釧路湿原の主

作者:刑部

「第二次侵略期以前に死亡したデウスエクスを、釧路湿原の奥地から送り出しとった死神が居ったやろ?」
「テイネコロカムイだったかな?」
「そや、その『テイネコロカムイ』とか言う奴や」
 杠・千尋(浪速のヘリオライダー・en0044)は、ケルベロスの一人の回答に大きく頷く。
「ひなみくさんら、ぎょーさんのケルベロスがローラー作戦で釧路湿原の調査をしてくれた事で、こいつの動きを掴む事が出来たで」
「本当か!」
 続く千尋の言葉に、ケルベロス達から驚きの声か上がる。
 これも皆、火倶利・ひなみく(フルストレートフルハート・e10573)をはじめとした、多くのケルベロス達の努力の賜物である。

「テイネコロカムイは、サルベージしたデウスエクスを喚び出すのに儀式をしとる。それなりに時間を要する儀式の様やから、直ぐに攻撃を仕掛ければ配下を喚び出す事はでけへん筈や」
 千尋の説明に頷くケルベロス達。
「儀式をしてエインヘリアルを喚び出そうとしとるポイントはここ」
 千尋の指が地図の一点を指す。
「せやけど、この前ドラグナーを喚び出したんはもっと西の方やった筈やから、ここがテイネコロカムイの拠点っちゅー訳や無さそうや。近くに拠点がある筈やねんけどなぁ」
 つい先日、千尋自身が伝えたドラグナーのポイントとは場所か異なる様で、腕を組んで考え込んでいる。
「拠点を見つけたら、何を考えてこんな事しとったんかわかるかもしれへんけど、どんな攻撃をしてくるかわかれへんし、まぁ無謀な事して全部わやになってもしゃーないしな。無理はせんでえぇで」
 と言って考えるのを中断し、腕組みを解く千尋。

「今までずっと後手に回っとったからな。初めての先手をとるチャンスや、こんなチャンス滅多に無いから、確実に仕留めたいところや、みんな頼んだで!」
「応!」
 その千尋の声に、大きく頷くケルベロス達の瞳が輝くのだった。


参加者
岬守・響(シトゥンペカムイ・e00012)
暁星・輝凛(獅子座の斬翔騎士・e00443)
ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)
葉月・静夏(戦うことを楽しもう・e04116)
瀬戸口・灰(忘れじの・e04992)
ミハイル・アストルフォーン(えきぞちっくウェアルーラー・e17485)
アーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)
シマツ・ロクドウ(ナイトバード・e24895)

■リプレイ

●雪原
 全員で時計を合わせヘリオンから飛び出したケルベロス達が、雪に覆われた湿原に着地すると、降下中に見えた淡い魔法陣の光に向って駆け出す。
「他の方達は大丈夫でしょうか?」
「気付かれてないって事は大丈夫だろう。それより、思ったより寒い」
 黒衣を纏ったシマツ・ロクドウ(ナイトバード・e24895)が、高性能スコープを覗きながら発する小声に、ミハイル・アストルフォーン(えきぞちっくウェアルーラー・e17485)が両肩を抱える様にして震え、ボクスドラゴンの『ニオー』が主を温めようと寄り添うが、残念な事に属性的にむしろ冷たい。
「見られなかった? 大丈夫だよね?」
「夜に光の翼は危険だったわね。反省反省」
 黒狼から元の姿に戻った岬守・響(シトゥンペカムイ・e00012)が振り返ると、彼女を抱えて降下したアーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)が、コツンと自分の頭を叩いて小さく舌を出す。
 シマツは黒衣を掛けて翼の光を消したが、アーシィは対策をしていなかったので、月明かりがあるとは言え、目立つ事は否めない。
 テイネコロカムイが此方を見上げた様な気がして響が慌てて指摘し、翼を収納して落下した為、少し遠い場所に落ちたが、儀式を続行しているところを見ると、気付かれてはいなさそうだった。
(「ここは冷たくて暗い……まるで白い海みたいだ」)
 月明かりに照らされる雪原を見て、ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)がそんな事を考えていると、
「ミハイルとシマツだな、合流しよう」
 ウイングキャットの『夜朱』に袖をひっぱられた瀬戸口・灰(忘れじの・e04992)が、魔法陣の近くで身を潜める2人を見つけ、身をかがめて近づく。
「悠長に詠唱なんかしちゃって、ここで倒して、色々探らせてもらうよ!」
「瀬戸口くん達が居ないって事は反対側にいるんだよね? むしろ包囲し易くていいかも」
 響達と合流した葉月・静夏(戦うことを楽しもう・e04116)が、魔法陣を前に杖を掲げるテイネコロカムイを睨み、暁星・輝凛(獅子座の斬翔騎士・e00443)がアーシィに語り掛け、彼女が頷いた瞬間5分経過を告げる震動。
 ケルベロス達はぬかるんだ地面を蹴って一斉に飛び出した。

