ラーメン屋はラーメンのみ出すべし!

作者:秋津透

 その店は、ごく普通の、どちらかといえば昔風のラーメン屋だった。店はさほど広くもなく、かといってカウンター席のみというほど狭くもなく。メニューは「醤油ラーメン」「塩ラーメン」「味噌ラーメン」の三種が基本で、具によって「タンメン」「五目メン」「チャーシューメン」があり、その他に「ギョウザ」と「チャーハン」があった。行列ができるほど繁盛もせず、常にガラガラというほど寂れもせず。店にいるのは、主人と奥さんと、店員が二人ほど。店員はアルバイトらしく、比較的若い男女が日によって入れ替わっていた。
 ところが、ある時、その店の正面に車が止まり、中から鳥人間ビルシャナと四人の信者たちが降りてきた。どやどやと店に乗り込んできたビルシャナは、仰天して逃げ出す客や店の者たちには目もくれず、甲高い声で叫ぶ。
「我こそは、ラーメン屋はラーメンのみ出すべし明王である! 我の言うところのラーメンとは、以下の三つの条件を満たすものである! ひとーつ、ラーメンはラーメンと呼ばれなくてはならない! ふたーつ、ラーメンは液体スープに浸っていなければならない! みっつ、ラーメンの麺は中華麺でなくてはならない! しかるにこの店は、ラーメン屋を名乗りながら、明らかにラーメンではないギョウザとチャーハンをメニューに加えている! ラーメン屋失格である! 天誅!」
 大仰な身振り手振りを交えて長々と喚くと、ビルシャナは孔雀型の火炎を発して、既に無人の店内に叩きつける。あっという間に、店は焼け落ちた。

「ラーメン屋にこだわりのあるビルシャナが現れるような予感がしたんだけど、まさか、ラーメン屋はラーメン以外出すなって……何を考えてるのかしら」
 ビルシャナが何を考えてるのかわからないのは、毎度のことだけど、と、リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)が肩をすくめる。そしてヘリオライダーの高御倉・康が、溜息混じりに言葉を続ける。
「はい。リサさんの予想通り、というか、予想を越えてこじれたビルシャナ『ラーメン屋はラーメンのみ出すべし明王』が、神奈川県厚木市のラーメン屋を襲って焼き討ちをする、という予知が得られました。ビルシャナは長々と演説をしてから火を放ったので、店にいた人々は早々に逃げ出し犠牲者は出ないようですが、だからといって放置はできません」
 そう言うと、康はプロジェクターに画像を出す。
「現場はここです。今から急行すれば、ビルシャナたちが襲ってくる時刻より三十分ほど前に到着できます。事情を話して、店の人やお客さんには事前に避難してもらうのが良いと思いますが、店を閉めてしまうとビルシャナたちがよそへ行ってしまうので、必ず開けた状態にしておいてください。店が開いてさえいれば、他の状況がどんなに不自然でも、ビルシャナたちは突入してくるでしょう」
 そう言って、康は画像を切り替える。
「ビルシャナのポジションは不明。グラビティは孔雀炎を使いますが、他はわかりません。周囲を見ないで激しく主張するタイプのようで、あまり戦闘慣れしているようには見えませんが、油断はできません。信者は男性四人、ビルシャナに従ってはいますが、演説に賛同するわけでも、焼き討ちに加わるわけでもないようです。おそらく車を調達するために、通りがかった不運な人たちに催眠をかけたのではないかと思います。経験則として、説得・離脱させられないうちに戦闘になったら、ディフェンダーとして盾に使われてしまうでしょう」
 そして康は、一同を見回す。
「いったい何がどうなって、こんな変な教義を奉じるに至ったのかわかりませんが、ビルシャナになってしまった人は倒すしかありません。『ヘリオンデバイス』での支援も可能な限り行いますので、できるだけ他に被害や悪影響を与えないうちに、撃破していただければと思います」
 ケルベロスに勝利を、と、ヘリオンデバイスのコマンドワードを口にして、康は頭を下げた。


参加者
日柳・蒼眞(落ちる男・e00793)
カルロス・マクジョージ(満月の下でディナーはいかが・e05674)
彩咲・紫(ラベンダーの妖精術士・e13306)
カシス・フィオライト(龍の息吹・e21716)
モヱ・スラッシュシップ(あなたとすごす日・e36624)
如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)
リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)
ニケ・ブレジニィ(マリーゴールド略してマリ子・e87256)

