映画はDVDのみで十分!?

作者:ハル

●とあるアパートの一室にて
 部屋の中は、明かりが消されて真っ暗であった。しかし、ある一点だけ、光源が残されている。
 それは、一台のテレビ。テレビからは、一年ほど前に話題になった、某恐竜映画が流されている。その映画はレンタルショップで借りたものであり、テレビの前には八人の男女が肩を並べ、一心に画面を見ていた。
 やがて、映画がエンディングを迎えると、自然と男女の視線はある方向を向く。そこには、異形の鳥人の姿。しかし、心酔したように鳥人ビルシャナを見つめる男女――――信者達の瞳には、異形を気にした様子は見られなかった。
「映画館ってなんだ、あれは? 二千円近くも取るほどの価値があるのか? いや! ない!!」
 反語を用いつつ、ビルシャナは力強く語る。
「映画はレンタルDVDで十分! わざわざ映画館まで見に行く必要なんてない!!」
「その通りです!」
 ビルシャナの宣言に、信者からパチパチと拍手が鳴った。


「皆さんは、映画はお好きですか? 映画館の独特の空気も、家でまったりと見るのもいいですよね。ちなみに私は、断然映画館派です。ポップコーン大好きですから」
 少し話が逸れてしまいましたね……そう前置きしつつ、セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は本題を告げる。
「佐藤・非正規雇用(オチ武者・e07700)さんが調査された結果、とあるアパートにてビルシャナの出現が確認されました」
 今回も例の如く、ビルシャナ大菩薩から飛び去った光の影響によって、ビルシャナ化してしまった元人間が相手になる。
 ビルシャナは、映画はレンタルDVDだけで十分だと強く主張しているらしい。
「皆さんには、ビルシャナ化した元人間とその配下と戦って、撃破してもらうことになります。このビルシャナ化した人間が、周囲の人間に自分の考えを布教して、配下を増やそうとしている所に乗り込む形となります」
 ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、ほうっておくと一般人は配下になってしまう。
 ここで、ビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれない。  
「また、ビルシャナの配下となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば元に戻るので、救出は可能ですが、配下が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」
 そこで、セリカは一息つき、先を続ける。
「ビルシャナは、破壊の光や経文、孔雀形の炎を放って攻撃してきます。信者の方々は八人で、戦闘力は高くありません。しかし、倒すと死んでしまうので、手加減してあげるといいでしょう」
 セリカは資料を捲りつつ、
「信者の方々はビルシャナの教義に、深い共感を覚えているようです。なので、やはりインパクトが重要ですね。映画には、DVDだけでは伝わってこない魅力もあるはずです」
 最後に、セリカは姿勢を正しつつ、言った。
「ビルシャナ化した当人は救えませんが、これ以上の被害拡大を防ぐため、どうかお力をお貸しください。映画は、皆で楽しい時間を共有できる素敵なものだと思いますから……」
 いろいろな価値観が認められるからこそ、数え切れない程の映画がこの世には存在しているのだ。


参加者
ミリア・シェルテッド(ドリアッドのウィッチドクター・e00892)
夜乃崎・也太(ガンズアンドフェイク・e01418)
字魅・嵐(空を舞う蒼翼の獄炎竜・e04820)
佐藤・非正規雇用(オチ武者・e07700)
リン・グレーム(銃鬼・e09131)
深海・小熊(旅館の看板娘・e24239)
御幸・鏡花(毒島アパート在住・e24888)
柊・詩帆(怠魔師・e26972)

