デスバレス大洪水を阻止せよ~狂い咲く黄金薔薇

作者:成瀬


 黄金の薔薇の花弁を散らしながら、ゆっくりと死神が進んでいく。
 細工の美しい着物に長い黒髪、雄の目を惹くように晒された胸元。
 その死神の名は薔薇獄太夫。
 ただ、――。その肌は病的な程に青白く、胸元は胸の肉が抉れ白い肋骨が見えている。
 戦いで傷付いた高層ビルや道路は完全ではないものの修復され、本来の姿に近い光景を取り戻していた。ひたひたと薔薇獄太夫の素足が地面を踏む。やがて歩みが止まり、くいと顎で示すと引き連れていたデスナイトが拉致していた一人の女性の背中をどんっと押した。腹が大きい。妊婦である。
 じいと空の一点を見詰めていた薔薇獄太夫はある瞬間でにいと口角を上げ、必死に腹を庇い命乞いをする女を、刺した。何度も、何度も何度も。
 酷く愉しそうに笑いながら、刺して抉って赤黒いものを引き擦り出す。
 女の死体のある所から小さな穴が開き、ずるずると血塗れの死体は穴の中へ。
 それだけでは止まらない。今度はその穴から水がこんこんと湧き出すよう溢れ出す。デスバレスから流れ込んで来た水は辺りを濡らし広がり、辺りを飲み込んで行った。


「まずは、日本列島防衛戦お疲れ様。皆の力でまた一つ、危機を乗り越えられたわね」
 ケルベロスたちに向けて敬意と労いを込めてミケ・レイフィールド(薔薇のヘリオライダー・en0165)が会釈する。
「どうやら死神勢力が動き出したようなの。冥王イグニスの言葉通りね。鎧駅に死神の一大拠点、ヒューム・ヴィダベレブングが現れたの。それと同時に旧ミッション地域に死神の襲撃があると予知があったわ」
 旧ミッション地域を襲撃しそれを呼び水にし、デスバレスの海を一気に出現させ大洪水を起こすこと。それが死神の目的だろうとミケは話す。
「放置はできないわ。阻止する為には、呼び水となる死神を見付け出して撃破するしかない。幸いケルベロスブレイドで予知の力が強化されているから、正確な出現日時と時間が分かってるの。そこで敵の出現場所に潜み、奇襲を掛けて撃破して欲しいの」
 敵の出現場所が変化すると阻止が間に合わなくなるかもしれない。その点は注意して欲しいと伝える。
 この班は北九州再開発地区担当となる。
 予知の殺害現場は大きな十字路の中心部分。まわりはビルで囲まれている。身を隠せそうな大きな瓦礫も幾つかあり、特に南側には大きな瓦礫が集中している。北側にも多少瓦礫はあるが、8人が一箇所に隠れるのは難しそうだ。一箇所に纏まって隠れるか分散して潜むかは、ケルベロスたちに任せられた。
 撃破するべき敵は薔薇獄太夫と、その配下のデスナイトが10体。
「敵は連れてきた一般人……あの妊娠した女性をすぐには殺さないわ。連れて来て、予知にあった場所と時間で殺そうとするでしょう。つまり、戦闘開始から殺害が行われるまでタイムリミットがある。それまでに敵を全て撃破するか、救出を。女性については……少し怖い思いをさせるかもしれないけど敵の撃破までその場で待っていてもらうか、奇襲と同時に救出して瓦礫の方に誘導して隠れていてもらうか」
 一息ついてから集まってくれた仲間にミケは声をかける。
「これは確かに危機だけど、チャンスでもあるわ。この大洪水を阻止し、鎧駅に現れた《甦生氷城》ヒューム・ヴィダベレブングを制圧する事が出来れば、デスバレスへの逆侵攻も可能になるかもしれないもの」
 気をつけてね。そう言ってミケは皆を送り出した。


