素早く女性を満足させる事こそ至高である！

■リプレイ

●廃墟と化した施設の前
「どうやら、ここに女性達が囚われているようですね」
　イッパイアッテナ・ルドルフ（ドワーフの鎧装騎兵・e10770）は仲間達と共に、廃墟と化した施設の前にやってきた。
　ビルシャナは素早く女性を満足させる事こそ至高であると訴え、男性信者達を集めて、女性達に如何わしい事をしているようである。
　ただし、目的は女性達を満足させる事であって、自分の欲望を満たす事ではない。
　そのため、男性信者達は欲求不満になっており、心の中はケダモノを閉じ込めているような状態になっているようだ。
「何と言うか……凄いですね……。素早く満足……リクエストに迅速に対応できちゃう……とか……」
　癒伽・ゆゆこ（湯治杜の人形巫女・e00730）が、緊張した様子で口を開いた。
　想像しただけでも、頭の中がイケない気持ちでイッパイになった。
　その影響で身体がモゾモゾしており、燃えるように熱くなっていた。
「感度を上げる催眠光線ねぇ。……うふふ、本当に満足させてくれるのかしらぁ？」
　そんな中、ティア・エルナローグ（サキュバスの螺旋忍者・e62481）が、含みのある笑みを浮かべた。
　ビルシャナの催眠光線は強力で、相手の感度を3000倍までアップさせる事が出来るらしく、どんな淑女であっても、その快楽からは逃れる事が出来ないようである。
「これ、もしかしなくても、（サキュバス的な）お食事すれば、解決するんじゃ……」
　若生・めぐみ（めぐみんカワイイ・e04506）もイケない妄想を膨らませ、じゅるりっと涎を垂らした。
　それに気づいたナノナノのらぶりんが、ハンカチを使って涎を拭いた。
「……とは言え、まったく関係のない人達を巻き込むのは、良くありませんね。いくら相手を満足させたいからと言って、急ぎ過ぎるのも良くありませんし……」
　白雪・まゆ（月のように太陽のように・e01987）が気まずい様子で、小さくコホンと咳をした。
　何やら、みんなヤル気満々になっているものの、この時点で嫌な予感しかしなかった。
　しかも、イケないフラグが立ちまくり、順番待ちをしているような状態のため、すべてを回避するのは難しそうだ。
「確かに、そんなのつまらないよね。相手を満足させているつもりで、誰も満足していないってオチのようだし……」
　鹿之戸・九十九（快楽の王・e72629）が、何処か遠くを見つめた。
　実際に、男性信者達は半ば禁欲生活を強要され、欲求不満の状態に陥っているため、洗脳を解くのはそれほど難しい事ではないだろう。
「素早くも悪くないけど、焦らないのもいいってことを教えてあげないとだよね」
　秋芳・結乃（栗色ハナミズキ・e01357）が、納得した様子で答えを返した。
　そのためにも、間違った考えを広めるようとしているビルシャナを、少しでも早く排除しておく必要があるだろう。
「つまり、鶏の方は……お仕置きですね、はい」
　そう言って、めぐみが仲間達と共に、廃墟と化した施設に入っていった。

