ことことと、煮える鍋が温かな湯気を上げる。
その隣のコンロでは、澄んだ金色の出汁に味噌が溶かされて芳ばしい香りが上がり──ひとつ離れたキッチンでは、熱せられたフライパンでじゅわりと卵が焼かれ始めていた。
明るい賑わいと、良い匂いに満ちたそこは料理教室。
広々としたレンタルキッチンを借りて催されており……数人の講師と共に、少なくない人数が料理の実践を嗜んでいた。
あるテーブルでは家庭料理、また別のテーブルでは洋食と、挑戦する料理は様々。
主婦層から一人暮らしの男性、シニア層まで。失敗も上達も、どちらも楽しむようにわいわいと愉しげな空気に満ちていた。
と──そんな賑わうキッチンを擁する建物の、倉庫。
薄暗い空間に、雑多に種々の用具が積まれる中に──ひとつの電動ミキサーが転がっていた。
旧い型であるそれは、使われなくなってからどれほど経過したろう。埃を被った状態で、誰に目を留められることもない。
壊れてもいるようで、おそらくもう使われることもないはずだった──本来ならば。
かさりかさりと、そこに這い寄る影がある。
それはコギトエルゴスムに機械の脚の付いた、小型のダモクレス。窓の隙間から入り込んでくると、そのミキサーへよじ登り一体化していた。
にょきりと手足を生やしたそれは、倉庫の扉を蹴破ると、疾走。
廊下を突き進んでキッチンへと突入すると──そのまま人々の只中へと襲いかかっていった。
「皆さんは料理など、されますか?」
イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)は集まったケルベロス達へそんな言葉をかけていた。
何でも、とある市街のレンタルキッチンで、料理教室が催されていて人気なのだとか。
「……そして、そこでダモクレスが出現してしまうことが判ったのです」
曰く、建物の倉庫に旧い電動のミキサーがあったらしく──そこに小型ダモクレスが取り付いて変化したものらしい。
「このダモクレスは料理をしている方達を狙おうとするでしょう」
放っておけば、その人々の命が奪われてしまう。
そうなる前に現場に向かい、撃破をお願いします、と言った。
「現場はキッチンのある屋内となります」
広々としたスペースがあるので、戦いに苦労はしないだろう。
料理教室の人々は、事前に避難がされるので心配はいらない。
「こちらは現場に到着後、現れる敵を迎え討つ形となるでしょう」
周囲に被害なく撃破も出来るでしょうから、とイマジネイターは続ける。
「勝利できた暁には、皆さんも料理教室など、楽しんでみてはいかがでしょうか」
元々当日参加も出来る催しだ、講師達も喜んで迎えてくれるだろう。材料は揃っているので、好きな料理を学んだり、作って実食したりと楽しめるはずだ。
「そんな時間のためにも。是非、撃破を成功させてきて下さいね」
参加者 | |
---|---|
シヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374) |
カトレア・ベルローズ(紅薔薇の魔術師・e00568) |
リーズレット・ヴィッセンシャフト(碧空の世界・e02234) |
彩咲・紫(ラベンダーの妖精術士・e13306) |
小柳・玲央(剣扇・e26293) |
ラグエル・アポリュオン(慈悲深き霧氷の狂刃・e79547) |
オルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433) |
ディミック・イルヴァ(グランドロンのブラックウィザード・e85736) |
●厨房にて
広々とした空間には、仄かに塩胡椒の香りが漂っていた。
