恋の病魔事件~恋ぞつもりて

作者:波多蜜花

「どうしよう、どうしよう……」
 今年こそは、と決意してバレンタインデーのチョコも手作りしたけれど、渡そうと思うだけで胸のドキドキが激しくなって、チョコレートの包みを握り締めたままヒナカは立ち尽くしていた。
「彼がここを通ったら、このチョコを……!」
 そう考えただけで、胸の鼓動は最高潮に達してしまって――ヒナカの意識はぷつりと途切れた。
「おい、女の子が倒れてるぞ!」
 幸い、すぐに通り掛かった誰かが救急車を呼んでくれた為、病院で目を覚ます事が出来たのだが、ヒナカの胸の動悸は治まらない。それどころか、食べ物も水も喉を通らなくなっていた。無理に飲まそうとすると吐いてしまう……文字通り身体が受付けなくなっていたのだ。


「ハッピーバレンタインやでー、って言いたいとこなんやけどな」
 真剣な表情をした信濃・撫子(撫子繚乱のヘリオライダー・en0223)が集まったケルベロス達に向かって、緊急やと話し出す。
「今日の事なんやけど、日本各地の病院から原因不明の病気についての連絡があったんや。この病気なんやけど、誰かに瞬粋な恋をしとる人が掛かるらしくってな」
 まさに恋の病、と言ったところだろうか。けれど、話を聞けばそんな可愛らしいものではない。
「症状としては、『胸がドキドキして、食べ物も飲み物も喉を通らない』っちゅーんや。比喩表現やのうてな、本当に水も飲めへん食事も喉を通らへん、無理やり飲ませようとすると激しく咳き込んで吐き出してしまうらしいわ」
 この病気に掛かった人々は、病院に運ばれ点滴を受ける事で命の危機は脱しているという。けれど治療法などは解明されておらず、この病気の症状を聞いたアイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)達が調査した結果、原因は『恋の病』という病魔である事が判明したのだという。
「でな、病魔と戦闘可能な病室に患者を運んでるよって、ウィッチドクターがおったら患者から病魔を引き離して戦闘を行う事が可能なんよ」
 この事件に向かうケルベロス達の中に、ウィッチドクターがいない場合は事前に連絡してある医療機関のウィッチドクターが手伝いに来てくれると撫子が言った。
「この恋の病の病魔は、弓を武器として使うんよ。単体攻撃と全体攻撃で向かってくるみたいやわ」
 けれど、この病魔そのものは大した戦闘能力を持っていないようで、ケルベロス達なら倒す事は然程難しくはないだろう。
「でな、この病気なんやけど……治った後も病気の苦しみがトラウマになってしもて、恋をするのを怖がるようになってしまうみたいでなぁ」
 恋する気持ちに怯えてしまえば、後々の彼女の人生を変えてしまいかねない。
「せやよってな、この子が恋に臆病にならんように皆でフォローしたげてほしいんよ」
 頼んだで、と撫子が両手を合わせた。


参加者
セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)
ベルフェゴール・ヴァーミリオン(未来への種・e00211)
花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)
ファルケ・ファイアストン(黒妖犬・e02079)
コンスタンツァ・キルシェ(ロリポップガンナー・e07326)
天泣・雨弓(女子力は物理攻撃技・e32503)
曽我・小町(天空魔少女・e35148)
桔梗谷・楓(オラトリオの二十歳児・e35187)

