白菜の奇譚

作者:芦原クロ

 野菜畑が広がる、とある農園。
 白菜、人参、大根など。冬が旬の野菜を、収穫体験出来る。
 大きい野菜や美味しそうな野菜を自分で見極め、土を手で掘って収穫する、といったものだ。
 収穫した野菜は、調理スペースで、スタッフに頼んだり、自分で調理も可能。
 一番人気なのはシンプルに、鍋だ。
 出汁が染み込んだ白菜の、歯ごたえとあふれ出す旨味。
 澄み切った冬空の下で、熱々の鍋を食べるという、贅沢。
 他の食材も一通り揃っており、レシピも有る為、肉を使った鍋や、白菜を主役にした料理も味わえる。
 多くの来園者で賑わい、収穫に奮闘したり、簡単な料理を作ったり、と。楽しい時間を過ごしていた矢先の、出来事。
 畑から白菜が自ら飛び出し、見る見る内に、巨大化する。
『ハクサイ、クエ! エイヨウ、ホウフ! カロリー、ヒクメ! デモ! タベスギ、チュウイ! スリリング、ハクサイ!』
 攻性植物と化した異形が喋り出し、現場はパニックに陥る。
 逃げる一般人をツルで捕まえた異形は、白菜を食べて欲しいと繰り返しながら、力加減の調整が出来ず、結果的に多くの一般人を殺めてしまった。
 異形は殺めたことにも気付かず、一般人を次々と捕えてゆく。

「リサ・フローディアさんの推理のお陰で、攻性植物の発生が予知出来ました。至急現場に向かい、攻性植物を倒してください」
「予知の段階だから、一般人を助けられるわ。頑張りましょうね」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)の説明に、そう付け足す、リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)。

 一般客の数が多いので、避難誘導役と、避難完了までの間に攻性植物の意識を惹き付ける役とで、分担するのが良いだろう。
 この攻性植物は、白菜を食べたり、白菜の良さを語る者を最優先する為、それらを行なっていれば、惹き付けることは楽な筈だ。
 ただし、この攻性植物は、弱体化前に攻撃を受けると、猛スピードで逃亡する可能性が極めて高いので、注意が必要だ。
 この攻性植物に、配下は居ない。
 避難誘導役と合流した後は、白菜を主役にした料理を作ったり、味わったりしていれば良い。
 楽しそうにしているのも、大切なようだ。
 それらの光景を見て満足したら、この攻性植物は弱体化して動かなくなり、攻撃も確実に命中するようになるので、一気に畳みかけると良い。
「放っておけば多くの死者が出ます。皆さんにしか解決出来ません。どうか攻性植物の討伐を、お願いします」
 説明を終え、最後は少し真剣な表情で頭を下げた。


参加者
源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)
ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231)
朱藤・環(飼い猫の爪・e22414)
ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)
那磁霧・摩琴(医女神の万能箱・e42383)
如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)
柄倉・清春(あなたのうまれた日・e85251)
リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)

■リプレイ


 現場に到着すると、白菜が攻性植物と化して、巨大化し始めていた。
 すかさず隠密気流を展開する、ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231)。
「おやおや、白菜が攻性植物化してしまいましたか。倒さなければいけないのが心苦しいですが……」
 如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)は白菜の攻性植物を見てから、言葉を続ける。
「せめて満足して逝かせてあげたいですね」
 優しい想いを言葉にする沙耶へ、寄り添う形で隣に立つ、源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)。
「攻性植物になっちゃったのは残念だけど、白菜に満足して貰えばいいんだね? 沙耶さん、頑張ろう」
「ええ、頑張りましょう。瑠璃」
 瑠璃の声掛けに、頷いて見せる、沙耶。
「如月さんと源さんが、どんな白菜料理を作ってくれるのか楽しみなのですっ!」
 この為に、空腹状態を保っていた朱藤・環(飼い猫の爪・e22414)が、尻尾を振りつつ主張。
「今回は鍋パがメインだよね?」
 四種類の鍋を作る気満々の、那磁霧・摩琴(医女神の万能箱・e42383)。
 そんなメンバーに、白菜の攻性植物は興味津々な様子。
(「私が危惧していた攻性植物が本当に出て来るとは驚いたわね」)
 リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)は白菜の攻性植物を見上げ、続いて避難誘導を務めるメンバーへ視線を送った。
「ほら、凄まじく危険なデウスエクスが出ている。彼方に行くといい」
 必要に応じてラブフェロモンも使いながら、戦闘区域に近寄らないように、人々を避難場所へ誘導する、ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)。
 控えていたハルが隠密気流を解除し、避難誘導に回る。
 念の為、白菜の攻性植物の様子を、一度確認。
 惹き付け役のメンバーが白菜料理を作り始めており、白菜の攻性植物は完全に意識をそっちに向けていた。
「指示通りに避難すれば、危険は何一つない」
 堂々とした言動で、一般人の不安を取り除き、焦らせない速度で誘導してゆく、ハル。
「いちおう隣人力を活用しとくわ。息の合った夫婦が囮側にいりゃ、なんとかなるっしょ」
 他人に好印象を与え、遠くに見える安全な場所へ人々を連れてゆく、柄倉・清春(あなたのうまれた日・e85251)。
 黒電波くんは画面に矢印を表示し、分かりやすく避難経路を示していた。


