男女は平等、女性も水着はトップレスにすべき！

■リプレイ

●都内某所
「また変なビルシャナが現れたものね。男ばかり不公平って、何が不公平なのよ！　そこまで言うなら、メンズラブでも、何でもすればいいのよ。そうすれば公平でしょ？　まあ、既にやっているんだったら、何も言う事はないけど……」
　イリーナ・ハーロヴュー（ツンロシュ・e78664）はイラついた様子で仲間達と共に、ビルシャナが拠点にしているビルの前にやってきた。
　ビルシャナが拠点にしていたのは、繁華街の一角にある、とあるビル。
　以前まで違法風俗店が、この場所で営業をしていたらしく、何とも言えない如何わしい雰囲気が漂っていた。
「わたしとしては、男性だけが上半身裸でも無問題なのが不公平だと思うのです」
　エル・ネフェル（ラストレスラスト・e30475）が、全裸姿で自分の考えを述べた。
　それが原因で先程から注目の的になっており、まわりにはスマホを構えた一般人が集まっていた。
　彼らにとって、エルは突然空から舞い降りた女神同然。
　エルの身体を眺めながら、一人遊びの虜になっている一般人までいるほどだった。
「確かに、平等ではありませんね……！　男性はいつも通りで、女性だけ変えるなんて……それでは、ただ女性が男性に合わせているだけではないですか……！」
　カフェ・アンナ（突風はそよ風に乗って・e76270）が、不機嫌な表情を浮かべた。
　実際に、ビルシャナ達は男女平等を訴えつつも、自分達にとって都合のいい状況に持っていこうとしているだけのようである。
　そのため、自分達が変わろうとは思っておらず、女性だけが変わればいいと思っているようだ。
「此処まで来ると、むしろ女性の胸を見たいだけ、という気しか致しませんね」
　ミアン・プロメシュース（瑠璃の処罰者・e86115）が、嫌悪感をあらわにした。
　おそらく、ビルシャナ達は女性の胸を見るために、歪んだ教義を広めようとしているのだろう。
　それがあからさまに分かってしまうため、ビルシャナに対して悪い印象しか抱く事が出来なかった。
　そして、ケルベロス達は覚悟を決めた様子で、ビルの中に足を踏み入れるのであった。

●ビル内
　ビルの中に足を踏み入れた途端、ケルベロス達が感じたのは、オトコ達の濃縮された汗のニオイであった。
　それは身体が拒絶しても、ネットリと絡みつき、穴と言う穴から入ってきそうな程の勢いだった。
　そのニオイを掻き分けるようにして、階段を上っていた先に、ビルシャナ達の部屋があった。
　ビルシャナ達は部屋の中で如何わしい妄想を膨らませ、女性達を襲撃するための計画を練っている最中だった。
「もしかして、女性の胸を見たいのですか？」
　そんな中、ミアンがビルシャナ達の前に立ち、躊躇う事なくズバッと問いかけた。
「い、いや、別に、そう言う訳じゃねえから！　なんだよ、それ！　俺達は別に胸が見たかったわけじゃねえから！　つーか、なんだ、お前らは！　ここはお前達が来ていい場所じゃねえぞ！」
　ビルシャナがあからさまに動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
　まわりにいた信者達も、一人遊びを母親に目撃されたチェリーの如く、目をギョロギョロさせながら、何やらブツブツと呟いていた。
「素直に言えば見せて差し上げても良いのですが……興味がないのですね」
　そんな空気を察したミアンが、ビルシャナの顔色を窺った。
「えっ？　マジか！？　それなら……って、違うから！　何度も言うが、胸を見たくて、こんな事を言っている訳じゃねえから！　そこんとこ勘違いをしないでくれ！　そもそも、俺は男女の平等を訴えているだけだから……！　その流れで女もトップレスにすべきだと訴えている訳だからな……」
　ビルシャナがしどろもどろになりながら、必死になって言い訳をし始めた。
　その言葉を聞いた信者達が、『この状況で日和るんじゃねぇよ、クソ鳥が！』と言わんばかりにイラついている様子だが、その気持ちを言葉に出す事はなかった。
「……大体ねえ、水着でも水着じゃなくても何でもいいからトップレスだーって……。そんなことしてたらね……女性はオッパイ垂れるのよ。……嫌でしょう、せっかく見えるオッパイが残念な形してたら……」
　イリーナが髪の長い女性信者に近づき、さりげなく胸の先端をつまんだ。
「んくっ！　はあ……んんんっ！」
　その途端、髪の長い女性が息を殺して、恥ずかしそうに頬を染めた。
「ま、私は垂れるほどおっきくないから良いんだけどね！」
　イリーナが『はははっ』と笑いながら、自然な動作でコートの前を大きく広げて見せた。
「おお……ん？」
　それと同時に男性信者達がイリーナの胸をガン見したものの、予想に反して小さかったため、マユゲがハチになるほどションボリとした。
「……って、何よ、その目は！　貧乳だって言いたい訳！？」
　その視線に気づいたイリーナが、ムッとした様子で、男性信者達をジロリと睨んだ。
「いや、大きいです」
　男性信者達が愛想笑いを浮かべ、態度が『大きい』事を認めた。
　幸いイリーナには気づかれていなかったようだが、バレた場合は確実に血祭りである。
「まあ、上半身の裸の良さを理解したまでは良いでしょう。しかし、それだけで良いのでしょうか？」
　エルが信じられない様子で、男性信者達の前に立ち、ガニ股ポーズを決めた。
　その上で、男性信者の手を誘うようにして、自分の股間を触らせた。
「うくっ！　マ、マジか……」
　そのため、男性信者が目を泳がせ、ゴクンと唾を飲み込んだ。
「騙されるな！　これは……罠だ！　俺達を惑わす罠……。そうだ、絶対に、そう！　間違いない！」
　その事に気づいたビルシャナが、イラっとした様子で、男性信者の肩を掴んだ。
「いいえ、罠ではありません。男性も女性も同時に改革するべきですっ……。どちらも同じように、同じ目に遭う……それが平等です。故に、目指すべきはトップレスではありません。ボトムレスです……！！　さあ、皆さん……ボトムレスになりましょう」
　カフェが上半身に巻かれたサラシを外し、毛深い下半身を晒して、若い女性信者に擦り寄った。
「皆さんがあまり胸を見ているせいで……溢れてきました。これを見ても、ビルシャナに従うつもりですか？」
　そんな中、ミアンが恍惚とした表情を浮かべ、母乳が溢れ始めた胸で谷間を作った。
　それが引き金となった男性信者達が群がり、何かに取り憑かれた様子で、順番にミアンの胸を吸い始めた。
　そのため、母乳が噴水の如く噴き出し、男性信者達を真っ白に染めていった。
「あっ、いっけない。潮噴いちゃった☆」
　それを目の当たりにしてイリーナが、母乳と交差するようにして、勢いよく潮を噴いた。
　それを全身に浴びた女性信者達が興奮した様子で、大量の潮を自分の体に塗りたくった。
「私も……もう！」
　エルが男性信者達に身体を触られ、その姿をスマホで撮られていたため、虹が出来るほどの勢いで放尿した。
「ぷひゃあ！　なんだよ、これ！　御褒美かよ！」
　それを全身に浴びたビルシャナが、全身母乳と潮と尿まみれになりながら、まんざらではない様子で笑みを浮かべるのであった。
「と言うか、何……その顔ッ！　『いつまでも小さい胸を見せるな！』って思っているでしょ！　口に出さなくても、顔に書いてあるからモロ分かりよ！　覚悟しなさいよ、ビルシャナ！」
　そう言ってイリーナがコートを投げ捨て、ビルシャナに攻撃を仕掛けていった。