人々の去ったレンタルキッチンは静寂ながら、下拵えした食材が幾らか並んでいて──賑やかな空気だった事が窺える。
シヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)はふぅむ、と珍しげに見回していた。
「料理教室か。常に戦っている私には、縁がない場所だな」
見慣れぬ光景。
けれどここで平和な憩いがあったのは事実だから。
「楽しんでいる人々に襲いかかろうとすることを、許すことはできないな」
言いながら入り口に視線をやれば──。
すたたた、と。廊下から現れる一体の影が垣間見えていた。
それはミキサーのダモクレス。うぉんと回転刃を唸らせながら、小さな手足で疾走してきている。
「成程。食材を細かく刻むためにとんでもない機構を備えているのだねぇ」
と、ディミック・イルヴァ(グランドロンのブラックウィザード・e85736)はその姿に興味を惹かれていた。
「飽くなき食への探求心が発明し、あのように創造したものだろうから。地球の人々は偉大だと思うねぇ」
「その通りだ! 何しろ、食とは文化だからな!」
リーズレット・ヴィッセンシャフト(碧空の世界・e02234)は腰に手を当て仁王立ち。びしりとミキサーへ指差した。
「使われなくなったものにも言い分はあると思うが……文化を育む場を荒らすとはいかがなものだと思うぞ!」
『……!』
ミキサーは始め、ショックを受けたように仰け反る。だがすぐに拳を握り締めて。
『オレモ料理、スル……!』
問答無用とばかりに飛びかかってきた。
が、ディミックが光の壁を拡げて防護を固めると──。
「私に、任せてくださいませ」
ふわりとラベンダーの咲く髪を棚引かせて。彩咲・紫(ラベンダーの妖精術士・e13306)が指先から光を溢れさせ、古代語を詠唱。
「その身を石化する光を食らいなさい!」
眩い光線を閃かせて鮮麗な初撃を与えていた。
「さあ、カトレア様」
「ええ」
同時、カトレア・ベルローズ(紅薔薇の魔術師・e00568)も艷やかな刀を抜き放つ。
行きますわよ、と。
一人の残霊を傍らに喚ぶと、そのまま彼と共に敵へ肉迫して。
「その身に刻め、葬送の薔薇! バーテクルローズ!」
薔薇を描くように剣閃を奔らせて、その花を散らすような爆破を見舞っていた。
転げたミキサーは、それでも烈しい電流を放つが──そこにひらりと舞い降りる影。
「随分と派手だね、なら私と、踊るかい」
仄かに笑んでみせながら、鉄塊剣を握る小柳・玲央(剣扇・e26293)。リズミカルにステップを踏むように、優美に廻って雷光を刃で逸らしていた。
同時に星屑を振り撒くと、その光が星座の加護を齎し治癒と防護を兼ねていく。
「後、頼めるかな」
「うん。了解」
と、頷くラグエル・アポリュオン(慈悲深き霧氷の狂刃・e79547)も手元から、美しく燦めく雪片を散らせていた。
喰霊刀は佩いたまま、内に巣くう狂気も今は大人しい。だからこそ所作に淀みなく、雪花を七彩に輝かせて残る傷を拭い、皆の力も押し上げる。
「攻め手は任せるね」
「ん、なら、全力で」
と、奔るのはオルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433)。包囲しながら、斜めの方向より敵を追い詰め始めていた。
ミキサーは慌てて駆け出すが、オルティアが速度に劣るはずもなく。耀の刃を手に顕現すると燦然と耀く斬撃を喰らわせていく。
投げ出されたミキサーを、シヴィルが『シャイニングフェザーレイン』──羽根を象る光の矢で撃墜すると、リーズレットも弓弦を引き絞っていた。
「そこだ!」
瞬間、弓の歯車ががちりと動くと強い反動で矢が撃ち出され──ミキサーの体を鋭く穿っていく。
●決着