■リプレイ


「この部屋で間違いないっすね。ま、映画の魅力ってやつを教えてあげるとしますかねぇ」
 ビルシャナが潜伏しているアパートのドアの前に立ち、リン・グレーム(銃鬼・e09131) が呟く。
 それを受け、他のケルベロス達も部屋を間違えていないかを確認して頷いた。耳を澄ませば、確かに部屋の中からは複数人の気配や、有名な映画音楽などが聞こえてくる。
「いやー、映画館で見る映画はいいっすね!」
 部屋の中に向けて、リンが気持ち大きな声で言うと、中からはドタドタと慌てた足音が聞こえてくる。勢いをそのままに部屋のドアが開き、ビルシャナとその信者が顔を出す。
「い、今のは聞き間違えか!? 映画館などというふざけた金の亡者共の名称が聞こえてきたが?!」
「薄暗い部屋でテレビを見たら目に悪い、とは言いますが……なんででしたっけ?」
 顔色を変えて問うてくるビルシャナを気にする風もなく、ミリア・シェルテッド(ドリアッドのウィッチドクター・e00892) はその横を抜け、勝手に部屋の中入っていく。そして、何食わぬ顔で部屋に明かりを灯した。
 その後に続いて、他のケルベロス達もゾロゾロと部屋に入っていく。
「く、貴様ら! ケルベロスか!」
 ここまで来れば、ビルシャナもケルベロス達の正体を察したようだ。敵意の眼差しで睨み付けてくる。そして、ビルシャナを守るように、信者達がその前に立ち塞がった。
 ビルシャナ達とケルベロスは、狭い部屋の中で真っ向から対立する。
 そんな一触即発の空気の中、最初に口を開いたのはミリアだ。レンタルDVDしか認めていないんですってね? そう前置きしつつ、ミリアは言う。
「レンタルって、監督というか製作者にお金入りませんよ? 製作者にお布施できませんよ? お布施がないと、製作者の方々はお金が無くて次の映画が作れなくて、借りる映画もなくなりますよ? お布施の意味があるから、同じ内容でも5回10回と見る猛者が居るんですよ?」
 ビルシャナ達とて、映画が好きな事に変わりはない。しかし、レンタルDVDのみの固執していれば、そもそも映画が作られなくなってしまう。言いつつ、ミリアは佐藤・非正規雇用(オチ武者・e07700)を当該の猛者と言いたげに見上げた。
「良い映画ってのは、何回観ても面白いからな!」
 すると、佐藤は親指を立てて得意げに返す。
 そして、新作映画が出なくなってしまう可能性に対し、困惑して顔を見合わせている信者達に向かって続ける。
「とくにアクション映画は大画面で観たいから、ついつい何度も劇場に足を運んじまうぜ!」
 佐藤は某アメコミで、今では人気連作映画として名高い蜘蛛男の真似をしてみる。手首から糸を出す仕草だが、如何せん何も出てこないので少し間抜けな絵面になっているが、それは置いておこう。
「ともかく! 面白そうな映画の宣伝を見た時、『レンタルまで待つ』なんて侘しいだろ? そしてレンタルが始まったと思ったら、全て"貸出中"……時間の無駄だぜっ! 今すぐ映画館に行こう!! な、深海?」
「その通りです」
 後を引き継ぐように、深海・小熊(旅館の看板娘・e24239)が大きく頷いた。
「確かにDVDでも映画を楽しむ事は出来るでしょう。しかし、その作品の真のファンであるならば自ら劇場に足を運び、誰よりも早くその感動を味わいに行くべきではないですか? それに……」
 小熊は一旦言葉を止めると、ポケットからあるストラップを取り出す。
「そ、それは!?」
 信者の何人かが、小熊の出したストラップに、視線を釘付けにさせられる。
「実際に劇場に行かないと、こういった入場者限定特典も貰えなくなるんですよ?」
 小熊は信者達の顔の前で、ストラップをヒラヒラさせる。信者達が手を伸ばすと、小熊はそれをすぐにポケットにしまう。信者達は落胆の表情を浮かべた。小熊も少し可哀想だと思うが、改心してもらうためには仕方がない。
 それでも、一部の信者とビルシャナは声高々に主張する。
 曰く――――。
「映画館は料金が高すぎる! あんなに払わせるなど許せない!」
 という事らしい。
 その主張に、すかさずリンが反応した。
「最近の映画は場所によって割引が充実していて、レディースデイや夫婦割り引き、カップルデイなんてものもあるんすよ? テレビなんかとは比べ物にならないほどの大画面、近所迷惑を気にしなくていい高サウンド! 臨場感は断然映画のほうが高いっす」
 リンは言いながら、信者達に映画のパンフレットを配っていく。女性に対しては話題の俳優の出演作を、中年の人達には懐かしい作品や過去のリメイクや続編作品のものを。特に、過去のリメイク作品などは価格が安くなりやすいのだ。それに、パンフレットを買ったりすると、より思い出に残るだろう。
 リンの説明を聞いて、女性や中年の信者が、ほぅと息を吐いた。話しよりも安い価格にも、驚いているようだ。
 そして、リンの後押しをするように、御幸・鏡花(毒島アパート在住・e24888)と柊・詩帆(怠魔師・e26972)も語り始める。
「本当にDVDだけでいいの? 映画館で見れば迫力の音響に大スクリーンで見れて家でDVDで見るより楽しめるよ? それに4DXもすごいんだよ! 戦車アニメをこの前4DXで見てきたけれど、椅子は揺れるし風は吹くし、その場にいるような匂いまであって映画のなかに入り込む体験は最高だったよ! こんな体験ができるのは映画館だけだよ!! 行かなきゃ損だよ!」
「そうそう、鏡花の言う通り。4DXのアクション映画を体験すると世界変わるよ? シーン毎に座席がじゅうおーむじんに動いたり、風や霧に臭いどころか光に煙に振動が加わりまくって、ゆーなれば自分も映画の世界に入り込めるんだよ! 没頭感とか満足感とか余韻がすごいのさっ!」
 それだけ、強烈で心に残る『体験』であったのだろう。明るい鏡花だけでなく、普段は儚く控えめ……どころか、自分の興味あることにしかテンションの上がらない詩帆までもが、どこか興奮ぎみになっている。
「い、一体、どうなってんだ? 今の映画館は……?」
 当然、信者達も最新式の映画館には訪れたことがないのだろう。世界が変わるとまで言われれば、興味を引かれない訳がない。
「う、狼狽えるな! あいつらの言っている事が大袈裟なだけだ!」
 それでも、ビルシャナの叱咤によって、信者達はなんとか踏みとどまっている。
 そこへ……。
「映画館って独特な空間だよな。見知らぬ人たちと同じ部屋で同じものを見る。赤の他人と時間を共有してるんだけど、笑うタイミングや泣くタイミングが被ると、同じなんだってなんだか嬉しくなるじゃん。たくさんの人と同じ時間を共有する。こんなに素敵なことはないぜ!」
「DVDで十分…? そこまで払う必要はない…? ……お前たちにとって映画というのはその程度の価値しかないと言っているのと同じだ!」
 信者達に止めを指すべく、夜乃崎・也太(ガンズアンドフェイク・e01418) と字魅・嵐(空を舞う蒼翼の獄炎竜・e04820) が口を開いた。
 二人は、はっきりと見て取れるようイチャつき、腕を組みながら、勝ち組の笑みを浮かべる。
「あ、もちろん好きな女性と一緒に見る映画が一番最高だぜ? 暗い空間で好きな女性と……そっと手をつないでみたり……あ、ごめんそういう話じゃなかった?」
「いいや、そういう話だろう? 恋人と映画館デート…贅沢なことだな。まあ、家でDVD観ている君たちには分からないかもしれないけどな」
 言外に、信者達に恋人などいるはずがないだろうと、上から目線で断定する。
「(私もまだないけど……依頼終わったら行きたいな……)」
 最も、嵐にも経験はないのだが、それをおくびにも出さない。
 すると、信者達は怒るどころか、しょんぼりとしてしまう。薄暗い部屋で、ひたすらレンタルDVDを見る事の惨めさに気付いたのかもしれない。
「ま、待て!」
 ゾロゾロと部屋から出て行く八人の信者に向け、ビルシャナは制止の声をかけるが、もう誰も立ち止まらない。
 勘違いしないで欲しいのは、悪いのはレンタルDVDではないという事。真に悪いのは、自分の欲するもの以外認めようとしない心だ。
 ケルベロス達の視線が、一斉に残るビルシャナへと注がれた。


