この瞬間を焼き付けて

作者:つじ

●目覚め
 うら寂れた廃ビルの壁を伝い、割れた窓から小型のダモクレスが侵入する。握り拳程度のサイズの宝石――コギトエルゴスムに、虫のような足を付けたその個体は、建物内の一室に入り込んだ。
 一見すればゲームセンターのように見えるが、それにしてはどこか中途半端な大きさの部屋。経緯の程は定かでないが、長年放置されていた筐体の一つに、ダモクレスが入り込んでいく。

 ピロリン。

 曰く言い難い、コインを投入した際の濁った音が辺りに響き、その筐体に火が入った。
 ダモクレスによるものだろう、機械的なヒール効果が発生し、いくつかのゲーム機を巻き込んで、その筐体は立ち上がった。
 頭部の無い人間のような、歪な巨人のシルエットが浮かび上がり、続いて眩い光がそれを掻き消す。
 光源は頂上部と胸部の二ヶ所。正面と上方からの眩い光が、付近に捨てられていたマネキンを照らし出した。
『何人で撮るの?』
『フレームを選んでね』
『枠に合わせてポーズを取ってね』
『撮影するよ』
 パシャ、というシャッターを模した電子音が鳴り響く。
『きれいに撮れたかナ?』
 重い足音が去った後、そこには大きな目、そしてやけにツヤツヤした肌になったマネキンが残されていた。
 
●かわいさ限界突破
「はーい、それじゃ撮るよー」
「いえーい」
 かろやかな電子音。ピースサインを上下に配して、並んだ二人がスマホの画面に収められた。
 いわゆる自撮りである。人が集まるのを待つ間、暇だったのだろう。
 その後、写真映りがどうのこうの、データの受け渡しをどうしたこうしたと一通り騒いでから、白鳥沢・慧斗(暁のヘリオライダー・en0250)はようやくケルベロス達の方に向き直った。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます! こちらのなゆきちさん……もとい、名雪・玲衣亜さんの協力により、ダモクレスの発生を予知する事が出来ました!!」
「どもー」
 スマホを弄っていた少女、名雪・玲衣亜(不屈のテンプレギャル・e44394)が、慧斗の言を継ぐ。
「廃ビルに放置されてた電化製品が、ダモクレスに狙われちゃったらしーよ。早く止めないと、近くの人達が巻き込まれちゃうんだって」
「近隣住民への避難勧告はこちらで行っておきますね! 廃ビルには小さな駐車場がくっついているのですが、皆さんにはそこで敵を迎え撃っていただきたいと思います!」
 そう言って、慧斗が付近の地図を提示する。どちらかと言うと郊外、田舎に近い場所らしく、民家は疎らだ。近隣への対応はヘリオライダーに任せてしまっても問題無いだろう。
「それで、敵のダモクレスなのですが……」
「プリクラ機なんだってさ、ウケるよねー」
 軽い調子で玲衣亜が言うように、今回の敵はダモクレス化したプリントシール機……写真を撮って、シールにするアレだ。
 攻撃方法もそれに準じており、『力ずくでポーズを取らせる』ほか、『巨大なペンでの落書き』、対象を『撮影する』、といった機能を用いてくる。
「どういう状況なんだそれは……」
 説明を受け、五条坂・キララ(ブラックウィザード・en0275)が途方に暮れたように呟く。とはいえそれは冗談ではないようで。
「それぞれの機能が攻撃手段と化しています。ペンで塗られた箇所は硬直させられてしまうようですし、撮られれば皆さんにもダメージがあります。僕や一般人ですと、ライトアップされた時点で即死でしょうね!!」
 そうやってグラビティ・チェインを集めるらしい。やはり、ここで仕留める必要があるだろう。
「撮影攻撃にはパラライズ効果があるほか、光を歪めて対象の外見を『盛る』効果があるようです」
 補正機能の発展形ですかね、と慧斗が首を傾げる。盛られたところで戦闘に悪影響はないという話だが。
「『盛る』? 写真を撮るだけだろうに、なぜそんな機能が?」
「あー……キララはさ、いつの時代のヒト?」
「は!?」
「いいっていいって、出発までに教えたげるから」
 そんなケルベロス達の様子を横目に、慧斗は改めて頭を下げた。
「状況説明は以上になります! どうか油断せず、事件を解決してください!!」