■リプレイ

●世の中、いろいろ理不尽がある。
「えっ? う、うちの店にデウスエクスが押しかけてきて、焼き討ちをする? そ、そんな、いったい、どうして?」
 やってきたケルベロスたちから話を聞いたラーメン屋の店主は、真っ青になって訊ねる。
 それに対してリサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)が、淡々とした口調で応じる。
「デウスエクスのビルシャナは、ラーメン屋さんでラーメン以外のメニューを出すのが気に喰わないらしいわ。まあ、宇宙人のすることだから、どうして数あるラーメン屋さんの中で、このお店が狙われたのかとかはわからないけど」
「はあ……」
 溜息をつく店主に、カルロス・マクジョージ(満月の下でディナーはいかが・e05674)が告げる。
「それで、ビルシャナが来る前に皆さんには避難してほしいんだが、その前に、醤油チャーシューメンと餃子、炒飯を食べさせてもらいたんだけど」
「は?」
 声をかけられ、初めて存在に気が付いた、という様子で店主はカルロスを見やり、そして恐怖に近い表情で訊ねる。
「あ、あんた、犬……いや、獣人か?」
「ああ、ウェアライダーだよ」
 軽く応じたカルロスに、店主は更に何か言いかかったが、そこへ店主の妻が割り込んで、尖った口調で言い放つ。
「あの、化物が襲ってくるから逃げろと教えてくださったのは有難いですが、逃げる前に料理を作れって、どういうことです? そんなことしてる間に、化物が来たらどうするんです?」
「いや、それは……」
 三十分あるから大丈夫、と言いかかったカルロスを制し、モヱ・スラッシュシップ(あなたとすごす日・e36624)が丁寧に応じる。
「申し訳ありマセン。襲ってくる化物は必ず私たちが倒しますガ、ご不安の程は良くワカリマス。一刻も早く避難してクダサイ。私たちは大急ぎで、ご近所の方にも避難を呼びかけマス」
「はいはい、よろしくお願いしますよ。あたしたちは、町内会館に避難しますんでね。近所の方も、よかったらご一緒するよう言ってください」
 口早に言うと、店主の妻はおろおろしている店主と事態を把握できていない感じのバイトの若者たちを叱咤し、手早くガスの元栓を閉め、出ていた食材を冷蔵庫に収めて鍵をかける。
「それじゃ、出て行ってもらえますか? 店を閉めますから」
「あ、済みません。店を閉めると、その、壊されてしまうので。開けたままにしておいていただけますか?」
 日柳・蒼眞(落ちる男・e00793)が慌てて告げると、店主の妻は眉を寄せながらもうなずく。
「お客さんがいなかったのは、不幸中の幸いかしらね」
 まったくとんだ災難だよ、と聞こえよがしに言いながら、店主の妻は夫と若者たちを促し、店の裏手から避難する。
 その姿が消えてから、カルロスが憮然として唸る。
「残念だな。実食させてもらえないんじゃ、説得に力を持たせられないよ」
「かといって、いつビルシャナが来るかとびびってる人に、いつも通り料理しろってのは無理だぜ」
 まあ、中には豪胆な店主さんもいるけど、誰も彼もがそういうわけじゃない、と、蒼眞は苦笑する。
「さて、ご近所さんに避難呼びかけるか。俺は店の前に立ってお客さんが入りそうになったら断るんで、避難呼びかけの方、頼む。あ、マクジョージはここにいて、皆の状況がどうなってるか把握して、手が足りなさそうなところがあったら応援出してくれ」
「ああ、それがキャスターの役目だね」
 カルロスがうなずき、同じくキャスターのニケ・ブレジニィ(マリーゴールド略してマリ子・e87256)が告げる。
「じゃあ、私もマクジョージさんと一緒に居残るわ」
「ぼくらは、右隣に行こうかな」
 カシス・フィオライト(龍の息吹・e21716)が告げ、如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)の手を取る。
「デハ、私たちは左隣へ」
 そう言って、モヱは彩咲・紫(ラベンダーの妖精術士・e13306)を促す。
「じゃあ、私は応援要員で残るわ」
 淡々と告げると、リサは一同を見回す。
「皆、気をつけてね。すべての一般人がケルベロスに好意的ってわけじゃ、必ずしもないから」
 特に私たちみたいな異形に対してはね、と、声には出さず続け、リサは蛇の尻尾で床をぴたん、と叩いた。

