オレンジ色のハイビームが縦横無尽に駆け巡る。騒音と紙一重の大音量ダンスミュージック。低音が腹に響き、隣の声すら微かにしか届かない。
クラブに集うのは、多種多様な化け物――の姿をした少年少女達だ。
そう、今夜はハロウィンパーティ。誰もが怪物に扮し狂ったような笑い声を上げている。
そこに、本物の化け物が紛れていることも知らずに。
ジャック・オー・ランタンの南瓜を被った少年が、両手を上げて大声で笑った。
「踊れ踊れ! レッツパーリィナイ!!」
隣にいたゾンビメイクの少女が、それにノって歓声と――悲鳴を上げる。
「イエーイ! ハッピーハロ……きゃああああああ!」
少女の腹を締め上げたのは蔓触手。仮装の一部のような蔓がしゅるりと伸びて、周囲の人々を巻き込んでいく。鳴りやまない音楽に苦悶の悲鳴が重なった。
蔓は南瓜頭の少年から伸びていた。正確に言えば、その腕が蔓触手となって伸びている。
攻性植物をその身に宿した少年は、踊るように両腕を振り回す。
走るビートに合わせて、残虐な夜が始まった。
事件が起きるのは茨城県かすみがうら市。近年急激に発展した若者の街は、煌びやかな反面で深い闇を抱え始めていた。
「若者グループの抗争事件が多いみたいですー。今回は敵対するグループが開催するクラブパーティを叩こうってお話しなんですが……」
笹島・ねむ(ウェアライダーのヘリオライダー・en0003)はそう言って、困ったように首を傾げた。ただの勢力争いならば、ケルベロス達が関わる事件にはならない。しかし、攻性植物の果実を受け入れ異形化した者がいるのであれば。
「デウスエクス・ユグドラシル。そう、みんなの出番ですっ」
現場は繁華街の一角にあるクラブ。ある若者グループが主催するハロウィンパーティだ。
「攻性植物の少年はパーティの主催者と敵対するグループに所属してますが、今夜はジャック・オー・ランタンの仮装で参加者に紛れ込んでいます」
南瓜頭を被り、腰までのマントは黒。手に南瓜の蔓を伸ばしているので、見ればすぐにわかるだろう。
「敵の攻撃は、腕が触手みたいに伸びた蔓で近くの人達を締め上げるのと、ピカーって光るのもあるみたいです。どれもとっても強力です!」
その他に自身の怪我を癒すこともあり、それは不調への耐性も付加されるようだった。
室内は明るく、広さも十分にあるので戦場には申し分ない。
「潜入は仮装しても良いし、しなくてもケルベロスの仮装で通ります」
どちらでも問題はないとねむは太鼓判を押した。
「実はこのクラブ、違法なこともやっていそうな感じですー。だけど、みんなはダメ、絶対! ねむとのお約束なのですよー」
メッと人差し指を立てて念を押す。深夜にも関わらず集う若者達は未成年の少年少女ばかりなため、飲酒喫煙も避けるべきだろう。
攻性植物を撃破した後は、少年少女達に家へ帰るよう叱っても良いし、そのままにしてもかまわない。放置しても事件を知った警察がそのうち来るので、朝までには家に帰されることだろう。
「ちょっとヤンチャですけど、根は悪くない子たちです。対応はお任せしますね」
何よりも、未然に被害を防いで欲しいのだ。それはケルベロスにしかできないこと。
「みんなの力を貸してください。ねむも気持ちだけは一緒にクラブへ潜入しまーす!」
言って彼女は、オレンジ色の魔女帽子をぽふりとパンダ耳の頭に乗せた。
参加者 | |
---|---|
シャロート・ヴォールコフ(妹が好きすぎて朝も起きれない・e00987) |
ヴィ・セルリアンブルー(青嵐の鎧装騎兵・e02187) |
桐ヶ谷・李音(空に焦がれる・e04781) |
香坂・雪斗(スノードロップ・e04791) |
ジャック・スプモーニ(死に損ないのジャック・e13073) |
佐々木・恋(自然を愛するインドア派・e13838) |
相摸・一(刺突・e14086) |
ジャック・ランプ(カボチャ頭・e14418) |
●Trick or Treat
地下フロアに続くドアを開けると、騒音に近い音楽と笑い声がぶつかって来た。黒いとんがり帽子の魔女は、音と雰囲気に圧倒されたように足を止める。クラブのハロウィンパーティは、普段は家でまったり派の佐々木・恋(自然を愛するインドア派・e13838)にとって少しばかり刺激が強かったのだろう。魔女のマントに添えた指が、布の端をぎゅっと握りしめる。
「トリックオアトリート!」
「えっ……あ! トリートでっ」