●施設内
「ククククッ！　いいぞ、お前達！　その調子で女共を骨抜きにしてやれ！」
　施設の中ではビルシャナが祭壇のような場所に全裸の女性達が寝かせ、男性信者達に対して語り掛けている最中だった。
　男性信者達は指揮者の如く両手を動かし、その風圧で女性達を何度もイカせていた。
　その姿をビルシャナが満足そうに眺めながら、催眠光線を放って少しずつ感度を上げていた。
「ひょっとして、わたし達を満足させてくれるんですか？」
　そんな中、まゆが興味津々な様子で、ビルシャナ達の前に陣取った。
「ああ、その通りだ。俺達に任せておけば、素早く満足させてやるぞ！」
　その視線に気づいたビルシャナが、ゲスな笑みを浮かべて、答えを返した。
「つまり、わたし達を素早く満足させるために、何でも言う事を聞いてくれるという事ですか？」
　まゆが真顔でトボけながら、ビルシャナをマジマジと見つめた。
「そんな訳がないだろ。まあ、いい。分からないのであれば、身体で分からせてやればいいだけだ！」
　ビルシャナが男性信者達と一緒にニンマリと笑い、ケルベロス達に対して催眠光線を放った。
「こ、これは……」
　その途端、まゆが身体に違和感を覚え、恥ずかしそうに頬を染めた。
「ま、まゆさん！」
　そんな空気を察したゆゆこが、心配した様子でまゆに駆け寄った。
　だが、催眠光線はゆゆこの身体にも影響を与えており、脚が床に触れるたび、男性に激しく突かれているような感覚に陥り、立っている事さえ出来なくなった。
「……ゆゆちゃん」
　すぐさま、まゆがビルシャナ達から、ゆゆこを守ろうとしたものの、調教済みの身体が催眠光線によって、剥き出しの皮膚の如く敏感になっており、少し体を動かしただけで、黄金に輝く体液が、足元を淫らに汚していた。
「クククッ……、見たか！　これが俺の力だ！」
　ビルシャナが満足した様子で、高笑いを響かせた。
「た、確かに……凄い……凄く……イイッ！」
　結乃が朦朧とする意識の中、恥ずかしそうに股間を押さえた。
　その途端、自分の意志に反して、指がナカに滑り込み、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が辺りに響き渡った。
　それでも、自らの感情を抑える事が出来ず、交互に指を出し入れしながら、甘えるように声を上げた。
「もう我慢でき……」
　まゆも快楽の波から逃れる事が出来ず、ゆゆこの唇を強引に奪い、ネットリと舌を絡ませた。
　ゆゆこも吸い寄せられるようにして、まゆの唇を奪うと、互いに舌を絡ませ、ネットリと糸を引かせながら、恍惚とした表情を浮かべた。
　それだけで、身体が小刻みに震え、電気が走るほど感じてしまい、足元に恥ずかしい水溜りが広がった。
「これは……凄い……」
　一方、九十九は祭壇で眠る女性の肌に触れ、驚いた様子で声を上げた。
「もう我慢できないの……」
　そのため、祭壇に横たわっていた女性も瞳を潤ませ、九十九の手を握り締め、甘えるようにして舌を這わせた。
「大丈夫、ボクに任せて」
　その気持ちに応えるようにして、九十九が女性の耳元で囁き、ねちっこいプレイで徐々に気持ちを昂らせた。
　しかし、女性の方は我慢の限界に達しており、九十九のモノを求めるようにして肌を重ね、何度も口づけをかわして舌を絡ませた。
「先に言っておくが、直接の行為は厳禁だ。そんな事をしたら……壊れちまうぞ？」
　ビルシャナが不気味な笑みを浮かべ、九十九に対して釘をさした。
「そこまで言うなら、めぐみのことを満足させてみてください。ただし、一人ずつ」
　めぐみが含みのある笑みを浮かべ、ラブフェロモンを発動させた。
「ひとりずつ……だと？」
　ビルシャナが険しい表情を浮かべ、めぐみをジロリと睨みつけた。
「ただし、鶏の手出しは禁止ですよ」
　めぐみが凍るように冷たい視線を送り、ビルシャナに対して警告した。
「だったら、お前らが相手をしてやれ！」
　ビルシャナがイラッとした様子で、男性信者達に目配せした。
　その指示に従って、男性信者達がケモノの如く勢いで、ケルベロス達に襲い掛かった。
「そ、そんな事を……したらぁ！」
　その巻き添えを喰らって、まゆが全身性感帯と化した身体を男性信者達に撫でられ、何度も跳ね上がって絶頂に達していた。
「本当に、それだけで満足なの？　お互いが……んっ……気持ちよくないと……つまらないわよ」
　ティアがトロンとした表情を浮かべ、男性信者達を誘うようにして足を開いた。
「……！」
　そのため、男性信者達は、生唾ゴックン！
　興奮した様子で自らのモノを反り立て、目をギラギラさせていた。
「無理をしても、イイコトなんてないわよ？　ほら、口がいい？　胸がいい？　それとも……？」
　そんな空気を察した男性信者が、よくナカがみえるようにするため、自らの指でくぱぁと開いた。
「お前ら、落ち着け！　それは……駄目だ！」
　ビルシャナが男性信者の肩を掴み、鬼のような形相を浮かべた。
「いや……、そのテクニックは偽物だ！」
　イッパイアッテナが祝福の矢を放ち、破邪の力でビルシャナを牽制した。
「うぐっ！」
　その一撃を喰らったビルシャナが、悔しそうな表情を浮かべ、崩れ落ちるようにして膝をついた。
「鳥の許では自分自身の手で満足させる事はおろか、先はない！　独りで女性に触れることすらできない！　そんなまやかしでいいのか！？」
　その間に、イッパイアッテナが男性信者達の前に立ち、真剣な表情を浮かべて訴えかけた。
「た、確かに、そうだが……」
　髭面の男性信者が、気まずい様子で視線を逸らした。
　それでも、いつか、きっと……。
　そんな淡い気持ちがあるせいか、なかなか踏ん切りがつかない様子であった。
「素直になりなよ。みんな、待っているよ？」
　九十九もベトベトになった指を見せ、男性信者達に見せつけるようにしてペロリと舐めた。
「そうだよな！　もう……限界だ！」
　それが引き金となって、男性信者達がケダモノと化した。
「んっ、あはっ、いいわっ、もっと感じさせてっ！」
　その気持ちを受け入れるようにして、ティアが男性信者を迎え入れ、興奮した様子で声を上げた。
　だが、男性信者達は欲望の権化と化しており、乱暴に胸を揉むと、何度もミルクをぶち撒けた。
「あ、だめ、きちゃう……」
　めぐみも敏感に体を反応させつつ、男性信者達のミルクを全身に浴びた。
「お、おい、お前ら！　正気に戻れ！　これは……間違っている！」
　それを目の当たりにしたビルシャナが、男性信者達を叱りつけた。
「その割には、元気のようだけど……」
　結乃がビルシャナに身体を擦り寄せ、反り立ったモノの根元を縛り上げた。
「お前、一体……何を！」
　その事に驚いたビルシャナが、結乃を払い除けようとしたものの、反り立ったモノを掴まれているせいで、身動きが取れなくなっていた。
「成仏するから許してくれ、っていうまで出させないよ」
　結乃がビルシャナの耳元で囁きながら、じっくりネットリ追い詰めるようにしながら、反り立ったモノをシゴき始めた。
　しかし、ビルシャナのモノは根元が縛られているせいで、イキたくても、イケない状況に陥っていた。
　その間、まゆとゆゆこは抱き合いながら、恥ずかしい水溜りから湯気が上がってしまうほど、何度も絶頂に達していた。
「まだまだ、満足してませんよ。もう一回～」
　一方、めぐみは次々と男性信者達をイカせ、快楽エネルギーを取り込んだ。
「そろそろ逝かせてあげるね」
　そんな中、結乃がビルシャナのモノに口づけをかわし、勢いよく紐を解いた。
「イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ」
　それと同時にビルシャナがビクビクと身体を震わせ、天井に届くほどのミルクを飛ばし、真っ白なシャワーを浴びながら、恍惚とした表情を浮かべた。
　その間に、結乃がビルシャナのモノを咥え込み、じゅぽじゅぽと音を立てながら、喉の奥まで飲み込み、何度も、何度も、搾り取った。
「みんな、大丈夫……？」
　その間に、イッパイアッテナが女性達を守るようにして陣取り、龍穴（リュウケツ）でグラビティを籠めた刃を床に突き立て、疑似的に龍穴の次元を繋げ、共鳴させる事によって、清浄な力を呼び覚ました。
　それと同時に、女性達の感度が元通りになり、疲れた様子でスヤスヤと眠り始めた。

