殺戮する寡黙な戦士

作者:なちゅい

●…………斬る
 福岡県北九州市小倉のとあるボーリング場。
 時期的には春休みということもあり、たくさんの人々が余暇を楽しむ為、または体を動かす為にと、銘々の目的で訪れている。
 その入り口付近へと、1人のエインヘリアルが降り立つ。全身を紫の鎧に包む大男だ。
「我が名はフラウロ…………貴様らを斬る」
 現れたエインヘリアルはすぐさま、この場の人々を手にするゾディアックソードで断ち切り始めた。
「きゃあああああああっ!」
 絹を切り裂くような女性の悲鳴。現場は一気に騒然とし、人々の怒号と叫びで園内は包まれた。
「…………」
 フラウロはそれにも表情を変えることなく、淡々と人々を斬っていく。エインヘリアルはただ作業するかのように、見つけた一般人へと直接斬りかかり、あるいは星座のオーラを飛ばす。
 人々の死骸が増えようが、フラウロはただ刃を振り下ろし続ける。
 時にそいつは両手に刃を構え、一般人に十字斬りを叩き込む。目の前の相手が肉片になろうとも、刃が血に塗れようとも、フラウロはただ殺戮を繰り返すのである……。

 ヘリポートにはたくさんのケルベロス達が集まっている。
「春休みだというのに……、エインヘリアルがレジャー施設を襲うと聞いたが」
 そのうちの1人、グレッグ・ロックハート(泡沫夢幻・e23784)がこの場のケルベロス達へと話す。
「うん、どうやら、エインヘリアルがとあるボーリング場を狙ってくるようだよ」
 リーゼリット・クローナ(ほんわかヘリオライダー・en0039)は表情を沈ませながらも返答し、説明を始める。なんでも、エインヘリアルによる一般人の虐殺事件が予知されたのだそうだ。
 エインヘリアルは平均身長が3メートルほどある大柄な体型の種族で、頑強な肉体を持ち、総じて好戦的な戦闘種族というのが一般的な個体だ。
「現れるのは、アルガルドにおいて重罪を犯した凶悪犯罪者のようだね」
 放置すれば、多くの人々の命が無残に奪われてしまう。また、人々に恐怖と憎悪をもたらし、地球で活動するエインヘリアルの定命化を遅らせることにも繋がる。
「このエインヘリアルの撃破を皆に頼みたいんだ」
 人々を襲うエインヘリアルは、フラウロと名乗る。紫の鎧を纏った寡黙な男だ。
「性格は非常に残忍な相手のようだね。手にする2本のゾディアックソードで、次々に人々を手に掛けていくようだよ」
 元々は囚人のような扱いをされていたこともあり、この場からは逃走しようとはせず、戦い続けようとする。この為、全力でぶつかって倒してしまいたい。
「現場は、福岡県北九州市小倉にあるボーリング場だね」
 エインヘリアルは建物の入り口付近に降り立つが、ケルベロスの到着もそれとほぼ同タイミングとなる。敵は一般人、ケルベロスなど見境なくボーリング場周辺にいる人々へと攻撃を仕掛けようとするので、一般人の避難だけはある程度気をつけて対処したい。
 説明を終え、リーゼリットは依頼に臨むケルベロス達へと告げる。
「ほとんど喋らない相手だけれど……、非常に残忍な性格をしているようだね」
 相手はアスガルドにおける凶悪犯罪者だ。危険人物を放置するわけには行かない。
「それでは行こうか。現場に急行するよ」
「ああ、よろしく頼む」
 リーゼリットが真剣な表情でケルベロス達へと語りかけると、意気込みを語りながら搭乗するケルベロスに紛れ、雛形・リュエン(流しのオラトリオ・en0041)が小さく頷いていた。