●ビルシャナ
「ちょっと待て！　俺は別に……そんな事を思っていた訳では……。いや、本当に……誤解だって！　信じてくれ！　そもそも、なんで俺がそんな事を……。まあ、確かに胸を見ていたのは事実だが……」
　ビルシャナが動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
　本音を言えば『何故、分かった！』、その一言。
　まるで心を見透かされてしまったかの如く、本心を知られてしまったため、声が上擦り、嫌な汗が止まらなくなっているようだ。
　一方、信者達は手のひらを返してビルシャナを裏切り、ケルベロス達と絡み合っていた。
「やはり、ビルシャナは処罰執行で叩き潰しておくべきですね」
　ミアンが何やら察した様子で、ビルシャナの逃げ道を塞いだ。
「いや、ちょっと待て！　待ってくれ！　話せばわかる！　分かるはずだ！　だから落ち着け！　少しだけ話を……。俺の話を聞いてくれ！」
　ビルシャナが身の危険を感じて、薄っすらと涙を浮かべた。
　だからと言って、状況が好転する事はない。
　むしろ、逆ッ！
　最低最悪の状況に突き進んでいるため、嫌な汗が止まらなくなっていた。
「……と言うか、邪魔ッ！」
　次の瞬間、イリーナがスターゲイザーを仕掛け、流星の煌めきと重力を宿した飛び蹴りをビルシャナに炸裂させた。
「確かに……邪魔ね」
　それに合わせて、エルが陰陽有頂昇天波（コイカ・トエ・ハカ）を発動させ、その身に陰陽の気を得るかの如く、地に足を踏み天に脚を掲げ、生じた快楽エネルギーを陰門にて陽気と混ぜ合わせ、非想非非想天に昇るが如くに高めると、ビルシャナに水気としてぶち当てた。
「俺は、ただ……おっぱいが……」
　続け様に攻撃を喰らった事でビルシャナが、ブクブクと血の泡を吹き、白目を剥いて息絶えた。
「それでは、先程の続きをしましょうか」
　エルがホッとした様子で、男性信者達に視線を移した。
　男性信者達は、色々な意味でヤル気満々。
　今にも天を衝きそうな勢いで、みんな股間が反り立っていた。
　それに応えるようにして、エルが男性信者達に見えるようにして、恥じらいもなく開脚すると、そのままの恰好で男性信者達に抱えられ、動画の撮影が始めった。
「それじゃ、楽しみましょう」
　一方、イリーナはイケナイ玩具を股間に装着した後、含みのある笑みを浮かべ、女性信者達に視線を送った。
「……ただし、拒否権はありませんよ？」
　カフェも同じようにイケナイ玩具を股間に装着すると、傍にいた女性信者達を抱き寄せた。
　それに応えるようにして、女性信者達がカフェのモノを口に咥え、その体に舌を這わせるのであった。

作者：ゆうきつかさ	重傷：なし 死亡：なし 暴走：なし
種類： 公開：2020年6月10日 難度：普通 参加：4人 結果：成功！
得票：格好よかった 0／感動した 0／素敵だった 0／キャラが大事にされていた 0
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