骨の夢

作者:紫村雪乃


 八歳ほどの少年が草原を駆けている。様々な花が咲き誇っている草原を、だ。
 と、突然少年は足をとめた。目の前に女性が突然現れたからだ。人形のように整った顔立ちの美しい女であった。
 女は花を手折ると少年に差し出した。笑い返し、少年が手をのばす。
 女の指先に少年のそれが触れた。その瞬間である。女の指が白骨へと変わった。
 驚いて少年は顔をあげた。そして、見た。髑髏へと変じた女の顔を。

 はっとして少年は目を開いた。慌てて見回すと、そこは自分の部屋であることがわかった。
「なんだ。夢だったのか?」
 少年が息をもらした。
 刹那である。少年の胸を鍵が貫いた。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『驚き』はとても新鮮で楽しかったわ」
 鍵の主である女がいった。無論、人間ではない。第三の魔女・ケリュネイアであった。
 次の瞬間、昏倒した少年のそばに異様なものが現出した。フードをまとった骸骨である。手には巨大な鎌を握っていた。


「子供の頃って、ビックリする夢を見たりしますよね。そのビックリする夢を見た子供が、ドリームイーターに襲われ、その『驚き』を奪われてしまう事件が起こっているみたいなんです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)がケルベロスたちにむかって口を開いた。
「『驚き』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようですが、奪われた『驚き』を元にして現実化した怪物型のドリームイーターにより、事件は起こるようです。その怪物型のドリームイーターによる被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して下さい。そのドリームイーターを倒す事ができれば、『驚き』を奪われてしまった被害者も目を覚ましてくれるでしょう」
 セリカはある街の名を口にした。東京都内にある街だ。
「その街に少年の家があり、ドリームイーターはその近くに深夜現れます」
 ドリームイーターは相手を驚かせるため、付近を歩いているだけで向こうからやってきて襲ってくる。その性質を利用すれば有利に戦うことができるかもしれなかった。
「ドリームイーターの戦闘手段は鎌。業は簒奪者の鎌のグラビティに似たものを使いますが、威力は桁違いです」
 言葉を切ると、セリカはあらためてケルベロスたちを見回した。
「子供の夢を奪って、ドリームイーターを作るなんて許せません。被害者の子供が再び目を覚ませるように、ドリームイーターを倒し、事件を解決してください」


参加者
ミリアム・フォルテ(緋蒼を繰る者・e00108)
三和・悠仁(憎悪の種・e00349)
セルリアン・エクレール(スターリヴォア・e01686)
リコリス・ラジアータ(錆びた真鍮歯車・e02164)
四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)
モニカ・カーソン(木漏れ日に佇む天使・e17843)
レテイシャ・マグナカルタ(自称遺跡探索者・e22709)
リティ・ニクソン(沈黙の魔女・e29710)

■リプレイ


「ミッション、骸骨型ドリームイーターの排除。被害者少年は、自宅で昏倒中も、ドリームイーター排除後に覚醒する見込み」
 闇に声が流れた。抑揚を欠いた声音は機械的に響いた。
 声の主は女だ。滑らかな白すぎる肌をもった秀麗な娘である。名をリティ・ニクソン(沈黙の魔女・e29710)といった。
 刹那だ。冷たい風がはしりぬけ、空間が凍りついた。
 はしりぬけたのは凄絶の殺気の風である。放ったのは二十歳半ばほどの若者であった。
 名はセルリアン・エクレール(スターリヴォア・e01686)。闇の中にあっても白銀に輝くような美しい若者であった。
「こどもの頃ってよくわからないけどびっくりする夢って多いよね。まぁよくわからない度が高い夢は大人になってからも結構見るんだけどさ」
 誰にともなくセルリアンはいった。
「夢……」
 リティの口から、知らず声がもれていた。レプリカントとなった彼女は時折夢を見ることがある。ダモクレスであった頃の夢だ。
 リティは元々索敵及び指揮連携支援機として誕生したダモクレスであった。当然作戦行動にとることもある。
 それは、ある作戦においてのことであった。敵本部にむかう隠密行動中に彼女たちの部隊は敵デクスエウスの襲撃を受けたのである。そしてものすごい集中砲火を浴びせかけられた。
 全滅は時間の問題であった。当然、リティは破壊されることを確信した。が、仲間がそれを許さなかった。彼女と指揮機の盾となり、次々と散っていったのである。
「その爆散の光の中で、わたしは死を感じた。破壊ではなく。もう、みたくない」
 レティはそっと呟いた。
 その傍ら、闇を歩く者がいる。
 女だ。燃えるような赤い髪の持ち主で、三十歳ほどなのだが、童顔のためか、そうは見えない。いや、顔よりも、もっと特徴的なのその歩き方であろう。ほとんど音をたてない。暗殺者特有の歩行方法であった。
「人の夢を奪う……え、驚きって奪えるの? 昔からよくわっかんないわね、このデウスエクス。でもま、子は宝。なんとかしてあげよっか!」
 あっさりと女――ミリアム・フォルテ(緋蒼を繰る者・e00108)はいった。ドリームイーターを恐れる素振りは微塵もない。
「そうだぜ」
 別の女がうなずいた。
 夜目にも輝く金髪と大きな青の瞳。美しいといってよい娘だ。が、人間ではなかった。竜種である。
「デウスエクスの事件なんてどれも嫌なモンだが、子供を狙うのは特に胸糞悪いぜ。悪い夢はぶっ潰してやる!」
 レテイシャ・マグナカルタ(自称遺跡探索者・e22709)という名のその娘は吐き捨てた。それには理由がある。
 レテイシャは赤ん坊の頃に拾われ孤児院で育った少女であった。同じ境遇の子供達に姉として慕われており、そういうこともあって、とりわけ子供に対して愛情が深いのであった。

