木々が啼くようにさざめいて、静謐をざらつかせる。
不意に吹いた強いその風に、水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)はふと足を止めていた。
「……?」
藍夜色の瞳を、周囲へ巡らせる。
真っ直ぐに伸びる林道だ。
整然とした並木が続いていて、遠方で闇と溶け合っている。明るい時分なら明媚な眺めであろう、ある種変哲のないといっていい自然の景色。
──だが。
鬼人が目を留め、見据えたのは風景ではない。
暗がりの中からふらりと、ひとりの人影が現れていた。
面立ちだけを見れば、柔和な印象さえ抱かせる青年。だが、気取りのない出で立ちに反して、握っているのは煌々とした鋭さを持つ刃。
一歩進む度に陽炎が渦巻いて、濃密なまでの死の匂いを感じさせる──それは死神。
鬼人は一歩だけ引いて。刀の柄に手をかけながら、しかし細めた瞳に意外な色を浮かべている。
「……お前──」
何かがいるとは思っていた。
尋常のものではない気配があるとも察知していた。
けれど、目の前のその死神の顔を見て、心が微かにだけ波立つのを自覚していた。
彼はその鬼人の顔を見て何を思うか、ただゆるりと歩み寄って。
「全ては、ままならないものです。……斬らせて、頂きますよ」
そして一息に踏み込むと刃を高く掲げ、殺意の剣先を振り下ろした。
「水無月・鬼人さんがデウスエクスに襲撃されることが判りました」
夜半のヘリポート。
イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)はケルベロス達へと状況を説明していた。
「予知された出来事はまだ起こっていません。ただ、時間の猶予も残されていません」
鬼人は既に現場にいることが判っている。
その上でこちらから連絡は繋がらず、敵出現を防ぐことが出来ない。そのため敵と一対一で戦いが始まってしまうところまでは覆すことは出来ないという。
「それでも今から急行し、戦いに加勢することは可能です」
合流するまでに時間の遅れは生まれてしまうだろう。それでも戦いを五分に持ち込むことは充分に可能だと言った。
「現場は林道です」
並木の道が真っ直ぐに伸びる、自然の景色だという。
周囲にひとけは無く、一般人への被害については心配は要らないだろうと言った。
「敵は死神である事が判っています」
その詳細な目的など、敵については判らないこともある。だが放っておけば鬼人の命が危険なことは事実。
「だからこそ猶予はありません。ヘリオンで到着後、急ぎ戦闘に入って下さい」
周囲は静寂で、鬼人を発見すること自体は難しくないはずだ。
「鬼人さんを救い、敵を倒すために。さあ、急ぎましょう」
参加者 | |
---|---|
水無月・鬼人(重力の鬼・e00414) |
ジョーイ・ガーシュイン(初対面以上知人未満の間柄・e00706) |
ヴィヴィアン・ローゼット(びびあん・e02608) |
ユグゴト・ツァン(パンの大神・e23397) |
風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376) |
●邂逅
剣撃は夜闇を斬り裂く程鋭い、けれど水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)は鞘を鳴らして刀を抜き放ち、一刀を受け止めていた。
紅に輝く刃と無名の刀身が、甲高い残響で静寂を割る。鍔迫り合ったまま、鬼人はその死神の姿を見据えた。
「……本気で斬りに来たな」
「それが使命ですから」
彼は応える。その声音が、柔らかな立ち居が、紛うことなき“流希”であることを鬼人に確信させた。
鬼人は一度飛び退いてから構え直す。心にあるのは、敵として斬って捨てることよりも話がしたいという思いだった。
「久しぶりだな」
「幾月、いや、幾年ぶりでしょうか」
死神──紅羽流希は懐かしむように瞳を細めていた。その面影が不思議なほど記憶の中と変わらなくて、鬼人は微かに目を伏せてしまう。
「俺を覚えているんだな」
「当然でしょう。今や、斬るべき対象ではありますが」
ざり、と砂が擦れる。
流希が踏み込みの体勢を取っていた。
ならば鬼人も柄に力を込めざるを得ない。
ただ、それでも頭には過日の景色が去来していた。遊戯に熱中した時間、交わした会話、溢れる記憶はとめどなく。
「斬り合わなきゃ、なんねぇか?」
「私はあなたを殺そうとしている。戦いを避けることは、出来ないでしょうね」
その声に如何な感情が滲んでいるかは判らない。