自身から破片が零れ落ちると、ミキサーは地団駄を踏んでいた。
『オレノ体ガ! ヨクモ!』
それから怒りを顕に走り込んでくる。
そこに強い敵意があっても、無論シヴィルは怯まない。
人々を守る盾である騎士ならば、邪悪なるダモクレスは倒さねばならぬから。大きく羽撃くと肉迫して、刃を振り抜き亀裂を深めていく。
「よし、皆も続いてくれ!」
「ええ──時間ごと凍結してあげますわ」
応じる紫は掌を翳すと、煌めく冷気を渦巻かせていた。凝集された弾丸がミキサーを縫い止めると、すぐに視線を横へ。
頷いたカトレアはとん、と静やかで美しい跳躍。
「その傷口を、更に広げてあげますわ!」
頭上を取った刹那、宙で躰を返すように輪転。曲線を描く斬撃でミキサーを抉っていく。
ぱきりと透明なカバーが割れ落ちたミキサーは──堪忍袋の緒が切れたとばかり、キッチンから野菜を拝借。
回転刃を猛烈に駆動させ、砕いて雨のように注がせてきた。
予想通りの光景に、玲央は防御しつつもうーんと見回している。
「これは掃除が大変そうだね……」
「終わったら、片付けは忘れずにしっかりしておこうか」
ラグエルも視線を奔らせつつ、声音に余裕を欠かない。手を上方へのべると、氷気を立ち昇らせて澄んだ雫を降らせていた。
それは清廉な癒やしの雨滴。野菜片を床に落としつつ、皆の傷も癒やしていた。
頷く玲央も攻勢へ。『炎照・開扉符号』──蒼に煌めく獄炎を放射し、ミキサーの動きを留めながらコードを繋げる。
そこから敵の戦術を読み取りながら、明滅する過去の記憶をも探り出していた。
「昔はよく、料理に使われていたようだね」
『オレハマダ、現役……!』
ミキサーは抵抗するように振り解くが、リーズレットが『黒影縛鎖』。一瞬の輝きの後、一切の不可視状態を保った鎖を奔らせ躰を縛り上げている。
「今だ!」
「……ん」
と、応えて脚に魔力を込めるのはオルティア。
瞬間、すべらかな脚が異常発達を遂げ──爆音を伴った踏み込みを実現させた。『蹂躙戦技:逸走単撲』──暴力的なまでの膂力でミキサーの足を轢き潰す。
転げるミキサーはせめてもの抵抗に電流を放った、が。
「行ってくれ!」
リーズレットの声に応じて、頭に乗っていた匣龍、響が飛翔。雷撃を庇い受けていた。
直後にはディミックが『恋する玻璃』。白の石英を媒体に淡い光を注いでいる。
何処にでもあることは何所にでもいられること。何にでもなれることは何でもできること。変哲のないその鉱石は、それ故に無限の可能性から未来を引き寄せて──いつしか目もくらむ程の光で傷を消し去っていた。
「後は、譲らせてもらうとするかねぇ」
「判りましたわ」
そう頷くのはカトレア、そして紫。
先ずは嫋やかに手を伸ばした紫が、掌から放つ光で翠の蔓を急成長させる。
「全てのものに恵みあれ──」
その『恵みの光』によって導かれた蔓が、ミキサーを雁字搦めにしてみせた。
「最後は、お願いしますわね」
「ええ」
そこへカトレアが一直線に疾駆。
側転しながら脚を撓らせ、靴に薔薇色の焔を抱くと──。
「さぁ、これで焼き尽くしてあげますわよ」
凛然とした声と共に床を蹴って宙返り。炎の円を模るように、振り下ろした蹴撃でミキサーを灰にした。
●料理と実食
賑わいと良い香りがキッチンに満ちていく。
場をヒールして片付けし、人々を呼び戻すことで……早々に料理教室は再開されていた。
腰の後ろでキュッと紐を結び、シヴィルも可憐なエプロン姿となっている。
「防具ではなくエプロンに身を包むのは久しぶりだな。似合っていると良いのだが……」
「とっても似合ってるぞ! シヴィルさんは何を作るんだ?」
気恥ずかしげなシヴィルに笑むのは、リーズレット。こちらは料理好きなだけに、三角巾を着ける仕草も手慣れたものだ。