参加者
伏見・勇名(鯨鯢の滓・e00099)
シィカ・セィカ(デッドオアライブ・e00612)
愛柳・ミライ(白羊宮図書館司書・e02784)
七星・さくら(緋陽に咲う花・e04235)
カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)
フローネ・グラネット(紫水晶の盾・e09983)
君乃・眸(ブリキノ心臓・e22801)
尾方・広喜(量産型イロハ式ヲ型・e36130)

■リプレイ


 北九州再開発地区。
 量に違いはあるものの南側にも北側にも瓦礫があり、辺りにはいくつものビルが立ち並んでいる。
 失敗すれば、死神に拉致された女性だけでなく彼女の腹にある新しい命までもが無慈悲に失われるだろう。
 予知にある通り、大きな十字路へとケルベロスたちは足音も微かに集まった。誰もがじっと息を潜め、空気は張り詰めた糸のよう。
 北側の瓦礫には戦闘班が、もう一方の南側には救出班がそれぞれ身を潜めている。 ふわり、と強い薔薇の香りが風に乗って鼻孔をくすぐる。だがそれは花屋にある品のようものではなく、甘酸っぱいようなそれでいて重苦しく不快なもの。
 実に形容し難い、これは――。
「死臭、だナ」
「ビンゴ」
 君乃・眸(ブリキノ心臓・e22801)がほとんど唇も動かさずにそう言うと、傍らにいた尾方・広喜(量産型イロハ式ヲ型・e36130)が短く同意を示す。多くは語らない。しかし二人は、互いの心にかかる霧のような不快感を何となく感じ取っていた。
 花魁のような格好にところどころ虚ろに空いた身体、黄金の薔薇を身体中に咲かせた薔薇獄太夫。引き連れているのは10体のデスナイトだ。
「時間通りデス。あと少しで接触シマス」
 シィカ・セィカ(デッドオアライブ・e00612)はデバイスの力ではっきりと敵の姿を捉え、同じ北側に潜んでいる仲間へは囁き声で伝える。南側には更に広喜がマインドウィスパー・デバイスでそれを伝え、情報共有する。
 その途中、薔薇獄太夫は鋭く目を細め辺りを見回し、デスナイトたちもカタカタと骨がぶつかる軽い音をさせながら警戒する様子を見せる。が、特殊な気流で存在を隠したケルベロスたちに気付くことはできない。気の所為かと呟き、目的地である十字路に到着すると、空を見上げ、にたりと嫌な笑みを浮かべた。


