電気も通っていない廃ビルに一匹の小さな蜘蛛が侵入する。それは機械で出来た蜘蛛型のダモクレスだった。
廃ビルの中は、古びたゲーム筐体やクレーンゲームなどが所狭しと置かれている。そこは廃業したゲームセンターだった。置いていかれた価値の無いゲーム筐体を見て回るように蜘蛛は動き回り、ピタリと筐体の前で脚を止めた。目の前にはドラムゲームとギターゲームがピタリとくっつくように並んで置いてあった。ドラムを模した5つのパッドと、エレキギターを模したボタンの付いたコントローラーだった。そのどちらも摩耗して反応が悪くなるくらい使い込まれていた。
蜘蛛はその筐体の中へとねじ込むように入り、ドンドンッとドラムの音が響くように膨らみ、両方の筐体をくっ付けて大きくなる。やがて7mにも達すると、巨大化を止めてそこらにあった台車のタイヤを取って足代わりにして動き出した。
『へィッ! レッツミュージック!』
建物が揺れるようなドラムの音が響き、それに合わせてエレキギターの高音がつんざく。その音の衝撃に周囲の筐体が吹き飛び壁に穴を空ける。
『ミュージックさいこー! バンドさいこー! さあセッションしようぜ!』
派手なロック曲を流しながら、破れた壁を更に抉じ開けながら突っ切り、外に出ると街の中央に向かって進み始めた。
「ヒャッハー! 前に音ゲーってのと戦ったから他にもないか調べてみたんだが、当たりを引ちまってよ! どうやら次はギターとドラムの音ゲーが相手みたいだぜ!」
嬉しそうにザベウコ・エルギオート(破壊の猛獣・e54335)がハイテンションでケルベロス達に話しかける。
「故障して放棄されていたゲーム筐体がダモクレスと化し、多くの人々を襲う事件が発生してしまいます。被害が出る前に敵を迎撃して倒してもらうのが今回の任務となります」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が詳細な情報を話し出す。
「ダモクレスはゲームセンターにある音ゲー、ドラムとギターの筐体を合体させて一つのゲーム筐体となっています。音楽による攻撃で心を操りゲームをさせ、ゲームクリアまで演奏を続けさせるようです」
横並びにくっついた敵は、左右で同じ音楽を流し協力プレイが行えるようだ。
「戦いになるのは千葉県です。既に警報は出して避難が始まっています。敵到着時には迎撃ポイントには殆ど人は居ません。存分に戦闘をすることができるでしょう」
音楽が大好きな敵のようで、音楽に興味を示せば喜んで向かって来るだろう。
「ゲームは遊ぶもので殺し合いの道具ではありません。このようなもので犠牲者がでないようにお願いします」
セリカは頭を下げるとすぐにヘリオンの方へと向かった。
「ゲームだっつーならたっぷり楽しんでやろうじゃねェか! クリアしてケルベロスの力を見せつけてやろうぜ!」
元気にザベウコが言い切ると、ケルベロス達もそのハイテンションが移ったように気合を入れて動き出した。
参加者 | |
---|---|
久遠寺・眞白(豪腕戦鬼・e13208) |
藍凛・カノン(過ぎし日の回顧・e28635) |
堂道・花火(光彩陸離・e40184) |
霜憑・みい(滄海一粟・e46584) |
エリアス・アンカー(異域之鬼・e50581) |
ザベウコ・エルギオート(破壊の猛獣・e54335) |
名無・九八一(奴隷九八一号・e58316) |
カグヤ・ブリュンヒルデ(ドリルキュリア・e60880) |
●音ゲー
人々の賑わう街中は、普段とは違う喧騒に溢れ人々が離れるように移動し、周辺にはもう人が残っていなかった。そこに立っているのは例外であるケルベロスのみとなる。