参加者
ワルゼロム・ワルゼー(枢機卿・e00300)
朝倉・ほのか(ホーリィグレイル・e01107)
ヴィットリオ・ファルコニエーリ(残り火の戦場進行・e02033)
ルージュ・ディケイ(朽紅のルージュ・e04993)
外木・咒八(地球人のウィッチドクター・e07362)
鏑木・郁(傷だらけのヒーロー・e15512)
氷鏡・緋桜(矛盾を背負う緋き悪魔・e18103)
龍造寺・隆也(邪神の器・e34017)

■リプレイ

●寡黙が壊す日常
 現場までは、今しばらくの時間を要する。
 ケルベロスは到着までの間、会話をしつつ状況を、そして、互いの心境を確認し合う。
「今回の相手は、重罪を犯した凶悪犯罪者……」
「犯罪者のエインヘリアルの襲撃、これは完全に捨て駒と言う他ありません」
 ルージュ・ディケイ(朽紅のルージュ・e04993)の言葉に、アンニュイな表情をした朝倉・ほのか(ホーリィグレイル・e01107)が呟く。現れる敵の名はフラウロという寡黙な戦士とのことだが……。
「自身の末路に思う所はないのでしょうか?」
 もっとも、相手は地球人を虐殺することしか頭にない可能性も十分にあるのだが……。
「人の日常を壊す権利なんて、こいつにはねえよ」
 大儀そうに嘆息する、外木・咒八(地球人のウィッチドクター・e07362)。こうして依頼に出向くのは面倒だが、被害を出されるのはそれ以上に面倒だとマイペースな彼は考える。
 エインヘリアル勢力も、手段を選ばぬほどに大変な状況かもしれない。鏑木・郁(傷だらけのヒーロー・e15512)はそう推察するが、思い通りにさせるわけにも行かない。
「ここで確実に、ケリを付けてやろう……!」
「……人々を護る為にも、気を引き締めていかないとね」
 意気込みを見せる郁に、ルージュも同意する。
 その脇で、人派のドラゴニアンである龍造寺・隆也(邪神の器・e34017)が現場到着後の行動について、雛形・リュエン(流しのオラトリオ・en0041)へと大まかな指示を行う。
「よろしく頼む」
「ああ、善処しよう」
「僕も避難に当たるからよろしくね」
 そこに、話好きなルージュもやってきて微笑む。丁度、ヘリオンは現場に到着したようだった。

