うさぎスタッフとふれあう1日

作者:星垣えん

●正義感に燃えて
 まるで無防備に、ちょこちょこと。
 都内某所に構えられた『うさぎカフェ』のフロアには、何匹ものうさぎさんたちが愛らしく歩き回る姿をさらしていた。
 ソファによじ登ってくつろいだり、
 座っている人の膝上に乗っかってきたり、
 もふもふボディで振りまく愛嬌に、客たちはにんまりと頬を緩めるしかなかった。
「くぁわいい……」
「くっ、このふわふわボディめ……!」
「あ、こっちの子はぶさカワ……!」
 人として浮かべてはいけないようなデレ顔で、奔放に動くうさぎたちを愛でる。
 ジャパニーズドワーフやアンゴラドワーフ、ホーランドロップやライオンロップ、毛色も白かったり黒かったり、オレンジからぶち模様まで……。
 それぞれに魅力的な個性を持ったうさぎたちは『スタッフ』として、うさぎ好きから大きな人気を獲得していた。まさに店の主役である。
 ――だが、そのチヤホヤ環境に異議を唱える者がいた。
 ほぉら、耳をすませば店外から凄まじい足音が聞こえて……。
「ダメ!! 強制労働!!!」
 どがぁん、と扉にタックルかましてビルシャナが入ってきたァ!
「人の都合でうさぎを働かせおって! そんな無法は絶対に許さんぞ!!」
 という、言い分らしいです。

●愛でる意志
「とりえあず予知した状況は、以上だ」
「見過ごせない状況ですね。すぐにうさぎカフェに向かわないと!」
 カフェ内で展開される未来をうさぎ成分9割ぐらいだった、ザイフリート王子(エインヘリアルのヘリオライダー)の説明が終わると、ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)はガタッと立ち上がる。
 ええ、うさぎカフェですもの。
 行かないわけにはいきませんよね、と猟犬たちも頷いた。
「そうまでやる気を見せてくれると、依頼するこちらとしても助かる。ビルシャナは信者がいないから倒すのに苦労はしないだろう。カフェやスタッフたちに被害が出ないよう頼んだぞ」
 スタッフ、というのには多分うさぎたちも含まれているのだろう。
「もちろんです。人々を助け、うさぎさんをもふもふするのはこの私です!」
 胸を張るような堂々とした立ち姿で、謎の気合を見せるミリム。
 ええ、うさぎカフェですもの。
 テンションが上がらないわけにはいきませんよね、と猟犬たちも頷いた。
 皆の表情から安心感(?)を得た王子は、ふっと笑った。
「どうやら闘志はじゅうぶんのようだな。ならばヘリオンに乗ってくれ。可愛いうさぎたちが待つカフェへ、この私が責任をもって送り届ける!」
 意気揚々、猟犬たちから反転してヘリオンへ歩き出す王子。
 ええ、うさぎカフェですもの。
 スタッフにすらなれない鳥類はさっさと殺って、その後死ぬほどうさぎさんを愛でまくってやるぜ! と猟犬たちは軽やかなステップを見せました。


参加者
白銀・風音(お昼寝大好きうさぎ・e01669)
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)
火倶利・ひなみく(スウィート・e10573)
シフカ・ヴェルランド(血濡れの白鳥・e11532)
アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)
ルイーゼ・トマス(迷い鬼・e58503)
リリエッタ・スノウ(小さな復讐鬼・e63102)

