ブラック・オーク

作者:baron

『ブブブ……』
 壊れたビルの屋上にナニカが現れた。
 そいつは丸っこくて太った体で、奇妙な物が体から生えている。
『ブヒブヒブヒ……』
 それは長くてそれぞれに蠢く触手であった。
 太ったように見えるナニカは、オークの一種であるように思えた。
 しかし実際には、本来のオークではなく……。
『さあ、お行きなさい。そしてグラビティ・チェインを蓄え、ケルベロスに殺されるのです』
『ブヒー』
 近くに居た黒衣に身を包む女性を襲う事も無く、その命令で町へと移動して行く。
 からだじゅうに触手を持つだけでなく、畝に球根のような『死神の因子』を植え付けて……。


「とある廃ビルに死神によって『死神の因子』を埋め込まれたオークが放たれ、人々を虐殺しようと動き始めます」
「オーク? あのエロイ?」
「それが真面目に戦闘を?」
 セリカ・リュミエールの言葉にケルベロス達は奇妙な顔を浮かべた。
「そのオークです。変異強化されてこそいますが、女性を浚うなどはしないでしょう。『とにかくグラビティ・チェインを取り込まなければならない』という強迫観念にかられ、周囲の人間を襲うものと推測されます」
 セリカの言葉に一部を除く女性陣はホっとした表情を浮かべ、なんだか戦い易くなったとさえ言う者もいる。
 なんというかソレが世間一般に対するオークの評価なのかもしれない。
「戦闘方法は格闘の他、触手で殴りかかったり締めつけて来ます。ですが最も問題なのは『このデウスエクスを倒すと、デウスエクスの死体から彼岸花のような花が咲き、どこかへ消えてしまう』ということです」
 そうすれば死神は大きな力を持つ手駒を手に入れてしまうことだろう。
 それを避けるには手順が必要だ。
「ですがデウスエクスの残り体力に対して過剰なダメージを与えて死亡させた場合は、死体は死神に回収されない摸様です」
 どうやら過剰なダメージで倒すと、死体ごと死神の因子を破壊出来るらしい。
「死神の動きは不気味だが、まずは暴走するデウスエクスの被害を食い止めてください」
 セリカの言葉にケルベロス(特に女性陣)は頷き、一同は簡単な会議を始めるのであった。


参加者
カタリーナ・ラーズグリーズ(偽りの機械人形・e00366)
カトレア・ベルローズ(紅薔薇の魔術師・e00568)
ホワイト・ダイヤモンド(面倒臭がりな妖刀持ち・e02709)
明空・護朗(二匹狼・e11656)
ノルン・コットフィア(星天の剣を掲げる蟹座の医師・e18080)
ブラック・パール(豪腕一刀・e20680)
ルティア・ノート(ヴァルキュリアのブレイズキャリバー・e28501)
星川・薫子(トレースマニア・e41263)

■リプレイ


「さて、エロスを失ったオークは、良くなったのか、悪くなったのか」
「さすがのオークも、死神の因子には本能を捻じ曲げられるのね。ドラゴンもビックリ」
 ルティア・ノート(ヴァルキュリアのブレイズキャリバー・e28501)の呟きにノルン・コットフィア(星天の剣を掲げる蟹座の医師・e18080)は肩をすくめる。
 オークといえばエロイと評判で、ドラゴン陣営にありながら強さよりもイヤらしさで有名であった。
「あー。そういえばオークってドラゴン陣営だったんだね……。実のこと言うと、わたし、今まで一度もオークと戦ったことなかったから忘れてた」
「そういえばそうねえ……逃げるから戦っても楽しくないし、うちの子で戦った人って居ない無いわね」
「え? ああ、そうだっけ」
 カタリーナ・ラーズグリーズ(偽りの機械人形・e00366)の言葉になんとなく納得しかけたブラック・パール(豪腕一刀・e20680)だったが、首がギギギと脇を向く。
 ちょっと聞き逃せない言葉を聞いた様な気がした。
「まさか戦った事があるの? あのオークと!?」
「なんだよ。うっさいな……。ブチのめしただけだって。……なんかスースーするの着た覚えがあるけど」
 ブラックは妹のホワイト・ダイヤモンド(面倒臭がりな妖刀持ち・e02709)の言葉を聞いてめっさ良い笑顔を浮かべた。
 妹を猫可愛がりしている姉としては(成功して居るとは限らない)、許せない言葉だ。
「一気にやっちゃいましょうか。ええ。さあさあ、やるなら早いうちにやりましょうか」
 一歩間違えばあんなことやこんなことになっていたかもしれないだなんて!
 というわけで過保護なお姉ちゃんはズンズコと廃ビルのなかへ入って行ったのでした。
(「難儀なオークだ。選ばれたのは運が悪かったってことで二度と起きないようにしてやるよ」)
 一方で特に酷い目にあったこともないホワイトは、面倒くさそうな表情で続いて行ったということです。