「今回のダモクレスはゲーム筐体ッスか……かつては誰かを楽しませてくれた機械ッス!」
堂道・花火(光彩陸離・e40184)がゲーセンに行って賑わっていた時の事を思い出す。
「オレもああいうのでよく遊んでるし! だからなにか酷いことをする前に止めるッス!」
そして人を楽しませる機械が害するようになるのを止めようと拳を打ち鳴らして気合を入れた。
「いい感じに調べた甲斐があったぜ!」
音ゲーの敵を見つけられた事にザベウコ・エルギオート(破壊の猛獣・e54335)が喜びを露わにする。
「任務……ですが、今回はオフ気分で遊んでいこうと思います。私、こう見えても音ゲーを嗜んでいますので」
音ゲーには自信があると名無・九八一(奴隷九八一号・e58316)がゲーマーの血を滾らせる。
「音楽で人を魅了するのは構わぬだじゃが……やり過ぎはいけんのぉ……。かの有名な人もゲームは一日一時間と言うてたじゃろうに……」
とある名人の名言を思い浮かべた藍凛・カノン(過ぎし日の回顧・e28635)は何事も程々だと呟く。
「沢山の人を楽しませてきたゲームなのに……リサイクルせず棄てるなんて酷いわ」
顔を曇らせた霜憑・みい(滄海一粟・e46584)は廃棄された機械を不憫に思う。
「なに、報告書によると……おぉ! もしかしてこのダモクレス、ギタドラか? あれは燃える、良い依頼に入ったぜ」
面白いと笑みを浮かべたエリアス・アンカー(異域之鬼・e50581)が音ゲーの話をして敵を誘う。みいもそれに参加し、音ゲーのCDを見つけた話を始めた。
そんな話に釣られたように道の先から現れたのは、ゲーセンに置かれていたドラムとギターの形をしたゲーム筐体。それも通常より何倍も大きなものだった。
『ヘイッ! ピープル! 今音楽の話をしてたかい!? つまり音楽が好きってことだよな!』
陽気な音声が流れリズミカルな音楽を鳴らしながらダモクレスが近づいてくる。
「何々、リズムゲームのダモクレス?」
久遠寺・眞白(豪腕戦鬼・e13208)が背伸びするように敵を視界に入れる。
「……おぉ! 見覚えのある筐体じゃないか、最もドラムは足が届かな……そんなことはどうでもいい。せっかくだ、今日はアンコールステージまで付き合ってやる……!」
知っている筐体に嬉しそうにしながら迎撃態勢に入る。
「まだ遊び足りないようですわね。わたくし達が満足いくまで遊んであげましょう」
カグヤ・ブリュンヒルデ(ドリルキュリア・e60880)が敵に向かって歩み出す。
「そして、満足したら消えなさい」
●ギタドラ
『ミュージックさいこー! バンドさいこー! さあセッションしようぜ!』
画面が暗転しロックな曲が流れ出し、ゆっくりと流れる譜面が映し出された。
「どんな難易度でもクリアしてやる……! ゲームスタート!」
スティック代わりに棍を担いだ眞白は、大きく振りかぶり全力の一撃をドラムに叩き込んだ。PERFECTの文字が画面に現れる。
「ゲームスタートッス! 気合入れて、ノーコンで倒す!!」
その横では音楽にノリながら花火が拳に炎を纏わせ、左右の拳をギターにリズムよく叩き込んでいた。
「これは大きな機械じゃのぉ……音ゲーは得意なんじゃよ、遊ばせてもらおうかのぉ」
弓を構えたカノンは心射抜く矢を放ってバッドを貫き、PERFECTを出しながらデータを乱してゲーム速度を遅くさせた。
「音ゲー10000曲耐久レース、まずは軽く1000曲行ってみましょうか」
九八一は律儀に挑発しつつ、剣を地面に突き立て守護星座を光で描いて仲間達を守る力を与える。
『フォー! 最後まで付き合ってもらうぜー!』
上機嫌にダモクレスは周囲をスポットライトのように眩く照らす。
