ケルベロス大運動会~聖火リレー第二ルートを制覇せよ

作者:波多蜜花

●ケルベロス大運動会、今年も開催!
 全世界決戦体制(ケルベロス・ウォー)の発動は、世界経済を大きく疲弊させる。これは世界を救う為にも必要不可欠なことなのだが、経済が回らなくても世界は困る。
 そこで、その莫大な戦費を賄う為のイベントとして毎年開催されるようになったのが『ケルベロス大運動会』だ。
 ケルベロス・ウォーで幾度となく勝利を掴み取ってきたケルベロス達が参加する大運動会となれば、全世界が注目し中継だけでも莫大な利潤を生む。更には、開催される現地へ直接観戦に行く人々も多く、とにかく経済が回るのだ。
 そんな夏の風物詩とも言えるケルベロス大運動会、今回の開催地は――数々の戦火に晒されてきた日本の首都、『東京』となる。
 勿論、無作為に東京が選ばれたわけではない。今回の大運動会は戦費の獲得と共に『ハイパーエクストリームスポーツ・アトラクション』による『東京の防衛力増強』も目的とされていて、言うなれば一石二鳥、というやつだ。
 防衛力の増強については、ここ数年で大きく発達したと言われる『決戦装備』の技術を用いたアトラクションを建造、そして運動会後にはそのまま東京の防衛施設として活用するのだという。
 しかも、大きく戦費を獲得することができた場合、恒常的に活用できる『新型決戦装備』の開発も可能になるという、満を持しての東京開催であった。

●聖火を繋げ
「ま、それはそれとして! 参加する皆にも、日本全土の人々にも総出で楽しんで欲しいっていうんが本音なんやけどな」
 と、信濃・撫子(撫子繚乱のヘリオライダー・en0223)が笑う。そして、それでなんやけど、と集まっているケルベロス達を見渡した。
「折角ケルベロスの地元でもある日本で行われる大運動会やろ? 会場である東京がメインではあるけど、それ以外の日本全国の観光名所や特産品を海外に広めたいんよ」
 そうして行われるのが日本全国聖火リレーというわけだ。
「皆の身体能力やったら、コースを一気に駆け抜ける! っていうんも可能やけど、それやったらアピールにならへんやん?」
 そこで、周辺の住民達にケルベロスの能力を魅せるようなパフォーマンスをしながら走ったり、聖火リレーのテレビ中継や地元のテレビ局などに対し、リレー区間の観光名所や名産品を紹介してほしいのだと撫子が言う。
「ここで募集してるんは、第二ルートの岐阜、富山、石川、福井、滋賀、京都、兵庫、岡山、鳥取、島根でな。ぜひ、地元出身者のお薦めなんかあったら熱くアピールして欲しいんよ」
 どのようなパフォーマンス、アピールをするかは参加するケルベロス次第だが、テレビ的に盛り上がり、大人にも子どもにも受けのいいものだと地元の熱気もより高まるだろうと撫子が頷く。
「走る区間の希望があったら言うてな、その区間を走れるように調整するよって」
 希望者が重なっても、そこはケルベロス大運動会。希望した区間を一緒に走ることが可能だ。もちろん、複数名での同時アピールも大歓迎。
「皆やったら、絶対楽しいもんにしてくれるやろ? それから、自分らが楽しむんも忘れへんやろし」
 だから皆で大運動会を盛り上げて行こな! と撫子が楽しそうに笑った。