 そして一同が廃ビルの中で出逢った奴は、黒光りして太い触手を持つ態度Lな豚さんでした。
『ブウブ……ぶひぶひっ。ケルベロス、倒す、倒される……ブヒヒヒ』
 三匹も兄弟は居ませんけどね、その分だけちょっと強いかもしれません。
 ばしばしと触手でその辺のガレキを跳ね除け、あるいは砕いてしまいます。
「全く、豚野郎のくせに意外とでかいんだね……。いつもこんなの?」
「あー……元から悪いままで大して変わらないですね」
 カタリーナの問いにルティアは苦笑いを浮かべながら頷いた。
 一度しか出会って無いが、覚えておくには巨大過ぎる印象である。
「操られている身で、死ぬしかないというのは確かに憐れですが、見逃してあげる気はありませんとも、ええ」
 ルティアが燃えるような紅い剣でぶちのめした時!
 大いなる禍が目覚めた!
『ブヒヒ♪ 使命、使命が果たされる時ブフヒィィ♪』
 なんということだろう!
 このオークは自分が傷つけられ、倒されることを望んでいるのだ!
 きっと蘇ってマゾに目覚めたに違いない!
 あるいは馬鹿は死んでも直らないということなのかもしれない。
「ただでさえ理性が無いオークが、死神の因子を植えられたとは、これまた手に負えない相手が出来たものですわね」
「その肝心の因子が、また厄介な種になっているのだけれど、……いつものようにしっかりと因子まで潰しましょうか」
 その様子にカトレア・ベルローズ(紅薔薇の魔術師・e00568)はちょっと呆れ、ノルンはドン引きしつつエンガチョ切った。
 雷電の結界を敷いて、汚物がこちらに影響を与えないようにする。
「面倒くせえなあ。さくっと行くか」
「面白そうだし惜しくない? まあ飽きたら潰すけど。……さぁ、遊ぼうか――」
 ホワイトが蹴り飛ばした先に、カタリーナは待ち構えた。
 そして槍を突き刺して、抉りながらツンツンザクザクと猫が遊ぶように弄んで行く。


「何を企んでるか知らないけど、死神達の思い通りにさせないためにもしっかりトドメを刺さないとね」
 星川・薫子(トレースマニア・e41263)はあごに指を当ててちょっとだけ悩んだ後、顔を振って余計な考えを追い出す。
「まずはこの辺で。動きを止めるよ!」
 薫子は走り出すと壁を蹴り、三角飛びからの蹴りを放つ。
 ゲームに出て来た人を真似て、クルクルっと捻りを加えて重力圧をオマケしておいた。
『ブヒヒ!』
 オークはまったく自重せず、実に荒らぶる。
 死して留まることを知らないリビドー!? いやダメージを受けて喜ぶだけで別にイヤらしいことはしてこないのだが。
「なんだか気分がノリませんわね。でも今回は盾役ではありませんし我慢するとしましょうか」
「受けるのは私なんですが……。なんというか釈然としませんね」
 カトレアは何となくホっとした想いを感じつつ、突進して来るオークを前衛のルティアに任せた。
 肩口での体当たりから来る、肘打ちの猛攻。
 オークらしからぬ打突を紅い大小の剣で受け止めつつ、受け流して体勢を整え直す。
「まあオークだからそういうイメージを思い浮かべるので仕方ない。手早く倒して終わらせる方が早いだろうね」
 そう口にしつつ明空・護朗(二匹狼・e11656)は苦笑し、流体金属を呼び集めた。
「と言う訳で、僕は援護に当たらせてもらうよ」
 護朗はオウガメタルを空中に散布して、耳元で囁かせることでガイド役にする。
 ……その時に、むしろ相手の姿が見えない様にした方が、思いっきり戦えるのではないかと思ったのは、御愛嬌である。
「では参りましょうか。神速の突きを、見切れますか?」
 カトレアは刃先を眼前に掲げると、鋭い突きを放つ。
 颯爽とスカートをなびかせて、オークの触手を跳ね上げて腹を割く。
 そこへもう一刀、誰かが踏み込んで来る。
「はいはーい。暴れられると修繕作業も楽じゃないのよ」
 ブラックは触手の群を避けて踊る様に踏み込んだ。
 引き抜いた白刀を閃かせ、敵の脇腹を割いて行く。狙ったわけではないが、奇しくも同じ技の連打だ。

