幻想フレーム

作者:崎田航輝

 冬風が一層、透き通った冷たさを帯びる時節。
 年末には閉じる店も多く、人通りが絶えることもある夕前の商店街の一角に──小さな賑わいを見せる建物がある。
 それは一軒のフォトスタジオ。
 平素より密かな人気を誇る店で……この日もそれは同じだった。
 というのも、ここでは冠婚葬祭用や証明写真の他に──豊富な美術セットとレンタル自由の衣装で、まるで創作や空想のような世界にいる自分を撮って貰えることが出来るのだ。
 色彩の花園に舞う妖精として、或いは城で舞踏を舞う姫君として。
 普段と違う自分を写すそのサービスは幻想写真と銘打たれ、近辺では仄かなブーム。訪れる人々はちょっとした非日常を楽しもうと、思い思いの世界観を写真に残しているのだった。
 と──そんなふうに賑わう写真館に、併設された倉庫がある。
 そこには旧い機材が並んでいて、人が訪れるような場所ではなかったが──かさりかさりと、出入り口の隙間から中に侵入する影があった。
 それはコギトエルゴスムに機械の足が付いた、小型ダモクレス。
 静かに横たわる旧型の照明器具に這い寄ると、よじ登って内部に侵入。一体化すると手足を生やして俄に動き始めていた。
 そうして外に出ると、薄暗くなってきた中で眩く輝いて。自らの存在を誇示するかのように、道行く人々へと襲いかかっていった。

「集まって頂いて、ありがとうございますね」
 イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)は集まったケルベロス達へ説明を始めていた。
 曰く、街の一角にてダモクレスが出現してしまうという。
 とあるフォトスタジオの倉庫に、眠っていた機材があったようで──そこに小型ダモクレスが取り付いて変化したものだという。
「このダモクレスは、道に出て人のいる場所を目指そうとするでしょう」
 放っておけば、人々の命が奪われてしまうだろう。
 そうなる前に現場に向かい、撃破をお願いします、と言った。
「戦場となる場所は倉庫の前となります」
 こちらが現場へ到着するとほぼ同時に敵は出現する。そこを迎え撃ってください、と言った。
 尚、一般人については警察や消防の協力で避難がされるので心配は要らない。
「迅速に撃破することで周囲の被害も抑えられるでしょう」
 ですので、とイマジネイターは続ける。
「無事勝利できた暁には、皆さんもフォトスタジオ、寄ってみては如何でしょうか」
 セットと衣装で思うままの世界観の写真を撮って貰えるのが特徴的だという。
 おまかせで背景や衣装を選んで貰ったりすることも出来る。
「幻想的だったり退廃的だったり……折角なので楽しい写真や綺麗な写真を、思い出に残しては如何でしょうか」
 そのためにも、是非撃破を成功させてきてくださいね、とイマジネイターは言葉を結んだ。


参加者
セツリュウ・エン(水風涼勇・e10750)
タキオン・リンデンバウム(知識の探究者・e18641)
羽鳥・紺(まだ見ぬ世界にあこがれて・e19339)
アルシエル・レラジェ(無慈悲なる氷雪の白烏・e39784)
天瀬・水凪(仮晶氷獄・e44082)
天月・悠姫(導きの月夜・e67360)
オルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433)
アルケイア・ナトラ(セントールのワイルドブリンガー・e85437)

