産めよ、増やせよ、世に満ちよ!

作者:ゆうきつかさ

●都内某所
「少子化が叫ばれる今だからこそ、俺は言いたい! もっと産んで人口を増やすべきだき、だと! そうしなければ、高齢者で世が溢れ、取り返しのつかない事態になってしまう! そうなったら、最後……。困るのは、他でもない俺達の子孫だ! だからこそ、俺達が励んで、増やす! それしかないんだ!」
 ビルシャナが廃墟と化したホテルに信者達を集め、自らの教義を語っていた。
 表面上はマトモな事を語っているモノの、頭の中はヤル事だけ。
 それを正当化するため、綺麗事のオブラートに包み込んでいるような感じであった。

●セリカからの依頼
「音取・蓉子(ウェアライダーの光輪拳士・e67671)さんが危惧していた通り、ビルシャナ大菩薩から飛び去った光の影響で、悟りを開きビルシャナになってしまう人間が出ているようです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が、教室ほどの大きさがある部屋にケルベロス達を集め、今回の依頼を説明し始めた。
 ビルシャナが拠点にしているのは、廃墟と化したホテル。
 信者達は朝から晩まで子作りに励んでおり、それ以外の事を考える事が出来なくなっているようだ。
「今回の目的は、悟りを開いてビルシャナ化した人間とその配下と戦って、ビルシャナ化した人間を撃破する事です。ただし、ビルシャナ化した人間は、周囲の人間に自分の考えを布教して、信者を増やしています。ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、放っておくと一般人は信者になってしまうため、注意をしておきましょう。ここでビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が信者になる事を防ぐことができるかもしれません。ビルシャナの信者となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば、元に戻るので、救出は可能ですが、信者が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」
 セリカがケルベロス達に対して、今回の資料を配っていく。
 信者達は欲望の権化と化しているため、スッカラカンになるまで相手をする必要があるだろう。
「また信者達を説得する事さえ出来れば、ビルシャナの戦力を大幅に削る事が出来るでしょう。とにかく、ビルシャナを倒せば問題が無いので、皆さんよろしくお願いします」
 そう言ってセリカがケルベロス達に対して、ビルシャナの退治を依頼するのであった。


参加者
アリア・ハーティレイヴ(武と術を学ぶ竜人・e01659)
白雪・まゆ(月のように太陽のように・e01987)
ミスラ・レンブラント(シャヘルの申し子・e03773)
瀬戸・初春(目指せあっぱら・e14429)
音取・蓉子(ウェアライダーの光輪拳士・e67671)
レフィーナ・ロックウィル(押して駄目なら破壊しちゃえ・e84701)
柄倉・清春(大菩薩峠・e85251)