 しかしオークは面の皮も腹の皮も共に厚く、次々に攻撃して居ると言うのに余り変わった気がしない。
『ブッヒッヒ』
「このっ……。動くなあっ、とまれ、とまれ~!」
 薫子はハンマーを変形させて砲撃モードへ。
 ドンドンと轟音を上げて撃ち込むのだが、オークは体を縮めてタックル体勢。
 触手を腕や盾代わりにしてブヒブヒ言いながら接近して来る。その様子はマジで気持ち悪い。
「来るなこのヘンタ……っ!?」
「させないわよ。って触手が!? くっ……」
 薫子を庇ってノルンがカバーには行ったのだが、触手に囚われてしまった。
 ああ、これでは色んな意味でピンチが!?
 ……ということにはなりませんでしたー! やっぱりエロスは覚えて無いようです。
「かっ、関節技……だよね? じゃなくてですよね。オークが関節技……しかも触手でへんな奴だね」
「……縛られたり汚されたりしないのはいいけど、これはこれで屈辱ね。援護は助かったわ」
 触手が肩と腰をホールドし、そして首を締めて呼吸を妨げる!!
 ワザワザ触手で多重関節技を掛ける姿を見て護朗が呆れつつ、爆風を追い風に仲間を支援するとノルンはその風を受けて脱出を図った。
 爆風で勢いを付けて逆向きにひねり、緩んだ触手から飛び出しつつ雷電を後方に呼び寄せる!


「中々肉体派だね。これだけできるのに、なんで戦ってる依頼って視ないんだろう」
「それは変異強化されているからですわ。本来は臆病でエロスにまみれて、逃げながら人々を浚うので忙しいのではないかしら」
 雷電を浴びで活性化したカタリーナは豪砲を放ちながら首を傾げ、カトレアはその砲撃でおろそかに成った場所を狙って突きを放つ。
 戦闘タイプに変換された重戦闘オークとの戦いは、望むと望まずに関わらず続くのであった。
「外した? ……やはりこのオーク、侮れませんね。早く倒したいのですが」
 ルティアの降り降ろした妖刀は、不満そうに鮫の牙状の刃を唸らせた。
 ただの刃である筈なのだが、宿らせた怨霊が訴えているのかもしれない。
「ですって。動きを止めるわよ」
 ブラックがウインクしながら間合いの外から入り込み、触手を切り付けた瞬間に体を回転させることで吹っ飛ばす。
 彼女の妹が戦っていたのは狭いスペースであったがもう一回転と半、ダブルアクセルを掛けた所で十分な隙が出来た。
「関係ねーよ。……そっちが勝手に合わせるんなら別だけどさ」
「はいはい。そういうことにしておきましょうか」
 ホワイトはフンと鼻を鳴らして黒刀を担ぎ、空間ごと裂くかのように降り降ろした。
「そろそろ飽きてきたかな。わたしも手早く倒すことにさんせーい」
「そうしてくれると助かるわね。強化されてる分だけ強いから、油断できないもの」
 カタリーナが振り回して居た槍を丁寧に構え直すと、ノルンはとある剣を摸した長刀を握り締める。
「ここからは一気に駆け抜けるわよ。 ……疾鳴鳥っ!!」
 それはノルンが独自に編み出した術理の1つ。
 解き放つグラビティ・チェインを雷へと変換し長刀に宿らせると天の蟹は積屍気を開き、うねる雷が鳥の鳴き声を立てて行く。
 それは常と違って強大なオーク……いやデウスエクスに立ち向かうかのようであった。
「流星きたり、我らは闇夜に願いを謳う。誓り結びて黒穹を裂け」
 カタリーナは額に穂先を当てて軽く祈りを捧げた後、投擲の体勢に移行して構え直す。
 柔らかな筋肉をしならせ全身の力を居振り絞ると、グラビティを乗せて投げ放った。白く輝く槍はまるで戦場を引き裂く流星の如く。
 敵に直撃して跳ね返ったところを、片手で受け止めてクルクルと回転させた。
『プギー!』
「ウゼエ。……たぶん、この後はもっとウゼエ。あーもう、うっとおしい!」
 前衛同士の場合、いつでもカバーが成功する訳ではない。
 腹パンを喰らったホワイトは、足を止めて裏拳に頭突きをかます。
 そのまま黒刀をドスのように構えて至近距離からブッ刺すのだが……案の定、低く唸るような怒りの声が聞こえて来た。
「殺すわよ、この豚。せっかくのコンビネーションだったのに」
「まあ依頼だしどうせぶっ殺すんだけどな。だから刀持ったまま、ひっつこうとするな」
 ブラックが冷たい目でオークを見据えながら(多分、御褒美です)、白刀でブっ刺した。
 そして靴で肉を固定すると、あえて痛みが長引く様にグリグリと引き抜いたのです。
「コード申請。使用許可受諾。……呪いの刃、受けてみなさい!」
 ルティアは紅い鉄塊剣に、魔剣としての機能を付加する。
 燃えるように紅い刃は膨大な魔力を宿したことで、グラビティを噴出させて空間を揺らがせ始める。
 それはまるで、高重力が炎として噴出したかのようだった。そしてオークに浴びせ付けると、仲間達が与えた負荷を呪いの魔力によって増大させていく。

