死を運ぶ機械人形

作者:波多蜜花

 山の麓にある人口80人程の小さな集落、そこはただ平和な場所だった。けれど、赤いドレスの少女が現れた瞬間、その平和は脆くも崩れ去った。
「うふふ、少しは壊し甲斐のある玩具だといいのだけれど」
 可愛らしく微笑んだ赤い少女に気が付いた者は居ただろうか。もしも居たのならば、悲鳴の1つも上げたのだろうか。
 その集落が山の麓から消えたのは、少女が現れてからほんの数分の事だった。ただ1人の生存者もなく、炎と黒煙が立ち上る地獄と化したのだ。
「ええ、もうお終いですわ。次の目標へ向かいます」
 可愛らしい声を響かせて、『メタルチャイルド』は壊し終わった玩具には興味はないとばかりに血肉を踏み躙り、次の目的地へ向かう為――姿を消した。


「集まってくれてありがとうな、指揮官型ダモクレスの地球侵略が始まってるんは皆も知っての通りやと思うんやけど――」
 指揮官型の一体『ディザスター・キング』の配下が動いているのだと信濃・撫子(撫子繚乱のヘリオライダー・en0223)が常よりもやや顔を伏せて手帳を捲る。
「襲撃を行ってるんは『メタルチャイルド』って呼ばれとるダモクレスや、見た目は可愛らしい……そうやね、赤いドレスを着た西洋人形みたいな女の子や」
 けれど及ぼす被害は甚大なもの。既にディザスター・キングから命じられたメタルチャイルドは山の麓の小さな集落を消し炭に変えている。
「既に引き起こされた襲撃を無かった事にはできへんけど、これから起こる襲撃を食い止める事やったらできるはずや」
 メタルチャイルドが次に向かうのは襲撃した集落のある山に連なる麓にある小さな集落だ。
「敵は1体、メタルチャイルドのみや。せやけど油断は禁物やよ、戦闘となったらドレスの中に隠した武器を出して向かってくるよってな」
 集落を焼き払うだけの威力があるのだ、それなりに火力の高い物なのだろう。レプリカントやアームドフォートのグラビティに似た技を使うようで、ポジションとしてはクラッシャーに位置付けされると撫子は言う。
「戦闘となる場所は集落の入り口や、周囲は田んぼがあるくらいやね。今は冬やさかい、作物も育ててへんから戦闘の邪魔になるようなもんはあらへんと思ってええよ」
 集落の入り口はそこに住む人々の住居からは遠い、人が来る心配もないだろう。入り口に繋がる道は1つの為、そこで張っていればメタルチャイルドを迎え撃つ事ができるだろう。
「もし逃がしてしもたら、被害は増える一方や。それを防ぐんには皆の力が必要なんよ、せやから……頼んだで!」
 ケルベロス達を見つめる撫子の瞳は、彼らを信じる光が溢れていた。


参加者
灰野・余白(空白・e02087)
スミコ・メンドーサ(グラビティ兵器技術研究所・e09975)
クロード・リガルディ(行雲流水・e13438)
リーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)
鋼・柳司(雷華戴天・e19340)
ドゥーグン・エイラードッティル(鶏鳴を翔る・e25823)
キャロライン・アイスドール(スティールメイデン・e27717)
ヨル・ヴァルプルギス(グノシエンヌ・e30468)

