バーベキューに竜牙兵がやって来る

作者:baron

 郊外の盆地で人々が石釜を囲んで居た。
 地方の行事なのか参加者は多く……簡単に岩を組んだり、ブロック塀を再利用したものとか簡単な物だが石釜は沢山ある。
 上に大きな網を載せて、色んな肉を焼き始めれば、もうバーベーキューだ。
「おっ。今日の目玉料理が出て来たぞ」
「塩釜蒸しか。いっぺん食ってみたいと思ったんだよな」
「しかも猪らしいぜ」
 宴会が始まって暫く、メイン料理が用意され始めた頃。
 不意に空が怪しくなり、バーベキューパーティーは中止に追い込まれた。
 なぜならば……。
『グハハハ!』
『お前達のグラビティと恐怖。ドラゴン様の糧トナル!』
 現われた竜牙兵によって殺害され、ドラゴンの為に収穫されてしまったからである。


「暖かくなって来た郊外でバーベキュー・パーティーを行う人々が竜牙兵によって殺されてしまいます」
「せっかく愉しんで居るのに酷い事をしますね。しかしこの件だと避難勧告も出来ません」
 セリカ・リュミエールの説明に七隈・綴(断罪鉄拳・e20400)は唸った。
 竜牙兵の事件は場所や時間が判って居ても、先に避難すると他の場所に行ってしまうからだ。
 特に今回は行事か何かゆえにパーティー会場へ集中しているが、参加者が居ない場合は近くに来るとも思えない。
「とはいえ竜牙兵はケルベロスを優先して倒そうとします。みなさんが現われた後であるならば、避難を警察などに任せることは可能でしょう」
「そうですね……。幸いにも時間などは判って居る様ですし、その辺りを利用するしか無い様です」
 暖かくなって来たと言っても、風避けに盆地を選んでいるので場所が固定されている。
 さらに時間もメインの料理が準備される段階で、行事か何かというならば、幹事なり主催会社経由で潜り込む事もできるだろう。
「敵は三体しかしませんが、かなりの敵です。さらに集中攻撃や連携が可能ですので、注意が必要でしょう。武装は簒奪者の鎌とバトルーラになります」
「とはいえ大型や一部の精鋭ほどではあるまい。任せておけ」
「そうですね……我々も以前より腕を上げて居ますし」
 歴戦のケルベロス達が胸を叩くと、比較的に若い者達も追随した。
 最初に出逢った時に比べてケルベロス達も強くなっているのだ。作戦次第だが十分に戦えるだろう。
「竜牙兵による虐殺を見過ごす訳には行きません。どうかよろしくお願いします」
「問題ありません、任せてください」
「予定にもよるでしょうけれど、蹴散らしてやりましょう」
 セリカが軽く頭を下げると、綴たちは頷いて相談を始めたのである。


参加者
エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)
ミント・ハーバルガーデン(眠れる薔薇姫・e05471)
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)
七隈・綴(断罪鉄拳・e20400)
心意・括(孤児達の母親代わり・e32452)
陽月・空(陽はまた昇る・e45009)
夢月・焔華(焔の様に高く・e50952)
旗楽・嘉内(フルアーマーウィザード・e72630)