■リプレイ

●第二ルート、始まり
「チロちゃん、何これ」
「提案書」
 提案書、とチロ・リンデンバウム(ダイナミックわんこ・e12915)はルル・サルティーナ(タンスとか勝手に開けるアレ・e03571)に答えた。走る前に渡されたそれは本当に提案書だったのだろうか。
「走る場所は何処でも良いけど、ルルたんの前って……走る場所決めなくってどうするんだぁ!」
 チロの姿が映る中継を見ながら、ルルが叫んだのは仕方ないことだったのかもしれない、けれど――。
 第二ルートへの聖火はもう渡された後であり、チロは人々の歓声を受けて走っている。賽は投げられたのだ。
「綺麗な色の蝶々を追い掛けて47都道府県を走破したチロに隙は無いぜ!」
 中継車と見守る沿道の観客に笑顔を振りまき、チロが走る。
「まずは岐阜の観光名所! これは多々ある中でも、世界文化遺産に登録されてる白川郷を推すぜ!」
 合掌造りが有名であり、冬の絶景は一見の価値ありだ。
「更に! 合掌造りと言えば富山の五箇山合掌造り集落! こっちも白川郷と同じく世界遺産なので要チェケラ!」
 カメラに向かってゆっくりめに走りながらアピールすると、少しスピードを上げる。ルルに聖火を引き継ぐまでは、走って走って走り抜けるのみ! 故に彼女は気付かない、うっかり二区間走っていることに。細かいことはいいんだよ、それがケルベロス達の良いところ。
「チロちゃん! こっちー!」
「ルルたん!」
 手を振るルルに聖火を渡し、これでチロはお役御免……なんて甘くはない。今度はルルの区間コーチとして併走だ。
「あの、石川県って何が有名なんですかね!?」
 ルルが走りながら沿道の人々に聞いてみる。だってちょっとリサーチできなかったのだ、夏休みの宿題の隠蔽に必死だったから――!
 例年通りだな、とチロが思っていると、親切な人々が口々に叫ぶのが聞こえる。
「ふむふむ……ここ石川県は! 加賀歴代藩主により形作られた兼六園! それから金沢城址を公園にした金沢城公園がお勧めなんだってー!」
 他にも色々聞こえたが、聞き取れたのはその二つだけ。それでも、イェー! と、沿道の人々がノリ良くルルの言葉に歓声を上げてくれる。
「そろそろ交代かな」
「甘えるな! 力尽きるまで走るんだ! 良いか、呼吸だ! ケルベロス呼吸法を身につけろ! 吸ってー吸ってーまた吸って!」
 死んじゃうだろ! と叫んだのは果たしてルルだったのか。彼女は福井の名所は福井恐竜博物館、そして東尋坊! と叫んだあとサスペンスドラマにありがちな崖の下に消えたのだ。
「この先崖って文字を読めなかったばっかりに、惜しくもないルルちゃんを……!」
 チロが嘆きつつ走る、ルルは必ずコースに戻ると信じて。戻んないとまずいし。
「いやー、火が消えないようにするの大変だった!」
 無事だ! 無事だぞ! 沿道の人々がどよめく。これが、これがケルベロス……! しれっと滋賀の近江牛を食べながら京都を走る走者達にバトンを渡したルルなのであった。
 後にチロは言う、うっかり近畿・中国地方を横断しそうな勢いで走った気がする、と。

●はんなり、京都
 歴史ある古都をアピールする為、京都らしくいきますか! と、シル・ウィンディア(光のシャドウエルフ・e00695)とクローネ・ラヴクラフト(月風の魔法使い・e26671)は聖火を受け取る前に舞妓さんへと変身していた。
「折角だからと思ったけど……これ、着物で走るの結構大変そうなんだけどっ!?」
「……走るのには、向いていない格好だね」
 シルとクローネが顔を見合わせると、それでも着物は自分の故郷にはないものだし着てみたかったのだとクローネが笑った。
「クローネさん、すっごく綺麗だよ! 褐色の肌が白くなるって、すっごい変身だよね」
「シルもとっても綺麗だ」
「お二人とも、とっても綺麗っすよ!」
 二人の舞妓が笑う中、颯爽と現れたのは侍の恰好をしたシャムロック・ラン(セントールのガジェッティア・e85456)だ。
 上半身はしっかりと小袖に羽織り、セントールゆえの馬の半身には装飾が施された革製の泥除けを身に付けている。
「シャムロック、侍の恰好良く似合ってるよ。もしも倒れそうになったら、シャムロックの背中に乗せてもらおうかな?」
「ふふ、それじゃ護衛をお願いしてもいいかな、着こなし上手なお侍さんっ♪」
 クローネとシルがそう言うと、シャムロックが勿論っす! と笑うと、三人でスタートラインに立つ。そして届いた聖火を受け取り、三人が走り出す――!
 実際には、走ると言うよりは早歩きに近いのだが、そこはケルベロスの身体能力だ。普通のランナーが走るよりも、よっぽど早いと沿道の人々が沸く。そんな観客達へ手を振り、シル達がとあるお店の前で早歩きからゆっくりとした歩き方になる。
「このお店の八つ橋はおいしいんだよ」
 そう、シルが紹介すると、外に出ていた店の人間が八つ橋を掲げて微笑む。
「ここのお店は、ぼく達がお化粧に使った白粉や練り香水のお店なんだよ」
 クローネが一瞬立ち止まり、本物の舞妓さんがするようにゆっくりと会釈をすると、男女関係なく歓声が上がった。
 そんな華やかな二人を後ろから見守るように、シャムロックが彼にしてはゆっくりとした歩みで進む。そして、再び早歩きに戻ったシルとクローネを見て、華やかな着物に身を包んだ二人はとても綺麗だけれど、やはり歩き難くて大変そうだと声を掛けた。
「お疲れなら、自分の背中に乗るっすか?」
「お願いしていいかな?」
「もう限界かも……っ」
 体力的にはまだまだいける、けれどおこぼと呼ばれる下駄での移動はさすがに、と二人が眉を下げるとシャムロックがその場で膝を突き、着物を崩さぬように二人を横向きにして背に乗せた。
「落ちないように掴まっててくださいっすよ!」
 泥除けをなんとか掴んだ二人が返事をすると、シャムロックがゆっくりと走り出す。そうして、美しい二人の舞妓を乗せた侍姿のシャムロックに、自然と声援が飛んだ。
「こっからがオレの見せ場っす!」
 二人を振り落とさない速度を保ちながら、シャムロックが京都の名物を紹介する。
「このお店の香り高いお茶は、京都でも人気のお茶っす!」
 沿道の人々に向け、背に乗ったシルとクローネが振袖の袖を押さえてシャムロックの代わりに手を振る。わっと盛り上がった声に、シャムロックが速度を上げた。
 京都の区間が終わり、シャムロックが日本だけでなく世界の人々の心がひとつになるようにと祈りを籠めて、次の走者に聖火を渡す。
「お疲れ様、ありがとうシャムロック♪」
「ありがとう。この姿で皆と写真を撮りたいな」
「いいっすね!」
 すぐに近くにいた係員が、最高の笑顔を浮かべた三人が並んだ姿を撮る。お礼を言って受け取って、三人で顔を見合わせた。
「なんだか甘いものが食べたいな、シルのおすすめは何かある?」
「抹茶や焙じ茶を使ったスイーツがおいしいよ!」
「自分、京都観光もしたいっす!」
 聖火リレーを走った姿のまま、三人は駆け抜けた京都を今度はゆっくり観光するべく歩き出すのだった。

