硝子の銀景

作者:崎田航輝

 仄かな粉雪の降る日。
 夕刻を前にした街は空が暗くなり始め、気温も一層下がり。冷えた風が肌を撫でる、冬らしい気候になっていた。
 道行く人々も帰路を少しばかり急いでいる──と、そんな景色の一角で、俄な賑わいを見せる店があった。
 それは雪景色を閉じ込めた球形の飾りが並ぶ──スノードーム専門店。
 木々に吹く粉雪の景色が美しい品や、ミニチュアの街明かりに雪が燦めくもの、色のついたスノーパウダーで花吹雪や幻想の眺めを形作る美しい一品。
 在るのはどれも無二の品で、訪れる人々は数多の世界観に目を楽しませている。
 スノードームを自作するワークショップも開催されていて……店内はわいわいと活気に満ちていた。
 ──けれど。
 そんな店を見下ろす空から、雪に紛れて降ってくるものがある。
 それは謎の胞子。ふわりと漂ってくると、店の庭に咲く真っ白なクレマチスに取り付いて一体化していた。
 直後に蠢いたそれは、巨花へと変貌。いつしか庭から這い出し道へと躍り出る。
 店へと訪れようとしていた人々は、その異形の姿に驚き走り出そうとする。けれど巨花は獲物を逃すことはなく──獰猛に、その背に喰らいかかっていった。

「皆さんはスノードームなど、興味はありますか?」
 イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)はケルベロスへそんな言葉をかけていた。
 何でも、美しいスノードームの専門店があるらしく、冬の季節には特に賑わうという。
「ただ、そこで攻性植物が発生することが予知されたのです」
 現場は大阪市内。
 爆殖核爆砕戦より続く流れが、未だ絶えていないということだろう。
 放置しておけば人命が危機に晒される。それを防ぐために迅速な対処が必要だろうと言った。
「戦場となるのは店の前の道です」
 店の庭より這い出た敵は、目についた人々を襲おうとするだろう。
 ただ、今回は警察や消防が避難の協力をしてくれる。こちらが到着する頃には、人々は退避を終えていることだろう。
「皆さんは到着後、敵の撃破に集中していただければと思います」
 それによって店の被害も抑えられるはずですから、とイマジネイターは続けた。
「勝利できた暁には、皆さんもお店に寄ってみては如何でしょうか」
 幻想的なもの、リアルなもの、可愛らしいもの。様々な景色を閉じ込めたスノードームがあって、眺めるだけでも楽しめそうだという。
 自作のワークショップに参加すれば、好きな景色を作ることも出来る。
「そんなひとときのためにも。是非、撃破を成功させて来てくださいね」
 イマジネイターはそう言葉を結んだ。


参加者
目面・真(たてよみマジメちゃん・e01011)
瀬戸口・灰(忘れじの・e04992)
天司・桜子(桜花絢爛・e20368)
塩谷・翔子(放浪ドクター・e25598)
御手塚・秋子(夏白菊・e33779)
モヱ・スラッシュシップ(機腐人・e36624)
カロン・レインズ(悪戯と嘘・e37629)
長久・千翠(泥中より空を望む者・e50574)

