少女と虎と秘密のお部屋

作者:林雪

●秘密のお部屋
 お祖父ちゃんのお部屋の屏風の虎、あれは絶対本物。
 大人たちが集まって花見の宴会をする中、カスミは抜け出して桜の樹の下を駆け抜け、かつて祖父の住んでいた離れの前にたどり着く。趣味人だった祖父の部屋はまるで山奥の庵のような佇まいで、質素な部屋には墨で大きな虎の描かれた屏風が置いてある。迫力のある顔、今にも動き出しそうな、いや、絶対に本物を封じ込めてあるのに違いない。今日こそあの中から出てくるところを目撃してやる……。
 ドキドキしながら部屋を覗き込んだ瞬間、少女の心臓に同時に鍵が穿たれた。
『可愛いお嬢さん。私のモザイクは晴れないけど、あなたの興味はとても面白いわ』
 鍵を突き立てたのは第五の魔女・アウゲイアス。だが心臓を抉られても少女は死にもせず、血も出ない。ただ眠るように意識を失ってしまった。その傍らには、なんと四つ足の虎の姿のドリームイーターが出現した。虎型ドリームイーターは屏風の中にするりと入り、目だけを爛々と輝かせて誰かの訪れを待つのだった……。

●屏風の虎
「屏風の中から虎が出る、って、なんだっけトンチのお話か。でも今回はドリームイーターの仕業だよ。旭矢さんが調査してくれたんだ」
 ヘリオライダーの安齋・光弦がそう言うと、椿木・旭矢(雷の手指・e22146)がゆっくり頷いた。
「少女らしい荒唐無稽な話だが、それを奪ってデウスエクスを生み出すなど、見過ごせん」
「第五の魔女・アウゲイアスは不思議な物事に対する『興味』そのものを奪うんだよね。しかも、ドリームイーター生み出すだけ生み出して自分はさっさと現場からいなくなるからタチが悪いよ。とにかく、虎型なんてほっといたらどんどん人を襲っちゃう。早めに撃破してやって欲しいんだ。そいつを倒せば、興味を吸い取られた被害者の少女も目を覚ますはずだから」
 現場は、数代続く地元の名家の敷地内である。広大な敷地の母屋のある庭園では、大人たちが大勢集まって花見の会が催されている。そこに列席していた少女カスミは退屈し、母屋から200メートルほどの離れに探検に出かけたところを襲われたようだった。母屋よりは小規模とは言え、離れも立派な建物で庭も広い。そんな想定はされていないだろうが戦闘には丁度いい場所だ。
「虎型ドリームイーターは恐らく今は屏風の中に入って隠れてるはずだ。屏風の中にいられちゃ攻撃出来ないよね。だから、まずは挑発したりとかして、屏風の中から引っ張り出す必要があるね」
「……本当にトンチ話になってきたな」
 旭矢がすごい真顔で応じた。いつも通りの表情ではあるが。軽く頷いて、光弦が続ける。
「ドリームイーターって、自分の存在を信じてる者のところに引き寄せられるからね。ただの絵だ、って思ったりすると君たちの前から姿を消してしまうかも知れないから。絵相手じゃ緊張感に欠けるだろうけど、屏風包囲網頑張って」
 屏風の中の虎を誘き寄せて、叩く。シンプルだ、と旭矢がやはり真顔で言った。
「被害者を増やさんためにも、急がねばな」
 対照的に緩い笑顔で、光弦が付け足した。
「離れの庭にも桜があって、見頃みたいだから。虎退治終わったら軽くお花見も楽しんできたらいいんじゃないかな」


参加者
カロン・カロン(フォーリング・e00628)
叢雲・宗嗣(夢謳う比翼・e01722)
ルルゥ・ヴィルヴェール(竜の子守唄・e04047)
虹・藍(蒼穹の刃・e14133)
御影・有理(書院管理人・e14635)
ジルカ・ゼルカ(ショコラブルース・e14673)
鉄・冬真(薄氷・e23499)
オリヴン・ベリル(双葉のカンラン石・e27322)