 さすがに、この狭い室内では戦いにくい。そう判断したケルベロス達は、一計を案じビルシャナを外へと誘導する事にする。
「表に出ろ! ここだとテレビやDVDプレイヤーも巻き込むぞ」
 リンがそう声をかけると、ビルシャナはDVDを見て、一瞬考慮する。そして、間を置かず、自ら部屋を出た。その様子から、やはりビルシャナも、映画が本当に好きだという事が窺えた。
 ……外に出て、改めてビルシャナと対峙する。
 睨み合い、肌を撫でる風がネットリと纏わり付く。
 最初に動いたのは、佐藤と小熊。それに続いて、二人の相棒である店長と鉄も同時に動く。
「来ないなら、先に行かせてもらうぜ!」
 佐藤の炎を纏った蹴りがビルシャナに叩き込まれ、
「明日やる...明後日やる...今年中にはやろう!」
 続いて、小熊により発射された巨大な火の玉がビルシャナを焼き尽くす。
「店長!」
「そんなにテレビで映画が見たいなら見させてあげますよ! 鉄くん!」
 二人が相棒の名を呼ぶと、さすが反応は早い。店長が神器の剣で切り裂き、鉄はビルシャナに突撃後、テレビフラッシュを放った。
「ぐぅああ!!」
 ビルシャナは呻き、鉄に怒りの籠もった視線を向ける。孔雀型の炎を生み出すと、ビルシャナはそれで鉄を焼き払った。
「それ以上やらせると思うな!」
 攻撃後の隙のできたビルシャナに、嵐が指天殺で気脈を断つ。
「くるくる回ってきらきら光るの。ね、きれいでしょ?」
 己を光の粒子に変え、鏡花がビルシャナへ突撃する。舞うようにしてビルシャナを切り裂きながら、その軌跡には極彩色の光を残し、花を描いた。
「こ、このままでは終わらんぞ! 誰が何と言おうと、レンタルDVDが最高なんだ! うぉっ!」
 ビルシャナは威勢良く反撃しようとするも、あえなく失敗。
 変わりに、
「ねぇねぇ、全否定されてどんな気持ち?信者に逃げられてどんな気持ち? NDK!! NDK!!」
 詩帆は、生き生きとしながらビルシャナを煽り立てる。
「くっそ! この小娘がああああっ!!」
「きゃー図星さされてトサカがたったーにーげーろー」
 ビルシャナが怒気を露わにすると、詩帆は一転して背を向け、也太の背に隠れた。
「安心しろ。詩帆ちゃんには指一本触れさせないぜ!」
 言いながら、也太は破壊の光を庇って、見事受け止めてみせる。嵐の視線がどこか痛いような気もするが、今だけは気にしない。
「すぐに援護します!」
 ミリアが薬液の雨を前衛に降らせると、傷を受けていた鉄と也太の表情がフッと和らいだ。
 コペルが地獄の瘴気を解き放ち、ディノニクスがガトリング砲を掃射する。
 そして、リンがすかさずドリルのように回転するスパイラルアームでビルシャナを穿った。
 少なくない傷を負いながらも、ビルシャナは諦めない。
「DVD……レンタルで十分だ。……わざわざ映画館など……」
 そんな事を呟きながら、孔雀炎 や破壊光線で応戦していく。
 その都度、ミリアが深い傷をウィッチオペレーションで癒やし、
「牡牛を守護せし宝玉よ、邪を払いて我らに癒しをもたらせ! Изумруд Заслон…展開!」
 緑の防壁を張ったリンも仲間を回復させつつ、状態異常を打ち消していく。
 佐藤が構えた二本のゲシュタルトグレイブから無数の突きが繰り出され、小熊のサイコフォースでによってビルシャナの周囲が突如爆発する。
 詩帆の大器晩成撃がビルシャナに叩き付けられ、鏡花のブラックスライムが変形し、ビルシャナを丸呑みにしてしまう。
 そして、嵐が止めに獄炎竜降魔装・竜火纏鎧を放とうとしたその時――――。
「……っ!?」
 嵐の一瞬の隙。そして、ビルシャナの一矢報いようという気迫の経文が迫る。
 それを庇うのは、やはり也太だ。脚を獣化した也太がビルシャナと嵐の間に立ち塞がる。
「ぐあっ!!」
 経文を受け、也太の心は千々に乱される。
 しかし!
「―――双炎よ、交わり纏いて燃え上がれ!」
 竜の真っ赤な炎と地獄の赤黒い炎を嵐は纏う。飛躍的の向上した身体能力を振るい、嵐はビルシャナのすべてを燃やす尽くす。
 それは、さながらアクション映画のヒロインのよう。
「さよなら、さよなら、さよなら!」
 その見事な最後を前に、佐藤は懐かしいロードショウのフレーズを拍手と共に口ずさむのだった。
 そして……。
「あ、やべ俺格好良すぎ」
 想像していた姿とは少し違うが、也太はニヒルに笑いながら、駆け寄ってくる嵐を迎え入れた。