 ケルベロス達が降り立ったのは、福岡県北九州市小倉。
 ほぼ同時に、この地のボーリング場前に現れたのは、紫色の鎧を纏った大男だ。
「…………」
「デ、デウスエクスばい……!」
 いきなり現れたデウスエクスに、人々は対処できない。黙してゾディアックソードを抜いたエインヘリアル、フラウロに人々は怯えるだけだ。
 そこで、フラウロへと蹴りかかったのは、橙色の髪の地球人、氷鏡・緋桜(矛盾を背負う緋き悪魔・e18103)だ。ただ、敵はそれを腕で軽々と防いで見せる。
「おい、あんた。俺と遊ぼうぜ」
 緋桜は先制の一撃を防いだ敵に想像以上の力を感じて、ニヤリと笑う。
 施術黒衣を纏い、顔には仮面を被るワルゼロム・ワルゼー(枢機卿・e00300)も奇襲を考えたが、下手な襲撃は効果がないと感じ、ダッシュで別の一般人との間へと割り込んでいく。
「やぁ、弱い人ばかり狙う辺りはさすが犯罪者、プライドもクソも持ち合わせてないと見えるな」
 そうして、ワルゼロムは仮面に手をかけながら、敵の気を引く。
「それとも何か、己自身より弱い人間を殺戮することでしか、己を誇示できないのか? 哀れなことだな」
「あんたは……、英霊とか呼ばれてる割には、無抵抗な相手しか殺せない雑魚なのかな?」
 緋桜も合わせてフラウロを挑発する。仲間達が一般人の避難を行う間、彼は徹底して敵の気を引く。
「私達はケルベロスです、この周辺は危険です、速やかに避難して下さい」
 傍では、ほのかが周辺の人々へと呼びかける。割り込みヴォイスの効果もあって、まだエインヘリアルに気づいていなかった者もその襲撃に気づいたようだ。
 可能な限り、人々の被害を抑える為に。ルージュは凜とした風を使い、人々を落ち着かせてスムーズな避難を試みる。
 できれば、キープアウトテープなどあればよかったが、唯一、殺界を作れるワルゼロムは敵の気を引いている。
「できるだけ、人々の誘導を」
「そうだな。……デウスエクスが襲来している。この場から避難を……!」
 ルージュに応え、リュエンも声を上げて人々を誘導していた。
「ったく、めんどくせえ……」
 咒八はそう呟きながらも、目にした子供や老婆へと声がけをして攻撃がこちらに来ないかと気にかけていたようだ。
 郁もまた人々を気遣い、隣人力を使って避難を呼びかける。
「慌てず、速やかに」
 仲間と合わせて人々に避難を促していた隆也だが、ある程度近場に一般人の姿がいなくなると、隆也はすぐに紫の鎧を着たデウスエクスに殺気を向ける。
「お前の相手は俺達だ」
「逃げ惑う一般人を攻撃なんて、弱い物いじめが好きなのかい? 程度が知れるね」
 人々を庇える態勢を維持したまま、ヴィットリオ・ファルコニエーリ(残り火の戦場進行・e02033)も敵に呼びかける。
「前も同じような奴と戦ったよ。囚人だった奴。雰囲気は違うけど」
 無駄とは思いつつも、ヴィットリオは目の前のエインヘリアルに問いかけた。
「お前を解放した奴は誰だ? エインヘリアルの王子か?」
「…………」
 その必要を感じていないのか。やはり、その大男は答えず、ゾディアックソードの剣先を向けてくる。
「今すぐ自分の世界に帰りな。そうすりゃ俺は追わん。ただ、それでも向かってくるってんなら」
 なればこそ、緋桜も徒手空拳のまま、構えを取って警告する。
「……命賭けろよ」
 その周りには、避難からエインヘリアルの対処に移るケルベロス達が続々と集まっていた。郁は仲間と共に敵を囲うように布陣していく。
「……来い」
 フラウロはただ、ケルベロスに敵意をむき出し、プレッシャーにも似た殺気を発してくる。
 だが、ケルベロス達も怯むことなく、見上げんばかりの体躯のフラウロを見据えて。
「戦いを始めます」
 マインドリングから光の刃を具現化させ、ほのかはクールに敵へと告げた。