■リプレイ

●虎の屏風
 花の盛りの春の日。離れの庭には静かに花吹雪が散っていた。確かにこんなに綺麗な庭があるなら、退屈な大人たちの集まりなんか抜け出して探検したくもなるだろうと、オリヴン・ベリル(双葉のカンラン石・e27322)は被害者の少女に同感する。
「ふしぎな生き物たちと、ホントに会えたらって俺もよく考えるケド……勝負挑むなんて、勇気あるなァ」
 ジルカ・ゼルカ(ショコラブルース・e14673)が離れの建物を軽く覗くようにしてそう呟いた。瀟洒なつくりの離れは障子が開け放たれたままになっており、件の虎の屏風はすぐに見つかった。どうやら被害者の少女カスミはその奥に倒れているようで、畳の上に黒髪が散っているのが確認できた。
「猫がにゃぁんと虎退治、ってね」
 カロン・カロン(フォーリング・e00628)が楽しげに、だがあくまでも用心深くそう呟くその隣で、虹・藍(蒼穹の刃・e14133)もじっと屏風の虎を、その深く澄んだ青い瞳に映していた。
「年代物かな、これ」
 藍が軽く首を傾げた。確かに迫力のある虎の絵なのだが、どこかフォルムが変わっている。これは元絵を描いた絵師が、虎の皮だけを見ながら描いた故らしい。
「そこはかとなく虎度が低くない?」
 藍がからかうようにそう言うと、ルルゥ・ヴィルヴェール(竜の子守唄・e04047)は、つい虎を見つめて想像力を働かせてしまう。
「でも……あんな大きな口でぱっくりされでもしたら……」
 竜虎相対、の図だがルルゥはちょっと緊張気味である。信じる気持ちは人一倍強い。
 とにかくドリームイーターを誘き出すのが先決、と御影・有理(書院管理人・e14635)がはっきりとした口調で『屏風の虎』の話をし始めた。
「これは……強大な力を持つ虎が封じられているようだ。もし外に出てきたら、大変なことになるな」
「でも猛獣と言えど、この人数では流石に怖じ気づいて出て来れないんじゃないかな?」
 調子を合わせたのは鉄・冬真(薄氷・e23499)、有理の言葉に応じる風にしつつ、さり気なく敵を挑発する。様子を窺っているのか、庭はまだ静寂に包まれている。
「……君はこの中にいるんだろう? 出てこないのかい? それとも、俺たちがいるから怖くて出れないのかな?」
 叢雲・宗嗣(夢謳う比翼・e01722)が更にわかりやすく『虎』に向かって呼びかけた。
「ふふ、ぴょんと出てきた怖い虎が平たい虎だったらどうする?」
 カロンが悪戯っぽくそう言うと、傍にいたジルカが一度ウイングキャットのペコラの方を見てからちょっと考えて、挑発の言葉を口にした。
「や、やーい、ぺったんこ! そんなに薄っぺらくちゃ、敷物にもなんないよ。ペコラの爪で破れちゃいそう」
 カロンと藍が、その可愛い挑発に小さく笑う。ペコラはヤレヤレ、という風にどっしり構えている。
「ほらほら、出てきたらお肉をあげるよ。本物のお肉だよ」
 エッと皆がオリヴンの方を見ると、パカッと開けたクーラーボックスの中にはギッシリと美味しそうな骨付き肉が。
「あ、お庭の真ん中に置いておいたら、そっちに行ってくれるかも知れませんね……」
 そう言ったルルゥの耳に、風に混じって微かな唸り声が聴こえた。気のせいかとも思ったが、仲間たちの耳にも同じくそれは届いていた様で、皆の表情にも緊張が走った。
「有理、狙える位置に。おいでリム」
 冬真が短く指示を出したのを皮切りに、ケルベロスたちが一斉に動いた。万が一にもカスミを傷つけないようにという冬真の動きの意を汲んだ宗嗣も盾になる位置に入り。有理はボクスドラゴンのリムを残して庭へ出て、遠距離から狙いやすい場所を確保した。
「出た出た、こっちだよー」
 カスミさんに当たらないように、とオリヴンはお肉を持って庭の真ん中へ敵を誘導しようとし、ルルゥもそれを追った。虎が庭に踏み出すのを確認してから藍がダッシュし、
「吠える喉があるんなら、聞かせてみなよ!」
 ジルカがそう声を高くした瞬間、グオォッ! という吠え声と共に虎型ドリームイーターが飛び出した!
「うわわ……おっきい!」
 ペコラがフーッと威嚇し返す。その後ろに隠れたい気持ちを抑えてジルカがキッと敵の方を見る。味方の布陣を確認し、有理が言った。
「……虎退治開始だ」