「女の子は最優先でエスコートするねぇ。あー、野郎はあきらか不味そうだしな、落ち着いて逃げりゃ襲われやしねーよ」
 基本的に、女性には甘く、男性には粗野な態度を取る、清春。
 幸い、隣人力の効果で、雑に扱われても一般男性らは怒り出すことは無い。
「こんな時でも、相変わらずだな」
「クク……あの変貌ぶりは中々の見物だ」
 やや呆れた眼差しを送るハルと、愉快気に笑い声を零す、ペル。
 はぐれた者や、遅れた者が居ないか確認してから、一般人の避難誘導をようやく終えて。
 仲間たちと合流するべく、3人と黒電波くんは来た道を戻っていった。

(「日本の冬はとっても寒い! 寒い日は温かい食べ物が一番! そしてお鍋にはお野菜、白菜が必須!!」)
 摩琴は収穫した白菜を洗って、鍋作りに励んでいた。
「お鍋は、まず、出汁! 丁寧にとって、ちょっと濃い目の割り下を作るんだ」
『ウンウン』
「なぜなら、白菜の水分が白菜のうまみと共に染み出して、美味しいスープになるからね!」
『スゴイ! ハクサイガ、トッテモ、オイシク、ナル!』
 摩琴の言葉を聞いていた白菜の攻性植物が、喜びの声をあげる。
「白菜の無い鍋は、お出汁の完成度が足りない。甘みも、うま味も、栄養面もね」
『カンセイド、ハクサイデ、タカクナル! スゴイ!』
 白菜の攻性植物は摩琴が調理する姿と説明に、歓喜。
「料理は慣れてるよ。四人家族で当番制で作ってるしね」
 豚肉、きくらげ、うずらの卵、人参と玉ねぎを慣れた手つきで炒めている、瑠璃。
 出来上がりはまだだろうかと、お腹を鳴らしながら小皿を持って待機中の、環。
「私は白菜と豚肉のミルフィーユと、白菜のシチューを作ります」
「名前からして、おいしそうですー!」
 丁寧に、白菜と豚肉を交互に重ね、鍋に敷き詰めてゆく、沙耶。
 環も白菜の攻性植物も、そわそわと完成を待っている。
 そんな中、瑠璃が八宝菜を作り上げ、食欲を誘う香りに環は導かれ、小皿によそって一口。
「おいしいー!」
 甘みのある白菜がたっぷり入った、八宝菜。
 環の尻尾が勢い良く揺れ、あっという間に小皿が空になる。
(「さぁ、おいしいお鍋をいっぱい作ってパーティだぁ!!」)
 料理の腕前を発揮する、摩琴。
「もうすぐできるよ!」
 白菜を使った寄せ鍋、鮭を主材料にした石狩鍋、白菜ちゃんこ鍋を、摩琴は同時に作っている。
 そしてもう1つ、キムチ豆乳鍋の準備も欠かさない。
「鶏ガラのスープで鍋物として煮込む。これがミルフィーユですね。蒸し焼きにしてもいいですし、簡単でお腹一杯になります」
 沙耶が白菜と豚肉のミルフィーユを作り終えると、環は素早く小皿に盛り付ける。
「囮側は、たくさん食べられるチャンスが有って……ゲフン。いただきますー!」
 囮役を選んだ理由を、思わず口にしそうになり、慌てて咳払いする、環。
「これもおいしい! 鶏ガラのスープが白菜に染み込んで、とろとろになった白菜が柔らかくて! いくらでも食べられそうです!」
 熱々の白菜と豚肉に、息を吹き掛けて程よい熱さにし。
 環は嬉々として、食レポをしている。
「白菜ってとても美味しいわよね、こうやって鍋料理にしたら格段に美味しいわ」
 白菜をふんだんに使った水炊きを作り終えたリサが、仲間たちの作った料理を味わう。
 瑠璃は白菜のスープ、沙耶は白菜のシチューの調理に、それぞれ掛かる。
「でけぇ白菜とか、まるでB級パニックホラーじゃね、今度は人類が調理される番だ! みてーな」
「だから、男は不味そうだと言っていたのか」
 清春の言葉に、納得しながら戻って来た、ハル。
「待たせたな。それでは調理を開始する」
 合流後、手洗いと消毒をきちんとしてから、ハルは調理を始める。
「素材は十分にそろっているな」
 料理に使える食材を確認後、ハルは領域を展開し、現れた無数の刀が舞うように食材を斬り刻んでゆく。
 白菜は勿論のこと、ネギなどの野菜やキノコ類、更に海老やカニ、ホタテやタラなどの魚介類も切り分けて、鍋に投入。
「魚介鍋だ。どのような鍋にも白菜は欠かすことができない。私の場合は白菜を最初に投入し柔らかくなるまで煮込む」
「つーか、料理に武器使うって、斬新過ぎじゃね?」
 調理中のハルを見て、ペルへと話題を振る、清春。
「お、鍋も出来たようだな。クク……メインの白菜も然り、美味そうではないか」
 ペルは華麗にスルーし、小皿を受け取り、鍋の具を移す。
『ハクサイ、イッパイ、クエ!』
「ご当地キャラが如く緩い言動だが、やはりデウスエクスだな」
 白菜の攻性植物を一瞥し、ペルは湯気が立つ鍋へと視線を戻す。
「まぁいいさ、腹を空かせた我からの開戦の言葉はいただきますあるのみ、だ。クク……」
 全身を隠すような外套で、表情は見えないが、美味しい鍋を食べているペルからは、柔らかで満足げな雰囲気が伝わって来る。
「白菜か、鍋には欠かせねぇ役者じゃねーか。クタクタに煮込んだやつとかマジで美味ぇんだよなぁ……っと、涎が」
「鍋パ、良いわね」
 調理済みの鍋を順々に見ている清春に、リサが皿と箸を渡す。
 満面の笑みと共に、リサに礼を伝えてから、清春が箸を伸ばした先は……豆乳鍋に入れるつもりだった、キムチ。
「清春、つまみ食いしたね! それはキムチ鍋用のキムチだよ!」
「白菜が旨そーだったからねぇ。辛いのにも合う白菜とか、すごくね?」