■リプレイ

●冬花
 煉瓦造りの建物は趣深く、中に並ぶ美しい品々までもを想像させる。
 スノードーム専門店──その傍らに降り立った長久・千翠(泥中より空を望む者・e50574)は、緑青の瞳を輝かせていた。
「スノードームって……あの中で白いのがぶわってなるかなりきれいなやつだよな」
 声に期待を含むのは、それを自身の手で創作できると聞いたから。
「職人でなくても作れるなんてな……敵をさっさとぶっ飛ばさないとな!」
 と、楽しみだからこそ前を向き。
 戦意を向ける先が──庭より這い出てくる白花。
 美しさを残したその造形に御手塚・秋子(夏白菊・e33779)は眼を伏せて物思う。
(「あの人のお兄さん、頭にクレマチスの花咲かせてたんだよね」)
 その人は花言葉に近い人だったのだという。
 どんな人だったのだろうと思いは揺蕩う。けれど、それでも秋子は首を振る。
「今はとにかく、早く倒そう!」
 瞬間、手を翳すと眩き焔を滾らせ、巨花の一体へ灼熱を浴びせた。
 此方へ殺意を向ける花達、だが。
「させないよ、皆吹き飛んじゃえー!」
 天司・桜子(桜花絢爛・e20368)が譲らずに桜花の如き弾を撒く。それが無数の爆炎を生み出して花達を下がらせた。
 それでも一体が光を放ってくる、が。
「しもべ達よ、皆を守れよ!」
 そこにふわりと風が吹く。
 宵色の短髪をさらりと靡かせ、翔びながら小型機の群を展開する目面・真(たてよみマジメちゃん・e01011)。
 一瞬で前面に広がったそれは壁となり光の衝撃を阻む。
 その頃には瀬戸口・灰(忘れじの・e04992)が小さき太陽を顕現。不可視の波動を生み、花の根元を浚うようにして体勢を崩させた。
「今のうちに、やってくれるか」
「では、負傷の処置を行いマス」
 応え、宙へ手をのばすのはモヱ・スラッシュシップ(機腐人・e36624)。
 昇らせた魔力が粉雪に煌めき、鮮やかに明滅すると。直後、その輝きが治癒の雨滴となって仲間の傷を拭っていった。
 同時、そこへ清らかな雷光を奔らせるのが塩谷・翔子(放浪ドクター・e25598)。
 稲妻で壁を編むように、鮮烈な耀きを広げると。その光量が苦痛を消し飛ばして憂いを断っていく。
「こんなもんかね。後は、シロ」
 と、翔子の声に応じて腕に巻き付く小竜が翔び、盾役を癒やせば──灰の翼猫、夜朱も羽ばたき防護を築く。
 次いで、真が箱竜の翔之助を飛び立たせれば、モヱもミミックの収納ケースを奔らせて。烈しいブレスと噛みつきの応酬で巨花へ反撃していく。
 その一体が衝撃によろけると──カロン・レインズ(悪戯と嘘・e37629)は灯りのように美しい瞳で見据えていた。
「そのまま少しだけ、止まっていてくださいね」
 刹那、響かせるのは『不確定性のインシデント』。
 優しく吹く風と歌によるハーモニーは、静寂と狂乱を混在させる。その美しくも不可思議な和声が、巨花の心すら囚えた。
 他の二体が迫ってこようとも、千翠が手元に耀を抱く。
 不知火の如く輝くそれは、しかし焔ではない。眩しい程の冷気を湛えた白妙の霜花。瞬間、吹き抜けさせた氷雪が敵陣を穿つと──。
「虹色の光よ、業深き者達を焼き尽くせ!」
 真が天より七彩の光雨を呼び込み、花の根を縫い止めた。
 その一瞬にカロンの魔匣、フォーマルハウトが星屑を撒いて惑わせれば。
「このハンマーで、叩き潰してあげるよ!」
 桜色の髪を棚引かせ、桜子が高々と跳躍。
 巨大なピンクのハンマーに、古代文字の刻印によって強大な破壊力を含ませて。直下に振り下ろした打力で一体を四散させた。

