ローション塗れで密着した温もりが一番の幸せ！

■リプレイ

●都内某所
「何だかイケない御店みたいなの♪　とってもイケない雰囲気が漂っているの♪」
　盟神探湯・ふわり（悪夢に彷徨う愛色の・e19466）は仲間達と共に、ビルシャナが確認された施設にやってきた。
　この施設が、どのような用途に使われていたのか分からないが、ビルシャナ達の手によって如何わしい施設に変貌していた。
「ハグはともかく、ローションに塗れる意味ってあるの……？　一体、何がしたいんだろ……。まったく意味が分からないんだけど……」
　レフィーナ・ロックウィル（押して駄目なら破壊しちゃえ・e84701）が、気まずい様子で汗を流した。
　おそらく、ビルシャナは下心があるものの、それを認めたくないため、妙に歪んだ教義になってしまったのだろう。
　だが、施設の外観からして、如何わしい雰囲気が漂っているため、既に開き直っている可能性が高かった。
「むむ、之は素晴らしき……いや、恐るべき教義よ！　こうなったら信者として侵入し、内側からさくらとして信者を目覚めさせるしかないな」
　そんな中、コクマ・シヴァルス（ドヴェルグの賢者・e04813）が、キリリとした表情を浮かべた。
　ある意味、使命……いや、まさしく天命。
　ここでやらねば、誰がやる！
　そう思えてしまう程、ヤル気満々。
　ここで退く訳には行かない。
　……むしろ行くべき！
　いまこそ突撃する時である！
「ぬるぬるーで密着ねー。たまんねぇなぁー！」
　柄倉・清春（大菩薩峠・e85251）もヤル気満々な様子で、施設の中に入っていった。

●施設内
「こりゃ、すげぇ……。何から何までヌルヌルじゃねぇか！　一体、いくら掛かっているんだ？　採算度外視ってヤツか。やっぱ、ビルシャナはやる事が違うなぁ……」
　清春が興奮した様子で、施設の中に足を踏み入れた。
　施設内は何から何までローションまみれになっており、まるでケルベロス達を祝福するようにして、大量のローションが天井から垂れてきた。
「よく来たな、お前達！　ひょっとして、俺のファンか？　遠慮する事はねぇ……。ファンだったら、大歓迎だ！　さあ、来い！　俺がハグしてやろう！」
　ビルシャナがケルベロス達の存在に気付き、全身ローションまみれになりながら、無駄にイイ笑顔を浮かべた。
　この状況で無ければ、間違いなくイケメン。
　だが、この状況だと、場違いなイケメンであった。
「ふははははは、わしらがお前のファンだと！？　寝言は寝てから言って欲しいのう。ハグだけで満足する訳がなかろう。ローションと密着の悦楽こそ至高ということが、なぜ解らぬかっ」
　その言葉を否定するようにして、コクマが高笑いを響かせた。
　それは、まるで大魔王。
　『この土地はわしが支配する！』と言わんばかりに、自信満々であった。
「だったら、俺に道を示してくれ。お前が仲間になってくれれば心強い。いまなら、ローションの半分をくれてやろう」
　しかし、ビルシャナは全く怯む事なく、邪悪な笑みを浮かべた。
「……何っ！　ローションの半分だと！？　それは……お得なのか？　何やら騙されている気がするのだが……。まあ、ハグし放題のオマケと考えれば、悪い話ではない。いや、むしろ……アリか」
　コクマが欲望と性欲の狭間で揺れ動き、既に理性が不在である事を悟った。
「うむ、いいだろう。今日から仲間だ！」
　そのため、コクマに迷いはなかった。
　欲望と性欲がガッチリ手を取り合いながら、同盟を組む感じで、脳内が桃色一色になっていた。
「そうこなくっちゃ！　んじゃ、まずはハグだ。それ以上の事は……俺と話し合った上で考えようじゃねえか！」
　ビルシャナが２０年来の友人とばかりにコクマと肩を組み、物凄くゲスな笑みを浮かべた。
　それでも、一線を超えないようにするため、コクマを制御するつもりでいるらしく、何やら言葉に含みがあった。
「ローションでヌルヌルになってギューッてするの、ふわりも好きなの！　でもでも裸でギューッてしてたらー……それだけの温もりじゃ、足りなくなっちゃうのー♪」
　そんな中、ふわりが勢いよく服を脱ぎ捨て、ビルシャナにぎゅーっと抱き着いた。
「……んあ！」
　その途端、ビルシャナのモノが勢いよく反り立ち、今にも何か飛び出しそうな勢いでビクついた。
「……って、駄目だ、駄目！　それは駄目だ！　やっていいのは、ハグだけ。いいか、ハグだけだぞ？　それ以上の事は、もっと話し合ってから……」
　ビルシャナがハッと我に返って、ふわりの傍から飛び退いた。
「ふわりはハグも気持ちいいけど、もっと気持ちいい事したら、もっと気持ち良くなるの！」
　それでも、ふわりは諦める事なく、ビルシャナに飛びつき、わずかに隆起した選択を目印にして、艶めかしく舌を転がした。
「こ、こら……やめろ！　やめてくれ！　頼むから、やめ……それは……駄目ぇん！」
　次の瞬間、ビルシャナのモノから噴水の如く大量のミルクが噴き出し、それがふわりの全身にどっぷりと降り注いだ。
「……えっ？」
　それを目の当たりにした信者達が、思わず二度見。
　『……あれ？　言っている事と、やっている事が違うじゃん！』と言わんばかりにドン引きであった。
　そのせいか、先程と比べて信者達が冷静になっており、ビルシャナを見る目もまるでゴミを見るような感じであった。
「鳥もあんな感じだし、せっかくだからハグってみるー？」
　そんな空気を察したレフィーナが、信者達を誘うようにして、全身にローションに塗りたくった。
　それが引き金となって、信者達がレフィーナに群がり、必要以上に身体を密着させた。
　既に、ビルシャナの教義など忘れて、欲望全開ッ！
　本能の赴くままに舌を這わせ、反り立ったモノを興奮気味に擦りつけた。
「なんか文句を言ってくる男がいたら、二、三発殴っとくつもりだったが、その心配はなさそうだな」
　清春がホッとした様子で、何処か遠くを見つめた。
　先程から女性信者達に代わる代わる奉仕されている事もあり、気持ちは既に賢者モード。
　何かを吸い上げられるたび、魂が抜けている様子で呆けた表情を浮かべていた。
「これは負けられないのー♪　ふわりも頑張っちゃうのー♪」
　それに対抗意識を燃やしたふわりが、コクマのモノを咥え込み、じゅぷじゅぷと淫らに音を響かせた。
「ちょ……ま……ぁっ……！」
　コクマが恥ずかしそうに頬を染め、腰を突き上げる勢いで大量のミルクを放出させた。
「あれ？　もしかして、入っちゃった？　いまヌルッては言ったよね？」
　一方、レフィーナは男性信者のモノを受け入れ、含みのある笑みを浮かべた。
「いや……、気のせいだ。入っている訳がないだろ」
　それでも、男性信者は認める事なく、一心不乱に腰を振った。
　他の男性信者達も興奮した様子で自らのモノをシゴき、順番待ちをするかの如くレフィーナの後ろに並んでいた。
「2人ともおっきいのー……♪　ふわり、気持ち良すぎなの……ッ！」
　そんな中、ふわりはコクマのモノを咥えながら、清春のモノをナカに導いた。
　二人とも興奮しているせいか、腰の勢いが止まらず、大量のミルクが逆流するほどの勢いで噴き出した。
「私のナカ、温かいでしょ？　このまま出していいよ！　ほら、パンパンに膨らんで、本当はもう限界なんでしょ？」
　レフィーナも興奮した様子で、男性信者の身体を抱き寄せ、反り立ったモノを飲み込む勢いで、激しく腰を振り始めた。
「す、すごいの！　大きいの！」
　その間に、ふわりがコクマのモノを迎え入れ、後ろの穴に清春のモノを後ろの穴に挿入した。
　二人のモノが交互に出し入れされるたび、ふわりの頬が紅潮し、絶頂に達して大量のミルクを注ぎ込まれた。
「えへへー、中にたっぷり出されちゃった」
　レフィーナが全身ミルクまみれになりながら、信者達に見せつけるようにして、ナカをくぱぁと開いた。
　その拍子に大量のミルクが太股を伝って零れ、恥ずかしいシミが床に広がった。