■リプレイ

●路地裏事件
『あー!! ここにボロ雑巾の如く強制労働させられているウサギがー!!』
「何ぃ!?」
 街中を激走していた鳥さんの耳に届いたのは、助けを求める声だった。
 声のもとへ急ぐ鳥。すると路地裏のほうを指差す銀髪の女を見つけたので「とう!」とドリフトで路地裏に突入した。
 しかし、
「……ん?」
 路地裏の暗がりには何もなかった。野良猫の1匹すら。
「おい! どこにうさぎが――」
「どっせい!」
「アァーーッ!?」
 なんかクッソ重い物にぶっ飛ばされる鳥さん。
 銀髪の女――ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)はハンマー『末竜咆鎚』を担ぎ上げた。
「こんな路地裏で働いてるウサギなんて居るわけないでしょ!」
「おのれ騙したのか!」
 悔しげに歯噛みする鳥さんだが、水平飛行中である。
 危ないので頑張って体勢を立て直すが……。
「安眠の邪魔だぁぁぁッ!!」
「へむんっ!?」
 待ち構えていたウサ耳女子――白銀・風音(お昼寝大好きうさぎ・e01669)の苛烈な蹴り上げが炸裂!
 ひゅるるる、と鳥が墜落すると風音は人差し指を口に当てた。
「騒音はうさぎさんのストレスになるよ! 静かにして!」
「いやさっきハンマー振った奴が大声で……」
「口答えしないんだよ!!」
「ぶべらっ!?」
 言わせねえよ、とばかりに火倶利・ひなみく(スウィート・e10573)の鉄拳が鳥さんの横っ面をぶち抜いた。あまりの威力だった。石とか握ってると思った。
「大声はご遠慮願いますなんだよ!」
「だからそっちのほうがうるさいと思……」
「言い訳は許さないんだよ!!」
「ムぅン!?!」
 鳥さんの喉を捉える逆水平チョップ。
 首を押さえて鳥さんを見ながら、リリエッタ・スノウ(小さな復讐鬼・e63102)はシュッシュッとキックの素振りを開始する。
「みんなが楽しくウサギさんと遊ぶところを邪魔するなんて許さないよ」
「人間は楽しくともうさぎは楽しくないだろうが!」
「ふむ。そんなふうに思っているのだな」
 ひょこっ、と物陰から出てくるルイーゼ・トマス(迷い鬼・e58503)。
「しかし昨今の動物スタッフの待遇は非常に良いものであると聞いている。むしろ労働環境をどうこう言うならサービス業の人間こそ過酷なのではなかろうか」
「そうですよ」
 ルイーゼの主張に、シフカ・ヴェルランド(血濡れの白鳥・e11532)が同意。
「大体あんな可愛いうさぎさんを虐待するわけないでしょう。あんなかわいい……かわいいうさぎさんを……うさぎさんかわいいうさぎさん!」
「シフカが変になっちゃったよ?」
「放っておきましょう」
 急にぶっ壊れるシフカを指差すリリエッタに、アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)はかぶりを振る。手遅れやし。
「うさぎの待遇? 嘘をつくな悪魔め――」
「お黙りなさい」
「らばっ!?」
 鳥をビンタするアウレリア。
 本日何度目かわからない暴力に、鳥さんは横座りである。
「なんて日だ……」
「手指の消毒もせず、兎さんに病原菌を移そうとする貴方に兎愛を語る資格は無くてよ」
「そうよそうよ! にんじんに代わってお仕置きなのよ!」
 冷たく見下ろすアウレリアの隣でやかましいのはローレライ・ウィッシュスター(白羊の盾・e00352)。
 元気エルフはそのテンションのまま、アームドフォートの主砲をかざした。
「あなた達が地獄の毘盧舎那カフェで強制労働すれば良いのよーーー!」
「アァァーーーーッ!!?」
 はい! 本日のお仕事終了!