ただ流希は小さく瞑目していて──鬼人はそこに昔と変わらぬものを見た気がした。
「同じ日に生まれ、同じ日に死に……そして蘇った。俺はブレイズキャリバーとして。お前は死神、か」
息を吐きながら、迫ってくる流希の一刀を水平にした刀で防ぐ。
「本当に、ままならない、もんだよなぁ……お互い、よ」
「……、きっと、配られた手札です」
運命は変えられない。
そう言ってみせるように流希は攻撃を重ねた。
鬼人は気力を保ちながら、相手の剣閃を滑らせ、逸らしていく。だが焔を纏った斬撃は重く、鋭く、鬼人の膚を裂いて血を流させた。
ふらつく鬼人に、流希は刃先を突きつける。
「決着は近そうですね」
「……さぁ、どうかな」
と、鬼人は返してみせた。
このままならば形勢が傾くのは事実だろう。それ程までに流希は強い。けれど、鬼人は自身が斃れるとは思っていなかった。
何故なら自分は十分持ち堪えたから。
きっと来てくれる仲間が、そして大切な人がいると知っているから。
「──鬼人!」
花風のような、真っ直ぐで清らかな声音が響く。
視線を向けると、そこに夜の中から走り出るヴィヴィアン・ローゼット(びびあん・e02608)の姿が見えていた。
「ヴィヴィアン──」
鬼人が微かに瞳を和らげる。
するとその後方から続く仲間達も確認できた。
流希がはっとして目を向ける、それよりも早く腕を振り被っているのはジョーイ・ガーシュイン(初対面以上知人未満の間柄・e00706)。
「見つけた……ぜっと!」
手に持った握力鍛錬用の胡桃を投擲し、牽制代わりに流希の顔面へ痛打を加えていた。
流希の体勢が微かに崩れる。
そこへ降り立ち、銃を向けているのが風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)だった。
「悪いけど、外さないよ」
いつでも射撃を敢行できるよう、既に指は引き金にかけられている。
銃口は正面に、フロントサイトは違わず流希の腕へ。
刹那、夜を明滅させるほどのマズルフラッシュを伴って『SURE SHOT』。渦を描いて一直線上に飛翔した弾丸が、手元を穿って刃を逸らさせた。
その間にユグゴト・ツァン(パンの大神・e23397)が、鬼人へと歩み寄っている。
「仔を包む慈愛の混沌だ。癒されると良い」
こがねに艶めく髪をふわりと揺らがせながら、ゆっくりと手を伸ばした。
すると色彩の交わる翼が光を湛え、鮮やかな靄を生み出す。暖かな風に流されるように鬼人の躰を覆ったそれは、傷を食い潰すように癒やしていた。
同時に、ヴィヴィアンも傍へ駆け寄り燦めくミストを顕現。淡く優しい心地を与えて残った傷を祓ってゆく。
万全となった鬼人は緩く手を開いて握り、顔を上げた。
「助かったぜ」
「うん」
ヴィヴィアンはそっと頷いて、声音に安堵を籠める。
「無事だって信じてたけど、でも……無事でよかった」
「ありがとな。皆も」
鬼人が言えば三人も頷き、視線を前方へ注ぐ。
後退していた流希は、刃を握り直して声音に意外そうな色を交えていた。
「……仲間、ですか」
そうして力を試そうとするかのように刃を振り上げる。
が、ユグゴトはその挙動すら完遂させない。仔へ刃を咬ませてやるのだ、と。声を落とせばミミックのエイクリィが応じて奔っていた。
そのまま足元へ鋭利な刃を挟み込む。衝撃に流希が僅かに傾げば──その間にヴィヴィアンは蒸気に霊力を交えて前線を防護。
同時に匣竜のアネリーにも淡紫に輝く守りの光を注がせ、戦線を強固にしていた。
「とりあえず、護りは整ったから」
「うむ」
と、応えたユグゴトは攻勢へ。
夜を歪曲させて凝縮したかのような黒色の魔力球を顕現すると、高く掲げて撃ち出して。死神の心をすら深い闇に蝕んでいく。
それによって流希の反撃が一瞬遅れれば──眼前へと奔り込んでいるのがジョーイ。
「遅ェよ」
そこに隙があるなら、遠慮なく。業物の刀を掲げると、鬼神の如き朱きオーラを揺蕩わせていた。
相手が反抗する暇も与えず、振り下ろす一撃は『鬼神の一太刀』。紅蓮の剣閃を描いた斬撃で深々と裂傷を抉りこむ。
「今だ!」
「それじゃあ、撃つよ」
と、ジョーイが跳んで射線を開ければそこへ狙いを定めるのが錆次郎。
胸部に装着したユニットを眩く輝かせると、閃光の如き熱量を生み出して。刹那、その全てを真正面に放射し、爆裂する衝撃を流希へ叩き込んでいった。
●宿縁
夜陰に立ち込める粉塵の中で、その死神は未だ斃れず立っていた。
薄闇のヴェールに覗く貌に番犬達が見たのは──寧ろ嬉しさの表情でもあったろうか。
