かき氷はいちごのみ明王!

作者:柊暮葉



「かき氷はイチゴがいい!」
 京都府、どこぞの公民館。
 一般人の信者をうまく使ったのだろうか。ビルシャナが公民館を借り切って、しゃこしゃことかき氷機を回している。
「この白い氷に解けていく赤とピンクのグラデーション……美しい! 味わいもノスタルジックでサイコー。かき氷にレモンだの抹茶だの練乳だの、果ては聞いた事もないようなオサレなトッピングなんていらないのである。かき氷にはイチゴ! ダントツでイチゴ! かき氷はイチゴだけでいいのだ。他は滅ぼせーっ!」
 何故かかき氷はイチゴだけと主張するビルシャナ。そしてそれに賛同する10名の配下達であった。


「かき氷はイチゴのみという悟りを開いたビルシャナが発生しました。問題を解決してください」
 ソニア・サンダース(シャドウエルフのヘリオライダー・en0266)が集めたケルベロス達に説明を開始した。
 霧城・ちさ(夢見るお嬢様・e18388)は真面目な顔で話を聞いている。
「悟りを開いてビルシャナ化した人間とその配下と戦って、ビルシャナ化した人間を撃破する事が、今回の目的です。このビルシャナ化した人間が、周囲の人間に自分の考えを布教して、配下を増やそうとしている所に乗り込む事になります。ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、ほうっておくと一般人は配下になってしまいます。ここで、ビルシャナ化した人間の主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれません。ビルシャナの配下となった人間は、ビルシャナが撃破されるまでの間、ビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦闘に参加します。ビルシャナさえ倒せば元に戻るので、救出は可能ですが、配下が多くなれば、それだけ戦闘で不利になるでしょう」


「ビルシャナの能力は?」
 誰かの質問に対して、ソニアはすぐに資料を広げてくれた。
 ビルシャナ閃光……敵を退ける、破壊の光を放ちます。
 八寒氷輪……氷の輪を飛ばし、敵を凍りつけさせます。
 浄罪の鐘……鐘の音を鳴り響かせ、敵のトラウマを具現化させます。
 これらの力で戦うらしい。
「今回のビルシャナはかき氷マニアです。シンプルかき氷はもちろん、最近はココナッツパインを使ったりキャラ弁みたいにこしらえたりと進化形のかき氷もありますが、それらも含めて古今東西のかき氷を食べ尽くした青年が、一周回ってかき氷はイチゴのみ! と思いこみ、その勢いで悟りを開いたというものです」
 ソニアは資料をめくった。
「そうですね……配下の10名は元は普通のかき氷が好きな人達なんですが、ビルシャナの洗脳のためにおかしくなってしまい、かき氷はイチゴのみと思い込み、周囲に排他的な言動を繰り返しています。シンプルなかき氷もいいですが、色々なかき氷があってこそイチゴだっておいしいはずです。このままおかしなトラブルに発展する前に、配下達にはインパクトを与えて正気に返し、ビルシャナは退治してください」


 最後にソニアはこう言った。
「ビルシャナはもう助からないので仕方ありませんが、洗脳されている一般人達はインパクト次第で正気に返ります。悪い洗脳が解けるような強烈なインパクトがあるといいかもしれませんね!」


参加者
レリエル・ヒューゲット(小さな星・e08713)
ロザリア・レノワール(黒き稲妻・e11689)
暮葉・守人(墓守の銀妖犬・e12145)
カシオペア・ネレイス(秘密結社オリュンポスメイド長・e23468)
九尾・珠藻(自称暗黒太陽神ヒュペリオン・e42760)
ララ・フリージア(ヴァルキュリアのゴッドペインター・e44578)
陽月・空(陽はまた昇る・e45009)
霊ヶ峰・ソーニャ(コンセントレイト・e61788)