●うさぎがヘブンしている
 右にはうさぎ。
 左にもうさぎ。
 何かを警戒するかのように縮こまってたり、
 壁とソファの隙間に顔を突っこんでいたり。
「ここが……うさぎの……楽園……!」
 ルイーゼは、初めて足を踏み入れたうさぎカフェに心ときめかせていた。
 店内を動き回るもふもふと、壁に張られていたスタッフ表と見比べる。
「ちっちゃいのもふさふさなのもいっぱいいる。この毛の塊はアンゴラというのか……そうか……ふさふさだな……」
「いっぱいなでなでしたいな」
 そわそわしてしまうルイーゼの横で、じぃっとうさぎさんを観察するリリエッタ。
 だがうさぎ天国を前にして最も昂っていたのは、シフカかもしれない。
「ミリムおねえちゃん! うさぎさんがいっぱい!」
「そうですねー。お手手きれいきれいしましょうねー」
「きれいきれいするー」
 ミリムに促され、手指を入念に消毒するシフカ(未就学児)。
 うさぎさんもふもふ空間を見るなり、彼女の脳内ネジは吹っ飛んでいた。
 アウレリアを見上げるリリエッタ。
「シフカが変なままだよ」
「放っておきましょう」
「いや放らないで下さい!? 私1人でシフカさんの面倒は見きれませんよ!」
「うさぎさーん」
「ああっ、シフカさん近づくときは静かにー!」
 どたどた、と走っていってしまうシフカ。うさぎさんはもちろんビクッと警戒したが、なんやかんや幼児のノリでシフカさんは秒で溶けこんでいった。
「……まあ遊べているならいいですかね。あ、店員さん! この人参ジュースとキャロットケーキなるものをお願いします!」
「かしこまりましたー」
 23歳児がはしゃぐのを傍目に、テーブルについたミリムは如何にもうさぎカフェなジュースとケーキを注文する。
 で、改めて店内を見やった。
 うさぎさんが超可愛いかった。
「はぁ……ぴょんぴょこふわもふな子がたくさんっ」
「いいわよね……うさぎさんのカフェ……」
 対面に座って本を読んでいたローレライが、ミリムのため息に深々と頷く。
 ぺらりとページをめくっているそれは、どうやら表紙から察するにロマンス小説。
「ローレってそういう小説読むんですね……」
「ふふっ、まあね」
 ミリムにくすりと笑いながら、膝元でのぺっと寝ているうさぎを撫でるローレライ。
 ブラウンシュガーな色をしたうさぎさんは、安心しきって完全な無防備だ。伸び切ったもふもふボディをさわさわしたローレライは少し放心してしまう。
「ああ……撫で心地最高だし……もうここに住みたいぐらいよ……!」
「ずるいですよローレ! 私だって住みたいです!」
「ケーキとジュースお待たせしましたー」
「ありがとうございます!」
 謎の対抗心を燃やしつつ、ケーキをはむっと食べるミリム。
 一方、アウレリアは床に座って黙々とブラシやスリッカーを並べていた。
「これで更にフワフワでその上ピカピカに……うふふ」
「ノーチェさんが職人の目をしてるんだよ!」
 コームを撫でてうっとりするアウレリアさんの静謐な闘気たるや、鳥をボコ殴りにしたひなみくさんもビビるレベルである。タダモンジャネェ。
「やっぱり夫婦揃って動物好きなんだね!」
「夫婦揃って……そういえばアルベルトはどこに?」
「向こうにいるんだよ!」
 ビハインドで夫な彼の姿が消えていることに気づいたアウレリアに、ひなみくは部屋の隅を指差した。
 そこには。
「――!!」
 うさぎさんと一緒にジャンピング祭りしてるアルベルトさんがいた。
 説明しよう! アルベルトさんは動物が超好き!