■リプレイ

●逢魔の灯
 陽が沈みかけると、世界が黄昏に変遷していく。
 淡い冥さに染まった景色の中で、その建物からは今も灯りが零れているから──道に降り立った天月・悠姫(導きの月夜・e67360)は目を留めていた。
「ここがフォトスタジオね」
「セットと衣装で自由な世界観の写真、ですか。とても興味深いですね」
 タキオン・リンデンバウム(知識の探究者・e18641)も窓から見える内装を観察する。
 中の人々は既に避難済みだが、作業中の風景はそのまま残っていた。
 それは確かに名に違わぬ眺めで──。
「幻想写真、か」
 セツリュウ・エン(水風涼勇・e10750)はふと呟く。
 目を伏せるのは写真には碌な思い出がないと自覚するからだろう。
 嘗て共に撮った者はほぼ死別し、恋人は行方知れずなだけでなく一族郎党、そして彼との子までもを──。
「……」
 セツリュウは緩く首を振り、今はただ視線を前に向ける。
 その先に一体の機械の影が見えていた。
 照明器具に歪な手足の生えた、ダモクレス。
 羽鳥・紺(まだ見ぬ世界にあこがれて・e19339)は深蒼の瞳を仄かにだけ細める。
「人で賑わう場所に敵あり。本当に油断なりませんね」
 ですが、と。
 こつりと歩み出すのは紛うことなき宣戦の合図。
「私たちがきっと倒してみせます。何より人々の幸せを守るために」
「ええ。写真を楽しむためにも──ここで討ってしまいましょう」
 応えたタキオンも、靴音を鳴らして疾駆して。
「その身体に、穴を開けてあげます」
 刹那一撃、旋風を纏った拳を機械の体へ打ち込んだ。
 後退した敵へ、紺が魅せるのは『まつろう怪談』。揺らぐ闇へと実体化した恐怖で、機械の心さえ侵食して蝕んでいく。
「この隙に、攻撃を」
「では、私が行かせてもらおうかな」
 柔風の如き優しい声音と共に、燦めく翼で羽撃くのはアルシエル・レラジェ(無慈悲なる氷雪の白烏・e39784)。
 蒼の光の残滓で尾を描きながら、高空より手を翳して。顕現するのは『Blood Bullet』──血を媒介にした魔弾。突き抜ける衝撃でダモクレスを穿ち貫いていく。
 敵も発光して反撃する、が。その直後には天瀬・水凪(仮晶氷獄・e44082)がすらりと短剣を抜いていた。
「倒れさせはしない」
 揺蕩う髪にきらりと反射する光は──刃を振るって天より降ろした星の加護。
 散った星屑は美しく輝いて、傷を浚いながら護りを与えていく。
「後は、頼みたい」
「了解しました」
 淑やかに頷いて、真摯に返すのは清廉にして凛然たる人馬──アルケイア・ナトラ(セントールのワイルドブリンガー・e85437)。
 走り抜けながら星剣を奔らせると、虚空に描かれた光の軌跡で星座を成して──煌めきを零しながら防護を厚くし、仲間を癒やしきっていた。
「これで全てを拭うことが出来たはずです」
「ならば攻めよう」
 セツリュウは『風煌雪華』の構えを取り、敵の動きを読んで疾駆。
「いざ、参る! ──破ッ!」
 風が巡るよう、柔く廻って春雷の如き刺突を打ち当てる。
 魔力光を広げて後衛を守護していた悠姫も、続けて敵へ腕を突き出し、眩い霊弾を顕現していた。
「その動きを、封じてあげるわよ!」
 閃光が弾けると、烈しい瞬きと共にダモクレスは足を縫い留められる。
 そこへ駆ける迅風が、流麗な影──オルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433)だ。
「隙は、逃さない」
 美しく靭やかな脚で地を蹴って、距離を詰めながら氷気の奔流を放つと──敵の足元が凍りついたところで零距離に迫り、その手に槍を握り直していた。
 かろりと蹄のリズムを響かせて、直後に見舞うのは神速の突撃。機械の体を貫いて、大穴を開けていた。
「繋げます」
 吹き飛ぶダモクレスへ、アルケイアも後光を光線と成して。無数の輝きでダモクレスを灼いていく。

