大阪都市圏防衛戦~氷花の憂鬱

作者:麻人

「よいか、氷と制圧を司るアイスエルフの者たちよ! エインヘリアルの王を打倒すれば汝らは再びアスガルドにて暮らせるようになるだろう」
 白銀の槍を手にした白百合騎士団は、集まったアイスエルフたちを鼓舞するように天へとそれを突き上げた。
「敵はそればかりではない。我々の邪魔をするケルベロスたち! この恐ろしい敵共を打倒するため、汝らにはまず戦闘訓練を受けてもらう。準備はいいか!?」
 はい、と震える声が次々と応える。
 アイスエルフたちは氷の輪を握りしめ、エインヘリアルたちには聞こえないようにつぶやいた。
「レリさまのためにやらなくちゃ……戦うのはいやだけど、彼女に見捨てられたら他に居場所なんてないもの……」

「大阪城周辺で、第四王女配下と思われるエインヘリアルの騎士と『妖精8種族であるアイスエルフ』と思われる女性たちの姿が発見されました」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は頬を引き締め、依頼の全容を語り始める。
「どうやら、第四王女レリはアイスエルフを自分の騎士団に組み込もうとしているようですね。そして、もうひとつの目的は攻性植物との同盟をさらに確固たるものとすること……そうなれば、リザレクト・ジェネシスで消耗した第二王女の勢力が盛り返すきっかけとなるかもしれません。ここは、なんとしても阻む必要があります」

 彼女たちが訓練を行っているのは市街地のほぼ中央部、地下鉄駅周辺と思われる。どうやら、教官役のエインヘリアル8人がアイスエルフ8人を一つの小隊として指導している形のようだ。
「あちらは警戒任務の最中のようですね。うまく気配を消して近づくことができれば、奇襲をかけられるはずです」
 エインヘリアルはマンツーマンでアイスエルフを指導しており、地下鉄道を使って駅から駅へと移動している。いったいどこでどうやって戦闘を仕掛けるか、場所とタイミングが重要なポイントとなりそうだ。
「時間には十分な余裕があるため、待ち伏せ、あるいは挟撃、もしくは正面から――など、さまざまな手段が可能かと思います。ただ、アイスエルフは戦闘能力が低いものの、自己防衛のために必死で抵抗するでしょうし、エインヘリアルの騎士は本気でアイスエルフたちを守ろうとします。それに、この部隊にいるアイスエルフたちは第四王女に恩義を感じているような節がありますので、説得するにしても彼女たちに信用されるような戦いを見せる必要があるかもしれません。難しい場合、アイスエルフを倒すか逃がすかの選択はお任せします」
 ただ、いずれにしてもエインヘリアルを倒してからでなければ説得する余裕もない。まずは戦いに勝つこと。
 セリカは繰り返し、その部分を強調した。

「第四王女たちの側はこの訓練を善意で行っているようですが、果たしてアイスエルフたちがこれを歓迎しているかどうかは難しいところです。このすれ違いをうまく生かすことができれば、きっと……――」
 皆さんのご武運をお祈りします、とセリカは頭を下げた。ケルベロスたちへの信頼が込められた仕草だった。


参加者
フラッタリー・フラッタラー(絶対平常フラフラさん・e00172)
連城・最中(隠逸花・e01567)
四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)
七宝・瑪璃瑠(ラビットバースライオンライヴ・e15685)
君乃・眸(ブリキノ心臓・e22801)
四方堂・幽梨(義狂剣鬼・e25168)
塩谷・翔子(放浪ドクター・e25598)
尾方・広喜(量産型イロハ式ヲ型・e36130)