「あなたにも、死地に駆けつける同胞がいるのですね」
その声音に仲間の視線が向くと、鬼人は小さく応えている。
「あいつは昔馴染みだ。親友だった、って言えばいいか」
「……へェ。親友、ねェ」
ジョーイは得心しながらも、相貌に大きな感情を表さない。自分にはそんなものはいた事がないから、ぴんとこないのだという自覚はあった。
(「だがもし俺にも親友てのが居たら……どうだろうな」)
心は自然と想像している。
それを斬らねばならない状況に、自分がいるとするのなら。
「──やりづれえだろうな」
「ああ、何とも言い難い『鎖』と説くべきか。筆舌し難い『歪』と言うべきか」
ユグゴトも死神の姿を瞳に映して、因果の非業さ呟く。
けれどそこに在るのはただの嘆きの声音ではなく。
総ての生命を自らの仔と見るならば。
「仔を助けるのは私の在り方。母親の当たり前なのだ」
そしてデウスエクスは仕置の対象であるのだと。
錆次郎も頷いていた。
本当ならば、そっとしておきたいけれど。
「男同士の邂逅に此方の事情を挟むのは悪いと思うし。それでも……デウスエクスの排除を、優先させてもらうよ」
人命第一、元とはいえ、自衛官にそんな甘い考えはないから、と。
「……そうだね」
小さく紡いだのはヴィヴィアン。
どれだけ鬼人の心が辛いのかと考える。それは自分には完全には理解しきらない程かも知れない。
けれど自分が鬼人を思う心もまた、誰にも負けないくらいに強いから。
何よりも、鬼人の婚約者として。
「鬼人を傷つける人を見過ごすわけにいかないの」
「……。ヴィヴィアン、皆、済まねぇな」
鬼人は短く、皆へ礼を言った。
それを最後に、視線はもう敵へ向いている。
彼に言いたいことは沢山あった。けれど仲間の命だってかかっているなら、今は握る刃に心を集中するべきだから。
「──行くぜ」
刹那、地を蹴って風となり、流希へ迫る。
刀を縦横に奔らせて放つ剣撃は疾風の如く。吹き抜ける衝撃の連鎖で流希の全身を抉っていった。
「頼む」
「うん!」
ヴィヴィアンは既に、舞い上がるように宙へ跳んでいた。
ひらりと躰を翻しながら、放つ蹴りは鮮やかに。流星が落ちるよう、靭やかなで眩い衝撃を与えていく。
流希が間合いを取ろうとすれば、そこへ迷いなく飛び込むのがジョーイ。
「逃さねェぜ」
左足を踏み込ませながら、剣先は右方の下段に下げている。次いで一息に距離を詰めながら、その勢いで逆袈裟に刃を振るって──象るのは鋭い三日月。
暴風を伴う膂力の一閃に、流希は血潮を零しながら大きく体勢を崩した。
「じゃ、今度は僕の番だね」
と、その機に合わせて錆次郎は魔力を地面へ撃ち込んでいる。
高密度の熱量を含んだそれは、地中を伝うと流希の足元へ。一瞬後には滾るように大地を赤熱させていた。
瞬間、爆炎。
剛烈なまでの焔が噴き上がって流希の全身を包んでいく。
「……使い手揃いのようですね」
流希は僅かに苦悶を交えつつ、それでも蒼い炎を撃ち返してきた。
けれどそれが鬼人を捕らえる前に、ヴィヴィアンは躊躇なく前面に飛び出して庇い受けている。
「通させないから」
芯の強い声音を聞かせながら。
大丈夫か、と声を向けてくる鬼人には健常な頷きを返して──直後には自分をミストで覆い処置も済ませた。
アネリーも優しい光を注いでくれれば、体力には憂いない。
ユグゴトはそれを確認すれば、エイクリィを敵へけしかけさせて。夢幻の黄金を飛散させて精神を惑わせながら、自身は鉄塊の刃を掲げていた。
「何処かで見たか――冗談だ」
至近で流希を見て、つと呟きながら。
「何で在れ、仔に違いない。早々に諦めて還り給え。神が死ぬ事は『当たり前』の話だ」
振り下ろす一撃は、親愛の表現のように重く深く。躰を抉り裂いて血煙を噴かせていく。
よろける流希は、それでも反撃を狙って前進を止めなかった。
けれど錆次郎にはそれも予想できていたこと。
「少し離れていて貰うね」
拳を引き絞り、突き出すと同時にエネルギーの塊を放射して。速度を加えた打突を直撃させて流希を吹き飛ばす。
膝をついて立ち上がろうとする流希、だが既にジョーイが刃へ雷光を纏わせていた。
「譲るかよ」
相手が刀を振り上げようとする、そこを的確に突き崩すように。弾ける雷撃を帯びた刺突を打ち込み腕を貫いてゆく。
●未来
風が吹いた。
木々がそよぐと、翠の葉が淡く輝く。春の気流が深い闇を晴らすように、いつしか空から月明りが覗いていた。
その光に影を伸ばして、流希は血に濡れた顔に変わらぬ柔い表情を見せていた。
「この力をもってしても、苦しいなんて。強い……いや、強くなったのですね」