 摩琴のお叱りが飛んで来るが、つまみ食いを止めない。
 楽しそうな光景を見て、白菜の攻性植物はほんわかしている。
「我は幼くとも乙女……。こういう美容にも良い白菜は非の打ち所がない。あと白色が好きな我的には好印象だ」
『イロモ、スキ? ヤッタ!』
 ペルの称賛に、上機嫌になる攻性植物。
「白菜を最初に入れると、鍋ごとの味が白菜の芯までしみわたり様々な味わいを見せるのだ。さぁ存分に味わうといい。私も頂こう」
 ハルが魚介鍋を作り終え、人数分の取り皿を渡す。
「スープはシンプルに鶏ガラスープで人参と白菜と豚肉で」
「白菜と豚肉の細切れ、人参、たまねぎ、ジャガイモを使ったシチューです」
 丁度、瑠璃と沙耶も2品目を、作り終えた。
「白菜のシチュー、珍しいです」
 知人への土産話として、面白いレシピを持ち帰りたいと思っていた環が、早速食べ始める。
「おぉ、シチューもおいしいのです!」
「白菜、やっぱりおいしいよね」
 環の驚きを交えた感想に、同意を示す、摩琴。
「みんなでいっぱい、日本の素晴らしいお野菜を、白菜をっ、食べよ♪」
 摩琴が鍋の蓋をどんどん開けると、美味そうな香りと共に湯気が立ちのぼる。
 寒さを忘れるほどに、温かく、美味しそうな料理の数。
「さぁさぁ、これだけ料理があるんだし食べよ食べよ♪ 食材に感謝してお腹いっぱい食べるお祭り……カーニバルだよ! ……と言う事で、みんなのお料理もお鍋もいっぱい食べるよ♪」
「あれもこれもおいしいのですー。白菜は低カロリーだから沢山食べられるのです!」
 摩琴が仲間たちを促し、メンバーは鍋やシチュー、八宝菜や白菜スープを味わう。
「白菜って、味が沁み込みすいし、どんな具材にも合うからいいよね、沙耶さん」
「そうですね。白菜は手軽に手に入りやすい割りには栄養が簡単にとれますし、レシピにも組み込みやすい。どんな料理にも仕立てられるのがいいですね」
 瑠璃が話し掛けると、沙耶は頷きつつ言葉を返す。
「レシピに組み込みやすいのも助かる。あ、手軽に入手できるのもいい」
「料理を作る時に本当に助かります」
 瑠璃と言葉を交わす沙耶は、微笑みを浮かべている。
「面倒くせぇ仕事にはご褒美が必須っしょ。っつーわけで十人十色の白菜料理をいただきまーす!」
「白菜は何と言っても癖が無くて食べやすいだけじゃなく、ヘルシーなのがいい」
 家事もこなせる清春だが、今回は作らず、食べるほうに回っている。
 ペルは料理によって変わる、白菜の噛み応えを堪能しながら、褒めることも忘れない。
「皆で鍋や料理を食べるのって、楽しいわね」
「うんうん! あれも、これも美味しくてお箸が止まらない! 作りすぎたかと思ったけど、そんな事なさそうだね?」
 リサの言葉に相づちを打ってから、摩琴は箸を忙しげに動かす。
「ああ、我にそっちの白菜もくれ、鍋奉行。好き嫌いは無いのでな。鍋奉行が居ないならば勝手にたっぷり取るぞ」
 ペルはメンバーを見回し、自分の皿へ美味しそうな具材をどんどん、よそってゆく。
 摩琴がキムチ豆乳鍋を振る舞っている間に、辛党の環がおいしくなあれを使い、キムチ鍋を手早く作って追加。
 豆乳でまろやかな辛さのキムチ鍋と、ガッツリ辛いキムチ鍋。
「白菜の甘みは辛みとも共存できるのです」
 環は両方を味わい、幸せそうだ。
「おー、いいねぇ。オレも激辛好きだし、辛いのは食べられないって子は任せてねぇ。野郎は、頑張れ的な?」
 清春が女性陣に声を掛け、キムチ鍋の辛さを満足げに味わう。
 そんな清春の肩を、軽く叩くペル。
「ペルちゃんどうかした?」
「あいつは倒せば鍋に入れて食えるか?」
 清春の問いに、ペルは白菜の攻性植物を示し、訊き返す。
「んー、とりま攻撃する際は白菜以外を狙っとく? 味が落ちたら困るかんな」
「美味しさ以前に、攻性植物って食べられるのかが疑問ね」
 2人の会話が聞こえていたリサが、もっともな発言をする。
 視線を送れば、攻性植物はいつの間にか、ぐったりとして動かなくなっていた。
 素早く戦闘態勢に入ったのは、瑠璃と沙耶だ。
「来世はまともな白菜に生まれ変わってね……。全力で行くよ!!」
「意志を貫き通す為の力を!!」
 秘めた太古の月の力を剣にして、瑠璃が一気に振り下ろす。
 同時に、逆側から接近した沙耶も、タイミングを合わせて強い意志の力を剣にし、斬撃を浴びせる。
「この呪いで、貴方を動けなくしてあげるわ」
 尋常ならざる美貌の呪いを放ち、敵を動けなくする、リサ。
「君も元はおいしく食べられたいだけの白菜だったのだろう。しっかり刻んで元の白菜に戻ったら洗って鍋に投入しよう」
 殺界に心を映し、自らの領域を作り出す、ハル。
 領域内で、樹木のように生やした剣を持ち、素早く敵を貫く。
 環は敵の挙動をしっかりと確認し、ダメージを受けても何も言わず、反応すらしない敵の様子に、弱体化の成功を確認。
 鋼の鬼と化した拳を、敵に叩き込む。
 連携し、影の如き斬撃で、敵の急所を静かに掻き斬る、摩琴。
「おらよ、冷凍保存だ!」
 黒電波くんの攻撃後、清春は敵に凍結の光線を撃ち込む。
「野菜は刻んで調理するもの」
 連携したペルの、緩やかに弧を描くようにして放つ、斬撃。
 急所のみを的確に斬り裂くと、トドメを食らった敵は、霧散して完全に消滅した。