■リプレイ


「確かに風が吹かないだけで暖かいですね。これならバーベーキューが楽しそうです」
 ミント・ハーバルガーデン(眠れる薔薇姫・e05471)は会場である盆地に入り込んだ時、不意に風が途切れるのを感じた。
「そろそろ暖かくなりましたし雪も無く……。その様な季節になってきたのですね」
 新春の風は肌寒いがそれでも晩冬の雪景色よりは暖かい。
 ミントは季節の移り変わりを感じ取た。
「こちらに予約を取っておきました。生憎と飛び入りで、隅っこですけれど」
「そんなこと無いよ! 随分と動き易そ……じゃなくて、見晴らしが良いからねっ!」
 七隈・綴(断罪鉄拳・e20400)がパンフレットに書かれていた場所に案内すると、ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)は早速飛び出した。
「そんなに急がなくてもお肉は逃げませんよ~」
「というか、まだ焼いても居ないけどね」
 心意・括(孤児達の母親代わり・e32452)が銀盆に盛られた食材をテーブルに置きながら、くすくすと笑う。
 その間に陽月・空(陽はまた昇る・e45009)がマイペースに火の準備を始めた。
 全ての銀盆にはラップが張ってあり、手間だが火の粉や埃が入らないのが良い。
「それでは時間まで私は潜んでおきますね」
「良いけど……別の意味で気が早いんじゃないかな」
 夢月・焔華(焔の様に高く・e50952)は風を曲げて光の屈折率を操りながら、空の言葉に首を傾げる。
 まだまだ準備し始めたばかりだ。世間知らずな彼女でも、食べるには早いと思っていたのだが……。
「炭を使って時間を短縮するから、早い料理は直ぐに準備できるわよー。食べていったら?」
「い、いえ。肉の匂いが付きそうですし、遠慮しておきます。後の楽しみにしておきますね」
 括が指差すと、そこでは焼けた炭を石釜に放り込むことで火を簡単に起こして居た。
 薄い肉を置くと早速良い匂いがするのだが、焔華は我慢して立ち去る。

 言っておくがこの先は天獄だぞ。
 お箸と小皿の準備は十分か? 胃薬は自己責任だ。
「それなら野菜をいただけば思うのですが……。まあ忍の方のこだわりは判らないでもありません」
「野菜スティックですか? メニューには無かったと思いますが」
 エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)はパキン、パキンとニンジンをかじる。
 美味しそうに食べる彼女を見て、綴は思わずパンフレットのメニューを見返した。
「これは持ち込みですわ。それに野菜は生のほうが…もぐもぐ」
 そう言いながら、エニーケは持ってきたバーベキュー用の野菜を切って串に刺していく。
 ネギやタマネギを扱う際にも、その間も視線は周囲に送られ警戒は怠らない。
「うう……美味しそう。まだかな、まだかなー」
「ふふ。もうちょっとよー。我慢した分だけ、美味しくなりますからね~」
 ミリムはすっかり、メシの顔をして居た。
 その頭を撫でて宥めながら、括はお肉を焼いて行く。
 ちゅんちゅんと油が炭で燃える度に、美味しそうな匂いが立ちこめ、ゴクリと誰かの喉が鳴った。
「これ、オマケの茶碗蒸しだそうです。みなさんにって」
 旗楽・嘉内(フルアーマーウィザード・e72630)がもってきたお盆には、事前準備で抜き取られた卵黄を使った茶碗蒸し。
 ほかほかと暖かく、簡単に食べることが出来るのでありがたい。
「なるほど。塩釜蒸しには卵黄使いませんしね。出汁も悪くはありません」
「メインの猪も愉しみだけど、やっぱりこういうのも良いよね」
 エニーケが器用にスプーンを使って茶碗蒸しを片付けると、空はマイペースに二つ目へ。
 手を伸ばした先で、すっと誰かが余りを持ちあげる。
「これは警備の人に上げましょうね。寒い中大変だもの」
(「……っ。あの、頑張ります……!」)
 括がそっと食欲魔神から取り上げた茶碗蒸しを、本来の相手である焔華の為に取り分け、目立たない場所に置いておいた。
 口には出さないものの、焔華は姿を消したまま心の中で合掌したかもしれない。

 そして前菜やら、焼けるのが早い牛タンなどの肉がみんなのお腹に消えて行く頃。
 メインの塩釜蒸しが中央に移動し始め、御客達もざわめき始める。
 まだ完成には早い筈だが、余興なのだろうと人々がそちらに関心を持って眺めに行く者もあらわれた。
 そして……。


