冬の只中に時偶訪れる、暖かな日。
花々が喜ぶようにそよそよと揺れる中、人々が楽しげに甘味を楽しむ庭園があった。
それは花園を眺めながら食事を出来る──カフェの一角。四方に色が満ちる景色の中、白屋根の卓に並ぶのは花のように美しいケーキの数々だ。
苺をカットして添えたショートケーキは、まるで艷やかな椿。
深い色で作られた花弁が載るのは黒薔薇を彷彿させるガトーショコラ。
クリームによる白花が可憐なパンケーキや、八重咲きを象ったミルフィーユ、パウンドケーキにモンブラン──庭園にも劣らぬ造形に、人々は目も舌も楽しませていた。
と、そんな歓談の声が響く中に、ふと漂うものがあった。
それは青空からふわりふわりと降りてくる、謎の胞子。園の一角にあるパンジーに取り付くと、いつしか一体化して蠢き出していた。
花の間から出たそれは、人々へと這い寄って。茫然とする彼らへ向かって、ためらう事もなく喰らいかかっていった。
「皆さんはどんなケーキが好きですか?」
イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)はケルベロスへそんな言葉をかけていた。
何でも、とある花咲く庭園で食べられるケーキが人気なのだという。
「ただ……そこで攻性植物が発生することが予知されたのです」
現場は大阪市内。
爆殖核爆砕戦より続く流れが、未だ絶えていないということだろう。
放置しておけば人命が危機に晒される。周辺の景色にも被害が出る可能性もあるので、確実な対処が必要だろうと言った。
「戦場となるのは庭園の前となるでしょう」
人々は警察や消防が先んじて避難させる。こちらは到着後、庭園から出てくることになる敵を迎撃すればいい。
それによって庭園の被害も抑えられるはずだといった。
ですから、とイマジネイターは続ける。
「無事勝利できた暁には、皆さんも庭園のカフェで休んでいっては如何でしょうか」
ケーキと名のつくものは揃っており、そのどれもが花のように美しいのが特徴だという。紅茶やコーヒーなどをお供に寛げば疲れも癒えるでしょうと言った。
「そんな憩いのためにも是非、撃破を成功させてきてくださいね」
参加者 | |
---|---|
八柳・蜂(械蜂・e00563) |
ビーツー・タイト(火を灯す黒瑪瑙・e04339) |
クレーエ・スクラーヴェ(明ける星月染まる万色の・e11631) |
緋色・結衣(運命に背きし虚無の牙・e12652) |
キリクライシャ・セサンゴート(林檎割人形・e20513) |
シャルンホルスト・レギンレイヴ(静寂を奏でる熾天の抱擁・e22853) |
プラン・クラリス(愛玩の紫水晶・e28432) |
兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566) |
●花の戦い
そよ風に波立つ花々が色彩の波紋を浮かべて踊る。
甘やかな芳香が、暖かな太陽の匂いに溶け込んで心地良いから──庭園に入ったビーツー・タイト(火を灯す黒瑪瑙・e04339)は景色を眺めていた。
「陽の恵みが感じられる、非常に良い日だな」
故にこそ、とその一角へ瞳を動かして。
「このような日に、攻性植物の暴走など不釣り合いだろう」
注ぐ視線の先。
園から這い出す狂花の姿が垣間見えていた。
鮮やかさばかりを残した、パンジーの成れの果て。
獰猛な様を見やりながら、ふぅん、とプラン・クラリス(愛玩の紫水晶・e28432)は唇に指を当てる。
「取り込まれた人は居ないみたいだね」
それだけは幸運とも言えるだろう、けれど予断を許さぬことに相違はないから。
「手早く倒そう。美味しいケーキと紅茶も楽しみたいからね」
「ええ。攻性植物である以上は、放っておけません」
何人の犠牲も出ぬように、ここに咲く花も守るために。兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566)が声に力を込めれば、皆も心同じく駆け出した。
三体の狂花は此方を見つけ兇猛に嘶く。
紛れもない殺意の顕れ。だがビーツーは微動もせず、避雷針に稲妻を落とすよう、鮮烈な雷光を呼び込んで仲間を防護した。
その間にプランが蠱惑的な吐息を氷風に変遷させ、強烈な吹雪で敵を包むと──。
「行くよ、桜」
踊る六花の中を、クレーエ・スクラーヴェ(明ける星月染まる万色の・e11631)が駆け出している。
傍らで頷くのは花薫る、小柄なビハインド。