 戦闘後、破損箇所の修復が完了すると、リサが率先して避難勧告を解きにゆく。
 一般人も戻り、平和な光景が広がる。
「折角だから夜ご飯は白菜料理にしようか、沙耶さん。八宝菜と白菜のシチューかな」
「そうですね、今日の夜ご飯は八宝菜と白菜のシチューですね。一緒に作りましょう、瑠璃」
 仲むつまじい瑠璃と沙耶は、後片づけを終えてから、一足先に帰路へ。
「お残しは許されません! 鍋パ再開!」
「賛成ね。折角沢山の料理があるんだから、皆で楽しく食べて帰りたいわね」
 環の主張にリサが頷き、再び食事を始める。
「食べられない状態にするのは忍びない……と思っていたが、消滅したな」
「それな。とりまオレも鍋パ再開するわ。女の子が作ってくれたものは完食するべきっしょー!」
 やや残念そうな声でハルが呟き、清春は首を縦に振るも、すぐに気持ちを切り替えた。
「さぁ、お出汁に合わせて雑炊、うどんの締め行くよ!」
 摩琴は鍋に、白米かうどんを、投入して温め直す。
 出汁に合うように、入れるものを調整し。
 雑炊やうどんを、和気あいあいと食す、メンバー。
「シメうどんも食べたし、御馳走様だ」
 ペルが満足そうな声で、食後の挨拶を口にした。

作者:芦原クロ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年12月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 1
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