通りすがりの小悪魔少女の言葉に慌てて返せば、お菓子を求める悪戯な手が髪飾りに伸びた。
「だめ、あげないよ! このアメは私の大事な非常食なのっ!」
ホンモノだとは思わなかったらしく目を丸くした小悪魔少女の前に、シュークリームが差し出される。
「お菓子なら、これをいかがですか?」
「サンキュー!」
小悪魔少女にお菓子を手渡した相摸・一(刺突・e14086)は、周囲とハロウィンの挨拶をかわしながら、籠のお菓子を配って歩く。他に思いつかなかったという理由のキョンシーの仮装は服装のみでメイクのない顔は素顔のままだったが、額に貼った札が彼の顔を隠していた。
一は札を捲りさり気ない仕草で辺りを探る。その目に映るのはふたつの南瓜。とんがり帽子の魔女からの合図を受け取れる位置を保ちながら、ゆっくりと、そして確実に近づいて行った。
オレンジ色のライトの中、南瓜頭をしたジャック・スプモーニ(死に損ないのジャック・e13073)は完全に周囲の雰囲気に馴染んでいた。
「やべぇ、マジ南瓜!」
囚人服の少年が指を差して感嘆の声を上げるが、ジャック・スプモーニは南瓜頭に被ったハットを指で押し上げ紳士的に会釈をしてすれ違う。昨日今日の付け焼刃ではない南瓜頭は、既に仮装のよう。常のままで潜入して何の違和感もないものだった。
「目には目を歯には歯を、南瓜頭には南瓜頭を……奇妙な巡り合わせもあるものです」
静かに呟く言葉の先に、もうひとつの南瓜頭があった。ジャック・オー・ランタンの仮装をした少年――標的だ。ジャック・スプモーニは懐から手配書を取り出して似顔絵を描く。もしも見失った時のために、ウォンテッドの力が成された。
●Let's party!
先に入った3人が敵を補足し、時間を置いて5人が潜入する作戦は、時間がかかるものの場の空気を壊さずに罠を張るには良法だった。3人が入った後、少し間を置いて階段を下りる彼らの足元を一が置いていったランプが照らす。
「若い子らが遅い時間にこんなところにおるんは、ちょっと心配やね……」
探偵姿の香坂・雪斗(スノードロップ・e04791)が、地下フロアの少年少女達を眺めて小さく嘆息した。緑の瞳に映るのは、狂ったように騒ぐ10代の子ども達の姿。そう、こんな夜更けに集う彼らは、まだ保護されるべき子どもなのだ。童顔で年若く見られがちな雪斗はハイティーンの若者に紛れても違和感を醸すことはなかったが、大人のひとりとして彼らと話したいと思う。だがそれは敵を片づけてからになるだろう。雪斗は続く仲間たちの姿を確認すると、インバネスコートをふわりと翻して先行組を追った。
ヘリオンに乗るその時から、ずっと変わらない思いがある。
「ハロウィンはみんなで楽しむもの!! 他人に迷惑をかけるのはハッピーじゃないよ」
同じ南瓜頭が起こす事件に憤りを隠せないのは、3人目の南瓜頭のジャック・ランプ(カボチャ頭・e14418)。彼の頭はいつも被っている南瓜の被りものままだが、それハロウィン仮装としてもパーフェクトな姿だった。
ハッピーハロウィンをバッドハロウィンに変える悪い南瓜には、アレが必要だろう。何せ今日はハロウィンパーティだ。
「……どんなイタズラしようかな?」
南瓜で隠れた口元に不敵な笑みを浮かべ、楽し気な足取りで人の間を擦り抜ける。
ボロボロの黒いマントを纏った死神が、先行組を追ってフロアに足を踏み入れる。シルバーアクセサリーを身に着けた桐ヶ谷・李音(空に焦がれる・e04781)の仮装の選択は、今日の仕事に合わせたものだった。
「仮装しながらの仕事なんて、楽しみですね~」
剣呑な仮装とは逆に、ぽややと緩い微笑みを零した。しかし、彼の実態はケルベロス。その姿と同じく死を司る。もちろん狩るのは人命ではなく攻性植物――デウスエクスの魂だ。李音はハロウィンの雰囲気を楽しみながら、本当のパーティの始まりを待つ。
青紫のとんがり帽子とローブとマントの魔法使いのシャロート・ヴォールコフ(妹が好きすぎて朝も起きれない・e00987)は、踊り騒ぐ周囲に合わせて積極的に交流して歩いていた。パーティに参加する少年達の誰もが彼を同じチームの仲間だと思ってしまうくらい、その場の雰囲気に馴染んでいる。
「いいなその服っ」
彼を見て足を止めたゴスロリ天使に、シャロートはノリ良く応じてお菓子を配った。
「とりっくおあとりーと! まほうつかいです、よろ!」