そっと手を伸ばして敵の背後から桜の花弁を舞わせて惑わすと──クレーエが正面から刺突。夜を描くが如き冥く鮮烈な剣閃で一体を縫い止めた。
側の二体が花弁を放つが、ビーツーの視線を受けた箱竜、ボクスが飛んで防御すると──。
ヒールを蹴ってひらりと跳ぶ、八柳・蜂(械蜂・e00563)も靭やかに舞って前面へ。躊躇いもなく、地獄の左腕を盾に花弾を受け止める。
「攻撃は、此処までのようです」
「では回復を。黄金の果実よ、仲間に癒しの力を与えて下さい……!」
直後には紅葉が蔓を伸ばして耀ける光を結実。燦めく祝福の雨を注がせて、前衛を護りながら傷を浚っていた。
蜂自身も、蔓に咲かせた花から甘い蜜を一滴。後衛に加護を広げていくと──。
「……リオンもお願い、ね」
キリクライシャ・セサンゴート(林檎割人形・e20513)が翠の瞳を向けて、テレビウムに治癒の光を施させていた。
その温かさが盾役を万全にすれば、キリクライシャは黒白の翼で浅く飛翔。宙で柔らかに翻り、傷の深い一体へ蹴撃を見舞う。
他の二体は尚連撃を狙う、が。
「させると思いますか」
澄んだ声音に、刃の如き力強さを交えて──シャルンホルスト・レギンレイヴ(静寂を奏でる熾天の抱擁・e22853)が真紅の魔槍を握っていた。
鮮麗な刃先が振るわれると、斬線が円を描いて旋風と成り。鋭利な風が作り出す衝撃の嵐が、三体共を巻き込んでいく。
「兄さん!」
「ああ」
そこへ、空間が揺らぐ程の陽炎が棚引いた。
緋色・結衣(運命に背きし虚無の牙・e12652)の冥き大太刀から揺蕩う、死出の霊焔。
数多の命を看取ったその刃は、斃すべき敵を逃さない。命の一端を切り裂くように、一体の花冠を鋭く切り飛ばした。
それでも狂花は死を認めまいと暴れる、が。
「後は頼む」
「ええ」
結衣に頷く蜂がこつりと至近へ。
抗う周りの二体を、プランが紫眼を妖しく輝かせ魅了。動きを封じてしまうと──その頃には蜂が細指を伸ばす。
「お花がそんなに元気にうごいてちゃ駄目よ」
──春が待ち遠しいのかしら? なあんて。
戯れながら、放つ『蜂毒』は己が血と地獄が作り出す毒針。冷たく熱く、蝕む甘い蜂毒がその花を朽ちさせていった。
●花風
自然の花が優しくそよぐ中、二体の狂花は未だ敵意の吼え声を番犬へ向けている。
「パンジー、家でも育ててるけど」
元は可愛らしかったはずのその花を、シャルンホルストは想起する。
育てやすくて、よく目にもする、人に寄り添うことの多い花。
「だからこそ攻性植物になると……すぐ身近に危険が迫ることにもなるんだね」
「ああ」
結衣は見据えて呟く。
「つくづくデウスエクスというのは虚しいな。近しい花でも、色とりどりに咲く花でも、無差別に命を喰らうだけの存在に成り果てる」
結衣の表情に変化はない。
感情が動かぬわけではないだろう、ただ、顕にするには見てきた死が多すぎる。
けれどそれ故に結衣は自身がやるべき事も識っていた。
「傷つける事しかできないものの居場所などどこにもない。罪を重ねる前に葬る、それが俺にできる唯一の手向けだ」
「……そうだね」
シャルンホルストもこくりと頷く。
「綺麗な花が誰かを傷つける前に。──倒させてもらいます」
「うん! それに庭園とカフェ、ちゃんと守って楽しみたいから」
張り切って倒しますか、とクレーエがぎゅっと拳を握ると、まるで反抗するように狂花の一体が奔り寄ってこようとする、が。
「やらせないよ。氷結輪、使うの初めてかもだけど」
プランがすべらかな指先で、弄ぶように操った戦輪が一体を切り裂き根元を凍らせた。
その花は藻掻くように毒を放ってくる。が、キリクライシャが怯まずに、しゃらりと手を払う動作で植物を踊らせていた。
「……毒には、毒を」
──薬だって、用法を少し変えるだけで毒だもの。
刹那、敵へ絡みついた蔓は濃密な毒を染み込ませ、狂花を蝕んで攻撃を中断させる。
仲間には傷が残るも、シャルンホルストが槍の穂先を天へ掲げていた。
「すぐに、癒やしますから」
瞬間、燿く炎よりいでるのが翼を広げた不死鳥──リジェネレイト・フェニックス。
溢れ出す光は眩くも温かく、生命力を同調させて自然治癒能力を爆発的に高めていく。
同時に紅葉が優しく地を踏み鳴らして花風を現出させれば、吹き抜ける色彩の気流が苦痛を拭い去っていった。
「これで問題ありません」
「ありがとう」
声を返したクレーエは、蒼の瞳で見つめた先に夜風を舞い込ます。