参加者
翡翠寺・ロビン(駒鳥・e00814)
柊城・結衣(常盤色の癒し手・e01681)
多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)
クララ・リンドヴァル(本の魔女・e18856)
アリッサム・ウォーレス(花獄の巫竜・e36664)
名雪・玲衣亜(不屈のテンプレギャル・e44394)
ティリル・フェニキア(死狂ノ刃・e44448)
リンクス・リンクス(山猫・e44555)

■リプレイ

●INSERT COIN(S)
 破砕音が夜気を揺らす。見上げれば、廃ビルの壁面から腕が生えていた。生物のそれとは違う、金属製の五指。生まれたばかりのダモクレスは、その巨体で壁を突き破り、轟音と共に駐車場に着地した。
 普通であれば大騒ぎになるだろうが、翡翠寺・ロビン(駒鳥・e00814)の殺界形成をはじめ、人気を払ったこの場所ならば問題は無い。それもこの場から敵を逃がさなければ、だが。
 視界を塞ぐ土煙。立ち上がったダモクレスの頭が、その上から現れた。
『何人で、撮るノ?』
 濁った合成音、そして投光器のようになった照明が場を照らす。
「あの機械の音声にいらっとするの、わたしだけ?」
「こんな姿になっても元の機能をある程度残っているのですね……」
 ロビンと、柊城・結衣(常盤色の癒し手・e01681)がそれぞれに得物を構える。見上げるサイズの巨体、その胴部分は良くある筐体の形を保っているようだ。
「うひょー! タタン初プリクラですよ! 盛り盛りできるですか!」
「そういやアタシも最近あんま撮ってなかったカモ」
 内心の盛り上がりを隠せない多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)の声に名雪・玲衣亜(不屈のテンプレギャル・e44394)が反応する。が。
「そうそう、最新のプリクラは盛り? がすごいそうですね」
「も、森ですか?」
「最近の奴は全然分からねぇ……」
 アリッサム・ウォーレス(花獄の巫竜・e36664)の挙げた聞き慣れない表現にクララ・リンドヴァル(本の魔女・e18856)とティリル・フェニキア(死狂ノ刃・e44448)が眉根を寄せる。
「プリクラ……って普通に写真を撮るのとは違うのかしら、ね」
 さらにはリンクス・リンクス(山猫・e44555)の呟きに、五条坂・キララ(ブラックウィザード・en0275)が勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「聞いたろう、なゆきち君! やはりこういう反応が普通なのだよ!」
「えー? そんなことないっしょ」
「まあ、今はスマホでも簡単に盛れちゃうもんねえ」
 そういうものかも知れない、という反応を返すロビン。そして同年代にしても生活の個人差はあるだろう。
「休日は図書館に籠ってて、こういうのは、あまり……ティリルさんは?」
「わ、私はほら、あんま機会がねーってだけで……」
 クララの問いに紅い剣先が揺れる。
 ああこれ触った事ないやつだ。そんな気配を察しつつ、玲衣亜は空いた手でスマホを取り出した。
「まー百聞は一見に如かずってことで。『盛り』ってのは――」
『撮影するね』

