怖い! 服が八つ裂きにされる!!

作者:大丁

 スーパーマーケットの上階に、ワンフロア全部つかって、子供服売り場がはいっていた。
 0歳から12歳までのコーナーが並んでいるが、休日とはいえ、父親ひとりの来店は、あまり見ない。母子連れがほとんどだ。
 そんな中に半裸の、ましてや3mもの巨漢が立っていれば、悲鳴が起こるのは当然のこと。
 蛮人は意に介さず、両手を胸の前にもっていき、拳をひらいた。
 右の人差し指に指輪をしている。
「シャッハー!サツリクだー!」
 ダーツ投げのようなフォームをとると、手先から光る輪が飛び出した。
 回転する光輪は、母親のひとりにむかって、首もとに……。

 軽田・冬美(雨路出ヘリオライダー・en0247)が、演台に立ち、手短に予知の内容を伝えた。
「というわけで、罪人エインヘリアルが、子供服売り場に解き放たれてしまうのぉ。この予知は、エメラルドちゃんの調査で判明したのねぇ。……準備できた? 入って入って」
 エメラルド・アルカディア(雷鳴の戦士・e24441)が、ブリーフィングルームに姿をみせる。ビキニアーマーは、以前の戦いで装備していたものと同型のようだった。
「冬美殿の説明のとおり、今回の敵は重罪を犯して囚われていた。地球で活動するエインヘリアルの定命化を遅らせる目的で放免されたのだ。つまり、人々の恐怖と憎悪をひきだす虐殺をおこさせるためにな」
 襲撃の時間も判明しているので、ケルベロスが売り場内に待機していれば、被害者も出さずに先手もとれる。
 冬美は、指輪を掲げた。
「罪人の使ってる武器はコレ。大きさは違うけどねぇ。マインドリングよぉ。マインドスラッシャーが攻撃の正体」
 マインドスラッシャーは、光の戦輪を飛ばす技。輪の縁についたカッター刃で切り裂く、などする。
「でも、斬撃じゃなくて魔法攻撃なのよね。遠距離にいる複数の相手も狙えるし、その投擲軌跡の例をやってみせますぅ」
 冬美はハサミを取り出した。指輪は片付けてしまう。
「エメラルドちゃんがしてるの、ビキニアーマーだと思った? 私が用意した、水着をつけてもらってるの」
 今からここで、そのハサミでもって、切ろうというのか。室内がざわめく。
「弱き者たちの命を救うためだ。騎士にためらいなどない」
「えっとぉ……シャッハー、シャッハー!」
 プツンプツンと、両肩ヒモを切ってしまう。
「そしてぇ、魔法としか言えない動きで背中にまわるぅ。シャッハー!」
 ブラジャーが落ちて、支えのなくなったふくらみが、もっちりと前に出かかるが。
 下にはちゃんと、チューブトップをつけていて、こぼれたりはしない。
 安堵のような、落胆のような、ため息がそろって漏れた。
 エメラルドは今一度、室内を見渡す。
「このように危険な技だ。注意してくれ。……依頼参加に感謝する」
「みんな、頑張ってねぇ。レッツゴー! ケルベロス!」
 冬美は声を低くした。
「いっしょにため息してたみたいだけどぉ。こっちのヒモも間違って切ったほうがよかったぁ?」


参加者
日柳・蒼眞(うにうにマスター・e00793)
エメラルド・アルカディア(雷鳴の戦士・e24441)
弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)
白焔・永代(今は気儘な自由人・e29586)
高千穂・ましろ(白の魔法少女・e37948)
イリーナ・ハーロヴュー(ツンロシュ・e78664)
柄倉・清春(大菩薩峠・e85251)
ケイト・クゥエル(セントールの鎧装騎兵・e85480)