「オウガの力加減じゃゲーセンの普通のゲーム機は壊しそうなんでな、お前くらいタフな方が思いっきり楽しめそうだ……」
エリアスが敵の前に立って通せんぼをする。
「さて、満足いくまで遊んでやるか!」
そして敵が停止すると、ボタンに殴り掛かると見せかけて蹴りを筐体に叩き込んだ。
『ヘイッ! そこはボタンじゃねー!』
怒った敵はエリアスに向かってギターを突き出してくる。
「エリアスさん危ないわ!」
高く跳躍したみいは、ビハインドの兄さんが敵を金縛りに掛けて一時停止させると、虹を纏い急降下して踏みつけた。
『ヒャッハー! ロックだぜぇ!』
すると方向を変えみいの元に大きなギターコントローラーが押し付けられ、よろめきながらも何故か音に合わせてボタンを押してしまう。それを背後からエリアスが大丈夫かと支えた。
「よっしゃア、このダモクレスを一網打尽にしてやるぞ! ……1体相手に一網打尽って表現、合ってるのかなァー? まァ良いか!」
細かい事は気にしないと笑顔を見せたザベウコは、敵に向かって虹を纏いながら飛び蹴りを放ち画面に足跡を残す。
『コラー! 画面を蹴るんじゃねぇ!』
叩いていいのはこちらだとドラムを見せる。そこへナノナノのイェラスピニィが割り込み、代わりにドラムを杖で叩き始めた。
「いくら楽しいゲームでも、強制されたとなれば楽しさは激減しますわよ?」
カグヤは植物を生やし、黄金の実の輝きで仲間達を照らし進化させ音楽の影響を和らげる。
「まだ初級だな。簡単簡単!」
接近した眞白は掌でパッドを叩き、籠めた螺旋の力が内部から搔き乱す。
「どォーやら音ゲーって奴は電子マネーに対応してるみてェなんだ! よくわかんねェーが、多分これでいけるだろ!」
喰らった魂を燃やしたザベウコは、更に増幅しガントレットから撃ち出した。魂の炎弾が敵のドラムにぶち当たり炎上する。
『燃えてキター!』
激しいリズムの曲が流れ、ザベウコのドラムの前に引き寄せてパッドを叩かせる。そしてギター側には花火を寄せてセッションをさせる。
「序盤の曲ならパーフェクトをとるのは容易い」
九八一はナイフを手にリズミカルに敵を切り裂いていくと、画面にPERFECTの文字が並んだ。そうして一曲目の曲が見事クリアとなる。
「助かったッス! オレもしっかり殴るッス!」
演奏が終わり解放された花火は鋭く拳を打ち込み、衝撃で筐体にひびが入った。
「音や映像による攻撃というのは厄介ですわね」
カグヤが花火に向けて蒸気を噴射し、そこに含まれる魔導金属片が体を覆い装甲のように体に貼り付いた。
「曲が選べるのなら……おっ、あったあったわい」
選曲画面でカノンはパッドに矢を撃ち込んで操作すると、ポップな曲が流れ出す。
「これでも昔は現役で歌っておったのじゃよ」
そのアイドルソングをカノンは見事に歌い、聴き惚れたように敵を呪縛する。
「おしおし! みいもいる事だしセッションだ!」
「ええ、激しく演奏してあげましょう!」
エリアスはドラムのパッドに星型のオーラを纏う蹴りを叩き込み、勢いをつけたみいもギターに飛び蹴りを浴びせ、星型のオーラを打ち込みその形にボタンを凹ませた。そして勢いに乗って曲をクリアした。
『グッド! グッド! だけどここからが本番さー!』
曲が流れ出し譜面の流れるスピードが上がった。
「おォー、かっこいいイントロ……!? なんだこの白昼夢に出てきそォーなカラフル顔の奴らッ!」
ザベウコがメロディと共に流れる映像に気を取られる。
「まさか……ムービーで気を散らせる作戦か!」
目を逸らそうとしても逸らせず、ザベウコは吸い込まれるようにギターを抱えて弾き始め甲高い音が鳴り響く。