後で君を助ける魔法使いです。とは名乗らずに。もうすぐやって来る混乱の時に備えて、彼は敢えて南瓜を追わない。
一番最後にフロアに降りたのはヴィ・セルリアンブルー(青嵐の鎧装騎兵・e02187)。
巫女の装いに銃と提灯お化けを携える混沌とした姿とは裏腹に、素早くフロアを見渡して敵を追いつめる配置を頭に叩き込んだ。
流れる音楽がひときわ早いビートを刻んだ。爆音のダンスミュージックに乗せて体を揺らす少年たちが歓声をあげ、ヴィの口元に笑みが浮かぶ。
「ハロウィンは楽しくないとダメだよな!」
だから、邪魔者は退場させるべきだろう。パチリと片目を閉じてアイズフォンを起動させると、先行する恋に『本当のパーティの始まり』を告げた。
ジャック・オー・ランタンに扮した攻性植物の少年は、フロアの中央を目指していた。その場所が、最も効果的に大人数を巻き込めるからだ。その後ろを恋、一、ジャック・スプモーニの3人がさり気ない距離を保って追っている。
先行組をじっと見ていた雪斗の目に、黒い帽子の魔女が高く上げた手を振るのが見えた――奇襲の合図だ。雪斗は間髪入れずに声を上げる。
「さあ、パーティの始まりや!」
音楽と笑い声の喧噪を縫って、割り込みヴォイスを使った雪斗の声がケルベロス達の耳に飛び込んだ。
●Bloody Jack
奇襲は速やかに行われた。ファミリアシュートが、ジグザグスラッシュが、旋刃脚が南瓜頭の攻性植物を襲った。
「うぎゃあああ!」
南瓜の奥から悲鳴が上がり、周囲の笑い声がピタリと止んだ。
シャロートは大きく息を吸い込むと周り中に聴こえるよう警告を発した。
「敵対グループの襲撃だー! あっちの入り口から逃げなきゃー!」
抗争に慣れた少年達が、弾かれたように動き出す。雪斗は彼らを庇うように立ち、遠距離から竜語魔法を撃った。幻影のドラゴンが攻性植物を直撃し、その腕を焼く。
「早く逃げろ!」
ヴィの呼びかけに、入口近くの少女2人が手を取り合って階段へ走った。避難を見届ける暇もなく、彼は前線へ駆けながらアームフォードの主砲を放つ。同じく最前線に出た李音のブラックスライムがぐにゃりと広がり、敵を丸呑みにしようと襲い掛かる。攻性植物は人の関節にはあり得ない方向に体を曲げてそのふたつの攻撃を避けると、南瓜の仮面の下の目をギラリと強く光らせた。そこにあるのは、敵意と戦意。
腕から伸びた蔦が持ち上げられ、眼前の邪魔者を排除しようと振り下ろされる、その直前。
「Happy Halloween!」
軽快な声で発動したグラビティはプレゼントボックスの形を成して攻性植物の目の前に贈られた。果たして飛び出すのは悪戯かお菓子か。
「イタズラ開始だよ♪」
敵の背後に回り込んだジャック・ランプが、プレゼントボックスの種明かしをして笑った。箱から飛び出す攻撃を受け取った攻性植物が苦痛の声を上げる。
完全に不意を討たれた攻性植物が反撃の態勢を取る間に、一般人の避難は終了しようとしていた。慌てて転倒したナース服の少女を助け起こしたシャロートは、そのまま彼女の手を引いて安全な出口まで送り届ける。
「転ばないように気をつけて。僕は、ちょっと行ってくるね」
戦列に加わるため人に踵を返すその後ろ姿は、見惚れる少女が続出するほど罪作りなものだった。
「全員グチャグチャにしてやるつもりだったのに。テメェらのせいで、逃げられたじゃねぇか」
攻性植物の南瓜頭が体を隠していたマントを跳ね上げ、ギリリと悔し気な声を上げた。その声は少年のもの。しかし両腕は異形。寄り合わさった蔦の塊になっている。
「この力で俺たちのチームがトップに立つんだ。邪魔をするな!」
「体を張るのは結構だが。やり方を間違えればただの無謀だな」
敵の逃走を阻む位置に回り込んだ一が、顔の前に垂れるキョンシーのお札を引き千切り、顔を顰めた。
「俺達は逃げません。さぁ、ここからがホントのパーティですよ!」
死神にふさわしいく、簒奪者の鎌を振りかぶった李音が攻性植物に攻撃をしかける。攻性植物は体を投げ出すように転がって一撃を避けた。続くジャック・ランプの地烈撃と一のセイクリッドダークネスも、跳ねる体をかすめるのみ。しかし。
「全部お見通しやで」
探偵の如き慧眼で、雪斗が敵の着地点に局地的な猛吹雪を巻き起こした。六花の舞の直撃を受けた攻性植物がうめき声を上げる。
「まずはテメェらからやってやる……!」