■リプレイ

●変じて身を偽る
 エメラルド・アルカディア(雷鳴の戦士・e24441)と白焔・永代(今は気儘な自由人・e29586)は、夫婦の芝居をしていた。
 子供服売り場に潜入したものの、勝手がわからず、哺乳瓶の乳首を、永代(えいたい)が見つけて。
「オッパイ吸う形になってるよん」
「すると、ここは赤ん坊の……」
 エメラルドは、小さな寝間着を手に取る。こんな場所にも、弱き者を守る使命感が込められていた。
 フロアは、子供の年齢順に配置されていたから、新生児のとなりが、1周まわって高学年向けだ。試着室も、大人用と変わらない。
 そのカーテンの前で、ケイト・クゥエル(セントールの鎧装騎兵・e85480)は声色をつくるのに苦心した。近所の女学校のものというセーラー服もぎこちない。
「ま、ましろ~。これなんか、可愛いんじゃないかな~」
「着てみるよ、ケイトおねえちゃん……」
 カーテンを開けた高千穂・ましろ(白の魔法少女・e37948)は、スカートからパンツが見えてしまっている。
 ましろとケイトは、服を選びに来た妹と、つきそいのお姉ちゃん、という設定なのだが。
 実年齢はあべこべで、2コ離れ。
 なにより、ケイトは下半身の馬を、人型の脚に変化させている。初依頼での初潜入にしては上出来だ。
 ましろは、ギリギリ子供服売り場にいても違和感ないと自分で判断して、妹役になった。
「……あれ、ブラウスは、ちゃんと入ったのね」
 眼鏡をかけ直し、セーラー服の上からでもわかる巨乳をぶら下げながら、ケイトがしげしげと言った。兵器開発者の視点もあるかもしれない。
「わ、悪かったですねっ。子供服で胸のサイズがピッタリで!」
 ふいと出た軽口に、ましろは笑ってしまった。
「ふふ。すみませんでした」
「こちらこそ。……ほら、お芝居、お芝居♪」
 ふたつ隣の試着室では、友達どうしだけでの来店であろう4人の女児が、出たり入ったりしながら、楽しげに上着を選んでいる。
「えー」
「やばくなーい」
 などと、いっぱしの女子だ。
 そんな活気は、階段にいても伝わってくる。イリーナ・ハーロヴュー(ツンロシュ・e78664)は、上気した顔で、弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)をせかしにくる。
「問題ない、でしょうか」
 あまり物怖じしない永凛(えりん)が、首元のマフラーさえも所在なさげだ。
 二人ともコートを装備しているが、中になにも着ていない。恰好や年齢から、潜入は無理そうだと待機していたのだが。
「その気があるから、そぶりを見せてきたんでしょ?」
 イリーナがぐいと、掴んだのは、永凛のコートの襟。前が開いて、スジがあらわになった。
 ペロっと舌なめずりをする。イリーナの前は、留めていなく、最初からガバガバだった。
「ほら、私といっしょ。プラチナチケットがあるんだから……平気よ」
 最後の一言だけ、目が泳いでいた。
 不安と期待。永凛の嗅いだ匂いは的中していた。この人も、私と同じ。
「い、いくわよ。従業員みたいな顔して」
「……はい」
 肉体を晒したまま、マネキン人形の飾られているあいだを、歩く。
 母親たちは、最初ぽかんと口をあけるが、不思議と騒ぎたてることもない。むしろ、寄ってきて、服だけでなく、子育てについても質問してくるのだ。
「いま、急ぎの仕事があって……」
 と、断りをいれようとするイリーナを、永凛が押しとどめて、1件づつ対応している。
 柄倉・清春(大菩薩峠・e85251)は、イヌの着ぐるみで、売り場に潜入していた。
 スーパーマーケットの上階にしては、色っぽい恰好のお母さまが多い。
 会話を聞いていると、近くの幼稚園の保護者のあいだで、流行っているらしい。
「ほら、ワンちゃんに握手してもらいな」
 と言って、子供にかがむママの胸元がゆるゆるだ。
 犬は、条件反射の実験により、学者の名と合わせて代名詞とされる。
 今の清春がそれだ。ハァハァいって、よだれが垂れそうだった。演技でなく。
 永凛とイリーナの、ふたり合わせて6組目の『相談』を受けるころには、店内の隅にある、マット敷きの遊び場に一同揃って移動していた。
 看板には『プレイスペース』とあったし。
 幼女の陰部に自分の陰部を擦りあわせて、お子さんは健康ですよと、母親に伝える。イリーナは、より年少の担当だ。
(「……小さい子がいっぱい、小さい子がいっぱい……」)
「こうしたことは、母子そろっての問題でもあるんですよ」
 永凛は母親にもキスしながら、腰をグラインドさせた。
 やはり、難しいのは避難のタイミングだ。一般人を、現場から出さずに、隅に寄せるのは、効果的なのだろうか。
 予知にあった第一の被害者が、この舌を絡めている相手なら、服はともかく命は救える。

