どのプリンがお好き?

作者:芦原クロ

『プリンはやっぱり、スタンダードプリンしか無いと思わないか? そう、卵黄と生クリームとカラメルの、たった3層で作られる、あのプリンだ! なめらかでとろとろの食感に、甘さとコクが有るバランスの良い味わい……』
 羽毛の生えた異形の者が、ひと気の無い小さな駐車場で、10名の一般人を前に個人の趣味的な自分の教義を力説している。
 そこから約200メートルほど先に見えるのは、こじんまりとしたデザートショップだ。
 プリンの専門店らしく、スタンダードプリンの他に、チョコ、コーヒー、キャラメル、スフレ、黒ごま、抹茶、果肉入りのイチゴ……といった種類のプリンが揃っている。
 異形の者は、その店を爪で指し示す。
『恐ろしいことに、あの店はスタンダードプリン以外のプリンも売っている。これからあの店へ共に行き、スタンダードプリン以外を売るなと抗議しようではないか。多少手荒い手段をとっても構わないだろう、スタンダードプリンさえ無事なら……』
 スタンダードプリンをすべて強奪し、店をメチャクチャに壊すつもりだろう。
 意義を唱える者はおらず、彼らはスタンダードプリンの為に……と使命に燃えていた。

「ビルシャナが事件を起こそうとしていると、予知により判明しました。事件が起こる前に阻止し、一般人の救出とビルシャナの討伐をお願いします」
 悟りを開いてビルシャナ化した人間が自分の考えを布教し、配下を増やそうとしている所に乗り込む形になる、と。セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が説明する。

 ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、このまま放っておくと、10名の一般人は配下になってしまう。
 だが、ビルシャナの主張を覆すような、インパクトのある言動をすれば、一般人が配下になる事態を防げるかもしれない。
 万が一、一般人が配下になってしまってもビルシャナさえ倒せば元に戻るので救出は可能だ。
 しかし弱い配下は倒すと死んでしまう為、配下が多くなれば戦闘でケルベロスたちが不利になってしまうだろう。
 ちなみに、ビルシャナの教義に納得出来ない人は逃げ去っているので、10名の一般人しか周囲には居ない。

「ビルシャナはスタンダードプリンをとにかく推しているので、他の種類のプリンや、もっと素敵なスイーツなどを説得の材料にすると良いかも知れませんね」
 それらを伝え終えたセリカは、例えをあげてみる。
 スタンダードプリン推し、ということは甘党が多いハズだ。
 ならば、スタンダードプリンよりも、魅力的なスイーツを伝えれば、10名も我に返り、配下化を阻止できるだろう。
「無事に討伐を終えた後は、デザートショップで一息つくのも良いかも知れませんね。座席が有るので、購入したプリンをすぐに食べられますよ。種類が有りますが、どのプリンもとても美味しいらしいです」


参加者
セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)
シル・ウィンディア(蒼風の精霊術士・e00695)
セルリアン・エクレール(スターリヴォア・e01686)
セレネテアル・アノン(綿毛のような柔らか拳士・e12642)
エヴァリーナ・ノーチェ(泡にはならない人魚姫・e20455)
ミミ・フリージア(たたかうひめさま・e34679)
ミルファ・イスト(美幼女ガンナー・e85339)

■リプレイ


「美味しいプリンのお店があるって聞いて……! セリカちゃんは素敵なお店の情報をありがとう……あ、鳥さん? いたんだっけ、そーいえば。お店に被害が出ない様にして、プリンは絶対に守る……!」
 敵の存在を確認し、エヴァリーナ・ノーチェ(泡にはならない人魚姫・e20455)は決意をかためた。
「スタンダードプリンが好きなのはわかるけど、だからって、他のプリンを粗末にする子には、お仕置きが必要なの」
(「……好きな食べ物をみんなにおすすめしたい気持ちはよーくわかるけど。押し付けとか、それ以外認めないとかはダメだと思うんだよなー。平和的に楽しもうよ」)
 ミルファ・イスト(美幼女ガンナー・e85339)の主張に軽く頷いている、セルリアン・エクレール(スターリヴォア・e01686)。
「せっかくいろいろなプリンが食べられるというのにそれをしないというのはもったいないのぅ。どのプリンも全部甘くておいしいじゃろうが。そこに違いはないはずなんじゃが」
 自分だったらどのプリンも美味しく味わえると言わんばかりの、ミミ・フリージア(たたかうひめさま・e34679)。
『新たな入信希望者か? スタンダードプリンの良さを語ってやるぞ!』
 ビルシャナは勝手に判断し、10人の信者たちも拍手をして迎え入れた。