●決着
 同胞が消えて尚、狂花達は凶暴に嘶く。
 美しさを殺意で上塗りする、それが花から異形へと堕した最たる証左のようで。
「攻性植物の脅威も衰える事を知らないねー」
 続く勢力の侵攻を改めて実感するように、桜子は呟いた。
 真はフムと頷く。
「確かに、攻性植物もずいぶん長い事居座っているね」
「そうデスネ。その間、大阪市は脅威に晒され続けているのデスネ……」
 それでも、とモヱは視線を巡らせる。
 苦境にあろうと人々はそこで生活し、根付いている。そこに冬の花に通じるものを感じるからこそ。
「その人々の営みを護らねばなりマセン」
「ああ」
 真は流体を腕に固め、花を見据える。
「コレがいる限り、大阪に平和は訪れない。対症療法的だが、側腕だけでもさっさと片付けてやろう」
「うん」
 と、頷く桜子は魔術書を開いていた。ぱらりと捲れる頁に、そっと指を這わせると。
「桜の花々よ、紅き炎となりて、かの者を焼き尽くせ」
 はらはらと舞う花弁状のエナジーが焔となって燃え盛る。『紅蓮桜』──鮮麗にして苛烈な灼熱が一体の花弁を灼いていく。
「今のうちに攻撃をお願いするよー」
「ええ、勿論──速攻よ!」
 奔り抜ける秋子は、オウガメタルに氷気を宿していた。刹那、刃となったそれを振り抜き蔓を寸断する。
「あと一息……!」
「では締めさせてもらおう」
 翼で冬風を泳ぎ、花へ肉迫するのが真。雪明りに鈍く燦めく拳を握り込むと──。
「覚悟しろ、砕け散れ!」
 瞬間、一撃。速度と膂力の合算された真っ直ぐの打突で、白花を霧散させた。
 単騎となった狂花は、蔓を乱舞させる。けれど風の如く翻った真が受け止めてみせると、翔子が宙をそっと仰いでいた。
「待ってな、傷はすぐ治すよ」
 さらさらと、涼しくも優しい雫が注ぐ。
 色鮮やかな芽吹きの雨──『翠雨』。不思議と雪に阻まれずに舞い降りるそれは、命を息づかせるように染み込み傷を溶かす。
 モヱも虚空に光を描き魔法陣を展開していた。
「これだけ差異が小さければ、全快出来ることデショウ」
 僅かに空間が渦巻くそれは時空魔術『Roll back sync Ver1.0』。万全時のデータをコード化し、現在の真と同期させることで傷を消失させる。
「じゃ、後は攻めるだけだ」
 灰はいずこからか喚び出した、枯れた茨の棘を巨花へ放っていた。
 それは『枯日』。刺さると共に傷痕に新たな傷を作り出させ、敵自身を己が身を蝕む棘とする。
 苦悶に戦慄く花へ、千翠は蜃気楼の如き大気の歪みを漂わせていた。
 それは自身を蝕む呪い。
 苦痛を伴いながらもそこへ力を注ぐと、蠢いた揺らぎが巨竜へと変貌していく。『餓竜の牙』──全てを喰らわんとする鋭利な一撃が巨花を引き裂いていった。
「後は頼む!」
「判りました」
 頷くカロンは、フォーマルハウトに光を放たせ花の躰を貫く。
 同時、カロン自身がそこへ燦めく鎖を奔らせた。
 降る雪を、時折覗く青空を、反射するたびに異なる色彩を見せるその武器は──光の残滓を描きながら巨花を打ち据え、風に散らせていった。

●銀景
「オツカレサマ」
 真の労いの言葉に頷き、皆は戦いの痕を癒やす。
 街並みも店にも大きな傷は残らず、美観が保たれて──作業を終えたカロンは小さく安堵の息をついた。
 クレマチスの花言葉は「旅人の喜び」だという。その通りに、これで人々も安息を得ることができるだろう、と。
 そして人通りも戻り、平和な空気が訪れると──皆は早速店に寄ることにした。
 静かな音楽が流れるそこには、硝子に包まれた小さな景色がたくさん並んでいる。
「硝子細工の職人芸はいつ見ても感心しますね」
 一つ一つを見て回るカロンは、感嘆の声音。
 全てに違った世界観が閉じ込められたそれは、それぞれが高度な芸術作品に他ならないと、カロンには思えて。
「とても美しいです」
 その言葉に、フォーマルハウトも同意を示すように蓋を動かして見せるから。カロンは微笑んで一つを買っていくことに決めた。