 ぱしゃーっ。

●盛る
 待っている義理は無い、とばかりに閃光が夜を切り裂く。
「あーびっくりした」
「当然シャッター切るのはどうかと思うですよー」
「庇ってくれたのね、ありがとうタタン……?」
 ロビンの語尾が軽く迷子になった。
「……えっ」
「なるほど、盛るってこういう……」
 硬直するクララと興味深げなリンクスの視線が、黄金の果実を後衛に使用したタタンに集まる。
「も、もしかして顔が変な風になってるです?」
「大人っぽく見えるわよ」
「ホントですか!?」
 ロビンの評価に、スマートな輪郭になったタタンが従来比1.5倍で瞳を輝かせる。
「結衣さんも目がぱっちりした感じですね」
「こんな風になるのですね……。最近のものはすごいです」
 アリッサムの示した鏡に頷き返しつつ、結衣は再度庇いに入れるように敵へと視線を移す。動きは鈍く見えるが、物理攻撃ではない分予兆は読み辛いか。
「面白ぇけどやられっぱなしってわけにもいかないな、ぶっ飛ばしてやるぜ!」
「ちなみに君も超美白になってるからな、ティリル君」
「そういうのがいい、の?」
「私が望んだわけじゃないぞ!?」
 黒い刀身に紅の刃、ティリルの喰霊刀が敵の脚部を薙ぐのに合わせ、キララの喚んだ鎖が絡む。そして頭上に飛び乗ったリンクスが、鉄爪から雷を降らせた。
「……この空気、集中し難いわね」
「ええと、”不変”のリンドヴァル、参ります……」
 揺らめく焔を気弾として放つロビンに、クララが黄金の果実によるBS対策を付与。次いで跳躍した玲衣亜の一撃に、アリッサムが続く。
「そーれっ」
「こう、叩いた拍子に直ったりしませんかね?」
 縛霊手による鉄拳が斜めに叩き込まれ、展開された力と共にジョナが反対から齧り付く。拘束目的のそれらを振りほどくように身体を振って、ダモクレスはもう一度光を放った。
 また、シャッターを切るような音が響き、前衛がその影響下に置かれる。
「ジョナ……!?」
 庇われた事に関してではなく、ある一点にロビンが声を漏らす。色々と効果を示している美顔補正は、ミミックに対して、果たして。
「ああ! ジョナがちょっと小顔になってるですよ! ずるい!」
「そうね、言われてみれば……?」
 恐らく一番見慣れているであろうタタンの反応に、ロビンも頷く。
「……差が分かんねぇ」
「見る人が見れば分かるのですよ、きっと」
 ティリルの呻きに、メディカルレインで味方を癒しながら結衣が応えた。どの辺が強調されたのか、もう少し追求したいところではあるが。
「体型も盛れるのでしたら、タタンのお胸も! さあ!!」
「タタン、ちょっと落ち着いて。タタン?」
 理解者達は何か別の方向に突っ走っていた。

「厄介な相手は縛りつけてしまいましょうか」
「合わせますね……」
 前衛へと伸ばされたダモクレスの腕を、結衣の攻性植物が絡め捕る。さらにはクララがナイフをジグザグに走らせ、可動部を断ち切るように刻んでいく。
「さぁ、どうぞ」
「せぇーのっ」
 腕を縛り付けたそこに、屈み込んでいたタタンが跳躍、頭突きをかます。
 ぐら、と揺れて数歩下がった敵は、しかし諦めずに別の者へと攻撃を試みた。据え付けられた照明の照らす場所が、前から後ろへ。
「お、こっち撮るっぽい?」
「よし、ならば回避を――」
 が、咄嗟に飛び退こうとしたキララの襟首を玲衣亜が掴んだ。
「あーダメダメ、ちょっと待って」
「何で!?」
「いぇーい」
 アリッサムの傍に引き寄せられた所にピースサインのリンクスが並び、そこをまとめて白光が薙ぐ。
「あれ、タタンも写って良かったです?」
「全然だいじょぶ、ありがとー!」
 せっかくだからと楽しむ方向に振っているのは良いが、ダメージがあるのは事実。メディック位置のアリッサムが被害状況の確認に動くが。
「皆さん、大丈夫ですか?」
「アリッサム君……何だかやけに輝いて見えるが」
「つやつや、ね」
「そ、そうでしょうか……!」
 髪、翼、そして角。輝きを増したそれらに、キララとリンクスが目を細めた。
「キララもしっかり盛られてんじゃん、後で写メ送ったげるね」
 すかさず並んで自撮りを始めた玲衣亜に混ざった後、アリッサムが咳払いを一つ。
「名残惜しいですが、このままというわけにも行きませんので……」
 顔の見た目だけでなく、この攻撃にはパラライズ効果も乗っている。展開された紙兵の壁が、それらの影響を剥がしていった。