●早々と、喧嘩を売るなら買おうじゃないか。
「日柳さん以外、全員現場に戻ったわ。避難完了、準備完了よ」
 ニケからマインドウィスパー・デバイスを通じて連絡が入り、ラーメン屋の前に立っている蒼眞は小さくうなずいた。
「隣の家で寝ていた、歩くのがしんどいお年寄りも、無事に町内会館に送り届けたんだな?」
「ええ、そこに抜かりはあるものですか」
 明るい声でニケは応じたが、その後ろの思考に、蒼眞ははっきりとはしないながらも陰りを感じた。おそらく、町内会館に赴いたメンバーに、カルロスに筒抜けになるとは知りもせずに、店主やその妻があれこれ言ったのだろう。
(「……ううむ。マインドウィスパー・デバイスも良し悪しだな……と、考えると筒抜けになるんだよな」)
 蒼眞は苦笑したが、次の瞬間、表情を引き締めて告げる。
「来たようだぜ」
 ヘリオライダーの予知通り、一台のワゴン車が乱暴な運転で店の前へ走りこみ、急停車する。車から降りてきたビルシャナと四人の信者が、どやどやとラーメン屋へ走りこむが早いか、蒼眞は店の扉に「臨時休業」と書いた紙を貼り付け、店内に入って扉を閉める。
「我こそは、ラーメン屋はラーメンのみ出すべし明王である! 我の言うところのラーメンとは……」
 と、そこまでは予知通りに喚いたビルシャナだったが、その視線がカルロスに向くと、いきなり声を更に大きくして怒鳴る。
「なんだ、この店は! 犬ころがいるのか! 不潔である! ラーメン屋として以前に、食べ物を扱う店として失格である!」
「シャゥラップ・ヴィルシャナアァ!」
 まさしく狼の怒りを籠めた咆哮とともに、カルロスはビルシャナの腹にパンチを叩き込もうとしたが、一瞬早く、信者の一人が飛び込んで……いや、自動的に飛び込まされて、ビルシャナを庇う。幸いというか何というか、カルロスが放ったのは手加減攻撃だったので、庇った信者が死ぬことはなかったが、一撃で気を失って昏倒する。
「おのれ、犬ころ!」
 よくも我が信者を、と、ビルシャナは孔雀の形をした炎をカルロスめがけ叩きつける。しかし、店の備品のようなふりをして近くに控えていたモヱのサーヴァント、ミミックの『収納ケース』がディフェンダーポジションから飛び出して、カルロスを庇って攻撃を受ける。
「……もはや是非もなし、デスカ」
 呟いて、モヱが手加減攻撃で信者の一人を倒す。そして、自分が倒した信者とカルロスが倒した信者、二人を軽々と担ぎ上げると『収納ケース』に向けて告げる。
「攻撃してはイケナイ。待て、デス」
 モヱに告げられ、ビルシャナに襲い掛かろうとしていたミミックが止まる。そして蒼眞が、背後からの手加減攻撃で三人目の信者を昏倒させ、倒れるところを抱え込んで素早く距離を取る。更に紫が、最後の信者を手加減攻撃で倒す。
「説得する暇もなく戦闘になってしまいましたけれど、まあ、信者の皆さんを全員手加減で倒せましたので、とりあえず、結果オーライというところでしょうか」
 気を失った最後の信者を優しく抱えて壁際にさがらせながら、紫はにっこりと笑う。
 そして沙耶が、少々戸惑いながら呟く。
「もう、戦闘が始まってしまっているのですね。そして、信者の方は全員気絶しているけど、無事……ああ、よかった」
 信者を引き連れたビルシャナとの戦闘に慣れていない沙耶は、信者を殺さないために使う手加減攻撃や回復を用意していなかった。もしも信者が残っていたら、ミミック同様、何もできずに一回待つことになっただろう。
「それでは、遠慮も手加減も要りませんね」
 念を押すように告げると、沙耶はドラゴニックハンマー『The Mallets of Slugger』を取り出し、それこそ遠慮も会釈もなく、全力でビルシャナに叩きつける。
「ぐはあっ!」
 もはや盾になる信者もおらず、ビルシャナは強烈なハンマーの一撃を喰らってよろめく。
「き、き、き、貴様らいったい……」
「ああ、ケルベロスだよ」
 穏やかな口調で告げながら、カシスがエアシューズ『雪降る軌跡』を使って、強烈な火炎蹴りを見舞う。
「それ以上の説明は必要ないね? さあ、この炎で、焼かれてしまうがいいよ」
「ぎゃああっ!」
 羽毛に火が付き、ビルシャナはじたばたともがく。
「な、な、なぜだ、なぜ、こんなところにケルベロスが……」
「デウスエクスが悪を行おうとする時、必ずケルベロスが現れる。聞いたことなかった?」
 淡々と言いながら、リサは炎を浴びてダメージを受けている『収納ケース』に癒しとBS耐性の付与を行う。
 攻撃されなかったビルシャナは、もがきながら喚く。
「わ、我は確かにデウスエクスだが、あ、悪を行うつもりはない! ただ、正しいラーメンの道を説き……」