 同じ時、闇にひそむ三つの人影があった。全員、ケルベロスである。名はリコリス・ラジアータ(錆びた真鍮歯車・e02164)、四方・千里(妖刀憑きの少女・e11129)、モニカ・カーソン(木漏れ日に佇む天使・e17843)といった。
「はじまりましたね」
 髪に白い椿の花を一輪咲かせた娘が口を開いた。明るい笑のにじむ顔立ちは闇の中にあってさえ仄白く輝いているようだ。モニカである。
「うん」
 闇色の髪の少女がうなずいた。華奢な体つきで、肌が透けるほどに白い。千里であった。
「鎌を持った骸骨……。まるで死神のような……。いやな相手だね」
 千里は端正な顔をわずかにゆがめた。よほど死神が嫌いとみえる。なんとなれば、死神は千里にとって宿敵の種族であったからだ。
 今回のドリームイーターは死神に似た姿をとっている。千里が嫌悪の情をもったとしてもむべなるかな、だ。
「本当に」
 冷然たる娘が金属の光沢をおびた声でこたえた。そして冷たい切れ長の目で辺りを見回した。一般人が入り込んできていないかを確認したのである。
 再び仲間に視線をもどした娘――リコリスの金色の瞳に敵愾の炎がゆれた。それは彼女が死神に対して敵対心と対抗意識を持って造られた、死神の能力再現型ダモクレスであったからだ。
 その時だ。リティの声がした。


「骨格……私達、レプリカントで言うなら、メインフレームにあたるかな。生身の比率が高いなら、骨格がベースかもしれないけど……。でも、人間は骨格標本でも怖がったり、骨を忌避するみたい。何だか、不思議だね?」
 リティがいった。
 刹那である。リティの眼前にぬうっと現れたモノがあった。
 骸骨。それは髑髏の顔をもっていた。フードをかぶり、手には禍々しい大鎌を携えている。
 死神――違う。ドリームイーターであった。
「あ――」
 リティの口から小さな声がもれた。あまり驚いたようには見えない。
 ドリームイーターの暗黒の眼窩に炎が燃え上がった。怒りの炎である。
 闇を裂いて大鎌が翻った。
 レプリカントの反応速度は通常人の数倍に及ぶ。索敵機であったリティの場合はさらに速い。が、それでもドリームイーターの一撃は避け得なかった。ざっくりと首を切り裂かれる。刎ね飛ばされなかったのはさすがといえた。
 瞬間、ドリームイーターの大鎌がさらに翻った。首の傷をおさえたまま動けぬリティめがけて疾る。
 ギインッ。
 闇に雷火のごとき火花を散らし、二つの刃が噛み合った。大鎌の刃と鉄塊のごとき巨剣の刃が。
「ほう。確かに死神のように見えますね」
 巨剣――凝血剣ザレンの主が声をもらした。冷たく整った風貌の若者だ。異様なことに、その右目には漆黒の炎が渦巻いている。地獄化しているのだった。
「なら、私と同じですね」
 若者――三和・悠仁(憎悪の種・e00349)は皮肉にいった。
 かつて悠仁はある傭兵団に所属していた。が、その傭兵団は壊滅した。その時だ。彼の育ての親、親友達、仲間達が殺された。悠仁の眼前で。成す術なく彼はその光景を見つめていたのだった。
「そうであるなら、私はデウスエクスを殺す死神となる。それが私が存在する意味です」
 悠仁は大鎌をはねああげた。返す刃を膂力のみにてドリームイーターに叩き込む。
 金属質の音が響いた。今度は大鎌の柄が凝血剣ザレンの刃を受け止めている。
 同じ時、動いたのはモニカであった。魔術回路と化した全身にグラビティを循環、増幅。そしてリティに座標軸を固定し、グラビティを発動させた。超次元的手法によりリティの肉体を切開削除。同時に失われた細胞を復元させる。リティの傷が数秒で癒着した。