「スピードアップならこちらもできる……!」
喰らった魂を憑依させた眞白は、僅かな間だけ腕をデウスエクス化して高速譜面に合わせてパッドを連打した。
「火力全開ッス! どんなスピードにもついていくッスよ!」
花火は両腕の地獄の炎を強化し、燃え盛る炎が旋風となり拳と共に放たれる。炎は切り裂く刃のように敵を刻んでいく。
「そらこっちだ……と、間違えちまった。こっちはギターだったな」
ドラムに突っ込むふりをしてエリアスは方向転換し、突き上げるように下からザベウコの持つギターを蹴り上げた。
「そして協力プレイですよ!」
そこへ跳んだみいは頭上を取り、急降下して踏みつけるようにギターに蹴りを叩き込む。上下から衝撃を受けてギターにひびが入る。
「うぉっビックリしたぜ!」
そこでギターと一緒に振り回されたザベウコは目覚め、拳を叩き込んで手放した。
『絶体絶命のピーンチ! さあどうする? ピンチを楽しもーぜ!』
画面にMISSが重なりどんどんライフが減って赤く点滅する。
「ふむ、ここでゲームオーバーになるわけにはいかんのぉ」
そこへカノンは矢を放ち、射抜いた敵のデータを改竄してライフを回復させた。
「楽しませてもらいますとも。わたくし達のやり方で!」
相手のペースには乗らないと、カグヤは虹色の紐を放ち敵を縛り上げ動きを封じ込めた。
「これが音ゲーマーにのみ許された能力……残像だ」
ナイフを煌かせた九八一は己の姿のトラウマを生成し、惑わすように交差して駆け出すと全身を切り刻んでいく。そして画面にはクリアの評価画面が現れていた。
●セッション
『ヘイ! やるじゃんやるじゃん! なら本気モードいっちゃうぜ! 最後まで遊んでくれよな!』
新たな激しい曲が流れ出し、目で追うのも大変な譜面が流れる。
「難易度が上がってきたな……! だがまだいける!」
眞白はリズムに合わせて棍を叩きつけ、ゲージが減らぬように食らいつく。
「まだまだいけるッスよ! このままノーコンクリアッス!」
花火もリズミカルに拳を叩き込み、パッドを叩き凹ませていく。そして二人の心をのめり込ませてゲームに夢中にさせていく。
「こいよ、遊んで欲しいならぶっ壊れるまでやってやる!」
割り込んだエリアスがドラムを思い切り蹴りつける。するとそのまま夢中になってドラムを蹴り続けてしまう。
「激しい音楽ですわね。聴いているだけで頭が痛くなってしまいそうですわ」
カグヤは植物から黄金の光を放ち、仲間達に浴びせて心の霧を晴らす。
「一度始めるとやめられないなんて、ゲームならよくあることですよ」
みいは蹴りを打ち込み画面に星型の穴を空けた。
『ヘイ! ガール! 画面に触れるのは禁止だぜ!』
強烈な音が放たれてみいの体が吹き飛ぶ。
「音楽が好き、と言う点は個人的には高く評価したい所なのじゃがな……残念じゃよ」
カノンが音楽に合わせて歌を紡ぎ、敵の心を乱して動きを鈍らせる。
「ギターといえば……こォーだ!」
ザベウコはギターを弾くようにしながら魂を燃焼させて炎を噴き出させ、ロックバンドのパフォーマンスを真似て地面に叩きつけた。炎上しながらクリアが画面に表示される。
『フーーーー! なんてことしやがるんだボーイ! こうなりゃ最高難易度でギッタギタにしてやるぜー!』
ゆっくりとしたメロディから、高速へと変化する曲が流れ出した。
「最高難易度ですか、でもその程度では音ゲー経験者は倒せませんよ」
速度に合わせるように九八一の動きも機敏に、そして無駄のないものになりナイフを叩きつけ続ける。
「一秒でも早く、一発でも多く……!」
眞白は両腕に魂を憑依させ、2本の棍をスティックのように軽やかに振り下ろし、リズムに乗って夢中でドラムを叩きつける。