■リプレイ


 かき氷ビルシャナが発生した。

「そろそろ暑くなって、かき氷には良い季節になってきましたね。お手頃なお値段で素早く体の中から冷やせるかき氷は庶民の味方です。そんなかき氷をイチゴだけとするとはなんと勿体ない! かき氷の楽しみはいろいろなシロップをかけられることだというのに。味もいろいろあって楽しいんですけどね。そんなささやかな楽しみを奪うビルシャナを退治して、かき氷の選択の自由を取り戻しましょう」
 ロザリア・レノワール(黒き稲妻・e11689)は、眼鏡をクイッとやりながらそう言った。
「最近のかき氷シロップといえいば、かき氷以外の様々な料理に用いられるものが多いですね……やはり、濃厚さで押してみましょうか」
 カシオペア・ネレイス(秘密結社オリュンポスメイド長・e23468)は、優秀なメイドであるため、シロップ一つ取っても様々なレシピを考えている。
「かき氷か。懐かしいのー。最近は、よくやらなかったが、折角なので、久しぶりにアレを食べてみようかの!」
 九尾・珠藻(自称暗黒太陽神ヒュペリオン・e42760)は、何かを思いついた笑顔だ。
「暑くなってきたんじゃしかき氷もいいんじゃが……ここまでイチゴ推しというのも凄いのぅ。そこまでこだわるような味でもないんじゃが……どれも同じじゃろう?」
 ララ・フリージア(ヴァルキュリアのゴッドペインター・e44578)は、困ったように首を傾げている。
 霊ヶ峰・ソーニャ(コンセントレイト・e61788)はかき氷シロップ各種を多数用意してきた。イチゴシロップのみ、果汁入りのものも別途で持って来ている。
 レリエル・ヒューゲット(小さな星・e08713)、暮葉・守人(墓守の銀妖犬・e12145)、陽月・空(陽はまた昇る・e45009)もともに、作戦前の確認を行った後、公民館の中に突入した。