 モグモグモグ……ガタ!
 中央で華やかに塩釜蒸しが待機状態に入った時、隅っこで待つケルベロス達は別の意味で立ち上がった。
 一同が配置された場所は竜牙兵が現われる想定地点のすぐ傍だ。
「みなさーん。逃げてください。デウスエクスです!」
 焔華は食事して居ない分だけ先に動きだし、最後衛の位置で隠密を解いて人々に説明を開始。
 避難の状況と戦闘を確認しながら最後まで人々を守る役目だ。
「ハイ皆さん注目ー! ケルベロスが対応しますのでどうぞこちらの離れた所に避難してください。出来たら酒の肴に余興のひとつとして眺め応援もください!」
「やれやれ……バーベキューの襲撃ですか……人が盛り上がっているところを襲うのが趣味とはずいぶんな事ですわ」
 ミリムが拡声器で説明しながら護衛に回ると、エニーケは優雅に立ち上がって余裕を見せた。
 人々を苛む悪夢を吹き払い勇気を与える為だ。
「竜牙兵なんかにせっかくのバーベキューを台無しになんかさせませんよ!」
「美味しいご飯の邪魔はさせない、僕はもっとお肉を食べたいの(モグモグ)」
 嘉内が立ちあがって武装を展開すると、空は最後のお肉を安全な場所(口の中)に放りこんでから立ち上がる。
「大丈夫です。ここにはケルベロスがいます。慌てないで、でもできるだけ急いで避難して下さい」
『邪魔モノは、死ネ』
 嘉内に竜牙兵の一体が向かってくる。
 身構える彼の前に仲間の一人が飛び出してきた。
「させませんわ。この程度の攻撃で屈する事等ありません」
 綴は刃へ自ら飛び込んで我身で敵の攻撃から仲間や人々を守った。
 そして傷付いた所へ撃ち込まれる闘気に耐えしのぶ。
「人の食事を邪魔するのは楽しいのですわよね?ならこちらもあなた達の邪魔をするとしますわ」
 やはり空気の読めない骨共は叩き潰すしかあるまい。
 エニーケはオーラの旗を作り上げると、敵の攻撃を受け止めながら大地に石突を突き立てた。
「この御旗を恐れないのならかかってくるが良いですわ!」
 それは彼女の心の現れであり勇気を伝える旗印。
 デウスエクスにケルベロスは負けない、怯えて暮らす必要はないと勝利を告げる声ならぬ意思だ。