■リプレイ

●病魔退治
 病魔を倒す為、ケルベロス達が案内されたのは病室と呼ぶには広すぎる部屋だった。けれど、その白さは確かに病室である事を告げている。
「これだけ広ければ確かに戦闘に支障はないわね」
「そうっスね! それであっちのベッドで眠ってるのがヒナカっスか……早く助けるっスよ!」
 セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)にコンスタンツァ・キルシェ(ロリポップガンナー・e07326)が頷いて被害者の少女を見遣る。そんな彼女を気遣うようにファルケ・ファイアストン(黒妖犬・e02079)が、
「それでは、早く恋の病魔とやらを倒してヒナカちゃんを助けるとしようかねぇ」
 と、殊更明るく言えば花凪・颯音(欺花の竜医・e00599)がボクスドラゴンのロゼを連れて、眠るヒナカの前に立つ。
「皆、準備はいいかい?」
 くるりと振り向いた彼の言葉に、戦闘態勢を整えたケルベロス達が頷いた。それに頷き返し、颯音がヒナカへと向き直る。
「この子はもう僕のクランケ、蝕む害悪でしかない病は駆逐しよう」
 漆黒の施術着がふわりと翻ると、ヒナカの身体に巣食う病魔が分離し実体化していく。その姿は天使の輪に薄い桃色の翼、手にするは赤い弓矢……まるで恋のキューピッドのような姿の少女だったけれど、倒すべき病魔。分離した瞬間に天泣・雨弓(女子力は物理攻撃技・e32503)と曽我・小町(天空魔少女・e35148)がヒナカの眠るキャスター付きのベッドを安全な場所へと移動させ、それを確認したセレスティンが真っ先に動いた。
「病魔召喚って初めて見たわ。ふふ、可愛らしい姿をした病魔でも容赦はしないわよ」
 セレスティンの掌からドラゴンの幻影が病魔に向かって放たれると、颯音のライトニングロッド『雪嶺』から生命に活力を与える電気ショックがセレスティンとベルフェゴール・ヴァーミリオン(未来への種・e00211)へと飛んだ。
「ロゼ、僕の竜。今回も頼りにしているよ」
「きゅぴ!」
 颯音の声にロゼが花を咲かせた尻尾を揺らして答えると、属性インストールをコンスタンツァへと注入していく。ベルフェゴールがそれを見て、手にしたリボルバー銃を構える。
「………人の恋路を邪魔する病魔はケルベロスにやられるって誰かが言ってた」
 言葉と同時にリボルバー銃から弾丸が発射され、病魔を貫く。誰の言葉だっただろうかと首を傾げたベルフェゴールだったが、すぐに意識を病魔へと集中させた。
「スタン、僕の背中は任せたよ」
「もちろんっス! アタシの背中もファルケに任せるっスよ!」
 背中合わせに笑ったファルケとコンスタンツァが恋の病魔に向けてリボルバー銃を構えると、息の合った動きで弾丸を撃ち放つ。ダメージを受け、不満気な恋の病魔が反撃だとばかりに雷を纏った矢を番えた。引き絞られたそれは風切り音を発してセレスティンへと飛んでいく。
「させないよ」
 反応が早かったのは颯音で、セレスティンへと放たれた矢の軌道に立ち、その攻撃をその身に受けて耐える。心配そうに短く鳴いたロゼに微笑んで、病魔へと視線を移した。
「ここならヒナカさんも大丈夫ですね、私たちも戦線へ戻りましょう!」
「そうね……あたし達が必ず助けてあげるわ」
 病室内の戦闘の余波が届かないであろう場所にベッドを固定すると、雨弓と小町はヒナカを救う為に走る。
「恋の病は草津の湯でも、とかなんとか言うが、病魔ばっかりは俺達の出番だな」
 ん? 惚れた病だっけか? と首を傾げ、どっちでもいいやとばかりに桔梗谷・楓(オラトリオの二十歳児・e35187)がライトニングロッドから迸る雷を病魔に向けて放った。