「――!!!」
 張り合ってくる(?)ホーランドロップに負けまいと、アルベルトは跳んだ。脚がないながらも綺麗に三回転捻り背面宙返りを決め、ドヤ顔でポーズを決める。
 そして死ぬほど冷たい目をした妻に背後に立たれる。
「埃を立てるな」
「……」
 アルベルトがせいざした。こうかはばつぐんだ。
「まったく……大丈夫かしら。汚れてないかしら?」
 近くにいたふわふわアンゴラを拾い上げ、元の場所に戻るアウレリア。
 で、早速ブラッシング。
「貴方は毛が長くってとてもゴージャスね。素敵よ」
「~!」
「あらちょっと強かった? じゃあもっと優しく……」
「~!!」
 膝上でもだもだ暴れるうさぎさん。しかしアウレリアはできる限り丁寧にブラッシングしている。特にストレスはかからないはずなのだが。
 が、ここでひなみくは重大な事実に気が付いた。
「あ! これ白銀さんなんだよ!?」
「あら本当に? ごめんなさい」
「~~」
 パッと手を放すアウレリア。すると膝上のアンゴラもというさぎモードの風音がぴょいっと跳び跳ねて、ちらりと2人を一瞥してから歩いてゆく。
「完全にお店のうさぎさんだと思ってしまっていたわ」
「変身されてたらわからないんだよ~……!」
 申し訳なさを抱くアウレリアとひなみく。2人に見送られながら風音はうさぎさんたちの輪の中に入った。
 そして、ぽふっとうさぎさんに乗っかったりした。乗っかられもした。
 ちょいちょい前脚で牽制合戦とかも始めた。
 ひととおり遊んで落ち着いたら、むにむにとマッサージを行ったり、寄ってくるうさぎさんと互いにナデナデしたりもした。
 ひなみくはポラロイドカメラを取り出した。
「撮るしかないんだよ!!」
「たくさん撮るのよひなみく。5千円までなら出すわ」
「了解~!」
 あぁーっと! アウレリアさんのスポンサードを受けたキャメラマンHINAMIKUがスライディングでうさぎさん天国に飛びこんでいったー!
「何してるんですか……って、リリちゃん?」
 騒がしさにあきれ顔を作るミリムがふと気づいたのは、石像のごとく正座を決めているリリエッタである。
 いやリリエッタだけではない。ルイーゼも置物状態になっている。
「いったいどうしたんです?」
「……わたしが近づくと動物はなぜか逃げてしまうのだ。だからこう、心を無にして木や石になりきっている」
「じっとしてないとウサギさんが怖がっちゃうんだよ」
「は、はあ」
 身動きしないまま真剣な顔をする2人に、何と言っていいかわからないミリム(膝に乗せたジャパニーズホワイトを撫でながら)。
 すると、だ。
「!」
 3匹ほど寄ってきたうさぎさんが、2人の膝にダイブ!
「「…………」」
 膝の上のふわもこに逡巡する2人。
 触っていいんだろうか。逃げられないだろうか。
 しかしそのうちにもうさぎたちも動く。
「~♪」
「「!!」」
 ごろんと寝転がった!
 混乱するルイーゼとリリエッタ! そこへ来る店員!
「リラックスしてるみたいですね。よかったら撫でてあげてください」
「……じゃあ撫でてみる、ね」
 そーっと、慎重にうさぎさんを撫でるリリエッタ。うさぎさんは大人しい。安心したリリエッタは撫でまくって手触りを堪能した。
 だがルイーゼさんは違った。
「……」
 依然として固まっていました。
 膝にうさぎさんを寝かせたまま依然として置物でした。
 ひたすら動物に逃げられがちなオウガさんは、この千載一遇の機会でもついぞ手を動かすことはできなかったんだ……。

