を超え、音を超え、神雷の疾さで果てへと届け 其は逃れ得ぬ破滅の運命 彼方より追い縋る災厄の光である』
悠が拳に雷をチャージし、吼える。
「雷よ駆けろ! 神雷ッ!! 走火―――ッ!!!」
そのまま地面を打つ。するとその電撃がエーティスを飲み込んでいく。
「さあ、君の手で幕を!」
悠がそう言うと、鎮紅が深紅のダガーナイフを覆うように、紅く淡い光を纏わせていく。
ほんの少し、対峙する二人。
冷たい風が吹き、桜の花弁がまた舞い落ちる。そこへ黒住・舞彩がオウガ粒子を降り注がせ、傷ついた者をヒールする。それは、辺りをより幻想的な風景に変えた。
『其の歪み、断ち切ります』
暗く深き紅がエーティスの胸を貫いた時、彼女は微笑を浮かべ、崩れ落ちることなく立ったまま消えていったのだった。
エーティスを倒したケルベロス達は、戦闘で傷ついた箇所を治した。幸い、建物等には大きな傷は無かった。それならばと、ケルベロス達は少しの間花見を楽しもうと提案した。
「郁、ちょっと座って」
「どうしたんだ?」
ヴィンセントの声に郁が疑問を持ちながら座ると、その上からばさあと、桜の花びらを被せた。
「ちょっ! この、お返しだ!」
二人はそう言いながら、笑う。
「……オレは郁がいてくれたから花がきれいだって思うようになった、のかも」
そのドサクサにまぎれて、ヴィンセントがぼそりと呟いた。
「なんだよ、それ。はははっ」
郁の顔はほんのり赤くなっていた。
「帰月殿、良い桜だな」
澄華と蓮は、ライトアップされた桜を見ながら、澄華の用意していたお茶をすすっていた。
「これに、何か食べ物でもあれば……」
「おっと、これはなんだろうか?」
蓮はそう言って、ひそかに持ち込んだ団子を並べていく。
「おお……。まさに花より団子」
「みんな! 係の人に聞いたんだけど、あっちのほうに茶店のような所があるそうよ!」
「しかも、飲食は基本そこで行うそうです。お弁当を沢山作ってきたので、皆さんで食べませんか? リコスさんや手伝ってくれた方々には先に行ってもらっています」
シィと鎮紅がそう言うと、それではお言葉に甘えてと、全員でその茶店のほうへ向かって行った。
「これは、持参しないわけには行かない。持参せねばならないのだーっと。これなーんだ!」
悠はそう言って、懐から自前の携帯オーブンとチルドピザを取り出した。
「楽しみだね……」
ヴィンセントが感嘆の声を上げていると、鎮紅の視線に、池に向かい幽梨が目を瞑っているのが見えた。
「幽梨さん、どうしました?」
「いや、あたしもいずれ、彼女みたいに一人ぼっちで散っていくのかな……なんて思って」
「もう、何を馬鹿な事を言っているのですか。幽梨さんには、私たちが居るじゃないですか。ぼっちなんかじゃないですよ」
鎮紅がそう言うと、一緒に歩く全員が頷く。そして一呼吸置いて、はっきりと、そして丁寧に言う。
「幽梨さん、シィさん。そしてみなさん。有難う御座いました」
沢山の感謝を込め、鎮紅は頭を下げ、そして笑った。
彼女の持参した弁当はきっと、ひと時の安らぎをもたらすに違いなかった。
水面に、ライトアップされた桜と境内が、見事に映し出される。
風がその花弁を舞い上がらせ、水面に落とす。
空は曇天で、今にも雨が落ちてきそうであった。桜の命は儚い。幽梨の思ったように、それはケルベロスの未来かもしれない。
だが、隣には頼りになる仲間達。今はそれだけで良い。今宵の桜は、そんな不安を吹き飛ばしてしまうほど、荘厳で美しかった。
作者:沙羅衝 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年4月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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