●誘導作戦
 店内の家族たちには、忽然と現れたように感じただろう。
 半裸の巨躯が、低学年のお出かけ着のあいだに立っているのを。
 そして、指輪を構えたところへ、日柳・蒼眞(うにうにマスター・e00793)が刀で斬り込んだのも。
「シャッ? ダレダおまえは」
「俺たちはケルベロス。さぁ、みなさん。奥の階段から避難してください」
 とりあえず、惨劇は防げたようだ。永代たちは夫婦の変装を解き、特にエメラルドは、ビキニアーマー姿となって、長身の敵めがけて蹴りを放った。
 永凛とイリーナは、遊び場に集めた母娘を階段へと連れていく。
 清春の着ぐるみは、子供の頭を撫でてから、すっくと立ち上がる。
「下がっててちょーだい」
 誘導したいところだが、脱出口からは遠い。
「若いママさんたちと将来有望な女の子なら喜んで守っちゃうよ」
 カーテンごしにケイトが囁いた。
「敵があらわれたわ」
 セントールの姿に戻る。ましろも、試着室の中でカードをかざす。
「封印解放っ!」
 しかし、下着姿での変身では、布地が足りない。魔法ステッキは手に持っているし、袖や胸元には美しいレースが飾られているものの、ヘソから下には、なにも装着されていなかった。
 この手のトラブルも初めてではないが、靴までないのは珍しい。
 四つ足でケイトが、子供たちの避難を指示する。戸惑ってはいられない。
「シャッハー! ジャマすんなら、殺すー!」
 報復を受ける蒼眞(そうま)の一歩前に、イヌ着ぐるみが割り込んだ。
 戦輪が、袈裟懸けに走り、真っ赤なものを吹き出させた。
「清春!? 男の俺を守るなんて!」
 驚く顔に向かって、よろめきながらも振り返った清春が、詰め寄る。
「ざっけんなよ!男の脱げるとこなんか、見せんじゃねえよ、○○がッ!」
 中の人は、スゴい悪そうな顔でマジにメンチをきったのだが、イヌがそうやって吠えると、ちょっとカッコいい。
「ワンちゃん、ケガしちゃったの?」
「死んじゃ、イヤ!」
 子供たちと、お母さま方から、悲鳴が飛ぶ。
 イヌは右手を掲げて背中で応えた。まだ、戦える、と。
 蒼眞は感心しながら、自分も戦意を示し、斬霊刀を構えた。
 そりゃ、まだ戦えるだろう。清春の傷口の赤は、中に着ていたTシャツの色だ。
「本当に、服だけ切るんだ、なんというワザマエ……」
 罪人は、頬をさすったあと、エメラルドに向き直った。
 喰らった蹴り、ファナティックレインボウと、続く挑発に怒りを駆り立てられたようだ。
「私はヴァルキュリアの戦士! 衣服を破る程度の卑劣は、通用せぬぞ!」
「フン。ならば……」
 ことさら仁王立ちになり、女を見下ろす。
「オマエの身体に傷などはつけん。ソノ鎧だけを切り落として、ハズカシイと思わせてやる」
 ゴクリと唾を飲み込んでから、永代が返した。
「やれるものならやってみろ! ……ん、違う。子供のまえでは言葉に気をつけろ、大人が困ってるだろ」
 定命化から日がない種族であろうとも、芝居とはいえ夫婦として、今ここで過ごした時間が永代たちに、親心を生んでいた。