「確かにプリンは美味しいし。あのカラメルソースとカスタードの相性は抜群よね!」
 ローレライ・ウィッシュスター(白羊の盾・e00352)が嬉々として、元気良く声をあげる。
 ビルシャナも信者たちも、ローレライの言葉に深々と頷き、賛同を示す。
「チョコレートや抹茶も定番だし。変わり種のソーダプリンも……」
『スタンダードプリン以外は、ダメだ!』
 続くローレライの言葉に、ビルシャナがすかさず注意し、信者たちも『そうだそうだ』と、やじを飛ばす。
「カスタードプリンだけを語るなんて、片腹痛いわっ!! プリンには、無限の可能性が秘められているのっ!」
 シル・ウィンディア(蒼風の精霊術士・e00695)の主張に、信者の1人が興味深そうに食い付いた。
「そう、例えば、ミルクプリン……ミルクのやさしい甘さに、とろっとろのミルクをかけて贅沢さを演出っ!」
 言葉たくみに魅力を語るシルのお陰で、1人の信者が正気に戻った。
「プリンが正義だと言うのなら、あの食感をどうしても好きになれなかった私は悪ですか? おやつの話題が出るたびにプリンが美味しいと言う人たちの笑顔を直視できなかった私は罪人ですか?」
 セレスティン・ウィンディア(墓場のヘカテ・e00184)が予想外の変化球を投げた。
 ビルシャナも信者たちも、信じられないというように、驚きの目でセレスティンを見ている。
「心の中でずっと隠してきた。ずっと言えなかった、嫌われたくなかった。本当は話題に入りたかった憧れの……プリン」
『憧れなら語り合おう!』
 セレスティンを可哀想だと思ったのか、数人がセレスティンの元へ駆け寄った。
「カラメルソースも好きよ。黄色い色も可愛いのに、あの……あの口の中で中途半端に崩れていく食感が……」
 思い出し、セレスティンは嫌な寒気に襲われ、身を震わせる。
『プリンの食感がダメなんてこと、有るのか?』
 ざわめく信者たち。
 ビルシャナはというと……。
(「味方が説得を展開している間は、ビルシャナが割り込めないように妨害しとこうかな」)
 と、セルリアンがしっかり妨害している為、会話に入れずにいる。
「バケツサイズのスタンダードプリンたっくさん持って来たよ。そんなにスタンダードプリンお好きなら、たくさん召し上がれ」
 エヴァリーナが差し出すと、信者たちは大喜びし、食べ始めた。
 しかし量は、バケツサイズの大容量。
 いくら好物といえど、限界が有る。
「あれ? 全然食べられてないよ? ホントはそんなにスタンダードプリン好きじゃないんじゃないの?」
 無尽蔵の大食いであるエヴァリーナは、わんこそば感覚であっという間に1つを完食。
 手が止まっているビルシャナや信者たちに、グサリと突き刺さる言葉を放つ、エヴァリーナ。
「私の一推しはフルーツ添えです~! こうやってさくらんぼやいちごを1粒乗せるだけでも味は各段に違いますよ~!」
 エヴァリーナからプリンを分けて貰ったセレネテアル・アノン(綿毛のような柔らか拳士・e12642)が、せっせと持参したフルーツを乗せている。
「スタンダードプリンの変わらない美味しさに旬の果物を乗せれば、季節も感じられてより感慨深い味わいとなるのです~! ぶどうやみかんも良いですねっ。果物の甘味や酸味がプリンの甘さを引き立てるのです~! いわゆる味変ってやつですねっ」
 セレネテアルが説明すると、これはスタンダードプリン好きとして有りなのか無しなのか、信者たちはビルシャナに注目。
『スタンダードプリンの良さが上がるな!』
「変化を求めているという事は、スタンダードプリンだけでは物足りないと心のどこかで思っているのですね~!」
『やっぱ無しだ! トッピングは要らん!』
 一度受け入れておきながら、セレネテアルの言葉に慌てて前言を撤回する姿に、信者たちは少し不安を抱く。
「飲み物でも違う味を挟む事は出来ますが、やはりプリンの食感を惹きたてるなら、色々な食感のあるフルーツをそっと添えてあげる……これが通の食べ方ですっ」
 不安から信仰心が薄れ始めたのを逃さず、セレネテアルが力説すると、2人目の信者が正気を取り戻す。
「スタンダードも美味しいよね、よくわかるよ。でも自分のおすすめプリンは豆乳プリンでな、そのままでも十分美味しいんだが、黒蜜ときなこをかけるとさらに格別でな。一度試してみて欲しい」
 豆乳プリンが入ったクーラーバッグを開け、セルリアンが饒舌に語る。
(「今回は説得メインだし、効果的なプレゼンを心がけないとね」)
 セルリアンが思いついた効果的とは。
「しかも、豆乳は健康と美容にも良いのだ。ダイエット、疲労回復、便秘解消、美肌効果などなど、特に女性にはいろいろと効果大みたいよ? きなこと組み合わせると効果も倍増。さっきも言ったが味も抜群。どうかね、そこの君。試しにひとつ食べてみないかい?」
 と、ほぼ女性に向けてのものだ。
『美肌効果とか最高じゃない?』
『疲労回復も。その上、美味しいって最高だね』
 女性2人が、嬉しそうに豆乳プリンを食べる。
「信者になってしまってる者たちは同じプリンをずっと食べねばならぬのは飽きるじゃろうに」
 ミミは説得出来た信者たちを避難させてから、残った信者たちに向け、言葉をつむぐ。
「プリンを好きなだけ食べていいと聞いてきたんじゃが信者たちが食べないプリンはもらっていいかのぅ?」
「美味しい美味しい」
 ミミが問い、メンバーが持参したり作ったりしたプリンを大喜びで食べている、エヴァリーナ。
 セレネテアルは、見せつけるように美味しく食べ始めた為、信者たちの心は揺れていた。


