忍者は陰に決まってんだろ!

作者:baron

 いろんなヒーローショーが入れ替わりで行われる百貨店があった。
 今回は忍者系ヒーローの出番と、中の人たちが軽快な動きを出そうと頑張っていた時。
『忍ばない忍者なんて忍者じゃないやい!』
 突如として鳥人間を中心とした一団に邪魔されたのである。


「え? ショーだよね? っていうか、忍者だとしても役割あるよね?」
「どうやら伝承の忍者の方を本物、このショーは偽者の諜報活動だと思ったビルシャナが出たようですね」
 颯・ちはる(寸鉄殺人・e18841)はセリカ・リュミエールの言葉に思わずポカーン。
 近年、忍者ならぬNINJYAが流行して、忍ばない忍者の話が増えている。
 だが考えてほしい。
 そもそも布装束で陰に潜んで諜報・暗殺とか、そっちもフィクションである。
「忍者って、そのアレだよ。目立つ役と隠れる役が居て、そもそもスパイだけじゃなくて傭兵とかもいるじゃん」
「それも含めて、思い込んでしまったようですね。まあビルシャナはたいていこんな相手ですが」
 ちはるちゃん頭痛い……。
 そう思ったのも無理はないだろう。彼女は目立つ行動もやるが、隠れることもできる。
 どちらもできて、表は表、裏は裏。使いこなしてこそのプロフェッショナルである。
 隠れるだけなら現代では、もっと良い方法なんかいくらでもあるのだ。
「ともあれ問題なのは信者です。ビルシャナを庇い、あるいはこちらを攻撃してきます。これを何とかするにはインパクトのある説得が必要でしょう」
「ふむ。洗脳ゆえに強引な説得で動揺させれば良いでゴザルな」
「左様左様。心から信じておるわけではなくグラビティでの洗脳。ならばインパクト勝負ですニン」
 話がNINJYAな事だからか、熟練のケルベロス達は冗談交じりに答えた。
 中には信じ込みそうになる新人も居るので、優しい熟練者が教えてあげる。
「ビルシャナの戦闘は良く見られる攻撃ばかりです。強いというほどでは無いので、説得するたびに数が減るでしょうし、残った者を気絶させるなど手分けすれば何とかなると思われます」
 セリカの方も慣れたもので、ノリノリのケルベロスをスルーしながら解説していく。
「これ以上被害が大きくならないように、撃破をお願いします」
「忍務了解!」
「ニンニン!」
 ケルベロスたちはセリカが出発の準備に向かうと、楽しそうに相談を始めるのであった。


参加者
セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)
颯・ちはる(寸鉄殺人・e18841)
天司・桜子(桜花絢爛・e20368)
地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)
エレス・ビルゴドレアム(揺蕩う幻影・e36308)
長田・鏡花(アームドメイデン・e56547)
ブレア・ルナメール(軍師見習い・e67443)
霏・小獅(カンフー零式忍者・e67468)

■リプレイ


 ヒーローショーで有名な百貨店で行われていたのは忍者物だった。
 印を組んだりトンボを切ったりしているところに乱入者が現れる。
『忍ばない忍者なんて忍者じゃないやい!』
 乱入してきたのはビルシャナと信者らしき姿。
 だが彼らがスタントマンやバイトの子に乱暴する前に、さらなる声がかけられたのである。
「オイ、おっさん! 折角楽しんで見てんのに邪魔すんじゃねぇぞ!!」
 ポテチ片手に飛び出した霏・小獅(カンフー零式忍者・e67468)はため息を吐いた。
 仕事とは言え何でヒーローショーを見て居たことに、思わず自己嫌悪する。
 十七歳にもなって、小さな子供たちに混ざるのだ。ため息の一つもしたくなるお年ごろである。
『何奴!?』
「一族代々忍者な! ライダー忍者のちはるちゃんだよ。よろしくぅー!」
 颯・ちはる(寸鉄殺人・e18841)はキャリバーに乗り、クラクション慣らしながらやって来た。
 やっほーいと手を振る姿は、どうみても忍者ではない。
『待て! ちょっと待て。いくら何でもそれはないだろう! 忍者は隠れ潜むものなんだ!』
 まあ気持ちは判る。
 どこの世界に乗り物に乗って現れる忍者娘が居ようか。しかも自己紹介までしてるじゃないか。
「えー? 忍べば忍べる、それは当然の範疇。忍ばずとも忍べる、そこまでやらなきゃこの業界生きていけないよ?」
 ちはるはそんな風に居直り、肩をすくめて何を言ってるか分かんなーい。と可愛い子ぶってみた。
「あなたのいう。言う姿自体を隠す忍者は二流ですね」
『なんだと!!』
 さらに割って入る者が居た。
 そのシルエットはボンキュッボン。
「一流の忍者は、例えばこの様に……。忍者がいると認識されない手段を用いて、相手の目の前にいても忍ぶ事ができます」
 エレス・ビルゴドレアム(揺蕩う幻影・e36308)は自らに掛けた幻術を解き、OLのようなタイトスーツから、忍者装束に変身。
 色彩も黒髪白肌であり、先ほどまでの褐色銀髪姿とは打って変わっていた。