●奇襲
「一番手いっただきー!」
「なにっ!?」
 最初にテイネコロカムイの視界に飛び込んで来たのは、腰に佩いた『星河』の柄に手を掛け、歯を見せて笑うアーシィ。
 光源の近くで周囲が闇だと視界が狭くなる。
 テイネコロカムイからすればいきなり闇から飛び出して来た形だ。
「何処から……」
 遮蔽物の無い湿原の真ん中、ケルベロス達の落下音が湿原故に響かなかった事、様々な事がプラスに働き、狼狽するテイネコロカムイに次々と闇から襲い掛かられる。
「どうして釧路湿原なんだ?」
「どうも、テイネコロカムイさん。シマツです。……では殺しますね」
 輝凛が形成したフォトンビットが闇を裂く様に乱れ飛び、その光を増す様に光の粒子となって光速の斬撃を浴びせたシマツが、いい笑顔で挨拶してお辞儀する。
「速攻だ。来たれ悪鬼羅刹、薙ぎ払え鬼武者!」
 そのシマツを一瞥する暇も無く、ミハイルの喚ぶ般若面の鎧武者が太刀を振り下ろし、ニオーがブレスを浴びせる。
「湿原の神様、俺達はあんたの死を看取りに来たんだ。洗いざらい全部吐いて安らかに消えていけ」
「逢えるのを楽しみにしていたわよ、テイネコロカムイ!」
 夜朱がその翼を羽ばたかせて浄化の風を送る中、灰が展開した網状の霊力が蜘蛛の巣の如くテイネコロカムイを縛り、静夏が大鉄塊管を叩き込んだ。
(「これが―テイネコロカムイ」)
 その姿を間近で確認したウォーレンが、オウガ粒子を放出しながら響の方を見る。
「私の事覚えてるかな? ……覚えてなくてもいいよ。小狐が、牙を研いで報復に来た」
 その響がテイネコロカムイが被る毛皮を見ながら問い、斬撃を見舞う。
 ケルベロス達の怒涛の攻撃に、テイネコロカムイは反撃する隙すら見いだせず包囲され、追い込まれてしまった。
「こんな……」
 テイネコロカムイはギリッと歯噛みし、『8つの紅玉が付いた丸い額飾り』に掌を押しつけた。
 ――!!
 それが発動条件だったのだろう。空間が歪み、テイネコロカムイの足元に入口が開くと、その体が落ちる様に穴へと消える。
「なんなの!?」
「魔空回廊なのか?」
 得物が空振った静夏が声を上げ灰が声を上げると、どうする? と、輝凛達の視線が交錯する。
「追いましょう。まだ誰も怪我をしていないし、何も掴めていない。次は奇襲も出来ないよね?」
 断を下したのはウォーレン。言うや否やその穴に跳び込むと、頷き合った静夏達も続く。

●回廊
「追って来るの!」
 回廊の中、振り返って舌打ちしたテイネコロカムイが杖で足元を打つと、骨で出来た狼が次々と現れケルベロス達に踊り掛ってゆく。
「逃がさないんだよ」
 飛び掛って来た骨狼に『サマユンクル』を叩きつけて粉砕した響が歩を早め、もう1体の骨狼は、
「こんなもので私を止めれるなんて思わないことね」
 跳躍した静夏が振り下ろした【たおす】と書かれた標識に叩きつけられ、シマツが『虎刀』の刃を突き刺して砕く。
「……それ程強くは……魔空回廊ではないのでしょうか?」
 グラビティで生み出されたモノとは言え、魔空回廊なら三倍の強さの筈。そこまでの手応えを感じず、そんな感想を漏らすシマツ。
「喚び出されたのを相手してばかりで、本人に合うのはこれがお初だと言うのに、つれないじゃないか。もう少し相手してくれよ」
 頭にしがみつく夜朱を押さえて骨狼に蹴りを叩き込んだ灰が、駆けるテイネコロカムイの背に向って言うと、
「今なら見逃してやる! これ以上付いて来るな。きっと後悔するわよ!」
 振り返ったテイネコロカムイは再び杖で地面を打ち、骨狼を嗾ける。
「小さなダメージでも数があれば侮れないね。先も読めないし早めに……」
 ウォーレンが花神の祝福によって、骨狼に穿たれた仲間の傷を癒す中、
「それもそうだね。じゃあ帰ろっか? ってなると思う?」
「ならないならない。熱湯風呂の押すなよと同じ台詞だと思うね」
 アーシィとミハイルは、ニオーの援護もあり駆ける速度を些かも緩める事無く、骨狼を排除して追い縋る。
「いつまでも同じことを繰り返して……お前の狙いはなんだよ、テイネコロカムイ!」
 輝凛の放った気咬弾がテイネコロカムイの背で爆ぜ、テイネコロカムイはケルベロス達を一瞥するが、次の瞬間開いた穴に身を投じる。
「あれは……」
「ええい、ままよ……」
 今更引き返すと言う選択肢はない。
 輝凛達は覚悟を決め、その穴へと飛び込んだ。