シヴィルは鍋と市販のルーを準備している。
「私は無難にカレーライスだ。料理はあまり得意ではないうえに久々だからな」
「カレー? 私もだ! 一緒に作ろう!」
笑顔のリーズレットも、玉ねぎやじゃがいもを並べていた。
作るならみんなが大好きなものを、という思いもあってのこと。早速手際よく具材を乱切りにすると、肉を酒で揉み込みつつ、玉ねぎも飴色に炒め始めた。
「おお、凄いな」
シヴィルもじゃがいもや玉ねぎを切りつつ感心。ネットでレシピを見つつ、リーズレットも参考にして……手順を確認しながら進める。
そしてルーを入れると、一気に良い匂いが漂う。
「単純なものなら、手順は難しくないな」
「うん、それでいて作る人によって味が違うのが面白いんだ!」
リーズレットは赤ワインとクミンシードを多めにして、コクと芳香を増していた。
見回せば味噌を加えた和風カレーを作っている主婦もいて、リーズレットは興味津々だ。
「わぁ……みんな色々な物を作っているのだな? あ、この料理知らないのだが!?」
と、アジア料理を勉強する者がいれば、そちらにも聞いて回って。新婚でもあるが故か、レパートリーを増やそうと学習に余念がないのだった。
エプロン姿のカトレアもまた、調理を始める所。
習うのは多くの者が学んでいる、肉じゃがとだし巻き卵。シンプルが故に奥も深いのか、参加者は中々熱心のようだ。
カトレアも教えられる通りにじゃがいもと人参を丁寧に切っていく。
「大きさが大事なのですわね」
「一口大に、でも小さすぎず……でしたか」
と、一緒に挑戦中の紫も、包丁を手にしっかりと確認しながら作業していた。
大きさのばらつきは味のばらつきだ、と。
注意しつつ肉を炒め始め──こちらも焼き過ぎに気を遣いつつ、野菜としらたきを加えると、短く火を通して出汁と調味料を入れていく。
それから落としぶたをして、火を弱めた。
「後は待つだけ、ですわね」
「ええ」
カトレアも頷き肉じゃがは一端終了。
その後、完成の時間に合わせる形でだし巻き卵へ。卵液を数回に分けてフライパンに入れ、巻いては足しを繰り返して形を整えていく。
「中々、忙しいですわね?」
「こうしてみると、卵を焼くだけでも学ぶ所が多いですわ」
カトレアの言葉に頷きつつ、紫も鍋を傾けては卵を入れ、綺麗な形にしていった。
玲央もクリーニングして身支度を整え、作業を始めている。
学ぶのはサバの味噌煮に、ブリの照り焼き。
「ぜひ教えて貰いたいな。私、肉派だから慣れてなくて」
尤も、恋人が魚派だから覚えておきたい、という乙女心に端を発するもので──実家に居た時に家庭料理は作っているし、人数の多い調理にも慣れている。
なので講師に教えられると覚えは早く……サバを綺麗におろして下処理。生姜や酒を入れて煮始めると──手際よく灰汁を取って合わせ味噌で煮詰めていた。
同時に下拵えしたブリへ片栗粉をまぶし、フライパンで加熱。醤油や味醂を加えてこちらも煮詰めていく。
カレイの煮つけも手掛けつつ、分量にも気を使っている。
「一人分ずつ考えて作る、というのは少し苦手だな。精進しないと……」
「それでも、手慣れているね」
と、感心するのはラグエル。
ラグエルはホッとする家庭料理を目指し、炊き込みご飯とからあげを調理中。干し椎茸を戻しつつ、ご飯に入れる具材を切っていた。
玲央はそれに興味深げだ。
「料理経験、ありそうだね」
「可もなく不可もなくだよ。慣れていないし自己流だから……期待はしないでね?」
応えつつ、それでも器用だからかラグエルの包丁は淀みない。
何より、弟に美味しいご飯を作ってあげて──美味しいと食べて貰いたい目的もあるから、やる気は十分。
最近、とみに心を開いてきてくれている、そんな弟の顔を浮かべつつ──具材を切り終わると出汁や醤油と共に炊飯器に入れて炊き始めて。