■リプレイ

●誰が為の正義
「隊列を乱すな! 自分の担当の騎士との距離を常に一定に保て!」
「はい!」
 人の管理から外れた廃墟も同然の地下鉄道を、麗しき女性達が行軍する。一方は厳めしい鎧に身を包み、一方は薄い氷の紗で体を覆っただけの――アイスエルフと呼ばれるものたちだ。
「ん? 止まれ、何かいる!」
 先頭を進んでいた2組のエインヘリアルとアイスエルフが、仲間を守るように武器を構える。ちょうど次の駅が見えて来た頃だ。薄暗いホームに、幾人かの影がある。
「あらあら、どうもうー」
 この時のフラッタリー・フラッタラー(絶対平常フラフラさん・e00172)を包む気配は、完全にご近所さんへお裾分けを持っていくおっとりしたお姉さんそのものだった。
「だ、誰だ?」
 あまりにも緊張感のない相手の反応に、エインヘリアルは動揺を隠せない。
「ここは緩衝地帯だ。一般人が迷いこんでくるわけが――」
「そうです。私たちはー、ケルベロス。今回はお話をしにやって参りましたー」
「な……!!」
 ざわりと今度こそ、彼女たちの間に緊張が迸る。
 次々と騎士たちは武器を構え、その背後に戦いに慣れていないアイスエルフたちを庇い、剣呑な眼差しを差し向ける。「待ってください」と刺激しないように静かな声色で制したのは、その手に漆黒の刀を提げた連城・最中(隠逸花・e01567)だった。
「この地を戦場にする気か。人々を傷付ける気か。ならば此処は通せない」
「誰に物を言っている? 我らは第四王女レリ様直属の白百合騎士団! その活動を邪魔する者は許さん!」
 戦いの嚆矢となるその一撃――槍の投擲は、身構えもしない最中を貫く前に割り込んだフラッタリーの縛霊手・廻之翅によって弾かれ、線路のレールを砕きながら地へと突き刺さった。
「こちらはお話し合いに来ていると言うのにー、本当に血の気の多い方々ですねー?」
 最前線で騎士団らと対峙する彼女の眼前を神兵の紙吹雪が覆い隠す。その切れ目より、ぽう、と灯火が発するように四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)の未だ幼さを残す双眸がその色調を変えた。
 す、と伸ばした指先にオウガメタルが集い、闇のようなカラスアゲハが羽ばたいた。
「きゃ――……」
 その拳が瞬く間にオウガメタルに覆われ、振りかざされたので前衛を任されたアイスエルフが思わず悲鳴を上げる。
「え?」
 だが、千里の拳は彼女を守るために盾となったエインヘリアルのみを捉えていた。
「ど、どうして……?」
「このケルベロスたち、私たちを避けて戦ってる!」
 地下鉄駅は瞬時に激しい戦闘の渦中へと突き落とされた。限られた地下空間を密に紙兵が舞い、剥き出しになったパイプや半ば崩れかけた看板がカタカタと不気味に揺れる。怯んだエインヘリアルたちの動きが鈍った隙に、塩谷・翔子(放浪ドクター・e25598)の足元から嫋やかな編み目の鎖が前衛たちを守るような形状で放出。同時に最後方から戦場を見晴るかす最中の周囲には尾方・広喜(量産型イロハ式ヲ型・e36130)の起動する破魔の陣が微光するプログラムの帯となって、襲い来る氷雪の嵐から彼を守った。
(「ああ、全く。どうにも他人事に思えなくていやになる」)
 闇にまるで猛禽のそれめいて輝く黄金の瞳の主である七宝・瑪璃瑠(ラビットバースライオンライヴ・e15685)は、やるせない思いを叩きつけるように大自然から分け与えられた癒しの気をフラッタリーに授ける。
「左後方から来ます」
「了解しタ」
 後陣から広い視野を確保し、目まぐるしく動くエインヘリアルを捉えた最中の手元から、地下を揺るがす程の轟音が連続で放たれた。
 警告を受けた君乃・眸(ブリキノ心臓・e22801)が半身を翻して死角から飛び込んできた槍の切っ先を煉獄に堕ちた右腕に受け止める。
「悪イが、集団戦にハこちらモ慣れていル」