(「ビルシャナにも他のプリンを食べさせたいんじゃがどうやったら食べてもらえるかのぅ? 他のプリンに興味が出てきた信者にプリンを食べさせたりして見せつけるといいじゃろうか?」)
 ミミは思案し、ビルシャナや残りの信者たち、そしてメンバーへ視線を移してゆく。
「例えば、抹茶プリン。お抹茶のほろ苦さに、プリンの甘さ。そして……そこに餡子をのせて食べるっ!! これぞ、和と洋のコラボレーションっ!! 例えば、焼きプリン。カスタードプリンでは出せない、香ばしさ……あの、焼いた膜とか、すごくおいしいのに」
 シルは、はつらつと語っている。
「そして、究極は……プリン・アラ・モードっ!! プリンと果物の最強コンボっ!! これを食べずに、プリンを語るとは1000億年はやいっ!!」
 ばばーんっと効果音が出そうなほどに、はっきり言い切る、シル。
「これだけ語ってなんだけど、わたしが好きなのはね、アップルパイなのっ♪ 焼いたリンゴは、とっても甘くて、そこにカスタードパイとの出会い……シナモンかけたら、ちょっぴり大人の味がいいよねー♪」
 プリン以外のスイーツをシルがあげると、その魅力が、5人目の信者を我に返らせた。
「あなたたちは、こんなとてつもない巨大プリン、もちろん食べられるわよね? まさか食べられないなんて言わないわよね?」
 大きなプリンパフェを見せつける、ローレライ。
 エヴァリーナから貰った大容量プリンを食べていた信者は、もう食べられないというように首を横に振った。
「あなたたちのプリン愛はそんな程度だったの? なんだか残念だわ……私? 私は食べられるわよ! こんな綺麗で可愛いプリンパフェ、皆で食べなきゃもったいないわよね! それが最高のスパイスなんだから!」
『皆でシェアして食べるのが、良いんだよね』
 シェア好きが居たようだ。
 6人目は、ローレライが持っていたプリンパフェを分けて貰い、信者をやめる。
「信者さんたちも女の人のお胸のプリンが好きなのですか? なの。近所のおじさんが、アレは男のロマンだって言ってたの」
 ミルファの問いに、信者たちは不思議がる。
 彼らが好むプリンは食用のもので、そちらは専門外ということだ。
「でも、ミルファは、このチョコスフレプリンが一番だと思うの。嘘だと思うなら、食べてみるといいの」
 純粋な笑顔でチョコスフレプリンを推す、ミルファ。
 それがいかに美味しいかを説明するミルファの笑顔は、キラキラと輝いている。
 愛らしい容姿を持つミルファから、そんな風に無邪気な笑顔ですすめられると無下に出来ず、1人がチョコスフレプリンを食べてみた。
 また1人、信者が正気に戻る。
「プリンアラモードとかも食べられぬのかのぅ。プリンの味がする飴とかアイスとかそういうのもいいじゃろう。つまりこの教えではプリンの新しい可能性すら潰してしまうのじゃ。それではもったいないんじゃないかのぅ」
 ミミの説得に、8人目が応じた。
「どんなに美味しいものでも単調に同じお味が続くと飽きてくるし、色んなお味と選択肢があった方がいいんじゃないかな?」
 エヴァリーナは、食の進んでいない信者2人とビルシャナに話し掛ける。
 エヴァリーナの大容量プリン攻撃が、かなり効いているようだ。
「王道だと言うから私はあえて言おう。今こそ勇気を出して言おう。特にスタンダードプリン……嫌いなものは嫌いです!」
『言ってくれて、ありがとう。僕ももう、スタンダードプリンは無理』
 セレスティンの主張が背中を押す形となり、9人目の信者が大容量プリンを置き、ミミに連れられて避難した。
「焼きプリンと生クリームプリンなら認めるわ」
『他のプリンを認められても意味が無いッ!』
 セレスティンに、ビルシャナが反論する。
「プリンさんはやっぱりみんなの人気者……私のように食べられるプリンを探しに世界中を旅する羽目になるくらい憧れの存在。だからお願い、みんなから愛されるスイーツであるために、優しく包み込んで、私のような罪人をも赦して頂戴」
 瞳を潤ませ、許しを切実に願う、セレスティン。
「スタンダードプリンが全てじゃないってことをどうかお願い、私を仲間外れにしないで……」
 悲しそうなセレスティンを見て、最後の信者が歩み寄り、おすすめを訊く。
「類似品で好きなスイーツなら、カタラーナ。シャクっとした食感がたまらないわ」
『食べてみるから、もう悲しまないで』
 最後の信者はそう言い残し、ミミに避難誘導された。
『せっかく集まった信者が! 貴様ら、許……』
「最大火力で吹っ飛ばすっ!!」
 ビルシャナが最後まで言い終らぬ内に、シルが巨大な魔力砲を撃ち込む。
「お前なんか……お前なんか……。プリンは、みんなのものよ!」
 セレスティンが繰り出したのは、至近距離で、ライフルでの射撃。
「サクッと倒して続きのプリンを食べましょう。最初から全力で!」
 七色の宝石で出来た矢で、敵を射る、ローレライ。テレビウム、シュテルネは凶器で攻撃。
 セルリアンは緩やかな弧を描く斬撃を繰り出し、敵の急所を的確に斬り裂く。
「ミルファの名において命ずる、雷龍よ、ビリビリに痺れさせちゃえ」
 雷属性の弾丸が、敵を貫いた。
 氣を乗せた蹴りを叩き込む、セレネテアル。
 あがく敵は、破壊の光を放つ。
「菜の花姫は皆とおいしいプリン達を守るのじゃぞ」
 ミミは回復に回り、テレビウム、菜の花姫に指示を出す。
「早くプリン食べに行きたいの……!」
 トドメを刺す為、それまで待っていたエヴァリーナが、凍れる女王の棺を発動。
 高威力の混合魔術が掛かると、敵は倒れ、完全に消滅した。