●戦場にそびえ立つ戦士
 メインメンバーは半数がクラッシャー、そして、ディフェンダーという前のめりの布陣。これもサポートあってのことだが、おかげでメンバー達は火力を持って敵を攻めることが出来そうだ。
「刺します」
 敵よりも先に動いたほのかが光の剣に雷を纏わせ、倍近くもある体躯の戦士の体を貫く。
 緋桜も合わせて、グラビティを込めた拳を敵の頬を殴りつけると、咒八が敵の頭上へと跳び上がっていて。
 やる気はなさげだが、彼は攻撃の切れ目を作らぬようにと流星の蹴りを叩き込む。
(「敵のブレイク攻撃は近距離攻撃だから、ブレイクされにくいはず」)
 その咒八には、ヴィットリオが妖精の祝福を宿した矢で射抜き、力を与えていた。
 体の痺れ、顔の凍結、そして、竦む足。しかし、フラウロは牛の星辰を宿した剣を片手で操る。
 それを受け止めたのは、疾走してきたヴィットリオのライドキャリバー、ディートだ。ディートはそのまま、機体を燃え上がらせて敵へと突撃していった。
 仲間達が攻める間に、郁は前線から一歩下がった位置に立つ。
(「支援ポジションって、不慣れなんだけどな」)
 普段は前線で積極的に攻めるスタンスが多い郁。とはいえ、この地の人々のことを思えば、そうも言ってはいられない。前に立つメンバー達の為に、彼はドローンを展開していった。
 そのドローンに守られる形のワルゼロム。彼女は自らの戦略とグラビティにズレが合ったことに気づく。ブレイブマインでの支援を諦め、火力として立ち回る仲間へと御業を変形させた鎧を纏わせていく。
 また、ワルゼロムはシャーマンズゴーストのタルタロン帝に攻撃と回復を任せる。直接、フラウロの霊体を爪で攻撃したタルタロン帝は、敵の的になってしまったようだ。
 そこで、遅れて戦線に復帰するルージュ。彼女は如意棒をヌンチャクのように操り、エインヘリアルへと叩き込んでいく。
 続くリュエンは、後方支援に動いていた。仲間の為にと雷の壁を展開していたのだ。
 サポートで駆けつけたメンバーの姿もある。アルノルトは歌い始め、メインで戦うケルベロスの神経を研ぎ澄ましていく。
 力をもらった隆也は、黄金色のバトルオーラをその身に纏っていた。フラウロが飛ばす星座のオーラ。それをバトルガントレットで弾き飛ばした隆也はそのまま、敵へと接近する。
「いくぞ」
 短く告げた隆也が繰り出すのは、実戦の中で編み出した戦闘術。身に纏うオーラを乗せた彼の拳は、エインヘリアルが纏う鎧すらも砕く。
「…………!」
 敵は、多少攻撃された程度で崩れる相手ではない。戦場にそびえ立つフラウロは、両手に刃を持ち、片っ端からケルベロス達へと切りかかってくるのである。