 相手の視界からそれを隠すようにすぐさま腕を振るい、距離が空いた時には既にその瞳に表示された演算結果にオールグリーンの承認まで完了。
「――行ケ」
 キュィン、と高速回転しながら放たれた弾丸が僅かな射線をすり抜けてエインヘリアルの胸部を貫いた。
「ぁ、あッ……」
 盾となっていたエインヘリアルを失い、今度は自分の番だと震えるアイスエルフの脇を極彩色の蝶の群れがすり抜けた。
「――え?」
「行くぞ、ルー!」
 赤い髪の少女の幻影と四方堂・幽梨(義狂剣鬼・e25168)が二人でひとつの碧い渦と化して、鮮やかな死の乱舞を踊る。
「ぐぁ、はッ――」
 ありとあらゆる斬撃、刺突をその身に刻まれたエインヘリアルが膝をつき、その場に頽れた。
「貴様ら、よくも!」
 残る数人のエインヘリアルは動きを揃え、ずらりと並べた槍の穂先をケルベロス達に差し向ける。
「おっと、どうやら堪忍袋の緒が切れちまったようだね。けど、アタシらの壁を越えられるかい?」
 飄々と笑む翔子の語る通り、ケルベロス側の防御手は半数の四人。それも、何重もの守護が彼女たちを取り巻いている。
「く……!
 悔しげにほぞを噛むエインヘリアルの得物が青の獄炎を纏う拳によって反らされ、激しい衝撃とともに鎧が砕かれた。
「ぐッ――!」
 それでも踏みとどまる騎士に、広喜はただ純粋に告げた。
「やるじゃねえか」
 そこには男も女もない。
 ただ、己の信じるもののために戦う戦士が在るだけだ。
「ふん、これが白百合騎士団の生きざまよ!!」
 濡れた青葉を輝かせるような恵みの雫――翔子による援護で傷を癒されながら、広喜はもう一度向かってくる相手目がけ、拳を撃ち込んだ。
「はッ――」
 血を吐きながら最後の力を振り絞って槍を振るおうとしたエインヘリアルは、腕がぴくりとも動かないことに愕然となる。
「終わりダ」
 眸の無機質な横顔からはその心情まで読み取れない。ただ、どこまでも冷えた超重なる一撃がエインへリアルから最後の力を奪い、広喜の放つフロストレーザーが彼女を芯から凍らせる一瞬を作り上げた。
「為すべきことを定めー、ただ成しましょうー」
 1人、また1人と仲間が倒れても、エインヘリアルたちの戦意はまるで喪失されない。彼女たちの殺意に己の狂気が疼くのをすんでのところで呑み下し、フラッタリーは正気なる意志のままに姿なき刃で騎士たちの突撃を退けた。
「その覚悟やよし、か」
 同じ武人として幽梨はぽつりとつぶやいた。
 とどめを刺した拳を引き抜くと、氷の被膜がぱらぱらと舞い落ちる。それとは質の違う絶対零度の氷雪が幽梨を冷やしていたのが、まるで夢のような揺らぎが通り過ぎた途端、温かに溶け落ちていった。
「生きたいんだよ、生かしたいんだよ。ああ、それはボクの願いでもあるから!」
 夢現を回す少女たちは、瑪璃瑠は、嘆くように叫ぶ。泡沫と消えゆく夢も刹那に過ぎゆく生も、人が見る夢に境など存在し得ないのだから。
「……それが、君たちの生き様ならば……何も言うことはない……」
 あまりにも苛烈なる威圧の剣――その存在感に気を取られていたエインヘリアルは、千里の真なる得物が抜かれた瞬間、悲鳴を上げる間もなく斬られていた。
「その覚悟に敬意を表して……手加減は、しない……」
 鞘に納められた妖刀が鯉口を鳴らした瞬間、エインヘリアルの全身が火を噴いた。42回。それが、千鬼流四奥義のひとつ――死葬絶華の齎す斬撃の全て。
 じり、とアイスエルフたちが慄いたように後ずさった。既にエインヘリアルはほとんどが倒され、彼女たちにはもう逃亡か降伏の道しか残されていないように見えた。
「故郷を蹂躙される怒りを、同胞を傷付けられる悲しみを知っているなら何故同じ事を繰り返すんだ」
「黙れ! レリ様の決定は絶対なのだ!」
 エインヘリアルとの鍔迫り合いの中、最中はほんの僅かに眉をひそめただけだった。たったそれだけの仕草にどれだけのやりきれない想いが隠されていたのか、知る由はない。