●うさぎでヘブンしている
 ぽりぽり、ぽりぽり。
 咥えた野菜スティックをぱぱぱっと吸いこむうさぎさんを観察しながら、リリエッタは表情を覗きこんだ。
「おいしい?」
「きっと喜んでますよ、リリちゃん」
「よかった」
 すっかり慣れた様子でうさぎさんを撫でるリリエッタを見て、くすっと微笑むミリム。
 滞在して1時間弱。
 猟犬たちは完全にうさぎさん空間に浸っていた。
「あぁ……こんなにもぐもぐと食べちゃって! 可愛すぎるわよ……!」
「いい感じなんだよ! うさぎさんと戯れてるローレライちゃんもシュテルネちゃんも可愛いんだよ!」
 腕に抱いたうさぎさんが全力で餌を食べるさまに、恍惚とするローレライ。シュテルネ(テレビウム)も恐る恐る餌やりをしていて、その様子をひなみくは(床に伏せた本気スタイルで)撮影しまくっている。
「こんな幸せな時間を過ごしていいのかしら……ひなみくさん、後で私にも写真をくれるかしら?」
「もちろんなんだよ! 今日の記念にみんなにあげるつもりだから!」
 ぐっ、と親指を立ててくるHINAMIKU。
 このうさぎさんと戯れる時間を余さず撮影する――その一念に燃えるうさぎキャメラマンは、もふもふおしくらまんじゅうしてるうさぎさん軍団にレンズを向ける。
「~♪」
「――!!」
 色んなうさぎさんの中央にいるのは、白いアンゴラ。
 言わずともわかるだろう。風音さんである。
 うさぎさんたちと一緒になってのんびりしてた風音さんは、すっかり店のうさぎスタッフたちと仲良くなってしまったのだった。
「尊い……尊いんだよ~!」
「あーうさちゃん。ふあふあー」
 すかさずシャッターを切りまくるひなみくの横を、風音たちめがけてシフカがハイハイで通過してゆく。退行が進みすぎて幼児どころじゃねえぞ。
「うさちゃん。えさー」
「~♪」
 あうー、とか言い出しそうなベイビーシフカが差し出した餌に、うさぎたちがわーっと殺到する。そのもふもふに包まれたシフカは「えへへへ」とヤバい極楽顔を浮かべた。
 その光景の傍ら、アウレリアは待望のブラッシングタイム。
「貴方の毛並みはまるでベルベットみたいね……はい、ご苦労様」
 毛並みを整えるついでにたっぷりと手触りを楽しませてもらったアウレリアが、礼を言いつつうさぎさんを解放。その手で次の子を迎える。
 実に心落ち着く時間。
 ブラシとうさぎさんの感触を味わいながら、アウレリアは優しい目で前を見た。見えたのは純白うさぎをもふもふしているミリムの姿。
「ああぁ……もひもひ動く鼻を見てるだけでも癒されます」
「白兎ちゃん……大福ちゃんの事を思い出すわね……里親さんの所で元気にしているかしら……」
 大福ちゃん、とは夫が拾ってきたうさぎのことだ。今は里親に引き取られて元気に過ごしている。アルベルトがつけた『大福ちゃん』という名前も改められている。
 思い出も蘇りつつ、猟犬たちの時間は静かに過ぎていった。
 ――が、ここでミリムが気づく。
「あれ? ルイーゼさんは?」
「そういえば見当たらないわね?」
 辺りを見回すミリムとローレライ。いつの間にかルイーゼが消えている。
 いったいどこに、と探索する猟犬たち。
 すると風音が駆けだした。とてとてと移動した彼女はひときわ巨大なうさぎさん『フレミッシュジャイアント』の横で止まる。
 で、発覚する。
 その巨大もこもこボディ(10kg)の下から、ルイーゼの手がはみ出ていることが。
「潰されてるー!?」
「た、助けてあげたほうがいいかしら?」
「いや、みんなよく見るんだよ!」
 慌てたミリムとローレライを制するひなみく。
 彼女は巨大うさぎの下に見えるルイーゼの手を指差した。
 ルイーゼの手は……微妙に動いている!
 うさぎさんが気づくか気づかないかレベルでなでなでしている!
「ルイーゼさん!」
「堪能している、堪能しているのね!」
「ほっといていいんだよ! いやほっとくべきなんだよ!」
 なーんだ、とフレミッシュジャイアントの周りから散る3人。
 ミリムとローレライはうさもふタイムに舞い戻り、ひなみくはショップコーナーを見つけてうさぎさんな菓子やらアクセサリを2つずつGETする。
 猟犬たちの1日は、こうして静かに過ぎていきました。

作者:星垣えん 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年3月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 0
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