 ニィ。
 髑髏が笑ったように悠仁には見えた。
 その瞬間である。ドリームイーターが跳び退った。同時に大鎌を放つ。それは風車のように回転しつつリティのもとへ。
 鮮血がしぶいた。リティの――いや、レテイシャの。リティの前にレテイシャが立ちはだかり、リティをかばったのだった。切り裂かれた衣服から輝くような乳房がぽろりとこぼれている。
「はっ、骨だらけならビビるとでも思ったのか? だせぇぜ!」
 乳房のことを気にしたふうもなく、レテイシャはニヤリと笑ってみせた。


「敵戦力確認……データベース照合……火器管制システム、アップデート完了。最新パッチ、配信します」
 放った小型偵察無人機で収集した情報を分析、自身の戦闘システムを最適化するとともに、リティは解析した敵戦力を仲間に伝達した。
 同時にリコリスとモニカの手から漆黒の鎖が噴出した。それは地をすべり、防御の陣を展開する。リコリスはいった。
「この夢喰いのモザイクはどこにあるのでしょうか? 初めから骨とは風情の無い話です。死神をイメージしますが似ても似つかぬ紛い物は早々お引き取り願いましょう」
「ターゲットをリティにさだめたか。……死神みたいなその見た目には憎しみしかない―――死ね」
 千里か間合いをつめた。体勢を低く下げることで鎌の刃のぎりぎりまで迫って懐へ入り、鋭い一撃を放つ。疾る妖刀『千鬼』がドリームイーターを胴斬りした。
 さらに攻撃を加えたのはセルリアンだ。バスターライフルでポイント。エネルギー弾を放つ。
 ドリームイーターがよろめいた。エネルギー弾の衝撃によるものだ。
 数多の攻撃により舞い上がった砂埃が、視界を曖昧にした。その靄を斬り裂くように、ドリームイーターが大鎌を振り上げて、一足に飛びかかってきた。狙いは無論、リティだ。
 大鎌の刃がリティを薙いだ。通常なれば彼女の首は刎ねとんでいただろう。
 が、すでにリティはドリームイーターの動きを見切っている。間一髪、リティは大鎌の一閃を躱してのけた。いや――。
 ドリームイーターの凄絶の一撃はリティの完全回避を許さなかった。リティの首がわずかに裂かれた。
「狙いはわかっているのよ」
 ドリームイーターの眼前、すうとミリアムが滑り込んだ。脚をはねあげ、刃の鋭さを秘めた蹴りをドリームイーターにぶち込む。
 衝撃に、地を削りながらドリームイーターが後退した。そのままわずかに身動ぎする。身体が痺れて動かないのだ。
 その隙をついて動いたのは二人だ。モニカとリティである。
 モニカの手が視認不可能な速度で動いた。片膝ついて動けぬレテイシャの血まみれの身体を呪術的に復元していく。
 それはモニカにとっても難しいオペレーションであった。傷が深すぎ、一度のウィッチオペレーションでは完全回復は不可能だ。
 そして、リティ。
 突如、リティの胸部が変形、開口した。現れたのは小さな砲口だ。
「エネルギー充填、百二十パーセント。ターゲット、ロックオン。みなさん、射線上から退避してください」
 リティが警告すると、ケルベロスたちが跳び退いた。その瞬間である。リティ胸部の砲口から光が噴出した。凄まじい破壊熱量がドリームイーターを飲み込む。
 光の奔流がはしりすぎた後、しかしいまだドリームイーターは佇んでいた。無論無事ではない。全身が焼け爛れていた。
「……やったかよ?」
 レテイシャのかまえがわずかにゆるんだ。瞬間、悠仁が叫んだ。ドリームイーターの内部に蠢く悽愴の鬼気に気がついたのだ。
「まだです。きますよ」
 刹那、ドリームイーターの暗黒の眼窩に真紅の光がともった。