●呼応
 ――そして最後のエインヘリアルが倒れ、斬り伏せたばかりの最中が紫電纏う刃を鞘へと戻すのと合わせて翔子が進み出た。
「さて、ようやくゆっくりと話ができるね?」
「――話?」
 アイスエルフの中では気丈と思われる1人が、警戒の色も露わに聞き返した。
「何か私達に用があるの? そのために、わざと攻撃してこなかった?」
 こほん、と幽梨が咳払いして間を取り持つ。
「そうぴりぴりしないで、話を聞いてくれよ。なにしろあたしもシャドウエルフの端くれだ」
 アイスエルフたちの視線が一気に幽梨へと集まった。
「シャドウエルフ……エインヘリアルに滅ぼされた妖精8種族の、唯一の生き残り……」
「ああ。ただ、あたしも剣を握る以上、戦うことには真剣だ。この星に生まれたからには、この星の命の為に戦う」
「…………」
「ワタシはデウスエクスが悪で地球が善だとは思っていなイ」
 同じく、自分が元はダモクレスであったことを晒しながら眸が後を継いだ。
「なら、どうしてあなたはそちら側についているの?」
「ソレは――」
 紛うことなき真実の瞳で、彼は告げる。
「ワタシはヒトが好きダ。ただそれだけだ」
 たったそれだけの言葉に秘められた、あまりにも深く、健気で、感謝に満ちた心情をアイスエルフたちはその肌で感じたようだった。彼女たちの警戒が緩んだところへ、瑪璃瑠が遠慮がちに口を開いた。
「ボクたちの話を聞いてくれる? それを聞いてから去るのなら、ボクたちは君たちを追いはしない。ただ、もしも君たちが今、幸せでないのだとしたら話を聞く価値はあると思う」
 どきりと、数人のアイスエルフが互いの顔を見合わせる。
「それは……」
「……私達地球人は共存を望む者を歓迎する」
 遂に、千里の口からその言葉が発せられた。
 それこそが、宇宙の中心たる地球の役割。千里は手を差し出した。それは、対等な『仲間』になろうという証を立てる仕草だった。
「これまでもウェアライダー、レプリカント、シャドウエルフ、ヴァルキュリア…他にも多くの異種族を受け入れてきた……今も新たに救出したタイタニア、セントール、ゴーレム達の受け入れ作業を進めているところ……」
「ねえ、なら、大丈夫なんじゃない?」
 長い髪を結い下げた年少のアイスエルフが、中では最も年上と思われるアイスエルフに囁いた。
「だって、もうエインヘリアルの元へは戻れないもの……敗北の責任を押し付けられて、また石に戻されるかもしれない」
「じゃあ、この人たちを――ケルベロスを信用するっていうの?」
 ちら、とアイスエルフがこちらを見たので、フラッタリーはにっこりと微笑んだ。
「私は選択をこそ重んじて戦いに臨んでおりますのでー、どのような答えも尊重しますのー。一つだけ述べるとしましたらー、新たな隣人はいつでも嬉しいものですわぁー」
「……って言ってるけど」
「私は行ってもいいわ。エインヘリアルよりは怖くなさそうだし」
「待って、何か条件があるのかもしれない。エインヘリアルたちだってそうだったじゃない。自分たちのために戦え、とか――」
「否。地球に戦わない者も多くいル」
 眸の言葉を最中が継いだ。
「むしろ、あなたたちの望みがあれば聞かせてください。俺たちに出来る事なら協力は惜しみません。定命化という道もありますし――」
「定命化?」
 はっと、アイスエルフたちの間に緊張が迸る。
「そうダ。ワタシも、自らの意志で定命化した身ダ」
「それって……不死ではいられなくなるってこと、よね?」
 アイスエルフたちは怯えたように肩を寄せ合い、とても残念そうな表情を浮かべる。それではついていけない、というような素ぶりに見えた。