●復興の地を走る
 デウスエクスに制圧されている地域を解放することもケルベロスの使命であると、エリオット・アガートラム(若枝の騎士・e22850)は思う。そして、今日という日に、解放され復興を果たした地を走ることは彼にとって喜びでもあった。
「今のこの街の様子を是非お伝えしなくては、です」
 水兵風の水着姿に身を包み、京都から届いた聖火を受け取る。走り出した彼を応援するように、沿道の人々が拍手を送っているのが見えた。
 異人館の前を走り、花が咲き乱れる庭園を通る際にはガネーシャパズルを操って、パズルから現れた光の蝶を辺り一面に舞い踊らせる。歓声が沸き上がる中、その名の通り尖塔に風見鶏が飾られた風見鶏の家、萌黄色の外壁に包まれた萌黄の館といった、有名な異人館前を走り抜けて坂を南へと下っていく。
「さあ、ここから三宮駅の方へ向かいます! 神戸旧居留地も楽しみにしていてください!」
 笑顔でテレビカメラに向けてそう言うと、スピードを上げた。
 追い掛ける報道陣も慣れたもので、邪魔をせず離れすぎずの距離を保っている。すぐにレトロなビルが目に入り、エリオットがここは外国文化の玄関口であったのだと説明を入れたりとその博識っぷりを披露しながら、次はポートタワーの赤色が映えるメリケンパークへと向かった。
 風景は街から海へと変わり、淡路島と明石海峡大橋を望む国道へ。
「そろそろゴールですね、僕達の願いが皆さんに届きますように!」
 ゴール付近の地に、大きな守護星座を描く。それはとても幻想的な光りを放ち、見る者すべてに希望を与えるかのよう。その中を走り抜け、エリオットは聖火を次の走者へと託す――!