●決着
 地に倒れたダモクレスは、煙を上げながらも起き上がっている。
 その生命力に勢力の強さの一端を感じて──水凪は微かにだけ息をついていた。
「しかし……こやつらも中々減らぬな」
「今まで人々の生活を支えてきた家電が、ダモクレスに変えられる──そんな現状が続くのは、悲しいですね」
 アルケイアも静かな声音で零す。
 それは単に、敵が一体増えるというだけのことではないと思うから。
「人の血で汚れる前に止めるしか方法がないのが、もどかしいです」
「そうですね。……けれどだからこそ、それを失敗できません」
 紺は真っ直ぐに言ってみせる。
 今はこの戦いで勝つことこそが何より大事なことなのだと。
 だから迷わずに、紺は奔ると槍を振るい、雷光を纏った刺突を敵へ喰らわせていた。
 敵の動きが鈍れば、タキオンが靴の力を解放して急加速。白衣を翻して高々と跳躍して敵の頭上へ舞い上がっていた。
「この炎で、焼き払ってあげますよ!」
 縦に回転して焔を靡かせると、痛烈な踵落としで外装に罅を刻み込む。
 衝撃に敵が転げると、アルシエルは澄んだ刃を握りながら、風を縫って接近し始めていた。
「……」
 ふと隣を見ると、そこには誰もいない空間が在って──今回は兄がいないのだということがこんな時に実感される。
 それが少しだけ寂しくて、けれどまだ完全に素直には認められぬ一面もあって。アルシエルは首を振って敵への刺突に力を篭めた。
 吹き飛ばされたダモクレスは、それでもライトを明滅させて意識を奪おうとしてくる。
 だが水凪が、その輝きすら飲み込む陽炎を大地から立ち昇らせていた。
「受け取るがいい」
 濃密な揺らぎは地に潜む死者の無念──『暁光』。その強すぎる力が光も傷も霧散させるよう皆を癒やしていく。
 アルケイアがそこへ剣から星屑を振りまけば、皆は万全となっていた。
「このまま反撃に移りましょう」
 云ったアルケイア自身が即時に攻勢へ。半場の体から生まれる速度で敵の周囲を巡り、連続剣撃で傷を深めさせてゆく。
「次を、お願いします」
「ん、了解」
 次撃を引き取るのは、入れ違いに前面に出るオルティア。
 苛烈な蹄の打力でダモクレスを吹き飛ばすと──連続で魔術を行使。追い風を巻き起こして豪速で至近に入った。
 蹂躙戦技:穿群蛮馬──滝の如く斬撃を浴びせる連続技で敵の腕を斬り飛ばす。
 距離を取ろうと足掻くダモクレス、だが悠姫はガジェットを銃身へ変貌させると、フロントサイトを向けていた。
「わたしの狙撃からは、逃れられないわよ!」
 灯りよりも明るく白光するそれは『エレメンタル・ガジェット』の一弾。赫く衝撃でダモクレスを包み込んで静止させた。
 そこに柳が嫋々と揺れるような、東方の風が吹く。
 演舞の如き艶やかさと、深い戦気を兼ねて──セツリュウが銃を振るっていた。
「吠え猛れ未知の叡智!」
 様々な出会い、旅と戦を経て、自分は戦い方も扱う武器も変わった。
 新たな風が巡り始めた気がする様で、願わくばそれは幻想でなければと、そう思うから。
 瞬間、駆動した機巧が鋼糸を踊らせる。全身に切れ目の入ったダモクレスは、霧散して風に流されるように消えていった。

●幻想を写す
 戦いの痕を癒やせば、街並みも人通りも元通りとなっていた。
 人々が平和な生活に帰っていく中──番犬達もフォトスタジオへ。暗くなってきた景色を窓の外に見ながら、撮影場へとやってきている。
「最近はあまり写真を撮ったことが無かったし、こういうのも良いかもね」
 悠姫は静謐の表情に仄かな期待感を浮かべて見回す。
 折角ならば撮ってもらおうと思ってのことで、外観や内観を表現したセットや、彩り豊かな衣装に目移りしている。
 中でも気になったのは──。
「やっぱり、綺麗なドレスかしら」
 紅とバイオレットのコントラストが美しい、豊かなドレープが目を引くドレス。それを着ると、勧められたバルコニーのセットに立っていた。
 背景は夜空と月。
 静やかな中で撮影すれば、出来上がった写真は麗しき深窓の令嬢の一幕。
「何だか自分じゃないみたい」
 でもこんなのも楽しいわね、と。
 冊子にしてもらったそれを、悠姫は声音を和らげながら眺めていた。