 依頼が映画関係だった事もあり、一仕事終えたケルベロス達はそのまま映画館へとやってきていた。
 といっても、全員で見る事は叶わなかった。
 也太と嵐はいつの間にか抜け出して、二人だけで恋愛映画を見に行ったからだ。
「(やっぱ、好きな女性と一緒に見る映画が一番最高だからさ)」
「(也太とこっそり抜け出して映画館デートでもしたいな……)」
 きっと、そんな甘いやりとりがあったのだろう。
 そんな訳で、ミリア、リン、小熊、鏡花は映画を見に来ていた。
「やっぱり映画は実際に見に行くのが一番だね!」
 小熊が笑顔で言う。
 だが、そこに佐藤の姿だけはない。その佐藤といえば……。

「……なんで俺がこんな目に……」
 骨っこか何かにでも勘違いされたのか、コペルと店長にツノを齧られ、佐藤は意気消沈していた。どうしてこうなったのか、彼にはまったく分からない。いうなれば、そういうキャラだから、なのだろう。
 コペルは、
「コペルはおとなしいから世話かかんないよー」
 と詩帆に言われ、勝手にペットシッターにされてしまった。
 ミリアには、
「待つだけは辛いでしょうから、せめて気分だけでも……」
 と言われポップコーンを三つ渡された。ちなみに飲み物はない。
「ふぇぇ……口の中、パサパサだよぅ……」
 泣きながら、佐藤はポップコーンをむさぼり食う。
 救いといえば、テレビウムの鉄が傍にいる事だ。そのおかげで、佐藤の好きなスパイアクション物の映画を見ることができていた。
「あれ……意外と恵まれてる……?」
 そう思ってしまうからこそ、佐藤は愛され、そして弄られるのだろう。佐藤以外の誰もがその事を知っているのだった……。

作者:ハル 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年6月1日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 9
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