●桜の庭の決戦
「……うう、怖くないです、頑張ります!」
 ドリームイーターだと分かっていても、その声にビクッっと震えるルルゥの肩に手を置いて、カロンが前に出た。
「ふふ、やだ。吠えないで? ガタガタ震えちゃう。ふふ」
 そう言いながら身動ぎひとつしないカロンの様子に、ルルゥの勇気も奮い立つ。
 桜の舞い散る庭の中央で、ケルベロスによるドリームイーター包囲が完成しつつあった。
「彼女の夢は、奪わせないよ」
 空になった屏風の後ろで倒れるカスミを壁側へ移動させた宗嗣が包囲網に加わった瞬間、戦いの火蓋は切って落とされた。
「虎とカラカル、どっちが強いのか力比べといきましょ?」
 ふわりと、春の庭に音もなく舞い上がるカロン。虎の目の前に怖れる様子もなく降り立つと同時、魔蠍の召喚魔法を成功させる。
「知ってる? 蠍は自分より大きな敵を倒した英雄なのよ。そんな蠍の猛毒、貴方も味わってみて?……何分……いえ、何秒保つのかしらねぇ」
 黒い、闇から出でたような蠍の毒針が敵に襲いかかる。ふふ、と笑う声を残したままカロンは敵から離れる。
「その虎皮、ひっぺがしてあげるっ」
 入れ替わりに藍が虎の真正面から胸元へ潜り込み、激しく拳で突き上げた。虎の大きな体が一瞬宙に浮くほどの威力!
「あら、動きが鈍いんじゃない? 流石は屏風の虎ね……っていうか張り子の虎ってこういうこと言うんじゃないの」
 藍がそう不敵に告げて飛び、その彼女の対角線上でオリヴンが拳を振りぬくと、拳圧が大地を裂き、敵へと襲いかかった。オリヴンのテレビウム・地デジはその隙間を縫って、敵の動きに備える。
 味方による猛攻が立て続けに敵を襲う姿に奮い立つと同時、どこかで自分の中の闇の色が目覚めるのをジルカは感じる。
「……虎退治の時間、だね」
 スッと伸ばした手にジルカが握るのは、実体のない大鎌である。だがその夜空の如く輝く刃の威力は本物だ。青褪めたアダマスの鎌が狙い定めて突き刺さった。
「リム、冬真と一緒に皆を守って」
 有理が激しく蹴りつけて反動で宙に舞い、十分に距離を取ったと見定めてから、冬真が身を低くして構えた。
「怒りに狂え」
 手の中に螺旋の力を凝縮し、敵の身の内に小さな針を打ち込んだ瞬間、虎が大きく吠えた。有理の脳裏に恐怖が蘇り、戦場を駆ける足がほんの一瞬だけ止まる。すかさず冬真が駆け寄り、すれ違い様短く告げた。
「大丈夫。僕が守る」
 その言葉にフッと足が軽くなるのを感じる有理。続いて宗嗣が黒い影を虎型の胴目がけて放ち、その体を捕えようと試みる。敵はその拘束から逃れんと暴れ、野生の雄叫びを上げながらモザイク化した口を大きく開けて飛び掛かった!
『ガアァッ!』
 恐ろしい咆哮にも、尖った耳先をピピッと動かすだけで怯まぬカロン。その前に身を割り込ませた冬真の姿を捉えるや、虎は更なる猛り声を上げた。辺りがびりびりと震えるようなその声に対抗するのは、ルルゥの静かで強い歌声。
(「叫べ、叫べ……我らに竜の加護ぞある……」)
 破壊の声には屈しないと、仲間を勇気づける音色をルルゥは紡ぐ。人を愛した竜の歌は陽光の如き力強さで響き、また、冬真の耳奥に残る咆哮をもかき消していく。