 黙して星座のオーラを発し、重力を宿す斬撃を叩き込んでくるエインヘリアル、フラウロ。
 その威力はかなりのもの。油断すればあっさり地を這う威力を持つが、敵はたった1体。メンバー達は数と力でフラウロを攻めたてる。
 郁はドローンを時折展開させつつ、砲撃形態となしたドラゴニックハンマーを敵へと差し向ける。
 視線の先にいるのは、確かに凶悪犯なのだろう。だが、それすらも目的の為に使用するエインヘリアル勢力に、郁は強く憤りを覚えていた。
「思い通りにさせるわけにはいかないな」
 郁は眉を顰め、フラウロへと竜砲弾を叩き込んでいく。
 そこで、サポーターとして駆けつけていたグレッグも支援を行う。
(「いつも、旅団で世話になってるからな」)
 ほのか、咒八に緋桜。面と向かって感謝の言葉など言えないが、こうした場で力になれれば。グレッグはオウガメタルを纏い、敵へと殴りかかっていく。
 そこで、ほのかがマインドソードを手に、フラウロへと切りかかる。ゾディアックソードで受け止められはするが、彼女はしばし鍔迫り合いを行うこととなる。
「暴れて死ねば、本望ですか? 他に選択は……」
 ほのかはフラウロへと問うが、やはり返答はない。こうなると分かっていても、彼女は呼びかけずにはいられなかったのだ。
 力任せに押し、ほのかはその刃を敵の巨体へと浴びせる。
 直後に、緋桜が降魔の拳を敵のわき腹へと叩き込み、敵の体力を徐々に奪っていく。
 敵は1体のみ。そして、ゾディアックソードを持つ敵が危機に瀕したのであれば、スターサンクチュアリで自己の回復に当たる。そう踏んだ咒八が精神を集中し、フラウロに直接爆発を浴びせた。
 ゾディアックソードに亀裂を走らせつつも、敵は星座のオーラをまたも飛ばす。前衛に立つメンバーが多いこともあり、多くのメンバーがそれを受けることとなる。
 リュエンがライトニングロッドを操って回復に当たり続けるのだが、彼1人ではとても足りない。駆けつけたアルノルトが光の盾でフォローに当たってくれる。
 さらに、ヴィットリオも回復役の負担が大きいと慮ったのか、体内のグラビティ・チェインを燃え上がらせる。
「燃え上がれ、活力の炎っ!」
 白色の炎は周囲を包み、ヴィットリオ自身を含むメンバーの生命力を活性化させていく。
 その時、フラウロの両手の刃が輝く。星座の重力が徐々に高まっていたのだ。
「来ます!」
 ほのかが叫ぶ。狙うは、敵の気を最も引いていたタルタロン帝。
「…………ッ!」
 初めて、攻撃の際にフラウロから声が漏れた。そいつの繰り出す十字の斬撃。光の残滓が宙に残る中、タルタロン帝が衝撃に耐えられず姿を消してしまう。
 ワルゼロムはサーヴァントが作ってくれた隙を活かし、全身にオウガメタルを纏ってフラウロへと殴りかかる。
 それでも態勢を崩さぬエインヘリアル。その身体能力に、隆也も舌を巻いてしまう。
「恵まれた戦闘能力を持ちながら、やることは戦う術を持たない者の虐殺か。情けない奴め」
 黄金色のオーラを輝かせる隆也は敵のゾディアックソードを弾き飛ばしつつ、再度敵の体を地下の限り殴りかかる。
 ヴィットリオもまた、体内のグラビティ・チェインを地獄の炎弾と化して放つ。しかしながら、倒れるどころか、フラウロの上体が揺らぐことすらない。
 力で叩き伏せる他はない。郁はそう悟り、一度ゲシュタルトグレイブを回し、槍全体に稲妻の闘気を纏わせて敵の体を貫く。
 この流れを絶やさぬ為、ルージュも続いた。己の信じる正義の為、ただ力を振りかざすデウスエクスなどに負けるわけには行かない。
「垣間見るは朽ちた未来。ならば、僕はそれに紅引き否定しよう。この手が誰もが望む未来に届くまで!」
 ルージュは地獄化した右の瞳で、たった数秒の間に幾多の未来を覗き見る。
 負担は大きいものの、彼女の引き当てた未来は奇跡に繋がる。気づけば、フラウロを最善手で攻め立てており、無数の傷を与えていた。
 ついに、エインヘリアルが膝を折る。そこへ、緋桜がゆっくりと歩み寄った。
「警告はした」
 緋桜は戦闘前に自分の世界に帰るよう言っていた。……にもかかわらず、エインヘリアルは戦いを望んだ。だからこそ、彼も容赦をしない。
 右手に集めるのはダークエネルギー。重力に反発する力を、緋桜はフラウロの腹へと打撃と共に叩き込む。衝撃の直後、敵のグラビティ・チェインは体内から蝕まれていき、狂い、破壊されていく。
「ぅ……うぉっ……」
 初めて呻いたフラウロ。しかし、それが彼にとっての断末魔の叫びともなる。グラビティ・チェインを完全に枯渇したエインヘリアルは力尽き、重い音を立てて地面に崩れ落ちたのだった。

●皆で楽しく……
 倒れ伏すエインヘリアル。
 敵だったとはいえ。緋桜はその戦士に対して、黙祷を捧げる。
「同じ剣を持つ者として、フラウロという人がいた事は覚えておきます」
 ほのかもそう言葉を投げかけてから、桃色の霧を発して周辺のヒール作業へと移る。
 目の前のボーリング場の建物にはかなり被害が及んでしまっている。ヴィットリオが白色の炎を発して壊れた場所を包んで幻想で埋めていき、細かい部分は郁が小型衛生兵を操って形を整えていたようだ。
「終わったか。どうだ。目の前にはボーリング場もある」
「いいな、付き合おうか」
「まだ動き足りない気分だな。いいだろう」
 ボーリングにと誘うワルゼロムに、小型衛生兵を集める郁は乗り気のようだ。リュエンもまた、参加するようだ。
 他メンバーはまちまちであったが、咒八も一緒に楽しむことにしていたようだ。
「折角、福岡まで来たしな」
 その後は、食事でも食べて帰るのもいいかもしれない。そう考えながらも、咒八は仲間と一緒にボーリング場へと入っていくのだった。

作者:なちゅい 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年3月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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