言葉はいつかの時代を思うかのように。
それでも一歩一歩と近づいてくるのは、最後まで刀を振るおうとしているからだ。
錆次郎はふと鬼人の様子を窺う。
けれど鬼人は流希を見据えながらも、最後まで冷静だった。
「勝負はもうすぐつく」
「……最後まで、結果は判りませんよ」
流希は返すが、ヴィヴィアンは凛と首を振る。
「ううん、あたしたちは、負けない。絶対に『向こう』に連れて行かせたりしないから! だって鬼人は、これからもあたしと未来を生きるんだから──」
そうだよね、と。
隣を向けば、鬼人は頷いていた。
「ああ」
瞬間、流希の面前にまで迫り月明りを反射する斬撃を見舞う。
流希は後退しながらも、死の力を巡らせ自己治癒した。が、直後にはユグゴトが鉄塊を鋭利に変形させて刃先より概念を流し込む。
──貴様の物語を否定する。
証明を混濁させる『Eraboonehotep』は、己が在り方を見失わせることで自我を薄らがせ──流希が得た力を砕ききった。
よろめく流希が一歩でも近づけば、錆次郎は威嚇射撃。動きを止めた上で紅き攻性植物に躰を食い破らせてゆく。
「後は、お願い」
「あァ」
応えるジョーイは氷気で覆った刃を振るって、流希の足元を斬り裂きながら蝕んだ。そのまま鬼人へと声を投げる。
「キッチリ引導渡してやんな」
鬼人は頷き、流希へ歩む。
これが今生の別れになるだろう。だから他の誰でもないこの手で、鬼人は勝負を終わらせたかった。
「あたしが、手伝うから」
と、ヴィヴィアンはその背へ『茜色の道を示す牧歌』──あたたかく、力強く。未来を照らす旋律で確固たる決意を与えている。
鬼人はその全てを刃に注ぎ、『鬼砕き』。
「終わらせるぜ」
左に斬り上げ、右に薙ぎ、袈裟に奔らせて。最期に刃筋の重なる一点へ刺突を放ち、流希の命を貫いた。
戦いの終わった夜には、静寂が訪れる。
鬼人はその中で、倒れた流希の傍に座っていた。
「……ってことがあってな。そうだ、この前、新しいボードゲームをやったんだが──」
そうして雑談や、日常の事、何でもない話。思いつく言葉をぽつぽつとかけている。
すぐに流希は消滅してしまうだろう。けれど記憶にある昔のように──少しだけ、その時を惜しませてほしいと思った。
鬼人の言葉に、流希は小さく頷いて。朦朧としながらも、時折相槌を打つ。鬼人はそれに仄かに笑んでまた続けた。
「ちゃんと紹介してなかったな」
自分の足で立って、大切な人と生きてる。
それを知って安心してほしいから、と。視線をヴィヴィアンに向けて。
「俺の婚約者、ヴィヴィアンだ。ヴィヴィアンにも紹介するぜ──紅羽流希。俺の親友だ」
ヴィヴィアンはそっと頷き、流希に目を合わせる。
素敵な方ですね、と。
流希はそう呟いて微笑んだ。そして、きっとお幸せに、と言葉を残して。それを最後に、光の粒になって消滅していった。
「今は一人じゃないって、それくらいは判って貰えたよな」
鬼人は残った刀を腰に差し、無名の刀を墓標代わりに地面に突き立てる。そしてロザリオに手を当て、冥福を祈った。
ジョーイは共に弔い、手を合わせる。
それが終われば、自分が長くいる必要はないと。
「先に帰るわ。じゃあな」
と、背中越しに右手を上げて軽く振っていった。
ユグゴトはそれを暫し見送って──死神が散った跡へ視線を戻す。
「跡形もなく、還ったか」
「……そうだね」
錆次郎は小さく返した。
鬼人には声を掛けず、そっとしたままで。後は周囲に最低限のヒールをかけて事後処理を済ませる。自分に出来るのは、それくらいだからと。
そうして皆が帰路へ向かうと、残った鬼人もヴィヴィアンと二人で歩み出す。少しだけ、親友の話をしながら。
ヴィヴィアンはそれに穏やかに声を返していた。
表に見えなくても、鬼人はきっとつらい思いをしていると判るから。
(「だから──」)
自分は彼を守るため、強くありたいと心から思う。鬼人がこの時を、思うままに過ごせるように支えたい、と。
(「ううん、今だけじゃなく……これからもずっと」)
決めた心は静かで、強く。
ヴィヴィアンは鬼人に優しく寄り添って、共に家路についていった。
作者:崎田航輝 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年4月22日
難度:普通
参加:5人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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