 ドリームイーターは大鎌をふるった。
 空間を躍りこえてケルベロスに襲いかかったのは異様なものだ。亡者の群れである。
 それは、まさに死神の業であった。成す術なく亡者に蝕まれ、ケルベロスたちが膝をつく。立っていることすらできなかった。
「やってくれる」
 仲間の傍らを走り抜け、セルリアンがドリームイーターに迫った。その手にはドリームイーターのものに勝るとも劣らぬ大鎌が携えられている。
 相対するは二つの大鎌。この場合、セルリアンはニンマリと笑った。
「鎌を使うということで、かなり楽しみにしてたんだよね。自分も一番得意としている獲物は大鎌でね。有用そうなのは奪わせてもらいたいし、そうでなくともどちらの技量が上かは試してみたいところなのさ」
 セルリアンが大鎌――禍月を翻らせた。同時にドリームイーターも。はしる二条の光流が空で噛み合った。
「やるじゃないか」
 再びセルリアンが大鎌の刃で薙ぎつけた。通常人には視認不可能な速度で。空で幾つもの光が散る。噛み合う大鎌の刃が発する光であった。
「これならどうだぁ」
 絶叫は空で響いた。壁を蹴り、空に舞ったレテイシャが発した叫びだ。
 舞い降りざま、猛禽のようにレテイシャは襲った。無数の釘を生やしたエクスカリバールをドリームイーターの頭蓋に叩きつける。
 硬く乾いた音がした。レテイシャの手はドリームイーター何かが砕ける感触を感得している。
 よろけつつ、ドリームイーターは大鎌をふるった。レテイシャの揺れる乳房から鮮血がしぶく。巨乳であるため、回避の目算が狂ったのである。
 大鎌を振り抜いた姿勢のまま、一気にドリームイーターは跳び退った。間合いをとるつもりだ。
 が、同じ距離をミリアムがするすると歩み進んだ。蒼の炎を全身にまとわせて。
 無造作な接近。迎え撃つドリームイーターの大鎌が確実にミリアムの首を薙いだ。
 誰が想像し得ただろうか。ドリームイーターの渾身の一撃が空をうとうとは。
「アナタにワタシは視えない」
 ミリアムは冷たく笑った。彼女が立ち上らせる陽炎がドリームイーター認識をずらしてしまったのだ気づきえた者がいたか、どうか。
 ドリームイーターの懐へ素早く飛び込むと、ミリアムは蹴りを放った。そして反撃というほどでもない無軌道な鎌の刃を、更に身体を押し込むことで避け、ミリアムは蹴り飛ばして離れる。
 そのミリアムを追って大鎌が疾った。刹那、吹く、渦巻く氷嵐が。
 大鎌の刃がとまった。氷波によりドリームイーターの腕が凍りついている。螺旋氷縛波を放った姿勢のままの悠仁の右目からさらに青黒い地獄の炎が噴き出した。
「……俺達は、この星に生きる命は、貴様等の為の糧では無い。欠損を埋める為の、材料でも無い。……ああ、別に、それが伝わらなくても構わない。どうあれ、やる事は変わらないのだから。殺すから。死ね」
「ふふ」
 リコリスの口辺に冷笑が刻まれた。戦術演算は終わった。実行の時はきたのだ。
「俗世の垢を落とした骨ならもっと身軽に楽しそうに役目を終えた彼ら残骸たちの唄を聞くと良いでしょう。――骨を晒して空を眺めるモノ共よ。喚け、笑え、叫べ、想いを散らせ。世界をお前の声で揺るがせよ」
 リコリスが叫んだ。
 刹那である。闇の中で哄笑が響いた。楽しくてたまらない、それでいて無機質な笑いだ。
 次の瞬間、リコリスは走った。彼女が間合いをつめたとき、その身には異様な武具が装着されていた。妖怪、あるいは亡霊を模したかのような剣や銃、砲である。
「これはどこかの終わったお化け屋敷の残骸。さあ、お前たちの記憶の儘に骨の夢を襲いなさい」
 リコリスは命じた。すると一斉に武具がドリームイーターを襲った。粉砕された骨片が空に散る。
「気づいたときにはもう遅い……」
 声がした。ドリームイーターの眼前で。いつの間にか千里がうっそりと佇んでいる。ぎりぎりと千里の腕がひかれた。
「さよなら」
 千里の目が血光を放った。その瞬間である。銀光が閃いた。目にもとまらぬ妖刀『千鬼』の刺突である。
 千鬼流伍ノ型。
 ただの刺突ではない。ドリームイーターの顔面を貫いた刃に千里は膨大な重力エネルギー塊を流し込んだ。
 小太陽が現出した。それほどの爆発がドリームイーターを飲み込む。そして、悪夢は終わった。

 静寂がもどった闇。その中でケルベロスたちは破壊された箇所の修復を行っていた。と――。
 モニカは気づいた。リコリスが立ち去ろうとしていることに。
「どこにいくのですか?」
「被害者のところ。少し驚かせてきます。『驚き』が戻ったことを確認するために」
 こたえると、リコリスは闇の中に姿を消した。

作者:紫村雪乃 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年8月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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