●鳥籠
「ここは……」
 胸に何か分からない焦燥を抱きながらウォーレンが呟く。
 穴の先の世界を表現するなら、宇宙空間とでも表現するのか正しいのか? 暗い闇の中に小さな光があり、虚無の中にも空間を感じられるその世界。
 テイネコロカムイとケルベロス達は、その世界に浮遊する『鳥籠』の中へと飛び出していた。
 見れば周囲にも同じ様な鳥籠……ゴシック風と言うのが正しいのか、円筒状で上部が半球状になった豪奢な鳥籠がいくつも浮遊している。
「おお! 援軍か!」
「テイネコロカムイ!」
 その他の鳥籠からテイネコロカムイの名を呼ぶ声と、籠を揺らしているのだろうガシャガシャと金属音が響く。
「檻……いや鳥籠か?」
「他の鳥籠に居るのも死神達だよね?」
 辺りを見回した灰がなんとか言葉を絞り出すと、ミハイルが確認する様に呟いた。
 鳥籠はざっと見て40個以上。
 どの鳥籠にも形状や容姿の異なる者達が捕えられている様子で、ミハイルの言う通りおそらく死神なのだろう。
「あそこの鳥籠に捕えられているのはヴァルキュリアではないですか?」
 シマツが指す方を見ると彼女の言う通り光の翼を持つ者がおり、改めて見回すと10人には満たぬものの、鳥籠に捕われるヴァルキュリアの姿が見てとれた。
「一体どういう事や!?」
 アーシィの問いに答える事が出来る者は居ない。
 ケルベロス達がその空間に圧倒されている間に、テイネコロカムイは必死に鳥籠の扉を開けようとするが、扉は頑として開かない。
「くそっ……どうしてこんな事に」
 ドン! と扉を叩いてケルベロス達に向き直ったテイネコロカムイは、杖で鳥籠の床を叩いてケルベロス達に骨狼を嗾ける。
「考察は後よ。出られないみたいだし、ここで片付ける」
「あぁそうだね。先ずは目の前の敵だ」
 オーラを増した静夏が骨狼を叩き潰しながら前進し、『AL023L オリハルコンネイル陰』ともう一本のナイフを逆手に構えた輝凛も、踊る様に骨狼を屠り他の者達が続く。
「テイネコロカムイ!」
「何をする!」
 周囲の鳥籠から怒声が上がり、格子が激しく揺さぶられて音を立てると、周囲の鳥籠からケルベロス達目掛けて次々と攻撃が飛ぶ。
「まずい……よね?」
 その数に、直ぐに回復を飛ばせる体勢のまま思わず呟いたウォーレンの前で、飛んで来たグラビティは鳥籠に当たると、壁があるかの様に霧散した。
「これは……グラビティが無効化されてるんだよね?」
 直近で花火を見ているかの様に爆ぜるグラビティを見た響が声を上げた様に、鳥籠は全てのグラビティを遮断していた。
「じゃあ敵はテイネコロカムイだけだね。戦場で私の前に立ちはだかるというのなら……一気に行くよっ!」
「此処の話はあいつらに聞くとしよう。アンタはここで欠片も残さず、砕けちまいな」
 アーシィが冷気を纏った刃を振るい、灰の攻撃が無残に叩き込まれる。
「こんなはずじゃなかったのに!」
 その灰に杖頭を叩き付け、咆えたテイネコロカムイだったが、夜朱が直ぐに付与された毒を霧散し、
「思い描いた通りの未来を歩む人の方が稀だろう」
 涼しい顔をしたウォーレンがカラフルな爆煙を起して味方を鼓舞する。その間にも周囲の鳥籠から怒声と共に攻撃が飛ぶが、鳥籠に阻まれ一切の影響を及ぼさない。
「汝は悪鬼羅刹、抜刀一閃!」
 ニオーのブレスと共にミハイルの喚んだ般若面の鎧武者の一閃に、よろめいたテイネコロカムイを突き抜ける光の粒子。
「……斬らせて頂きました」
 背後で突き抜けた光の粒子がシマツに戻る中、
「――此れより我が身は雷。地を侵す神々よ。畏れよ。魔神の国を灼いた雷にて、この世界から疾く消え去れ!」
「ぐあぁぁっ、思い出した小娘、お前はこの毛皮の……」
 雷神の力を輝く衣の如く纏った響が突っ込むと、テイネコロカムイが被る毛皮ごと焼け、何かを言おうとしたまま白い煙を上げて崩れ落ちた。
「おおおおおぉ!」
「あああ!」
 テイネコロカムイの敗北と共に、周りの鳥籠から悲鳴とも嗚咽ともつかぬ声が響き、次々と攻撃が飛んでくる。