 一つは雪の降る冬の眺め。
 また一つは星が燦めく夜の景色。
 並ぶ品々を眺めていると、沢山の世界を覗き見出来る、特別な感覚を味わうことが出来て──。
「わぁ、とても幻想的なスノードームだね」
 桜子は花咲く声音で、踊るように店内を歩む。
 灯りが含まれるドームは、世界全体が輝いているよう。オルゴールがついたドームは、景色が楽しい旋律に彩られて。
「見ているだけでも綺麗だよ」
 それでもふと、気になるものがあった。
 淡紅のパウダーで桜の花を表現したもので……まるで花吹雪が舞っているようで美しい。
 だから笑顔でそれを見つめると。
「折角だから、買っていこうかな」
 ここで出会ったのもきっと何かの縁。
 桜子は一つ頷いて、それをそっと手にとり──買っていくことにしたのだった。

 澄んだ透明の液の中では、雪がはらはらとスロー再生のように舞い降りる。
 それを覗き込み、真は感心の面持ちだ。
「こんなにゆっくりと雪が降るさまを表現できるなんてな」
 縮小された世界、けれど同時に現実以上に雪の美しさが表現されてもいるようで。粉雪や白雪、吹雪が踊る世界を一つ一つ見つめていた。
「土産に買うならどれがイイだろうか──?」
 少々悩んでいると、それを目に留めた店の者が話しかけ、商品について説明もしてくれる。
 そして相談した結果、やはり雪の美しさが映える一品がいいだろうと、紹介されたのが冬の木々が立ち並ぶ景色のスノードーム。
 葉の翠に、雪の白さが眩い程に綺麗に見えて。暗い空間でスイッチを入れればライトが点灯し、夜の雪景色も楽しめた。
「確かに、良さそうだ」
 ならばこれにしよう、と。
 真は買うことに決めたその景色を、また暫し眺めていた。

 僅かに動かすと、純白のパウダーがふわふわ浮かんで沈む。
 そんな綺麗な小世界を灰は見つめていた。いくら見ても飽きないのは、夜朱も同じようで……灰の頭の上でドームへ視線を注いでいる。
「キラキラしてるのが好きなんだろうな……さて」
 と、灰が歩むのは店の奥で開かれるワークショップ。
 品を探すのもいいけれど、好きな世界を作るのもいい、と。材料が並ぶ一角で卓に付き、説明を受けつつ作業してみることにした。
 手中に収まる小さな世界は、全てが自由で。
「景色は冬で無くてもいいんだろ」
 呟くと、土台に置くモチーフに悩みつつも、スノーパウダーにラメをひと匙。煌めきを加えて星にする。
 溶液を薄く青に色付けて、美しき宇宙とすると──再現するのは白い砂漠と星々の光景だ。
「ここはこうして、と」
 月面は前に見た本物を思い出しながら、慎重に凹凸を付けてリアルさを増す。そこに一匹の猫を置くと、可愛らしくも静やかな雰囲気となった。
 液で満たして封をすると、完成。
 あの日に見た景色を、少しは再現できただろうか、と。
 試しに回転させてみると、しっかりと飾りも固定されていて……ラメの星が宇宙で瞬く眺めが楽しめる。
「出来栄えは……まあまあってとこか?」
 夜朱がそれに一つ鳴き声を返すから、灰は柔く笑んで、その景色を見つめていた。