その間にしっかりと下味を揉み込んだもも肉に、片栗粉と小麦粉をまぶして──低温と高温でカラッと二度揚げ。
唐揚げも盛り付けて準備万端となった。
「よし……! たくさん、作ろう」
オルティアは大きめの器を手にとって、頷いていた。
腕前はほどほどという自覚もあるので、凝ったものは難しい。ならせめて量だけは満足いくようにしよう、と。
作るのは揚げない、丸めない、スコップコロッケ。
茹でたじゃがいもを潰し、ひき肉と玉ねぎを炒めると──後は塩胡椒で味付けしてから器へ入れていく。
最後に炒ったパン粉を乗せてオーブンで加熱すれば、後は待つのみ。
気の利くアレンジなどは、まだ出来ないけれど。
「おいしく出来たら、いいな……」
「うむ。きっと、上手くいくよ」
と、優しく声をかけるのはディミック。
食事は必要なくとも、嗜好としては楽しめる──そんな心意気から自身も参加していた。
「尤も、私は殆ど接して来なかったタイプだけれどねぇ」
地球人でいうところの仕事一筋。
同じ境遇らしいシニア男性を見つけると、彼らと同じ気持ちで挑戦するように……味噌汁とシンプルな親子丼で手習いを始めた。
「ふむ、中々難しいものだ」
玉ねぎや肉を切る包丁も、煮立てるフライパンも、人間サイズの器具はディミックには小さくて始めは四苦八苦。
それでも、シニア達と共に奮闘する内に慣れてきて──味噌汁までしっかりと完成を見たのだった。
「良かったら……一緒に、食べよう」
オルティアが料理を運びつつ声をかけると、皆は勿論と頷く。
リーズレットも笑顔で皿に盛り付けて──全員、同じテーブルにつくこととなった。
「よし、みんなでシェアするぞ!」
そうして頂きます、と皆で早速実食。
シヴィルはもぐもぐと自分のカレーを食べ、慣れ親しんだ味に出来たと確認すると……オルティアのスコップコロッケを頂く。
オルティアがドキドキと見守る中、ほくほくとした食感と、揚げたものに勝るとも劣らぬ旨味に頷いた。
「これは美味しいぞ」
「良かった……。それじゃあ、私もカレーを……ん、美味しい」
「あ、私のカレーも食べて欲しいな!」
と、リーズレットが勧めると皆もそれをぱくり。家庭的ながら深い味わいに舌鼓を打つ。
カトレアもカレーを楽しみつつ、皆に肉じゃがを勧める。
「私達のものは、いかがでしょうか?」
「頂くよ。……うん、良い煮え具合」
玲央はほっくりとしたじゃがいもと、出汁の風味に微笑んでいた。
紫もだし巻きのふんわりとした出来栄えを確認しつつ、玲央の魚料理を頂いて。ほろりと解けるサバ味噌と、とろりとした食感に旨味が凝縮された照り焼きに感嘆を見せた。
「とても美味ですわ」
「本当だ。美味しいよ」
ラグエルも箸を進めて笑みを見せている。
そのラグエルの風味豊かな炊き込みご飯とジューシーな唐揚げに、ディミックも頷いた。
「よく出来ているねぇ」
「ありがとう。こっちも美味しいよ」
と、ラグエルはふわとろの親子丼も食べつつ声を返した。味噌汁も過不足なく完成していて、米と相性抜群だ。
皆の感想が聞けたこと、そして皆の作った味を楽しめたことに……玲央は実感するように笑む。
「こんな機会もないし、良いものだね」
同時に向上心も忘れず、皆とレシピを交換し合って──暫し、楽しい時間を続けた。
作者:崎田航輝 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年3月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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