●真実
 攻撃が無駄と分かると段々とその数が減り、格子を掴んだ各鳥籠の主から怨嗟の視線を向けられるケルベロス達。
「ヴァルキュリアの人達は助けられないのだろうか?」
「けどこの鳥籠、中から開けれないんじゃない? わっ!」
 ヴァルキュリアらしき人物が捕えられている鳥籠を見上げたミハイルが言うと、静夏がそう返して鳥籠の扉に手を触れた瞬間、扉は鍵など掛って居なかったかの様に開き、同時に鳥籠が傾いて押し出されるケルベロス達。
 鳥籠の中のヴァルキュリア達は、それを見て微かに微笑んだ後……。
 同じく鳥籠の中の死神達と共に、次々とグラビティによる攻撃を浴びせてきた!
 輝凛が飛ばした気咬弾を初め、一番近くの鳥籠目掛けて反撃するケルベロス達だったが、やはり鳥籠はグラビティを通さない様で、鳥籠に当たって霧散する。
「痛ぅ、鳥籠に戻れっ!」
 鳥籠の外には威力が減じるのか、見掛けほどの威力は無いが、なにせ数が数である。
 味方を庇いながら灰が叫び、慌てて鳥籠に戻るケルベロス達。最後まで味方を守ったニオーが飛び込むと、響が扉を閉じ再び傾きが収まり、ウォーレンと夜朱が回復して回る。
「あなたはヴァルキュリアだよね? どうしてこんな所に捕われているのかな?」
「……」
 そんな中、近くを浮遊する鳥籠の中の者に光の翼を認めたアーシィが声を上げた。
 その問いに捕われしヴァルキュリアは沈黙を守ったが、
「レギンレイヴ様こそ死者の泉を見つけ出したヴァルキュリア。彼女こそ我らの支配者となるべき御方」
 格子を鳴らして声を上げる死神。
「死者の泉を見つけ出した……」
 シマツが死神の言葉を繰り返す。
 超古代、アスガルドの神々がヴァルキュリアに命じ、デスバレスに通じる『死者の泉』からエインヘリアルを持ち出した事で、死神はこの宇宙へと染み出すようになったと……。
「そのレギンレイヴさんはここに居られるのかな?」
 ウォーレンの発した声に、死神やヴァルキュリアの視線が1つの鳥籠に向けられる。
 その鳥籠の中に、見掛けは10歳程と思われる長い黒髪のヴァルキュリアが居り、ゆっくりとその瞳を開いてケルベロス達を見据えた。
「テイネコロカムイが言っていたな。牢獄の外の世界には、定命の者が無数に蠢いていると……」
 まるで臣下に接する王の様に口を開いたレギンレイヴ。
 それに対し口を開こうとしたケルベロス達を手で遮り、
「言葉は要らぬ。汝らがこのレギンレイヴに捧げるべきは、死とグラビティ・チェインのみ。汝ら定命の者は、全て、我らが『世界の全てに復讐する』為の尖兵、エインヘリアルになるのだ」
 レギンレイヴの宣言と同時に、死神からもヴァルキュリアからも、
「おお、我らが主、レギンレイヴ様!」
「全ての死を我らがしもべに!」
 と、周囲の鳥籠から歓声が上がり波涛の如く熱気がうねってゆくのが分かる。
「うわっと、やっぱりこれが鍵なんだよね」
 その歓声の中、響がテイネコロカムイの額飾りを拾い上げると、ここに飛び込んで来た時と同じく空間に穴が開き、それを見て額を突き合わせるケルベロス達。
「よし、あの穴から撤退できそうだね」
「急ぎ戻ってこの事を報告し善後策を練らないといけないよね」
 輝凛とウォーレンの言葉に皆が頷き、
「とりあえずこの鳥籠は、捕われている対象者以外は出入りが可能な様だ」
「という事は、エインヘリアルとか他のデウスエクスがここの存在を知ったら、彼らを戦力に組み込んでしまう可能性もあるって事だよね?」
 灰とミハイルが言葉を続けると、
「それにレギンレイヴは『世界の全てに復讐する』と言ってました」
「今は出れない様だけど、放置するのは危険だよね」
 シマツとアーシィが顔を見合わせる。
「響ちゃんの持ってるアレがあったらまた来れそうだし、情報の分析は帰ってからでいいよ。急いで戻ろう」
 静夏の言葉に、響の持つテイネコロカムイの額飾りに視線が集まり、再び見合って頷き合うケルベロス達は、レギンレイヴを褒め称える死神やヴァルキュリア達の声を背に、穴に飛び込んだのだった。

作者:刑部 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年3月2日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 35/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 0
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