 その呼び声に答えたかの如く、仲間達は竜牙兵に立ち向かう。
「どちらが邪魔者でしょうか。楽しいひと時を邪魔する竜牙兵は、さっさと退治しましょう」
 ミントは盾役の仲間達を迂回しながら敵の足元に銃弾を撃ち込んだ。
 その場所から刃が現われたかと思うと、槍と共に出現した少女が敵を上段に斬り割いて行く。
 そしてミントは次々に銃弾を撃ち込み、その娘が立ち去るまで一緒に連携攻撃を行ったのだ。
「せっかくの楽しいパーティを邪魔するなんて許せないわね! でも、みんな気を付けるんですよー」
 括は力を込めた包帯を、まるで御守りを渡すかのように優しく仲間達の拳や腕に巻きつけた。
 それは傷付いた体を癒すと同時に、全力で奮う仲間達が自らの力で体を痛めないように自衛する力があるのだ。
「この飛び蹴りでも食らいなさい!」
 綴の蹴りが竜牙兵の頭に直撃しグラビティがその場に縫い留める。
 その隙を見逃さずケルベロス達は猛攻を掛けた。
「……そろそろいいかな? おはよう。さあ、仕事だよ」
 空はリスやハムスターの様に膨らんだ頬の中身をゴックンしつつ、印と足で陣を描いて術を発動させた。
 そして大地に染み込んだ惨劇の内、竜牙兵が最も恐れる死に方……ドラゴンに無能と判断されて処分される過去の一幕を再現する。
 とはいえそれを他者が見ることは叶わず、ナニカが悪霊の様に出て来たとしか思えないだろう。
「バーベキューに誘われてきたか、いいだろう。食えはしないだろうが、貴様らもバーベキューにしてやる」
 嘉内はドラゴンの幻影を呼びだすと、そのまま炎を浴びせかけた。
「ドラゴンとナパームの炎でこんがりと焼かれろ!」
 嘉内はミサイルを用意しながら、そう咆えた。
 見えて無いので狙った訳ではないが、もしかしたら竜牙兵にはドラゴンが始末しに来たと見えた……かもしれない。
「早くお肉を食べたいですが、まずは竜牙兵の脅威を振り払う必要がありますね。……エクトプラズムの肉体よ、仲間を護って下さい!」
 焔華は霊体で作りあげた仮初の肉体で仲間達を覆った。
 敵が呼び出した怨霊や、闘気の流れを阻む為だ。
『コロセ!』
「そうはいきませんよ」
 エニーケ達が悪意の波に立ち向かい、ケルベロス達は一進一退のまま徐々に陣形を作りあげて行く。
「誰もやらせない! ボクらが此処に居る限り!」
 ミリム達が守った時間で、人々はみんな避難して居る。
 遠慮の必要がなくなった事でハルバードを頭上で振り回し、迫る敵を蹴散らしながら反撃の狼煙を上げるのであった。


 それから数分。竃から火が消え去り、肉の焼ける匂いが煙に溶けて行く。
 腹の虫が鳴りそうなほどの食欲が、早く倒そうと竜牙兵を圧倒する。
「この炎で、焼き尽くしてあげます!」
『グヌ……』
 ミントの蹴りが炎を帯びて竜牙兵に決まる。
 そいつはそれ以上動かなくなり、これでようやく二体目だ。
「ソウちゃんも苦しいでしょうけどお願いね。もうちょっとだと思うから」
 括は仲間に包帯を巻くのを中断し、傷付いた翼猫のソウに気力を移して解放した。
 残るはあと一体、それほど時間は掛らないだろう。
「あとちょっとか……塩釜蒸しが美味しい間に決着をつけたいね」
「まだ余熱で準備中と言ってましたし、まだ大丈夫な筈……」
 空の蹴りが竜牙兵に決まると、自分の体で相手の鎌を止めていた綴が動き出す。
「私でも、やれば出来るのです!」
 綴は己を斬り割こうとする刃を跳ねのけながら拳を突きだした。
 気力と共にグラビティを込めて弾き返して行く。
「今がチャンスです。回復はこちらでしますので、今の内に攻撃を」
「判った。任せろ! こんがり焼いてやる」
 焔華が回復の為に集中を始めると、嘉内はミサイルを放ちナパームの火で竜牙兵を炎で包んだ。
 その間に治療が始まり、風が集い、大地の気が集まって行く。
「これは命を繋ぐ大自然の護り……すぐに回復しますね!」
 焔華は傷の累積する綴に治療を施し次なる攻撃に備えた。

 その時、敵は大鎌で大地を斬り割いて怨霊を召喚。
 ケルベロス達を食らわせようとするところであった。
「止めますわよ」
「はい! 問題ありません」
 エニーケと綴は敵を挟み込むように飛び出して、怨霊達をその場でシャットアウトする。
 二人の隙間に翼猫のソウが挟まって絶対領域をブロックだ。
「あとちょっと! 裂き咲き散れ!」
 ミリムは懐から短剣を何本か取り出し、緋色の闘気を纏い振り回した。
 叩きつけて壊れる度に放り捨て、踊る様に複雑な斬撃を浴びせる。
 花の様な紋様は闘気の色から牡丹の様にも見えた。
『マ、マダマ……』
 竜牙兵が立ちあがろうとしたところで、両手で構えた巨大な刃が影を落としていた。
「いえ、これにて閉幕」
「食事の続きと参りましょう」
 エニーケが構える武骨な斧を断頭台の様に振り下ろされる。
 その様子を眺めながら、ミントは銃を収めてホっと溜息をついた。