■リプレイ

●死の運び手
 ディザスター・キングの配下であるメタルチャイルドが現れる――そう予知された小さな集落の入り口で、8名のケルベロス達が彼女を迎え撃つ為に念入りな準備をしていた。
「こんなところかの。リーナ、すまんが入り口から見えるかどうか確認してくれんかのう?」
 稲刈りが終わった冬田に不自然にならぬよう藁を積んでいた灰野・余白(空白・e02087)が、入り口から見て姿が隠れているか確認してくれないかと、入り口近くで同じ様に藁を積んでいたリーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)に頼む。
「……わかったよ」
 こくりと頷いたリーナが集落の入り口から仲間達が隠れている場所を見回す。適度な位置に置かれたトラクター、幾つか纏まって積まれた藁、それらは人が隠れていてもわからない程の遮蔽物として機能しているように見える。空を飛んで来ない限り、見える事はないだろう。
「……大丈夫だと思うよ。空を飛んだりしない限りは……」
 リーナの言葉に、トラクターの影から顔を出したスミコ・メンドーサ(グラビティ兵器技術研究所・e09975)が、
「それはないと思うよ、ね? キャロライン」
 と、共に隠れていたキャロライン・アイスドール(スティールメイデン・e27717)に問い掛ける。
「はい、スミコ様。私の記憶している限りでは、そのような機能はなかったと思います」
「それなら、これで取り敢えずは大丈夫みたいですわね」
 自分の創造主たるメタルチャイルドは飛ぶ事は無かったはずだとキャロラインが頷けば、ドゥーグン・エイラードッティル(鶏鳴を翔る・e25823)が微笑んだ。
「よし、そろそろ隠れるとしようか」
 事前に打ち合わせた場所に着き、鋼・柳司(雷華戴天・e19340)が声を掛けると、了解したとばかりに皆が頷き配置に着く。それは逃げ出す可能性のある敵を囲い込むかのような形で、息を潜めたケルベロス達はメタルチャイルドが現れるのを待った。今か今かと待ち続け、ほんの少しだけ意識が緩みそうになったその時だった。
「ここは壊し甲斐のある玩具かしら? うふふ、とても楽しみね!」
 無邪気な少女の声が響く。見た目は大人しそうな少女だが……中身は随分と凶暴だと思いながらクロード・リガルディ(行雲流水・e13438)が様子を伺い、積んだ藁の隙間から赤いドレスの後姿が自分達が囲む中心に来ると、他のケルベロスへ合図を送った。その合図によって、スミコが素早い動きで隠れていたトラクターからメタルチャイルドの前に姿を現す。
「かつての女王様も、今じゃ部下もなくディザスターキングの下僕なのか? 落ちぶれたもんだ」
「あら、どなた……? 私を知っているの?」
 挑発するように声を掛けたスミコに、メタルチャイルドが首を傾げる。その仕草に眉を顰め、スミコが戦闘態勢を取りながら答えた。
「お前は覚えちゃいないだろうが、その昔お前に故郷を焼かれた者だ」
「そう、そうなの。覚えてないわ、あなただって壊した玩具の事なんていちいち覚えていないでしょう?」
 沢山壊してきた玩具のひとつなのだとメタルチャイルドが笑う。スミコが奥歯を噛締めた瞬間に、隠れていたケルベロス達がメタルチャイルドを取り囲むように姿を見せた。
「ケリドウェン、出番ダヨ」
 ヨル・ヴァルプルギス(グノシエンヌ・e30468)が腰から下げた人形がヨルのサーヴァントであるケリドウェンを呼ぶ。それは彼女の腹話術が成せる業で、すぐさまケリドウェンが冬田の中から姿を現し、主の望むままに位置付いた。
「誰かと因縁のあるデウスエクスと対峙するのは初めてで御座いますね。僅かながらではありますけれど、尽力致したく存じます」
 恭しくスカートを摘み、目を閉じたままのヨルがスミコとキャロラインに向けてお辞儀をする。
「うふふ、もしかして貴方達……私を壊しにきたのかしら? うふふ、アハハ! とってもおかしいわ、とっても楽しいわ!」
 それに笑ったのはメタルチャイルドである。ディザスター・キングの命令もあり、この場からの撤退も考えたけれど周囲を囲まれた状況で、自分を壊すのだと言外に言われてしまったならば。メタルチャイルドにとって、ここにいるケルベロス達は壊していい玩具だった。