 タキオンは隣で撮影している悠姫の様子も眺めつつ──自身も背景を選んでいる。
「私のは衣装はやはり、これが良いですね」
 と、そっと襟に触れるのは白衣。
 これが一番自分には合っているだろうと思ってのこと。ならばセットもそれに準じたものにしようと、決めたのは研究室風のものだった。
 特徴的なのは、整然と、且つ高く積まれた──色とりどりの秘薬入りの試験管。
 精緻な装丁の学術書も知的な雰囲気を添え、タキオンの見た目は宛ら、高位の魔術を研究する無二の研究者という風情だった。
 タキオンのすらりとした体躯も、どこか洗練された印象を与える。
 試験管を翳して覗く姿や、本の頁を捲っている姿。
「こういった写真も興味深いですね」
 普段通りでありながらも、美しく撮影された自身の写真を改めて見つめて──タキオンは呟いていた。

 衣装の並ぶ部屋にセツリュウはいた。
 背景含めお任せの為、衣装担当の者が次々に服を合わせて確認しているのだ。
「ご希望の風景や雰囲気などはありますか?」
「そうだのう……何らか花のある幻想的な風景を頼む」
 セツリュウの言葉に頷き、彼女は幾つか候補を絞って示す。
「雅な衣装が似合うと思いますが……」
「ふむ。既婚だった故、振袖は着れぬのだ」
 すまぬの、と。
 セツリュウは過日を思いながら、その優美な衣装に首を振る。
 そうして最後に決まったのは──和服ではないが東洋の色の強いドレス。
 嫋やかで、且つ仄かにだけ妖艶で。雪柳に椿、無限の花が舞う東雲の水面に、静かに佇まう写真となった。
「美しい景色だの。良き思い出になった」
 新年と共に心新たに、セツリュウはスタッフへ礼を述べていた。
「見させて頂いてもよろしいですか?」
 と、歩み寄るのは紺だ。
 セツリュウは勿論、と微笑を返して応じる。
 紺も礼を言うと写真を手にとった。
「とても綺麗ですね……」
「お主は、何か撮影をしたのかの?」
「私はこれからです。慣れていないので、お任せしようかと」
 紺はセツリュウへ写真を返すと、衣装やセット担当の者へその旨を伝える。
 そうして紺に用意されたセットは──空中庭園に作られた魔術図書館。窓に空が見えて、周りには複雑な造りの棚と無数の本がある景色だった。
 紺は品のあるブラウスに、綺羅びやかなイヤリングを付けて──館に仕える者という役割になっていた。
 紺は、こういう時くらい笑顔を見せた方が良いとは思いながら。
「笑顔でなくても素敵に撮って頂けるでしょうか?」
 考えた末にそう言えば、撮影担当の者は勿論と頷く。
 そうして出来上がったのは、数冊の本を手に、仕事に勤しむ魔術司書という写真。
「とても良く、仕上げて頂けました」
 紺は完成品のフォトブックを見て……プロの腕前に感嘆の声音だった。