 その間、他のみんなは避難誘導をしたり、結界を張りながら様子を伺う。
「私たちはケルベロスよ、しばらく離れててちょうだい。……ちょっと失礼するわね」
 セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)は人々を遠ざけた後、殺意の結界を張って戻ってこないように手配しておいた。
「本物の武器が飛んできてもいいように、ね?」
 優しく諭すように告げながら、セレスティンは少しずつ結界を広げていった。
「忍者ショーもフィクションなんだから、ある程度本来の忍者の設定から変わっても良いと思うよ」
 おかげで天司・桜子(桜花絢爛・e20368)たちも安心して説得ができる。
「忍者の在りようは時代や情勢に応じて変幻自在。市井に馴染み情報を操るもまた忍びの道と心得ます」
『むむ』
 時代によって在り方が変わるのだと長田・鏡花(アームドメイデン・e56547)は告げる。
「先ほどおっしゃられていた方もいますが、忍ばぬ事は忍ぶ事も同じ。そも、それは忍者ではないという先入観こそ、先人の作り上げたイメージに踊らされているという事です」
「イメージ戦術というやつですよね」
 鏡花の説明に地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)はウンウンと相槌を打つ。
「別に忍者さん達は四六時中忍んでいる訳ではないと思います……。常に潜んでいて表に姿を表さないのであれば、忍者の存在自体が、必要性が一般的に知られる事もないのではないでしょうか……?」
『そ、それは専門の役の者が……』
 夏雪の言葉に反論を返そうと思う信者が居たようだが、それがケルベロスの思惑通りだった。
「そう。役目なのです。忍者にとって役目であり、地味なように見えての活躍の舞台は様々でした」
 ここでブレア・ルナメール(軍師見習い・e67443)が割って入り、話をまとめ始める。
「中世に忍者の活躍の場はたくさんありました。少し、お時間をよろしいでしょうか?」
 ブレア先生の『忍者のひみつ』コーナー、はっじまるよー!


「私、忍者ってよくわからなくて、メモして聞いてるので。ぜひ忍者を教えてくれる??」
 まずはセレスティンの質問からだ。
 信者が答えようとすると『え、それどこの話? なんの文献? 伝承って誰から誰? いつの時代?』と根掘り葉掘り聞き始める。
『そ、それはだなあ。忍者は隠す物であって』
「え、答えられないの? 自分のことなのに?」
 知らないから答えられないのだろうと、端から疑ってかかる。
 あるいは、知っていても些細な事はツマラナイと言わんばかりだ。
 そこでモメるよりも前に、仲間たちが上手く割って入る。
「真田十勇士なら、派手な忍術を得意とした猿飛佐助。情報戦を得意にした望月六郎。あるいは影武者の穴山小助」
 他にも武将の中に隠れた三好兄弟、スナイパーの筧などなど。
 ブレアの説明はかなりフィクション寄りであったが、有名であり役どころの説明だったので、最初はスルーしていた。
 実際、十勇士はやることが細分化されているので説明には判り易い。まさにフィクションだからこその理解度であろう。
「真田家は忍者をうまく使い分けたといいますが、それは多彩な才能を持った忍が数多くいたからではないでしょうか?」
『この場合は武田家だな。神職や歩き巫女など様々に使い分け、地元や敵国でも民草に紛れたという」
 しかしブレアの話は誇張された真田家の話なのだが、ウンウンと頷き適当な蘊蓄でフォローし始めるあたり彼らも好きな話に違いない。
 セレスティンの方をチラッチラっと伺っているのは、きっと自慢したい気持ちと、ツッコミされたくない気持ちの両方があるのだろう。
「勿論、忍んでいる忍者さんも沢山いると思いますが、忍者さんの存在が世間に知られてでも、それ以上に成すべき重要な役割があったからこそ、皆さんも忍者さんが存在する事を認識できたのだと思います……」
 夏雪が背伸びして説明し始める姿は微笑ましい。
 だが、ほのぼのした雰囲気だったのはそこまでだ。
 わしっと小さな頭を、たおやかな手が掴んだ時空気が変わった。
「これは……世間では確か『くノ一のお色気の術』と表現されている類のものでしょうか。忍者が忍んでいるだけの存在だとしたら、このような術を使う忍者も存在しない事になってしまいますね」
『うお、おお……』
 エレスは夏雪の頭を掴むと、自らの胸に誘った。
 おっぱいに頭を挟まれるのは大人にとって羨ましいことだ。
「こうして物の見事に術に掛かってしまった夏雪さんを見ても、忍ぶ事が全てだと思いますか?」
『これは見事なアンアサツジツ……』
 滔々と語るという言葉は淀みなく続けて語るという意味だが、エロイことを語るときの別の漢字に見えるから不思議だ。
 なお説明し易いように火ざま暮れに移行するのだが、夏雪くんは埋もれて苦しそう。そろそろ助けてあげた方がいいんじゃないですかね?