●人形は無邪気に笑う
「そう簡単に壊れるようなボク達じゃないし、ここでお前を止める!」
 叫んだスミコが前に出る。彼女を突き動かすのは、正しく憎悪であった。グリーンに輝くフィルムスーツを纏ったその身体が、漆黒の魔槍を握り締めてメタルチャイルドの背後へと迫る。
「まずは一撃!」
 繰り出された『バックスタブ』はメタルチャイルドの背中に向けて強い一撃を与えた。
「……スミコさんから、貴女の事は聞いた……。これ以上、この先に進ませないよ……!」
 リーナが手にした小太刀が雷の霊力が帯びる。それと同時に小柄な身体がメタルチャイルドの死角へと滑り込み、霊刀「鳴月」を突き刺すと軽やかなステップで距離を取った。
「壊し甲斐のあるものを探しているのなら相手になってやろう。ただし、逆にそちらが壊れても責任はとれんがな」
 静かな声で挑発するような言葉を向けた柳司が動く。その動きは電光石火の如く、スーツに包まれた脚をメタルチャイルドに叩き込む。
「抵抗するのね、壊し甲斐のある玩具なら、そうでなくっちゃ!」
 ダメージを受けながらも無邪気に笑ったメタルチャイルドが優雅にドレスの裾を摘んで持ち上げる。赤いドレスから覗いたのは幾つかの部品。それらを取り出して素早く組み上げると狙いをスミコに定めた。
「壊してあげるわ!」
 メタルチャイルドが装着した固定砲台からミサイルを撃ち出そうとした瞬間、ドゥーグンがスミコを背にして前へ立ち苛烈なまでの砲撃を手にしたライトニングロッドとその身で受ける。
「ふ、く……っ!」
 思わずふらついた足を叱咤してドゥーグンが雷の壁を構築し、自身と柳司の前に展開する。
「ダモクレスの侵攻などみすみす行わせるわけには参りませんし、何より非戦闘員を惨殺するなんて……けして許されません……いえ、けして許すなどできません」
 だから貴女はわたくしたちが止めてみせますとドゥーグンが言い切れば、メタルチャイルドが心底不思議そうに首を傾げる。
「いつか壊れる玩具なら、今壊してしまっても同じでしょう? ああ、でもあなた達は思ったよりも頑丈ね」
 壊し甲斐があると笑った少女は、デウスエクスであり正しくダモクレスなのだろう。価値観も何もかもが違うのだ。
「あぁ……それがお前達の在り方なのだろう」
 けれどそれを許す訳にも、被害を増やす訳にもいかないのだとクロードが手の中の爆破スイッチを押せばドゥーグンと柳司の後ろにカラフルな爆発が起こる。
「造物主様……」
 どうしてもメタルチャイルドに――元ダモクレスである自分を作った相手に攻撃の手を向ける事ができずにいるキャロラインが苦しげに呟く。
「あら? あなたも私を知っているのかしら?」
「……おわかりにならないのですね。アイスドール、と言えばおわかりになるでしょうか」
「そんなモノもいたかもしれないわね」
 ダモクレスからレプリカントとなった者への認識はその程度なのだろうか、それでも唇を笑みの形にしたメタルチャイルドがアイスドール、と笑う。その笑みに心が締め付けられるような気持ちになりながら、キャロラインはドゥーグンと柳司に向けて『Esperanza ST-98eカスタム』を爪弾き、立ち止まらず戦い続ける者達の歌を奏でた。
「どのような手練れであってもこの包囲網を抜けるのは難しい、そうで御座いましょう」
 黒い影が動いたと思えば、ヨルが惨殺ナイフの刀身をジグザグに変化させメタルチャイルドに向け治癒しにくい形へと切り刻む。それと同時に、もうひとつの黒い影――ケリドウェンの尻尾からキャットリングが放たれる。続くように、灰白色のチャイナドレスを翻し余白が腰を落とした姿勢から、バネが解放されるように飛んだ。
「んじゃ、やったろうかいの。えらいことしでかしとる報いは受けてもらわんとのう?」
 にこやかに、それでいて少々の凄みを感じる笑顔を浮かべて余白がメタルチャイルドに流れる星のような軌跡を描き、飛び蹴りを炸裂させた。