「これがあんたにとって最後のセッションッスね……オレも全力で応えるッス!」
両腕の地獄の炎を滾らせた花火は、拳を打ち出し炎の旋風が敵の全身をざっくりと切り裂いた。
「これはゲーマーの血が騒ぎます。面白いですよ!」
九八一は己と同じ姿のトラウマと共にナイフを閃かせ、幾重にも斬撃を重ねてドラムを叩き連続PERFECTを叩き出した。
「せめてお主の好きな音楽で屠ってやるぞい」
カノンの周囲に無数のコウモリが現れて敵に群がり、その音が音楽を奏でるように響いて精神を侵食する。
『ヘーイ! オゥッイエーーー!』
大きな歓声を上げて曲が加速する。
「最後のセッションといきましょうか」
兄さんが軍刀を投げると、跳躍したみいは受けと待て刃を抜き、ドラムで叩くように振り下ろして敵を斬り裂いた。
「いいぜ、こいつで派手に掻き鳴らしてやる!」
同時にエリアスは拳から角を伸ばしてギターに連続で叩き込む。ギターがボロボロになり穴だらけとなった。
そして僅かなライフを残してゲームがクリアされる。
『コングラチュレーショーーーン!』
ワーっと歓声が流れ花びらの舞うような演出が行われた。
「満足したでしょう? なら終わりですわ」
カグヤは触れたものを消滅させる虚無球体を放ち、敵のド真ん中に大きな穴を空けて貫通させた。
『ノー! ノー! クリアしたならニューゲーム! さあずっとセッションしようぜ!』
内部から火花を散らしながら筐体はまだまだゲームをしろと狂気に満ちたようにケルベロス達に迫る。
「そォーいや、イェラスピニィが丁度いい感じの棒持ってんじゃん!」
ザベウコは視線を向けるとイェラスピニィが杖でドラムを叩き始める。
「ゲームクリアしてんだからよォ……負けを認めろ!」
それに合わせてザベウコもギターを担いで地面に叩きつけた。ギターが砕け真っ二つに折れる。すると亀裂が筐体まで走り、内部の基盤が吹き飛んで画面がシャットアウトし、ボロボロの装甲が砕け散って爆散した。
●ゲームを楽しむ
「なかなか楽しめたな」
満足そうに眞白が笑みを見せて、こういう敵ならばまた出てもいいかもと考えた。
「音ゲーで戦闘というのも面白いもんじゃったのぉ」
愉快愉快とカノンも穏やかに微笑む。
「パーフェクトではありませんでした……無念です」
残念そうな顔で九八一は呟き、この鬱憤を晴らすには帰りに太鼓ゲームをやるしかないと思い至る。
「普通の音ゲーで遊びたくなったッスね」
同じように花火も音ゲーをもっとやりたくなったと声に出した。
「ふふ、そうね。敵と戦った後なのに何だかゲームがしたくなっちゃった。このままゲームセンターに……なんてどうかしら?」
「お、ちょうど俺もそう思ってたんだ!」
みいの提案に同じ気持ちでいたエリアスが顔を合わせて破顔する。
「みなさんも遊び足りないようですわね。それならわたくしも同行しますわ」
仲間達が夢中になっていたのを見ていたカグヤも、遊んでみたいと参加する。
「じゃあゲーセンにレッツゴーだ! ……調査続けよォーかなァ」
駅の方に行こうとザベウコは歩き出しながら、探せばまだまだ面白い敵が見つかるかもしれないと、狂暴な笑みを浮かべた。
どんな音ゲーや曲が好きなのかをお喋りしながら、ケルベロス達はゲーセンに向かった。
作者:天木一 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年5月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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