●花と散れ
 キャスターが敵の攻撃を吸って、ディフェンダーがそれをかばって軽減させる。定石のひとつではある。
「……無茶するよねん」
 永代は、代わりにくらってポロンした下腹部を、翼で隠しながら、ため息をついた。必ず、攻撃を防げるわけではないからだ。
「くっ、間に合わないか」
 エメラルドの、鎧を支える最後の一本が切れた。素っ裸になってしまった戦士を、女児のひとりが指さした。エメラルドは怖がらせないよう、にこりと笑って返す。
「シャッハー! わかったぞ。コッチの八つ裂きのが、痛いんだな」
 戦輪の軌道が、不自然に曲がり、魔法的な動きで何人もの衣服を切り刻んだ。母親たちの。
「大丈夫だ、ケガ人はいない!」
 そのすべてを記憶。脳裏に焼き付けた蒼眞は、女性はハダカにされただけだと、見抜く。
「やはり、あそこまで巧みに切るとは、まさにタツジン!」
 負けてはいられない、と妙なライバル心を抱く。
 安堵の息を押さえて、エメラルドは鎧もチューブトップも失った、生のオッパイを両手に絞った。
「どうした。車輪がブレているぞ。私を辱めるんじゃなかったのか」
 乳首はとうに立っている。まだ、足りないなら、陰核を剥きだすか。
 なにやら、エメラルドのほうが挑発にのっているようではある。
 しかし、罪人は、さらに怒った。飛んでくる八つ裂きの輪。
「今度は、オレがうけとめてやっから~」
 イヌが飛び出した。だが、そのコースは。
 蒼眞が叫ぶ。
「首元に、きてるぞ!」
 シュキン、と金属のもののような、切断音がした。
 ワンちゃんの首が落ち、赤い断面を見せながら、ハンガーかけのあいだを転がっていった。身体は、膝からくずおれて、つっぷしている。
「さすがに、刺激が強すぎる」
 蒼眞は、仲間たちに合図を送って戦闘域から外れた。
 母子らに付き添い、遠ざけるためだ。服を着せてやりたいが、安全圏まではお互いに我慢だ。
 隠密気流で忍んでいたときに、避難経路は確認済み。実は、子供服フロア以外では、客の誘導も終わっている。
 ましろは、光の魔法攻撃を照射する。
「服を無駄にしようという、あなたのことは許せません!」
 エインヘリアルはずんずんと近づいてくる。
 ステッキを手掴みし、あっさりひねりとると、八つ裂きにしたおぼえもないのに剝き出しの、無毛な部分に指を引っかけ、吊り上げた。
「ひいんっ!」
「オイ、女。オマエも、こういう目に合わせてやるからな!」
 エメラルドを睨んでいた。見せつけるためだ。ましろの陰部が、太いほうの『指』に出し入れされているのを。
「我らセントールを騙していたエインヘリアルなどには……遅れはとらない!」
 助けにはいったケイトの、背蹄脚を叩き込もうとした後ろ脚も、掴まれてしまった。
「ジャッ、シッカリお相手して貰おうか!」
 ましろから抜いたものを、入れなおされる。
「や、そんな、はじめてだし無理無理!」
 初依頼だけではなかった。キツそうだったが、セントール並みのを受け入れられるナカは、柔らかく温かかった。
 代わるがわるふたりを突き、二度ずつほとばしらせたのに、蛮族のそれは衰える様子がない。
「見ちゃらめぇ! 見ちゃらめぇ!」
「はっ、うんっ、気持ちいっ、太いっ」
 ましろとケイトは、ケルベロスからの数度の攻撃ののち、イリーナのスターゲイザーに助けられた。
 ふたりがすっかりヤラレてから、永凛のエレキブーストでようやく、清春が身体を起こす。
 さすがに、喉への直撃は、きつかった。斬られた赤Tシャツは、イヌ頭部で丸まっている。
 もはや、我慢の笑顔を見せる必要はない。エメラルドは、レイピアを振るうと、薔薇の幻影に裸身を隠し、罪人の眼前に飛び掛かった。
 エインヘリアルは、とっさに指輪をかかげ、両者はすれ違う。その刹那、花びらの陰で開く、唇を見た気がした。
「アレは、まるで戦女神の……シャハッ?!」
 気を取られたのだろうか。自分で投げたスラッシャーが戻ってきて、デウスエクスを斬首した。