「シャゥラップ!」
 怒り心頭のカルロスが、今度は手加減なしの獣撃拳を叩き込む。ビルシャナの顔がへしゃげ、嘴が折れる。更に、カルロスのサーヴァント、ボクスドラゴンの『アルバリドラ』が怒りのボクスブレスを見舞う。
「おだてて気を引いて信者のこと忘れさせようと思ってたんだけど、そんな手間暇かける価値もなかったみたいね。鳥ごときに仲間を罵倒されて、黙ってられるもんですか!」
 どの口で、悪を行うつもりはない、とかほざくのよ、と、冷たい怒りを籠めて言い放ち、ニケが氷結輪から魔法の霜を展開させる。じたばたもがいていたビルシャナの鳥足が、びちっと床に張り付く。
「ひ、ひ、ひい……」
 歪んだ嘴から哀れっぽい声を出し、ビルシャナは自分自身に癒しの光を浴びせる。炎や霜が消えるが、ひしゃげた顔面や嘴は元には戻らない。
「まあ、今更何を言っても今更デスケド、アナタは視野が狭すぎデス。ウェアライダーと獣の区別もつかないフシアナのクセニ、何が正しいラーメンの道デスカ」
 言い放つと、モヱはライトニングロッド『Magical i-Land』から強烈な電撃を放ち、ビルシャナの羽毛を総毛立たせる。続いて『収納ケース』が、もう待たなくていいだろう、と、ビルシャナの喉笛にがっぷりと噛みつく。
「まあ、どう転んでもビルシャナは潰すがね。ウェアライダーを誹謗したり、至高のラーメンライスを否定するような奴は、猶更だ」
 じたばたせずにとっとと消えろ、と、蒼眞はオリジナルグラビティ『終焉破壊者招来(サモン・エンドブレイカー!)』を放つ。
「ランディの意志と力を今ここに!……全てを斬れ……雷光烈斬牙…!」
 雷撃を帯びた強烈な斬撃が、ビルシャナの身体を真っ二つに裂く。しかしビルシャナは、両断された状態のまま倒れない。
「なんだか、ここのところ、ビルシャナが妙にしぶとくないか?」
「そうですか? 一回ヒールをかけているからではないでしょうか?」
 唸る蒼眞に、ごく上品に指摘すると、紫は『無垢なる妖精靴』から星型のオーラを飛ばしてビルシャナの胴中をぶち抜く。しかしビルシャナは、ゆらゆら揺れるばかりで倒れない。
「こうなると、ほとんど霊体というか、幽霊ですね」
 ならば破邪の力を、と呟いて、沙耶はオリジナルグラビティ『運命の導き「太陽」(フェイト・ガイダンス・サン)』を発動させる。
「意志を貫き通す為の力を!!……ちなみに私は、ラーメンと餃子の組み合わせが好きです」
 大真面目に言い放つと、沙耶は意志の力を光の剣と化してビルシャナを袈裟懸けに両断する。右羽と腹から足にかけては雲散霧消するが、頭と胸、左羽が浮遊状態で残る。
「これでは……本当に幽霊ですね」
「そうだね」
 小さく溜息をついて、カシスはオリジナルグラビティ『断罪の千剣(ダンザイノセンケン)』の構えに入りかかったが、ふとカルロスの方を見て告げる。
「ああ、譲るよ。思う存分、吹っ飛ばせばいいと思うよ」
「……アリガトウ」
 小声で応じると、カルロスはオリジナルグラビティ『白(アルバス)』を発動させる。
「ヴァイス・ビヤンコ・シロ・ウィット、ブラン・ホワイト・バイ・レウコン、ブランコ・アブヤド・ヒン・ピエールイ。白に染れ!」
 カルロスの手に光が集まり、白の波動を繰り出す。浮遊する幽鬼じみたビルシャナの残滓が、強烈な光を受けて塵も残さず消えてなくなる。
「……終わったな」
 念のため、ゴッドサイト・デバイスを使い、戦闘終了、敵の存在なしを確認して、蒼眞が呟く。
「それじゃあ、避難した人に終わったと告げて……それから、ここで何か食べていくか?」
「やめておくよ」
 そう言って、カルロスはマインドウィスパー・デバイスを外す。
「あの人たちには会いたくない。……他の誰かの目や耳を通じてなら、猶更だ」
「そうか」
 うなずいた蒼眞に向け、ニケが肩をすくめる。
 そしてモヱが、どこか達観した口調で提案する。
「お店をチョットヒールして、気絶したままの信者の人たちハ、念のため病院に送ったほうが良いデショウ。救急車を呼んで、避難した人たちへの伝達も、救急隊員さんに任せマセンカ?」
「ああ、そうね」
「そうしよう」
 サーヴァント以外の全員が同意し、モヱはアイズフォンで消防署に連絡を取った。

作者:秋津透 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2021年5月25日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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