 ここで語りを一度切って、今度はアクション交じりで解説だ。
 司会の桜子さーん?
「とはいえ史実の忍者通りのショーをしても、派手さが無くて面白みのないものになりそうだし、えっちなのは恥ずかしいと思うんだよ」
 桜子はそう言って舞台の袖へ目を向けると、待機しているメンバーに視線を合わせる。
「忍者が派手な忍術を使うとか、そういう要素も取り入れないとカッコ良さも薄れてしまうと思わない? ……あ、もう準備OK? んじゃ出番だよー」
「現代でも忍者の方々は様々な戦い方で活躍しています。こちらにも代表的な現代の忍者が3人いらっしゃいます。忍者の数だけ、忍者としての在り方ってあるのだと思います。どうか、我々の忍術ご照覧下さいませ」
 そういって桜子とブレアは解説を締めくくると、学生や若い先生が離し終えたような感じがしてパチパチと手を叩く音がした。
 ブレアは少しだけ照れながら、仲間たちの方に話の水を向ける。
「その目的の為ならば派手な演出を見せる事もまた一つの手段。そもそもフィクションの忍者を忍者ではないと言うのも、忍者が幾人もケルベロスとして活動している現状においてナンセンスにも程がありますよね」
 鏡花はトンボを切って現れ、解説しながら印を組む。
 そして印と共にオウガメタルを展開し、完了を完了した。
「コード429……《雫》着装。……ジー」
「へいへい、忍者系ヒーローの名前を言えば良いんだろ言えば」
 鏡花が見え切りポーズで促すと、小獅もまんざらではなさそうな顔で飛び出した。
 ただし解説はせず、不満を口にしているのが大きな違いである。
「忍者は伝承ある陰の存在だぁ? なら聴くけどよ。陰の存在なら伝承もへったくれもねぇじゃねぇのか? ちゃんと忍んでんなら、オメェらが知ってるのがちゃんちゃらおかしぃぜ」
 小獅は憎まれ口をたたきながら、ガバっと腕を動かし始めた。
「俺か? 俺はなぁ……テメェら見てぇなサンシタにもならねぇのを始末する忍者だ! 変・身!! カンフー忍者、霏・小獅見参!!」
 そういって小獅もまた見栄を切り、ヒーローっぽい名前を付けて骨装具足を披露する。
 棍を振り回しケルベロスコートを脱いでいるだけなのだが、まさしく変身であろう。
「元々芸人とか、そういう目立つ人物にだって成り切れるのが忍者だもん。だからちはるちゃんの一族にも、こういう派手派手な忍法が伝わったりしてるわけで!」
 ちはるはキャリバーのメットインに居れた果物を、手早く素早く取り出した。
 今日は忍騎である、ちふゆちゃんの晴れ舞台でもあるので、フリルの布飾りがあるから隠し易い。
「ねぇねぇ、それはどんな忍者? 何ができるの?」
『おお。氷の手裏剣が果物に命中したぞ。確かに氷の狂気なら解けてしまえば隠せる』
「もういっちょー! ……さ、ショーの邪魔なんて止めて、みんなこっちに食べにおいでよー。ごめんなさいしてくれたら、他の忍法も見せてあげる!」
 すかさずセレスティンが合いの手を入れると、ちはるは放り投げて氷漬けし、落ちてきた果物を粉砕する。
 これぞ忍法・螺旋射吾別途(しゃあべっと)の術!!
 とか器に盛ってシャーベットを作るわけだが、君がビルシャナならば納得するだろうか?
 心躍るかもしれないが、納得するわけないよねー? じゃあ戦闘を始めよう!