●かしまし
「では、ケルベロスとしての務めを果たしましょう」
「さっきポーズ取ってませんでしたか……?」
 クララの追求から目を逸らしつつ、肌のキメの増したリンクスがフェアリーブーツから流星を放つ。
「なに、気のせいだよ。気のせい」
 穿つ星に水晶の炎を纏わせ、キララが追撃。
 ダモクレスとの攻防は一進一退。闇夜に光が奔る度、壁役はその影響を受ける事になるのだが。
「違う! お胸! お胸を! 盛り盛りして!」
「何だかどんどんおかしな事になっているような……」
 まつ毛がばっさばさになったタタンと、美白が行き過ぎて白塗り状態の結衣がそれぞれに声を上げる。巻き添え、というか庇い切れなかった攻撃の影響を受けたロビンは、二人の様を見て解除に走った。
『かわいく撮れタ?』
「お生憎さま。わたし、素顔が一番かわいいのよ」
 シャウトによる自己治癒。そんなやり取りを挟みつつ、ついにクララも敵の魔の手に落ちた。
「お目々が、チカチカします……」
 撮影に晒されたのを悟り、クララが手で顔を覆う。ダメージ確認か興味本位か、そちらを確認に仲間が動いた。
「ほほう、これはこれは」
「なるほどねー、良い感じじゃん?」
「そ、そんなに見ないで……!」
 キララと玲衣亜があえてニヤニヤしながら声をかけたキララと玲衣亜に、赤面したクララが返す。
「大丈夫、かわいくなってますよ」
「うう……そういう心配では……」
 回復のためのアリッサムの花獄の舞~瑠璃唐草~により、二人の周囲を光とネモフィラの花が包んだ。
「何だこれ、撮影用の演出……?」
 これはシャッターチャンスなのでは? 若干途方に暮れたところを、ティリルが敵の手に捕まる。
『ポーズを取ってね』
「痛ぇ! 何すんだテメェ!?」
 ダモクレスの剛腕が、無理矢理彼女の手足を固定する。
「ティリル……」
「手でハート! 基本でござますね!」
 リンクスとタタン、二人の放ったフォーチュンスターが、囚われた彼女を解放させた。