 デスナイトに背中を押されて女性が前に出る。命の宿る腹を庇い、怯えた様子で自分自身を抱きしめる。そんな彼女を見て薔薇獄太夫はとても愉しそうに、甲高い笑い声を上げた。
 伏見・勇名(鯨鯢の滓・e00099)たちが瓦礫から飛び出し姿を見せる。ころころと表情を変える子犬とは対極のタイプのようではあるが、その奥底には確かに『心』なるものが宿っている。本人よりももしかしたら、勇名のまわりにいる存在の方がよくよく知っているのかもしれない。目の前にいるのは、なかよしをはなればなれにするモノ。
「んうー」
 短い声が漏れた。意味すら成さないその響きにさえ強い感情の色が乗せられていると、この場にいる全員が感じ取っていた。
 仲間もあの女性も、全員無事に帰す、と。
「なっ、……ケルベロス!? 何故このような場所に。くっ、……」
 驚いた様子で薔薇獄太夫が眉を寄せる。こんなこと聞いていない、とでも言いたげに。
 薔薇獄太夫にとって予想外の出来事だったのは間違いない。
「ええい。邪魔するか。ならば、」
「えへへ、いいでしょう?」
 殺気立った言葉を遮ったのは愛柳・ミライ(白羊宮図書館司書・e02784)だった。妊婦のフリをして、膨らんだお腹を撫でて見せる。
 赤子を殺すのが大好き。屑のような性格は既に全員が知っている。薔薇獄太夫は殺す楽しみが増えたと醜く顔を笑みに歪め、舌なめずりをする。
(「同じ死神でも、こうも違うものなのですね」)
 少なくとも死翼騎士団は敬意を持つことができた、とフローネ・グラネット(紫水晶の盾・e09983)は思い出す。ミライにばかり負担をかけられない。女性を救出するまでの間、何とか時間を稼がなければ。
「妊婦さんや赤ちゃん……つまり生命の源を刈る。死を司る神として至高の行動ですよね。これまでどんな方法で?」
 作戦のうちだと分かっていても、子供好きな広喜は血が沸騰するような感じを覚える。それも一瞬のうち。ただ静かに今は地獄の炎を燃やすのみ。
「アンタ。いい趣味してるじゃないか。そうさ、生まれたばかりの赤子の血の鮮やかさ、命を輝き。これからの未来と可能性がぎゅっと詰まった小さな身体を、殺してやるのがね。ゾクゾクして堪らないんだ」
「流石死神ってやり口なのデス……! さてはタダモノじゃないデスね!」
 シィカも相手が調子に乗るよう相槌を打つ。
 恍惚として語り出す薔薇の死神に、心から同調する者などいるはずもない。
「さ、行きましょ。カルナくん」
「……はい」
 七星・さくら(緋陽に咲う花・e04235)に、カルナ・ロッシュ(彷徨える霧雨・e05112)も片手を密やかに握り込み頷く。仲間が残酷な赤子殺しの自慢話に耐えている内に、そっとその場を抜け出し女性の傍に近付いた。
「大丈夫よ。わたしたちはケルベロス。助けに来たの。……今は時間がないわ。信じてくれる?」
 マントを羽織ったさくらが優しく声をかける。女性は驚いた様子であったが、さくらの目を見て何かを決意したのか、確かに頷いた。
「ちょっと浮きますよ。怖かったら目を瞑っていて構いません。……あっという間です。せっかくの空中散歩がこれでは些か残念ですが、安全だけは保証します」
 ふわり、と翼を広げたカルナとさくらが、女性にとっては天使に見えた。幼い頃に絵本で見た。凛として美しい、かの存在。
 なるべく負担がかからないよう瓦礫の影へと運び、そっと下ろす。
「戦いは避けられません。危険なので此処から動かないでください」
「パパッと片付けて、迎えに来るわね。あなたは此処で、その命を守っていて」
 救出は成功した。早く、仲間と合流しなければ。
「てめえ強えなあ、俺じゃ敵わねえ」
 一方その頃。
 広喜たちは薔薇獄太夫を煽て上機嫌な死神から話を聞き、精神的な苦痛に耐えながら時を待っていた。
 そう、救出班二人が戻り万全な状態で戦いが始められる瞬間を。
「俺一人じゃ敵わねえけどよ」
 ははッと笑った広喜が目元に手をやり、口角を上げた。指の隙間から、獰猛さを秘めた瞳がぎらりと光った。
「皆がいれば、てめえよりずっと強え」