 そんなこんなで暑苦しい時間が過ぎて行き、ようやく戦いに成果が見えて来たころ。
『ブッヒヒヒ♪』
 オークはぶっとい二本触手を肩に担ぎ、補助足の代わりに体を支える。
 そしてグラビティを触手の間に充満させ……。
「範囲攻撃ですか? これは問題ですわね」
「タマ……。頑張らなくていいけど、……任せたよ」
 カトレアはオークを突き刺した後、一撃離脱を掛けて後方に下がる。
 代わりに白いワンコが護朗を守ろうと顔を出し、可愛い妹が汚れて欲しくないと心配する兄であった。
 盾役として顔を出した以上は攻撃を受け止めるのが役目だが、白くて可愛い毛並みがヘニャっとなるのはいただけない。
『ウッ!』
「アンタ、楽には死なせないからな。直ぐに……直ぐに治すからね」
 帰る前にお気に入りのシャンプーを買い足さなければならないだろう。そう思いながら、せめて壁を造ろうとオウガメタルにお願いする護朗なのであった。
「あとちょっとなのにー! 」
 そして触手砲が炸裂する光景を見ながら、こっちに来んなと豪砲を放って牽制する薫子。
 幸いにも彼女には飛び散って無いが……あー、飛び散るモノでもないのだが。
 できればニヒルな敵や渋めの幹部相手に、ヒーローみたいにドラマチックな戦いをしたいと思うのが乙女心(?)である。


『ウヒっ。ししし、しめい~ブブブヒヒ』
「そろそろかな? それじゃあ終わりにしようか、豚野郎……」
 カタリーナの槍が天を掛け、白い流星と成って突き刺ささる。
 今度は拾う為では無く、体重を掛けて深く抉る為に自信も飛び付いて行った。
「そろそろトドメ……だけど、まだちょっと足りないかも? なら……これでどうだ! 猛き雷よ! 閃光となりて的を切り裂け!」
 薫子は鉄パイプを典院掲げると、雷光を受け止めて振り被った。
 そして集中させるのではなく、横薙ぎに振るって分散させる。
「んー。ちょっと足りないかなー」
「うちの妹に任せる限りは大丈夫よ。もし……だけどあの子が仕留め損ねたら私がやりましょうかねぇ」
 心配そうな薫子に、ブラックは姉馬鹿まるだしで艶然と微笑む。
 こつこつと爪先に靴を合わせているが、それが踏み込む為の準備か、帰る為の準備かは判らない。
「では、ここからは逃がさない様に囲みつつ、援護でしょうか」
「支援しますわ、さぁ、今のうちに攻撃を!」
 ルティアは回り込みながら怨霊を介して妖刀の力を移し、カトレアは茨のような紅いオウガメタルを放って相手の退路を断った。
「後は君に任せた。大丈夫だよね?」
「問題ねーよ」
 護朗の散布する流体金属の援護も受け、ホワイトはナイフで触手を反らせながら黒刀を振り下ろす。
 そして蹴り飛ばしながら引き抜き、再びナイフと刀を交互に繰り出して猛攻を加えてデウスエクスを滅ぼしたのである。

「トドメ……刺してるみたいね」
「終わり? なら汚れを落としたら片付けに入りましょうか」
 彼岸花が咲かないことをカトレアが確認すると、ノルンは用意しておいたタオルを仲間達に配る。
「あ、あの……。できれば貸してもらえないか……もらえませんか?」
「……? ええ、別に構わないわよ」
 護朗が白いワンコの為にタオルの貸し出しを願うと、ノルンは微笑んで遠慮は不要だと言ってくれた。
「で、やっぱり……これか。面倒だしさっさとやっちまうか…」
「そうね。いつものことだし、ささっと終わらせて帰りましょう」
 ホワイトとブラックはビルの残骸を持ち上げ、イヤそうな顔でオークの肉片を処分していく。
「こんなものでしょうか?」
「そうだねー。今回はビルの上から出さなかったし、そんなもんじゃない?」
 全員が手分けすればそれほど時間も掛ることも無く、ルティアと薫子が最後に周囲を廻れば修復も終了だ。
「それじゃあ、眠るといい。今度こそゆっくりとね」
 最後にカタリーナがオークの冥福を祈りつつ、廃ビルを後にすると夜は元通りの静けさを取り戻すのであった。

作者:baron 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年5月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 0
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。