「だって、この場所……ユグドラシルの一部であるこの地にいる限り、定命化は進行しないってレリ様が言ってたわ。せっかく自由になれても、死んでしまうのでは……」
「じゃあ、エインヘリアルの元で今のままの暮らしを続けるのかい?」
 瑪璃瑠は絶対の確信――己の居場所への信頼感――を抱いて、アイスエルフたちに最後通牒を投げかける。
 そうだ、と幽華が断言する。
「元々、この場所は人間の領分だった筈だ。ここに居る限り、あたしらケルベロスは必ず、ここを取り戻しにくる。命を懸けるケルベロスと戦う覚悟が、当然あるんだよな?」
「――」
 その言葉は、アイスエルフたちの甘さを真に突いていた。
 全てを自分たちの思う通りにできるほど、世界は簡単ではない。差し伸べられた手を取るにせよ、跳ねのけるにせよ、そこには覚悟が必要なのだ。
「まあまあ、そんなに怖い顔すんなよ」
 無邪気に笑って、広喜が眸の隣に並び立つ。
「ここ、誰もいねえだろ。この街な、地球人の『居場所』だったんだ。でも攻性植物に奪われちまった」
「居場所……」
「そうだ。俺たちはそれを取り返すために戦ってる。俺に居場所をくれた、地球の皆のためにな」
 そっと、隣の『相棒』に目配せする。
 眸は目を閉じたまま、微かに顎を引いて頷いたように見えた。
「…………」
「なあ、よかったら地球、見てってくれねえか。いいとこだぜ?」
「でも――」
「ああもう、でもでもだってとはっきりしない子たちだねえ」
 髪をくしゃくしゃとかき回す翔子の声色は、けれど聞かん気な子供を見守る大人のようにあっさりとしていた。
「言いたいことがあるならはっきり言いな? さっきそこの兄ちゃんたちが言ったろ、あんたたちにも要望があれば叶える気があるってさ。例えば、男性の家族や恋人、友人たちを救い出す――とか」
「!!」
 翔子の提案に、はっきりとアイスエルフたちの態度が変わった。
「レリは女性地位向上を望んでるが、男の部下は見た事ないね。彼女たちの傘下に入ったままで、以前のように会えると思う?」
「――わたし、彼に会いたい!!」
 髪の短いアイスエルフが心のままに叫んだ。
「あなたたちについていったら、助けてくれるの?」
「出来る限りのことはするさ」
 翔子は笑顔で請け負った。
「ま、もちろんあんたたち次第だけどね。確かに定命化は限りある時間だが、戦いを強要されず会いたい人と居場所を作る。そんな生き方も悪くはないと思うよ」
 アイスエルフたちの中には大切な男性との再会を心から望む者が多く、それでも迷う者たちを積極的に説き伏せた。もちろん、その申し出以前の対応が彼女たちの警戒心を解いていたからこその結果である。
「彼らを助けてくれるのなら、わたしたちにできることはなんでも協力します」
 その場にいるアイスエルフを代表して、ひとりのエルフが進み出た。千里の手を握り返して、安心したように口許を綻ばせる。
 氷花たちの憂鬱に一筋の光明が差した瞬間だった。

作者:麻人 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年3月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 2/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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