●終焉を、キミに
 長閑という言葉が似合う地は、ケルベロスとメタルチャイルドの戦闘によって炎と黒煙の舞う地と化していた。救いと言えば、人が来る気配がない事だろうか。
「この先へは行かせないし、逃がしもしないよ」
「大丈夫よ、あなた達を壊してから行けばいいだけだもの!」
 赤いドレスがどれだけ破れ、機械の身体が露出しようとも、メタルチャイルドの笑みは崩れない。それに舌打ちをするように、スミコが『デモニックグレイブ』に稲妻の力を帯びさせて、神経回路ごと焼き切るような一撃を喰らわせる。それはメタルチャイルドの足の神経回路を僅かに狂わせた。
「……そこだね」
 好機を逃すリーナではない。ほんの少しバランスを崩したメタルチャイルドに向け、リーナが戦闘域に散らばる魔力やグラビティを自身へと集束させる。
「集え力……。わたしの全てを以て討ち滅ぼす……! 滅せよ……黒滅の閃光!!」
 自身の限界を超えた力を使用する奥義、『ラスト・エクリプス・バースト』をリーナが至近距離から放つ。
「舞え」
 柳司の短い言葉と共に縛霊手から霊力を帯びた紙兵がスミコと柳司を守るように散布されていく。その音にメタルチャイルドが眉根を寄せて、
「耳障りだわ」
 と、呟いた。そしてスカートの中からミサイルポッドを出すと、消えろとばかりに大量のミサイルを吐き出した。それはスミコと柳司を狙い、正確な動きで2人にミサイルを浴びせていく。
「く……っ!」
「……っ!」
 柳司の紙兵の守りが半分以上のミサイルの威力を無にしたが、それをすり抜けて届いたミサイルがスミコと柳司にダメージを与えていた。
「しっかりなさって、まだ敵は倒れておりませんわ!」
 すぐさまドゥーグンが癒しの力を持つ雨を降らせ、傷口を癒し2人を奮い立たせると、それまでサポートに徹していたクロードが動いた。体長6メートル程の骸骨の大蛇が、召喚主たるクロードの背後に揺らめく。
「我が喚ぶ、『骸大蛇』……標的を喰らえ……」
 すっと振り下ろされた手がメタルチャイルドに向けられると共に、『喰らいつく骸骨(スベテヲクラエ)』がメタルチャイルドを締め上げる。ミシミシ、と金属が軋む音を立てる。
「造物主様……!」
 その音が、メタルチャイルドの苦悶の声に聞こえて思わずキャロラインが小さく叫ぶ。けれど、今のキャロラインがすべき事は仲間を、スミコの傷を癒す事。そしてメタルチャイルドを倒す事――。想いを込めて、弦を掻き鳴らす。
「叫べ! 声が枯れても立ち止まってる暇などありはしない、抱け! 猛き想いを、生き抜くための強き意志を固く持って、高く突き上げろ!」
 澄んだ力強い歌声がスミコと柳司の傷を癒すと、ヨルが術を練り上げる。幾つもの術が複雑に繰込み、編込み、無秩序に織り成され、異形と化した魔術は摂理を捻じ曲げ、世界に罅を生じ、その歪から冥府を開いた。
「幕、開きまして御座います」
 ヨルの唇から出でた言葉は『《来たれ、汝甘き死の時よ》(クロノレクイエム)』を発動させ、メタルチャイルドを襲うと、ケリドウェンが前衛に向けて翼を羽ばたかせた。
「えらいボロボロになってきたやないの」
 にぃっと笑った余白が、かつて対デウスエクスにと打ち上げられ、使用される事のなかった軍事衛星を螺旋の力を用いて乗っ取ると、そのレーザー砲の照準をメタルチャイルドへと合わせる。
「照準、よし!」
 狙いがピタリと定まった瞬間に、余白が指を鳴らす。空を切り裂かんばかりに奔ったレーザーが、一直線にメタルチャイルドを貫いた。カタン、と音がしてメタルチャイルドの身体が崩れそうになったが、機械化した足がそれを踏み止まらせる。
「スミコ! 因縁を断ち切るんや!」
 余白の声が響く。
「メンドーサ、悔いを残すな」
 メタルチャイルドが万が一逃げ出そうとしても逃げれぬよう退路を塞いだクロードが頷くのが見える。スミコの視界に、キャロラインが映った。
「キャロライン、行くよ!」
「はい、スミコ様!」
 強い絆で結ばれた2人には、ただそれだけで良かった。スミコが背にした機械翼でメタルチャイルドの背後に急接近し、『デモニックグレイブ』の刃を光らせる。スミコの動きに合わせるように、キャロラインが胸部を変形させ、発射口を見せた。
 自分には創造主たるメタルチャイルドに弓引く事はできないだろう、そう思っていた。けれど、キャロラインには今を一緒に生き、恩人と仰ぐスミコがいる。憎むことはできないけれど、メタルチャイルドから感じる一抹の寂しさのようなものを断ち切る為ならば――!
「悪いけど、なんて言ってやらない! メタルチャイルド、お前はここで、終わりだ!」
「さようなら、創造主様……!」
 スミコの『バックスタブ』と同時に、キャロラインが向けた発射口からエネルギー光線が放たれた。果たして、どちらの攻撃が先にメタルチャイルドに届いたのだろうか。地に倒れ伏すメタルチャイルドは、もう何も語らなかった。

●戻らぬ日々、されど
「なんだ……この感じ。なんか全然すっきりしない……」
 激しい戦いの爪痕を眺めながらスミコが呟くと、ディザスター・キングの手掛かりがないか探していたリーナがその声を拾って顔を上げた。
「……何をしても、時間は戻らないから、ね……」
 その言葉は、スミコのみならず覚えのある者の心へと刺さる。
「そうだな……だからこそ、未来を守るんだろう」
 過去を変える事は容易ではないけれど、未来なら……とクロードが言えば、ヨルが眉1つ動かさずに頷き、
「未来は誰の手にも御座いますものね」
 と、唇を動かす事なく発すればケリドウェンが尻尾を揺らす。
「ならば、被害をここで食い止めた事を誇るべきだろう。今はまだ、難しくともな」
「そうですわね、いつか……全てを飲み込める日がきますわ」
 柳司とドゥーグンがそう言うと、余白が笑った。
「しゃんとしいや、スミコ」
「スミコ様……貴女からいただいたこの素敵なココロ……私にとって宝物です。これからも……」
 キャロラインが空を仰ぐスミコの隣に立つ。
 これはひとつのエンディングだけれど、全てのエンディングではないのだとスミコは思う。泣くのも笑うのも、全ては己の自由ならば、自分はどうしたいのかまだわからなかったけれど――。
 それを考える時間ならば、自分にはまだ山のようにあり、聞いてくれる相手ならば隣にいるのだ。
「帰ろう、皆」
 スミコの声に、ケルベロス達は静かに頷いたのだった。

作者:波多蜜花 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年3月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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