 速さで遅れは取らないとばかりにカロンが再度跳ぶ。左右に揺れ、敵を攪乱しつつ横っ腹に蹴りを決めると、その敵の真正面で藍が青い翼を広げる。特に合図を送りあっておらずとも、攻め手のふたりは戦い方が似ているのか攻撃のリズムが合った。
「こっちだよ、張り子ちゃん」
 藍の鎌が撓り、敵の体力を吸い上げる。その隙に敵の足元へ、小柄な体ごと飛び込んでいくオリヴン。
「大人しく、お肉食べてたら良かったのに」
 敵は苛立たしげに小刻みに首を動かし、歯を噛み鳴らす。その動きは警戒を緩めないものの、足へのダメージは着実に溜まっていっていると見えた。
「そのシッポ、貰っちゃうからな!」
 ジルカがそう凄んで投げつけたバールを追いかけて、ペコラのキャットリングが宙を飛ぶ。日頃はどっしりとした姐御猫だが、戦場ではサーヴァントとしての責務をきっちりと果たしている。
 コンビネーションでは他に後れを取らないと、有理が放った炎をリムが煽って広げる。そんなふたりを更に援護しようと、冬真が敵の眼前で小爆発を起こした。虎の体はそちこち炎に包まれていく。
「薙ぎ祓うぞ、ほのか」
 更なる炎の渦を巻き起こさんと宗嗣が愛刀、宵星・黒瘴をスラリと抜き放つ。呼びかけに応じた炎のオニヤンマが刃を焼き、宗嗣がそれを振るうと大輪の炎とでも呼ぶべき軌跡が溢れだす。
「惨禍燎原……!」
 その巨大な炎ごと食らってやろうと、虎は大きく口を開けて吠えまくる。刀を握る宗嗣の手目がけて突進し、喰いちぎろうと牙を剥いたが。
「だめです……!」
 それはさせない、とルルゥがビームを虎の口内へ撃ち込んだ。視線のみで援護への感謝を伝え、宗嗣は敵から間合いを取った。
 桜舞う庭で、一頭の凶暴な獣を囲んだ番犬たちが、獲物を逃がすまいと攻め立てる。まさしく、獣狩りである。
(「おっと……注意注意」)
 順調にドリームイーターを削る戦況を見極めつつも、オリヴンは離れに気を配る。間違ってもカスミのいる方に飛び火しないよう、流れ弾がいかないように。
「ほらほら虎ちゃん♪」
「どうしちゃった? もうおねむかしら!」
 もちろん、本体の気も十分に引きつける。カロンと藍が力で押しまくり、敵が怯んだタイミングを狙ってオリヴン、ジルカ、有理が、彼らのサーヴァントと呼吸を合わせて撃ち込む戦法は危なげなくドリームイーターを追い詰めていく。
 だが敵も、最後まで戦意は失わない。モザイク化した頭で巨大な口を形作り、怒りに任せての突進。盾役の冬真と宗嗣が敵を翻弄し、その口の中に進んで手を伸ばして牙を掴み巨体を投げ飛ばす。ルルゥは傷ついた仲間を癒すべく歌を口ずさみ続けた。
 重なった攻撃が深手となり、とうとう虎の足が止まったその時。
 ふわりと再び、音もなく舞い上がったのは、カロン。
「虎の首は私、カラカルが貰うわ!」
 桜の花びらの如く軽く舞った次の瞬間、魂を喰らう降魔の力を籠めた拳が一直線に虎の胸元を貫いた!
「ふふ、虎より強くて可愛いのよ」
 虎型ドリームイーターの断末魔の咆哮が、桜の花を揺らした。