「こんなフォトスタジオとかが、あるんだね……」
 地球にはまだ知らない世界が沢山ありそうだ、と。
 実感しながら、アルシエルは皆の撮影風景を眺めていた。
 一瞬の時間を永遠に留め、形にする。
 自身は写真には興味ないけれど──兄や、アーティストでもある兄貴分は好きそうだと思った。
「自由な世界が表現できる、か」
 楽しめるなら、そのうち誘ってみても良いかも知れない、と。
 アルシエルの頭にふと思いがもたげる。
「……」
 そんな自分に驚きながら、それも悪くないという思いも同時にあるけれど。
「いいや」
 やっぱり首を振った。
 何せ、兄貴分の彼はまだしも実兄は調子に乗りそうだから。
 ただ、そんな想像をするだけでも──アルシエルの表情は少し楽しげでもあった。

 数多の衣装に、仄かに瞳を煌めかせて──オルティアは悩み中だ。
「衣装……半馬のままでもいいの、かな?」
「勿論です。お好きなものをどうぞ」
 担当が快く頷くと、オルティアは安堵する。
 ただ、衣装も背景の種類も多く、組み合わせは膨大に渡り──。
「んん……決められない……。衣装も含めて、お任せしても、いい……?」
 それにもにこりと応じるスタッフ達は、早速作業開始。
「……可愛い感じか、綺麗な感じだと、その……とても、嬉しいのです」
 と、オルティアが素の口調で述べたリクエストにも、彼女らは応え──淡い桃色にたっぷりのフリルとリボンが付いたドレスを選定。
 背景は可愛いパステル調の城が選ばれて、絵本の中のお姫様といった出で立ちになった。
 そうして舞踏会で踊る仕草や、天蓋付きのベッドに座る姿、中庭を散歩する風景など、幾つもの写真を撮って──。
「わぁ……! ありがとうございます、素敵です……!」
 小さなブックレットになったそれを見て、オルティアは声音を華やがせて。
「これはあれですね、ええと……子馬にも、衣装? ……ですね!」
 可憐な笑みを零して、その幻想写真を抱きしめていたのだった。

 暖かな照明が夕暮れを表現する舞台で、アルケイアは撮影に臨んでいる。
「この中だと一層、綺麗に映えますね」
 アルケイアは静々と自身を見下ろす。
 二足形態の体に纏った衣装はドレス。クリノリンを入れたように裾がふわりと広がっていて、柔らかな花のような印象を与えるヴィクトリア朝のものだ。
 帽子はふんだんな羽飾りが付いて、華やかにして上品なデザイン。
 洋館と蔦薔薇を背景に、日傘を持って立てば──異国の旧い時代に佇む淑女を写したかのような、美しい一枚を撮ることが出来た。
「次は人馬の姿でも、撮って頂けますか?」
 と、アルケイアはスタッフへ礼を言いながら形態を変え、着替えへ。
 上半身に余裕を持ったワンピースを、馬体にはレースのカーテンを掛けて結び、一続きの衣装となるようにしてもらう。
 そうして同じ背景や、室内のセットでも撮影することで、アルケイアの二つの姿を共に魅力的に残すことが出来た。
「ありがとうございます」
 アルケイアはまた礼を述べながら──出来上がった写真を見つめていた。

 皆が撮影を終えた後で、水凪は一人衣装選びに入っていた。
 というのも、ここでしか来られぬものに挑戦したい為だ。
「可愛い妖精風のドレスはないだろうか」
「でしたら──」
 と、スタッフが用意したのはAラインのシルエットが美しいドレス。ふわりと軽い生地のスカートは少しだけ短めで、腕も出すデザイン。
 イエローがかった部分とグリーンのコントラストが可愛らしく、後ろで柔らかく結ばれたリボンがまるで羽のよう。
「良い衣装だ」
 自身の身長や年齢の事も考えると、水凪にとっては普段は選ばない衣装。けれどその分、憧れは強くもあったのだ。
 花咲く幻想の森のセットで撮影をすれば、妖精が散歩する景色の完成。
「中々出来ない経験が出来た……感謝しよう」
 冊子にして受け取ったそれに視線を落とし、水凪は仄かに満足げな面持ちだった。

作者:崎田航輝 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年1月5日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 6
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