「みんな、お待たせ」
 さくらがそう言うと、勇名は髪で隠していたイヤホンをおもむろに外す。
「……なんだっけー。きいてなかった」
 機嫌良く語っていた薔薇獄太夫が眉を寄せる。
 気がつけば、殺そうと思っていた女がいない。
「何一つ理解できません。つまりは反撃が怖いので弱き者だけを相手に?」
 フローネの言葉に、ついに激高した薔薇獄太夫が敵意をむき出しにケルベロスたちを睨みつける。
「貴様のよウな者には何が侮辱にあたるのか分からなイのだが、醜イにも程があル」
「役目は果たしました。後は、還ってもらうだけですね」
「なん、だと……」
 薔薇の香りが、いっそう濃くなる。
「灰は灰に、塵は塵へ。命無き者は、それらしく元居た海に還りなさい」
 物静かに厳かに、カルナの唇がそう紡ぐ。
 十の鎌が、陽の光を反射し煌めいた。
「それではケルベロスライブ、スタートデース! ロックンロール!!」
 対称的な二つの声が戦いの始まりを告げた。
 デスナイトは死神ほどの強さではないものの、その数は合計十体。攻撃力を重視した立ち回り方でケルベロスたちの体力を削りにかかる。範囲攻撃は持ち合わせてはいなかったが、十いれば十の攻撃が襲いかかって来ることになる。すぐに敵味方入り乱れての戦いとなった。数は多いが統制が取れているとはいえず、デスナイトたちの行動もひとつの明確な作戦に沿っているとはいえなかった。
 感情に任せて血の滴る包丁を手にした薔薇獄太夫は、呪詛の言葉を紡ぎ回復能力を阻害しそれから戦場を黄金の薔薇吹雪で飾り、ケルベロスたちの防御力を下げていく戦法を取る。
「全部殺してしまえ! 楽しみを邪魔する番犬共め。あの甘美な戯れの味がわからぬとは」 目の前に迫る鎌。「虚」の力を乗せた鎌の一撃を、紫水晶のように輝く盾、アメジスト・シールドを使い受け止める。がつん、と重い攻撃に衝撃が足にまで伝わって来る。
「アメジスト・シールドで、護り抜きます!」
 シールドに『菫色のココロ』を乗せ前衛の仲間の傷を回復させ、元々持っていた防御力をも回復させようとするが完全には鎌の力を打ち消せない。
 フローネと一瞬のアイコンタクトを交わし、今度はミライが動いた。
 ……大分前に作った曲だけど、と歌の力を存分に振るう。
「本当に消えゆく宇宙があるなんて。同情も、きっと助けもしますが、それはそうとこっちの宇宙では好きにさせません、よ!」
 いつか消え行く宇宙の歌を歌い、既に傷を負っていたデスナイトを塵へ還す。髑髏は絶望を得たのだろうか。それは誰にもわからない。いつかは終わりがやって来る。永遠など無いのだと、仲間の幾人かはその言葉に何か思うところがあったようだ。
「コア出力最大……Ally/Emerald-heal……承認」
 眸は最大まで上げた出力でコアエネルギーを自らの生命力に変換する。淡い碧色の光が漏れ出ると、その白い肌に回路が浮き上がる。
 滅茶苦茶に振り回される血塗れ包丁が届く寸前、キリノはミライの盾となって攻撃を受け止め、その隙にフローネが気力溜めで回復を試みる。
 先に配下を片付けた方がいい。そう判断し、攻撃をデスナイトへ集中させた。
「命を産み、育てる。この星がずっと続けてきた命の営みを壊すことも、新たな家族が増える妊婦さんの幸せを奪うことも許せないわ」
 弱っていた敵はどれかとさくらは見極める。
「ここで終わらせなくちゃ」
 両手を重ね具現化した弾丸を打ち込み、その体力を削り切った。
「さあ、派手にぶち壊そうぜ」
 解放されし地獄の炎が身体へ青い回路状へ拡がり、機械で出来た身体の回路全てが熱を持って、触れた敵を焼いていく。戦いの中に望んで身を置いた広喜は、どれだけ傷を負っても酷く楽しげに見えた。
「……きゅいーん」
 癒し手を担う勇名は他の仲間が攻撃に手を割けるよう、回復役にまわる。
 防御力を若干下げられ投げつけられた呪詛の効果で僅かに回復量が落ちているが、丁寧に回復していくことで今のところ戦闘不能者を出さずにいる。更に勇名からのサポートを受けて攻撃力を底上げされたシィカが光り輝く星のオーラでデスナイトを打ち砕くと、カルナの淀みない詠唱がドラゴンの幻影を生み出し、最後の配下の力を食い尽くす。ざり、と白い骨を踏んでカルナが一歩踏み出した。
「解釈違いなのですよ、最初から」
「貴様、何を……」
「地球の海は生命の源で、あちらの海に住まうのは命無き死神ですから。同じ海でも似て非なるものだと思うのですよ。……混同されては困ります」
 大洪水を起こそうと企む薔薇獄太夫へにっこりと笑ってみせる。
 配下さえ撃破してしまえば残るは一体。残酷な死神と番犬たちは遮るモノもなく対峙する。自らの生存と挟持を賭けて。
 幾度目かの薔薇吹雪が戦場を黄金に染め上げる。更に動いた薔薇獄太夫が血塗れの包丁をカルナに向けるが、その腕が痺れて攻撃の一手を無駄にしてしまう。
「……っ。あと、少し。まるで赤子の手を捻るようですね」
 薔薇獄太夫が血走った目を向け、自分の手首をぎりぎりと握り締める。
 花魁のような着物は自らの血に汚れ土に汚れ、それでも敵意と殺意を牙のように剥き撤退を選ばない。
 唐突に、広喜が口を開いた。そうした呼ぶのは、唯一と決めた相棒の名。