●ビルシャナ
「……って、駄目だろ。なんで俺はこんな事を……」
　その途端、ビルシャナがビクッと体を震わせ、慌てた様子で飛び起きた。
　だが、信者達は既に放心状態。
　みんなヘヴンモードに突入しており、心ここにあらずと言った感じであった。
「まあ、いいじゃねぇか！　気持ちよかったんだから……！」
　清春が穢れのない純粋な瞳で、ビルシャナと一緒に夕日を眺めるようにして、何処か遠くを見つめた。
「いや、良くない！　駄目だろ、絶対に……！　こんな事は教義に反する！　絶対に駄目な事なんだ！」
　その気持ちに反して、ビルシャナが穢れたモノを見るような目で、清春から離れていった。
「だったら、これはいらないの♪」
　次の瞬間、ふわりがワイルドブレイドを発動させ、利き腕を巨大な刀に変形させ、ビルシャナのモノを力任せにぶった斬った。
「ぎゃああああああああああああ！　何をするんだ、いきなり！」
　これにはビルシャナも驚き、股間から大量の血を流しながら、内股になって崩れ落ちた。
「別に心配しなくても、きちんと処理してあげるから……」
　それに合わせて、レフィーナがオウガナックルを叩き込み、ビルシャナを殴り飛ばした。
　それと同時にライドキャリバーがデットヒートドライブを繰り出し、ビルシャナを轢いて息の根を止めた。
「とりあえず、お疲れ様……でいいよな？　ずっとぬるぬるじゃ気持ち悪いっしょ」
　清春が清々しい程のイケメンスマイルを浮かべ、女性信者達にタオルを配っていった。
　その間も下半身が丸出しになっていたため、女性信者達が複雑な気持ちになりつつ、愛想笑いを浮かべた。
「まあ、快楽の在り方は幾らでもある。故に、一つが絶対の答えではないのだ。あらゆる悦楽を楽しんでこその生ではないか。だが、確かにローションも良いもの……という訳で、もうしばらく楽しもうではないか！」
　そう言ってコクマが欲望に身を委ねるようにして、女性信者達にダイブするのであった。

作者：ゆうきつかさ	重傷：なし 死亡：なし 暴走：なし
種類： 公開：2020年2月4日 難度：普通 参加：4人 結果：成功！
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