 玄関入ってすぐの受付のところで、ケルベロス達は事情を説明し、係員達に避難してもらった。
 奥の部屋から割れ鐘のような大声が響いている。
「かき氷はいちごのみ! ダントツでイチゴ! かき氷はイチゴだけでいいのだ。他は滅ぼせーっ!」
 館内全体に響き渡りそうな声はビルシャナだろう。ケルベロス達はその声を辿っていった。
 一つのドアの前に来ると、そこではビルシャナだけでなく配下の10名達もいちごいちごと大声で喚いている事が分かる。
 守人は大きくドアを開けて中に踏み込んだ。
 続いて他のケルベロス達も部屋の中に突入。
「だ、誰だお前ら!?」
 ビルシャナが上ずった声を上げる。
 壇上にかき氷機を置いて、いちごかき氷作りながら説教していたらしい。
「はぁ、このかき氷紹介ブログ好きだったんだけどな……」
 守人はスマホを操作しながらかき氷ブログを示した。ぎくっとするビルシャナ。
 それはかき氷マニアであるビルシャナが更新していたブログであった。
 ため息をつきながら黒を基調にした渋い浴衣姿で、左手に刀袋を提げながら、守人はふらりと前に進む。
「たく、6月末のただでさえ京都が忙しい時期に堅気に迷惑かけてんじゃねぇよ」
 守人はそう言いながらスマホでブログを突きつける。自分のブログを信者やらケルベロスやらに見られるビルシャナはかなり居心地悪そうで勢いがない。
「まぁ正直さ、俺は美味しければ食べた人が笑顔になれば、どんなかき氷でもいいんだよ。想像してみな? 祭りの屋台でさ、可愛い女の子があれ食べたいって、違う味希望してるのに、イチゴ味だけを押し通せるのか?」
 守人は一般信者の肩を抱きながら声をかけ、可愛い女性陣の方を見せた。
「え、えーっと……」
 そういう状況は想像していなかったのか、一般信者は歯切れが悪い声を出す。
「い、いちご味の良さが分からない女なんか、可愛くないもんね!」
 ビルシャナは苦し紛れに訳の分からない事を言い出した。
(「偏屈になるのは何か原因があったんだろうな。買い食い好きを成敗するのは気が重い」)
 守人は出来の悪いツンデレみたいになっているビルシャナを眺めながらそう思った。
「かき氷がイチゴが良い、その答えに辿り着く為にはそれまでに様々なかき氷を口にして、目にした筈だよ」
 空は壇上のビルシャナに向かって淡々と諭した。しゃりしゃり。
「なら、本当にそれが良いと言うのなら、多様性を消したら駄目。消しちゃったら他の人が君みたいにイチゴの良さを理解出来なくなるかもしれない」
 しゃりしゃり。
「多様性があるからこそ、定番がいいとなる。多様性が無くなったら、定番はただのマンネリになるよ」
 なかなか的を射た事を言う空であった。
「お前、いちごかき氷食いながらいちごかき氷以外を推すな――!!」
 空からかき氷の器を奪いながら怒鳴るビルシャナ。
「しかも、これだけの間に一体何杯かき氷食う気だ!? 喋りながら喰いまくるな行儀が悪い!!」
 空はビルシャナが教壇の上に並べていたかき氷を食べながら説得していたのであった。
 そう、空は、説得しに来たと思いきや、実は他の参加者やビルシャナ達が作るかき氷を食べに来たのだ。
 怒られたので空はのんびり首を傾げると、自分もしゃこしゃこかき氷を作り始めた。
「ひんやり、美味しい。氷はキーンとならない物にしたよ」
 -五℃ぐらいの氷で作るとキーンとならず、ふわふわのかき氷になるのだ。
「そうじゃねえ! いちごかき氷を褒めろって言ってるの! いちごかき氷だけを認めろって言ってるの!!」
 ビルシャナは心の狭い事を怒鳴っている。
「カキ氷はイチゴのみとはもったいないのぅ。いろいろ食べれば楽しいじゃろうし、シロップだと色が違うだけの気もするんじゃが……」
 ララは難しい顔になってしまった。
「カキ氷ばかり食べて体のほうは大丈夫かのぅ。カキ氷は氷自体おいしいものを用意したいのぅ。ふわふわのカキ氷とかおいしいお店があるじゃろう? そこからじゃな。シロップも着色料など使用しておらぬスイがいいんじゃないかの。イチゴを選んでもどれも同じ味じゃし舌が赤くなるくらいじゃろう。とにかく極めるのにはシロップ以外も使わねば辿りつけんじゃろう。同じものを食べ続けるのは酷ではないかのぅ」
「た、確かにいちごだけでは飽きる……」
 それは信者達も納得している。
「わらわたちはカキ氷をいろいろ用意して来たんじゃが他のも食べてみたいのぅ。これだけ準備しておって食べぬとかもったいないじゃろう。最近カキ氷もおしゃれになったりおいしさにこだわったりしてるのじゃ。わらわは調べて確かめたしわらわ、そういうのが食べたいのぅ」
「うむ……しかし、いちごかき氷が一番美味しいに決まっているんだ!!」
 握り拳で力説するビルシャナであった。
 そうとなったらとロザリアが前に出てくる。
「かき氷のシロップの中ではメロンが一番です」
 ロザリアはメロン推しで説得を開始した。