●恋心を救う為
「どうぞこの華を越えていらしてください」
 セレスティンが囁くように言葉を紡げば、病魔の周囲に炎にも似た赤い花『曼珠沙華(マンジュシャゲ)』が咲き乱れた。その根に持つ毒は、病魔の動きを阻害する。赤い花が消える前に、颯音が自身にエレキブーストを放つと、ロゼも主の傷を癒す為自分の属性を注入していく。
「……逃がさないよ」
 病魔の動きがやや鈍ったところを、ベルフェゴールが心を貫く力を持った矢で貫いた。その矢に続くように、ファルケが精神を集中して澄み切った意識を病魔に向けて爆発させると、コンスタンツァが身の内にあるグラビティ・チェインを破壊の力へと変え、弾丸へ乗せて病魔へと撃ち放つ。戦闘によって乱れた髪を気にするように病魔が髪を撫で付けると、ファルケと楓に向かってハートの矢を飛ばした。
「お待たせです、いきましょうだいふく!」
 雨弓の背にある蝶のような光りの翼が輝くとその光は見る間に全身へと広がって、光の粒子となった雨弓が病魔へと突撃していく。その光を追うように、ナノナノのだいふくが尖った尻尾を病魔へと突き刺した。
「さあ行くわよ! プリンセスマーチ、ミュージック・スタート!」
 小町が白と黒で彩られたゴスロリドレスを翻し、艶めいた薄桃色の唇を震わせる。
「この歌を素敵な魔法に変えて……皆に勇気と力を!」
 前向きな気迫を込めた励ましの歌声―真剣・魔法・声援!―(マジ・マジ・エール!)』が響き、ファルケと楓を鼓舞すると2人の感覚を引き上げていく。歌を紡ぐ小町の横で、ウイングキャットのグリがその翼で清らかな風を主と同じ様に2人に送った。
 歌の力によって命中の精度を上げた楓が病魔の懐へと入り込むと、螺旋の力を籠めた掌を腹部へ押し当てる。病魔が軽く吹き飛ぶと、セレスティンが鋭い槍のように姿を変えたブラックスライムを投げ放ち病魔を貫いた。
「そろそろ終わりにしようか、恋の病魔」
 それを追うように颯音が原初の清浄なる水を呼び起こす。
「凍て付くは慈母の落涙、せめて刹那にて砕けよ……!」
 喚起された清浄なる水は断罪の氷柱となって病魔を刺し穿つ、それと同時にロゼが花の模様が刻まれた封印箱に入るとそのまま体当たりした。
「……愛とか恋ってちょっとまだよくわかんないけど……でも、あの子を助ける為にキミは倒すよ」
 ベルフェゴールが胸部を変形させ病魔に向けてエネルギー光線を発射すると、ファルケがブラックスライムを大きな顎へ変えて病魔に喰らい付かせる。
「スタン!」
「任せるっスよ!」
 コンスタンツァの名を呼ぶファルケの声が、彼女の背中を押した。
「キューピッドは人の恋路を応援するもんっス、惑わせて狂わせて不幸にする堕天使にはおしおきっスよ! ゴー・トゥー・ヘヴン!」
 リボルバー銃を構えたコンスタンツァが病魔に向けて巨大な竜巻を引き起こす弾丸、『テキサス・トルネード』を放つ。その威力に飲まれた病魔がふらつきながらも雨弓に向かって甘く香る矢を放った。
「姉さん!」
「これくらい平気です! ヒナカさんの苦しみに比べたら……!」
 楓の叫びに微笑んで、雨弓が2本の鉄塊剣を構えると目にも留まらぬ速さで病魔へと迫る。
「この斬撃、あなたに見切ることができますか?」
 一撃のように見えたその攻撃は複数回の斬撃を病魔へと与え、舞うようなその動きに合わせてだいふくが雨弓にハート型のバリアを施した。
「ガラクタの海にある十字架は罪を持たず消えた命らしい」
 小町の生きる事の罪を肯定するメッセージを歌う声が響き、それに合わせてグリの翼から起こる風が雨弓の傷を癒す。
 従姉である雨弓を姉さんと呼ぶ楓の瞳が今にも倒れそうな病魔を睨み付けると、その手に氷の力を秘めた螺旋を生み出し高く掲げる。
「速攻で決めてやる!」
 掲げた手を病魔に向かって放てば、氷結の螺旋が恋の病魔を凍らし――砕け散らせたのだった。