「回復はこちらに任せてください。皆さんは攻撃を」
「分かったわ」
 結衣が降らせる癒しの雨の中、ロビンの掌に火種が生まれる。成長した炎は彼女の得物へと燃え広がり、刀身を紅く染め上げた。
「フレイム、……いくよ」
 赤熱した刃が金属質のボディを融かし、切り裂く。
「さっきはよくもやってくれたな!」
 続けてティリルの斬撃がその傷を抉り、魂を啜るように赤い軌跡を描いた。
「お前もいっとけー!」
 その波に乗って、玲衣亜がハリネズミ型のファミリアを放り投げるが、それは敵の撮影攻撃によって弾かれてしまう。……美顔補正もどうやらファミリアに影響したらしく、やけにイケメンになってしまったが。
「今の見た!? 空中変身だよ超ウケる!」
「ジョナ、今の対抗できないですか!?」
 そんな無茶な、みたいな反応を滲ませつつ、ミミックは林檎飴型の棍棒で敵に殴り掛かっていった。
 その後も撮影のみならず、ペンによる攻撃で腕が『TT』に固定されるなど色々な事態が巻き起こされたが、とにかく。
「違う! ロビンさんとタタンにはちゃんと『ズッ友』って書くですよ!」
 容赦のないダメ出しと共に、タタンのスピニングドワーフが敵の身体を揺るがせた。
「せっかく人を楽しませるプリクラに入り込んだですから、それらしくするですよー」
「その点については賛成です。――『もう一歩進んで、わたしを喜ばせておくれ』」
 狂躁伝染Ⅱ。クララの詠唱により、攻撃性を高める赫の光球が踊る。
「行くぜ――喰らいやがれッ!」
 それに乗せて、放たれるは獄魔刃。魔力を込めたティリルの喰霊刀が敵の腕を落とす。
『撮、影。撮影ヲ――』
「楽しませてもらいましたが、シンデレラの魔法も、そろそろ終わりの時間です」
 そう告げて、アリッサムが再度縛霊手の拳を叩き込む。
 地味、と自分を評している彼女にとっては、化粧とも違う不思議な体験ができたと言えるが。
「そうね、現実を変えるのは、やっぱり自分の力だろうし」
 駐車場脇の塀を蹴って、軽やかに跳んだリンクスが爪を振りかざす。
 地をも切り裂く一撃が、深く深く、ダモクレスを穿った。
「完了ですね……おやすみなさい」
 地に落ちた巨体が轟音を上げるのを聞き届けて、クララは着けていた長手袋を外す。
 ふわりと躍ったそれが地について、廃ビルにはまた静寂が戻った。

●記録と記憶
「これにて一件落着でしょうか……」
 崩れ落ちたダモクレスを見下ろし、アリッサムが敵の停止を確認する。後は戦闘の痕のヒールと、この瓦礫をどうにかすれば任務完了といったところだろう。
「……まさかと思うけれど、これ」
「全部、印刷されてたんですねぇ」
 残骸からロビンが拾い上げたそれを、結衣が覗き込む。そこには、でたらめなフレームの中に戦闘中の光景……色々と盛られたケルベロス達が映っていた。
「色々と勉強になったの。面白い文化だと思うのよ」
 そう頷いて、リンクスが表情を緩める。そこに、自撮り棒にスマホをセットした玲衣亜の声が響いた。
「みんな集合ー!」
「……あら、お写真撮るのですか? 是非!」
「いいですね。一緒に撮りましょう」
 アリッサムと結衣が頷いて、そちらへと足を向ける。
「お写真! これもすごい盛れるです?」
「んー? できるにはできるけど……」
 タタンの問いに答えつつ、玲衣亜はロビンの方へ視線を向ける。
「……盛るのがきらいとは言ってないわよ。お遊びとしては、楽しいんじゃない?」
「おっけー。じゃあ鬼盛りにしたげるね」
「どうなるか楽しみ、ね」
 プリクラとはまた違う、カメラによる記念撮影。アプリによる補正も、今回の記念としては丁度良いだろう。リンクスもそう考えて皆と並んだ。
「というか、9人一緒にはちょっと無理がないかい!?」
「だーいじょぶ、寄れば何とかなるってー」
「ジョナもこっちに来るですよー」
「ティリルさん、そこじゃ隠れちゃいますよ。こちらにどうぞ」
「あ、ああ」
「ポーズってこんな感じで良いのでしょうか……」
「そうね、どうせならこうして――」
 タタンとジョナが両手大きなハートを作って、アリッサムが誘ったティリルとクララにロビン先生の指導が入る。笑顔から撮り慣れてない感じが滲んでいるが、これはこれで良いだろう。
「はーい、それじゃカメラに注目ー!」
「いちたすいちはー?」

 一瞬のシャッター光と、スマホから響く電子音。賑やかなその瞬間を切り取って、画面に彼女等が写し出された。

作者:つじ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年6月5日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 2
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