「メロンといえば高級果物の代名詞。お見舞いの定番です。そんなお高いメロンがかき氷では手軽に楽しめるというのに。イチゴだけで満足してて良いのですか? メロンの濃い緑色に心ときめかないのですか? なんなら、イチゴの上にメロンをかけて、2色かき氷にすれば、いろいろな味も楽しめますよ」
 ロザリアがしゃこしゃこした後、笑顔でメロンシロップのかき氷を配り始める。早速、メロンかき氷貰って美味しそうに食べ始める空。信者もケルベロスも一緒になって食べる。
「いちごにだって何万もする高級品がある! それに白い氷の上に赤いグラデーションが美しい!」
「メロンの緑だって綺麗ですよ!」
「何を言うかー!」
 ビルシャナは嘴を大きく開けながら怒鳴った。
「かき氷食った後に、舌が変色するだろう! そのとき赤いのと緑なのでは、どっちが不気味だと思ってるんだ!!」
「……は?」
 それはどう考えてもどっちもどっちだと思うのだが、ビルシャナは口の中が赤い方がいいと思っているらしかった。
「それに断然いちごの方が美味しいし!」
 そこでカシオペアが出て来た。
 カシオペアは、かき氷にマンゴーシロップを掛けて、提供してみた。
「イチゴシロップもいいですが、私は、このマンゴー味のシロップをお勧めします。ヨーグルトソースやお酒等々の他の料理にも合いますが、何より、濃厚な味わいはかき氷との相性は格別間違いありません」
 綺麗なオレンジ色のかき氷である。早速、空はしゃりしゃりと食べ始めて満足そうな顔。
 カシオペアは仲間や信者達にも配った。
「マンゴーは、外国かぶれで好かんのだ。やはりここは伝統とノスタルジー、そして愛らしい赤のいちご! いちごの方が美味しい!」
 ビルシャナは頑なに言い張っている。だからこそビルシャナなのだろう。
 そこでついにソーニャが言った。
「かき氷、シロップ、実は、ほとんど、同じ、味。成分、表、見れば、わかる。違い、着色、料、香料、くらい。それ、こそ、着色、料、買って、来て、入れる、だけ、でも、出来る、だろう。信じ、られない、なら、試して、見ると、いい」
「…………」
 考えてもみなかった言葉に愕然とするビルシャナ。
 ソーニャは、用意しておいたかき氷シロップ各種をビルシャナ達の前に広げ、透明なコップに注ぐ。そしてビルシャナ達に目隠しし、シロップを飲ませ始めた。
「飲み、比べれば、僅かな、違い、気づく、人も、いる、思う。けど、その味、ほとんど、変わらない、わかる、はず」
 確かに、その微細な味の違いはすぐには気付かないものであった。
「他の、滅ぼした、ところで、着色、料、香料、変えれば、簡単、作れる。滅ぼす、ことは、イチゴ、シロップ、この世、消える。理由、簡単。他、フレーバー、ある、から、イチゴ、が、ある、それだけ」
 ソーニャは無表情にそう言った。
「真に、イチゴ、好き、なら、この、本物、イチゴ、果汁、使った、シロップ、のほうが、絶対、いい。けど、これは、君たち、の、主張、する、シロップ、違う。抹茶、練乳……本物、使ってるもの、否定、してる、から。これを、試して、みたい、なら……他、フレーバー、存在、認めろ」
 ビルシャナは目隠しを取った後も、魂が抜けたような様子になって何も言わなかった。
 そこでレリエルが出て来た。
「イチゴ味は確かに美味しいけど、さすがに一つしか無いと飽きるよね? ラムネやコーヒーやコーラ等の変わり種や、京都の抹茶等のご当地ものを色々用意してきたよ! もちろんみなさんにもおすそ分け。私のおススメはヨーグルト味」
 レリエルは乳酸菌飲料みたいな半透明の白いシロップをふわふわのかき氷の上にかけた。
「更にイチゴの上から複数のシロップを……色が地獄絵図になるけど味は絶品ですよ」
 様々なシロップをかけていって凄いものを作って行くレリエル。
 ビルシャナも信者達も最早抵抗する気力がないためそのかき氷を食べた。
 夕張メロン、ラベンダー、ずんだ、南高梅、かぼす、すだち、シークワーサー、フィンランド直輸入の赤いサルミアッキジュース、などなど、レリエルは様々なかき氷を敵味方分け隔てなく振る舞った。
 最早、かき氷パーティ状態。それはそれで楽しむケルベロス達。
 しかしそんなにかき氷ばかり食べていると、一般人達には辛い事もあるだろう。
 そこで、珠藻が出て来た。
「妾も少し珍しい、昔懐かしいワイルドな味のかき氷を勧めてみようかの! 昔は、よく佃煮や揚げ物で食べたものじゃ!!」
 珠藻は、何だかよくわからない緑と茶色の粉末をかき氷に振りかけて、『昔懐かしいワイルドな味わい』を提供します。
 不思議そうな顔ながらも、それまでのかき氷が美味しかったので信者達は食べて見た。それはかき氷には少し新鮮なエビフライのような変わり種のシーフードかき氷のような感じであった。
 そこでネタ晴らし。
「正体は、イチゴ味ならぬイナゴ味じゃ! これぞ! 懐かしき味わい! 正に、かき氷ならぬカキコオロギなのじゃ!」
 ――その正体は、イナゴ目であるイナゴとコオロギを粉末にしたものなのであった。
 何気に自分も食しながら笑う珠藻。