顕れるのは、蒼空に降りた月夜の舞台。『白夜に堕ちる月』──その上で歌う美貌の歌姫が、花の心すら囚える声を紡いだ。
その旋律に合わせるかのように、桜が虚空より枝を伸ばして敵を貫いて散らせば──とん、とん、と。蜂が軽やかに、残る一体へ迫る。
腕の獄炎を艶やな程に滾らせて。刃で放つ一撃は、まるで蜂が刺すかのように鋭く花の体を穿っていた。
狂花も足掻いて茎を撓らせる、が。
「……何度やっても、同じよ」
蜂が自ら防御。衝撃を受け切ると、すぐ後にはビーツーが目も眩む煌きを帯びていた。
「その苦しみも痛みも、洗い流してみせよう」
弾ける閃光は『雷激癒流』──体に流れ、免疫細胞を活性化させる電流。一瞬で蜂を突き抜けると、傷を跡形もなく消滅させていく。
同時、紅葉も魔力を収束していた。
「真に自由なる癒しの時間を、受け取って下さい……!」
燦めく光を発散させると、時が止まったかのような状態を齎して。何者にも邪魔されず、蜂の負傷を完治させていく。
ビーツーの意を汲んで、ボクスが白橙色の焔で反撃を始めれば──プランが次撃の用意をしていた。
「植物相手ならこれが良いかな、ちょっと力を借りるよ」
刹那、燿く光から殺戮機械を召喚。己に同化憑依させる。
──夢と交わりこの身は共に:【暴走する殺戮機械】。
頑強ながらあでやかな、半機械の姿へ変じたプランは──荒れ狂う衝動を敵へ向けて邁進。回転刃を生やして敵の半身を裁断した。
悲鳴のような音を上げる花。
結衣はそれを眼前にしても、容赦を与えない。
「この一撃で、消え去れ」
刃で手繰るように焔を生み出すと、その灼熱が龍と成って花へ喰らいつく。
暴星<焔龍の狂宴>──魂を貪るように焼き尽くす炎が、堕ちた花の生命を消滅させていった。
●甘い花
戦いの痕を癒やせば、そこはもう明媚な花園だった。
花は傷つかず、美しい色彩が保たれている。唯一残ったパンジーの花弁は、シャルンホルストが後で弔うために拾っていた。
「これで、全部済みましたね」
その内に人々が戻ってくれば──皆もカフェに寄っていくことにした。
シャルンホルストが同道するのは結衣だ。
「お前とこうして出かけるのは久しぶりだ」
「家のお庭で過ごすのと似てはいるけれど、たまにはこういうのもいいよね」
シャルンホルストは応えつつ、先ずは家族が喜ぶものを、とお土産を買うことにした。
並ぶ品は、花を象る優美なケーキ達。
「兄さんは最近よくキャルちゃんとお出かけしてるよね。どういうのが好きかわかるかな」
「キャルは甘いものなら大体喜ぶんじゃないか」
結衣はほわほわとしたその顔を想起しつつ、目についたミルフィーユを選ぶ。
「椛はチョコレートでいいとして、ネフティメスはどうなんだ」
「ネフティはフルーツの多いのが好きだよ」
「成程」
次はちょっとだけツンとした少女を脳裏に浮かべつつ頷いた。
そうして結衣がチョコケーキとフルーツタルトも追加すると、シャルンホルストが目を向ける。
「兄さんはシンプルなの好きだし、ショートケーキとか?」
「そうだな。シャルンは?」
「私は……何でもいいよ」
兄さんとこうしていられるだけで十分幸せだから、と呟いた。
そうか、と返した結衣は自分と同じケーキを選んで決める。
付き合いが長く好みも分かっているから、それで意に沿わなかった事は無いのだ。自分と同じものを一緒に食べたがることもまた知っていたから。
それから呟きにも応える。
「いつもあまり一緒にいてやれなくて悪いな」
もっと我儘を言ってくれても構わないけれど、それを言っても無駄だと判っている。
だから今この時間を大切に過ごそう、と決めて。
「何か食べていくか」
同じケーキと飲み物を注文し、二人は共に寛いでいった。
真っ白な屋根の下、席に着くと花園がよく見える。
そんな中で蜂はメニューを見て悩ましげ。
モンブラン、チーズケーキにミルフィーユ。
「……これは、迷ってしまって大変、ね。どちらに、しようか、な」
視線をころころさせつつ、こういう時は店員さんに訊いて──頼んだのは人気のショートケーキと、それからモンブラン。
さっそくあむりと頂くと、ショートケーキは甘酸っぱい苺と滑らかなクリームが美味。
モンブランは香り高いマロンの風味が、紅茶と相性抜群だった。
甘いものを味わいながら、一息つけばぽかぽかとした陽気が快い。
寒いのは苦手で春が待ち遠しいけれど。
故にこそこうして少しの春が楽しめるのは──。
「しあわせですね」
のんびりと、静やかに。
蜂はまた一口、ケーキを食べ進めていた。