■リプレイ

●イケない一夜
「なんで、こんな事に……」
 音取・蓉子(ウェアライダーの光輪拳士・e67671)は複雑な気持ちになりながら、仲間達と共に廃墟と化したホテルの中に入っていった。
 『産めよ、増やせよ』と言う教義だけあって、既に行為が始まっており、むせ返るほど濃厚なオスのニオイで、室内が充満していた。
 その上、ビルシャナの催眠によって、感度と持続力が増しているのか、みんな底なしではないかと思うけど、果てる事なく行為が続けられていた。
「でも、言ってる事は、結構マトモなのよねぇ。建前だけで本音が透けて見えていたとしても♪」
 瀬戸・初春(目指せあっぱら・e14429)が、のほほんとした様子で、ビルシャナ達に視線を送った。
 下手をすると、もっと大規模になっていてもおかしくないレベルでが、いまのところは数十人程度。
 おそらく、このまま放っておけば、ネズミ算式に信者達の数が増えていく事だろう。
「確かに、言いたい事は分からなくもないんですよね。少子高齢化は確かに問題ですから……。それに、男女平等や自由を叫んでも、正直この人達の信仰が揺らぐとは思えませんし……」
 蓉子がビルシャナの教義に理解を示しつつ、気まずい様子で汗を流した。
 実際にビルシャナ達はヤル事に夢中で、頭カラッポと言った感じであった。
「まあ、主張はいいとしましても、方法が……」
 白雪・まゆ(月のように太陽のように・e01987)も、視線のやり場に困りながら、思わず言葉を詰まらせた。
「だからと言って、相手の事を考えずに行為に及ぶのはどうかと思うけど……。それに、ただエッチしたいだけで産んだとしても、育てるつもりはないだろうし……」
 アリア・ハーティレイヴ(武と術を学ぶ竜人・e01659)がビルシャナ達に生暖かい視線を送り、鋭いツッコミを入れた。
「そもそも、信者さん達は、教義を信じているのでしょうか? なんとなく、えっちな欲望の言い訳にしているだけなんじゃないかなーって思うのですが……」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、まゆも男性信者達に対して疑いの眼差しを送った。
 だが、信者達は何も答えず、大袈裟に咳込み、目も合わせようとしなかった。
「……たくっ! てめぇらのクソ劣等遺伝子残したってしょうがねぇだろうが……。ポストビッグダディかよ」
 そんな中、柄倉・清春(大菩薩峠・e85251)が、呆れた様子で愚痴をこぼした。
「だったら、お前も仲間に加わればいい」
 ビルシャナが無駄にイイ笑顔を浮かべ、傍にいた女性信者達に目配せした。
 その指示に従って、女性信者達が清春に身体を擦り寄せ、ネットリとしたオイルを塗り始めた。
「まあ、そう言われたら……仕方がねぇけどさ。要するに、ヤリ放題って事だろ。あ、いや、いきなり咥えられても、こっちにも準備が……って、そこは駄目だって!」
 清春も、まんざらではない様子で答えを返し、女性信者達とめくるめく禁断の世界に突入した。
「もう、やっちゃえばいいんですねー」
 リフィルディード・ラクシュエル(刀乱剛呀・e25284)も、何やら察した様子で服を脱ぎ捨てた。
「とりあえず、搾り尽くせばいいみたいねー。じゃあ、満足するまでお相手してもらいましょーかね」
 レフィーナ・ロックウィル(押して駄目なら破壊しちゃえ・e84701)も勢いよく服を脱ぎ捨て、男性信者達に抱き着いた。
「それじゃ、みんな足腰が立たなくなるまでヤッちゃいましょうか。39歳でおばさんかもしれないけど、逆に経験豊富で油乗った女盛りよぉ♪」
 初春も妖艶な笑みを浮かべて、傍にいた男性信者に跨った。
「もっと、楽しもうじゃないか」
 ビルシャナもゲスな笑みを浮かべ、理性破壊ビームと洗脳光線をケルベロス達に浴びせた。
 その影響でケルベロス達の精力が爆発的に膨らみ、理性では抑える事が出来なくなった。
「まあこんな依頼に参加してる時点で、犯されたい願望がある女性しかいないしね」
 アリアがトロンとした表情を浮かべ、傍にいた女性信者と濃厚な口づけをかわして、ネットリと舌を絡ませた。
 まわりにいた女性信者達もアリアに群がり、甘えるようにして身体を擦りつけてきた。
「恥ずかしいですけど……これも人を救う大事な使命です……っ」
 ミスラ・レンブラント(シャヘルの申し子・e03773)も理性の留め金が外れ、信者達の前でストリップショーを始めると、服を脱ぎ捨て白のTバックハイレグレオタード姿になった。
 しかも、丸見えになった局部には、電動の玩具が挿入されており、それが卑猥なモーター音を響かせながら、足元にイケない水溜りを作り出していた。
「アハハッ、今思えば何故あんな彼一人に執着してたんでしょうね。此処一年近くイッていないのに、イッたフリしてるのを見抜けないような相手に……」
 蓉子も完全に洗脳された様子で、自ら男性信者のモノを求め、じゅぷじゅぷと卑猥な音を響かせた。
 その間、ミスラは電動の玩具を使って自分自身を慰め、ナカを掻き回すほど激しくイジって、愛液の飛沫を辺りに飛ばし、物欲しそうにしながら、潤んだ瞳で男性信者達を見つめていた。
「こりゃあ、慰めてやらねぇとな!」
 それに気づいた男性信者達が自分達のモノをシゴきながら、ミスラ達に覆い被さった。
「さぁて、錆と蜘蛛の巣落として私を孕ませるのは、だぁ~れかなぁ?」
 初春が品定めをするようにして、男性信者達を見つめて、舌舐め擦りをした。
「ねー、こっちにも入れて?」
 レフィーナも男性信者達を誘うようにして、自分の尻を突きあげ、ナカが見えるように指で開いた。
 そこから零れ落ちた雫に導かれ、男性信者達が反り立ったモノを、レフィーナのナカに挿入した。
「あぁん! もっと、奥まで突いて下さいっ!!」
 ミスラもガニ股ポーズのまま、後ろから男性信者のモノをヒクつくアソコに挿入され、『ぶぽっ! じゅぶっ、じゅるるっ!』と音を響かせながら、何度も腰を打ち付けられた。