「さぁ、おいしいプリンパーティーの始まりっ!!」
「無事に終わったことだし、プリンパーティといこう」
 シルとセルリアンが仲間たちに声を掛け、店へ入る。
(「全部買い占めたいけど、迷惑にならないギリギリの量を見計らおう。お店に迷惑かけて出禁になるより、良いお客さんでいた方が結果的にたくさん食べられるもの」)
 店の規模を考え、買い過ぎると他の客の分が無くなるのではと危惧する、エヴァリーナ。
 だが、事情を知っていた店主が、お礼として食べ放題にしてくれた。
「メニューの上から下までくっださいな♪ セリカちゃんへのお土産も買うよ」
 店主の厚意に感謝し、エヴァリーナが嬉々として注文。
「たくさん食べたけど、まだまだ食べられそう。プリンパフェ頼もうかしら」
 嬉しそうにメニューを眺める、ローレライ。
「私も美味しくいただくわ。ローレおすすめのクレームブリュレも食べてみたい」
 心のつっかえが取れてスッキリしたセレスティンは、パリパリ食感や、ふわふわ食感のプリンを堪能。
「ん~! 説得では言えませんでしたが、やっぱりスタンダードも美味しいです~♪ あ、店員さん追加の注文をお願いします~! これとこれと……」
 プリンを美味しそうに食べていたセレネテアルが、メニューにあるものを片っ端から選ぶ。
「いちごミルクとか。クリームチーズプリンとか……とりあえず、全種類くださいっ♪」
 見かけによらず大食いのシルは全種類のプリンを頼み、美味しそうに食べる。
「準備はできておるのじゃ、全部食べるのじゃ」
 ミミも全種類を制覇するつもりだ。
「そういえば、ママにお胸のプリンのこと聞いたことあるの。そしたらママが怒って、近所のおじさんが土下座してたの。なんでだろう?」
 プリンを食べながら疑問を呟く、ミルファ。
「んー、なんでだろうね」
 シルは理解するも、まだ幼いミルファに説明するのは良くないと判断したのか、やんわりはぐらかす。
「いろんな種類があって目移りしちゃうよね」
 セルリアンはメニューを見て決めかねているが、悩むのも醍醐味だろう。
 メンバーは和気あいあいと交流しながら、美味しい時間を楽しむのだった。

作者:芦原クロ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年1月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 4
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