「避難客に早くバーベキューを楽しんでいただきたいですし、私もお腹が空きましたね。手早くヒールといきましょう」
「そうですね。しかし一部の食材が……あれ」
 ミントが修復を始めると、綴も手伝いながらふと気が付いた。
 仲間達が持ちあげている残骸や、落ちた皿には駄目な物と、まだ大丈夫な物があるのだ。
「一皿ずつラップが張ってありますから、放置しても大丈夫ですの。駄目な物は何をしても駄目ですけれどね」
「焼いたら大丈夫そうだけど、子供たちとか食中毒が怖い物ねー」
 エニーケが銀盆の中で、問題の無い物を元の位置へ。
 括はラップの剥がれた物を処分し、テーブルや釜を修復して行った。
「そうだ! 塩釜蒸しは!?」
「大丈夫。元々大量の塩が被せて在るし」
 ミントがぎょっと驚くが、空がマイペースに答えた。
 なぜそんな事を断言出来るかと言うと、いの一番に確認に行ったからだ。
「蒸し加減次第ですけれど、多分、問題無いかと」
「余熱で仕上げるとか言ってましたしね。その為にも早く修復しましょう」
 嘉内の言葉を、警備中に聞いて居た焔華が補足した。
 どうやら最初に主催者へ話を通した段階で、襲撃に備えて調整してくれていたらしい。
 このご時世、デウスエクスへの囮である日本に留まる連中は肝が据わって居る。

「メインを食べなくて終われないからね。猪楽しみ。何処が一番美味しい部位なの?」
「野生の肉は油が強く堅いので、じっくりと処理しておく必要がありますが……。それを除けばどの場所も味わいが深いと言えますね」
 バーベキューが再開すると、空が無表情の裏で掌を握ったり開いたり。
 ミントは薄切りやブツ切りにした猪肉を運んで来たが、塩釜蒸しを食べるまで待つ構えだ。
「野菜もちゃんと食べるのよー」
「茸類は焼いて食べるのが一番ですわね!」
 括が健康を考えてそんな事を口にしたが、元から好きなエニーケは茸や玉蜀黍など、ジックリ時間を掛けるタイプの野菜を釜から降ろした。
 実は修復を始める時、さりげなく置いておいたのだ。
「は・や・く。ハ・ヤ・ク!」
「そんなに急がなくても直ぐだと思いますよ」
 ミリムは自分で調理する時は大丈夫なのだが、奉行が他に居ると我慢できないのかもしれない(チンチーン)。
 焔華はみんなに申し訳なく思いながら、彼女の為に取り置きされた皿をつついていた。
 警備中に我慢してたのでお腹はペッコペコである。
「これは……美味い! クセがなくて、でも脂はジューシーで、ジビエとかで最近人気なのもよくわかりますね」
「えーと。……銃ではなく、罠で捕まえるのが重要らしいですね」
 できあがった猪を食べながら、嘉内が嬉しそうに頬張った。
 綴がパンフレットを読み上げると、血抜きや興奮の問題で処理が格段に楽になると書いてあった。
「表面の塩がまたいい塩梅にアクセントになって……絶品です!」
「蒸す段階で香草を入れてあるので、香りも良くなってますね」
 その間も嘉内の言葉は続き、ミントが補足しながら薄切り肉を並べて比べることにした。
 特に猪ソーセージは堅い部分をミキサーに掛け、香草が沢山練り込んである。
「みんなー。デザートのプリンよー」
「わーい」
 そして最後は別腹デザートタイム。
 バーベキューを愉しみながらその日を終えたと言う。

作者:baron 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年2月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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