●花の散るらむ
 激闘の終わった庭には、不思議なほどの静寂が戻っていた。満開の桜の下の、あの奇妙なまでの静寂である。
「怪我はなかった?」
 先まで仲間を護る盾として気を張っていた冬真が、足早に恋人である有理の元へ駆け寄った。
「大丈夫だよ」
 有理もふっと表情を緩めてそう応じ、冬真の腕にそっと触れると一番伝えたい言葉を直接彼だけに届けた。
(「貴方が傍にいてくれるから、ね」)
 そちこちに虎の爪痕の残る庭は、ケルベロスたちの手によってヒールされ、元の穏やかさを取り戻した。
「……気が付きました?」
 離れの畳の上で心配そうに見守っていたルルゥの目の前で、カスミが瞼を持ち上げた。
「私……あっ!」
 ぼんやりとする頭。が、視界に虎の屏風絵が飛び込んできた瞬間、びくりと身を震わせる。カスミの肩に手を置いて、ルルゥが微笑んだ。
「大丈夫。悪い夢は終わりです」
「……夢、だったのかな。私、吠える声が、聴こえた気がして……」
「虎さん? うん、まぁなかなかの迫力だったけど私達の方が強かったかな」
 混乱する記憶を追う少女に藍がそう告げて、安堵を誘った。
 あまりにも穏やかな桜の庭。その時間と陽光に眠気を誘われたオリヴンは、離れの縁側でウトウトと目を閉じている。地デジもちゃっかりその隣で、くつろぎのひと時を。
 カロンは手頃な樹に身軽に登り、高い位置からの花見をにゃぁん、と楽しむのだった。
 ひらひらと、風はなくとも舞う桜の花びら。その花に誘われて樹の下を歩くジルカの心にも、優しく舞い降りる。大きな桜の樹を見上げれば、花弁は無限に振ってくるかのように思えた。白い花吹雪に向かって手を伸ばし、無邪気に微笑むジルカ。
「ね、ペコラ。虎のかわりに捕まえて連れて帰ろうか」
 離れに響くのは、藍の賑やかな声。持参した包みを開き、仲間たちに声をかけた。
「ホラホラみんな~、お花見団子だよ!」
「あ、お団子……」
 ルルゥが素直に表情を緩め、手の中にお土産の桜の花びらを握りしめたジルカも、ペコラと一緒に離れへ戻る。
「はい、カスミちゃんも1本どうぞ!」
「あ、ありがとうございます……」
 戸惑いつつも笑顔を取り戻した少女をすこし遠巻きに見届け、その明るい表情に安堵する宗嗣。これで彼女はきっと、夢見ることを忘れたりはしないだろう。
 庭の片隅の樹の下では有理と冬真が手を取り合い、やはり桜の静けさを心に刻んでいた。
「これで旭矢に、良い報告が出来るね」
「うん、良かった」
 戦いを終えて花に包まれれば、自然と空気はいつもの恋人同士のふたりへと戻る。桜よりもつい愛しい人を見つめてしまう冬真の視線に気づいた有理が、優しく微笑んだ。ゆっくりとその姿を抱き寄せ、花弁に飾られた髪に冬真が口付ければ、恋人は照れくさそうに頬へキスを返す。そこから先のふたりの姿は、花影がそっと包み込む。
 春の一日、桜の下の決戦は静かに幕を閉じたのだった。

作者:林雪 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年4月12日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 5
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