吠えた攻性植物が両腕の蔦を大きく薙ぎ払い、前衛を打ち据える。クラッシャーを庇ったヴィとジャック・スプモーニのふたりの体に蔦が絡み動きを阻んだ。捕縛の力が働いていた。
「耐性を付けられる前に、動きにくくしてあげます!」
バッドステータスを付与は、ジャマーを担う恋の本領だ。杖から迸る雷撃が攻性植物にパラライズを付す。だが、それだけでは敵の動きは阻み切れなかった。攻性植物の南瓜頭が光り、雪斗の左腕を炎に包んだ。
互いに動きを阻害し合う戦いの中、敵からの攻撃はダメージが大きいが、こちらからのダメージがなかなか通らない。このまま膠着した戦いになるかと思われた時、戦況を変えたのは、シャロートのサークレットチェインだった。
「こんな格好してくるくらいだからハロウィン好きなんでしょう。どーして暴れるのかな」
楽しいパーティを台無しにした南瓜頭に嘆息して、シャロートは前衛に癒しを施す。魔法陣の力が負のエフェクトを打ち破るが大きな傷が治るまでには至らず、雪斗がメディカルレインで癒しを補う。
力を得たヴィが全力で主砲を放ち、今夜は愛用のリボルバー銃を抜かないと決めたジャック・スプモーニが惨殺ナイフを手に駆けた。次々に襲い掛かる攻撃を攻性植物は避けきれない。
「アハッ、じゃあね、また来世で!」
戦闘の高揚に身を浸した李音はが鎌を振り下ろし、一の蹴りが攻性植物の急所を貫いた。横倒しになった攻性植物の南瓜頭が脱げて、少年の顔が現れた。両腕の蔦は頬にまで達し、人相は判別できない。フロアに流れるダンスミュージックに合わせて腕が跳ねたのは、尽きないデウスエクスの戦意だったのか、ハロウィンパーティを楽しむ少年らしい心だったのか。しかしそれもすぐに溶けて消えた。それが、彼の最期だった。
●Happy Halloween Night
彼らが地上に上がると、建物の外には少年達が集っていた。
「今日のパーティはもうおしまいですよ」
ジャック・スプモーニは彼らに早く帰るように釘を刺した。雪斗も年長者の優しさで諭す。
「パーティが楽しいのはわかるけど、ご家族を心配させたらあかんよ。さ、夜も遅いし、はよ帰り」
少年たちは警戒しているのか、まだ帰る気がないのか、遠巻きにざわつくだけで動こうとしなかった。一は彼らと同じ年頃のお転婆な主人を思い出す。
「子どもはそういうものか」
溜息をつきながら帽子を取り、野薔薇の蔦と葉だけが絡む漆黒の髪を掻き混ぜる。
「あ、あのっ! 夜遅くまで居るのとか、その……こっそり悪い事するのはダメなんだよっ。早くおうちに帰ってねっ」
矢継ぎ早に行って、恋は駆け足でその場を離れた。内向的な性質の彼女にとっては、精一杯の勇気だろう。次に歩み寄ったのはシャロートだ。柔らかな口調で微笑みかける。
「今度一緒にカフェラテでも飲みに行かない? 美味しいブリュレの店知ってるんだ」
怖い思いをした子達への彼らしいアフアーケアだ。
「あ~、こんだけ暴れたし警察とか来そうですよね。見つからないうちに帰った方がいいんじゃないですかぁ~?」
李音が言う通り、近くの路地に警察官の姿が見えた。補導される年頃の少年達が慌てて帰り支度を始める。そんな中、警察官から真っ先に声をかけられたのは、なぜかヴィ。
「うわ、お巡りさん俺は別に怪しく……」
言い訳途中にふと気づいた自分の姿――銃と唐傘提灯を携える巫女服19歳男子。
「怪しく見えるけど! ……怪しくないんだー!」
苦しい言い訳はケルベロスであることが判明するまで続いたという。
パンパンに膨らんだ袋を手にして、ジャック・ランプは南瓜の下で頬を緩ませた。くふくふと笑いだしそうな様子に、ジャック・スプモーニが南瓜を傾げる。
「どうしましたか」
「潜入した時に貰ったお菓子、こんなに沢山!」
ふたつの南瓜頭の前には、溢れるほどのお菓子があった。旅団の仲間へのお土産に十分な収穫だ。
「ハロウィンは楽しくなくちゃ♪」
自分の頭を覆う南瓜とは別の、ジャック・オー・ランタンを模した被り物も、お菓子と一緒に袋へ詰めた。
楽しいハロウィンを、これからみんなで迎えるために。
作者:三咲ひろの |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2015年10月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 4
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