「私をママにするつもりで中に出してね」
 レフィーナも男性信者のモノを程度に締め付けながら、幸せそうに声を漏らした。
「あぁん、若い性欲をもっと、もっと、私にぶつけてイカせて、孕ませてぇ~♪ 人妻を孕ませるなんてグッと来るでしょう? なら、もっと腰振って私のナカにぶちまけてぇ~♪」
 初春も男性信者達に代わる代わる腰を打ち付けられながら、順番待ちをしている男性信者達のモノを両手でシゴき始めた。
 それだけで大量のミルクがほとばしったものの、男性信者達のモノは天を衝くほど反り立っており、ビクビクと脈打っていた。
「みんな、凄い……!」
 リフィルディードも穴と言う穴に男性信者のモノを挿入され、恍惚とした表情を浮かべた。
 その間も、男性信者達は何かに取り憑かれた様子で腰を振り、大量のミルクをリフィルディードの身体にぶち撒けた。
「……んぅ、ぶっ!?んぶうぅぅっ!?」
 そのニオイを嗅いだだけで、ミスラが絶頂に達してしまい、男性信者達のミルクを全身に浴びながら、それを塗りたくってウットリとした。
「そんなに激しくしたら……」
 まゆも男性信者達を腰を押さえつけられ、欲望のはけ口の如く次々とナカに出され、大量のミルクがコポコポと泡立ち、溢れ出していた。
「も、もう限界だ!」
 そのため、男性信者達が次々と力尽き、虚ろな表情を浮かべて座り込んだ。
「まさか、もう御終い?」
 それを目の当たりにしたレフィーナが、信じられない様子で男性信者達を見た。
「いや、もう無理だって……」
 その横で清春も放心状態になって座り込み、同じように白旗を上げていた。
「鳥の化け物よりも人とエッチした方がいいよね」
 そんな中、アリアが女性信者を抱き上げ、ビルシャナに結合部分が見えるようにしながら、激しく腰を動かした。
 その間、女性信者が何か言いたげな様子で、ビルシャナに視線を送っていたものの、口から洩れるのは甘い声だけだった。
「おいおい、俺は放置か。誰か相手をしてくれよ」
 ビルシャナが苦笑いを浮かべながら、規格外のモノを見せつけた。
「せっかくだから、ビルシャナもヤッちゃいましょうか。信者だけでなく、教祖もちゃぁぁんと教義を実践しないとねぇ? ほぉーら、初春おねーさんをボテ腹にしたくなぁい? いいわよぉ、孕んだら産んであ・げ・て・も♪ 腹上死なんていい最後よね?」
 そんな空気を察した初春が、艶めかしく腰をクネらせながら、ナカが見えるように指で開いた。
「だったら、順番に楽しませてもらうとするか!」
 ビルシャナが初春を抱き寄せ、激しく腰を振り始めた。
「ねぇ、私にも頂戴!」
 その途端、レフィーナが二人の結合部分に舌を這わせ、自分自身を慰め始めた。
「……仕方がねぇな」
 その気持ちに応えるようにして、ビルシャナがレフィーナのナカに突っ込んだ。
「あぁ! おっきぃ! もっともっと、私を汚して」
 レフィーナがシーツをギュッと握りしめ、ビルシャナのモノを迎え入れた。
「もっと沢山、この貞操観念0の浮気女を犯してください。大丈夫、子供は彼氏と結婚して彼に育てさせますから遠慮なく種付けしてくださいねぇ?」
 そんな二人を眺めながら、蓉子が男性信者達のモノを受け入れ、まるで跳ねるようにして腰を振った。
 その間もビルシャナのイボイボが、不規則にナカで動いたため、頭の中が真っ白になった。
「また、私のお腹に命を宿らせてください」
 リフィルディードも、濡れたアソコを指で開き、ビルシャナのモノを飲み込むようにして跨った。
「あ、これすきぃ」
 その途端、リフィルディードがビルシャナのモノを咥え込みながら跳ね上がり、男性信者のモノを胸の谷間で挟みながら、あちこちに母乳を撒き散らした。
 それと同時に男性信者達が一斉に果て、大量のミルクがリフィルディードの全身に掛かり、まるで白い衣を纏っているような状態になった。
「うくっ!」
 その拍子にビルシャナも果て、リフィルディードのナカに大量のミルクをぶち撒けた。
「そろそろ満足したようですね。それじゃ、行きますよ。一撃必砕! 全・力・全・開っ!」
 次の瞬間、まゆがフラつく脚で立ち上がり、Centrifugal Hammer(セントリフューガルハンマー)を仕掛け、全力ダッシュから相手の直前で一回転すると、遠心力を乗せた一撃を、ビルシャナに叩き込んだ。
「苦しまず、すぐ楽にしてやるかね」
 それに合わせて、レフィーナが鬼神角で、ビルシャナの心臓を貫いた。
「だったら、念のため……」
 リフィルディードもクイックドロウを仕掛け、ビルシャナの頭に鉛弾を撃ち込んだ。
 そのため、ビルシャナは自分の身に何が起こったのかさえ理解する事が出来ず、血溜まりの中に沈んでいった。
「イタタタタ……。さすがに腰に来るな、これは……」
 その途端、清春が違う意味で激しい戦いを終え、グッタリとした様子で座り込んだ。
 既に賢者を越して、聖者のレベル。
 何とか女性信者に打ち勝つ事が出来たものの、腰がストンと抜けて、立ち上がる事さえ出来なかった。
「……とは言え、コイツらをどうするべきかな? いっそ、俺が教祖になって……いやいや、それもマズイか」
 清春が女性信者達を見つめ、激しく首を横に振った。
 そう言いつつ、清春の目は真剣そのものであった。
「でもこれだけ出されたんだし、もしかしたらデキちゃうかもー?」
 一方、レフィーナが全身ミルクまみれになりながら、リフィルディードの胸を吸い始めた。
「あっん」
 リフィルディードも、まんざらではない様子で大きな胸を揉みしだき、ミルクと母乳をブレンドした。
 そして、ケルベロス達は意識が飛ぶまで、宴に興じるのであった。

作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年12月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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