●キューピッドはケルベロス
 損壊した箇所にヒールを済ませた頃、ヒナカが目を開けた。知らせたのはヒナカの様子を見ていた颯音で、すぐにケルベロス達がヒナカが眠っていたベッドに集まり、ヒナカに事情を説明する。
「そうなんですか……恋の病魔……そんな恐ろしいものが」
 苦しかった事を思い出したのか、ヒナカが自分の身体を抱き締めた。そんなヒナカに、雨弓がそっと自身の相棒でもあるだいふくを預ける。
「はい、ヒナカさん」
「この子は……?」
「ナノナノの、だいふくです! ナノナノは愛を信じる心から生まれるんだそうです。ぷにぷにして、可愛いでしょう? 抱き締めてみると、もっとよくわかりますよ」
 可愛らしい衣装に身を包んだだいふくを、縫いぐるみを扱うようにそっとヒナカが抱き締める。
「恋の病、辛かったですよね……この事で、彼を嫌いになってしまいましたか?」
 問い掛けに、ヒナカは横に首を振る。それを見て、雨弓がにっこりと微笑んだ。
「……私の愛する人はもういませんが、あなたは違います、いくらだって未来があるんです。ね、あとはちょっと顔をあげて前を見るだけですよ」
 だいふくを抱き締めて、視線を彷徨わせるヒナカにプリンセスモードの小町が語り掛ける。
「ヒナカさん、辛くて怖くて……大変だったと思うけど、それだけ相手の方が大好きなのよね? そんなに素敵な方なの?」
 教えて欲しいと微笑む小町に、ヒナカがこくりと頷く。
「とても優しい人なんです。困ってる人を見過ごせないような、そういう人で……」
「それなら、その大好きはぶつけてみなきゃ勿体ないわ。大丈夫、そんなに誰かを大好きになれるヒナカさんは、とっても素敵で可愛いもの!」
 だから勇気を出してと小町がヒナカの肩を優しく叩くと、颯音もヒナカに視線を合わせてロゼと共に声を掛けた。
「医師として保証しよう、君に巣食う病は駆逐された。ここにいる皆の力によってね。恋は知らず訪れ、胸に降り積もるもの。病魔のせいで蓋をする事は君を苦しめてしまう事だ」
 真摯に告げる颯音に、ヒナカが頷く。
「……想いを告げたい人、いるんだろう? その人を思い出して、好きになった切っ掛けを思い出して。それが君に、きっと勇気を与えるから」
「きゅ! きゅぴ!」
 ロゼが励ますように尻尾を揺らしてみせると、その可愛さにヒナカの頬が少しだけ緩んだ。
「そうっスよ! アタシも勇気を出してアタックしたから今じゃ最高にハッピーっス!」
 相手は隣にいるファルケだと、コンスタンツァが力説する。年齢も離れているし、付き合うまでに紆余曲折あったけれど、今は自慢できる最高の相棒で彼氏なのだと幸せそうに微笑むと、ファルケが少し照れたような笑みを浮かべてヒナカに話し出す。
「スタンが僕に好意を抱いているのはわかってた、でも……やんわりとかわそうとしてたんだ。歳が離れているからね、自分が彼女の他のチャンスを潰す訳にはいかないと思ってね」
 けれどそれは、彼女のストレートな好意をぶつけられる度に変わっていったのだとファルケは言う。
「彼女に大好きだって言われている自分は、とても幸せな存在なんだって思うようになってね? そうしたら彼女が他の誰かの隣に立つのは嫌だと思ったのさ。……つまりは僕の方が惚れてしまって、最終的に思わず告白しちゃったんだよね」
 あの夏の日、夜空に大輪の花が咲いていたあの日の事をファルケは思い出す。けれど、それだってコンスタンツァの一途な思いがあってこそだ。
「女は度胸っスから! 幸せは自分で掴みにいくんス!」
「ふふ、恋する女の子の力には勝てないっていうからね。だから、ヒナカちゃんにも勇気を出して欲しいな」
 ファルケの腕に自分の腕を絡めて、コンスタンツァがピースサインをヒナカに向け、病は気からっスよ! と笑った。それはとても眩しい笑顔で、ヒナカも思わず笑みを浮かべてしまうほど。
「まだ迷っているの? 自分の想いのに気づいているなら行くべきよ」
 セレスティンが優しく、それでいて厳しい声音でヒナカを諭す。
「今、あなたたちは生きている。今、あなたは片思いをしている……じゃぁ、伝えなきゃ。だって……あなたも思い人の子も、死んでしまったら何も伝えられないじゃない。そうでしょう?」
 それは友人の死を今も忘れる事無く悼んでいる彼女の言葉だ。もっと早くに恋心だと気付いていたならと心を痛ませる、セレスティンの精一杯の言葉。
「後悔せぬよう、今を……行きなさい」
 生きなさい、と思いをのせて笑ったセレスティンに、ヒナカが顔を上げる。
「……心は、決まった?」
 驚かさないように、ベルフェゴールがヒナカに話し掛ける。
「今回はキミにとって辛い病気だったみたいだけど、大丈夫……ボクらがしっかり治したから……だから、恋愛を楽しめばいいと思うヨ……」
 人を愛する気持ちはまだわからないけれど、それが素敵な感情なのだという事はベルフェゴールにも理解できる。
「決めたなら、あとはキミが頑張るだけ……ね……?」
 いつか自分にも解かる日がくるのだろうかと思いながら、ベルフェゴールは精一杯のエールをヒナカに送った。
「姉さんや可愛い女の子たち、その他の奴から話は聞けたか?」
 それまで黙っていた楓がそう聞くと、ヒナカがゆっくりと頷く。
「じゃあ今度は君の番だ。相手の笑った顔を思い浮かべて……幸せな気持ちになるだろ?」
「はい」
 ふわりと微笑んで答えたヒナカに、楓が笑う。
「うん、今の君の笑顔すげー可愛いから、大丈夫だって! まだ心配なら、これ。お守りにやるよ」
 どこからともなく取り出したのは、白いガーベラの花束。その1本を取り出して、そっとヒナカの髪に飾ってやる。花言葉は、希望・律儀・常に前進……今の君にぴったりだろ? と笑った楓を見て、ヒナカが立ち上がった。

●恋せよ、乙女
「ありがとうございます、皆さん。私、行きます!」
 ぺこりと頭を下げたヒナカを、ケルベロス達が口々に頑張ってと励まして見送った。きっと彼女は好きな人に思いを告げるだろう、その先はどうなるかわからなかったけれど、それでも彼女には悔いのない未来が待っているはずだ。そしてそれは、ケルベロス達が守った未来のひとつになるのだろう。
「あーあ、俺も愛が欲しいわ!」
 楓がだいふくと花束を抱き締めながらぼやけば、白く広い病室に穏やかな笑いが響くのだった。

作者:波多蜜花 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年3月1日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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