●平和なる交流を
 蒼眞は、決着のついたフロアに駆け上ってきた。イヌの頭を拾い、清春にヒールを掛ける。
「なんだ、テメェ。男に用はねえつってんだろ」
「今からが、オイシイんだぜ。判れよ」
 そこは、全裸奥さんたちの避難場所。彼女らの服を修復するんである。
 ワンちゃんの生還をアピールしたので、大歓迎ムードだった。
「仲間のために、飛び込んだ姿……萌えちゃいました♪」
 さすがに清春も表情を緩めた。
 罪人から、作戦とはいえ集中攻撃を受けたエメラルドは、さすがに足元をふらつかせていた。
「どこか、隠れられるところはないか、試着室とかでもいい」
「うん。もう、恥ずかしがってもいいんだよん」
 永代は、いっしょに入ると、後ろから抱きかかえ、鏡の前で、トロトロのそこを、広げて見せてやった。
「やめ、やめろ……」
「さっき、自分でこうしようとしてたでしょ?」
 丁寧に剥いて、弄る。鏡ごしのエメラルドの視線は、けっして自身から背けない。
「ひょっとして、打ち合わせの時から、感じてた? みんなの前で、オッパイさらけ出しちゃいたい?」
 片手で、豊満な乳房を揉みしだくと、戦闘中から尖りきっていた乳首をはじく。
「うっ……。わ、私の負けだ。永代殿、は、早く入れ……」
「じゃあ今度は、下の鎧の実験に参加するといいかも……ねん!」
「あっ! あっ!」
 声が丸聞こえなので、隣の試着室でなくとも、聞き耳をたててしまう。
 ましろは、購入した子供服を身に着けていた。
「変身しても、消滅しない服を開発できるかもよ?」
 ふたたび人型になったケイトが入ってきて、自分のスカートをチラとめくり、無事な下着をみせた。不思議と自信ありげだ。
「いえ、魔法少女の源みたいなので、私は平気ですっ」
 ましろは、とうてい無事でも平気でもない、ノーパン股上スカートでカーテンを開いた。
 店内が、元通りになるまでヒールを掛け終わると、避難していた客たちも戻ってくる。永凛とイリーナのもとには。
「ケルベロスの先生♪」
 あれだけ診察やら相談やらをしていれば、注意をひくだろう。4人の女子は、おそろいのデザインで色違いのポーチをさげていた。ジャンバーも色が合わせてある。
「冬のユニフォームを探しに来てたの。学校の部じゃないけど」
 新しい『秘密』の共有は、もう4人になったのか。そして、全員が前のチャックをあけて、秘密を明かしてくれた。永凛やイリーナと同じ姿だった。
「先生、次はどうすればいいですか?」
「そうねえ……」
 チラとイリーナのほうを見る。目がもうキョドっている。
「ま、まだ甘いわね。し、閉めずに歩いてみなさいよ」
 プレイスペースでの、『相談コーナー』が、再開する。

作者:大丁 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年12月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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