 翔子は店内をゆったりと巡っている。
 家で待っている人達へ、お土産を選んでいこうと思ってのこと。
「それにしても──」
 と、目に映る千差万別の世界に、翔子は感心した表情だ。
「以前はあまり良さが分からなかったモンだけど……こうやって一つ一つじっくり見ていくと面白いもんだね」
 自然が美しいものから都会を描いたものまで。眺めて回るだけで色々な世界に訪れたような気分になる程だった。
「さて、ウチにスノードーム好きが居るけれど……」
 何が良いだろうと暫し迷う。
 勿論、雪は綺麗だけれど──探せば景色の題材はそれだけではなくて。その中でふと見つけたのが──。
「あの子は花が好きだから、いいかもね」
 白梅の枝に目白が留まっているもの。
 仄かに静やかで、どこか見ているとあたたかで。
「冬の題材ばかりとは限らないんだね」
 そんな世界を手にとり、買うことに決めて。綺麗に包んでもらうと、翔子は歩み出す。

 ワークショップを訪れた秋子は、早速卓に着いていた。
 今日やってきたのは他でもない、プレゼントのお返しを作りたいと思ってのことだ。
「何でもあるんだね……」
 見回せば材料には困らない。なら頑張るしかない、と奮起し作業を始める。
 題材は自身の、四つの硝子球付き髪飾り。
 それを一つの世界に込めよう、と。
 飾りを置いて、パウダーを混ぜてから入れていく。
「あっ、ずれてる……、パウダーも違う……」
 ただ工作が苦手な秋子は、位置を間違い、分量を誤り。何度もやり直しになった。
「どうして私は不器用なの……?」
 あの人に女子力で負け続けるのが、悔しいと思う。
 諦めて買った方が良いかな、と。
(「でも自作したのプレゼントしたらきっと、あの仏頂面を崩せる」)
 だから止めずに四つの景色を一つに集めた。
 冬に出会ったから雪。
 自身が大学に受かって卒業も出来たから桜吹雪。
 自分の花だから彼岸花。
「……重いよね」
 その色を確認する頃にはやや疲れ気味で。
 それでもやっと完成すると……疲労で暫く突っ伏したけれど。
「これを無事に持って帰るまでが私のミッションなんだ……頑張って、私……」
 上手く出来たんだから、と。
 視線を少し上げ、四つ目に入れた寄生木を見つめて微笑んでいた。

 ワークショップの一角の席で、モヱは制作を始めている。
「創作意欲の湧く空間デスネ」
 自然物から人工物まで、あらゆるものを模したミニチュアが揃い、彩りも造形も様々だ。
 一つ一つの出来に感心しながらも、モヱが選んだのは木材風のパーツ。
 それと小屋の枠組みを使って、作るのは山小屋。パウダーは純白を選び……雪深い森の、隠れ家風のロッジといった景色を組み上げていく。
「いい感じデスネ」
 深く頷くのは、パウダーと小屋のサイズ感がリアルだからだけではなく──実のところこの景色が『推しキャラ達が閉じ込められた山小屋』をイメージしたものだから。
 次に予定する新刊同人誌の内容がそういうシチュエーションなので、その雰囲気にぴったり合致して満足なのだった。
 これを撮影した写真を表紙に使おう、そして即売会中はスペースにスノードームを展示しよう……そんな魂胆を含めつつ。
「あと少しデス」
 あくまでそれは秘密裏に。静々と美しい世界を創造していった。

 思えば、興味の対象と言えば食に関することばかりだったけれど。
「そろそろあの殺風景な部屋をなんとかしてもいいよな」
 千翠は自身をそう省みつつ、ワークショップへ参加していた。
 説明に従って、まずは材料を揃えてみる。
「まずは容器と……お、飾りはこれが良さそうだな」
 と、手にとったのは鳥モチーフの人形。
 土台は、ある程度出来合いの自然の景色を選び──そこに人形を含め二、三の飾りを置いていく。
 細かい作業だし、未知のことで勝手も分からないので出来る限りでシンプルに。人形が可愛らしく、それでいて味わい深い自然の眺望が出来上がった。
 パウダーを入れて動かしてみると、雪景色となって美しく。
「結構、綺麗に出来るもんだな」
 明朗な笑みで、千翠はそれを眺めていた。

作者:崎田航輝 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年1月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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