「う、うげぇえええええええ!!」
 既に、信者達の胃は限界であった。ずっとレリエル達にかき氷を食べさせられてひんやりしていたところに、イナゴカキコオロギ!!

 すかさずレリエルが信者達を介助した。顔色の悪い信者達の腕を取って支える。
「トイレはこっちですよ!」
 大量のかき氷でお腹を下し始めている筈の信者達をトイレに案内する形で明王から引き離す事に成功するレリエル。
「ま、待てきさまら! 俺を一人にする気かーっ!!」
 一方、ビルシャナは流石にデウスエクスだけあって、かき氷に負けたりするような様子はなかった。まだピンピンしている。しかし、信者達を剥がされるとうろたえてしまうようなのだ。
「あなたの相手は私達です!」
 信者を追いかけようとするビルシャナの前にロザリアが立ちふさがり、戦闘が開始された。


「おぃ、オレにコレを抜かせるな……じっとしてろ」
 守人が黄泉縛りを使った。
『――逃さねぇ…』
 静かに、深く……殺界形成で周囲に放っていた殺気を固め、ぶつける事で対象を威圧し動きを阻害する技である。
「アホウドリ、に、なって、しまった、のは、運の、尽き。恨みは、ないが、危険は、排除。せめて、死後、世界、は、救、われる、と、いいな」
 ソーニャはディスインテグレートで虚無球体を撃ち放ち、ビルシャナを消滅させようとする。
 そこでロザリアがかき氷を放り投げた。
 他のケルベロス達も思い思いのかき氷を一斉にビルシャナにぶん投げた。
「結局、かき氷はシロップよりも氷の質じゃないですかね? いい天然氷あるよ!」
 ケルベロス達が用意した天然氷を片っ端からぶちまけながらロザリアは天怒雷鳴(シュペールエクレール)。
 周辺の大気から電子を直接操り、プラズマ化。それを掌の上に集めて、雷撃として相手に叩きつける。
 氷と雷に襲われて、それがトドメとなり、ビルシャナは滅びた。


「ふむ。やはり、言い回しは上手いと思ったが、合わなかったかの」
 珠藻がそんな事を言い、ヒールで、戦闘の室内の破損個所の修復た。
「信者はこんなところで騒いだんじゃから反省せねばならんのじゃ。氷が残っておったら全部かき氷にしてみなに食べてもらってもいいのぅ」
 ララは手伝いながらそんな事を言っている。
 そういう訳で、ケルベロス達は残った氷を全部使ってかき氷にし、それぞれ舌鼓を打ったのであった。
「メロンもいいけど、イチゴもいい味だしてますねー」
 ロザリアはメロンとイチゴでかき氷を作っていた。
 守人は、みんなが持ち寄ったかき氷に舌鼓を打った後、鴨川の河川敷を歩きながらぶらぶら祇園祭前の京都の繁華街に遊びに行ったのだった。
 そんなこんなで事件は解決し、かき氷の自由は守られたのだった!!

作者:柊暮葉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 2
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