「俺には、すっげえ頼りになる強え相棒がいるんだぜ。……眸!」
「あァ。わかっていル。この瞬間ヲ逃す手はなイ」
 指先から撃ち出された大量のミサイルに重ねるようにして、眸がミサイルランチャーを展開する。右腕からそれはまるで翼のように。
「貴様のよウな者を殺せルのだから、ケルベロス稼業をやっていてよかっタと思ウな」
 大きく穿たれた胸元の穴からは、向こう側が良く見えた。
 薔薇獄太夫。
 そう呼ばれた死神は最後に乾いた地面を引っ掻き、そうして動かなくなった。


 死神の軍勢を全て倒しきったケルベロスたちはそれぞれ安堵の息を吐き、この地を守りきったことを身体の痛みと共に実感する。仲間の回復を気にかけていた者が多く、回復に日数のかかるような大怪我に至った者はひとりもいなかった。
 戦いが終わると勇名はビルの壁に背中を預けて座り込み、足を投げ出す。疲れた様子ですぐにうとうとし始めた。
 派手な音を掻き鳴らして戦いの終わりを喜び、シィカは今日のステージを終える。さて、次のステージは何処になるのだろう。
「お疲れ様でした、フローネさん」
「ミライさん。お疲れ様です。これでまた、進めますね」
「はい。守ることができました。……またミライさんの歌、聴かせてください」
 ここで潰えるかもしれなかった二つの命は、ケルベロスたちの手によって守られた。瓦礫の影にいた女性の方へ驚かせないようにそっと近付き、膝を折って無事を確かめた。
「ご無事で何よりです。帰りは家まで送っていきます」
 何かあっては、とカルナとさくらが家まで送り届ける役を買って出る。
「あなた方は今日のことをいつか忘れてしまうかもしれません。でも、私は忘れない。この子を助けてくれて、……ありがとう。本当にありがとう」
 女性はケルベロスたちに深々と頭を下げ、頬からついと透明な雫を落とす。
「この子が生まれて来たらきっと、何度でも今日のことを話して聞かせます。大丈夫だって私を励ましてくれたこと、優しく運んで助けてくれたこと。恐ろしい死神を前にしても、勇敢に戦った姿を。……この子が生まれたら、誰かを守れる強い人になりなさいって。そう伝えるわ。今日のあなたたちのように」
「どんな小さな個体が生まれてくんだろうなあ、楽しみだなっ」
 広喜がそう笑顔でいうと、女性はお腹に手を当てながら泣きじゃくり何度も何度も頷く。 そんな様子を眺めていた眸は、いつの間にかほんの微かに己の口角が上がっていたことに気付く。
 この日の武勇伝を幼子が知る頃、ケルベロスたちは何を成し遂げ、地球はどうなっているのだろうか。それはまた、ずっと未来の、別のお話。今はただ、互いの無事を喜び番犬たちは帰路につくのだった。

作者:成瀬 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2021年3月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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