●アラビアンなお姫様たちは砂丘を駆ける
 岡山を走る走者が桃太郎伝説のモデルなどでも有名な吉備津神社や、倉敷の美観地区などを紹介し、山間部を駆け抜け鳥取を走る彼女達に聖火を渡す。託された聖火を手に、シィラ・シェルヴィー(白銀令嬢・e03490)と華輪・灯(幻灯の鳥・e04881)が鳥取砂丘を走る。シィラは碧色の、灯は薄紅色のアラビアンなお姫様衣装だ。
「シィラさん、本当に綺麗! 聖火の輝きも、とても似合うのです!」
「灯さんだって、凄く可愛い! 今日のわたし達は、砂丘のお姫様です」
 ふわりとお互い微笑むと、走りながら中継車にアピールするように、灯がねこ鍋……ではなく、大きなランプを擦る。そこから現れたのは翼猫精霊のアナスタシア! ……本当は、ウイングキャットなのだけれど、これも演出と灯が笑う。いつもと違ってほんのりアラビアンな衣装のアナスタシアが灯の願いを叶えるランプの精霊のように、くるんと一回転して見せた。
 可愛らしい翼猫妖精に癒されたのはテレビから観戦していた者だけではない、もちろんシィラもだ。その可愛らしさに和みつつ、魔法の絨毯だと出されたそれに乗ると、そっと砂漠風の衣装に身を包んだビハインドのアレックスに目配せをする。
 ふわり、と持ち上がった魔法の絨毯――種明かしをしてしまえば灯が自身の翼で飛び、アレックスとアナスタシアが持ち上げているのだが――は、ふわりふわりと空を飛び、砂丘まで応援にきていた市民やテレビの前の観客を大いに盛り上げた。
 けれど魔法はいつか解けるもの、ぐらりと魔法の絨毯が風の煽りを受けてバランスを崩す。
「あ、バランスが崩……いえ、魔法が解けます! 危なーい!」
 空を飛ぶ翼を持つ灯も、ウイングキャットのアナスタシアも、浮くことのできるアレックスにも問題はない。そう、落下するのは聖火を持っていたシィラだ。
 けれどそこはケルベロス、咄嗟の判断も的確そのもの。聖火を天高く放り上げたかと思うと思い切りよく空中でジャンプをし、宙で二段階のバク転をしてみせた。
 軽やかに、くるくると速度と衝撃を抑えたシィラは眼下に居たラクダの背へ、見事な着席を決める。更に、落ちてきた聖火をキャッチしてテレビカメラに向かって笑顔を向けた。
「わああ、シィラさんかっこいい!」
 シィラの動きに灯が夢中になって拍手をしていると、ラクダの上から手が差し伸べられる。その手を取れば、灯の身体がラクダの背へと収まった。
「えへへ、まるでシィラさんの魔法ですね」
「ふふ、魔法みたいでしょう?」
 二人で身体を寄せ合って笑うと、聖火を運ぶ為に砂丘を駆ける。
「シィラさんって、お姫様で、魔法使いで、王子様みたいですね!」
「……嬉しい。わたし、王子様にも成ってみたかったの」
 聖火を届け終わるまで、もう少しお姫様と王子様のままで――。

●出雲に至る
 第二ルート最終コースを走るのは、端境・括(鎮守の二挺拳銃・e07288)とレイシア・アクエリアス(穿つ雪兎・e10451)だ。
「このるぅとには、大切なとこがたっくさんあるのじゃ!」
 ちょっと居心地のいい小屋で冬眠していたら、起きる頃には近所の地球人から神様だ、神様の遣いだと拝まれていた括が走りながら言う。神様とか、なんかそういうのにいつの間にかされていたところの自分としては、どうしても外せないものだ。
「石川は白山市に見上げる白山神社! 兵庫は淡路なる伊弉諾神宮!」
 口上を述べながら、括がフェアリーブーツの踵を鳴らし、奉納舞のようにステップを踏む。軽やかにして神聖なその動きのあとに、花びらを模したオーラが舞い踊る。
「さりとて広くお見せするなら、出雲の大社から立久恵峡を抜け須佐神社へと至る道が一押しじゃ!」
 出雲の大社は言うまでもなく、須佐神社も他に類を見ぬお社。一度はお目通り願うもいいだろうと、括がテレビカメラに向かってくるりとターンを決め、一際鮮やかで大量のオーラを降らせると沿道から大きな歓声が上がった。
「そう……島根は……因幡の国に通じる、出雲の国……」
 真っ白な兎耳を揺らし、レイシアがアンカーを務める為に括と共にカメラに向かって頷く。
「ここ島根は、海産物がとっても有名なんだって……」
 地元ではないけれど、精一杯島根をアピールする為にレイシアは因幡の国から出張してきた兎の如く、ぴょんぴょんと跳ぶように走る。その様子はとても可愛らしく、応援の声があちらこちらから上がっていた。
 島根県立美術館の前を走る際には、宍道湖うさぎの像に並んでブロンズ像のポーズをその隣で取ったりと、うさぎのアピールも忘れない。括もその可愛らしさを真似するように飛び跳ねて、一層観客を沸かせている。そのまま宍道湖から出雲大社まで走り抜け、括は再び花びらのオーラを撒き散らし、レイシアはそれを先導するように聖火を掲げて兎像の周囲を駆けた。
 出雲大社の近くの食堂に頼み、飛魚を加工したあご焼きの包みを受け取ったレイシアはそれを口に咥え、括と共に広島の走者に聖火を渡す為、立久恵峡を抜け須佐神社へと向かう。
「美味しそうじゃのぅ……!」
「ゴールしたら……一緒に食べようね……」
 それはゴールが楽しみですのじゃ! と、笑った括と九十九に折れた坂を跳ねるように走り、広島を走る走者を目前にすると、交代しながら持っていた聖火を括がレイシアに渡し、再び花びらのオーラを舞い踊らせる。
 花びらが舞う中、レイシアが因幡の白兎のように跳ねて走って――。
 二人が繋いだ聖火は、第三ルートの走者へと無事バトンを繋げたのだった。

作者:波多蜜花 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年8月10日
難度:易しい
参加:10人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 1
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