●ビルシャナ
「……凄い顔になっているね」
　イッパイアッテナがビルシャナを見下ろし、乾いた笑いを響かせた。
　ビルシャナはアヘ顔を浮かべたまま、全身ミルクまみれになっていた。
　そのため、相箱のザラキ（ミミック）もドン引きしており、必要以上に近づこうとしなかった。
「でも、自分の信条に反して、欲望に従った以上、生きる価値はないよね？」
　ティアがミルクまみれになった指をしゃぶり、同じようにビルシャナを見下ろした。
「ちょ、ちょっと待て！」
　その途端、ビルシャナが身の危険を感じて、必死に命乞いをしようとした。
「性欲過多の変態鶏は去勢しましょう、そうしましょう」
　その行く手を阻むようにして、めぐみが赤き一閃（ルージュフラッシュ）を仕掛け、超高速の手刀でビルシャナの身体を斬り裂いた。
「それじゃ……行きますよ！」
　まゆがハンマーをギュッと握りしめ、ビルシャナの股間を叩き潰した。
「……捉えるっ」
　次の瞬間、結乃がsix sense snipe（シックスセンススナイプ）を仕掛け、ビルシャナの脳天を撃ち抜いた。
　その一撃を喰らったビルシャナが、ギョッと目を丸くさせ、血溜まりの中に沈んでいった。
「ごちそうさまでした」
　めぐみが艶々とした様子で、満足げな表情を浮かべた。
「でも、身体が……まだ……」
　ゆゆこが悶々とした様子で、まゆと結乃に目配らせした。
　その視線に気づいた結乃が、ふたりを連れて物陰に消えた。
「それじゃ、みんなでパーティをしようか」
　そう言って九十九が女性達を抱き寄せ、含みのある笑みを浮かべるのであった。

作者：ゆうきつかさ	重傷：なし 死亡：なし 暴走：なし
種類： 公開：2020年1月14日 難度：普通 参加：7人 結果：成功！
得票：格好よかった 0／感動した 0／素敵だった 0／キャラが大事にされていた 2
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