『ば、馬鹿にするな! それではまさしくショーではないか! 我々はお菓子をもらう紙芝居ではない』
「そっかなー? 他のみんなはそう思ってないんじゃない?」
 桜子はビルシャナの前に立ち塞がると、最後まで残った信者の一人を気絶させる。
「そんじゃ、ケルベロス忍者戦隊のヒーローショーと行くか!!」
 そう、この説得はあくまで信者を説得するための芝居であり、ソレを隠すという忍法だったのだ。
 小獅たちは説得の間、目を引きつけたり、信者の誰が説得されて、まだ信じているかを見ていたのである。
「仕方ありませんね。こうしてしまうとしましょう」
 エレスはグッタリした夏雪を膝の上に乗せたまま、棍を一振り。
 それは右側を叩いたように見えるが、左側に居た信者を気絶させている。
「……」
 え、夏雪くんですか? 後門の膝枕と前門のおっぱい。
 狼と獅子にも負けぬ陣容に挟まれて、むしろ呼吸の意味で昇天しそうです。
 慈善の遺言(違)によると、気にしないで戦っても大丈夫だそうですよ。
『オノレー!』
「これは水遁合戦になるのでしょうか?」
 ビルシャナが氷の輪を投げつけるとブレアは混沌の水で仲間を覆う。
 混沌の水があるので、これほどの水遁ができたのだろう。
「へっ、如意棒にはなぁ……こういう使い方もあんだよ!行くぜ、火尖槍!!」
 今度は火遁合戦だ!
 小獅が棍の先から炎の刃を出現させた。
『ぬん!』
「まだまだ。桜の花々よ、紅き炎となりて、かの者を焼き尽くせ!」
 ビルシャナが炎の槍を避けながら火を吹き出すと、桜子はエネルギーを花弁に変えて炎の花を作り出す。
「これが私の忍術『蓮隠れ!』どうかしら?」
 改心した信者たちを避難させていたセレスティンは、捕獲した人魚に蓮の花を咲かせさせる。
 その花弁が炎の花びらに混じり、ビルシャナの姿を覆っていく!
「忍法、秘奥、大いに崩し。流れ逆巻き呑み込んで、命転じて無に帰すべし。――秘奥崩し・流転大崩」
 ちはるはキャリバーのちふゆと、倒れてした信者を運んでいたが共に大回転を始める。
 一つの回転では避けられるが、反対側からもう一つの回転が迫るダブル・ハリケーン!!
 反発したり協力したり、ちはるちゃんとちふゆちゃんは大の仲良し姉妹なのです!
「ナックルモードに移行『……ready!』 ガジェット忍法……重圧拳打」
 鏡花はガジェットを変形させた拳甲にグラビティを流し込み、相手の内部から自壊させる。
「今度は外さねえ!」
 小獅の旋風脚が蹴り飛ばす!
「ここで、止めます……!」
 その後もケルベロス有利に暫く戦い……。
 最後に活き返ってモジモジしていた夏雪がトドメを刺し、その姿を雪で覆って悲劇を止めた。


「えっ、真田十勇士って架空の人物だったのですね」
 終わってから話を聞いてブレアはとても顔を赤くした。
「で……でも、いろいろな忍者像はあっていいと思いますし……現代のケルベロスの中にこそ、戦国時代や江戸時代に庶民から愛された忍者像があるのかなって思いました」
「忍者って自由な解釈でいいと思うのよね。現代で忍にはどういうことか考えてみるのもいいかも」
 ブレアの言葉に頷きながらセレスティンは最後にレポートをまとめて、忍者ショーを見てから帰ることにした。
「……スタッフの方、ショーは再会出来そうですか? ……それで、どうして此方がステージに上がることに?」
「気にしなーい、気にしないっ」
 表情こそ変わらぬものの、鏡花は内心でワクワクしていた。
 そんな彼女の脇を、ちはるとちふゆが挟み撃ち。
「んじゃ、俺は帰るぜ……」
「皆カッコいい忍者姿だったよ、記念撮影良いかな?」
 小獅も桜子につかまって、記念撮影を始めることになった。
 その間にスタッフが帰還する。
「……ヒーローショーも悪かぁねぇな」
「……たまになら」
 小獅は照れながら、鏡花は無表情を保ちながらもノリノリでアクションを決める。

「どれが良いですかね?」
「気持ちを込めて買えば、みんな喜んでくれると思いますよ?」
 ショーが終わった後、夏雪とエレスは忍者マフラーとか手裏剣フリスビーを眺めている。
「みてみて~兵糧丸クッキーだって」
「この忍者ドリンクとかって、案外、現代風の忍法なのかしらね」
 同じコーナーで桜子とセレスティンは、よく見かけるお菓子や栄養ドリンクのラベル違いを見つけた。
 タイアップ商品らしいが、効能は漢方と現代医学で裏打ちされたものだ。気が付かぬところに忍法アリと苦笑したものである。

作者:baron 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年12月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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