花に囲まれた景色の中、ビーツーはボクスと肩を並べてお品書きを眺めている。
どれも美味しそうで、洋菓子が好きな身にとってはよりどりみどり。
「ではフルーツタルトで」
果物がふんだんなものは特に好きだから、早速注文。
飲み物はアップルティーにして、ボクスにはご褒美に大きなレアチーズケーキを頼んであげた。
「見目にも綺麗なものだ」
やってきたタルトはイチゴにキウイ、桃やブルーベリーがシロップで艶めく一品。チーズケーキは宝石の如く鈍く光るベリーソースがアクセントで美しかった。
早速ビーツーはタルトを実食。
芳醇な果汁と甘さが広がって、さっくりとした生地と合う。香り高いアップルティーは甘すぎず、スイーツの味を引き立ててくれた。
「美味だな」
その声に身振りで応えるボクスも、はむはむとケーキをつまみ、満足げなのだった。
「綺麗な景色だね」
その言葉に頷く桜と共に、クレーエは席についている。
メニューを開くと、花園の景色と同じくらいに桜は興味津々。クレーエは微笑んで、淡紅が綺麗な桜モチーフの桃ケーキと、桜フレーバーの紅茶を注文した。
クレーエは以前より食べるようになったものの、未だ小食。なので自身も少しはつまむけれど、桜に差し出す。
「さ、食べていいよ?」
そうして桜が喜んでケーキを食べ、紅茶を啜ると、クレーエは親のように表情を和らげて見つめていた。
食事が終われば、美味しかった桃ケーキと、薔薇をモチーフにした果実の美しいケーキをお土産にテイクアウトして。
「それじゃ帰ろうか?」
ふわりと横に並ぶ桜と共に、花園の間を歩み出していった。
メニューの写真はどれも美しく、本物の花を眺めているようだ。
「……果物で、スイーツで、花を……なんて技術……」
色彩も造形も優美で、キリクライシャは瞳を輝かせて見つめる。その技術を会得出来ないだろうかとも、考えてしまう程だ。
「……目移りするわね」
実際見惚れてしまうほどで、中々決めきれない。
自身と同じアネモネか、或いは今日の主役とも言えたパンジーがいいけれど。
(「……あの人に、出す時が来るなら……」)
迷っていると、季節のケーキという一品を見つける。
それは冬から春に向けての花々を象ったもので、上品なアネモネと可憐なパンジーを含んだフルーツケーキだった。
注文して一口食べると、沢山のベリーが甘酸っぱく美味で。
バーミリオンが給仕の真似事をして注ぐアップルティーも、ほの甘くて相性良く──キリクライシャは暫しゆったりと美味な時間を送った。
快い風の吹く中で、プランはお品書きを見ている。
「色々あるね」
「ええ。どれも、可愛いですね……」
と、頷くのは近くに座った紅葉。
色とりどりのケーキに、視線を迷わせていた。
実際美麗なばかりでなく、その全てが美味しそうなのだから、プランもまた悩まざるを得ない。
「フルーツケーキ、チョコレートケーキ、チーズケーキ……うん、色々食べてみようかな」
考えつつ、それでも折角来たのだから、と一通り注文。
「飲み物は紅茶で」
「では私も、紅茶を頂きますね」
紅葉もショートケーキと共に頼むと、早速品がテーブルにやってきた。
チョコケーキは気品ある黒い花のようで、チーズケーキは清楚な白い花。フルーツケーキは咲き乱れる花々のようでどれも美しい。
フルーツケーキを食べると、瑞々しい果実とたっぷりのクリームが甘くて味も良く。チョコケーキもカカオの香りが芳醇で、チーズケーキは濃厚かつ滑らかな美味だった。
「うん。おいしいね」
「こちらも、おいしいです……!」
仄かに声音を華やがせ、紅葉も頬に手を当てる。花型にカットされたイチゴが新鮮で、ふんわりと蕩けるクリームとよくマッチしていた。
紅茶はストレートで、淡い渋みがさっぱりとしている。一口含むとまたケーキが食べたくなって、いつまでも飽きが来ず食べ進められるのだった。
「丁度暖かくて、良かったです……」
紅葉が空を見れば、プランもうんと頷いて。
「過ごしやすくて、気持ちいいね」
麗らかな陽光に瞳を細めつつ、また食事を続けるのだった。
作者:崎田航輝 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年1月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 6
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